JP5327445B2 - モータ及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ及び電動パワーステアリング装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、電動パワーステアリング装置などに好適なモータの構造の改良に関する。
従来、自動車用操舵系において、電動式のパワーステアリング装置(EPS:Electric Power Steering)が提案され、実用化されている。現在においては、ステアリングホイールに付加された操舵トルクに応じて、電動モータで補助操舵トルクを発生し、この補助操舵トルクをステアリング軸に伝達する電動パワーステアリング装置の開発が進められている。
例えば電動パワーステアリング装置では、電動モータが減速機構を介してステアリング軸に接続され、電動モータの回転は、減速機構により減速された後、ステアリング軸に伝達される。
このような電動モータとしては、従来、電磁鋼板を積層または焼結することにより構成されたステータコア(一体コア、分割コア)にコイルを巻き付けたステータを、鋼板を絞り加工で形成した開口部と底部を有するステータケースや、アルミダイキャスト成形のステータケースの内側に圧入、接着、焼きばめ等で固定する構造のものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−268739号公報
しかしながら、このような電動モータにおいては、上述のごときステータケースが、型費、鋼材の高騰などの影響で材料費が嵩み、低コスト化に向けてネックになっている。
また、自動車向けであるEPS用モータにおいては、車両の燃費改善の要求に応じて軽量化も要請されてきており、比重の小さな材料の適用も検討されているが、コストの増加が懸念されている。
加えて、EPSモータの大型車への適用が増加することでモータの高出力化が要求されている。このような状況下、モータの重量は益々増加することとなり、出力増加に対応するため軸長を延ばすことが必要になることでステータコアの積厚もさらに増加して鉄損やヒステリシス損が増え、車両のハンドル戻りに影響を及ぼすことなどが生じることになる。また、コイルへの通電電流を増加することで対応しようとすると、今度は電磁加振力が増加して作動音が生じるなどの問題がある。これらのことから、低コスト、軽量化、磁気特性改善など、EPS用モータへの要求が高まっているという実情がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、低コスト化、軽量化、磁気特性改善、そして作動音低減を可能としたモータ及び電動パワーステアリング装置を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者は種々の検討を行った。上述したような要求に対し、モータを軽量化するにあたっては、現状、ステータコアの継鉄部(バックヨーク)部の肉盗みやロータコアの肉盗みが実施されている例が多い。また、磁気特性や作動音を改善するにあたっては、例えばステータとケースの接触面積を小さくする構造が提案され、作動音改善としてはケースの振動を抑制するためにリブを追加したり、吸音材をモータの筐体外周に配置したり、ステータを樹脂モールドするなどの方法が増加している。ところが、これらの手法はいずれもコストアップの要因となっており、また吸音材を設ける手法にあっては車両毎に搭載性を考慮した形状を設定する必要があるなどこちらもコストアップの要因となっている。これらの点についてさらに検討を重ねた本発明者は、かかる課題の解決に結び付く新たな知見を得るに至った。
本発明のモータはかかる知見に基づくものであり、ステータに形成されるステータコアと、該ステータコアの内周面によって画定される空間に設けられたロータと、ステータの一方の開口部に取り付けられたフランジ部材と、ステータの外周に設けられた熱収縮チューブと、を有し、熱収縮チューブは、当該熱収縮チューブの一部がフランジ部材のステータ側の縁部に掛かった状態で収縮したものであることを特徴としている。
かかるモータにおいては、ステータコアにコイルが巻かれているステータの外周を、鉄製やアルミニウム製である従来のケースに代えて熱収縮チューブで覆う構造となっている。これによれば、型費や材料費といったケースの製造コストを低減することが可能となる。しかも、専用型が不要であり、生産の効率の向上を図ることができるし、部品への熱ストレスを小さくすることもできる。熱収縮チューブは、発熱状況や使用環境を考慮した材質が選定されることが好ましい。
また、鉄製等のケースに代えて熱収縮チューブが用いられていることから、本発明にかかるモータによれば質量を低減して軽量化を図ることができる。実際、ケース自体はモータ全体の1割程度を占めていることから、製品によって異なるものの200〜300g程度の軽量化を達成することが可能となる。
さらに、本発明にかかるモータによれば、ステータの圧入や焼きばめが不要であるため、これらによりコアが歪むような事態は生じることがない。このため、ロストルクを改善し、良好な磁気特性を得ることができる。
加えて、本発明にかかるモータにおいては、ステータ外周を覆う熱収縮チューブにより、ケースからの放射音を低減することができる。すなわち、電流によるコアの電磁加振力がケースを叩く(響かせる)ことで発生する音を、樹脂製である熱収縮チューブによって低減させることができる。
なお、従来、熱収縮チューブを使用したモータが存在するが、熱収縮チューブは主としてロータの外周に設けられたマグネットの飛散防止カバーに用いられたり、ステータ内部に設けられたりしていたにすぎない。
上述のモータにおいて、当該モータの出力側とは反対の側であるモータエンド側には軸受保持部材があり、該軸受保持部材の少なくとも一部が熱収縮チューブで覆われていることが好ましい。
また、軸受保持部材は、ステータのモータエンド側に配置されていることが好ましい。
さらに、上述のモータにおいては、ステータコアの外周面の一部とフランジ部材の内周面の一部とが軸方向に重なり、当該軸方向に重なる部分にはこれらステータコアとフランジ部材との相対回転を防止する回り止めが形成されていることが好ましい。
また、当該モータの出力軸となるシャフトは、該シャフトに接続されて出力が伝達される部材に対し、当該シャフトの軸方向に相対移動可能に接続されていることが好ましい。
本発明にかかるモータは、例えばブラシレスモータである。
また、ステアリングに対して減速機構を介して操舵アシスト力を付与する電動モータを有する電動パワーステアリング装置において、電動モータとして上述したモータを用いることも好ましい。
本発明によれば、モータ及び電動パワーステアリング装置の低コスト化、軽量化、磁気特性改善、そして作動音低減を図ることができる。
電動パワーステアリング装置の構成の概略を示す説明図である。 ウォーム減速機構の構成の概略を示す説明図である。 電動モータの構成の概略を示す縦断面の説明図である。 電動モータの軸方向から見た側面図である。 本発明の他の実施形態を示す電動モータの縦断面の説明図である。 本発明のさらに他の実施形態を示す電動モータの縦断面の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるモータを有する電動パワーステアリング装置1の構成の概略を示す説明図である。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
電動パワーステアリング装置1は、例えばコラムタイプのものであり、車両のステアリングホイールHが固定されるステアリングシャフト10と、ラック・ピニオン運動変換機構11と、ステアリングホイールHに付加された操舵トルクに応じて補助操舵トルクを発生させる電動モータ12と、電動モータ12とステアリングシャフト10との間に介在され、電動モータ12の回転を減速させるウォーム減速機構13等を有している。
ステアリングシャフト10は、ステアリング入力軸10aとステアリング出力軸10bを有し、ハウジング20に覆われている。ステアリング入力軸10aの上端にステアリングホイールHが固定されている。ステアリング入力軸10aとステアリング出力軸10bは、トルクセンサ21のトーションバーを介して接続されている。ステアリングホイールHの操作により生じる操舵トルクは、ステアリング入力軸10aを通じてトルクセンサ21により検出され、その検出された操舵トルクに基づいて電動モータ12の出力が制御される。この電動モータ12の構成の詳細については後述する。
ウォーム減速機構13は、例えば図2に示すようにステアリング出力軸10bに取り付けられたウォームホイール30と、ウォームホイール30の外周歯車に噛み合うウォーム31を有している。ウォーム31は、ハウジング32に対して固定されている2つの軸受33、34により支持されている。ウォーム31の一端は、電動モータ12の後述するシャフト52に対して同軸上にスプライン構造で結合されている。これにより、例えばステアリング出力軸10b及びウォームホイール30の駆動によりウォーム31が受けたシャフト52の軸方向Xの反力を、ウォーム減速機構13において吸収できる。
図1に示すようにステアリング出力軸10bとラック・ピニオン運動変換機構11とは、2つの自在継手40、41と連結部材42により連結されている。また、ラック・ピニオン運動変換機構11は、ラック・ピニオンギアによりステアリング出力軸10bと操作車輪のタイロッドを接続している。
電動モータ12により出力された回転力は、ウォーム減速機構13を介して、補助操舵トルクとしてステアリング出力軸10bに伝達され、当該補助操舵トルクは、ステアリング出力軸10bからラック・ピニオン運動変換機構11を介して操作車輪のタイロッドに伝達される。
次に、上述の電動モータ12の構成について説明する。電動モータ12は、例えば図3に示すようにステータ(固定子)54と、ステータ54の一の開口部を閉鎖するフランジ51を有している。ステータ54の内部には、シャフト(回転軸)52を回転させるロータ(回転子)53が設けられている。本実施形態の電動モータ12では、ステータ54の筐体を形成する金属製のステータケースは設けられていない(図3参照)。
ステータ54は、筒形状のステータコア60を有している。ステータコア60には、インシュレータ61が挿入され、その状態でコイル62が巻き付けられている。本実施形態の電動モータ12は3相モータであることから、3n個のステータコア60は、継鉄部(バックヨーク)毎に圧入または溶接されて一体化されている。このステータ54の軸方向Xのフロント側(モータ出力側となる図3中の左側)には、フランジ51が圧入、接着、かしめ、焼ばめ等により固定されている。これらステータ54とフランジ部材51との間に弾性部材を介在させることも好ましい。また、特に詳しく図示していないが、ステータ54とフランジ51の相対回転を防止するための凹凸などからなる回り止めが形成されていることも好ましい。また、ステータ54のリア側(上述のフロント側とは反対となる図3中右側のモータエンド側)には、軸受保持部材49が圧入、カシメ、嵌め込み等により固定されている(図3参照)。本実施形態のステータ54には、軸受保持部材49と当該ステータ54とが同軸となるよう、軸受保持部材49側の開口部分に例えば複数の突起あるいは弾性体などが設けられている。軸受保持部材49の略中央部分のベアリングハウジング内には軸受70が収容されている。
フランジ51は、ステータ54側の開口部側に一体化されたステータ54の外径を保持する凹みが形成され、圧入、接着、かしめ等で当該ステータ54を保持する構造となっている。この凹みを形成するステータ54の縁部51bは環状に形成されており、さらにこの縁部51bには、熱収縮チューブ15の端部が係止して外れ難い状態とする環状係止部17が形成されている(図3参照)。また、フランジ51の略中央部分のベアリングハウジング内には軸受71が収容されている。
ロータ53は、ステータ54の内側に設置されている。ロータ53は、内部にロータコアを有し、その軸心にはシャフト52が貫通した状態で設けられている。また、ロータコアの外周面には、マグネットや、そのマグネットカバーが設けられている。ロータコアはシャフト52に圧入され、あるいはシャフト52と一体成形されている。シャフト52のコア外周面には、接着あるいは保持部材等により偶数個のマグネットが等間隔で配置されている。なお、マグネットが埋込み磁石型である場合は、ロータコア内に配置されている。さらにこれらマグネットの外周にはマグネット飛散防止用のカバーが設けられている。マグネット飛散防止用のカバーは例えば非磁性であるSUS材、アルミニウム、熱収縮チューブ等で形成されている。
シャフト52のリア側は、軸受70により支持されている。シャフト52のフロント側は、フランジ51の軸心を貫通し、当該フランジ51に固定された軸受71により支持されている。シャフト52のフロント側の先端は、上述のウォーム減速機構13のウォーム31と同軸上で連結されている。
シャフト52の軸受71とロータ53との間には、回転位置検出センサ80が設けられている。回転位置検出センサ80は、シャフト52に圧入された円筒状のレゾルバロータ81と、そのレゾルバロータ81の外周を囲むレゾルバステータ82を有している。レゾルバステータ82は、フランジ51に固定されたレゾルバホルダ83に取り付けられている。レゾルバステータ82には、図4に示すように電動モータ12の外部に通じるセンサハーネス84が電気的に接続されている。
図3に示すようにステータ54のフロント側には、ステータ54のコイル62に電気的に接続された端子台90が設置されている。また、端子台90には、コイル62に給電するためのパワーハーネス91が電気的に接続されている。パワーハーネス91は、フランジ51に設けられたグロメット92の穴部を貫通し、電動モータ12の外部に通じている。この端子台90に挿入またはインサートモールドされたバスバーと各相コイルは、ヒュージングやTIG溶接などで電気的に接続されている。
電動モータ12の固定対象であるウォーム減速機構13のハウジング32と、フランジ51は、周方向の例えば2か所の透孔51aにねじがねじ込まれることによって固定されている。
さらに、この電動モータ12においては、ステータ54の外周を、従来のような鉄製やアルミニウム製のケースではなく熱収縮チューブ15で覆う構造としている。例えば本実施形態では、軸受保持部材49とステータ54とを同軸とした状態でこれらの外周側に熱収縮チューブ15を被せ、その一部がフランジ51のステータ54側の縁部51bに掛かった状態で収縮させることによりステータ54の外周に被覆している(図3、図4参照)。こうした場合、電動モータ12のリア側では、熱収縮チューブ15の一方の端部が軸受保持部材49の外側に掛かって覆った状態となり、フロント側では、熱収縮チューブ15の他方の端部がフランジ51の環状係止部17に引っ掛かって係止した状態となっている。熱収縮チューブ15としては、当該電動モータ12における発熱状況や使用環境を考慮した材質を選定することが好ましい。場合に応じて例えばPET製の熱収縮チューブ15を採用することも可能である。当該電動モータ12の仕様や構造などにもよるが、熱収縮チューブ15として例えば0.02〜1mm程度の厚さを有する任意の厚さのフィルムを用いることができる。このように熱収縮チューブ15を設けることとした本実施形態の電動モータ12においては、低コスト化、軽量化、磁気特性改善、さらに作動音低減を実現することが可能である。
すなわち、鉄製やアルミニウム製である従来のケースを不要とすることができるから、型費や材料費といったケースの製造コストを低減することが可能である。しかも専用型が不要であり、生産の効率の向上を図ることができるし、部品への熱ストレスを小さくすることもできる。
また、鉄製等のケースに代えて熱収縮チューブ15を用いていることから、当該電動モータ12の質量を低減して軽量化を図ることができる。実際、ケース自体の質量は電動モータ全体の1割程度を占めていることから、製品によって異なるものの200〜300g程度の軽量化を達成することが可能となる。
さらに、本実施形態の電動モータ12においてはステータ54のケースへの圧入や焼きばめ、接着等が不要であるため、これらによりステータコア60が歪むような事態が生じない。このため、ロストルクを改善し、良好な磁気特性を得ることが可能である。しかも、ステータ54を熱収縮チューブ15で被覆し、熱を加えて収縮させることで従来のケースの代わりを構成することができ、従来よりも簡便な製法および構造とすることができる。
加えて、本実施形態の電動モータ12においては、ステータ54の外周を覆う熱収縮チューブ15により、ケースからの放射音を低減することができる。すなわち、電流によるコアの電磁加振力がケースを叩いて共鳴することで発生することのある音を、樹脂製である熱収縮チューブ15によって低減させることができる。
なお、上述した実施形態では電動モータ12の具体例を挙げていないが、当該電動モータ12は例えばブラシレスモータであることが好ましい。一例として、ブラシモータにおいては発熱により150℃程度まで昇温することがあるのに対し、ブラシレスモータにおいては100度程度にとどまる。樹脂製である熱収縮チューブ15への熱のよる影響を考慮すれば、本発明をブラシレスモータに適用することは好ましい態様の一つである。
上記実施の形態では、本発明にかかるモータが電動パワーステアリング装置1に適用されているので、低コスト化、軽量化、磁気特性改善、そして作動音低減を図ることができる電動パワーステアリング装置を実現できる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する(図5参照)。図示するように、フランジ51の内周にはインシュレータ部材(フランジカバー)18が設けられている。このインシュレータ部材18は、フランジ51のステータ側開口部側の内周面を覆っており、端子台90へのコイル62の溶接部分と当該フランジ51との間の絶縁性を向上させる。さらに、インシュレータ部材18は、その端部がフランジ51の環状係止部17の内側まで達する形状・大きさに形成されており、当該フランジ51の環状係止部17とステータ54との間に一部が介在した状態となる(図5参照)。例えばステータ54の端子台90側部分の外周に凹凸や突起が形成されている場合、インシュレータ部材18の一部はこれら凹凸などに嵌合した状態となってステータ54を保持することができる。
本発明のさらに他の実施形態を以下に説明する(図6参照)。この電動モータ12においては、ステータコア60の外周面に環状溝63が形成され、当該環状溝63には、フランジ51の内径とステータコア60とを非接触状態に保つCリング19が設けられている。ステータ54の外周に熱収縮チューブ15を被せて収縮させると、フランジ51とステータコア60とを一体化させることができる。Cリング19に代え、Oリングあるいはその他の樹脂製部材を用いることもできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば以上の実施の形態では、電動モータ12が電動パワーステアリング装置1に適用されていたが、本発明は、他の用途の装置のモータにも適用できる。
1…電動パワーステアリング装置、12…電動モータ(モータ)、15…熱収縮チューブ、49…軸受保持部材、51…フランジ(フランジ部材)、51b…縁部、52…シャフト、53…ロータ、54…ステータ、60…ステータコア、63…環状溝

Claims (4)

  1. ステータに形成されるステータコアと、
    該ステータコアの内周面によって画定される空間に設けられたロータと、
    前記ステータの一方の開口部に取り付けられたフランジ部材と、
    前記ステータの外周に設けられた熱収縮チューブと、
    前記フランジ部材の前記ステータ側の端部に環状に形成され、前記熱収縮チューブの一部が係止した場合に該熱収縮チューブが外れ難い状態とする環状係止部と、
    を有しており、
    前記熱収縮チューブは、当該熱収縮チューブの一部が前記環状係止部に係止した状態で収縮したものであり、
    当該モータの出力側とは反対の側であるモータエンド側には軸受保持部材があり、該軸受保持部材の少なくとも一部が前記熱収縮チューブで覆われており、
    前記軸受保持部材は、前記ステータのモータエンド側に配置されており、
    前記ステータコアの外周面の一部と前記フランジ部材の内周面の一部とが軸方向に重なり、当該軸方向に重なる部分にはこれらステータコアとフランジ部材との相対回転を防止する回り止めが形成されており、
    前記フランジ部材の内側には、当該フランジ部材の前記ステータ側の開口部側の内周面の少なくとも一部を覆い、前記ステータのコイルに電気的に接続された端子台と当該フランジ部材との間の絶縁性を向上させるインシュレータ部材が設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 当該モータの出力軸となるシャフトは、該シャフトに接続されて出力が伝達される部材に対し、当該シャフトの軸方向に相対移動可能に接続されている、請求項に記載のモータ。
  3. ブラシレスモータである、請求項1または2に記載のモータ。
  4. ステアリングに対して減速機構を介して操舵アシスト力を付与する電動モータを有する電動パワーステアリング装置であって、
    前記電動モータとして、請求項1からのいずれか一項に記載のモータを有する、電動パワーステアリング装置。
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