JP5328421B2 - 鉗子 - Google Patents

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    • A61B2017/2837Locking means with a locking ratchet

Description

本発明は、医療分野で使用される鉗子に関するものであり、具体的には、全長の長い鉗子であっても鉗子が捩れることなく把持物を確実に把持することができる鉗子に関するものである。
従来より、手術用の鉗子として、止血、生体組織の採取、切開部分やその周囲の消毒などの目的に応じて種々の形態のものが知られている。
特許文献1および特許文献2に記載された鉗子は、枢軸を介して互いに連結され、その枢軸回りに揺動自在な第1のアームと第2のアームとを有し、前記第1のアームおよび前記第2のアームには、前記枢軸から一方側に延びる圧坐部と、前記枢軸から他方側に延びる柄部の後端に前記圧坐部を開閉操作するための指環部とが設けられている。
かかる構成の鉗子は、各柄部の後端に形成された指環部を操作することにより、枢軸を介して圧坐部を開閉操作し、把持物の把持を行うことができる。
また、このような鉗子は、金属製の鉗子を洗浄、滅菌して繰り返し使用することが一般的であったが、近年では使い捨て可能な樹脂製の鉗子も普及している。
特開2006−230767号公報 特開2008−194230号公報
手術室における医療機器の受け渡し作業及び消毒操作において使用される鉗子は、全長が短い場合では、医療機器の上に作業者が身を置くことになりやすく、医療機器に作業者の菌や埃等が落下することが考えられるため、手術中の清潔操作を実現するために、鉗子の全長が長いものも使用される場合がある。
従来より使用されている金属製の鉗子であれば、全長が長い鉗子であっても金属が十分な強度を有しているため、手術準備・手術中等に鉗子を操作している際に医療機器を確実に把持することができる。
しかし、使い捨て可能な樹脂製の鉗子は、その全長を長くした場合、枢軸と圧坐部や指環部との距離が長くなってしまい、使用される樹脂が可撓性を有していることも相まって第1のアームおよび第2のアームの柄部が互いに離れる方向に変形して捩れてしまい、圧坐部で把持物を把持する把持強度が弱くなり、また、操作性が低下し、把持することが困難になる場合があった。
また、樹脂にガラス繊維などの補強材を含有して樹脂に強度を持たせる場合もあるが、補強材を含有した樹脂であっても全長を長くした場合には十分な強度を得ることは難しいといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであって、全長の長い鉗子であっても、確実に把持物を把持することができる鉗子を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明に係る鉗子は、枢軸を介して互いに連結され、その枢軸回りに揺動自在な第1のアームと第2のアームとを有し、前記第1のアームおよび前記第2のアームには、前記枢軸から一方側に延びる圧坐部と、前記枢軸から他方側に延びる柄部の後端に前記圧坐部を開閉操作するための指環部とが設けられている鉗子において、前記柄部に前記第1のアームと前記第2のアームとが前記枢軸の軸方向に捩れることを防止する捩れ防止手段を備え、前記捩れ防止手段は、前記柄部が互いに対向する側面からその閉じ方向に沿って夫々突設して形成されると共に柄部を閉じる際に互いに摺接する一対の第1の摺接部と、前記柄部が互いに対向する側面からその閉じ方向に沿って夫々突設して形成されると共に柄部を閉じる際に互いに摺接する一対の第2の摺接部とを備え、前記第1のアームの柄部に形成された前記第1の摺接部は、前記枢軸の軸方向の一方に偏って形成され、前記第2のアームの柄部に形成された前記第1の摺接部は、前記枢軸の軸方向の他方に偏って形成され、前記第1のアーム及び前記第2のアームに形成された前記第2の摺接部は、同アームの前記第1の摺接部が偏った方向の面が互いに摺接し、前記第2の摺接部は、前記柄部と前記指環部とが連続する位置に形成され、前記第1の摺接部は、前記第2の摺接部から離間して配置されると共に、前記枢軸と前記第2の摺接部とに挟まれる位置に形成されることを特徴とする。
さらに、前記第2の摺接部の摺接面には前記圧坐部を閉じた場合に互いに係合するラチェット部が形成されていると好適である。
また、前記柄部の前記枢軸側には、前記柄部が互いに対向する側面からその閉じ方向に沿って夫々突設して形成されると共に柄部を閉じる際に互いに摺接する嵌合補強部を備えると好適である。
さらに、前記柄部の互いに対向する側面の反対面の少なくとも一部が波形状に形成されていると好適である。
さらにまた、前記第1のアームおよび前記第2のアームが樹脂製であると好適である。
また、前記鉗子は、全長が180mm以上であると好適である。
本発明によれば、全長の長い鉗子であっても、第1のアーム及び第2のアームが互いに捩れることを防止する捩れ防止手段によって、鉗子全体の剛性を向上させることができ、圧坐部における把持物の把持強度が低下することがなく、操作性が向上することとも相まって確実に把持物を把持することができる。
本実施形態に係る鉗子の開いた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る鉗子の閉じた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る鉗子の図1におけるA−A断面図である。 本実施形態に係る鉗子の図2におけるA´−A´断面図である。 本実施形態に係る鉗子の図1におけるB−B断面図である。 本実施形態に係る鉗子の図2におけるB´−B´断面図である。
以下、本発明に係る鉗子について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る鉗子の開いた状態を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る鉗子の閉じた状態を示す斜視図であり、図3は、本実施形態に係る鉗子の図1におけるA−A断面図であり、図4は、本実施形態に係る鉗子の図2におけるA´−A´断面図であり、図5は、本実施形態に係る鉗子の図1におけるB−B断面図であり、図6は、本実施形態に係る鉗子の図2におけるB´−B´断面図である。なお、図3から図6に示すように、図面の上下方向を枢軸11の軸方向Zの上下方向として以下説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る鉗子1は、第1のアーム10aと第2のアーム10bとが枢軸11を介して略X字状に交差して互いに連結されている。第1のアーム10aおよび第2のアーム10bは、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂等の公知の樹脂、または、これらの樹脂にガラス繊維等の補強材を含有させて強度を向上させた樹脂等から構成されている。
枢軸11は、第1のアーム10aに形成された軸部を第2のアーム10bに形成された軸孔に揺動自在に挿入してカシメ金具によって固定されている。枢軸11の構造は、このような形態に限定されず、周知の軸構造を適宜選択することができる。第1のアーム10aと第2のアーム10bは、この枢軸11を介して揺動自在に連結されており、本実施形態に係る鉗子1は、図1および図2に示すように開閉自在な構造となっている。
次に、第1のアーム10aと第2のアーム10bの構造について説明する。第1のアーム10aと第2のアーム10bは、枢軸11から一方側に延びる前側アーム12a,12bが形成されており、前側アーム12a,12bは、図1に示すように下方に湾曲している。
前側アーム12a,12bの先端には、圧坐部12が夫々形成されている。本実施形態に係る鉗子1においては、圧坐部12はリング状となる貫通孔12cが形成され、各圧坐部12の対向する面には複数の細溝が形成されている。なお、圧坐部の形状はリング状でも構わない。このような変更は必要に応じて適宜変更することができる。
また、第1のアーム10aと第2のアーム10bは、枢軸11から他方側に延びる柄部13a,13bが形成されており、その端部には指環部14a,14bが形成されている。柄部13a,13bは、柄部13a,13bが夫々対向する側面に第1のアーム10aと第2のアーム10bとが枢軸11の軸方向Zに互いに離れるように捩れることを防止する捩れ防止手段21a,21b,22a,22bが形成されている。また、柄部13a,13bが夫々対向する側面の反対面15a,15bは波形状に形成されており、柄部13a,13bの強度を増すと共に、指環部14a,14bに挿通した指以外の指で鉗子1を掴んで操作する際に当該指が滑るのを防止することができると共に、操作に要する力を伝え易くなるため、使い易さも向上している。なお、本実施形態に係る鉗子1は、柄部13a,13bの枢軸11の軸方向Zに沿った厚みも従来に比べて厚くなるように形成されており、柄部13a,13bの強度を向上させている。
指環部14a,14bは、貫通孔を有するリング状に形成されており、該貫通孔に指を挿通して操作することで、圧坐部12の開閉操作を行うことができるように形成されている。なお、本実施形態に係る鉗子1の指環部14a,14bは、指環部のR形状を従来よりも大きくすることで指環部の面積を広げ、これにより操作時に親指に掛かる圧力が和らぎ、圧坐部12の開閉操作を行い易くできる。
次に、捩れ防止手段21a,21b,22a,22bについて説明する。捩れ防止手段21a,21b,22a,22bは、柄部13a,13bが互いに対向する側面からその閉じ方向に沿って夫々突設する一対の第1の摺接部21a,21bと、一対の第2の摺接部22a,22bとからなっている。
図3に示すように、第1の摺接部は、第1のアーム10aの柄部13aの側面から突設する第1の下側摺接部21aと、第2のアーム10bの柄部13bの側面から突設する第1の上側摺接部21bとからなっている。図3に示すように、第1の下側摺接部21aは、柄部13aの下側に偏った位置から突設しており、第1の上側摺接部21bは、柄部13bの上側に偏って形成されている。また、第1の下側摺接部21aの先端は、下方に延びる斜面32aが形成されており、第1の上側摺接部21bの先端は、上方に延びる斜面32bが形成されている。
このように、第1の摺接部21a,21bが形成されているので、指環部14a,14bを操作して圧坐部12を閉じると、図4に示すように、第1の下側摺接部21aの上面31aと、第1の上側摺接部21bの下面31bとが互いに摺接して第1の下側摺接部21aと第1の上側摺接部21bとが互いに押しのけあうように作用し、柄部13aが上方に且つ柄部13bが下方に互いに離れるように捩れることを防止することができる。また、上述したように、第1の下側摺接部21aと第1の上側摺接部21bの先端は夫々、斜面32a,32bが形成されているので、柄部13a,13bを閉じると斜面32aと斜面32bとが互いに当接し、該斜面32a,32bに倣って上面31aと下面31bとが互いに摺接することができる位置に第1の下側摺接部21aと第1の上側摺接部21bとを案内する。
次に、図5に示すように、第2の摺接部は、第1のアーム10aの柄部13aから突設する第2の上側摺接部22aと、第2のアーム10bの柄部13bから突設する第2の下側摺接部22bとからなっている。第2の上側摺接部22aの下面33a及び第2の下側摺接部22bの上面33bには鋸歯状のラチェット歯が形成されており、図6に示すように該ラチェット歯が互いに係合するラチェット部が形成されている。このラチェット部により、圧坐部12の間隔を任意の距離に固定することができる。なお、柄部13aには下方に突出するストッパ16aが形成されており、柄部13bには、上方に突出するストッパ16bが形成されている。このストッパ16a,16bにより、第2の摺接部22a,22bが互いに他方の柄部13b,13aを乗り越えることがないようになっている。
このように、第2の摺接部22a,22bが形成されているので、指環部14a,14bを操作して圧坐部12を閉じると、図6に示すように、第2の上側摺接部22aの下面33aと、第2の下側摺接部22bの上面33bとが互いに摺接して柄部13aが下方に且つ柄部13bが上方に互いに離れるように捩れることを防止することができる。即ち、第2の摺接部は、第1のアーム10aから突設する第1の下側摺接部21aの偏った方向である下側の面(第2の上側摺接部22aの下面33a)と、第1のアーム10bから突設する第1の上側摺接部21bの偏った方向である上側の面(第2の下側摺接部22bの上面33b)とが互いに摺接するように形成されている。なお、図5に示すように、圧坐部が開いた状態では、第2の上側摺接部22a及び第2の下側摺接部22bは水平方向から見た状態において、同一線上に位置しているので、上述したように、第1の摺接部が摺接している状態では、第2の上側摺接部22a及び第2の下側摺接部22bが樹脂の可撓性を活かして共に反り上がって係合される。従って、このように第2の上側摺接部22a及び第2の下側摺接部22bの反り上がりの復元力が第2の上側摺接部22a及び第2の下側摺接部22bとが係合する際の係合圧力として作用する。
また、第2の上側摺接部22aの先端は、上方に延びる斜面34aが形成されており、第2の下側摺接部22bの先端は、下方に延びる斜面34bが形成されているので、柄部13a,13bを閉じると斜面34aと斜面34bとが互いに当接し、該斜面34a,34bに倣って下面33aと上面33bとが互いに摺接する位置に第2の上側摺接部22aと第2の下側摺接部22bとを案内する。
なお、図1に示すように、第2の摺接部22a,22bは、柄部13a,13bと指環部14a,14bが連続する位置に形成されており、第1の摺接部21a,21bは、枢軸11と第2の摺接部22a,22bとに挟まれる位置に形成されている。
次に、捩れ防止手段21a,21b,22a,22bの作用について説明する。
図1に示すような各柄部13a,13bが開いた状態から図2に示すような閉じた状態まで指環部14a,14bを操作すると、まず、第1の摺接部21a,21bが互いに摺接をするように形成されているので、当該摺接により柄部13aが上方へ、且つ柄部13bが下方へ互いに離れるように捩れることが規制される。
その状態のまま、さらに指環部14a,14bを閉じる方向へ操作すると、第2の摺接部22a,22bが互いに摺接をはじめる。第2の摺接部22a,22bの摺接は、上述したように柄部13aを下方へ、且つ柄部13bを上方へ互いに離れる方向に捩れることを規制するので、第1の摺接部21a,21bによる規制と相まって、柄部13a,13bは、共に上下方向への捩れを規制されることとなる。従って、鉗子1の全長を長くしても各柄部13a,13bが捩れることがなく、柄部13a,13bの強度を格段に向上させることなく確実に把持物を把持することができるので、手術現場で時間を要する大量の把持物の受け渡し作業があっても使用に耐えうる鉗子1を提供することができる。
また、本実施形態に係る鉗子1は、全長が長いほど有効であるが、全長が180mm以上であることが望ましく、より望ましくは220〜300mmの長さが好適である。
なお、本実施形態に係る鉗子1の第1のアーム10a及び第2のアーム10bはともに樹脂で形成されているので、ラチェット部の開閉は、樹脂の可撓性により容易に行うことができる。
さらに、図1及び図2に示すように、本実施形態に係る鉗子1は、枢軸11と第1の摺接部21a,21bとに挟まれた位置に形成された嵌合補強部23a,23bが形成されている。
嵌合補強部は、第1のアーム10aの柄部13aの対向側面から柄部の閉じ方向に沿って突設する上側嵌合補強部23aと、第2のアーム10bの柄部13bの対向側面から柄部の閉じ方向に沿って突設する下側嵌合補強部23bとからなっており、上側嵌合補強部23aの下面と、下側嵌合補強部23bの上面とが互いに摺接するように形成されている。即ち、第1のアーム10aから突設した上側嵌合補強部23aと第2の上側摺接部22aは共に、下面が相手部材と摺接し、第2のアーム10bから突設した下側嵌合補強部23bと第2の下側摺接部22bは共に、上面が相手部材と摺接するように形成されている。このように嵌合補強部23a,23bを形成すると、柄部13a,13bが捩れる際に発生する枢軸11のカシメ部の緩みを防止することができる。
またこのとき、第1のアーム10aの柄部13aに形成された上側嵌合補強部23a,第1の下側摺接部21a及び第2の上側摺接部22aは枢軸11から指環部14aに向かって互い違いとなるように上下方向に偏って形成されている。なお、第2のアーム10bの柄部13bに形成された下側嵌合補強部23b,第1の上側摺接部21b及び第2の下側摺接部22bも同様に形成されている。このことから、嵌合補強部23も捩れ防止手段と相まって捩れ防止機能を有する。
また、指環部14a,14bを操作して圧坐部12を閉じる際には、嵌合補強部23a,23b、第1の摺接部21a,22b、第2の摺接部22a,22bの順に摺接するように形成させることにより、鉗子1の捩れを防止しつつ、鉗子1全体の剛性を向上させ、如いては鉗子1の操作性を向上させることが可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、前側アーム12a,12bが上方に湾曲した場合について説明したが、前側アーム12a,12bはこのような形態に限定されず、下方に湾曲した形状でもよく、直線形状でも構わない。このように前側アーム12a,12bの形状は、鉗子1の使用状態に応じて適宜変更することができる。
また、上記実施形態においては、圧坐部12に貫通孔12cを設けてリング状に形成した場合について説明したが、圧坐部12は、このような形態に限定されず、貫通孔12cを設けずに円板状に形成しても構わないし、直線形状でも構わない。このように圧坐部12の形状は、鉗子1の使用状態に応じて適宜変更することができる。
さらに、上記実施形態においては、第1の摺接部21a,21b及び第2の摺接部22a,22bは夫々1つずつ形成した場合について説明したが、第1の摺接部21a,21b及び第2の摺接部22a,22bは複数形成しても構わない。このように、第1の摺接部21a,21b及び第2の摺接部22a,22bは鉗子1に必要な剛性に応じて適宜変更することができる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 鉗子、 10a 第1のアーム、 10b 第2のアーム、 11 枢軸、 12 圧坐部、 13a,13b 柄部、 14a,14b 指環部、 21a 第1の下側摺接部、 21b 第1の上側摺接部、 22a 第2の上側摺接部、 22b 第2の下側摺接部、 23a 上側嵌合補強部、 23b 下側嵌合補強部、 Z 枢軸の軸方向

Claims (6)

  1. 枢軸を介して互いに連結され、その枢軸回りに揺動自在な第1のアームと第2のアームとを有し、
    前記第1のアームおよび前記第2のアームには、前記枢軸から一方側に延びる圧坐部と、前記枢軸から他方側に延びる柄部の後端に前記圧坐部を開閉操作するための指環部とが設けられている鉗子において、
    前記柄部に前記第1のアームと前記第2のアームとが前記枢軸の軸方向に捩れることを防止する捩れ防止手段を備え
    前記捩れ防止手段は、前記柄部が互いに対向する側面からその閉じ方向に沿って夫々突設して形成されると共に柄部を閉じる際に互いに摺接する一対の第1の摺接部と、前記柄部が互いに対向する側面からその閉じ方向に沿って夫々突設して形成されると共に柄部を閉じる際に互いに摺接する一対の第2の摺接部とを備え、
    前記第1のアームの柄部に形成された前記第1の摺接部は、前記枢軸の軸方向の一方に偏って形成され、前記第2のアームの柄部に形成された前記第1の摺接部は、前記枢軸の軸方向の他方に偏って形成され、
    前記第1のアーム及び前記第2のアームに形成された前記第2の摺接部は、同アームの前記第1の摺接部が偏った方向の面が互いに摺接し、
    前記第2の摺接部は、前記柄部と前記指環部とが連続する位置に形成され、前記第1の摺接部は、前記第2の摺接部から離間して配置されると共に、前記枢軸と前記第2の摺接部とに挟まれる位置に形成されることを特徴とする鉗子。
  2. 請求項に記載の鉗子において、
    前記第2の摺接部の摺接面には前記圧坐部を閉じた場合に互いに係合するラチェット部が形成されていることを特徴とする鉗子。
  3. 請求項1または2に記載の鉗子において、
    前記柄部の前記枢軸側には、前記柄部が互いに対向する側面からその閉じ方向に沿って夫々突設して形成されると共に柄部を閉じる際に互いに摺接する嵌合補強部を備えることを特徴とする鉗子。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の鉗子において、
    前記柄部の互いに対向する側面の反対面の少なくとも一部が波形状に形成されていることを特徴とする鉗子。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の鉗子において、
    前記第1のアームおよび前記第2のアームが樹脂製であることを特徴とする鉗子。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の鉗子において、
    全長が180mm以上であることを特徴とする鉗子。
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