JP5334745B2 - エレベータ制御ケーブルおよびその吊手装置 - Google Patents

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Description

この発明はエレベータのかご側と昇降路側との間に接続されるエレベータ制御ケーブルおよびその吊手装置に関するものである。
従来のエレベータ制御ケーブルおよびその吊手装置は一般に、制御ケーブル内に通して設けられたワイヤロープを巻き掛けて吊り下げるワイヤロープ懸垂手段と、巻き掛けられて吊り下げられた一方のワイヤロープと他方のワイヤロープとの各々の端部を重ねて連結するワイヤロープ連結部を備えている。制御ケーブルの重量を支えるエレベータ制御ケーブル吊り手装置においては、ワイヤロープの撚りによる回転を防いで端部のワイヤロープの延命化を図るために、連結側のワイヤロープと非連結側のワイヤロープとを繋ぎ、連結した側のワイヤロープの回転を非連結側のワイヤロープをストッパーとして防止する回転防止具と、連結側のワイヤロープと非連結側のワイヤロープの間隔に対して大きい直径を有するカラーに懸垂された各々のワイヤロープの間隔をケーブル構成部のワイヤロープ間隔とを一致させるように案内するワイヤロープ間隔矯正手段を設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平9−132366号公報
このような従来のエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置においては、異なった撚り方向のワイヤロープ同士が繋いであるため、ロープ張力の増減があると、各々異なった撚り方向のストランドの撚れが伸びようとする力により、制御ケーブルは長手方向を軸として回転する。昇降行程が200mを超すような超高層ビルの場合は、かご位置による制御ケーブルの吊り重量の差が大きくなるので、制御ケーブルの回転を生じやすい。従来の回転防止具では、制御ケーブルの回転を完全に抑えることはできず、制御ケーブル内のワイヤロープがカラーやホルダー部で擦れて、制御ケーブル内のワイヤロープの短寿命化の問題が起こる可能性があり、制御ケーブルの交換となると、多大な費用がかかる。このように、従来のエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置によっては、制御ケーブルの長手方向軸まわりの回転を低減はできるが、完全に無くすことはできず、ケーブルの多少の回転によってワイヤロープとワイヤロープ案内部との間の擦れによるロープ摩耗が生じる。
従ってこの発明の目的は、回転を無くしてワイヤロープの寿命を長くしたエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置を提供することである。
この発明のエレベータ制御ケーブルは、電線と、上記電線に沿って上記電線を被覆する平形の被覆と、上記電線に沿って上記被覆を貫通して設けられ、上記被覆の幅方向に互いに離間した第1撚り方向の第1および第2ワイヤロープと、上記第1および第2ワイヤロープに対して上記被覆の厚さ方向に離間し、上記被覆の幅方向に互いに離間し、上記第1撚り方向と異なる第2撚り方向の第3および第4ワイヤロープとを備え、上記第1〜第4ワイヤロープはそれぞれ、端部が上記被覆から露出されて、エレベータのかご側あるいは建物側に連結され得ることを特徴とするものである。
またこの発明のエレベータ制御ケーブル吊り手装置は、電線と、上記電線に沿って上記電線を被覆する平形の被覆と、上記電線に沿って上記被覆を貫通して設けられ、上記被覆の幅方向に互いに離間した第1撚り方向の第1および第2ワイヤロープと、上記第1および第2ワイヤロープに対して上記被覆の厚さ方向に離間し、上記被覆の幅方向に互いに離間し、上記第1撚り方向と異なる第2撚り方向の第3および第4ワイヤロープとを備え、上記第1〜第4ワイヤロープはそれぞれ、端部が上記被覆から露出されて、エレベータのかご側あるいは建物側に連結され得る制御ケーブルのための吊り手装置であって、上記被覆から露出された上記第1ワイヤロープおよび上記第4ワイヤロープの露出端部を掛け回して支持するカラーと、上記被覆から露出させた上記第2ワイヤロープおよび上記第3ワイヤロープの露出端部をそれぞれ、上記カラーに掛け回された上記第1ワイヤロープおよび上記第4ワイヤロープの露出端部に締結するワイヤ締結具とを備えたことを特徴とするものである。
この発明の装置によれば、制御ケーブルの回転を無くすことができ、制御ケーブル内のワイヤロープ摩耗の延命化が図れ、より一層の長寿命化を図ることができ、制御ケーブルの交換費用を削減できる。
この発明のエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置を示す概略正面図である。 図1のエレベータ制御ケーブルを示す図1の線II−IIに沿った概略断面図である。 図1の線III−IIIに沿った概略断面図である。 この発明のエレベータ制御ケーブル吊り手装置の概要を示す概略斜視図である。
以下、この発明のエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1〜4に示すように、この発明のエレベータ制御ケーブルは、平行に配置された信号線および電力線などの複数の電線1と、電線1に沿って電線1を被覆する平形の被覆2と、電線1に沿って平行に被覆2を貫通して設けられた4本の補強線、すなわちそれぞれ撚り合わせた複数のストランドからなる第1ワイヤロープ3、第2ワイヤロープ4、第3ワイヤロープ5および第4ワイヤロープ6とを備えている。これらの第1〜第4ワイヤロープ3〜6のうち、第1ワイヤロープ3および第2ワイヤロープ4は、被覆2の幅方向に互いに離間して配置され、例えばS撚りである第1撚り方向に撚った一対のワイヤロープであり、第3ワイヤロープ5および第4ワイヤロープ6は、同様に幅方向に互いに離間して配置され、第1撚り方向とは異なるZ撚りである第2撚り方向に撚った別の一対のワイヤロープである。これらの2つの対、すなわち第1および第2ワイヤロープ3、4と、第3および第4ワイヤロープ5、6とは、互いに被覆2の厚さ方向に離間していて、4本のワイヤロープは矩形の各角部に配置された状態となっている。また、第1〜第4ワイヤロープ3〜6はそれぞれ、被覆2から露出された露出端部7〜10を持ち、この露出端部7〜10によってエレベータのかご側あるいは建物側に連結され得るものである。被覆2の端面から引き出された電線1は図示を省略してある。
図2に詳細に示すように、このようなエレベータ制御ケーブルをエレベータのかご側あるいは建物側に連結するためのエレベータ制御ケーブル吊り手装置は、被覆2から露出された第1ワイヤロープ3の露出端部7および第4ワイヤロープ6の露出端部10を掛け回して支持するカラー11と、被覆2から露出させた第2ワイヤロープ4の露出端部8および第3ワイヤロープ5の露出端部9をそれぞれ、カラーに11掛け回された第1ワイヤロープ3の露出端部7および第4ワイヤロープ6の露出端部10に締結するワイヤ締結具12および13とを備えている。
カラー11は、図3に示すように第1および第3ワイヤロープ3および6の露出端部を受け入れる2本の平行な周方向溝14および15を持ち、ケーブルハンガ16に軸17によって回転可能に取付られたプーリ状の部材である。カラー11の下方には、第1〜第4のワイヤロープの間隔を規制するホルダ18が設けられている。また、第1および第2ワイヤロープ3および4を互いに締結するワイヤ締結具12は、第3および第4ワイヤロープ5および6を互いに締結するワイヤ締結具13に対して被覆2の厚さ方向にずらして配置されている。
このようなエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置によれば、制御ケーブルに作用する張力が増減したとき、第1〜第4ワイヤロープ3〜6は、ストランドの撚れが伸びようとする力で長手方向の軸回りに回転するが、制御ケーブル内の左右の同じ撚り同士のワイヤロープを連結した部分(例えば第1ワイヤロープ3と第2ワイヤロープ4とをワイヤ締結具12で連結した部分、および第3ワイヤロープ5と第4ワイヤロープ6とをワイヤ締結具13で連結した部分)では、回転力を打ち消しあう。連結しない側のワイヤロープ(例えば第1ワイヤロープ3および第4ワイヤロープ6のカラー11と被覆2との間の部分)は、ワイヤロープが軸回転し、平形制御ケーブルを回転させようとするが、連結部を第1撚り方向(s撚り)と第2撚り方向(z撚り)のワイヤロープでそれぞれ左右を逆にすることにより、撚りの異なる連結しない側のワイヤロープ同士で回転力が打ち消しあうので、平形制御ケーブルは回転しない。
制御ケーブルが長手軸方向に回転すると、吊り下げられた制御ケーブルの動特性が悪化し、制御ケーブルとかごや、制御ケーブルと昇降路機器との干渉の可能性があるが、上記により、制御ケーブルの動特性を悪化させることなく、制御ケーブルの回転による制御ケーブル内のワイヤロープがカラー部での擦れて摩耗することの低減が図れ、制御ケーブルの延命化が図れる。
以上に図示して説明したエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置は、単なる例であって様々な変形が可能であり、またそれぞれの具体例の特徴を全てあるいは選択的に組み合わせて用いることもできる。
この発明はエレベータ制御ケーブルおよびその吊り手装置に利用できるものである。
1 電線、2 被覆、3 第1ワイヤロープ、4 第2ワイヤロープ、5 第3ワイヤロープ、6 第4ワイヤロープ、7〜10 露出端部、11 カラー、12、13 ワイヤ締結具、14、15 周方向溝、16 ケーブルハンガ、17 軸、18 ホルダ。

Claims (4)

  1. 電線と、
    上記電線に沿って上記電線を被覆する平形の被覆と、
    上記電線に沿って上記被覆を貫通して設けられ、上記被覆の幅方向に互いに離間した第1撚り方向の第1および第2ワイヤロープと、
    上記第1および第2ワイヤロープに対して上記被覆の厚さ方向に離間し、上記被覆の幅方向に互いに離間し、上記第1撚り方向と異なる第2撚り方向の第3および第4ワイヤロープとを備え、
    上記第1〜第4ワイヤロープはそれぞれ、露出端部が上記被覆2から露出されて、エレベータのかご側あるいは建物側に連結され得ることを特徴とするエレベータ制御ケーブル。
  2. 電線と、
    上記電線に沿って上記電線を被覆する平形の被覆と、
    上記電線に沿って上記被覆を貫通して設けられ、上記被覆の幅方向に互いに離間した第1撚り方向の第1および第2ワイヤロープと、
    上記第1および第2ワイヤロープに対して上記被覆の厚さ方向に離間し、上記被覆の幅方向に互いに離間し、上記第1撚り方向と異なる第2撚り方向の第3および第4ワイヤロープとを備え、
    上記第1〜第4ワイヤロープはそれぞれ、端部が上記被覆から露出されて、エレベータのかご側あるいは建物側に連結され得るエレベータ制御ケーブルのための吊り手装置であって、
    上記被覆から露出された上記第1ワイヤロープおよび上記第4ワイヤロープの露出端部を掛け回して支持するカラーと、
    上記被覆から露出させた上記第2ワイヤロープおよび上記第3ワイヤロープの露出端部をそれぞれ、上記カラーに掛け回された上記第1ワイヤロープおよび上記第4ワイヤロープの露出端部に締結するワイヤ締結具とを備えたことを特徴とするエレベータ制御ケーブル吊り手装置。
  3. 上記カラーは上記第1および第3ワイヤロープの露出端部を受け入れる2本の周方向溝を持つ回転可能な部材であることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御ケーブル吊り手装置。
  4. 上記第1および第2ワイヤロープを互いに締結する上記ワイヤ締結具が、上記第3および第4ワイヤロープを互いに締結する上記ワイヤ締結具に対して上記被覆2の厚さ方向にずらして配置されていることを特徴とする請求項2あるいは3に記載のエレベータ制御ケーブル吊り手装置。
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