JP5333516B2 - 部品実装装置における画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

部品実装装置における画像読取装置および画像読取方法 Download PDF

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本発明は、部品実装装置においてラインセンサによって部品の画像を読み取る画像読取装置および画像読取方法に関するものである。
部品実装装置において部品の位置認識を画像処理により行うための画像読取装置として、CCDをライン状に配置したラインセンサが広く用いられている。このラインセンサによる画像読取りでは、画像読取り対象から入射した撮像光を受光した受光素子アレイから、受光量に応じた電荷をシフトレジスタに転送し、さらにシフトレジスタから電荷を画像信号として順次出力させることにより、受光素子の配列方向、すなわち主走査方向の一次元画像データを得ることができる。そして電子部品を主走査方向と直交する副走査方法に移動させながら得られた複数の一次元画像データを並列させることにより、所望の二次元画像を形成するようにしている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献例に示す先行技術においては、画像読取り対象の部品サイズに応じて極力効率的な画像読み取りを行うため、受光素子アレイの複数の受光素子のうち、部品の画像読み取りに不要な範囲を遮光部材によって覆って無効範囲とし、これ以外の有効範囲の受光素子のみからの画像信号のみを取り出すようにしている。このとき、シフトレジスタから有効範囲の画像信号が出力された後には、シフトレジスタには無効範囲に相当する初期値の画像信号のみが残留した状態となっていることから、次の一次元画像に相当する撮像光を受光した受光素子アレイから電荷をシフトレジスタに転送しても不適切な電荷の混合を生じることがなく、画像読み取りに必要な有効範囲の画像信号を効率的に出力させることができるという利点がある。
特許第3318146号公報
しかしながら上述の先行技術を含め、ラインセンサを用いた従来の画像読取装置においては、ラインセンサにおける電荷の転送中には画像信号の出力を中断する必要があるという特性に起因して、画像信号の出力の効率化を図る上で以下のような不都合が生じていた。すなわち画像読取り処理にはラインセンサから出力されるアナログの画像信号をデジタル信号に変換するAD変換処理を必要とするが、従来の画像読取装置ではラインセンサからの画像信号の出力が中断されるタイミングに同期させて、AD変換処理を実行するAD変換素子の駆動を停止させるようにしていた。これは、AD変換素子の駆動を継続したままにしておくと、AD変換処理に際して生じる応答遅れにより、有効範囲の画像信号に無効範囲の画像信号が混在する不都合が生じるからである。そしてAD変換素子の再駆動に際しては、基準電位が安定するまでに応答遅れが存在するため、AD変換素子の駆動を停止・再開する度に、当該タイミングに相当する画像信号には基準電位の不安定に起因するノイズが混入する結果となっていた。このように、ラインセンサを用いた従来の画像読取装置は、部品の画像読取りの高速化を目的としてラインセンサからの画像信号の出力を効率的に行うに際しては、画像信号へのノイズの混入が避けがたいという問題があった。
そこで本発明は、画像信号へのノイズの混入を生じることなく画像信号の出力を効率化して、部品の画像読取りの高速化を実現することができる部品実装装置における画像読取装置および画像読取方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置における画像読取装置は、基板に電子部品を実装する部品実装装置において、画像読取り対象の部品を保持した実装ヘッドを第1方向に相対移動させることにより、前記部品の画像を読み取る画像読取装置であって、複数の受光素子が前記第1方向と直交する第2方向にライン状に配置され、前記部品の光学画像をこれらの受光素子に結像させることにより各受光素子に前記光学画像に応じた電荷が蓄積される受光素子アレイと、前記受光素子のうち前記受光素子アレイの両端部側から連続する複数の受光素子より成る所定の遮光範囲への光の入射を遮るとともに、前記遮光範囲以外の露光範囲に対応する受光素子への光の入射を許容する遮光手段と、前記受光素子アレイにおける各受光素子と対応した複数の蓄電素子を第2方向にライン状に配置して構成され、前記受光素子に蓄積された電荷であって、前記遮光範囲の受光素子に蓄積された遮光素子電荷および前記露光範囲の受光素子に蓄積された露光素子電荷を含む受光電荷をシフトゲートを介して前記各蓄電素子に受け取るシフトレジスタと、前記シフトレジスタから前記受光電荷を画像信号として前記受光素子の配列順に出力させる出力部と、前記第1方向への相対移動において前記出力部から順次出力される前記画像信号を受け取って前記部品の二次元画像を形成する画像処理部と、前記シフトゲートを介しての前記受光電荷の転送を許可するタイミングを前記露光範囲の大きさに基づいて制御することにより、前記出力部からの画像信号の出力実行中において、前記露光素子電荷の画像信号が前記シフトレジスタの前記露光範囲に対応する蓄電素子から出力された後のタイミングにおいて、前記受光素子アレイの各受光素子に蓄電された電荷によって前記シフトレジスタの各蓄電素子を上書きする転送制御部とを備え、前記画像処理部は、前記出力された画像信号をAD変換するAD変換処理部と、AD変換処理された画像信号に基づいて前記受光素子アレイの露光範囲に対応した一次元画像を取得し、次いで取得されたこれらの一次元画像を並列させることにより前記二次元画像を形成する画像形成部と、前記AD変換処理部の駆動状態を制御して、前記受光素子アレイからシフトレジスタへ前記電荷の転送を行っている間においても継続して駆動させるとともに、前記AD変換処理後の前記露光素子電荷に対応する画像信号について、前記AD変換処理に伴って生じる応答遅れに相当する画像信号を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号に時系列を合致させて結合して前記画像形成部に対して出力する画像調整処理部とを備えた。
本発明の部品実装装置における画像読取方法は、基板に電子部品を実装する部品実装装置において、画像読取り対象の部品を保持した実装ヘッドを画像読取装置に対して第1方向に相対移動させることにより、前記部品の画像を読み取る画像読取方法であって、前記画像読取装置は、複数の受光素子が前記第1方向と直交する第2方向にライン状に配置され、前記部品の光学画像をこれらの受光素子に結像させることにより各受光素子に前記光学画像に応じた電荷が蓄積される受光素子アレイと、前記受光素子のうち前記受光素子アレイの両端部側から連続する複数の受光素子より成る所定の遮光範囲への光の入射を遮るとともに、前記遮光範囲以外の露光範囲に対応する受光素子への光の入射を許容する遮光手段と、前記受光素子アレイにおける各受光素子と対応した複数の蓄電素子を第2方向にライン状に配置して構成され、前記受光素子に蓄積された電荷であって、前記遮光範囲の受光素子に蓄積された遮光素子電荷および前記露光範囲の受光素子に蓄積された露光素子電荷を含む受光電荷をシフトゲートを介して前記各蓄電素子に受け取るシフトレジスタと、前記シフトレジスタから前記受光電荷を画像信号として前記受光素子の配列順に出力させる出力部と、前記第1方向への相対移動において前記出力部から順次出力される前記画像信号を受け取って前記部品の二次元画像を形成する画像処理部と、前記シフトゲートを介しての前記受光電荷の転送を許可するタイミングを前記露光範囲の大きさに基づいて制御することにより、前記出力部からの画像信号の出力実行中において、前記露光素子電荷の画像信号が前記シフトレジスタの前記露光範囲に対応する蓄電素子から出力された後のタイミングにおいて、前記受光素子アレイの各受光素子に蓄電された電荷によって前記シフトレジスタの各蓄電素子を上書きする転送制御部とを備え、さらに前記画像処理部は、前記出力された画像信号をAD変換するAD変換処理部と、AD変換処理された画像信号に基づいて前記受光素子アレイの前記露光範囲に対応した一次元画像を取得し、次いで取得された複数の一次元画像を並列させることにより前記二次元画像を形成する画像形成部とを有して構成され、前記AD変換処理部を制御して、前記受光素子アレイからシフトレジスタへ前記電荷の転送を行っている間においても継続して駆動させるとともに、前記AD変換処理後の前記露光素子電荷に対応する画像信号について、前記AD変換処理に伴って生じる応答遅れに相当する画像信号を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号に時系列を合致させて結合して前記画像形成部に対して出力する。
本発明によれば、ラインセンサから出力された画像信号をAD変換処理後に画像形成部に出力するに際し、AD変換処理後の露光素子電荷に対応する画像信号についてAD変換処理に伴って生じる応答遅れに相当する画像信号を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号に時系列を合致させて結合して画像形成部に対して出力する画像調整処理を実行することにより、受光素子アレイからシフトレジスタへ電荷の転送を行っている間においてもAD変換処理部を継続して駆動させることが可能となり、これによりAD変換処理を中断して再起動することに起因する画像信号へのノイズの混入を防止しながら画像信号の出力を効率化して部品の画像読取りの高速化を実現することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の画像読取装置に用いられるラインセンサの構成説明図 本発明の一実施の形態の画像読取装置に用いられるラインセンサの構成および機能説明図 本発明の一実施の形態の画像読取装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の画像読取装置に用いられるラインセンサからの画像信号出力の説明図 本発明の一実施の形態の画像読取方法における画像データ処理を示すタイムチャート 本発明の一実施の形態の画像読取方法における画像データ処理を示すタイムチャート 本発明の一実施の形態の画像読取方法における画像形成の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して本発明の画像読取装置が組み込まれた部品実装装置1の構成について説明する。図1において基台1aの上面には基板搬送機構2がX方向(基板搬送方向)に配設されている。基板搬送機構2は上流側装置から供給された部品実装対象の基板3を搬送し、部品実装機構による部品搭載位置に位置決めして保持する。基板搬送機構2の両側には部品供給部4が配置されている。部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並設されており、テープフィーダ5は実装対象の電子部品を保持したキャリアズテープをピッチ送りすることにより電子部品を部品実装機構によるピックアップ位置に供給する。
基台1aのX方向の一端部には、リニア直動機構を備えたY軸移動テーブル6がY方向に配設されており、Y軸移動テーブル6には同様にリニア直動機構を備えた2基のX軸移動テーブル7がY方向の移動自在に装着されている。それぞれのX軸移動テーブル7には複数の保持ヘッド9を備えた多連型の実装ヘッド8がX方向に移動自在に装着されている。Y軸移動テーブル6、X軸移動テーブル7を駆動することにより実装ヘッド8は基板搬送機構2に位置決めされた基板3と部品供給部4との間を往復移動し、それぞれの保持ヘッド9の下端部に装着された吸着ノズル9a(図2参照)によって電子部品Pを取り出して基板3に移送搭載する。
基台1aにおいてそれぞれの部品供給部4と基板搬送機構2との間には、ラインセンサ10およびノズルストッカ11が配設されている。ノズルストッカ11は保持ヘッド9に装着される吸着ノズル9aを複数の部品種について収納しており、実装ヘッド8をノズルストッカ11にアクセスさせて所定のノズル交換動作を実行させることにより、保持ヘッド9における吸着ノズル9aを部品種に応じて交換することができる。
図2(a)に示すように、電子部品Pを保持した実装ヘッド8をラインセンサ10の上方でX方向(第1方向)に相対移動(矢印a)させることにより、ラインセンサ10は電子部品Pの画像を下方から読み取り、これにより実装ヘッド8に保持された状態における電子部品Pの種類や形状が認識される。すなわち、ラインセンサ10および後述する各要素は、部品実装装置1において画像読取り対象の電子部品Pを保持した実装ヘッド8を第1方向に相対移動させることにより、電子部品Pの画像を読み取る画像読取装置を構成する。
図2(b)はラインセンサ10の平面視を示しており、ラインセンサ10の上面に設けられた撮像用スリットの下方には、いずれも細長形状の受光素子アレイ20、シフトゲート21、シフトレジスタ22が並列してX方向と直交するY方向(第2方向)に設けられている。受光素子アレイ20には撮像光を受光して電荷に変換する複数の受光素子20aが、またシフトレジスタ22には受光素子20aから受け取った電荷を蓄積する蓄電素子22aがそれぞれ設けられており(図3参照)、受光素子20aから蓄電素子22aへの電荷の転送をシフトゲート21を介して任意のタイミングにて行うことができるようになっている。受光素子アレイ20には両端部の上方を覆って、遮光マスク板23がマスク移動機構24によって受光素子アレイ20の長手方向に移動自在(矢印b)に設けられている。
図3を参照して、上述構成のラインセンサ10の機能を説明する。図3において受光素子アレイ20には、複数の受光素子20aがY方向にライン状に配置されている。部品実装装置1による部品搭載動作おける電子部品Pの認識では、吸着ノズル9aに電子部品Pを保持した保持ヘッド9がラインセンサ10の上方でX方向に移動する走査動作を行うことにより、電子部品Pに対して照明装置により下方から照射される照明光の反射光、すなわち電子部品Pの撮像光が撮像用の光学系を介してラインセンサ10に入射して、受光素子アレイ20には電子部品Pの光学画像が結像される。なおここでは、照明装置、光学系の図示は省略している。そしてこの光学画像をこれらの受光素子20aに結像させることにより、各受光素子20aには電子部品Pの光学画像に応じた電荷が蓄積される。
受光素子アレイ20の上方に位置する遮光マスク板23は、上述の撮像光を部分的に遮光する機能を有している。遮光マスク板23は、受光素子アレイ20の長手方向の両端部にマスク移動機構24(図2(b))によってY方向に往復動自在に位置し、これにより受光素子アレイ20を構成する受光素子20aのうち遮光マスク板23によって覆われる受光素子20aへの撮像光の入射が遮光され、遮光マスク板23によって覆われていない受光素子20aのみに撮像光が入射する。すなわち、遮光マスク板23は受光素子アレイ20を構成する受光素子20aのうち、受光素子アレイ20の両端部側から連続する複数の受光素子20aより成る所定の遮光範囲Bへの光の入射を遮るとともに、遮光範囲B以外の露光範囲Aに対応する受光素子20aへの光の入射を許容する遮光手段となっている。
ここで、マスク移動機構24による遮光マスク板23のY方向への進出位置を調整することにより、露光範囲A、遮光範囲Bの大きさを任意に設定することが可能となっている。これにより、対象とする電子部品Pのサイズに応じて露光範囲Aを適切に設定することができ、画像形成のために必要な画像信号のデータ量を削減して出力所要時間を短縮することができる。
シフトレジスタ22は、受光素子アレイ20における各受光素子20aと対応した複数の蓄電素子22aを、Y方向(第2方向)にライン状に配置して構成されており、受光素子20aに蓄積された電荷であって、遮光範囲Bの受光素子20aに蓄積された遮光素子電荷および露光範囲Aの受光素子20aに蓄積された露光素子電荷を含む受光電荷を、シフトゲート21を介して各蓄電素子22aに受け取る機能を有している。シフトレジスタ22の両端はそれぞれ出力部25R、25Lに接続されており、出力部25R、25Lは、シフトレジスタ22の各蓄電素子22aに蓄積された受光電荷を、受光素子20aの配列順に画像信号として出力させる。
このとき、左側半分の蓄電素子22a(L)、右側半分の蓄電素子22a(R)に蓄積された蓄積された電荷が、それぞれ出力部25R、25Lから画像処理部40(図4参照)に画像信号として出力される。電子部品Pの画像取込みに際しては、実装ヘッド8をX方向に相対移動させる走査動作においてラインセンサ10による撮像が複数回反復して実行され、画像処理部40はその都度出力部25R、25Lから順次出力される画像信号を受け取って、認識対象の電子部品Pの二次元画像を形成し、必要に応じてこの二次元画像を認識処理する機能を有している。
次に図4を参照して制御系の構成を説明する。ここでは部品実装装置1において、実装ヘッド8に保持された電子部品Pをラインセンサ10によって撮像して認識処理を実行するために必要とされる機能についてのみ図示している。図4において、吸着ノズル9aによって電子部品Pを保持して部品実装動作を行う実装ヘッド8の移動経路の下方には、前述構成のラインセンサ10が配置されている。ラインセンサ10のシフトレジスタ22から両端部の出力部25R、25Lを介して出力される画像信号は、画像処理部40に送られる。そしてここで電子部品Pの二次元画像を形成するためのデータ処理および電子部品Pの形状を認識する処理が実行される。
装置制御部50は部品実装装置1の全体作業動作を制御する機能を有しており、記憶部51に記憶された動作・処理プログラムや各種のデータに基づき、実装ヘッド8による部品実装動作やラインセンサ10による画像取込み、画像処理部40による各種処理を制御する。ラインセンサ10、画像処理部40の制御は、装置制御部50が遮光範囲設定部52、主走査制御部53、副走査制御部54、転送制御部56、機構駆動部57を制御することにより行われる。
機構駆動部57は装置制御部50に制御されて、実装ヘッド8や、実装ヘッド8を水平移動させるY軸移動テーブル6、X軸移動テーブル7、さらにはラインセンサ10において遮光マスク板23を水平移動させるためのマスク移動機構24などの各機構を駆動する。現在位置検出部58は、Y軸移動テーブル6、X軸移動テーブル7に備えられたリニアエンコーダ6E,7Eから送られる検出パルス信号に基づいて、実装ヘッド8の現在位置を検出する処理を行う。現在位置検出結果は画像処理部40、装置制御部50に送られる。
転送制御部56は、ラインセンサ10においてシフトゲート21を介して行われる受光素子アレイ20からシフトレジスタ22への受光電荷の転送の許否を制御する機能を有しており、以下に説明する主走査制御部53の指令によりシフトゲート21を制御する。主走査制御部53は、主走査方向(Y方向)の画像読取りにおける制御、すなわち受光素子アレイ20の受光素子20aに撮像光が入射することによって蓄電した電荷をシフトレジスタ22に転送する電荷転送タイミングの制御を、転送制御部56を介して行う。言い換えると、主走査制御部53は遮光範囲設定部52に設定された遮光範囲Bに従って、受光素子アレイ20からシフトレジスタ22への電荷転送タイミング(図6に示すタイミングt2,t6参照)を指示する信号の出力周期を変化させる。
遮光範囲設定部52は、主走査制御部53による電荷の転送タイミングの基となる遮光範囲Bを設定する処理を行う。すなわち記憶部51には遮光範囲データ、すなわち遮光マスク板23によって受光素子アレイ20の上方を覆って遮光する範囲(図3、図5に示す遮光範囲B)を示すデータが、対象とする電子部品Pの部品種に応じて記憶されており、装置制御部50がこれらのデータを読み出して遮光範囲設定部52に遮光範囲設定処理を実行させて、主走査制御部53に対して伝達させる。
副走査制御部54は、主走査方向に直交する副走査方向(X方向)に実装ヘッド8が移動してラインセンサ10に対して相対移動する副走査動作において、画像処理部40が画像処理を実行する実行タイミングを制御する。この副走査制御においては、現在位置検出部58から画像処理部40、装置制御部50に伝達された実装ヘッド8の現在位置検出結果が参照され、装置制御部50は機構駆動部57を介して実装ヘッド8のX方向への移動を制御する。タイミング発生部55はクロック回路であり、ラインセンサ10,主走査制御部53、副走査制御部54に対して共通の時系列に基づく動作タイミングを発生するためのクロック信号を伝達する。
次に、画像処理部40を構成する各部の機能について説明する。 画像処理部40は、AD変換処理部41、画像調整処理部42、画像形成部43、認識処理部44を備えている。画像処理部40に送られた画像信号は、まずAD変換処理部41によるAD変換処理の対象となり、ラインセンサ10によって出力されたアナログの画像信号がデジタル信号に変換される。AD変換後の画像信号は、画像形成部43に送られる。画像形成部43は、AD変換処理された画像信号に基づいて、受光素子アレイ20の露光範囲Aに対応した一次元画像を取得し、次いで取得されたこれらの一次元画像を並列させることにより、電子部品Pの二次元画像を形成する処理を行う。認識処理部44は、形成された二次元画像を認識処理することにより、電子部品Pの形状を認識する処理を行う。
ここで画像形成部43による画像形成に際しては、画像調整処理部42は以下の調整処理を行う。すなわち画像調整処理部42はAD変換処理部41の駆動状態を制御して、受光素子アレイ20からシフトレジスタ22へ電荷の転送を行っている間においても継続して駆動させるとともに、AD変換処理後の露光素子電荷に対応する画像信号30aについて、AD変換処理に伴って生じる応答遅れに相当する画像信号30a*を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号30aに時系列を合致させて結合して、画像形成部43に対して出力させる。画像調整処理部42による調整処理機能については、図6に示すタイムチャートにて詳述する。
上記構成において、ラインセンサ10、画像処理部40、遮光範囲設定部52、主走査制御部53、副走査制御部54、タイミング発生部55および転送制御部56は、基板3に電子部品を実装する部品実装装置1において、画像読取り対象の電子部品Pを保持した実装ヘッド8を第1方向に相対移動させることにより、電子部品Pの画像を読み取る画像読取装置を構成する。
次に図5を参照して、ラインセンサ10からの画像信号の出力およびラインセンサ10における受光素子アレイ20からシフトレジスタ22への電荷の転送機能について説明する。図5(a)に示すように、受光素子アレイ20は、両端部を遮光マスク板23によって覆われており、受光素子アレイ20において遮光マスク板23によって覆われていない露光範囲Aに属する受光素子20aのみに、撮像光の電荷(露光素子電荷)が蓄積される。ここでは画像読取に際しての最初のラインの一次元画像に相当する露光素子電荷が蓄積される。
転送制御部56によってシフトゲート21を制御して受光素子アレイ20からシフトレジスタ22に電荷の転送を行わせる(矢印d)ことにより、シフトレジスタ22には、露光範囲Aに属する受光素子20aから転送された露光素子電荷が蓄電素子22aに蓄電された画像信号30a、遮光範囲Bに属する受光素子20aから転送された遮光素子電荷が蓄電素子22aに蓄電された画像信号30bが形成される。ここで画像信号30aは有効な画像データを含み画像形成に用いられる有効画像信号であり、画像信号30bは有効な画像データを含まず棄却される無効画像信号である。そしてこれらの画像信号のシフトレジスタ22の両端からの出力が、主走査制御部53から指令される出力タイミング(図6に示すタイミングt1,t5参照)にしたがって開始される。
図5(b)は、画像信号出力中の状態を示している。すなわちシフトレジスタ22の蓄電素子22aに蓄積された電荷が順次両端部へ向かって転送されながら出力部25R,25Lから出力されることにより、シフトレジスタ22の中央部の蓄電素子22aは電荷の蓄積のない空状態となり、新たな露光素子電荷を受け入れることが可能となる。そしてこの空の蓄電素子22aの範囲が、図5(c)に示すように、露光範囲Aに対応する範囲を超えたならば、すなわち順次出力される蓄電素子22aの素子数をカウントする過程において、カウント値が露光範囲Aに属する受光素子20aの数の1/2を超えて予め設定された規定値(図6に示す画像信号30a1に相当する素子数)に達したならば、画像信号の出力を一旦停止させる(図6に示すタイミングt2,t6参照)。そしてタイミングにて、次のラインの一次元画像に相当する露光素子電荷の受光素子アレイ20からシフトレジスタ22への転送が実行される。
すなわち図5(d)に示すように、転送制御部56から電荷転送指令をシフトゲート21に出力することにより、受光素子アレイ20からシフトレジスタ22に電荷の転送を行わせる(矢印g)。これにより、シフトレジスタ22において露光範囲Aに対応する蓄電素子22aには、第2ラインに対応する新たな露光素子電荷が蓄電される。そしてシフトレジスタ22において遮光範囲Bに対応する蓄電素子22aにおいては、図5(e)に示すように、遮光素子電荷である画像信号30bによって既存の電荷が上書きされる。
ここで転送制御部56は、シフトゲート21を介しての受光素子アレイ20からシフトレジスタ22への受光電荷の転送を許可するタイミングを、露光範囲Aの大きさに基づいて制御する。これにより、出力部25R,25Lからの画像信号の出力実行中において、露光素子電荷の画像信号30a1がシフトレジスタ22の露光範囲Aに対応する蓄電素子22aから出力された後のタイミングにおいて、受光素子アレイ20の各受光素子20aに蓄電された電荷によってシフトレジスタ22の各蓄電素子22aの電荷を上書きする処理が実行される。
この上書き処理において、画像信号30bは画像信号として無効なデフォルト値の電荷よりなることから、遮光範囲Bに対応する蓄電素子22aの既存の電荷、すなわち画像信号の出力を一旦停止させた時点において未出力のまま残留している露光素子電荷(図6に示す画像信号30a2)と画像信号30bの遮光素子電荷とが混合されても、画像信号30a2が攪乱されることがない。
そしてこの後、残留している露光素子電荷分の画像信号30a2が出力されたことをカウント値によって確認することにより、最初のラインの一次元画像の画像信号出力が完了する。すなわちここでは1つのラインの一次元画像の画像信号の出力が完了する前に、ラインセンサ10において次のラインの一次元画像の画像信号の受光素子アレイ20からシフトレジスタ22への転送を実行するようにしている。
次に図6を参照して、ラインセンサ10から出力される画像信号を対象として、画像処理部40のAD変換処理部41、画像調整処理部42によって実行される画像データ処理について説明する。図6は、ラインセンサ10から出力される画像信号が画像形成部43に対して出力されるまでの、ラインセンサ10、画像形成部43、画像調整処理部42の状態および処理内容を、時系列的にタイムチャートで表したものである。タイミング枠60は、ラインセンサ10から出力される画像信号を取り込むタイミングを示している。ここでは2ライン分の一次元画像を取得するまでのタイミングを、ラインセンサ出力枠61に示すラインセンサ10から出力される画像信号の取込みと関連づけて示しており、これらのタイミングはタイミング発生部55からのクロック信号と同期している。
すなわち、最初の第1ラインを構成する画像信号のうち先に取り込まれる画像信号30a1はタイミングt1〜タイミングt2の間に出力され、タイミングt2〜タイミングt3の間に実行される電荷の転送が完了した後、タイミングt3にて第1ラインを構成する残余の画像信号30a2の出力が開始される。そして次の第2ラインを構成する画像信号のうちの画像信号30a1はタイミングt5〜タイミングt6の間に出力され、タイミングt6〜タイミングt7の間に実行される電荷の転送が完了した後、タイミングt7にて第2ラインを構成する残余の画像信号30a2が出力される。これらのタイミングの指令は、タイミングt1,t5については副走査制御部54の制御機能により、またタイミングt2,t3,t6,t7については主走査制御部53の制御機能によって指令される。
AD変換処理部枠62は、AD変換処理部41の駆動状態を指令する駆動パルスのON−OFF状態を示すものであり、ここでは画像調整処理部42の機能によって、全てのタイミングにおいて駆動パルスはON状態に設定され、AD変換処理部41が継続的に作動するようになっている。このように、AD変換処理部41を継続的に作動させることにより、AD変換処理部41を画像信号の転送に伴って一旦停止させる方式を採用する場合に生じる不具合、すなわちAD変換処理部41の再起動時に生じる立ち上げ応答遅れに起因する画像ノイズの発生を防止して、安定した画像信号を取得することができるという利点がある。
AD変換処理部枠63は、AD変換処理部41の保持機能によって保持されている画像信号を示している。ここでは、ラインセンサ出力枠61に示す画像信号のタイミングにしたがって画像信号30a1、画像信号30a2が保持されるとともに、タイミングt2〜タイミングt3、タイミングt6〜タイミングt7の間では遮光素子電荷に相当する無効画像信号である画像信号30bが保持されている。AD変換処理部枠64は、AD変換処理部41に保持された画像信号が出力されるタイミングを示している。ここでAD変換処理部41の特性として、受け取った信号をAD変換して出力する際には出力遅れがあり、固有の遅延時間δtの後に変換信号が出力される。このため、電荷の転送のために画像信号の出力が一旦停止されるタイミングt2,t6においては、この遅延時間δtに相当する画像信号30a*が後落し、不要な画像信号として棄却されることとなる。さらに、電荷の転送が完了して画像信号の出力を開始するタイミングt3,t7においては、この逆に本来不要な画像信号30bが遅延時間δtに相当する分だけ取り込まれることとなる。
このような不都合を防止するため、本実施の形態では画像調整処理部42によって画像調整処理部枠65に示す画像信号結合処理を実行する。この画像信号結合処理においては、AD変換処理部枠62に示すように、AD変換処理部41を制御して受光素子アレイ20からシフトレジスタ22へ電荷の転送を行っている間においてもAD変換処理部41を停止させることなく継続して駆動させる。これとともに、AD変換処理後の露光素子電荷に対応する画像信号30a1について、AD変換処理に伴う応答遅れにより生じる遅延時間δtに相当する画像信号30a*を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号30a2に時系列を合致させて結合する(矢印i)。そして画像形成部枠66に示すように、画像信号30a1と画像信号30a*が結合された画像信号30a2とによって構成される1/2ライン一次元画像31が、画像形成部43に対して出力される。
次に図7を参照して、画像形成部43によって実行される画像形成処理および認識処理部44によって実行される画像認識処理について説明する。図7(a)は、図6に示す画像データ処理の結果、画像形成部43に対して出力される画像信号を示している。すなわち、シフトレジスタ22の両端から出力部25R、25Lによって出力される画像信号は、上述のように画像信号30a1と画像信号30a*が付加された画像信号30a2より構成される1/2ライン一次元画像31であり、これら2つの1/2ライン一次元画像31を受光素子アレイ20における配列位置に対応させてライン方向に突き合わせることにより、単一のフルライン一次元画像32が形成される。
次いで図7(b)に示すように、このフルライン一次元画像32を副走査方向に画像取り込み順に順次並列させて結合することにより、図7(c)に示す単一の二次元画像33が形成される。そしてこのようにして得られた二次元画像33を認識処理部44によって認識処理することにより、図7(d)に示すように、背景画像33a中に実装ヘッド8に保持された状態における電子部品Pの形状を示す部品画像33bが顕れた認識画像が取得される。この認識結果は装置制御部50に送られ、実装ヘッド8による電子部品Pの基板3への実装に際しては、この認識画像によって求められた電子部品Pの位置ずれ検出結果にしたがって搭載位置の補正が装置制御部50によって行われる。
なお上記実施の形態においては、図6に示す画像データ処理において、画像調整処理部42によって画像信号結合処理を用いる例を示したが、これに替えて図8に示すタイミング修正処理を実行するようにしてもよい。図8において、ラインセンサ出力枠61〜AD変換処理部枠64は、図6において示すラインセンサ出力枠61〜AD変換処理部枠64と同様である。そして画像調整処理部枠65Aにおいては、画像信号30a1、画像信号30a2を画像形成部43に対して出力するタイミングを、当初のタイミングt1,t3,t5,t7から、AD変換処理部41によるAD変換処理に伴って生じる応答遅れδtに相当する遅延時間δtだけ遅らせた修正タイミングを設定する。そして画像形成部枠66においては、新たに設定された修正タイミングに基づき、画像信号30a1と画像信号30a2とによって構成される1/2ライン一次元画像31を画像形成部43に対して出力させる。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装装置における画像読取では、ラインセンサ10から出力された画像信号をAD変換処理後に画像形成部43に出力するに際し、AD変換処理部41を電荷の転送を行っている間においても継続して駆動させるとともに、AD変換処理後の露光素子電荷に対応する画像信号30a1についてAD変換処理に伴って生じる応答遅れδtに相当する画像信号30a*を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号30a2に時系列を合致させて結合して画像形成部43に対して出力する画像信号結合処理による画像調整処理、またはAD変換処理に伴って生じる応答遅れδtに相当する遅延時間だけ遅らせて画像形成部43に対して出力するタイミング修正処理を実行するようにしている。
これにより、受光素子アレイ20からシフトレジスタ22へ電荷の転送を行っている間においてもAD変換処理部41を継続して駆動させることが可能となり、これによりAD変換処理を中断して再起動することに起因する画像信号へのノイズの混入を防止しながら画像信号の出力を効率化して、部品の画像読取りの高速化を実現することができる
本発明の部品実装装置における部品実装装置における画像読取装置および画像読取方法は、画像信号へのノイズの混入を生じることなく画像信号の出力を効率化して、部品の画像読取りの高速化を実現することができるという効果を有し、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する分野に利用可能である。
1 部品実装装置
3 基板
8 実装ヘッド
10 ラインセンサ
20 受光素子アレイ
20a 受光素子
21 シフトゲート
22 シフトレジスタ
22a 蓄電素子
23 遮光マスク板
25R,25L 出力部
31 1/2ライン一次元画像
32 フルライン一次元画像
33 二次元画像
A 露光範囲
B 遮光範囲
δt 遅延時間
P 電子部品

Claims (2)

  1. 基板に電子部品を実装する部品実装装置において、画像読取り対象の部品を保持した実装ヘッドを第1方向に相対移動させることにより、前記部品の画像を読み取る画像読取装置であって、
    複数の受光素子が前記第1方向と直交する第2方向にライン状に配置され、前記部品の光学画像をこれらの受光素子に結像させることにより各受光素子に前記光学画像に応じた電荷が蓄積される受光素子アレイと、
    前記受光素子のうち前記受光素子アレイの両端部側から連続する複数の受光素子より成る所定の遮光範囲への光の入射を遮るとともに、前記遮光範囲以外の露光範囲に対応する受光素子への光の入射を許容する遮光手段と、
    前記受光素子アレイにおける各受光素子と対応した複数の蓄電素子を第2方向にライン状に配置して構成され、前記受光素子に蓄積された電荷であって、前記遮光範囲の受光素子に蓄積された遮光素子電荷および前記露光範囲の受光素子に蓄積された露光素子電荷を含む受光電荷をシフトゲートを介して前記各蓄電素子に受け取るシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタから前記受光電荷を画像信号として前記受光素子の配列順に出力させる出力部と、
    前記第1方向への相対移動において前記出力部から順次出力される前記画像信号を受け取って前記部品の二次元画像を形成する画像処理部と、
    前記シフトゲートを介しての前記受光電荷の転送を許可するタイミングを前記露光範囲の大きさに基づいて制御することにより、前記出力部からの画像信号の出力実行中において、前記露光素子電荷の画像信号が前記シフトレジスタの前記露光範囲に対応する蓄電素子から出力された後のタイミングにおいて、前記受光素子アレイの各受光素子に蓄電された電荷によって前記シフトレジスタの各蓄電素子を上書きする転送制御部とを備え、
    前記画像処理部は、前記出力された画像信号をAD変換するAD変換処理部と、AD変換処理された画像信号に基づいて前記受光素子アレイの露光範囲に対応した一次元画像を取得し、次いで取得されたこれらの一次元画像を並列させることにより前記二次元画像を形成する画像形成部と、
    前記AD変換処理部の駆動状態を制御して、前記受光素子アレイからシフトレジスタへ前記電荷の転送を行っている間においても継続して駆動させるとともに、前記AD変換処理後の前記露光素子電荷に対応する画像信号について、前記AD変換処理に伴って生じる応答遅れに相当する画像信号を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号に時系列を合致させて結合して前記画像形成部に対して出力させる画像調整処理部とを備えたことを特徴とする部品実装装置における画像読取装置。
  2. 基板に電子部品を実装する部品実装装置において、画像読取り対象の部品を保持した実装ヘッドを画像読取装置に対して第1方向に相対移動させることにより、前記部品の画像を読み取る画像読取方法であって、
    前記画像読取装置は、複数の受光素子が前記第1方向と直交する第2方向にライン状に配置され、前記部品の光学画像をこれらの受光素子に結像させることにより各受光素子に前記光学画像に応じた電荷が蓄積される受光素子アレイと、
    前記受光素子のうち前記受光素子アレイの両端部側から連続する複数の受光素子より成る所定の遮光範囲への光の入射を遮るとともに、前記遮光範囲以外の露光範囲に対応する受光素子への光の入射を許容する遮光手段と、
    前記受光素子アレイにおける各受光素子と対応した複数の蓄電素子を第2方向にライン状に配置して構成され、前記受光素子に蓄積された電荷であって、前記遮光範囲の受光素子に蓄積された遮光素子電荷および前記露光範囲の受光素子に蓄積された露光素子電荷を含む受光電荷をシフトゲートを介して前記各蓄電素子に受け取るシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタから前記受光電荷を画像信号として前記受光素子の配列順に出力させる出力部と、
    前記第1方向への相対移動において前記出力部から順次出力される前記画像信号を受け取って前記部品の二次元画像を形成する画像処理部と、
    前記シフトゲートを介しての前記受光電荷の転送を許可するタイミングを前記露光範囲の大きさに基づいて制御することにより、前記出力部からの画像信号の出力実行中において、前記露光素子電荷の画像信号が前記シフトレジスタの前記露光範囲に対応する蓄電素子から出力された後のタイミングにおいて、前記受光素子アレイの各受光素子に蓄電された電荷によって前記シフトレジスタの各蓄電素子を上書きする転送制御部とを備え、
    さらに前記画像処理部は、前記出力された画像信号をAD変換するAD変換処理部と、AD変換処理された画像信号に基づいて前記受光素子アレイの前記露光範囲に対応した一次元画像を取得し、次いで取得された複数の一次元画像を並列させることにより前記二次元画像を形成する画像形成部とを有して構成され、
    前記AD変換処理部を制御して、前記受光素子アレイからシフトレジスタへ前記電荷の転送を行っている間においても継続して駆動させるとともに、前記AD変換処理後の前記露光素子電荷に対応する画像信号について、前記AD変換処理に伴って生じる応答遅れに相当する画像信号を、直後にAD変換処理される後続の露光素子電荷に対応する画像信号に時系列を合致させて結合して前記画像形成部に対して出力させることを特徴とする部品実装装置における画像読取方法。
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