JP5334495B2 - 舗装面に対する表示体形成方法 - Google Patents
舗装面に対する表示体形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5334495B2 JP5334495B2 JP2008217513A JP2008217513A JP5334495B2 JP 5334495 B2 JP5334495 B2 JP 5334495B2 JP 2008217513 A JP2008217513 A JP 2008217513A JP 2008217513 A JP2008217513 A JP 2008217513A JP 5334495 B2 JP5334495 B2 JP 5334495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display body
- pavement surface
- display
- pavement
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
しかし、この方法は白線を形成するだけに止まり、文字や図柄等の表示体を形成することを想定するものではない。
コンクリートやアスファルト等の舗装面に対し、文字や図柄等の表示体を形成することを想定するものとして、特許文献1に記載されているように、ゴムチップを敷き詰め、加熱押圧することで絵や図形等を形成する舗装面装飾工法がある。
その他、鉄製の本体部を有する表示体形成型を用いる舗装面に対する表示体形成方法がある。この表示体形成方法では、鉄製の本体部に文字や図柄等の表示体を形成するための貫通穴パターンを形成した表示体形成型を舗装面に設置して、前記表示体形成型の貫通穴パターンの内周面と舗装面とによって構成される凹部に塗料を流し込み、前記塗料が凝固した後に前記表示体形成型を撤去することで、舗装面に表示体を形成する。
また、鉄製の本体部を有する表示体形成型を用いる舗装面装飾工法では、材料費が嵩むだけでなく、本体部に対し切断等の加工を容易に行うことができない。従って、決められた文字や図柄等の貫通穴パターンが形成された数種類の表示体形成型を準備しておき、これを繰り返し使用せざるを得ないものとなる。このため自由に文字や図柄等を表現することはできず、舗装面に対し個性的な表示体を形成して店の広告等を行うことはできないという問題がある。
また、舗装面は排水等のため多少の勾配があったり、凹凸があったりして平坦ではなく、更に砂利等が落ちているのが通常である。従って、柔軟性のない鉄製の表示体形成型を用いると、本体部の下面と舗装面の間に隙間が生じることになる。このような隙間があると塗料が隙間に入り込んでしまい形成した表示体にバリができてしまうことになり、きれいな表示体を形成することは困難である。
図2に示すように、舗装面用表示体形成型1は、市販の紙工用のカッターナイフで容易に切断可能で且つ柔軟性の有る本体部3と、本体部3に形成され、後述する表示体29を形成するための貫通穴パターン4、ベース板19とから成る。本体部3はシート状部材としての四角形の紙製の粘着シート7が積層され構成されている。貫通穴パターン4は本体部3の一部を厚み方向に切り抜いて形成され、本体部3を貫通する貫通穴5、5、‥‥によって構成されている。最下層の粘着シート7の裏面は固定手段としての粘着面17となっている。ベース板19は四角形の板から成り、平面寸法は本体部3の平面寸法と略一致している。ベース板19の上面には図示しない剥離剤が塗布されている。
符号11は粘着シート原反を示し、この粘着シート原反11は本体部3の紙製の粘着シート7を構成する材料となる。粘着シート原反11は、長尺状になっており、円筒状の芯部13の外側にロール状に巻かれている。芯部13の中心孔には支持棒15が挿入されており、その両端部は芯部13から突出している。
この粘着シート原反11の裏面は上記したように粘着面17となっている。粘着シート原反11の表面は粘着面が貼付可能なものとなっている。
このようにしてベース板19に粘着シート7を所定枚数積層することで本体部3を構成する。そして、粘着シート7の積層枚数を変えることで本体部3の厚さ寸法を調節する。この本体部3の厚さ寸法で貫通穴パターン4の深さが決まり、後述する表示体29の厚さ寸法が決まることになる。
なお、粘着シート7を積層する際に、ベース板19と粘着シート7あるいは粘着シート7と粘着シート7の間に空気が入らないように注意して貼り合わせる。
以上のようにして、舗装面用表示体形成型1が完成する。
まず、ベース板19から本体部3を剥がし、本体部3の裏側粘着面17を露出させる。
それから、図3に示すように舗装面Gに舗装面用表示体形成型1を設置する。これにより貫通穴パターン4の夫々の貫通穴5の内周面6と舗装面Gとによって凹部25が形成される。本体部3は柔軟性を有しているので、設置した舗装面Gが平坦ではなく、更に砂利等が落ちていても、その舗装面Gに追従して変形し密着する。しかも、本体部3の下面は粘着面17となっているので、粘着面17が舗装面Gに貼り付いて固定される。従って、本体部3と舗装面Gとの間に隙間がなく固定された状態となる。
この塗料27は舗装面に白線等を形成するのに用いるもので、180℃〜200℃に加熱し溶融させて使用するものであり、所定温度以下になると凝固する。
そして、所定時間放置し塗料27が、半凝固した後、図5に示すように、舗装面Gから本体部3を撤去する。半凝固した状態で本体部3を撤去するのは、塗料27が完全に凝固してしまうと本体部3が塗料に貼り付いてしまって、撤去し難い状態となるからであり、また塗料27が殆ど凝固しない状態で本体部3を撤去すると塗料27が広がる方向へ流れて、表示体29の形が崩れてしまうからである。塗料27を凹部25へ流し込んでから半凝固の状態になるまでの時間は舗装面の状態(平坦か否か等)や気温等によって異なるので、15秒から1分30秒であるが1分程度が目安となる。
凹部25に流れ込んだ塗料27が舗装面Gに固着して、図6に示すように固着した塗料27で構成された表示体29が形成される。
上記したように塗料27が凹部25から漏れることがないので、表示体29はバリのないきれいなものになる。
このように、駐車場等の舗装面G上に、領域を示す表示体30を形成し、さらにその上に上記した表示体29や文字から成る表示体31や図柄から成る表示体32を重ねて形成することで、面白みのある複雑な表示をすることができ、自由な文字や図柄等の表示体によって視覚的効果の高い広告等を行うことが可能となる。
上記実施の形態は、シート状部材として紙製の粘着シートで本体部を構成したが、本体部は容易に切断可能で且つ柔軟性が有ればよく、紙以外でも、プラスチックや紙とプラスチックとを複合したシート状部材で構成することも可能である。
上記実施の形態は、粘着シートを積層することで本体部を構成し、本体部の厚さ寸法を調節することとしたが、本体部の厚さ寸法を調節できない一枚もので構成してもよい。
上記実施の形態では、加熱溶融するタイプの塗料を使用したが、本発明はこれに限定されず常温で使用するタイプの塗料を用いてもよいのは勿論である。
3 ・・・ 本体部
4 ・・・ 貫通穴パターン
5 ・・・ 貫通穴
6 ・・・ 内周面
7 ・・・ 粘着シート
17 ・・・ 粘着面
25 ・・・ 凹部
27 ・・・ 塗料
29 ・・・ 表示体
G ・・・ 舗装面
Claims (4)
- コンクリート、アスファルト等の舗装面に文字、図柄等の表示体を塗料によって形成する舗装面に対する表示体形成方法であって、
カッターナイフ等で容易に切断可能で且つ柔軟性の有る本体部と、前記本体部に厚み方向に切り抜いて形成され、表示体の文字、図柄等に対応した貫通穴パターンとから成る舗装面用表示体形成型を用い、
舗装面に、白線等を形成するのに用いる、180℃〜200℃に加熱すると溶融し所定温度以下になると凝固する塗料で領域を示す表示体を形成し、
次に、前記舗装面用表示体形成型を前記領域を示す表示体上に設置し、前記貫通穴パターンの内周面と舗装面とによって構成される凹部に白線等を形成するのに用いる、180℃〜200℃に加熱すると溶融し所定温度以下になると凝固する塗料を流し込み、前記塗料が半凝固した後に前記舗装面用表示体形成型を撤去して舗装面に文字、図柄等の表示体を形成することを特徴とする舗装面に対する表示体形成方法。 - 請求項1に記載した表示体形成方法において、
舗装面用表示体形成型の本体部は紙及び/またはプラスチックにより構成されていることを特徴とする表示体形成方法。 - 請求項1または2に記載した表示体形成方法において、
舗装面用表示体形成型の本体部は積層された粘着シートによって構成され、粘着シートの積層枚数を変えることによって厚さ寸法を調節できるものであることを特徴とする表示体形成方法。 - 請求項1から3のいずれかに記載した表示体形成方法において、舗装面用表示体形成型の本体部を舗装面に固定する固定手段を備えたことを特徴とする表示体形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217513A JP5334495B2 (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 舗装面に対する表示体形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008217513A JP5334495B2 (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 舗装面に対する表示体形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010054639A JP2010054639A (ja) | 2010-03-11 |
JP5334495B2 true JP5334495B2 (ja) | 2013-11-06 |
Family
ID=42070662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008217513A Active JP5334495B2 (ja) | 2008-08-27 | 2008-08-27 | 舗装面に対する表示体形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5334495B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52142740A (en) * | 1976-05-24 | 1977-11-28 | Nippon Paint Co Ltd | Method of formation of shaped pattern using paper pattern having air-permeable formed layer |
JPH04371267A (ja) * | 1991-06-17 | 1992-12-24 | Keizo Kobayashi | 立体模様形成方法 |
JP2599565B2 (ja) * | 1993-12-28 | 1997-04-09 | 株式会社プランニングテンション | 造形物形成用の型材の形成方法等及びそれにより得られた型材及びそれを用いた造形物形成方法 |
JP2000345514A (ja) * | 1999-06-03 | 2000-12-12 | Voc Direct:Kk | 路面標示の施工方法と、それに使用するテンプレート |
-
2008
- 2008-08-27 JP JP2008217513A patent/JP5334495B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010054639A (ja) | 2010-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9163368B2 (en) | Pavement marking arrangement | |
ATE540813T1 (de) | Verfahren zur herstellung eines perforierten retroreflektierenden besatzes | |
JP2019537271A5 (ja) | ||
ATE427381T1 (de) | Verfahren zur herstellung einer folie aus fasermaterial mit lokalisierten teilen aus fasermaterial | |
JP5334495B2 (ja) | 舗装面に対する表示体形成方法 | |
ATE319157T1 (de) | Vorrichtung zur wiedergabe von informationen | |
CN107849403A (zh) | 具有含部分嵌入原丝的粘合剂层的幅材 | |
CA2480592A1 (en) | Multi-layered plastic web or plate having a three-dimensional optical aspect, method for the production and use thereof | |
JP2007522362A5 (ja) | ||
JP2017530887A (ja) | 印刷画像構造を受容するための基体 | |
KR20120038590A (ko) | 현수막 제조방법 | |
KR101997642B1 (ko) | 광고용 현수막 제작방법 | |
JP2017031795A (ja) | 道路標示シート | |
JP5205682B2 (ja) | 路面用シート、及び、路面用シートの施工方法 | |
CN107849408A (zh) | 制备具有部分嵌入纤维的幅材的方法 | |
JP2015165078A (ja) | 路面標示の施工方法 | |
JP2005272623A (ja) | 用紙 | |
KR101941235B1 (ko) | 노면표지용 시트를 이용한 매립형 노면표지 시공방법 | |
JP6286347B2 (ja) | 目地溝の形成方法 | |
JP3827656B2 (ja) | 路面標示用シートの施工方法 | |
JP3169687U (ja) | 糊付きパネル | |
JP2002047613A (ja) | 道路標示の施工方法 | |
JP3177883U (ja) | 矛盾貼箱 | |
JP6323945B2 (ja) | 蓄光性表示板の製造方法 | |
CN203444705U (zh) | 一种吊牌 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130730 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5334495 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |