JP5330290B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、背もたれ部にマッサージ機構及び熱源が組み込まれたマッサージ機に関するものである。
従来、例えば背もたれ部に揉み玉を有するマッサージ機構を組み込んだ椅子型のマッサージ機は、背中のつぼや経絡に揉み玉を当てて所定の動作をさせ、血行を促進させることで肩や背中の凝りを解消させるものであって、従来より提案されており、このようなマッサージ機は一般家庭・公的施設等にも多く普及している。
また、近年のマッサージ機では、マッサージ機構に熱源を収容する熱伝達手段を設けることで揉み玉の押圧動作によるマッサージに加えて温熱療法を行うものが開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−284338号公報
ところで、上記のようなマッサージ機ではマッサージ機構の揉み玉等の施療子が使用者の身体に直接当接しないように、背もたれ部全体若しくは背もたれ部の一部をカバー部にて覆っている。つまり、熱源からの熱はカバー部を介して伝達されることとなるため、カバー部の熱損失により熱源の温度を使用者に付与したい所望の温度に設定しても使用者に対して所望の温度の熱を付与することが難しかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、カバー部を介した熱源からの熱の温度を狙いの温度で付与することができるマッサージ機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、前記制御部は、前記施療子の移動範囲が大きいほど前記熱源の温度が高くなるよう制御することをその要旨とする。
請求項2に記載の発明は、使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、前記制御部は、前記施療子の単位時間あたりの移動量が大きいほど前記熱源の温度が高くなるよう制御することをその要旨とする。
請求項3に記載の発明は、使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、前記制御部は、前記使用者の少なくとも背部全体に亘ってマッサージを行う自動コースプログラムと、前記使用者の背部の一部に対して繰返しマッサージを行う繰返しプログラムとの実施を選択可能に構成されるものであり、前記自動コースプログラム実行時の前記熱源の温度が前記繰返しプログラム実行時の前記熱源の温度よりも高くなるように制御することをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、前記制御部は、前記施療子の連続駆動の中でその駆動を一時的に停止させる施療子停止期間を設け、その期間において前記施療子を前記背もたれ部の前面側に迫り出した位置として前記熱源からの熱を前記使用者に積極的に付与すべく制御することをその要旨とする。
請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明では、制御部によりカバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように熱源が制御される。つまり、カバー部の熱損失を考慮して熱源を制御部により制御するため、熱源からの熱を使用者に対して狙った温度で付与することができる。
また、熱源は、施療子と一体動作可能に設けられるため、施療子の可動範囲と同程度の範囲において使用者に熱源からの熱を付与することができる。
請求項1に記載の発明では、施療子の移動範囲が大きいほど熱源の温度が高くなるよう制御部により熱源が制御される。ここで、施療子の移動範囲が小さいほど熱源にてカバー部を温める面積が小さくなるとともに、一方で施療子の移動範囲が大きいほど熱源にてカバー部を温める面積が大きくなる。このため、施療子の移動範囲が大きいほど熱源からの熱を使用者に与えにくくなる。このため、施療子の移動範囲が大きいほど熱源の温度が高くなるよう制御することで、施療子の移動範囲の違いによる使用者へ付与する熱の温度差を小さくすることができる。
請求項2に記載の発明では、施療子の単位時間あたりの移動量が大きいほど熱源の温度が高くなるよう制御部により熱源が制御される。ここで、施療子の単位時間あたりの移動量が大きい、つまり施療子の速度が速いほど熱源とカバー部との単位面積あたりの接触時間が短くなる。一方、施療子の速度が遅いほど熱源とカバー部との単位面積あたりの接触時間が長くなる。このため、施療子の単位時間あたりの移動量が大きいほど熱源からの熱を使用者に与えにくくなる。このため、施療子の単位時間あたりの移動量が大きいほど熱源の温度が高くなるよう制御することで、施療子の移動速度の違いによる使用者へ付与する熱の温度差を小さくすることができる。
請求項3に記載の発明では、制御部は、使用者の少なくとも背部全体に亘ってマッサージを行う自動コースプログラムと、使用者の背部の一部に対して繰返しマッサージを行う繰返しプログラムとの実施を選択可能に構成される。自動コースプログラム実行時の熱源の温度が繰返しプログラム実行時の熱源の温度よりも高くなるよう熱源が制御部により制御される。つまり、繰返しプログラム実行時と比較して必然的に施療子の移動範囲が大きくなる自動コースプログラム実行時において、繰返しプログラム実行時の熱源の温度よりもその温度を高めるよう設定することにより、コースプログラム(施療子の移動範囲や移動速度)の違いによる使用者へ付与する温度差を小さくすることができる。
請求項4に記載の発明では、制御部には、施療子の連続駆動の中でその駆動を一時的に停止させる施療子停止期間が設けられ、その期間において熱源からの熱を使用者に積極的に付与すべく制御部により熱源が制御される。つまり、マッサージ機を使用中(施療子駆動中)において施療子の駆動を一時的に停止させることで、熱源によるカバー部を温める面積を小さくすることができるため、使用者に対して迅速に熱を付与する好適な温熱施療を行うことが可能となる。
本発明によれば、カバー部を介した熱源からの熱の温度を狙いの温度で付与することができるマッサージ機を提供することができる。
本実施形態におけるマッサージ機の概略構成図。 施療子の正面図。 施療子の分解斜視図。 施療子の断面図。 (a)(b)は、背もたれ部に説明するための模式図。 操作器の正面図。 マッサージ機の電気的構成を説明するためのブロック図。 (a)(b)は、コースの違いによる施療範囲の違いについて説明するための説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のマッサージ機の概略構成を示す。図1に示すように、マッサージ機10の脚部11は図示しない床面に載置されるとともに、その脚部11の上部には使用者が着座可能な座部12が固定されている。その座部12の後部には、使用者が背中をもたれ掛けさせるための背もたれ部13が傾動可能に設けられるとともに、座部12の前部には使用者の脚を載せることができるオットマン14が傾動可能に設けられている。また、使用者の腕を置くための肘掛け部15が背もたれ部13から座部12の両側前方にかけて設けられている。また、背もたれ部13の側面には使用者によるマッサージ機10の各部を操作可能な操作器16が設けられている。
背もたれ部13は、図1及び図5(a)(b)に示すように背もたれ部本体13aと、この背もたれ部本体13aの少なくとも前面を覆うカバー部13bとで構成される。背もたれ部本体13aは、前面が開口された硬質樹脂材料からなる図示しない本体ケース内に、背もたれ部13の上下方向に沿って図示しないガイドレールが設けられるとともにこのガイドレールに沿って上下方向に移動可能にマッサージ機構20が組み付けられている。マッサージ機構20には、図示しない各種駆動モータが備えられるとともに、これら各種駆動モータの駆動によってマッサージ機構20の上下動や、このマッサージ機構20に備えられる一対の施療子21による所定の施療動作が行われるようになっている。
図2に示すように、一対の施療子21は、一対のアーム22(1つのみ図示)と、アーム22のそれぞれに設けられるヒータユニット23と、ヒータユニット23に接続される揉み玉24と、この揉み玉24をヒータユニット23とで挟持する固定部材25とを有している。なお、この固定部材25は熱伝導性の高いアルミニウムにて構成されている。
図3及び図4に示すように、各ヒータユニット23は、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータ30が第1ケース部材31及び第2ケース部材32に挟持されて構成され、一対のアーム22の幅方向内側にそれぞれに設けられている。なお、各PTCヒータ30を収容する熱伝達手段としての各ケース部材31,32は、熱伝導性及び剛性の高い材質としてアルミニウムを採用している。
幅方向外側の第1ケース部材31は、アーム22にねじ33a,33bにて固定されている。また第1ケース部材31の幅方向内側の内表面は、図3及び図4に示すように、PTCヒータ30との対応位置の当接部31aが幅方向内側に突出するように形成されている。また、各PTCヒータ30は、図7に示すように制御部51に電気的に接続されて各PTCヒータ30への電力供給の有無が決定されるようになっている。
第2ケース部材32は、幅方向外側の内表面の前記PTCヒータ30との対応位置に、例えば高熱伝導率且つ弾性を有するシリコン系の材質からなるゴムパッド41が設けられている。図4に示すように第1ケース部材31の当接部31a及び第2ケース部材32のゴムパッド41にて、PTCヒータ30が挟持されるようになっている。この時、ゴムパッド41は当接部31aとでPTCヒータ30を挟持した際にその圧力に応じて弾性変形するように構成されている。つまり、PTCヒータ30は第2ケース部材32に圧接されており、効率よく第2ケース部材32側に熱を伝達可能に構成されている。
第2ケース部材32は、使用者の身体をカバー部13bを介して当接する当接部32aが使用者側に凸となるように湾曲形状に形成されている。また、この当接部32aは、第1ケース部材31の略厚み(幅方向長さ)程度、幅方向外側に延出するように形成されており、第2ケース部材32側にPTCヒータ30の熱を集約させ、当接部32a以外への熱の拡散を極力抑えた設計がなされている。なお、第1ケース部材31及び第2ケース部材32は当接部32a以外の部分が極力PTCヒータ30の形状に倣った形状とすることが望ましい。
また、第2ケース部材32の幅方向内側には、サーミスタ42がねじ32bにて固定されるとともに、これらサーミスタ42は図7に示すように前記制御部51に電気的に接続されている。このため、PTCヒータ30の熱がヒータユニット23の外殻である第2ケース部材32に伝達され、その熱の温度をサーミスタ42にて監視することができるようになっている。
第2ケース部材32には、幅方向内側に突出する延出部32cが形成されるとともに、その延出方向先端には略四角形状の係合凸部32dが形成されている。第2ケース部材32の延出部32cには、略円筒状の固定部材25の円筒部25aが外嵌されるとともに、延出部32cに形成されているねじ孔32eにねじ46が螺合されて固定部材25の抜け止めがなされている。
円筒部25aの内側面における軸方向端部側は、第2ケース部材32の外表面から幅方向内側に突出する延出部32cの係合凸部32dが係合する略四角形状の係合孔25cが形成されている。そして、この係合凸部32dと係合孔25cとが回転方向で係合するため、固定部材25の回り止めがなされている。
また、固定部材25を構成する円筒部25aの外周面には2つの軸受24a,24bにて回転可能に支持される揉み玉24が設けられている。この時、この円筒部25aの軸方向端部側において外径が拡径される拡径部25bが揉み玉24よりも幅方向内側に突出するように構成されており、この拡径部25bにて揉み玉24の幅方向(軸方向)への抜け止めがなされている。また、揉み玉24は、第2ケース部材32の延出部32cの軸中心から同ケース部材32の当接部32aまでの距離より僅かに(例えば3mm程度)大きい半径となるように構成されている。このため、揉み玉24が使用者の身体とカバー部13bを介して当接する際に、揉み玉24が接触圧によって変形するため、剛体で構成される第2ケース部材32の当接部32aが使用者に対して軽接触して極力熱のみを好適に伝達させる構成となっている。
図1及び図6に示すように、使用者による操作が可能な操作器16には、現在のマッサージ部位やその強さ等のマッサージ機10の状態が表示される表示部61が設けられている。また、操作器16には、複数のマッサージ駆動パターンから選択可能なコース選択スイッチ62,63と、マッサージ機構20のモータ等への電力を供給するか否かを選択する電源スイッチ64と、PTCヒータ30の動作を駆動・停止に切替えるヒータスイッチ65とが設けられている。そして、使用者にて操作器16の各スイッチ62〜65が選択されることで制御部51に適宜信号が出力され、制御部51による各部の制御が行われるようになっている。
上記のように構成されたマッサージ機10では、制御部51によりカバー部13bの熱損失ΔTを考慮した制御が設定されている。詳しくは、カバー部13bの熱損失をΔT(℃)である場合において、制御部51は、カバー部13bの表面の温度が所定温度A(℃)となるように、PTCヒータ30の温度をA+ΔT(℃)となるよう制御する。これにより、カバー部13bの表面の温度を所定温度Aとすることができるようになっている。
また、制御部51では、使用者による操作器16のスイッチ62,63の操作によって「自動コースプログラム」と「繰返しプログラム」のいずれかが実施されるようになっている。ここで「自動コースプログラム」とは、図5(a)(b)及び図8(a)に示すように揉み玉24による施療可能範囲X(図において1点鎖線にて図示)の内の全体に亘って揉み玉24を動作させて使用者の背部を首から腰の比較的広い範囲をマッサージするコースプログラムである。また「繰返しプログラム」とは、図5(a)(b)及び図8(b)に示すように揉み玉24による施療可能範囲X(図において1点鎖線にて図示)の内の一部の範囲において揉み玉24を動作させて、使用者の背・肩・腰のいずれかを中心とした比較的狭い範囲においてマッサージを繰返し行うコースプログラムである。この各プログラムにおいては、制御部51により前記PTCヒータ30が駆動されるようになっている。この時、制御部51は各プログラムの揉み玉24の施療範囲(移動範囲)X1,X2に応じてPTCヒータ30の温度が異なるように制御する。具体的には、繰返しプログラムよりも広い範囲をマッサージする自動コースプログラムにおいては、前記制御部51により繰返しプログラム実施時よりもPTCヒータ30の設定温度が高くなるようなっている。これにより、各プログラムの違いによって施療子21(揉み玉24)の移動範囲の違う場合でも、各プログラム間において使用者に付与されるPTCヒータ30からの熱の温度差を極力小さくすることができ、好適な温熱施療を行うことができるようになっている。
また、前記各プログラムでは、制御部51により施療子21の駆動を一時的に停止させる施療子停止期間が設定されている。この停止期間において、前記制御部51は施療子21の駆動を一時的に停止させるとともに、PTCヒータ30への電力供給はそのまま続行するようになっている。つまり、施療子21を駆動させることで使用者に対してPTCヒータ30からの熱を付与し難くなるのを回避するために、一時的にその駆動を停止させてPTCヒータ30からの熱を積極的に使用者に付与する温熱施療を行っている。この時、制御部51は揉み玉24が背もたれ部13の前面側に極力迫り出した状態となるような位置で施療子21の駆動を停止させることが望ましい。このように揉み玉24が背もたれ部13の前面側に迫り出した位置とすることで揉み玉24と使用者の身体(背部)との接触圧が高くすることができるため、前記第2ケース部材32の当接部32aが軽接触してPTCヒータ30からの熱を好適に付与することができるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)制御部51によりカバー部13bを介した表面温度が予め設定された設定温度AとなるようにPTCヒータ30が制御される。つまり、カバー部13bの熱損失ΔTを考慮してPTCヒータ30が制御部51により制御されるため、PTCヒータ30からの熱を使用者に対して狙った温度(設定温度A)で付与することができる。
(2)制御部51は、使用者の少なくとも背部全体に亘ってマッサージを行う自動コースプログラムと、使用者の背部の一部に対して繰返しマッサージを行う繰返しプログラムとの実施を選択可能に構成される。自動コースプログラム実行時のPTCヒータ30の温度が繰返しプログラム実行時のPTCヒータ30の温度よりも高くなるようPTCヒータ30が制御部51により制御される。つまり、繰返しプログラム実行時と比較して必然的に施療子21の移動範囲が大きくなる自動コースプログラム実行時において、繰返しプログラム実行時の熱源の温度よりもその温度を高めるよう設定することにより、コースプログラム(施療子21の移動範囲)の違いによる使用者へ付与する温度差を小さくすることができる。
(3)制御部51には、施療子21の連続駆動の中でその駆動を一時的に停止させる施療子停止期間が設けられる。その停止期間においてPTCヒータ30からの熱を使用者に積極的に付与すべく制御部51によりPTCヒータ30が制御される。つまり、マッサージ機10を使用中(施療子21駆動中)において施療子21の駆動を一時的に停止させることで、PTCヒータ30によるカバー部13bを温める面積を小さくすることができるため、使用者に対して迅速に熱を付与する好適な温熱施療を行うことが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、各コースプログラムによって異なる施療子21(揉み玉24)の移動範囲X1,X2に応じてPTCヒータ30の温度を変化させる構成としたが、これに限らず、施療子21(揉み玉24)の移動範囲が異なってもPTCヒータ30の温度を一定とした構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、自動コースプログラムと繰返しプログラムとによってPTCヒータ30の温度を変化させる構成としたが、これらのプログラムを省略した構成を採用してもよい。この場合、例えば施療子21の移動範囲が大きければ大きいほどPTCヒータ30の設定温度が高くなるよう制御することが望ましい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、施療子21(揉み玉24)の単位時間あたりの移動量に応じてPTCヒータ30の温度を変化させる構成を採用してもよい。例えば、施療子21の単位時間あたりの移動量が大きいほど、PTCヒータ30の温度が高くなるよう制御してもよい。ここで、施療子21の単位時間あたりの移動量が大きい、つまり施療子21の速度が速いほどPTCヒータ30とカバー部13bとの単位面積あたりの接触時間が短くなる。一方、施療子21の速度が遅いほどPTCヒータ30とカバー部13bとの単位面積あたりの接触時間が長くなる。このため、施療子21の単位時間あたりの移動量が大きいほどPTCヒータ30からの熱を使用者に伝達し難くなる。このため、施療子21の単位時間あたりの移動量が大きいほどPTCヒータ30の温度が高くなるよう制御することで、施療子21の移動速度の違いによる使用者へ付与する熱の温度差を小さくすることができる。
・上記実施形態では、施療子21の連続駆動(例えば前記各プログラム実施中)でその駆動を一時的に停止させる施療子停止期間を設ける構成としたが、施療子停止期間を設けない構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、本発明を椅子型のマッサージ機10に適用したが、使用者が寝た姿勢で使用するマッサージ機やその他のマッサージ機に適用してもよい。
・上記実施形態では、座部12の前部にオットマン14を設ける構成としたが、オットマン14を省略した構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、ヒータユニット23の熱源としてPTCヒータ30を用いた構成を採用したが、これ以外の熱源を採用してもよい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、オットマン14や座部12等にエアバッグ等のマッサージ手段を設けてもよい。
10…マッサージ機、12…座部、13…背もたれ部、13b…カバー部、20…マッサージ機構、21…施療子、23…施療子を構成する揉み玉、30…PTCヒータ(熱源)、51…制御部、A…温度、X1,X2…移動範囲。

Claims (4)

  1. 使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、
    前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、
    前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、
    前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、
    前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、
    前記制御部は、前記施療子の移動範囲が大きいほど前記熱源の温度が高くなるよう制御することを特徴とするマッサージ機。
  2. 使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、
    前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、
    前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、
    前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、
    前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、
    前記制御部は、前記施療子の単位時間あたりの移動量が大きいほど前記熱源の温度が高くなるよう制御することを特徴とするマッサージ機。
  3. 使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、
    前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、
    前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、
    前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、
    前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、
    前記制御部は、前記使用者の少なくとも背部全体に亘ってマッサージを行う自動コースプログラムと、前記使用者の背部の一部に対して繰返しマッサージを行う繰返しプログラムとの実施を選択可能に構成されるものであり、
    前記自動コースプログラム実行時の前記熱源の温度が前記繰返しプログラム実行時の前記熱源の温度よりも高くなるように制御することを特徴とするマッサージ機。
  4. 使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部とを有し、
    前記背もたれ部はその内部に施療子を有するマッサージ機構と前記使用者の背部に熱を付与する熱源とを収容するとともに、前記使用者に対して前記施療子が直接当接しないように前記背もたれ部前面の少なくとも前記施療子の可動範囲を覆うようにカバー部が設けられ、
    前記マッサージ機構及び前記熱源を制御部により制御して前記使用者にマッサージを行うマッサージ機であって、
    前記熱源は、前記施療子と一体動作可能に設けられ、
    前記制御部は、前記カバー部を介した表面温度が予め設定された設定温度となるように前記熱源を制御し、
    前記制御部は、前記施療子の連続駆動の中でその駆動を一時的に停止させる施療子停止期間を設け、その期間において前記施療子を前記背もたれ部の前面側に迫り出した位置として前記熱源からの熱を前記使用者に積極的に付与すべく制御することを特徴とするマッサージ機。
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