JP5333590B2 - 無線アクセスネットワーク、基地局、データ転送方法 - Google Patents

無線アクセスネットワーク、基地局、データ転送方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局のハンドオーバ処理時のデータ転送技術に関する。
移動通信ネットワークにおいて、携帯電話機等の移動局は、移動中でも通信の継続性を保証するために基地局を切り換えるハンドオーバを行っている。
基地局からパケットを受信中にハンドオーバを行う場合、切り替え前の基地局からの電波強度が弱くなること等によりパケットの紛失等が生じ得る。
そこで、パケットの損失等を防止する技術が提案されている。例えば、移動局が交換機に対して、基地局を切り替えるべき最適なパケットの区切目を指示することでパケットの損失等を防止する技術である(特許文献1参照)。
特開2003−153327号公報
しかし、近年、移動局では、Web(World Wide Web)アクセス及びマルチメディア通信等が可能となり、大容量のデータをコンテンツサーバ等からダウンロードすることが行われている。
データを移動局にダウンロードする場合、コンテンツサーバから送られたデータは移動局に転送される前に、一旦、基地局等にバッファリングされてから、移動局に転送される。コンテンツサーバと基地局等との間のデータ転送速度の方が、基地局等と移動局との間の転送速度より速いからである。
データのダウンロード中にハンドオーバを行った場合、ハンドオーバ前の基地局にバッファリングされており未だ移動局に転送されていないデータは、移動局に転送することが出来なくなってしまう。基地局が切り替わってしまうからである。
この場合は、ハンドオーバ後に、改めてデータを最初からダウンロードする必要が生じてしまう。また、リアルタイム性を要するデータの場合は、バッファリングされていたデータは再生できないこととなるので再生が乱れる場合が生じ得る。
そこで、本発明は、移動局がデータを受信している間にハンドオーバを行った場合に、ハンドオーバ前の基地局にバッファリングされたデータを漏れなく移動局に転送することを目的とする。
本発明の1形態に係る無線アクセスネットワークは、基地局から移動局に転送するデータを記憶する記憶手段と、前記移動局が前記基地局から受信する信号の強度が閾値を下回ったら、当該強度を示す情報を当該移動局から受信する受信手段と、前記受信手段によって前記情報を複数受信したら、第1の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点よりも後の第2の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点と当該第2の時点との間の時間間隔と、に基づいて、当該第2の時点から前記強度が所定の限界閾値となるまでの在圏時間を推定し、前記移動局と通信が出来なくなるまでに当該移動局に転送できるデータ量を、当該推定された在圏時間に基づいて算出し、算出したデータ量以下の前記データを前記移動局に転送するデータ転送手段と、を有する。
上記構成の無線アクセスネットワークは、移動局がデータを受信している間にハンドオーバを行った場合に、ハンドオーバ前の基地局にバッファリングされたデータを漏れなく移動局に転送することができる。
実施形態の移動通信ネットワークの構成例を示す図である。 LTE網のeNodeB、UMTS網のRNC及び移動局の機能的構成の例を示すブロック図である。 移動局が受信する信号の電波強度を示すグラフである。 バッファ可能量とトラフィック量との関係を示すグラフである。 測定レポートの構成及び内容の例を示す図である。 呼接続管理情報の構成及び内容の例を示す図である。 ハンドオーバの際のデータ転送処理を表すフローチャートである。 ハンドオーバ後のデータ転送処理を表すフローチャートである。
<実施形態>
図1は、実施形態の移動通信ネットワーク10の構成例を示す図である。
移動通信ネットワーク10は、2つの通信網を有する。
一つは、MME(Mobility Management Entity)1001、eNodeB1000A及びeNodeB1000Bを含むLTE(Long Term Evolution)網である。
もう一つは、SGCN(Serving GPRS Support Node)2002、RNC(Radio Network Controller)2000A、RNC2000B、NodeB2001A、NodeB2001B及びNodeB2001Cを含むUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)網である。
LTE網のMME1001は、LTE網のコアネットワークを構成する主要なコントロールノードであり、ページングの制御、GW(Gate Way)4001を介しての公衆移動通信網との通信制御等を行う機能を有する。図1では、IP(Internet Protocol)網を通じてISP(Internet Service Provider)4000と通信する。
また、eNodeB1000A及びeNodeB1000Bは、LTE網において移動局3000と直接通信を行う。これらは、いわゆる基地局であり、LTE網の無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)11を構成する。図1では、eNodeB1000A及びeNodeB1000Bは、MME1001によって管理されている。
eNodeB1000A及びeNodeB1000Bは同様の機能を有する。以下、総称してeNodeB1000というものとする。尚、eNodeB1000を中心とした実線の円は、そのeNodeB1000が地域的にカバーする範囲である、いわゆるセルを示す。
UMTS網のSGCN2002は、UMTS網のコアネットワークを構成し、GPRS(General Packet Radio Service:パケット無線サービス)のユーザの位置管理、セキュリティ管理及びアクセス制御等を行う機能を有する。
RNC2000A及びRNC2000Bは、いわゆる基地局制御装置であり、ハンドオーバの制御等を行う。図1では、RNC2000A及びRNC2000Bは、SGCN2002に管理されている。
RNC2000A及びRNC2000Bは同様の機能を有し、以下、総称してRNC2000というものとする。
NodeB2001A〜Cは、UMTS網における、いわゆる基地局である。図1では、NodeB2001A及びNodeB2001Bは、RNC2000Aによって管理され、NodeB2001Cは、RNC2000Bに管理されている。
NodeB2001A〜Cはそれぞれ同様の機能を有し、以下、総称してNodeB2001というものとする。尚、NodeB2001を中心とした実線の円は、そのeNodeB1000のセルを示す。
RNC2000A、RNC2000B及びNodeB2001A〜Cは、UMTS網の無線アクセスネットワーク12を構成する。
実施形態では、コンテンツをダウンロード中の携帯電話機である移動局3000が、LTE網からUMTS網に移動する場合(白抜き矢印参照)、すなわち、異なる通信網の基地局にハンドオーバする場合を例に説明する。
以下、ハンドオーバ前の装置を示す場合、「ソース」を付けて「ソースeNodeB1000」等といい、ハンドオーバ先の装置を示す場合、「ターゲット」を付けて「ターゲットRNC2000」等というものとする。
LTE網において、ISP4000からコンテンツを移動局3000にダウンロードする場合、GW4001を介してISP4000から移動局3000が受信するコンテンツデータは、eNodeB1000の緩衝用メモリであるバッファに一旦蓄えられる。バッファに蓄えられたデータ(以下、「バッファリングされているデータ」という。)は、順次、eNodeB1000によって移動局3000に転送される。
コンテンツをダウンロード中の移動局3000が、LTE網内においてハンドオーバする場合は、ソースeNodeB1000にバッファリングされているデータをハンドオーバ中にターゲットeNodeB1000に転送する。例えば、eNodeB1000AからeNodeB1000Bにハンドオーバする場合は、eNodeB1000Aは、バッファリングされているデータを、ハンドオーバ中にeNodeB1000Bに直接転送する。eNodeB1000Bは、eNodeB1000Aから受信したデータを一旦蓄えた後、移動局3000に転送する。
このようにすることで、バッファリングされているデータのうち、ハンドオーバを行うときに移動局3000に転送されずに残ってしまっていたデータは、ターゲットeNodeB1000から移動局3000に転送される。
一方、UMTS網においては、GW4001を介してISP4000から受信するコンテンツデータは、RNC2000のバッファに蓄えられる。RNC2000にバッファリングされているデータは、順次、NodeB2001を介して移動局3000に転送される。
従って、コンテンツをダウンロード中の移動局3000が、UMTS網内においてハンドオーバする場合、例えば、NodeB2001AからNodeB2001Bにハンドオーバする場合は、RNC2000Aがデータの転送先をNodeB2001AからNodeB2001Bに切り替える。また、NodeB2001BからNodeB2001Cにハンドオーバする場合、RNC2000Aは、バッファリングされているデータをRNC2000Bに転送する。RNC2000Bは、転送されてきたデータを一旦蓄えた後、移動局3000に転送する。
このように、バッファリングされているデータのうち、ハンドオーバを行うときに移動局3000に転送されずに残ってしまっていたデータは、RNC2000からターゲットNodeB2001を介して移動局3000に転送される。
ここで、移動局3000がLTE網からUMTS網に移動する場合、すなわち、異なる網への移動の場合は、eNodeB1000がバッファリングしているデータを、RNC2000に転送することとなる。
しかし、この場合、ソースeNodeB1000がバッファリングしているデータを転送する際に、転送しているデータを記憶できるだけのメモリをターゲットRNC2000が備えていることが必要になる。すなわち、ターゲットRNC2000が必要なメモリを備えていない場合は、ソースeNodeB1000がバッファリングしているデータの全てをターゲットRNC2000に転送することができないので、データが欠損する恐れがある。
尚、同一通信網内においてハンドオーバする場合は、各装置が同等の能力を有していることが多いと考えられるので、データが欠損することはほとんどない。但し、同一通信網におけるハンドオーバにおいても装置の能力が異なる場合は、実施形態の移動通信ネットワーク10と同様の処理を行うこととしてもよい。
また、実施形態の移動通信ネットワーク10では、ターゲットRNC2000が受け入れることが可能なデータ量が少ない場合であっても、ソースeNodeB1000がバッファリングしているデータを移動局3000に転送できるようにしている。
移動通信ネットワーク10のソースeNodeB1000は、バッファリングされているデータを2段階に分けて移動局3000に転送する。
第1段階は、ハンドオーバ中に、バッファリングされているデータを移動局3000に直接転送する。ここで、ハンドオーバ中とは、eNodeB1000が移動局3000から、受信強度が弱まったことを通知するMeasurement Report(以下、「測定レポート」という。)を最初に受信したときから、通常のハンドオーバの処理を完了するまでをいう。
第2段階は、第1段階の転送処理で転送できなかったデータがある場合に、ターゲットRNC2000がその時に受け入れ可能な容量のデータを、ターゲットRNC2000に転送することを繰り返すことで、残っている全データをターゲットRNC2000に転送する。尚、第1段階の転送処理で転送できなかったデータとは、第1段階で直接転送したデータ以外のバッファリングされたデータをいい、第1段階で転送しようとしたが、何らかの理由で転送できなかったデータも含む。データは、ターゲットRNC2000から移動局3000に転送される。
このように、移動通信ネットワーク10では、ISP4000等のコンテンツサーバからのコンテンツの再ダウンロードを行う必要がなくなる。また、ハンドオーバ中にターゲットRNC2000へのデータの直接転送が失敗する可能性が少なくなる。転送できるデータ量を算出してから転送するからである。更に、直接転送を行ったとしても残ってしまったデータ及び直接転送で転送できなかったデータもターゲットRNC2000に転送することが可能となる。結果的に、回線及び帯域等のリソースの有効活用が可能となる。
以下、実施形態の移動通信ネットワーク10について、図を用いて説明する。
<機能>
図2は、LTE網のeNodeB1000、UMTS網のRNC2000及び移動局3000の機能的構成の例を示すブロック図である。
eNodeB1000は、制御部1100、通信部1200、ハンドオーバ処理部1300、データ転送管理部1400、転送可能量計算部1500、在圏時間計算部1600、呼接続情報記憶部1700及びユーザデータ記憶部1800を有する。
制御部1100は、eNodeB1000として通常有している機能を有する。その他、ハンドオーバに際して、移動局3000にバッファリングされているデータを転送するために他の機能部を制御する機能等を有する。
通信部1200は、移動局3000と無線で通信する機能を有する。また、RNC2000及びMME1001と有線又は無線で通信する機能を有する。
ハンドオーバ処理部1300は、通常のハンドオーバの処理を行う機能を有する。その他、ハンドオーバ中に移動局3000に対して転送可能な量のデータを転送するために他の機能部を制御する機能等を有する。
データ転送管理部1400は、大きく分けて2つの機能を有する。1つ目は、ISP4000からダウンロードするコンテンツのデータをユーザデータ記憶部1800に記憶させ、管理する機能である。2つ目は、ハンドオーバ後に、ターゲットRNC2000に転送すべきデータがユーザデータ記憶部1800に残っている場合に、ターゲットRNC2000に受け入れ可能なデータ量を問い合わせ、データを転送する機能である。
転送可能量計算部1500は、ハンドオーバ中にターゲットRNC2000に転送可能なデータ量を算出する機能を有する。
また、在圏時間計算部1600は、ハンドオーバ中に、ターゲットRNC2000にデータを転送することが可能な時間を算出する機能を有する。
ここで、転送可能量計算部1500が、ハンドオーバ中に移動局3000に直接転送するデータ量の求め方について、図3を用いて説明する。
図3のグラフは、移動局3000が受信する信号の電波強度を示す。実線の曲線50は、ソースeNodeB1000からの信号の電波強度を示す。また、点線の曲線51は、ターゲットNodeB2001からの信号の電波強度を示す。
移動局3000は、ソースeNodeB1000から受信している信号の電波強度が、所定の電波強度(以下、「通知閾値」という。)を下回った時に、測定した現在の電波強度を測定レポートに含ませてeNodeB1000に転送する(第1回目の測定レポート52参照)。ハンドオーバを要求するためである。
通常であれば、測定レポートを受信したソースeNodeB1000は、直ちにハンドオーバの処理を開始する。
しかし、移動通信ネットワーク10のソースeNodeB1000は、次の測定レポートを受信した時(第2回目の測定レポート53参照)にハンドオーバの処理を開始する。
ソースeNodeB1000の在圏時間計算部1600は、第1回目の測定レポート52を受信した時から第2回目の測定レポート53を受信した時までの間隔55を求める。間隔55と、第1回目の測定レポート52と第2回目の測定レポート53のそれぞれに含まれる電波強度とから、移動局3000との通信が行えなくなる時までの在圏時間56を求める。
この在圏時間56は、第2回目の測定レポート53を受信した時から、移動局3000がソースeNodeB1000から受信する電波の品質レベルが限界となる時までの時間である。図3では、この限界となる品質レベルを「限界閾値」と記載している。
この限界閾値は、通信事業者が事前に電波測定を実施し、電波の強度、ノイズとデータ転送の欠損率から導き出す。
この限界閾値よりも、電波の品質が良好なレベルを通知閾値として、報知信号に含ませて移動局3000に通知する。報知信号とは、eNodeB1000が自身のセル内に在る全ての移動局3000に対して各種情報を通知するために定期的に送出している信号である。
以下に、在圏時間56を算出する1例の式を示す。尚、第1回目の測定レポート52に含まれる電波強度を「第1電波強度」といい、第2回目の測定レポート53に含まれる電波強度を「第2電波強度」という。
式)在圏時間56=(限界閾値−通知閾値)
÷((第1電波強度−第2電波強度)÷間隔55)
転送可能量計算部1500は、在圏時間56とデータ転送速度とから、移動局3000に転送することができるデータ量を求める。
呼接続情報記憶部1700は、eNodeB1000自身が管理している移動局3000が行っている呼に関する情報を記憶しておく機能を有する。
ユーザデータ記憶部1800は、ISP4000からダウンロードしているコンテンツのデータを記憶しておく機能を有する。
次に、RNC2000は、制御部2100、通信部2200、データ転送管理部2300、バッファ可能量計算部2400及びユーザデータ記憶部2500を有する。
制御部2100は、RNC2000として通常有している機能を有する。その他、ハンドオーバに際して、eNodeB1000からデータを受信するために他の機能部を制御する機能等を有する。
通信部2200は、NodeB2001を介して移動局3000と無線で通信する機能を有する。また、NodeB2001、SGCN2002及びeNodeB1000と有線又は無線で通信する機能を有する。
データ転送管理部2300は、大きく分けて2つの機能を有する。1つ目は、ハンドオーバに際して、eNodeB1000から転送されてくるデータをユーザデータ記憶部2500に記憶させ、管理する機能である。2つ目は、ISP4000からダウンロードするコンテンツのデータをユーザデータ記憶部2500に記憶させ、管理する機能である。
すなわち、ハンドオーバ後、ターゲットRNC2000は、ISP4000からダウンロードしているデータとして、2つのルートから転送されてくるデータを受信する場合がある。
但し、ソースeNodeB1000から転送されてくるデータは、ハンドオーバ中に転送できなかったデータがある場合のみである。
バッファ可能量計算部2400は、受け入れ可能なデータ量を算出する機能を有する。
受け入れ可能なデータ量は、ハンドオーバ中に転送できなかったデータがある場合にのみ、ソースeNodeB1000がハンドオーバ後に問い合わせてくるものである。
ターゲットRNC2000のバッファ可能量計算部2400は、自身が行っている呼のトラフィック量及びバッファの空き領域等を勘案して受け入れ可能なデータ量を算出する。すなわち、図4のバッファ可能量とトラフィック量との関係を示すグラフで示すように、トラフィック量が大きくなると使用するバッファ量が大きくなるので、受け入れ可能なデータ量は少なくなる。
以下に、受け入れ可能なデータ量を算出する1例の式を示す。
式)バッファ可能量=
バッファ容量−現在の使用量−(呼量×平均データ量)
呼量:単位時間当たりの延べ呼数
平均データ量:1呼当たりの平均バッファ使用量
ユーザデータ記憶部2500は、ISP4000からダウンロードしているコンテンツのデータを記憶しておく機能を有する。
移動局3000は、制御部3100、通信部3200、レベル測定部3300及びユーザデータ記憶部3400を有する。
制御部3100は、携帯電話機として通常有している通話機能、メール機能等を有する。また、ハンドオーバに際して、測定レポートを生成して送信する機能等を有する。
通信部3200は、eNodeB1000及びNodeB2001と無線で通信する機能を有する。
レベル測定部3300は、いずれかの基地局、すなわち、eNodeB1000又はNodeB2001と通信を行っている間は、常に、周囲のeNodeB1000又はNodeB2001から受信している信号の電波強度を測定する機能を有する。また、ソースeNodeB1000又はソースNodeB2001から受信している信号の電波強度が通知閾値(図3参照)を下回ったら、制御部3100に通知する機能を有する。
ユーザデータ記憶部3400は、ISP4000からダウンロードしているコンテンツのデータを記憶しておく機能を有する。
上述した機能の全部または一部は、eNodeB1000、RNC2000及び移動局3000の有するそれぞれのCPUが、eNodeB1000、RNC2000及び移動局3000それぞれのメモリ等に記録されているプログラムを実行することにより実現される。
<データ>
次に、実施形態の移動通信ネットワーク10で用いるデータについて図5及び図6を用いて説明する。
図5は、測定レポート1720の構成及び内容の例を示す図である。
この測定レポート1720は、移動局3000が通信中のeNodeB1000、すなわち、ソースeNodeB1000に送信するものである。
移動局3000は、ソースeNodeB1000から受信している信号の電波強度が、所定の電波強度、すなわち、通知閾値(図3参照)を下回った時に測定レポート1720を生成して送信する。通知閾値は、各eNodeB1000が自身のセル内に在る移動局3000に対して定期的に送信している報知情報に含ませて、各移動局3000に通知している。
移動局3000は、一旦、測定レポート1720をソースeNodeB1000に対して送信し始めると、電波強度が通知閾値を下回っている限りにおいてハンドオーバの指示を受け取るまで所定間隔で繰り返し送信し続ける。
測定レポート1720は、呼接続識別番号1721、移動局識別子1722、電波強度1723及びハンドオーバ先を決定するための情報1724を有する。
呼接続識別番号1721は、eNodeB1000から渡された呼接続を識別するための番号を示す。
移動局識別子1722は、測定レポート1720の送信元である移動局3000の識別子を示す。
電波強度1723は、移動局識別子1722で示される移動局3000が測定したソースeNodeB1000からの信号の電波強度を示す。
ハンドオーバ先を決定するための情報1724は、ソースeNodeB1000以外のeNodeB1000からの信号の受信強度や、NodeB2001からの信号の受信強度等の、ハンドオーバ先を決定するために必要な情報を示す。
図6は、呼接続管理情報1710の構成及び内容の例を示す図である。
この呼接続管理情報1710は、「呼」毎に、すなわち、トランザクション毎に生成される。1トランザクションとは、例えば、通話である場合は、通話相手に繋がってから切られるまでを示し、コンテンツのダウンロードの場合は、ISP4000に繋がってからダウンロードが終了して繋がりが切られるまでをいう。
eNodeB1000が管理している「呼」の個数分の呼接続管理情報1710が、呼接続情報記憶部1700に記憶されている。
呼接続管理情報1710は、呼接続識別番号1711、移動局識別子1712及びレベル測定情報1713を有する。
呼接続識別番号1711は、呼接続を識別するための番号を示す。eNodeB1000自身が管理している接続毎に、eNodeB1000が割り当てる番号である。
移動局識別子1712は、呼接続識別番号1711で示される呼における移動局3000であって、測定レポート1720を送信してきた移動局3000の識別子を示す。
レベル測定情報1713は、移動局識別子1712で示される移動局3000が測定した電波強度の情報を示す。具体的には、移動局識別子1712で示される移動局3000が送信してきた測定レポート1720に含まれる電波強度1723が記憶されたものである。
このレベル測定情報1713として、最初に受信した測定レポート1720に含まれる電波強度1723とその測定レポート1720を受信した時刻とを有する第1回測定情報と、次に受信した測定レポート1720に含まれる電波強度1723とその測定レポート1720を受信した時刻とを有する第2回測定情報とが記憶されている。
<動作>
以下、実施形態の移動通信ネットワーク10の動作について図7及び図8を用いて説明する。
まず、ハンドオーバ中の第1段階のデータ転送処理について、図7を用いて説明し、ハンドオーバ後の第2段階のデータ転送処理について、図8を用いて説明する。
図7は、ハンドオーバの際のデータ転送処理を表すフローチャートである。図7において、白抜き矢印は、ベアラサービスにより転送されるコンテンツのデータを示す。図8においても、同様である。
移動局3000のユーザが、移動局3000が備えるキーを操作し、あるコンテンツのデータのダウンロードを指示する。
コンテンツのデータのダウンロードの指示を取得した移動局3000の制御部3100は(ステップS100)、通信部3200を介して、eNodeB1000Aとの間でRRC(Radio Resource Control)によるコネクションを確立する。
その後、移動局3000の制御部3100は、MME1001とGW4001とを経由して、ISP4000とのコネクションを確立する(ステップS110)。
ISP4000とのコネクションを確立した移動局3000の制御部3100は、コンテンツのデータの転送をISP4000に依頼する(ステップS120)。
依頼を受けたISP4000は、GW4001とMME1001とを経由して、移動局3000宛にデータの送信を開始する(ステップS130)。
eNodeB1000Aの通信部1200は、MME1001を介してコンテンツのデータを受信し、データ転送管理部1400に渡す。
データを受け取ったデータ転送管理部1400は、受け取ったデータをユーザデータ記憶部1800に記憶させる。この際、移動局3000の宛先と対応付けて記憶させる。
また、データ転送管理部1400は、ユーザデータ記憶部1800に記憶されているデータを、移動局3000との通信速度に合わせて読み出して、移動局3000に転送する(ステップS140)。
ステップS130及びステップS140の処理は、移動局3000から停止要求(後述するステップS210)があるまで続けられる。
移動局3000の通信部3200を介して、データを受信した制御部3100は、ユーザデータ記憶部3400に受信したデータを記憶させる。
レベル測定部3300は、ソースeNodeB1000Aからの信号の電波強度を測定し、測定した電波強度が通知閾値(図3参照)を下回った場合は(ステップS150:Yes)、制御部3100に測定した電波強度を渡して、通知閾値を下回った旨を通知する。測定した電波強度が通知閾値以上である場合は(ステップS150:No)、制御部3100への通知を行わない。
尚、レベル測定部3300は、測定した電波強度の値に関わらず、ソースeNodeB1000Aからの信号の電波強度を測定し続ける。実施形態では、電波強度は徐々に小さくなっていくものとする。
レベル測定部3300からの通知を受けた制御部3100は、測定レポート1720を生成する。
具体的には、測定レポート1720の呼接続識別番号1721として、eNodeB1000から接続時に渡された番号を設定する。移動局識別子1722として、移動局3000自身の識別子を設定し、電波強度1723として、レベル測定部3300から渡された電波強度を設定する。また、ハンドオーバ先を決定する為の情報1724として、周囲のeNodeB1000等からの信号の電波強度等の情報をレベル測定部3300等から取得して設定する。尚、制御部3100は、移動局3000自身の識別子を予め記憶しているものとする。
測定レポート1720を生成した制御部3100は、生成した測定レポート1720をソースeNodeB1000Aに送信する(ステップS160)。
eNodeB1000Aの通信部1200を介して、測定レポート1720を受信した制御部1100は、受信した測定レポート1720及び受信した時刻をハンドオーバ処理部1300に渡して、ハンドオーバ処理を依頼する。
依頼を受けたハンドオーバ処理部1300は、制御部1100から受け取った測定レポート1720の電波強度1723として設定されている電波強度の値及び受信した時刻を、第1回測定情報として記憶する(ステップS170)。
具体的には、呼接続情報記憶部1700に記憶されている呼接続管理情報1710のうち、呼接続識別番号1711に設定されている番号が、受信した測定レポート1720の呼接続識別番号1721として設定されている番号同じである呼接続管理情報1710を選択する。そして、測定レポート1720の電波強度1723として設定されている電波強度の値及び受信した時刻を、選択した呼接続管理情報1710のレベル測定情報1713の第1回測定情報として記憶する。以下、この呼接続管理情報1710を「移動局3000の呼接続管理情報1710」という。
携帯電話機3000の自動カーソル部3300は、前回の測定から所定時間経過後に、再度、ソースeNodeB1000Aからの信号の電波強度を測定する。測定したソースeNodeB1000Aからの信号の電波強度は通知閾値を下回っているので、制御部3100にその旨を通知する。
通知を受けた制御部3100は、測定レポート1720を生成し、生成した測定レポート1720をソースeNodeB1000Aに送信する(ステップS180)。
eNodeB1000Aの通信部1200を介して、測定レポート1720を受信した制御部1100は、受信した測定レポート1720及び受信した時刻をハンドオーバ処理部1300に渡して、ハンドオーバ処理を依頼する。
依頼を受けたハンドオーバ処理部1300は、制御部1100から受け取った測定レポート1720の電波強度1723として設定されている電波強度の値及び受信した時刻を、移動局3000の呼接続管理情報1710に第2回測定情報として記憶する(ステップS190)。
第2回測定情報を記憶したハンドオーバ処理部1300は、ハンドオーバの要求を移動局3000に送信する(ステップS200)。ハンドオーバ処理部1300は、ハンドオーバの処理を開始する。
ハンドオーバの要求を受けた移動局3000の制御部3100は、ハンドオーバの処理を開始し、GW4001にdownlink停止、すなわち、コンテンツのデータの転送の停止要求を送信する(ステップS210)。
尚、ハンドオーバの処理は、移動局3000、ソースeNodeB1000A及びターゲットRNC2000において、以下に説明するデータの転送処理と並行して行われている。
停止要求を受信したGW4001は、ハンドオーバ処理においてソースeNodeB1000Aからターゲットの装置、実施形態ではRNC2000Aが通知されるまで、ソースeNodeB1000Aへのデータ転送を停止する(ステップS220)。
ソースeNodeB1000Aのハンドオーバ処理部1300は、ハンドオーバの要求を移動局3000に送信した後、通常のハンドオーバの処理と並行して、以下に説明するデータ転送処理を行う。
ハンドオーバ処理部1300は、移動局3000に転送すべきデータが残っているか否かをデータ転送管理部1400に問い合わせる。
具体的には、移動局3000の呼接続管理情報1710の移動局識別子1712として設定されている識別子を読み出し、読み出した識別子で示される移動局3000に転送すべきデータが残っているかをデータ転送管理部1400に問い合わせる。
問い合わせを受けたデータ転送管理部1400は、ユーザデータ記憶部1800を参照して、データが残っているか否かをハンドオーバ処理部1300に通知する。
ハンドオーバ処理部1300は、データが残っている旨の通知を受けた場合は(ステップS230:Yes)、転送可能量計算部1500に限界閾値(図3参照)までに転送できるデータ量を求めるよう依頼する。
依頼を受けた転送可能量計算部1500は、在圏時間計算部1600に在圏時間56(図3参照)の算出を依頼する。
依頼を受けた在圏時間計算部1600は、呼接続情報記憶部1700に記憶されている移動局3000の呼接続管理情報1710を参照して在圏時間56を算出する。具体的には、レベル測定情報1713として記憶されている第1回測定情報及び第2回測定情報を基に算出する(ステップS240)。
在圏時間56を算出した在圏時間計算部1600は、算出した在圏時間56を転送可能量計算部1500に渡す。転送可能量計算部1500は、受け取った在圏時間を基に、転送可能なデータ量を算出する(ステップS250)。
転送可能なデータ量を算出した転送可能量計算部1500は、算出したデータ量をハンドオーバ処理部1300に渡す。ハンドオーバ処理部1300は、渡されたデータ量をデータ転送管理部1400に渡して、移動局3000にデータを転送するよう依頼する。
依頼を受けたデータ転送管理部1400は、ユーザデータ記憶部1800から、渡されたデータ量のデータを読み出し、移動局3000に転送する(ステップS260)。
一方、ハンドオーバ処理部1300は、データが残っていない旨の通知を受けた場合は(ステップS230:No)、データ転送の処理は行わない。
次に、ハンドオーバ後のデータ転送処理について、図8を用いて説明する。
図8は、ハンドオーバ後のデータ転送処理を表すフローチャートである。
ハンドオーバ後、GW4001は、SGCN2002を経由してRNC2000Aにコンテンツのデータの転送を開始する(ステップS300)。
RNC2000Aの通信部2200は、SGCN2002を介してコンテンツのデータを受信し、データ転送管理部2300に渡す。
データを受け取ったデータ転送管理部2300は、ユーザデータ記憶部2500に記憶させる。この際、移動局3000の宛先と対応付けて記憶させる。
また、データ転送管理部2300は、ユーザデータ記憶部2500に記憶されているデータを、移動局3000との通信速度に合わせて読み出して、NodeB2001Aを介して移動局3000に転送する(ステップS310)。
すなわち、移動局3000は、ハンドオーバ後も引き続きISP4000からコンテンツのデータをダウンロードし続けることができる。
ソースeNodeB1000Aのハンドオーバ処理部1300は、ハンドオーバ処理が完了したら、移動局3000に転送すべきデータが残っている場合は転送するようデータ転送管理部1400に依頼する。この際、ハンドオーバを行った移動局3000の識別子と、ターゲットRNC2000Aの宛先を通知する。
尚、ハンドオーバ処理部1300は、ハンドオーバ処理において移動局3000の呼接続管理情報1710を削除する前に、移動局識別子1712として設定されている移動局3000の識別子を読み出して記憶しておくものとする。
依頼を受けたデータ転送管理部1400は、ユーザデータ記憶部1800を参照して、通知された移動局に転送すべきデータが残っている場合は(ステップS320:Yes)、ターゲットRNC2000Aに対して、受け入れ可能なデータ量を問い合わせる(ステップS330)。尚、転送すべきデータが残っていない場合は(ステップS320:No)、データ転送処理は行わない。
RNC2000Aの通信部2200を介して、問い合わせを受信した制御部2100は、バッファ可能量計算部2400に受け入れ可能なデータ量の算出を依頼する。
依頼を受けたバッファ可能量計算部2400は、データ転送管理部2300に空き容量を問い合わせる。
問い合わせを受けたデータ転送管理部2300は、ユーザデータ記憶部2500を参照して空き容量を取得してバッファ可能量計算部2400に返す。
空き容量を取得したバッファ可能量計算部2400は、受け入れ可能なデータ量を算出して制御部2100に返す。
受け入れ可能なデータ量を取得した制御部2100は、ソースeNodeB1000Aに受け入れ可能なデータ量を送信する(ステップS340)。
ソースeNodeB1000Aの通信部1200を介して、受け入れ可能なデータ量を受信したデータ転送管理部1400は、受信したデータ量のデータをユーザデータ記憶部1800から読み出してターゲットRNC2000Aに転送する(ステップS350)。
データを転送したデータ転送管理部1400は、未だデータが残っている場合は(ステップS370:Yes)、ターゲットRNC2000Aに対して、受け入れ可能なデータ量を問い合わせ、ステップS330〜ステップS370の処理を繰り返す。
すべてのデータを転送した場合は(ステップS370:No)、データ転送処理を終了する。
ソースRNC2000Aのデータ転送管理部2300は、ソースeNodeB1000Aから転送されてきたコンテンツデータをユーザデータ記憶部2500に記憶する。また、記憶されているデータを、移動局3000との通信速度に合わせてデータを読み出して、NodeB2001Aを介して移動局3000に転送する(ステップS360)。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記形態に限らず、以下のようにしてもよい。
(1)実施形態では、測定レポートを2回受信してからハンドオーバの処理を開始することとしているが、移動局3000に転送すべきデータがユーザデータ記憶部1800に残っていない場合には、1回目の測定レポートを受信したらハンドオーバの処理を開始することとしてもよい。
(2)実施形態では、LTE網からUMTS網へのハンドオーバを例に説明したが、同一網内においてのハンドオーバであってもよい。また、UMTS網からLTE網へのハンドオーバであってもよい。更には、他の通信ネットワーク網であってもよい。
(3)eNodeB1000等は、図2等の各構成要素の全部又は一部を、1チップ又は複数チップの集積回路で実現してもよい。
(4)eNodeB1000等は、図2等の各構成要素の全部又は一部を、コンピュータのプログラムで実現してもよいし、その他どのような形態で実施してもよい。
コンピュータプログラムの場合、メモリカード、CD−ROMなどいかなる記録媒体に書き込まれたものをコンピュータに読み込ませて実行させる形にしてもよいし、ネットワークを経由してプログラムをダウンロードして実行させる形にしてもよい。
10 移動通信ネットワーク
55 間隔
56 在圏時間
1100 2100 3100 制御部
1200 2200 3200 通信部
1300 ハンドオーバ処理部
1400 2300 データ転送管理部
1500 転送可能量計算部
1600 在圏時間計算部
1700 呼接続情報記憶部
1710 呼接続管理情報
1711 1721 呼接続識別番号
1712 1722 移動局識別子
1713 レベル測定情報
1720 測定レポート
1723 電波強度
1724 ハンドオーバ先を決定する為の情報
1800 ユーザデータ記憶部
2400 バッファ可能量計算部
2500 ユーザデータ記憶部
3000 移動局
3300 レベル測定部
3400 ユーザデータ記憶部

Claims (7)

  1. 基地局から移動局に転送するデータを記憶する記憶手段と、
    前記移動局が前記基地局から受信する信号の強度が閾値を下回ったら、当該強度を示す情報を当該移動局から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって前記情報を複数受信したら、第1の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点よりも後の第2の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点と当該第2の時点との間の時間間隔と、に基づいて、当該第2の時点から前記強度が所定の限界閾値となるまでの在圏時間を推定し、前記移動局と通信が出来なくなるまでに当該移動局に転送できるデータ量を、当該推定された在圏時間に基づいて算出し、算出したデータ量以下の前記データを前記移動局に転送するデータ転送手段と
    を備える無線アクセスネットワーク。
  2. 前記受信手段で前記情報を受信したら、前記移動局に他の基地局との通信を開始させるハンドオーバ手段を備え、
    前記データ転送手段による転送は、前記移動局が前記他の基地局との通信を開始する前に行われる
    請求項1記載の無線アクセスネットワーク。
  3. 前記記憶手段の他に、前記他の基地局から前記移動局に転送するデータを記憶する他の記憶手段と、
    前記他の記憶手段が記憶可能なデータ量を取得する取得手段と、
    前記ハンドオーバ手段が前記移動局に前記他の基地局との通信を開始させた後に、前記取得手段に前記記憶可能なデータ量を取得させ、前記記憶手段が記憶しているデータのうち前記取得したデータ量以下のデータを、前記他の記憶手段に転送する第2データ転送手段と
    を備える請求項2記載の無線アクセスネットワーク。
  4. 前記他の記憶手段及び前記他の基地局は、前記記憶手段及び前記基地局が含まれる通信網とは異なる種類の通信網に含まれる
    請求項3記載の無線アクセスネットワーク。
  5. 基地局から移動局に転送するデータを記憶する記憶手段と、
    前記移動局が前記基地局から受信する信号の強度が閾値を下回ったら、当該強度を示す情報を当該移動局から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって前記情報を複数受信したら、第1の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点よりも後の第2の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点と当該第2の時点との間の時間間隔と、に基づいて、当該第2の時点から前記強度が所定の限界閾値となるまでの在圏時間を推定し、前記移動局と通信が出来なくなるまでに当該移動局に転送できるデータ量を、当該推定された在圏時間に基づいて算出し、算出したデータ量以下の前記データを前記移動局に転送するデータ転送手段と
    を備える基地局。
  6. 基地局から移動局に転送するデータを記憶する記憶手段を有する無線ネットワークに、当該データを当該移動局に転送させるデータ転送方法であって、
    前記移動局が前記基地局から受信する信号の強度が閾値を下回った場合において、前記移動局から、第1の時点にて前記強度を示す第1の情報を受信させるとともに当該第1の時点よりも後の第2の時点にて前記強度を示す第2の情報を受信させ、
    前記第1の情報が示す前記強度と、前記第2の情報が示す前記強度と、前記第1の時点と前記第2の時点との間の時間間隔と、に基づいて、当該第2の時点から前記強度が所定の限界閾値となるまでの在圏時間を推定させ、前記移動局と通信が出来なくなるまでに当該移動局に転送できるデータ量を、当該推定された在圏時間に基づいて算出させ、算出したデータ量以下の前記データを前記移動局に転送させる
    データ転送方法。
  7. 基地局から移動局に転送するデータを記憶する記憶手段を有する基地局に、当該データを当該移動局に転送させるコンピュータプログラムであって、
    前記移動局が前記基地局から受信する信号の強度が閾値を下回ったら、当該強度を示す情報を当該移動局から受信する受信処理を実行させ、
    前記受信処理によって前記情報を複数受信したら、第1の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点よりも後の第2の時点にて受信された前記情報が示す前記強度と、当該第1の時点と当該第2の時点との間の時間間隔と、に基づいて、当該第2の時点から前記強度が所定の限界閾値となるまでの在圏時間を推定し、前記移動局と通信が出来なくなるまでに当該移動局に転送できるデータ量を、当該推定された在圏時間に基づいて算出し、算出したデータ量以下の前記データを前記移動局に転送するデータ転送処理を実行させる
    コンピュータプログラム。
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