JP5331364B2 - 紙製電池パッケージ - Google Patents

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Description

上方にフック部を備えて円筒型電池を収納した状態でつり下げ可能な電池パッケージに関する。具体的には、1枚の台紙を折り線に沿って屈曲することで組み立てられる紙製電池パッケージに関する。
「単一」「単三」などの呼称でサイズが指定される円筒型電池(以下、電池)が吊り下げ可能なパッケージに収納された状態で店頭販売されているのをよく見かける。最近では、環境への配慮や、ゴミになったときの分別回収などの観点から、全部が紙でできた紙製電池パッケージが多くなってきている。図8に従来の紙製電池パッケージの一例を示した。同図(A)と(B)は、それぞれ、前面からの斜視図と後面からの斜視図である。この電池パッケージ1eは、電池収納空間となる箱部100の上方に吊り下げ用の孔111が穿設されたフック部110が形成された基本形状をなしており、箱部100は、中身を確認するための矩形状の窓120が開口した前面101と後面102が上面103と下面104によって連結された略角筒を主体とし、前面101の左右縁辺(121L,121R)のそれぞれに連接された左右の側面(105L,105R)によって角筒の両端開口を塞ぐ構造となっている。
当該構造において、フック部110は、前後2つの面が積層された状態で貼着されてなり、箱部100の前面101より後面102が幅広で、この後面102が上方に延長してフック部110の後面側と一体となっている。また、箱部100の前面101は、収納される電池に応じた左右幅(w100)を有し、前面101の左右縁辺(121L,121R)が、左右の側面(105L,105R)に連続し、その側面(105L,105R)は、前記左右縁辺(121L,121R)に平行な折り線(122L,122R)を介して後面102との積層面(106L,106R)に連接されている。したがって、上記従来例における電池パッケージ1eでは、箱部100の左右の長さw100は、収納される電池の大きさに応じて異なることになる。
ところで、上記電池パッケージ1eは、図9に示した折り線が画成された台紙200cを起源として組み立てられる。この図において、一点鎖線が谷(紙面奥から手前方向の)折り線(121R,121L,123〜125)であり、鎖線が山折り線(122L,122R,123,126)であり、各折り線は、隣接する面同士を直交させるように屈曲される。
図10(A)〜(C)に、当該台紙200cを図8に示した電池パッケージ1eにするまでの組立手順を示した。通常、電池メーカは、台紙を専業メーカに製造させる。そして、専業メーカは、台紙200cを上下二つ折りにするとともに、台紙200cの上下両端に配置された面(後面フック部113,前面フック部112)を積層して相互に貼着した状態で電池メーカに納入する(A)。この状態から、まず、台紙200cにおいて、左右方向に延長する折り線(123〜126)を屈曲し、上面103と下面104を立ち上げる。それによって、前面101と後面102がそれぞれ上下の面(103,104)で連結された角筒状態となる(B)。次いで、前面101の左右縁辺(121L,121R)を基端として翼状に左右に延長するフラップ(130L,130R)の一方をその基端(121L,121R)で谷折りにするとともに、当該基端(121L,121R)と平行な先端側の折り線(122L,122R)に沿って山折りにする。それによって、フラップ(130L,130R)の基端(121L,121R)側の面(105L,105R)が箱部100の側面(105L,105R)となり、先端側の面(106L,106R)が箱部100の後面102の左右両側に積層される。そして、接着剤を用いた熱シールなどによって、先端側の面(106L,106R)の裏側と後面102のおもて側を相互に接着させる(C)。他方のフラップ(130R,130L)も同様にして屈曲、接着し、図10に示した電池パッケージ1eを完成させる。電池の収納は、例えば、箱部100の角筒を立ち上げた時点(B)や、片側のフラップ(130L,130R)の先端側の面(106L,106R)を後面102に接着した時点(C)など適時に行えばよい。なお、以下の特許文献1〜3には、上記従来例とは異なる構造の紙製電池パッケージについて記載されている。
特開平8−230934号公報 特開2003−86161号公報 特許第3784329号公報
従来例として示した上記電池パッケージでは、前後面のフック部が貼着された状態の台紙から当該電池パッケージを完成させるまでの組立工程において、箱部を封口するための熱シール装置など設備が必要となる。そのため、例えば、人件費の安い海外に生産拠点をシフトさせ、そこで電池パッケージの組立を行わせることでコストダウンを図る、という場合などでは、その生産拠点を立ち上げる際の初期設備投資が大きくなり、意図したほどのコストダウン効果が得られない、という問題が生じる可能性がある。
たしかに、上記特許文献3に記載された電池パッケージは、組立工程において熱シールを必要としない構造であるが、電池パッケージには、組み立てやすさなどのコストダウンに対する要求に加え、店頭に陳列されるときの「見映え」も要求される。上記従来例や上記各特許文献に記載された電池パッケージは、収納される電池のサイズによって箱部の左右のサイズが異なってしまうため、店頭に陳列する際に外観に統一性がなく、美観が損なわれる。低価格であっても、店頭での見映えがよくなければ、よほど必要性に迫られている消費者でない限り、購入意欲が湧かないはずである。もちろん、電池パッケージには、コストや外観の見映え以前に、輸送時に収納されている電池を確実に保護する、という基本機能が求められる。
従って本発明は、環境に優しい紙製で、熱シール工程など機械を使用した製造工程を必要とせずに低コストで組み立てられるとともに、店頭に陳列された際には優れた美観を有し、かつ、輸送時には、収納される電池を確実に保護できる紙製電池パッケージを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、上方にフック部が形成された直方体の箱部を円筒型電池の収納空間とするつり下げ可能な電池用パッケージであって、
折り線が画成された1枚の台紙から組み立てられ、
前記箱部は、矩形状の前面と後面を上面および下面を介して連結される中空角筒を主体としてなり、
前面の左右縁辺を基端として翼状に左右に延長する外側フラップ部と、後面の左右縁辺を基端として翼状に左右に延長する内側フラップ部とを備え、
前記内側フラップ部が、前記基端にて谷折りにされて箱部内側に折り返されるとともに、当該基端に平行な2本の山折り線によりコの字型となるように箱部内で屈曲されることで、前記箱部内が左右と中央の3つの空間に仕切られるとともに、当該中央の空間が電池収納空間として前記円筒型電池の左右幅に一致するように形成され、
前記内側フラップ部がコの字型に屈曲されている状態において、前記外側フラップ部が、基端にて後面側に谷折りにされることで前記箱部の左右側面が形成されるとともに、前記基端と平行な谷折り線により前記先端縁辺が当該外側フラップ部の後面に回り込むように屈曲され、
前記外側フラップ部の前記先端縁辺が前記後面にて保持されることで前記箱部が封口される
紙製電池パッケージとしている。
なお、当該紙製電池パッケージにおいて、前記外側フラップ部の先端縁辺が、前記後面に画成された切り込みに挿入されることで保持されるようにすればより好ましい。
また、前記フック部が、後面の上方に一体的に形成された後面フック部と、上面に山折り線を介して一体的に連続して形成された前面フック部とが積層された状態で保持されてなり、
前記前面フック部は、左右縁辺を基端として翼状に左右に先端縁辺に向けて延長するフック用フラップ部を備え、
前記フック用フラップ部は、前記基端にて山折りされて後面フック部の背面に回り混むように屈曲されるとともに、先端縁辺が当該背面に画成された切り込みに挿入されることで、前記前面フック部と前記後面フック部とが積層された状態で保持される紙製電池パッケージとすることもできる。
本発明の紙製電池パッケージによれば、環境問題に対応しつつ低コスト化が達成できるとともに、優れた美観によって消費者の購買意欲を促進させることができる。また、収納される電池を確実に保護することができる。
===電池パッケージの基本構造===
図1に本発明の実施例における紙製電池パッケージ(以下、電池パッケージ)1aの外観を示した。また、図2(A)に箱部90に電池が収納されている状態の電池パッケージ1aの一部破断斜視図を示し、同図(B)に(A)におけるa−a矢視断面図を示した。本実施例の電池パッケージ1aは、略直方体形状の箱部90の上方に当該箱部90と同じ幅のフック部10が形成された基本形状をなし、箱部90は、後面2と、内容物を確認するための窓孔20を備えた略矩形状の前面1とが上面3と下面4で連結された略角筒を主体として、前面3の左右縁辺(21L,21R)に左右側面(5L,5R)が連接され、さらに、その側面(5L,5R)の後面側縁辺(22L,22R)に後面に回り込む面(6L,6R)が連接されている。そして、この後面に回り込む面(6L,6R)の先端が後面2にて保持されることで箱部90が封口される。なお、当該先端は、粘着テープなどで保持されるようにしてもよいが、この例では、当該先端が後面2に画成された波状の切り込み50に差し込まれることで保持されている。それによって、紙以外の材料を一切使用しない極めて環境に優しい電池パッケージとすることができる。また、差し込み50に上記先端を挿抜することで当該電池パッケージの開封と封口が自在となり、例えば、当該電池パッケージ1aを予備用充電池の携帯ケースなどとして再利用することもできる。
また、箱部90の内部には、後面2の左右縁辺(44L,44R)に連接されたフラップ(内側フラップ:40L,40R)が略コの字型に屈曲された状態で収納されている。内側フラップ(40L,40R)には、後面2の左右縁辺(44L,44R)を基端として、先端に向けて3つの面(41L〜43L,41R〜43R)が連接されてなり、これら3つの面が略コの字型断面における下辺(41L,41R)、側辺(42L,42R)、下辺(43L,43R)を形成する。そして、この略コの字型に屈曲されて箱部90内に収納された内側フラップ(40L,40R)により、箱部90の内部が左右と中央の3つの空間(90L,90R,90C)に区画される。
これら3つの空間(90L,90R,90C)の内、中央の空間90Cは、電池80が収納される空間であり、この例では、複数本の円筒型電池80が上下に1列に並んで収納されている。もちろん、左右に1列に並べられていてもよい。そして、当該収納電池80の幅、すなわち、各電池80の左右の長さ(左右1列に並べられている場合はその列の左右幅)が箱部90内の中央の空間90Cの左右幅にほぼ一致し、各電池80の円筒両端面が略コの字型に屈曲された内側フラップ(40L,40R)の側面(42L,42R)に当接し、箱部90内での電池80の移動を制限するとともに、当該内側フラップ(40L,40R)によって形成された左右の空間(90L,90R)が外部からの衝撃を干渉し、箱部90内の電池80を確実に保護する。
さらに、本実施例における電池パッケージ1aは、収納される電池80のサイズによらず、箱部90の左右の幅を電池パッケージ1aの全幅wに一致させることができるとともに、その幅wを一定にすることができる。それによって、店頭に陳列された際、どんなサイズの電池が収納されていても、横幅wが統一され、見映えを良くすることができる。見映えの良さは、消費者の購買意欲を刺激し、電池の購入機会を増加させることが期待できる。
===台紙形状と組立手順===
<台紙>
上述した本実施例の電池パッケージ1aは、折り線が画成された1枚の台紙を起源として組み立てられる。図3に当該台紙200aの平面形状を示した。この図では、正面が箱部90の内面側で、上方と下方が、それぞれフック部10の後面側と前面側の面(後面フック部13,前面フック部12)となるように配置されている。また、図中において、谷折り(紙面、奥から手前側)線(21L,21R,22L,22R,23〜25,44L,44R)を一点鎖線で示し、山折り線(26,45L,45R,46L,46R)を鎖線で示した。以下、この図の台紙200aにおける各折り線における屈曲方向に基づいて山折り/谷折りを規定する。また、完成後の電池パッケージ1aについては、フック部100を上方にして前面2を正面にしてから見たときの状態を基準として上下左右を規定する。
<組立手順>
図4に電池パッケージ1aの組立手順を示した。上述した従来例と同様に、フック部10となる前面フック部12と後面フック部13が貼着された状態(A)から組み立てが開始される。まず、左右方向に延長する谷折り線(23〜26)を折り曲げて上面3と下面4を立ち上げる。それによって、箱部90の基本構造となる前面1と後面2とそれらを連結する上面と下面とにより形成する略角筒が形成されるとともに、外側フラップ(30L,30R)と内側フラップ(40L,40R)が対面しつつ左右に延長する(B)。
次に、左右どちらか一方の内側フラップ(40L,40R)を後面2との連接縁辺(44L,44R)にて谷折りにして箱部90内に折り返す(C)。同時に、この折り線(44L,44R)と平行な2本の山折り線(45L,45R、および46L,45R)を直角に折り曲げる。それによって、内側フラップ(40L,40R)が箱部90内で略コの字型となるように収納される(D)。他方の内側フラップ(40R,40L)も同様にして箱部90内に略コの字型となるように屈曲して収納する。なお、電池は(B)の時点、あるいは(D)の時点で箱部90内に収納すればよい。
電池と左右の内側フラップ(40L,40R)を箱部90内に収納したら、左右の外側フラップ(30L,30R)を屈曲して箱部90の側面(5L,5R)を形成しつつ、当該箱部90を封口して電池パッケージ1aを完成される。そのために、まず、外側フラップ(30L,30R)を前面2との連接縁辺(21L,21R)にて谷折りにして左右側面(5L,5R)を形成しつつ、外側フラップ(30L,30R)の先端側が後面2に回り込むように、当該連接縁辺(21L,21R)に平行な谷折り線(22L,22R)を屈曲する(E)。そして、外側フラップ(30L,30R)の先端部分(7L,7R)を後面2に画成された切り込み50に挿入して封口状態を維持する(F)。
なお、本実施例では、外側フラップ(30L,30R)の先端部分(7L,7R)は、凸状の舌片(7L,7R)を形成しており、この舌片(7L,7R)を後面2に画成された波形の切り込み50に差し込んで封口状態を維持する構造となっている。そして、当該舌片(7L,7R)は、切り込み50への挿入作業を容易にするために、先端縁辺の角332が面取りされている。また、舌片(7L,7R)の基部の両端33は切り欠かれており、舌片(7L,7R)を切り込み50に差し込んだ後は、この切欠部33が波形の切り込み50の両端51に引っ掛かり、舌片(7L,7R)が容易に抜けないようになっている。
以上のように、本実施例の電池パッケージ1aは、紙製の1枚の台紙200aを起源として組み立てられるため環境に優しい。また、シール工程など特別な装置を使用した製造工程を必要とせず、台紙200aを折り線に沿って屈曲させるだけで組み立てられるため、低コスト化が可能であり、大がかりな設備投資も不要なので、生産拠点の移転などにも速やかに対応できる。しかも、内側フラップ(40L,40R)の全長w40や基端(44L,44R)とそれに隣接する折り線(45L,45R)との距離w41を収納する電池のサイズに応じて適宜に設定することで、収納される電池のサイズに依らず、箱部90の左右の幅を電池パッケージの全幅wとして統一させることができる。そのため、店頭に吊り下げて陳列した際の見映えが良く、消費者の購買意欲を刺激することが期待できる。
===電池パッケージのサイズについて===
上記実施例の電池パッケージ1aは、内側フラップ(40L,40R)の各部の長さ(w40〜w43)を収納される電池のサイズに応じて設定することで、電池パッケージ1aの全幅wを箱部90に収納される電池の左右幅に依らず一定にすることができる。例えば、LR6型(単三型)アルカリ電池を4本上下に4本並べて収納し、当該パッケージの全幅wを85mmに規定する場合であれば、一本の電池の長さ(≒50mm)と直径(≒14mm)とに基づいて、箱部の高さh90と奥行きtをそれぞれ、52mm、14mmとし、内側フラップ(40L,40R)における各部の長さを、それぞれ、w40=48、w41=17mm、w42=14mm、w43=17mmとすればよい。なお、内側フラップ(40L,40R)の基端(44L,44R)側の面(41L,41R)は、箱部90内に折り返されるため、その幅(折返幅)w41は、収納する電池の左右幅に応じて正しい長さに調整する必要があるが、内側フラップ(40L,40R)の先端側の面(43L,43R)は、内側フラップ(40L,40R)をコの字型に屈曲した状態で箱部90内に収納するために設けられているので、その長さw42は、w41≧w42>0を満たしていればよい。
さらに、箱部90の高さh90に応じてフック部の高さh10を設定することで、電池パッケージの全高hも電池サイズに依らず一定にすることができる。ここで、電池パッケージ1aの全幅wと全高hを一定(w=85mm,h=108mm)にした場合における電池パッケージ1aの各部のサイズ(w40,w41,h1)と、収納電池のサイズおよび個数との関係を例示する。なお、電池は、上下に1列に並べて箱部90に収納されることとする。
以下の表1に、収納電池のサイズと個数、および各部のサイズを示した。
Figure 0005331364
===フック部の構造について===
上記実施例では、フック部10は、台紙200aにおける前面フック部12と後面フック部13を貼着することで形成されていた。この例に限らず、例えば、外側フラップ(30L,30R)のように、前面フック部12に左右に延長するフラップ(フック用フラップ)を連接し、そのフック用フラップの先端を後面フック面に画成した切り込みに差し込んで前後のフック面を積層状態で保持してもよい。当該フラップを用いてフック部を形成する電池パッケージの一例を図5と図6に示した。図5は当該電池パッケージ1bの外観図であり、図6は台紙200bの平面図である。前面フック部12bの左右縁辺(27L,27R)に左右に延長するフック用フラップ(60L,60R)が連接されており、当該フラップ(60L,60R)の先端側は外側フラップ(30L,30R)と同様の舌片(62L,62R)が形成されている。そして、後面フック部13bには、箱部90の後面2と同様の波形の切り込み70が画成されている。
この電池パッケージ1bの組み立て手順としては、まず、台紙200bを上下を二分割する折り線24に沿って谷折りにし、前面フック部12bと後面フック部13bを積層させる。この状態でフック用フラップ(60L,60R)の先端側が後面フック部13bの背面に回り込むように前面フック部13bとの連接縁辺(27L,27R)にて山折りにする。そして、舌片(60L,60R)を後面フック部13bの切り込み70に挿入する。なお、フック用フラップ(60L,60R)の舌片(62L,62R)も外側フラップ(30L,30R)の舌片(7L,7R)と同様に、切り込み70への挿入を容易にするために先端縁辺の角63が面取りされているとともに、挿入後の抜けを防止するために切り込み70の端部71に引っ掛かる切欠部64が基部の両端に画成されている。
以上のようにしてフック部10bを形成した後は、図4(B)〜(F)に示した手順で電池パッケージ1bを組み立てればよい。このように、フック用フラップ(60L,60R)によって前面フック部12bと後面フック部13bを積層状態で保持することで、フック部10bを接着するための工程が不要となり、全て手作業で組み立てることが可能となる。また、熱シール用の装置など、高価な設備が不要となり、さらにコストを低下させることが可能となる。
===フック部の変形例===
フック部の形状や構造は、上記実施例に限らず、箱部に電池を収納した状態で吊せればどのような形状であってもよい。図7(A)(B)にフック部の形状や構造が異なる電池パッケージを例示した。(A)にフック部の形状が上記実施例(1a,1b)とは異なる電池パッケージを例示した。この電池パッケージ1cは、フック部10cの形状が鈎型となっている。また、(B)にフック部の構造が異なる電池パッケージを例示した。この電池パッケージ1dでは、フック部10cを上記実施例(1a,1b)のように、前後面のフラップ部(12,13、あるいは12b、13b)を積層した構造とせず、後面フック部13dのみで吊り下げる構造となっている。この例では、前面フック部(12,12b)に代えて差し込み14が上面3に連接されている。そして、この差し込み14が箱部90内の内側フラップ(40L,40R)における基端側の面(41L,41R)と後面2との間15に挿入されることで、箱部90が上面3と側面(5L,5R)とによって封口されるようになっている。
本発明の実施例における電池パッケージの外観図である。 上記電池パッケージの内部構造図である。 上記電池パッケージの起源となる台紙の平面図である。 上記電池パッケージの組立手順図である。 本発明のその他の実施例における電池パッケージの外観図である。 上記その他の実施例における電池パッケージの起源となる台紙の平面図である。 上記電池パッケージにおけるフック部の変形例を示す外観図である。 従来の電池パッケージの外観図である。 上記従来の電池パッケージの起源となる台紙の平面図である。 上記従来の電池パッケージの組立手順図である。
符号の説明
1a〜1e 電池パッケージ
1、101 前面
2、102 後面
3、103 上面
4、104 下面
5L、5R、105L、105R 側面
7L、7R 舌片
10、10b〜10d、110 フック部
30L、30R 外側フラップ
40L、40R 内側フラップ
50 切り込み
90、100 箱部

Claims (3)

  1. 上方にフック部が形成された直方体の箱部を円筒型電池の収納空間とするつり下げ可能な電池用パッケージであって、
    折り線が画成された1枚の台紙から組み立てられ、
    前記箱部は、矩形状の前面と後面を上面および下面を介して連結される中空角筒を主体としてなり、
    前面の左右縁辺を基端として翼状に左右に延長する外側フラップ部と、後面の左右縁辺を基端として翼状に左右に延長する内側フラップ部とを備え、
    前記内側フラップ部が、前記基端にて谷折りにされて箱部内側に折り返されるとともに、当該基端に平行な2本の山折り線によりコの字型となるように箱部内で屈曲されることで、前記箱部内が左右と中央の3つの空間に仕切られるとともに、当該中央の空間が電池収納空間として前記円筒型電池の左右幅に一致するように形成され、
    前記内側フラップ部がコの字型に屈曲されている状態において、前記外側フラップ部が、基端にて後面側に谷折りにされることで前記箱部の左右側面が形成されるとともに、前記基端と平行な谷折り線により前記先端縁辺が当該外側フラップ部の後面に回り込むように屈曲され、
    前記外側フラップ部の前記先端縁辺が前記後面にて保持されることで前記箱部が封口される
    ことを特徴とする紙製電池パッケージ。
  2. 前記外側フラップ部の先端縁辺は、前記後面に画成された切り込みに挿入されることで保持されることを特徴とする請求項1に記載の紙製電池パッケージ。
  3. 前記フック部は、後面の上方に一体的に形成された後面フック部と、上面に山折り線を介して一体的に連続して形成された前面フック部とが積層された状態で保持されてなり、
    前記前面フック部は、左右縁辺を基端として翼状に左右に先端縁辺に向けて延長するフック用フラップ部を備え、
    前記フック用フラップ部は、前記基端にて山折りされて後面フック部の背面に回り混むように屈曲されるとともに、先端縁辺が当該背面に画成された切り込みに挿入されることで、前記前面フック部と前記後面フック部とが積層された状態で保持される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の紙製電池パッケージ。
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