JP5335579B2 - 全閉構造の回転電機 - Google Patents

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本発明は、全閉構造の回転電機に関する。
軸貫通部の浸水の防止には公知の例では、Vリング、オイルシールまたはこれらに類するものによって行なわれる事が多い。また、軸受の冷却には大形の回転電機では軸受周辺に通風路を設ける手法が特許文献2などである。少スペースでの軸受冷却性向上の例としては特許文献1にあるように、軸からの伝熱によって放熱する構造がある。
屋外で使用される回転電気は浸水によってその機能が損なわれることを防止する必要がある。公知の例では軸貫通部の防水構造を形成するのに、Vリングやオイルシールといった摺動部品が用いられるが、摺動することによって部品寿命が有限であることに加え、その多くがゴムに属するものであり、回転電機が使用される環境によってその材質を変更する事が必要となる。一方、回転電機のうち外扇を持つ全閉形回転電機は、その冷却が外扇による通風とフレームの放熱に依存する。
その結果、軸受の冷却が十分ではない場合もあり、軸受の温度が高くなった場合、潤滑に用いられるグリースの寿命に大きく影響し、寿命を短くするだけではなく、焼き付などの損傷に直接至ることもある。特に最近の回転電機では小形化の要求が高まることで、熱密度が高くなる傾向にあることから、これらの不具合を防止することは重要な課題である。
特許文献1では、軸と供回りする円盤状の放熱フィンを取り付けて放熱する構造となっており、保護カバーに設けた通風孔から外気を取入れて冷却を行なっている。特許文献2では、回転する軸受けカラーに設けた羽根により、カバーに設けた通気孔を通じて外気を強制的に循環して冷却している。
実開昭59−122758号公報 特開平10−23712号公報
しかしながら、特許文献1、2ともに、通風孔から外気を取入れて循環し、別な通風孔から外に排気することで冷却している構造上、通風孔から外気とともに浸水の恐れがあるため、軸貫通部の防水性で問題がある。また、外気を取入れた循環通風は、軸受周辺に通風用の空間が必要となって小形化が困難である。
本発明は上記課題に鑑み、防水を目的とした円盤状の部材にファンの機能と放熱機能を持たせることにより、小形で防水構造を形成しつつ、軸受の冷却を行なえる信頼性の高い回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、ハウジング及びエンドブラケットにて覆われた空間に固定子と、この固定子に対向して配された回転子とを有し、この回転子に固定された回転軸が前記エンドブラケットの外に突出し、回転軸の突出部分に供回りするように固定された防水用の円盤状の部材を有する全閉構造の回転電機において、
前記円盤状の部材は、前記エンドブラケットの外側に位置して外面が外気に晒されると共に、エンドブラケットとの間にラビリンス構造を形成し、かつ円盤状の部材の内面には回転によって前記エンドブラケットと前記円盤状の部材との間に形成された空間内の空気を攪拌する羽根が設けられたことを特徴とする。
また、上記記載の回転電機において、前記回転軸と供回りするよう固定された円盤状の部材の材質が、金属または樹脂で形成されたことを特徴とする。
また、上記記載の回転電機において、前記回転軸と供回りするよう固定された円盤状の部材とエンドブラケットの間に浸水した水などの液体を排水出する前記エンドブラケットまたはそれに取り付けた別部材に排水溝を有したことを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するため、本発明は、ハウジング及びエンドブラケットにて覆われた空間に固定子と、この固定子に対向して配された回転子とを有し、この回転子に固定された回転軸が前記空間より突出し、その突出部分からの浸水による機能低下や故障を防止するために、回転軸と供回りするように固定された円盤状の部材を有する構造の回転電機において、その円盤状の部材がエンドブラケットとの間にラビリンス構造を形成し、回転電機に有害な浸水を防止するのと同時に、円盤状の部材の内面には回転によって前記空間へ向けて送風する事が可能な羽根が設けられ、主に軸受部分を効果的に冷却できる構造としたことを特徴とする。
本発明によれば、寿命や回転電機の使用される環境からの影響が少なく、回転電機内部への浸水を防止できるのと同時に、軸受を効果的に冷却することによってその寿命を長くでき、小形でも信頼性の高い回転電気を提供する事が出来る。
本発明実施例の回転電機の構造図。 同じく実施例の回転電機の軸貫通部周辺の構造図。 同じく実施例の円盤状部材の正面図。 他の実施例のラビリンス構造図。 さらに他の実施例の円盤上部材の正面図。
図1を用い、本発明の実施例による回転電機の全体構成について説明する。ハウジング1は鋳鉄、アルミ、薄鋼板などによりほぼ筒状に形成されており、回転電機の外被を構成している。しばしば冷却性能の向上の目的から、ハウジング1の外周に放熱フィン1aが設けられることがある。エンドブラケット2A、2Bはハウジング1の両側の開口部にそれぞれインロー嵌合などを用いて取付けられ、ハウジングとエンドブラケットで空間される。
固定子3は、固定子鉄心3aと固定子コイル3bとから構成され、ハウジング1の内周部に嵌合して固定されている。固定子鉄心3aは珪素鋼板などの薄板を複数枚積層して形成され、固定子コイル3bは固定子鉄心3aに複数形成されたスロット部に巻回されている。回転子5は積層鉄心5aと導体バーとともに一体成形されたエンドリング7b,7cとによって構成されている。また、エンドリング7b、7cの端面には、一体成形された内扇7aが設けられ、回転電機庫内の空気循環を行って回転電機の冷却に寄与している。
回転子5は回転軸6の外周部において、固定子2と対向位置に取り付けられ、回転軸6の両端はエンドブラケット2A、2Bに対してそれぞれ軸受4A、4Bを介して、回転自在に保持されている。また、回転軸6は、一端部がエンドブラケット2Aを挿通して外部に突き出し出力軸となっており、他端部がエンドブラケット2Bを挿通して外扇ファン(外部冷却扇)8が装着される。外扇ファン8は、回転軸6に固定されているため、回転軸6の回転と同調して回転し、通常、鋳鉄、アルミ合金などの金属に加え、樹脂の射出成形などによって製造される。
エンドカバー9は上記外扇8を覆っており、その一側面には外気を取り込む開口部9aが形成され、他端がエンドブラケット2B及びハウジング1の外径部との間に、径方向の隙間9bを形成するようにエンドブラケット2Bに取付けられる。
図2に、上記構造における、軸両端の軸貫通部の詳細を示す。回転軸6のエンドブラケット2Aの外部に突き出している出力軸には、供回りが可能なように固定された防水用の円盤状部材10が取付けられる。なお、エンドブラケット2Bの外部に突き出している回転軸6にも、供回りが可能なように固定された円盤状部材10が取付けられる。円盤状部材10は、エンドブラケット2A、2Bの外側に位置して外面が外気に晒されている。また、円盤状部材10は金属を加工や、ダイカストによって製作するほか、回転電機の使用環境に応じて樹脂を成形して製作することも可能である。外気への放熱の点からは金属の方が優れている。
この円盤状部材10の内側とエンドブラケット2A、2Bの外側の間には、外部からの浸水を最小限にするためのラビリンス構造部12が設けられる。ラビリンス構造部12は、回転電機の大きさや浸水を防止する程度に応じて、曲がりの箇所数を決定する。またこのラビリンス構造部12の隙間は、回転軸6の軸方向の多少の移動があっても、エンドブラケット2A、2Bと円盤状部材10が干渉しない最小限の隙間とすることが重要である。このラビリンス構造部12に水が入った場合は、エンドブラケット2A、2Bに鉛直下向きに設けられた排水溝13から排水される。これによって回転電機庫内への浸水を防止する。
また、円盤状部材10の内面には、図3に示すように、放射上に伸びるフィン(羽根)11が設けられ、円盤状部材10の回転によって軸受4A,4Bに向けて矢印方向に送風され、軸受と円盤状部材10の内面で囲まれる僅かな空間の空気を掻き回す。フィン11の大きさは出来るだけ大きくすることが望ましく、フィン11の枚数とあわせて最適な組み合わせを選択する。フィン11は、上記僅かな空間の空気を掻き回すことにより、軸受4A,4Bの熱が伝熱され温度が上昇する。フィン11は円盤状部材10の内面に一体で形成され、熱が円盤状部材10に伝熱され、円盤状部材10の外面から外気に放熱されるように形成される。
上記軸受4A,4Bと円盤状部材10の内面で囲まれる空間は、ラビリンス構造部12のために外気が流通し難い小さな空間であるが、フィンの回転による送風で内部空気が攪拌され、軸受4A,4Bで発生した熱がフィン11に伝熱され、さらにフィン11から円盤状部材10に伝熱されて、円盤状部材10の外面から外気に放熱される。このように、円盤状部材10の回転によって、狭い空間の軸受部分の冷却を向上させる事ができる。これは、熱密度の高くなる小形の回転電機の冷却に有効である。
一般に、防水性を良くすると放熱性が犠牲になり、放熱性を良くすると防水性が犠牲になるが、上記構成によれば、防水を目的とした円盤状部材10にファンの機能と放熱機能を持たせることにより、防水性と放熱性の相反する要求を同時に満足させることができる。
ラビリンス構造部12を形成するには、図2ではエンドブラケット2A、2B側に凹凸の加工を施しているが、ダイカストなどの高精度の加工ではコストが高いので、これを用いずに安価に設けることも出来る。図4に示すように、薄鋼板などに凹凸加工を施した単体の別部材14をエンドブラケット2A、2Bに取付けて形成し、この別部材14に円盤状部材10を嵌合させるようにする。また、別部材14には鉛直下向きに設けられた排水溝13(図示せず)が設けられる。
図3に示す円盤状部材10では、フィン11の形状は、放射状に伸びる直線に伸びているが、これは回転電機の回転方向が両方向に対応している。もし、回転電機の回転方向が一方方向に限定される場合(ポンプ、送風機など)は、フィンの形状を図5のように回転方向にひねり11aを加えることで、軸受4A、4Bへ向けた冷却風量を増加させ、冷却性能を向上させることができる。
1…ハウジング、1a…放熱フィン、2A、2B…エンドブラケット、3…固定子、3a…固定子鉄心、3b…固定子コイル、4A、4B…軸受、5…回転子、5a…回転子鉄心、6…回転軸、7a…内扇、7b、7c…エンドリング、8…外扇ファン、8a…外扇ファン羽根部、9…エンドカバー、9a…エンドカバー空気吸い込み口、9b…エンドカバー空気吐き出し口、10…円盤状部材、11…円盤状部材内面に設けられたフィン(羽根)、12…ラビリンス構造部、13…排水溝、14…ラビリンス構造の別部材。

Claims (3)

  1. ハウジング及びエンドブラケットにて覆われた空間に固定子と、この固定子に対向して配された回転子とを有し、この回転子に固定された回転軸が前記エンドブラケットの外に突出し、回転軸の突出部分に供回りするように固定された防水用の円盤状の部材を有する全閉構造の回転電機において、
    前記円盤状の部材は、前記エンドブラケットの外側に位置して外面が外気に晒されると共に、エンドブラケットとの間にラビリンス構造を形成し、かつ前記円盤状の部材の内面には回転によって前記エンドブラケットと前記円盤状の部材との間に形成された空間内の空気を攪拌する羽根が設けられたことを特徴とする全閉構造の回転電機。
  2. 請求項1に記載の全閉構造の回転電機において、前記回転軸と供回りするよう固定された円盤状の部材の材質が、金属または樹脂で形成されたことを特徴とする全閉構造の回転電機。
  3. 請求項1に記載の全閉構造の回転電機において、前記回転軸と供回りするよう固定された円盤状の部材とエンドブラケットの間に浸水した水などの液体を排水出する前記エンドブラケットまたはそれに取り付けた別部材に排水溝を有したことを特徴とする全閉構造の回転電機。
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