JP2006106369A - プレート板付き蓋体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 グレーチングやマンホール等の本体になる蓋体の共用化を図って成形型の製作コストや在庫管理コストを減らし、さらに市町村等の需要者の求めに応じて市町村マークや景色図案などの視認性標識が入った蓋体製品を簡単に個別対応できるプレート板付き蓋体を提供する。
【解決手段】 盤状体にして上面に凹部uが形成された蓋体1と、該凹部u内に配設し得る大きさにして、表面に視認性標識41が施されたプレート板4と、を具備し、該プレート板4を前記凹部内に固着又は貼着して蓋体1と一体化されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 盤状体にして上面に凹部uが形成された蓋体1と、該凹部u内に配設し得る大きさにして、表面に視認性標識41が施されたプレート板4と、を具備し、該プレート板4を前記凹部内に固着又は貼着して蓋体1と一体化されてなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、表面に視認性標識等を施したプレート板が蓋体と一体化されるプレート板付き蓋体に関する。
側溝, 共同溝, 桝などの開口部に蓋をするのに、グレーチング,マンホール蓋, コンクリート蓋等からなる蓋が用いられているが、さらに該蓋体に文字や図形等が描かれた蓋も提案されている(例えば特許文献1参照。)。
しかるに、特許文献1は文字や図形等のマークを板面に形成したパネル板をボルト,ナットでグレーチングの表面に固定するものであり、取付け,取外しができるものの結構大掛かりになっていた。他に、表面に市町村のマークや名所の景色図案などが成形型によって一体形成されたマンホール蓋などが存在するが、特定マークが入った成形型になってしまい、夫々の市町村に適合する成形型を個別に製作,保管しなければならなかった。メーカー側は成形型の数や製品の在庫が増え、それらの保管に難儀していた。
本発明は上記問題点を解決するもので、グレーチングやマンホール等の本体になる蓋体の共用化を図って成形型の製作コストや在庫管理コストを減らし、さらに市町村等の需要者の求めに応じて市町村マークや景色図案などの視認性標識が入った蓋体製品を簡単に個別対応できるプレート板付き蓋体を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、盤状体にして上面に凹部が形成された蓋体と、該凹部内に配設し得る大きさにして、表面に視認性標識が施されたプレート板と、を具備し、該プレート板を前記凹部内に固着又は貼着して蓋体と一体化されてなることを特徴とするプレート板付き蓋体にある。
請求項2の発明たるプレート板付き蓋体は、請求項1で、蓋体がグレーチング用蓋体であることを特徴とする。請求項3の発明たるプレート板付き蓋体は、請求項1で、蓋体がマンホール用蓋体であることを特徴とする。請求項4の発明たるプレート板付き蓋体は、請求項1で、蓋体がコンクリート製蓋体であることを特徴とする。
請求項2の発明たるプレート板付き蓋体は、請求項1で、蓋体がグレーチング用蓋体であることを特徴とする。請求項3の発明たるプレート板付き蓋体は、請求項1で、蓋体がマンホール用蓋体であることを特徴とする。請求項4の発明たるプレート板付き蓋体は、請求項1で、蓋体がコンクリート製蓋体であることを特徴とする。
(作用)
請求項1の発明のごとく、蓋体とプレート板とが固着又は貼着によって一体化させると、その前段階では両者が別体になっているので、視認性標識が違うプレート板を蓋体の凹部に配設して視認性標識の違う様々なプレート板付き蓋体を容易に造ることができる。蓋体とプレート板とが別体構成であるので、蓋体の共用化ができ、製品主要部たる蓋体の効果的活用が実現する。一種類の共用化蓋体と、ユーザの求めに応じて種類の違う視認性標識が施されたプレート板とを用意さえすれば、ユーザの求めに応じて簡便且つ速やかに所望のプレート板付き蓋体を提供できる。蓋体へのプレート板の一体化が貼着による場合、従来のようなマークを付したパネル板をいちいちボルト, ナットで蓋体の表面に取付け, 取外す手間のかかる作業に比べて格段に楽になりコスト低減を図ることができる。
請求項2〜4ごとく、グレーチング用蓋体やマンホール用蓋体或いはコンクリート製蓋体とすると、製品の主要部たるグレーチング用蓋体等が共通使用できるので、その在庫数を大幅に減らすことができる。共用化する蓋体の1型だけ製作すれば足り、視認性標識の異なる需要者の求めも、蓋体に比べれば格段にサイズが小さいプレート板を種々取揃えるだけで済む。
請求項1の発明のごとく、蓋体とプレート板とが固着又は貼着によって一体化させると、その前段階では両者が別体になっているので、視認性標識が違うプレート板を蓋体の凹部に配設して視認性標識の違う様々なプレート板付き蓋体を容易に造ることができる。蓋体とプレート板とが別体構成であるので、蓋体の共用化ができ、製品主要部たる蓋体の効果的活用が実現する。一種類の共用化蓋体と、ユーザの求めに応じて種類の違う視認性標識が施されたプレート板とを用意さえすれば、ユーザの求めに応じて簡便且つ速やかに所望のプレート板付き蓋体を提供できる。蓋体へのプレート板の一体化が貼着による場合、従来のようなマークを付したパネル板をいちいちボルト, ナットで蓋体の表面に取付け, 取外す手間のかかる作業に比べて格段に楽になりコスト低減を図ることができる。
請求項2〜4ごとく、グレーチング用蓋体やマンホール用蓋体或いはコンクリート製蓋体とすると、製品の主要部たるグレーチング用蓋体等が共通使用できるので、その在庫数を大幅に減らすことができる。共用化する蓋体の1型だけ製作すれば足り、視認性標識の異なる需要者の求めも、蓋体に比べれば格段にサイズが小さいプレート板を種々取揃えるだけで済む。
以上のごとく、本発明のプレート板付き蓋体は、製品で重量的にもサイズ的にも大きな部分を占める蓋体主要部を共用化でき、共用化した一種類の蓋体を用意してサイズ,重量的にも小さなプレート板だけを顧客要望に応じて取り揃えることによって、成形型の製作コストや在庫維持管理コスト等を減らしながら、市町村等の需要者の求めに個別対応できる視認性標識の入ったプレート板付き蓋体を提供できるので、極めて有益である。
以下、本発明に係るプレート板付き蓋体について詳述する。
(1)実施形態1
図1,図2は本発明のプレート板付き蓋体の一形態で、図1はプレート板付き蓋体の斜視図、図2は図1のプレート板をグレーチング用蓋体に貼着した状態のIV-IV線矢視図を示す。
プレート板付き蓋体は蓋体1とプレート板4とを具備する。本実施形態の蓋体1は側溝8等の上面開口部を蓋するグレーチング用蓋体1aに適用する。グレーチング用蓋体1aは排水機能をもつ蓋本体1a1と補助板2とが一体固着してなる。
(1)実施形態1
図1,図2は本発明のプレート板付き蓋体の一形態で、図1はプレート板付き蓋体の斜視図、図2は図1のプレート板をグレーチング用蓋体に貼着した状態のIV-IV線矢視図を示す。
プレート板付き蓋体は蓋体1とプレート板4とを具備する。本実施形態の蓋体1は側溝8等の上面開口部を蓋するグレーチング用蓋体1aに適用する。グレーチング用蓋体1aは排水機能をもつ蓋本体1a1と補助板2とが一体固着してなる。
蓋本体1a1は盤状にして上面に凹所10が形成された蓋体主要部である。一定高さの側板13,13と端板14,14とで方形枠を形成し、その枠内を雨水等が通り抜ける格子状体にする。両側板13,13間に帯板状の主部材11を、その帯板幅方向を起立させ、一定間隔おいて複数本配設する。蓋本体1a1の上面側中央部位に配される主部材11には、その上縁中央に前記凹所10に対応する凵状の切欠部を設けた主部材11が用いられる。各主部材11と側板13,端板14の下縁を同一レベルにする一方、該側板13,端板14の高さは、主部材11の上縁から上板21の板厚T分だけ高くする。そして、金属製ツイスト棒からなる連結材12を、側板13間の下面側で主部材11にクロスさせて配設して該主部材11に圧接,固定する。連結材12と主部材11とで直交する格子状体を形成し、盤状体の上面中央部位に凹所10が形成された蓋本体1a1とする。凹所10の深さDsは後述する下板22の板厚に略等しい。
補助板2は中空四角形した上板21と矩形の下板22とを一体化させた板状体である。上板21の開口21aを塞ぐよう該上板21に、下側から下板22を当接,固着して四角形した上面開口の凹部uが形成された補助板2とする。下板22の平面視姿態は凹所10の平面視姿態より若干小さめにする一方、上板21の板厚Tはプレート板4の厚みに略等しくする。歩行者等がプレート板4につっかからないよう、好ましくは板厚T[mm]をプレート板4の厚みt[mm]以上とし、より好ましくはT≧t≧3T/4の範囲とする。
補助板2は蓋本体1a1上に、側溝の溝方向(図2の紙面垂直方向)に沿うようにして、載置,固定される。下板22を凹所10内に嵌込むようにして上板21を主部材11上に載せ、該上板21の両端を端板14に固着する。蓋本体1a1に補助板2を固着一体にしてグレーチング用蓋体1aが出来上がる。上板21の上面が側板13及び端板14の上縁と略面一になる。上板21の幅が側板13の内壁間の距離よりも狭く、上板21の両側に側板13, 13に沿って幅Wの前記格子状体が露出する。雨水等がこの露出部分7を通り抜けるようにし、盤状体の上面中央部位に凹部uが形成されたグレーチング用蓋体1aとなる。
プレート板4は前記凹部u内に配設し得る大きさにして、表面に視認性標識41が施された薄板状体又はシート状体である。プレート板4の表面には市町村マークや景色図案などの視認性標識41が施される。図1〜図5の視認性標識41は便宜的に「A市」と表示するが、A市のマーク等を略して表したものである。本発明でいう視認性標識41とは文字、市町村マーク,禁煙マーク等の記号、模様,景色図案等の図形、又はこれらの結合をいう。これらの視認性標識41はプレート板4の表面に刻印や印刷等の後加工のみならずプレート板4の成形時の一体成形によって施される。該プレート板4は蓋体1と別体構成にして、前記凹部u内に溶接等による固着又は接着剤(或いは粘着剤)による貼着によって蓋体1と一体化されてプレート板付き蓋体の製品になる。本実施形態は接着剤による貼着でプレート板を蓋体の凹部内に貼付け固定する。
プレート板4の平面視大きさは、前記凹部u内に貼着できるよう凹部uの平面視大きさに等しいか若干小さくする。プレート板4は金属,プラスチック,ゴム等の材質で造ることができ、例えば表面にシボ加工等により滑り止め用凹凸面を形成した樹脂成形品等とすることができる。プレート板4を樹脂製又はゴム製のシート状体にすると、これの貼着用接着剤と該接着剤を覆う離型紙とを一体化させた複合プレート板Pを用いることによって、蓋体への貼着作業性を向上させることができるのでより好ましくなる。上面に凹部uが形成されたグレーチング用蓋体1aと凹部u内に収まる複合プレート板Pを用意した後、複合プレート板Pから離型紙6を剥ぎ取る。次いで、接着剤5の面を凹部uに向け、プレート板4を凹部内に貼着するだけで蓋体と一体化するプレート板付き蓋体が出来る。該プレート板4の上面は少なくともその周りの蓋体1の上面と面一又はそれより低く設定する。
プレート板4の平面視大きさは、前記凹部u内に貼着できるよう凹部uの平面視大きさに等しいか若干小さくする。プレート板4は金属,プラスチック,ゴム等の材質で造ることができ、例えば表面にシボ加工等により滑り止め用凹凸面を形成した樹脂成形品等とすることができる。プレート板4を樹脂製又はゴム製のシート状体にすると、これの貼着用接着剤と該接着剤を覆う離型紙とを一体化させた複合プレート板Pを用いることによって、蓋体への貼着作業性を向上させることができるのでより好ましくなる。上面に凹部uが形成されたグレーチング用蓋体1aと凹部u内に収まる複合プレート板Pを用意した後、複合プレート板Pから離型紙6を剥ぎ取る。次いで、接着剤5の面を凹部uに向け、プレート板4を凹部内に貼着するだけで蓋体と一体化するプレート板付き蓋体が出来る。該プレート板4の上面は少なくともその周りの蓋体1の上面と面一又はそれより低く設定する。
本実施形態のプレート板4は四角形した可撓性樹脂製シートからなる。該プレート板4の裏面に接着剤5を付け、さらにその接着剤5を覆う離型紙6が取付けられた複合プレート板Pとする。図1のごとく複合プレート板Pから離型紙6を剥がして凹部uへプレート板4を貼着し蓋体1に一体化することができる。離剥紙6を接着剤5から剥がした後、プレート板4がグレーチング用蓋体1aに係る凹部u内の下板22に接着剤5により貼着されて、プレート板4と上板2,側板13,端板14とが略面一となるプレート板付き蓋体ができる。離型紙6はプレート板4に付いた接着剤5を被覆して接着面を保護する一方、プレート板4の使用時に該離型紙6を剥がし接着剤5を簡単に露出させることのできるシート,フィルムであればその材質を問わない。紙製にこだわらず樹脂製等であってよい。
このように構成されたプレート板付き蓋体は、グレーチング用蓋体1aの凹部u内の下板上面に、視認性標識41が施された別体のプレート板4を貼着して両者が一体化するプレート板付き蓋体の製品を造ることができる。蓋体1たるグレーチング用蓋体1aを共用化して、ユーザの視認性標識41についての異なる要求に低コストで応えるプレート板付きグレーチング用蓋体ができる。従来の視認性標識41が施されたプレート板一体のグレーチング製品をよく見ると、側溝サイズが決められていることから、グレーチング本体が同じで視認性標識41だけが違うにすぎなかった。本発明ではグレーチング用蓋体1aが共通使用できることから、その在庫数を大幅に減らすことができる。市町村等の視認性標識41がグレーチング表面に一体成形された鋳物製グレーチング等があるが、市町村ごとに在庫を抱えなければならず、それぞれ個別に型をおこす費用だけでなく、様々な型及び製品を取り揃えて保管するためのスペース、在庫維持コストなどの負担が大きかった。本プレート板付き蓋体によれば、グレーチング用蓋体1aの共用化が図れるので、数多くの市町村等の異なる要求に対してもその在庫管理数を少なくして対応できる。蓋体1,蓋本体1a1に比べれば、格段にサイズが小さいプレート板4を種々取揃えるだけで済む。場所をとらない様々な市町村等の要求に対応するプレート板4を用意し、共用化する蓋体1の1型だけ製作すれば足りるのであって、これまで個別対応してきた数多くの成形型の数を1個までに削減し製作コスト等を大幅削減できる。
また特許文献1のように、パネル板をいちいちボルト, ナットで蓋体1の表面に取付け, 取外しする手間がかかる作業に比べて格段に楽になり、作業コストを低減できる。樹脂製又はゴム製のシート状体のプレート板4に、接着剤5,離型紙6を一体化した複合プレート板Pを使用することによって一層便利になる。必要時に離型紙6を剥がした後、接着面を凹部u内に向けてグレーチング用蓋体1aに貼着一体化し、所望のプレート板付き蓋体を極めて容易に造ることが出来る。
プレート板4を樹脂製又はゴム製のシート状体にすれば、複合プレート板Pを製造し易く、且つ樹脂やゴムと金属の接着結合性に富む接着剤が存在するので、離型紙6を剥がしてプレート板4を蓋体1に強力に貼着一体化できる。また、樹脂製又はゴム製のシート状体にすると、金属製に比べて滑りにくくさらに表面の微細な凹凸加工がし易いので、歩行者の転倒防止にも役立つ。さらに、プレート板4の上面が蓋体1の上面と面一又は蓋体上面より低く設定することによって、プレート板4で躓くことがない。
また特許文献1のように、パネル板をいちいちボルト, ナットで蓋体1の表面に取付け, 取外しする手間がかかる作業に比べて格段に楽になり、作業コストを低減できる。樹脂製又はゴム製のシート状体のプレート板4に、接着剤5,離型紙6を一体化した複合プレート板Pを使用することによって一層便利になる。必要時に離型紙6を剥がした後、接着面を凹部u内に向けてグレーチング用蓋体1aに貼着一体化し、所望のプレート板付き蓋体を極めて容易に造ることが出来る。
プレート板4を樹脂製又はゴム製のシート状体にすれば、複合プレート板Pを製造し易く、且つ樹脂やゴムと金属の接着結合性に富む接着剤が存在するので、離型紙6を剥がしてプレート板4を蓋体1に強力に貼着一体化できる。また、樹脂製又はゴム製のシート状体にすると、金属製に比べて滑りにくくさらに表面の微細な凹凸加工がし易いので、歩行者の転倒防止にも役立つ。さらに、プレート板4の上面が蓋体1の上面と面一又は蓋体上面より低く設定することによって、プレート板4で躓くことがない。
(2)実施形態2
本実施形態は図3のごとくのグレーチング用蓋体1aを用いたプレート板付き蓋体である。
ここでは、実施形態1の補助板2に代えて板状の当板3を使用する。当板3は実施形態1の下板22と平面視形状を同じくし、当板3の厚みは下板22の厚みよりも薄い。蓋本体1a1の凹所10内の主部材11上に当板3を固着して凹所底に当板3による平面が確保された凹部uのあるグレーチング用蓋体1aが出来る。蓋本体1a1の凹所10の深さDaは、当板3の板厚T1とプレート板4の厚さtとの和に略等しい。好ましくは、歩行者等がプレート板4につっかからぬよう、深さDaは板厚T1とプレート板4の厚さtとの和以上とし、より好ましくはDa≧T1+t≧3Da/4の範囲とする。本実施形態は実施形態1の上板21がないので、側板13,端板14と主部材11の上縁を同じ高さレベルにする。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
本実施形態は図3のごとくのグレーチング用蓋体1aを用いたプレート板付き蓋体である。
ここでは、実施形態1の補助板2に代えて板状の当板3を使用する。当板3は実施形態1の下板22と平面視形状を同じくし、当板3の厚みは下板22の厚みよりも薄い。蓋本体1a1の凹所10内の主部材11上に当板3を固着して凹所底に当板3による平面が確保された凹部uのあるグレーチング用蓋体1aが出来る。蓋本体1a1の凹所10の深さDaは、当板3の板厚T1とプレート板4の厚さtとの和に略等しい。好ましくは、歩行者等がプレート板4につっかからぬよう、深さDaは板厚T1とプレート板4の厚さtとの和以上とし、より好ましくはDa≧T1+t≧3Da/4の範囲とする。本実施形態は実施形態1の上板21がないので、側板13,端板14と主部材11の上縁を同じ高さレベルにする。他の構成は実施形態1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成したプレート板付き蓋体は、グレーチング用蓋体1aとプレート板4とを別体構成にして、プレート板4を凹部u内に固着し蓋体1と一体化するプレート板付き蓋体ができ、マーク等が違う市町村などのユーザに楽に個別対応できる。蓋体1を共用化して、文字,記号,図形又はこれらが結合した視認性標識41のあるプレート板4さえ用意すれば、顧客の様々な要求に応えることができる。蓋体1の共用化により成形型の製作コストや在庫管理コストを減らすことができるなど、実施形態1と同様の効果を得る。
(3)実施形態3
本実施形態は図4ごとくのプレート付き蓋体で、図4(イ)はその分解斜視図、(ロ)は(イ)のプレート板をマンホール用蓋体に貼着した状態の縦断面図を示す。
本プレート付き蓋体は、共同溝等のマンホールの開口を塞ぐマンホール蓋に適用されるもので、蓋体1たるマンホール用蓋体1bとプレート板4とからなる。
本実施形態は図4ごとくのプレート付き蓋体で、図4(イ)はその分解斜視図、(ロ)は(イ)のプレート板をマンホール用蓋体に貼着した状態の縦断面図を示す。
本プレート付き蓋体は、共同溝等のマンホールの開口を塞ぐマンホール蓋に適用されるもので、蓋体1たるマンホール用蓋体1bとプレート板4とからなる。
ここでのマンホール用蓋体1bは、盤状体にして上面に凹部uが形成された金属製の円盤状体である。マンホール用蓋体1bの上面中央部位には、一般面17より一段低く底を平らにした平面視円形の凹部uが設けられている。符号16は周縁隆起部、符号18は滑り防止用の凹模様を示す。一般面17からの凹部uの深さDmはプレート板4の厚さtに略等しく、歩行者等がプレート板4につっかからぬよう、好ましくはプレート板4の厚さt以上とし、より好ましくはDm≧t≧3Dm/4の範囲とする。
プレート板4は表面に視認性標識41が施された樹脂製シート状体である。本実施形態のプレート板4は凹部u内に配設し得る円形シート状体で、プレート板4の裏面に接着剤5を付け、さらにその接着剤5を覆う離型紙6を取付けた複合プレート板Pになっている。プレート板4と蓋体1とを別体構成にして、プレート板付き蓋体製品が必要になった段階で、蓋体1の凹部u内にプレート板4を貼着することによって所望のプレート板付き蓋体ができる構成である。他の構成は実施形態1のグレーチング用蓋体1aの蓋体1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
プレート板4は表面に視認性標識41が施された樹脂製シート状体である。本実施形態のプレート板4は凹部u内に配設し得る円形シート状体で、プレート板4の裏面に接着剤5を付け、さらにその接着剤5を覆う離型紙6を取付けた複合プレート板Pになっている。プレート板4と蓋体1とを別体構成にして、プレート板付き蓋体製品が必要になった段階で、蓋体1の凹部u内にプレート板4を貼着することによって所望のプレート板付き蓋体ができる構成である。他の構成は実施形態1のグレーチング用蓋体1aの蓋体1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成したプレート板付き蓋体も実施形態1,2と同様の効果が得られる。市町村等のマーク(記号)の入ったマンホール蓋もよく見ると、蓋サイズが決められていることから、蓋部本体が同じで視認性標識41だけが違うにすぎなかった。本発明では製品主要部のマンホール用蓋体1bが共通使用できることから、その在庫数を大幅に減らすことができ、多大な効を奏する。複合プレートPを用いることによって作業性向上につながる。
(4)実施形態4
本実施形態は図5のごとくのプレート板付き蓋体で、図5(イ)はその分解斜視図、(ロ)は(イ)のプレート板をコンクリート製蓋体に貼着した状態の縦断面図を示す。
本プレート板付き蓋体は、コンクリート製蓋に適用されるもので、蓋体1たるコンクリート製蓋体1cと、プレート板4とからなる。ここでのコンクリート製蓋体1cは上面に凹部uが形成された方形盤状体である。コンクリート製蓋体1cの上面中央部には一般面17より一段低く底を平らにした平面視四角形の凹部uが設けられている。コンクリート製蓋体1cにあっては、プレート板4が固着し難い場合があり、必要に応じ凹部底にエポキシ樹脂等のコ−ティング皮膜を形成し、凹部底に平らで緻密な平滑面を形成する。凹部uの深さDcはプレート板4の厚さtに略等しく、好ましくは深さDcはプレート板4の厚さt以上とし、より好ましくはDc≧t≧3Dc/4の範囲とする。プレート板4と蓋体1とを別体構成にして、プレート板付き蓋体製品が必要になった段階で、蓋体1の凹部u内にプレート板4を貼着することによって所望のプレート板付き蓋体を得る。
他の構成は実施形態1のグレーチング用蓋体1aの蓋体1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成したプレート板付き蓋体も実施形態1,2と同様の効果が得られる。
本実施形態は図5のごとくのプレート板付き蓋体で、図5(イ)はその分解斜視図、(ロ)は(イ)のプレート板をコンクリート製蓋体に貼着した状態の縦断面図を示す。
本プレート板付き蓋体は、コンクリート製蓋に適用されるもので、蓋体1たるコンクリート製蓋体1cと、プレート板4とからなる。ここでのコンクリート製蓋体1cは上面に凹部uが形成された方形盤状体である。コンクリート製蓋体1cの上面中央部には一般面17より一段低く底を平らにした平面視四角形の凹部uが設けられている。コンクリート製蓋体1cにあっては、プレート板4が固着し難い場合があり、必要に応じ凹部底にエポキシ樹脂等のコ−ティング皮膜を形成し、凹部底に平らで緻密な平滑面を形成する。凹部uの深さDcはプレート板4の厚さtに略等しく、好ましくは深さDcはプレート板4の厚さt以上とし、より好ましくはDc≧t≧3Dc/4の範囲とする。プレート板4と蓋体1とを別体構成にして、プレート板付き蓋体製品が必要になった段階で、蓋体1の凹部u内にプレート板4を貼着することによって所望のプレート板付き蓋体を得る。
他の構成は実施形態1のグレーチング用蓋体1aの蓋体1と同様で、その説明を省く。実施形態1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成したプレート板付き蓋体も実施形態1,2と同様の効果が得られる。
尚、本発明においては、前記実施形態に示めすものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。蓋体1, グレーチング用蓋体1a,蓋本体1a1,マンホール用蓋体1b,コンクリート製蓋体1c,補助板2,プレート板4,視認性標識41等の形状,大きさ,個数,材質等は用途等に合わせて適宜選択できる。例えば、街路樹周りの地表面に敷いて街路樹を囲う保護蓋(通称、ツリーサークル)を、蓋体1とみなして本発明のプレート板付き蓋体にすることができ、またルーフドレインの表面部を蓋体1の相当部とみなして、本発明のプレート板付き蓋体にすることができる。蓋本体1a1の格子状体を形成する形状,構造は実施形態1のものに限られず、種々の形状,構造の格子状体であってよい。
1 蓋体
1a グレーチング用蓋体
1b マンホール用蓋体
1c コンクリート用蓋体
4 プレート板
41 視認性標識
u 凹部
1a グレーチング用蓋体
1b マンホール用蓋体
1c コンクリート用蓋体
4 プレート板
41 視認性標識
u 凹部
Claims (4)
- 盤状体にして上面に凹部が形成された蓋体と、該凹部内に配設し得る大きさにして、表面に視認性標識が施されたプレート板と、を具備し、該プレート板を前記凹部内に固着又は貼着して蓋体と一体化されてなることを特徴とするプレート板付き蓋体。
- 蓋体がグレーチング用蓋体である請求項1記載のプレート板付き蓋体。
- 蓋体がマンホール用蓋体である請求項1記載のプレート板付き蓋体。
- 蓋体が蓋体がコンクリート製蓋体である請求項1記載のプレート板付き蓋体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004293119A JP2006106369A (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | プレート板付き蓋体 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004293119A Pending JP2006106369A (ja) | 2004-10-05 | 2004-10-05 | プレート板付き蓋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006106369A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009099783A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 有機el素子 |
JP2010168731A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Kubota-Ci Co | 桝またはマンホール用の蓋 |
CN102535517A (zh) * | 2012-03-04 | 2012-07-04 | 朱明龙 | 窨井盖防损设备组合 |
CN104480969A (zh) * | 2014-12-04 | 2015-04-01 | 国家电网公司 | 一种配网电缆井用井盖 |
JP2016206426A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 株式会社宝機材 | 路面蓋部材用表示部及びグレーチング |
CN111509650A (zh) * | 2020-04-24 | 2020-08-07 | 广东电网有限责任公司东莞供电局 | 一种可视化电缆沟及电缆沟检修方法 |
-
2004
- 2004-10-05 JP JP2004293119A patent/JP2006106369A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111509650B (zh) * | 2020-04-24 | 2022-01-18 | 广东电网有限责任公司东莞供电局 | 一种可视化电缆沟及电缆沟检修方法 |
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