JP5333989B2 - トイレ装置及び便器システム - Google Patents
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ここで、おもり式の弁をその自重により閉止させると、すなわち駆動部などによって外部から力がかからない状態で弁を自由落下させて閉止させると、弁が速く閉止するため、弁の閉鎖時に大きな音が発生することがある。
このトイレ装置によれば、節水性及び静音性に優れたトイレ装置が提供される。
このトイレ装置によれば、確実に弁体の閉止動作を減勢することができ、静音性を良好に確保することができる。
このトイレ装置によれば、節電性に優れ、節水性がさらに向上したトイレ装置が提供される。
このトイレ装置によれば、確実に弁体の閉止動作を減勢することができ、静音性を良好に確保することができる。
このトイレ装置によれば、閉鎖直前においてのみ弁体の閉止動作を減勢することができ、節電性に優れるとともに節水性がさらに向上したトイレ装置が提供される。
このトイレ装置によれば、給水パターンに関係なく一定の速度で弁体に閉止動作を行わせることができる。
この便器システムによれば、節水性及び静音性に優れた便器システムが提供される。
図1は、本発明の実施形態に係るトイレ装置(便器洗浄装置)を例示する模式斜視断面図である。
図2は、本実施形態の制御を例示するブロック図である。
図3は、本実施形態に係る便器洗浄装置1と、タンク2から給水された水により洗浄される便器100と、を備えた便器システムを例示する模式斜視図である。
図4は、駆動部Dの動作を例示する模式側面図である。
本実施形態において、弁体4は、おもり式の弁体である。すなわち、弁体4の密度は、水の密度よりも大きく、弁体4の重量は、弁体4の全体が水中にあるときに弁体4に作用する浮力よりも大きい。ここで、「弁体4の密度」とは、弁体4を構成する部材の平均密度を意味する。図4に表したように、弁体4は蝶番4sを有し、蝶番4sを回転軸として回動することにより給水口3の開閉を行う構成にすることができる。閉鎖時には、弁体4は図1に示した弁座41と接する。あるいは、弁体4は、上下方向に移動することにより給水口3を開閉する弁であってもよい。また、弁座41を設けず、閉鎖時に弁体4が直接給水口3に接する構成にしてもよい。
なお、本願明細書において、弁体が閉まる方向に動く動作を「閉止動作」と呼び、弁体が閉まり停止していることを「閉鎖」と呼ぶこととする。
図4に表したように、回転体5は回転軸5sの回りに回転し、回転軸5s以外の部分に設けられた接続部51を有する。図4では、接続部51は回転軸5sから突出する突出部5pに設けてあるが、突出部5pを設けずに回転体5の軸体に直接設けてもよい。接続部51は、玉鎖、ワイヤーなどの紐状体6を介して弁体4に接続している。
まず、図4(a)の矢印Tで示したように、弁体4が閉鎖している状態において駆動部Dは右回りの方向にトルクを出力し、矢印Rで示したように駆動部Dを右回りに回転させる。すると、回転体5も連動して右回りに回転し、接続部51は上方に移動する。この結果、紐状体6は緊張状態になり、弁体4は矢印Vで示したように上方に引き上げられる。これにより、弁体4は開状態となる。
図4(a)や(b)に表した状態において駆動部Dへの電流の供給を停止すると、駆動部Dはトルクを出力しなくなるため、接続部51を上方に維持する力が作用しなくなる。この結果、弁体4は自重により自由落下する。これにより、弁体4は閉鎖状態となる。しかしながら、このように弁体4の自由落下により弁体4に閉止動作を行わせると、弁体4が閉まるにつれて弁体4にかかる水圧は大きくなり、弁体4は給水口3側に引き込まれるように加速しながら落下する。この結果、閉鎖状態になるときの弁体4と弁座41との衝突や、給水口3や給水口3に接続する図示しない配管にこの衝突音が響くことなどにより、大きな音が発生することがある。このため、本実施形態では、制御部Cは、通電時において、駆動部Dに対して弁体4の閉止動作を減勢する力を発生させる制御を行う。これにより、弁体4と弁座41とが高速で衝突することを防止することができ、静音化が図られる。
また、水供給情報取得手段A2は、利用者が水供給情報の基となる第2の原情報を入力する入力手段を有してもよい。入力手段は、便器や壁などに付設することができ、あるいはリモコンの形態を有することができる。利用者は、入力手段のボタンを押すなどにより、便器への水の供給態様を選択することができる。
なお、水供給情報取得手段A2、検知手段、及び/または入力手段が制御部Cを遠隔操作する構成にしてもよい。
このように、本実施形態によれば、節水性及び静音性に優れたトイレ装置(便器洗浄装置)が提供される。また、簡便な構成でこれを実現することができる。
図5は、制御部Cの制御態様を例示する模式グラフ図である。横軸は時間を表し、縦軸は弁体4の、蝶番4sとは逆側の先端部の高さを表している。また、グラフの点線部分は、制御部Cによる制御が行われない場合の、時間と弁体4先端部の高さとの関係を表している。すなわち、弁を自由落下させた場合の関係を表している。
図6は、給水パターンに応じた制御部Cの制御態様を例示する模式グラフ図である。横軸は時間を表している。縦軸については、一点鎖線は弁体4に加わる吸い込み力、すなわち水圧により弁体4に加わる鉛直下向きの力を表している。また、点線は駆動部D(モータ)で加える力、すなわち閉止方向と逆向きの方向のトルクの値を表している。また、実線は弁体4の閉止速度を表している。なお、一点鎖線で表した吸い込み力及び実線で表した閉止速度は、図を見やすくするために縦軸負側に記した。実際は、横軸に対して線対称となる位置の値となる。例えば、一点鎖線の極小部分は、実際には極大部分となり、吸い込み力が最もかかることになる。
このように、給水パターンに応じて弁体4に加える力を制御することにより、弁体4の閉鎖音を同程度に小さく抑えることができる。これにより、給水パターンの態様にかかわらず静音性が確保される。
図7は、本実施形態の他の具体例に係る便器洗浄装置1Bを例示する模式斜視断面図である。
図8は、便器洗浄装置1Bを例示する模式平面図である。図8(a)は便器洗浄装置1B全体を例示する模式平面図であり、図8(b)は弁部を例示する模式平面図である。
図9は、図8(a)のA−A’線断面図である。
図10は、図8(a)のB−B’線断面図である。
回転体5は、回転により第1の弁体4aを開閉することができる。また、回転体5は、回転により第1の弁体4a及び第2の弁体4bを開閉することができる。上述した押動動作により、第2の弁体4bが開いているときは第1の弁体4aも開くことになる。
図7〜図10に表したように、リム給水口3a及びジェット給水口3bは、少なくとも上流側において互いに接して設けられる構成にすることができる。また、少なくとも上流側において、リム給水口3aが内側でジェット給水口3bが外側の略同心円の形状を有する構成にすることができる。あるいは、図示しないが、これら給水口の中心が異なってもよい。すなわち、リム給水口3aの中心は、ジェット給水口3bの中心に対して偏芯していてもよい。これらの構造にすることにより、構造の簡素化が図られる。すなわち、例えば部材において給水口3a、3bに係る穴を開ける場合に、穴の数を減らすことができる(1本にすることができる)。このため、加工が容易になる。
図13は、弁体4a、4bの制御態様を例示する模式図である。
図7に表したように、リム接続部5a及びジェット接続部5bは、回転面において、リム接続部5aと、回転軸5sと、ジェット接続部5bと、のなす角が略180度となるように設けられている。
かかる動作を利用することにより、弁体4a、4bを様々な態様で制御することができる。
第2の状態では、リム流及びジェット流が供給される。このため、第2の状態は便器を洗浄する時に発現され得る。第2の状態が継続する時間は、複数の時間、例えば3つの時間から選択される構成にすることができる。これにより、便器に供給される水の量をきめ細かく設定することができ、節水性が向上する。
また、制御部Cが、回転体5を左回りに回転するよう駆動部Dに指示を行うことにより、第2の状態が実現され得る(図12(b))。
また、制御部Cが、回転体5を右回りに回転するよう駆動部Dに指示を行うことにより、第3の状態が実現され得る(図12(c))。
図14は、本実施形態のさらに別の具体例に係る便器洗浄装置1Cを例示する模式斜視断面図である。
図15は、便器洗浄装置1Cを例示する模式平面図である。図15(a)は便器洗浄装置1C全体を例示する模式平面図であり、図15(b)は弁部を例示する模式平面図である。
図16は、図15(a)のA−A’線断面図である。
図17は、図15(a)のB−B’線断面図である。
本実施形態により、次に説明するようにリフィル動作に係る節水効果が得られる。
図18は、本実施形態と対比される比較例に係る便器洗浄装置を表した模式断面図である。この便器洗浄装置200は、サイフォンジェット式水洗便器に用いられる。
このように、比較例においては、タンクからの給水量に差があると無駄水が生じ、給水量の差が大きくなると無駄水は増加する。
このように、本実施形態は、リフィルに係る節水性においても優れている。また、簡素な構造でこれを実現することができる。
例えば、回転体5は、図19に表したように、ラック・アンド・ピニオンを用いた構成にしてもよく、かかる構成も本実施形態に含まれる。この場合、回転体5において、ラック・アンド・ピニオンの作用により回転駆動が上下方向などの直線方向の駆動へと変換される。このような構成にしても、本実施形態の効果が発現される。
Claims (7)
- 水を貯留し、前記水を外部に給水する給水口を有するタンクと、
前記給水口を開閉する弁体と、
前記弁体を開閉させる駆動部と、
前記駆動部の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記弁体の密度は、水の密度よりも大きく、
前記制御部は、通電時において、前記駆動部に対して前記弁体の閉止動作を減勢する力を発生させる制御をすることを特徴とするトイレ装置。 - 前記制御部は、通電時において、前記弁体が閉止動作を行っている略全ての期間において前記駆動部に対して前記弁体の閉止動作を減勢する力を発生させる制御をすることを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
- 前記制御部は、通電時において、前記弁体が閉止動作を行っている期間のうちで、前記弁体が閉鎖状態となる直前の期間において前記駆動部に対して前記弁体の閉止動作を減勢する力を発生させる制御をすることを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。
- 前記弁体の速度を検出する速度検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記速度検出部で検出された前記弁体の閉止速度に基づいて前記駆動部の動作を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレ装置。 - 前記弁体の位置を検出する位置検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記位置検出部で検出された前記弁体の位置に基づいて前記駆動部の動作を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトイレ装置。 - 前記制御部は、前記給水口から外部に給水される前記水の給水量に応じて前記弁体に加わる力が変化するように前記駆動部の動作を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のトイレ装置。
- 請求項1〜6のいずれか1つに記載のトイレ装置と、
前記タンクから給水された前記水により洗浄される便器と、
を備えたことを特徴とする便器システム。
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