JP5327242B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、変表示装置を備えた遊技機に関するものである。
従来、可変表示装置を備えた遊技機が知られている。かかる遊技機においては、例えば作動口に遊技球が入賞することによって、表示部において図柄の変動が開始され、所定時間経過後に停止表示される。
ところが、上記従来技術においては、遊技者は、表示部上に表示される図柄の停止態様にのみ一喜一憂する傾向がある。すなわち、停止表示される図柄がリーチ図柄を構成するか否かとか、大当たり図柄を構成するか否かといったことについては強く興味を抱きうるが、それらとは関連がない点についてはさほど興味を示さない。かかる意味で、今までにはない興趣の飛躍的な向上を図ることが望まれているのが実状である。
本発明は、上記例示した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、趣の向上を図ることのできる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するべく、本発明においては、
複数の図柄表示領域を有する表示部において所定の配列状態にある複数の図柄を変動表示可能な可変表示装置を備え、
前記表示部上に設定され、前記各図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせにより構成される特定の有効ライン上に、特定の当たり図柄の組み合わせが停止表示された場合に遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能に構成された遊技機であって、
前記表示部に所定のキャラクタと背景画像を構成する所定の表示対象とを表示する手段であって、該所定のキャラクタ及び所定の表示対象を前記表示部に対し所定の相対位置関係を維持した状態で表示する手段と、
前記特定の有効ラインに隣接する仮想有効ライン上に当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄が位置するように、前記特定の有効ライン上に前記当たり図柄の組み合わせとは異なる外れ停止態様で図柄を一旦停止表示する一旦停止表示手段と、
前記図柄が一旦停止表示された状態において、表示次元の変化を伴うことなく前記背景画像をそれまでよりも遠景に表示する手段と、
前記遠景表示に伴い、それまで表示されていなかった、前記仮想有効ライン上に位置する当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄を表示する手段と、
前記当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄が表示された状態を維持しつつ、前記キャラクタを移動表示し、前記背景画像を元の表示態様とすることで、前記所定のキャラクタ及び所定の表示対象の前記表示部に対する相対位置関係を前記所定の相対位置関係とする手段とを備え、
前記一旦停止表示手段により、特定の有効ライン上に前記当たり図柄の組み合わせとは異なる外れ停止態様で図柄が一旦停止表示される時点で、前記仮想有効ライン上に位置する当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄の少なくとも一部が視認可能となるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、興趣の向上を図ることができる。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図である。 主として遊技盤を示すパチンコ機の正面図である。 表示制御基板等の電気的構成を示すブロック図である。 VDP等の電気的構成を示すブロック図である。 (a)は表示部における通常変動時の図柄の表示態様の一例を示す模式図であり、(b),(c)は大当たり状態発生時の図柄の表示態様の一例を示す模式図である。 表示部に表示される図柄の一例を紹介するための模式図である。 (a)は表示部におけるリーチ状態時の図柄の表示態様の一例を示す模式図であり、(b)〜(d)は、まといリーチ状態発生時の表示部の状態を示す模式図である。 (a)は提灯リーチ状態発生時の表示部の状態を示す模式図であり、(b)は台風リーチ状態発生時の表示部の状態を示す模式図である。 表示部にて表示される図柄の変動方向を説明するための図であって、表示部を横方向から仮想的に視認した場合の変動方向を示す仮想概念図である。 (a)〜(d)は、「図柄引き込み演出」が行われる場合の表示部の演出態様を示す模式図である。 (a)〜(d)は、別の実施の形態における「図柄引き込み大当たり演出」が行われる場合の表示部の演出態様を示す模式図である。 別の実施の形態における各図柄列の図柄配列構成の一例を示す模式図である。
手段1.複数の識別情報を表示部において変動表示可能な可変表示装置を備え、特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合に所定の遊技態様を導出可能に構成された遊技機であって、前記有効ラインを、前記表示部以外にも設けたことを特徴とする遊技機。
手段1によれば、可変表示装置の表示部において複数の識別情報が変動表示され、特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合に所定の遊技態様が導出される。さて、上記手段1では、有効ラインが表示部以外にも設けられている。このため、表示部上の特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても所定の遊技態様が導出されることが起こりうる。このため、遊技者は表示部上に停止表示される識別情報とは別の事象にも興味を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
手段2.複数の識別情報を表示部において変動表示可能な可変表示装置を備え、特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示されることにより所定の遊技態様を導出可能に構成された遊技機であって、
前記有効ライン以外に仮想有効ラインを設定し、該仮想有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合にも前記所定の遊技態様を導出可能としたことを特徴とする遊技機。
手段2によれば、有効ライン以外にも仮想有効ラインが設定されており、該仮想有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合にも所定の遊技態様が導出されることが起こりうる。このため、遊技者は、表示部上の特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、仮想有効ライン上に所定の識別情報が停止されることを期待しうる。すなわち、遊技者は表示部上の有効ライン上に停止表示される識別情報とは別の事象にも興味を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
手段3.複数の識別情報を表示部において変動表示可能な可変表示装置を備え、特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能に構成された遊技機であって、
前記有効ライン以外に仮想有効ラインを設定し、該仮想有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合にも前記特別遊技状態を導出可能としたことを特徴とする遊技機。
手段3によれば、可変表示装置の表示部において複数の識別情報が変動表示され、特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に遊技者に有利な特別遊技状態が導出される。さて、上記手段3では、有効ライン以外にも仮想有効ラインが設定されており、該仮想有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合にも特別遊技状態が導出されることが起こりうる。このため、遊技者は、表示部上の特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、仮想有効ライン上に特定の識別情報が停止されることを期待しうる。すなわち、遊技者は表示部上の有効ライン上に停止表示される識別情報とは別の事象にも大いに興味を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
手段4.複数の識別情報を表示部において変動表示可能な可変表示装置と、
特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に、遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能な特別遊技状態導出手段と、
前記有効ライン上に特定の識別情報が停止表示される前段階であって、前記有効ライン上に、未だ変動中の識別情報を残して所定の態様で識別情報が停止表示された場合にリーチ遊技状態を導出可能なリーチ遊技状態導出手段とを備えた遊技機であって、
前記有効ライン以外に仮想有効ラインを設定し、該仮想有効ライン上に所定の態様で識別情報が停止表示された場合にも前記リーチ遊技状態を導出可能としたことを特徴とする遊技機。
手段4によれば、可変表示装置の表示部において複数の識別情報が変動表示され、特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に特別遊技状態導出手段によって遊技者に有利な特別遊技状態が導出される。また、有効ライン上に特定の識別情報が停止表示される前段階であって、前記有効ライン上に、未だ変動中の識別情報を残して所定の態様で識別情報が停止表示された場合に、リーチ遊技状態導出手段によりリーチ遊技状態が導出される。従って、リーチ遊技状態が導出された場合、遊技者は特別遊技状態が導出されることを願ってどきどきわくわくする。さて、上記手段4では、有効ライン以外にも仮想有効ラインが設定されており、仮想有効ライン上に所定の態様で識別情報が停止表示された場合にも前記リーチ遊技状態が導出されることが起こりうる。このため、遊技者は、表示部上の特定の有効ライン上に所定の態様で識別情報が停止表示されなかった場合であっても、仮想有効ライン上に所定の態様で識別情報が停止されることを期待しうる。すなわち、遊技者は表示部上の有効ライン上に停止表示される識別情報とは別の事象にも大いに興味を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
手段5.前記仮想有効ラインは、同ライン上に停止される識別情報を視認不能なように設定されていることを特徴とする手段2乃至4のいずれかに記載の遊技機。
手段5によれば、仮想有効ラインは、同ライン上に停止される識別情報を視認不能なように設定されているため、遊技者は、仮想有効ライン上にどの識別情報が停止されたかを把握し難く、所定の遊技状態(手段2)や、特別遊技状態(手段3)や、リーチ遊技状態(手段4)が結果的に導出された場合における驚きが大きくなる。
手段6.前記仮想有効ラインは、同ライン上に停止される識別情報の少なくとも一部を視認可能なように設定されていることを特徴とする手段2乃至4のいずれかに記載の遊技機。
手段6によれば、仮想有効ラインは、同ライン上に停止される識別情報の少なくとも一部を視認可能なように設定されているため、遊技者は、仮想有効ライン上にどの識別情報が停止されたかを把握しやすい。そのため、所定の遊技状態(手段2)や、特別遊技状態(手段3)や、リーチ遊技状態(手段4)が導出されることを期待しつつ遊技を堪能することができ、結果として遊技内容に厚みが増す。
手段7.前記仮想有効ラインは、遊技者が推定又は特定可能な位置に設定されていることを特徴とする手段2乃至6のいずれかに記載の遊技機。
手段7によれば、遊技者が推定又は特定可能な位置に仮想有効ラインが設定されているため、遊技者は、仮想有効ライン上にどの識別情報が停止されたかを推定又は特定するという思考過程を楽しむことができる。そのため、遊技内容にさらに厚みが増すこととなる。
手段8.複数の識別情報表示領域を有する表示部において所定の配列状態にある複数の識別情報を変動表示可能な可変表示装置を備え、前記表示部上に設定され、前記各識別情報表示領域を連結する特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合に所定の遊技態様を導出可能に構成された遊技機であって、
前記有効ライン上に所定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、前記表示部とは別に設定された仮想有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合に、前記所定の識別情報を引き込んで前記有効ライン上に移動表示可能としたことを特徴とする遊技機。
手段8によれば、可変表示装置の表示部の複数の識別情報表示領域には、所定の配列状態にある複数の識別情報が変動表示される。そして、表示部上に設定され、各識別情報表示領域を連結する特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合に、所定の遊技態様が導出される。さて、手段8によれば、有効ライン上に所定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、表示部とは別に設定された仮想有効ライン上に所定の識別情報が停止表示された場合には、所定の識別情報が引き込まれて前記有効ライン上に移動表示されることが起こりうる。従って、遊技者は、表示部上の特定の有効ライン上に所定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、仮想有効ライン上に所定の識別情報が停止されることを期待しうる。すなわち、遊技者は表示部上の有効ライン上に停止表示される識別情報とは別の事象にも大いに興味を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
手段9.複数の識別情報表示領域を有する表示部において所定の配列状態にある複数の識別情報を変動表示可能な可変表示装置を備え、前記表示部上に設定され、前記各識別情報表示領域を連結する特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能に構成された遊技機であって、
前記有効ライン上に特定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、前記表示部とは別に設定された仮想有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に、前記特定の識別情報を引き込んで前記有効ライン上に移動表示可能としたことを特徴とする遊技機。
手段9によれば、可変表示装置の表示部の複数の識別情報表示領域には、所定の配列状態にある複数の識別情報が変動表示される。そして、表示部上に設定され、各識別情報表示領域を連結する特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に、遊技者に有利な特別遊技状態が導出される。さて、手段9によれば、有効ライン上に特定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、表示部とは別に設定された仮想有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合には、特定の識別情報が引き込まれて前記有効ライン上に移動表示されることが起こりうる。従って、遊技者は、表示部上の特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示されなかった場合であっても、仮想有効ライン上に特定の識別情報が停止されて特別遊技状態を発生することを期待しうる。すなわち、遊技者は表示部上の有効ライン上に停止表示される識別情報とは別の事象にも大いに興味、期待感を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
手段10.複数の識別情報表示領域を有する表示部において所定の配列状態にある複数の識別情報を変動表示可能な可変表示装置と、
前記表示部上に設定され、前記各識別情報表示領域を連結する特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能な特別遊技状態導出手段と、
前記特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示される前段階であって、前記特定の有効ライン上に、未だ変動中の識別情報表示領域を除いて所定の態様で識別情報が停止表示された場合にリーチ遊技状態を導出可能なリーチ遊技状態導出手段とを備えた遊技機であって、
前記有効ライン上に未だ変動中の識別情報表示領域を除いて所定の態様で識別情報が停止表示されなかった場合であっても、前記表示部とは別に設定された仮想有効ライン上に所定の態様で識別情報が停止表示された場合に、前記所定の態様の前記識別情報を引き込んで前記有効ライン上に移動表示した上でリーチ遊技状態を導出可能としたことを特徴とする遊技機。
手段10によれば、可変表示装置の表示部の複数の識別情報表示領域には、所定の配列状態にある複数の識別情報が変動表示される。そして、表示部上に設定され、各識別情報表示領域を連結する特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示された場合に、特別遊技状態導出手段により、遊技者に有利な特別遊技状態が導出される。さらに、特定の有効ライン上に特定の識別情報が停止表示される前段階であって、特定の有効ライン上に、未だ変動中の識別情報表示領域を除いて所定の態様で識別情報が停止表示された場合に、リーチ遊技状態導出手段によってリーチ遊技状態が導出される。さて、上記手段10によれば、有効ライン上に未だ変動中の識別情報表示領域を除いて所定の態様で識別情報が停止表示されなかった場合であっても、表示部とは別に設定された仮想有効ライン上に所定の態様で識別情報が停止表示された場合に、所定の態様の識別情報が引き込まれて有効ライン上に移動表示された上でリーチ遊技状態が導出されることが起こりうる。従って、遊技者は、表示部上の特定の有効ライン上に未だ変動中の識別情報表示領域を除いて所定の態様で識別情報が停止表示されなかった場合であっても、仮想有効ライン上に所定の態様で識別情報が停止されてリーチ遊技状態が発生することを期待しうる。すなわち、遊技者は表示部上の有効ライン上に停止表示される識別情報とは別の事象にも大いに興味、期待感を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
手段11.前記仮想有効ラインは、表示部を逸脱して設定され、該仮想有効ライン上に停止される識別情報が視認不能となっていることを特徴とする手段8乃至10のいずれかに記載の遊技機。
手段11によれば、仮想有効ラインが表示部を逸脱して設定されており、仮想有効ライン上に停止される識別情報を視認不能なため、遊技者は、仮想有効ライン上にどの識別情報が停止されたかを把握し難く、所定の遊技状態(手段8)や、特別遊技状態(手段9)や、リーチ遊技状態(手段10)が結果的に導出された場合における驚きが大きくなる。
手段12.前記仮想有効ラインは、少なくとも一部が表示部上に設定され、該仮想有効ライン上に停止される識別情報の少なくとも一部が視認可能となっていることを特徴とする手段8乃至10のいずれかに記載の遊技機。
手段12によれば、仮想有効ラインの少なくとも一部が表示部上に設定され、該仮想有効ライン上に停止される識別情報の少なくとも一部を視認することができるため、遊技者は、仮想有効ライン上にどの識別情報が停止されたかを把握しやすい。そのため、所定の遊技状態(手段8)や、特別遊技状態(手段9)や、リーチ遊技状態(手段10)が導出されることを期待しつつ遊技を堪能することができ、結果として遊技内容に厚みが増す。
手段13.前記仮想有効ラインは、前記識別情報の配列上、遊技者が推定又は特定可能な位置に設定されていることを特徴とする手段8乃至12のいずれかに記載の遊技機。
手段13によれば、遊技者が識別情報の配列を考慮することで、仮想有効ラインを推定又は特定することができる。そのため、遊技者は、仮想有効ライン上にどの識別情報が停止されたかを推定又は特定するという思考過程を楽しむことができる。そのため、遊技内容にさらに厚みが増すこととなる。
手段14.前記移動表示は、移動表示の対象となる識別情報表示領域の識別情報の相対位置関係を維持したまま行われることを特徴とする手段8乃至13のいずれかに記載の遊技機。
手段14によれば、移動表示の対象となる識別情報表示領域の識別情報の相対位置関係を維持したまま、移動表示が行われる。従って、移動表示によって所定の遊技状態(手段8)や、特別遊技状態(手段9)や、リーチ遊技状態(手段10)が導出された場合でも、遊技者にとっての違和感を少なくでき、不自然さを払拭することができる。
手段15.前記移動表示は、所定条件が成立した場合に限り行われることを特徴とする手段8乃至14のいずれかに記載の遊技機。
手段15によれば、所定条件が成立した場合に限り前記移動表示が行われるため、移動表示自体に稀少価値が生じ、実際に移動表示が行われた場合の遊技者にとっての喜びが増す。
手段16.前記移動表示は、前記表示部に表示された表示対象の変化を契機に行われることを特徴とする手段8乃至15のいずれかに記載の遊技機。
手段16によれば、表示部に表示された表示対象の変化を契機に、前記移動表示が行われる。このため、何の前兆もなく移動表示が行われる場合に比べて、移動表示に説得力を付与することができるとともに、演出効果を飛躍的に高めることができる。
手段17.前記表示対象の変化は、前記表示部に表示される識別情報を含む表示対象の写像サイズの変更を含んでいることを特徴とする手段16に記載の遊技機。
手段17によれば、表示部に表示される識別情報を含む表示対象の写像サイズが変更させられることを契機に、移動表示が行われる。そのため、例えば写像サイズが縮小方向に変更される場合には、それまで表示部に表示されていなかった別の識別情報が表示されることとなり、当該別の識別情報の表示に違和感が生じにくく、しかも演出の多様性を高めることができる。
手段18.前記表示対象の変化は、前記表示部に表示される識別情報を含む表示対象の写像のシフトを含んでいることを特徴とする手段16又は17に記載の遊技機。
手段18によれば、表示部に表示される識別情報を含む表示対象の写像がシフトされることを契機に、移動表示が行われる。そのため、遊技者にしてみればあたかもカメラの撮像方向がシフトされたかのような印象を抱きつつ、それまで表示部に表示されていなかった別の識別情報が表示されることとなる。このため、当該別の識別情報の表示に違和感が生じにくく、しかも演出の多様性を高めることができる。
手段19.前記表示対象の変化は、前記表示部に表示される表示対象(キャラクタ等)の動作を含んでいることを特徴とする手段16乃至18のいずれかに記載の遊技機。
手段19によれば、表示部に表示される表示対象(キャラクタ等)が動作することを契機に、移動表示が行われる。そのため、遊技者にしてみればあたかもキャラクタ等の表示対象が動作をすることで、移動表示が行われたかのような印象を抱く。このため、移動表示に伴って、別の識別情報が表示されることに違和感が生じにくく、しかも演出効果を高めることができる。
手段20.前記仮想有効ラインは、前記有効ラインと平行に延びるように設定されていることを特徴とする手段2乃至19に記載の遊技機。
手段20によれば、有効ラインと平行に延びるように仮想有効ラインが設定されている。このため、有効ライン上に同一又は同種の識別情報が揃った場合に、所定の遊技状態やリーチ遊技状態や特別遊技状態が導出されるような遊技機にあっては、有効ラインと平行の別の仮想有効ライン上に同一又は同種の識別情報が揃った場合に、わくわくどきどきしうる。
手段21.前記有効ラインは、複数設定されていることを特徴とする手段1乃至20のいずれかに記載の遊技機。
手段21によれば、有効ラインが複数設定されているため、仮想有効ラインのバリエーションを比較的多めに設定しても、違和感が生じにくい。
手段22.手段1乃至21のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ遊技機であること。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備えていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することによって可変表示装置において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されることが挙げられる。また、特別遊技状態発生時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変入賞装置が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されることが挙げられる。
手段23.手段1乃至21のいずれかにおいて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えた回胴式遊技機」となる。なお、回胴式遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識別情報を変動表示可能な可変表示装置(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。なお、この場合、可変表示装置は、遊技機本体を画定する本体ボックスに設置される。
手段24.手段1乃至21のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」となる。なお、かかる遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識別情報を表示可能な可変表示装置(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。
以下に、遊技機としてパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)を具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、パチンコ機1は、外枠2と、その前部に設けられた前面枠3とを備えている。前面枠3は外枠2の一側部にて開閉可能に装着されている。前面枠3の前面側には、ガラス扉枠4が開閉自在に設けられているとともに、ガラス扉枠4の下側において遊技球B(図2参照)を貯留するための上皿5が、上皿5の下方位置において同じく遊技球Bを貯留するための下皿6がそれぞれ設けられている。
前面枠3の前面側の下皿6側方には操作手段としてのハンドル7が設けられており、ハンドル7は図示しない遊技球発射装置に連結されている。また、前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤8(図2参照)が着脱可能に装着されており、前記遊技球発射装置はこの遊技盤8の上部に向けて遊技球Bを発射する。なお、該遊技球発射装置は、発射制御基板140(図3参照)により制御される。
さらに、前面枠3内部(上皿5の側方)には、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を音声にて報知するためのスピーカ9が埋設されている。なお、スピーカ9は、音声制御基板130(図3参照)により制御される。
さて、図2に示すように、遊技盤8には、内レール10a及び外レール10bが設けられており、前記遊技球発射装置によって発射された遊技球Bは内レール10a及び外レール10bに沿って遊技盤8の上部に案内される。
遊技盤8の下部には、作動口11及び大入賞口12が設けられている。作動口11は遊技球B用の通路を備えるとともに、その通路入口には羽根13が開閉可能に支持されている。大入賞口12の奥にはシーソー14が設けられているとともに、その右側にはVゾーン15が、左側には入賞通路16がそれぞれ設けられている(左右逆でもよい)。つまり、大入賞口12に遊技球Bが入賞した場合、この遊技球Bはシーソー14によってVゾーン15又は入賞通路16のどちらかへ転がるように振り分けられ、Vゾーン15又は入賞通路16のどちらかを通って導出されるような構成となっている。
大入賞口12の前部には、大入賞口12を開閉するシャッタ17が設けられている。シャッタ17は大入賞口12の側部に設けられた大入賞口用ソレノイド18により作動させられる。詳しくは、大入賞口ソレノイド18が励磁状態となることにより、シャッタ17が略水平に傾き、大入賞口12が開かれる。また、大入賞口ソレノイド18が非励磁状態となることにより、シャッタ17が略垂直状態となり、大入賞口12は閉鎖されるようになっている。
さらに、大入賞口12の一側部には、シーソー用ソレノイド19が設けられている。通常、シーソー用ソレノイド19は非励磁状態となっており、この状態におけるシーソー14はVゾーン15の方へ傾いた状態となっている。つまり、遊技球BがVゾーン15を通過していくような傾きとなっている。また、シーソー用ソレノイド19が励磁状態となることにより、シーソー14は遊技球Bを入賞通路16に通過させるような傾きとなる。なお、本実施の形態では、シャッタ17の開状態において遊技球Bが1つでもVゾーン15を通過した場合には、シーソー用ソレノイド19が励磁状態となり、シャッタ17が閉じられた場合には、シーソー用ソレノイド19が非励磁状態となるように構成されている。
遊技盤8の中央部分には、可変表示装置としての特別図柄表示装置20が組込まれている。特別図柄表示装置20は、対角線の長さが約7インチ(約17cm)の液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部20aを備えており、複数の図柄列を表示することができるようになっている。本実施の形態において、これらの図柄列としては左図柄列21、中図柄列22及び右図柄列23の3つの図柄列が挙げられる(図5(a)参照)。しかし、3つの図柄列に限らず、それ以外の数の図柄列が表示されることとしてもよい。本実施の形態では、これら図柄列21〜23によって、識別情報表示領域が構成される。
さらに、特別図柄表示装置20の表示部20aでは、遊技球Bの作動口11への入賞に基づいて、各図柄列21〜23の図柄変動表示(本実施の形態においては、スクロール変動表示)が行われるような構成となっている。また、この変動表示中に新たな遊技球Bが作動口11に入賞した場合には、その分の変動表示は、その時点で行われている変動表示の終了後に行われる構成となっている。つまり、変動表示が待機(保留)されることとなる。この保留される変動表示の最大回数は、パチンコ機の機種毎に決められているが、本実施の形態では保留最大回数が4回に設定されている。しかし、保留最大回数は、これに限られるものではない。
表示部20aの上方には、前述したような図柄の変動表示の保留回数を示す発光ダイオード(LED)からなる保留ランプ24a,24b,24c,24dが組み込まれている。保留ランプ24a〜24dの数は、前述した保留最大回数と同じ(この場合4個)となっている。保留ランプ24a〜24dは、変動表示の保留毎に点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させられる。
特別図柄表示装置20の上部には、普通図柄表示装置31が併設されている。普通図柄表示装置31は、発光ダイオード(LED)よりなる4つの保留ランプ32と、普通図柄表示部たるLEDよりなる7セグ表示部33とを有している。また、特別図柄表示装置20の左右両側方には、一対の通過ゲート34が配設されており、同通過ゲート34を遊技球Bが通過すると普通図柄表示装置31が作動するような構成となっている。本実施の形態における普通図柄表示装置31は、「0」から「9」までの数字を可変表示して7セグ表示部33にセグメント表示させる。その数字が所定値(本実施の形態では「7」)で停止した場合に、作動口11の羽根13を所定秒数開放させるようになっている。普通図柄表示装置31は、遊技球Bの通過ゲート34の通過回数を4回まで記憶することができ、保留ランプ32でその保留数を表示する。従って、4つの保留ランプ32が点灯している状態で、遊技球Bが通過ゲート34を通過してもカウントされないようになっている。また、保留ランプ32が点灯している限り、遊技球Bが通過ゲート34を通過しなくとも保留数に応じた回数だけ普通図柄表示装置31は作動するようになっている。
さらに、パチンコ機1の複数箇所には、遊技効果を高めるための他の図示しない各種演出用ランプや電飾部材が取付けられている。これらの演出用ランプや電飾部材等(以下単に「ランプ」と称する)の点灯状態(消灯、点灯、点滅等)は、遊技の進行に応じて適宜変えられるようになっている。なお、これらランプは、ランプ制御基板120(図3参照)により制御される。
また、遊技盤8には、遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機1の遊技状態を検出するためのスルースイッチ40、作動口用スイッチ41、Vゾーン用スイッチ42及びカウントスイッチ43等がそれぞれ取付けられている。スルースイッチ40は、遊技球Bの通過ゲート34の通過を検出するものであり、作動口用スイッチ41は、遊技球Bの作動口11への入賞を検出するものであり、Vゾーン用スイッチ42は、遊技球Bの大入賞口12のうちのVゾーン15への入賞を検出するものであり、カウントスイッチ43は、遊技球Bの大入賞口12への入賞を検出するものである。
本実施の形態では、各スイッチ40〜43の検出結果に基づき、各ソレノイド18,19、特別図柄表示装置20(表示部20a)、各保留ランプ24a〜24d、スピーカ9、普通図柄表示装置31(保留ランプ32及び7セグ表示部33)、羽根13等をそれぞれ駆動制御するため制御装置(主基板)50が設けられている。
主基板50は、主たる制御を司るためのものであって、読み出し専用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えている。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予め記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実行する。RAMはCPUによる演算結果を図柄乱数バッファ、図柄乱数エリア、停止図柄エリア等に一時的に記憶する。なお、主基板50はパチンコ機1の裏側の図示しない基板ボックス内に封印された状態で装着されている。
また、RAMは、後述する特別遊技状態としての大当たり状態の発生を決定するための乱数カウンタをも備えている。この乱数カウンタは、乱数更新処理により、所定(例えば「0」〜「299」)の範囲で、例えば2ms毎に、1カウントずつ更新される。本実施の形態では、遊技球Bが作動口11に入賞し、それが作動口用スイッチ41にて検出されたときに(保留最大回数時は除く)、前記乱数カウンタの値が所定値、例えば「7」であった場合に、大当たり状態が発生させられるようになっている。
上記CPU、ROM及びRAMは、バスラインを介して互いに接続されている。図3のブロック図に示すように、バスラインは、主基板50のインターフェイス50aにも接続されており、インターフェイス50aは、コネクタ及びケーブル等を介して表示制御基板110のインターフェイス61や他の装置と接続されている。また、インターフェイス50aは、コネクタ及びケーブル等を介して作動口スイッチ41等の各種センサに接続されている。すなわち、主基板50は、作動口スイッチ41等からインターフェイス50aを介して入賞信号等を入力するとともに、インターフェイス50aを介して表示制御基板110や他の入出力装置(他の制御基板を含む)へ制御データ等の各種動作コマンドを出力し、各ソレノイド等の各種アクチュエータ及び各制御基板を制御する。
本実施の形態では、特別図柄表示装置20の表示部20a等における各種表示制御は、主たる制御を行う主基板50ではなく、主として特別図柄表示装置20の表示制御基板110において行われるように構成されている。なお、表示制御基板110は、特別図柄表示装置20に組み込まれた状態となっている。
さらに、本実施の形態においては、各種(演出用の)ランプの点灯、点滅制御については、主としてランプ制御基板120において行われ、スピーカ9から発せられる音声の制御については、主として音声制御基板130において行われる。また、前記遊技球発射装置における遊技球Bの発射制御についても、主基板50ではなく、発射制御基板140において行われるような構成となっている。
ここで、主として本実施の形態における表示制御を行う表示制御基板110の電気的構成について、図3のブロック図に従って説明する。同図に示すように、表示制御基板110は、主基板50から送られてくるコマンドを順次受信するインターフェイス61と、プログラムROM62に記憶された制御プログラム及び各種の情報に基づいて、各種遊技状態(通常変動やリーチ演出や大当たり報知等)において表示される表示画像の画面構成情報を生成するリーチ演出手段を構成するCPU63と、CPU63での処理結果等を一時的に記憶するワークRAM64と、CPU63で生成された画面構成情報を記憶するビデオRAM65と、ビデオRAM65に記憶された画面構成情報に基づいて画像データROM66から画像データを取り出し、そのデータを画面構成情報に書き込むことにより各種遊技状態における表示画像を生成するVDP67とを備えている。そして、生成された表示画像は表示部(液晶ディスプレイ)20aへ出力される。
インターフェイス61は、主基板50から送信されてくるコマンド(指令)を受信する。また、それらのコマンドは、CPU63によってワークRAM64に設けられたコマンドバッファ領域64aに記憶される。
CPU63は、プログラムROM62に記憶された制御プログラムに従って動作する。具体的には、前記コマンドを監視して、該コマンドに応じたタスクを生成し、ワークRAM64に記憶する。そのタスクを実行することで、ワークRAM64内に各種遊技状態(通常変動やリーチ演出や大当たり報知等)において表示される表示画像の画面構成情報を生成し、この画面構成情報をビデオRAM65に書き込む。なお、画面構成情報は、表示部(液晶ディスプレイ)20aの垂直操作信号(VSYNC)ごとに生成される。
ワークRAM64には、主基板50からのコマンドを記憶するための前記コマンドバッファ領域64aをはじめ、生成されたタスクが記憶されるタスクバッファ領域64bや、画像構成情報(通常変動時やリーチ状態時の図柄画像の指示や、その配置位置や表示優先順位等)を一括してビデオRAM65に書き込むために各種情報が記憶されるスプライトチェーン領域64cが設定される。
ビデオRAM65は、前記画像構成情報を記憶するとともに、VDP67で生成される表示画像のデータを記憶するメモリである。ビデオRAM65には、表示部20aに表示される一画面分の表示画像のデータを記憶する記憶領域である第1フレームメモリ65aと第2フレームメモリ65bが設けられており、CPU63が生成した画像構成情報並びにVDP67で生成される表示画像のデータを交互に記憶することができるような構成となっている。
画像データROM66は、表示部20aに表示される図柄や背景画像等の各種画像データを記憶するメモリである。前記画像データには、図柄や背景画像等の例えば形状、サイズ、模様、配色、色調等を定めた図柄や背景画像等を生成するために必要な各種情報が含まれている。
VDP67は、表示画像の画像生成処理を行う画像データプロセッサである。つまり、VDP67は、ビデオRAM65に記憶された画像構成情報に基づいて、画像データROM66に記憶されている画像データを読み出し、前記画像データに含まれる情報を前記画像構成情報に書き込むことにより、表示部20aに表示可能な表示画像を生成する。そして、生成した表示画像を表示部20aに出力する。
さらに詳しくは、図4に示すように、VDP67は、CPU63から送られてくる各種コマンドやデータを受信するインターフェイス67aと、インターフェイス67aから送られる各種コマンドやデータに基づいてビデオRAM65に記憶された画像構成情報を読み出し、該画像構成情報に基づいて表示画像を生成する画像生成部67bと、表示画像のカラー情報を格納するパレットRAM67cとから構成されている。
インターフェイス67aから各種コマンドやデータを受け取った画像生成部67bは、ビデオRAM65の第1フレームメモリ65a又は第2フレームメモリ65bに記憶された画像構成情報を読み出す。その画像構成情報に基づいて画像データROM66から画像データを読み出し、前記画像データに含まれる各種情報を該画像構成情報に書き込む。同時に、前記画像データに対応するカラー情報をパレットRAM67cから取得し、前記画像構成情報に書き込む。これにより、カラー情報に基づく配色を施した表示画像が生成される。
同時に、画像生成部67bは、前記書き込みが行われていない第1フレームメモリ65a又は第2フレームメモリ65bに記憶されている表示画像のデータを読み出し、表示部(液晶ディスプレイ)20aに出力する。この際、表示画像のデータはRGB信号で出力され、このRGB信号に基づいて、色調(色、彩度、輝度、コントラストなど)等が制御されて表示部(液晶ディスプレイ)20aに表示される。また、表示画像のデータが出力され、何もデータが記憶されていない第1フレームメモリ65a又は第2フレームメモリ65bには、新たな画像構成情報が書き込まれる。なお、画像生成部67bにおいて生成される表示画像は、図柄及び背景画像用等の複数のレイヤによって構成されており、これらを重ね合わせ、1画面分の表示画像として生成している。
パレットRAM67cは、複数種類のカラー情報を設定した複数種類のカラーパレットを保持しており、画像データに含まれるカラー情報に応じたカラーパレットを画像生成部67bに与えるものである。ここで、カラーパレットを与えるとは、例えば、パレットRAM67cに格納されたカラーパレットの格納アドレスを画像生成部67bに与えることを意味している。なお、カラー情報は、原色例えば赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の基本色情報を組み合わせた配合割合等によって、定められているものである。
ここで、特別図柄表示装置20の表示部20aにおいて、遊技状態中等に表示される表示画像の構成について具体的に説明するとともに、その表示態様を基に大当たり状態、リーチ状態、外れ状態等についても説明する。
図5(a)に示すように、特別図柄表示装置20の表示部20aには、屋根YN等の背景画像が表示され、その前側に位置するように、各図柄列21〜23が表示されるようになっている。各図柄列21〜23は、図5,6に示すように、それぞれ複数種類かつ複数個の識別情報としての図柄70A〜70H及び外れ図柄70Iによって構成されている。外れ図柄70Iを除く各図柄70A〜70Hは、それぞれ凧の絵と「一」〜「八」の数字との組合せによって構成されている(勿論、各種絵柄、各種文字のみ、或いは、数字や文字に各種絵柄が組合わさったものを図柄として使用してもよい)。これらの図柄70A〜70Hは、左、中図柄列21,22については降順に、右図柄列23については昇順にそれぞれ配列されている。これらの図柄70A〜70Hは、特別遊技図柄としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになりうる(これらについては後述する)。
また、外れ図柄70Iは「小凧」のマークによって構成されており、前記図柄70A〜70H間に配置される。さらに、当該外れ図柄70Iは、その名のとおり、大当たり図柄になることはなく、外れ図柄にのみなりうる。
各々の図柄列21〜23においては、表示される図柄70A〜70H,70Iが、下から上方向へと移動するかのごとく表示される。より詳しくは、図9に示すように、凧が逆放物線を描きながら奥行き方向かつ、上昇しているかの如く変動表示される。また、左図柄列21の側方には、表示対象としてのキャラクタGCが表示されるようになっている。
さて、図5(c)に示すように、上述したように変動表示される各図柄列21〜23の各図柄70A〜70Iは、所定時間経過後、表示部20aの大当たりラインL1〜L5上に停止表示される。このとき、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択された上で、前記大当たりラインL1〜L5上に停止表示される。なお、停止図柄とは、各図柄列21〜23が図柄変動を停止したときに確定表示される図柄である。また、本実施の形態では、図柄変動は、左図柄列21、右図柄列23、中図柄列22の順に停止させられる。
次に、遊技者に有利な特別遊技状態としての大当たり状態について説明する。図5(c)及び図5(b)は、表示部20aにおける大当たり状態発生時の画面を示す図である。同図に示すように、大当たり図柄は、通常遊技状態からリーチ遊技状態(リーチ状態)を経た後、遊技者に有利な特別遊技状態としての大当たり状態を発生させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列21〜23の変動が停止させられたとき、表示されている図柄70A〜70Hの組合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すなわち、同一種類の図柄70A〜70Hが有効ラインとしての大当たりラインL1〜L5に沿って並んでいるときの同図柄70A〜70Hの組合せとなる場合がある。この組合せを構成する図柄が「大当たり図柄」である。
本実施の形態では、上中下の横ラインL1,L2,L3及び斜めの2本のラインL4,L5によって大当たりラインL1〜L5が構成されている(5ラインと称される)。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞口4が開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態の到来、すなわち、より多くの景品球を獲得することが可能となる。(例えば図5(c)では斜めのラインL4において「三」「三」「三」の図柄70Cが揃って停止表示されている)。
本実施の形態では、一旦大当たり状態が発生すると、大入賞口12の開放後、(1)遊技球Bが大入賞口12への10個入賞すること、(2)約29.5秒が経過すること、のいずれか一方の条件が満たされた時点で大入賞口12が閉鎖される。この大入賞口12の開閉のサイクルが遊技球BのVゾーン15への入賞を最大で所定回数(例えば16回:16ラウンド)繰り返されることとなる。
また、リーチ状態とは、大当たり直前の状態をいう(もちろん大当たり状態に至らない場合もある)。図7(a)に示すように、リーチ状態には、右図柄列23の図柄変動が、前記大当たりラインL1〜L5上において左図柄列21の停止図柄と同一種類の図柄で停止する状態が含まれる。
上記のリーチ状態には、中図柄列22の図柄変動が、最終的に左・右両図柄列21,23の停止図柄と同一種類の図柄(大当たり図柄)で停止して大当たり状態になるもの以外にも、異なる種類の図柄(これを「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当たり状態とならないもの(以下、「外れリーチ状態」という)が含まれる。さらには、中図柄列22の図柄変動が一旦停止した後(停止しなくてもよい)、全図柄列(或いは一部の図柄列)が変動し、その後全図柄列21〜23の図柄70A〜70Hが停止するような場合(再変動リーチ、全回転リーチとも称される)も含まれる。
上記リーチ状態において、リーチパターンとしては、中図柄列22の図柄70A〜70Hが通常変動時と同様に単にスクロールする「ノーマルリーチ」の外に、種々のリーチパターンが設定されている。これらリーチパターンのうち、「ノーマルリーチ」以外のリーチパターンは、いわゆる「スーパーリーチ」と称されるものである。「スーパーリーチ」の動作が開始された場合には、「ノーマルリーチ」の場合に比べて、大当たり状態が発生する期待値(大当たり期待値)が高くなるようになっている。また、「スーパーリーチ」においても、各リーチパターンによって大当たり期待値が異なったものとなっていることとしてもよい。また、「スーパーリーチ」よりも大当たり期待値の高い「スペシャルリーチ」や「プレミアムリーチ」と称されるリーチパターンを用意することとしてもよい。
本実施の形態では、図7(b),(c),(d)及び図8(a),(b)に示すように、「スーパーリーチ」として、キャラクタGCがまといを振り回すとともに、凧の図柄70A〜70Iがまといの図柄に切り換えられる「まといリーチ」(図7(b)〜(d)参照)、前記キャラクタGCに代えて、別のキャラクタKCが表示されるとともに、背景が境内に切り替わり、凧の図柄70A〜70Iが提灯の図柄に切り換えられる「提灯リーチ」(図8(a)参照)、前記キャラクタGCに代えて、さらに別のキャラクタMCが表示されるとともに、中央の図柄(例えば図柄70E)を中心に、回りの図柄が台風のように回転する「台風リーチ」(図8(b)参照)等が設定されている。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1における各制御部の制御処理について説明する。まず、作動口用スイッチ41からの検出信号に基づき、遊技球Bが作動口11へ入賞した旨が主基板50によって認識された場合の制御処理について説明する。
主基板50が遊技球Bが作動口11へ入賞した旨を検出した場合、そのことに基づいて、主基板50は、対応する保留ランプ24a〜24d(例えば、それまで2つの保留ランプ24a及び24bの2つの保留ランプが点灯されていた場合には3つ目の保留ランプ24c)を点灯させ、保留カウンタの値を「1」ずつインクリメントする。但し、保留ランプ24a〜24dが全て点灯している場合は除かれる。
また、主基板50は、内部乱数カウンタ、大当たり図柄カウンタ、外れリーチ図柄カウンタ、外れ図柄カウンタ等の各カウンタの値を各乱数エリアに格納する。そして、所定のタイミングにおいて対応する保留ランプ24a〜24dを消灯させるとともに、保留カウンタの値をデクリメントし、各エリア等に格納されたデータに基づき図柄変動を実行する。
このとき、主基板50は、当該変動に際し、指令としてのコマンドを特別図柄表示装置20の表示制御基板110をはじめ、ランプ制御基板120、音声制御基板130等へと出力(送信)する。さて、当該コマンドには、(1)変動開始から所定時間後に図柄70A〜70Iを確定表示させる旨の時間情報及び各リーチパターンに代表される変動パターンからなるパターン情報、並びに、(2)いかなる図柄70A〜70Iで確定表示させるかという図柄情報が含まれる。ここで、図柄情報としては、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄が含まれ、これらは、上述した内部乱数カウンタ、大当たり図柄カウンタ、外れリーチ図柄カウンタ、外れ図柄カウンタ等に基づいて決定されるものである。
本実施の形態における上記コマンドは、2バイト構成からなっており、順次連続的に表示制御基板110等へと送信される。2バイト構成からなるコマンドのうち、先頭の1バイト目は、これからいかなる情報が送信されてくるかというキーワード情報によって構成されている。また、後半の1バイトは、具体的な指示内容に該当するパターンコード等の内容情報によって構成されている。
例えば、本実施の形態において、まず最初に送信されるコマンドはパターン情報である。この場合、1バイト目は、これからパターン情報(時間情報及び変動パターンを示唆する)が送信される旨のキーワード情報により構成され、2バイト目は、「00」、「01」等のパターンコード情報により構成されている。ここで、「00」、「01」等のパターンコード情報は、図柄の変動時間を例えば「10秒」とする、或いは、「30秒」とするといった内容を示唆する時間情報と、どのような変動パターン(又は変動パターン群のうちいずれか)を実行するといった変動パターンを示唆する情報とからなる。
続いて送信されるのは図柄情報である。すなわち、本実施の形態のように左→右→中の順に3つの図柄列21〜23の図柄が確定させられる場合においては、まず、パターン情報に続いて2番目に送信されるコマンドたる図柄情報として、1バイト目は、これから左図柄列21の図柄情報が送信される旨のキーワード情報により構成され、2バイト目は、確定表示される図柄を示唆するパターンコード情報により構成されている。また、3番目に送信されるコマンドたる図柄情報として、1バイト目は、これから右図柄列23の図柄情報が送信される旨のキーワード情報により構成され、2バイト目は、確定表示される図柄を示唆するパターンコード情報により構成されている。併せて、4番目に送信されるコマンドたる図柄情報として、1バイト目は、これから中図柄列22の図柄情報が送信される旨のキーワード情報により構成され、2バイト目は、確定表示される図柄を示唆するパターンコード情報により構成されている。このように、確定図柄に関する3つの表示情報がたて続けに送信される。すなわち、1回の図柄変動に際して、2バイト構成からなるデータが1バイトずつ送信されることにより、合計8(1×2+3×2)回のデータ送信が行われることとなる。
なお、上記実施の形態では、左、右、中の各図柄列21〜23に対応した図柄情報が送信されることとなっているが、例えば8つの図柄を確定表示させる必要がある場合には、1×2+8×2=18回のデータ送信が行われるといった具合に、図柄数を適宜変更した場合であっても適用することができる。
なお、本実施の形態では、コマンド(一群のコマンド)が、表示制御基板110に対してのみならず、ランプ制御基板120、音声制御基板130にも同期して出力されるようになっている(厳密な意味で全く同時でなくてよい)。勿論、このときに出力されるコマンドは、表示制御基板110に出力されるコマンドに対応したものであることが望ましい(場合によっては対応していなくてもよい)。これに対し、図柄変動に関する一群のコマンド(1回の図柄変動に際して送られてくるデータ群)を受信した表示制御基板110は、特別図柄表示装置20の表示部20aで表示する表示画像を順次生成する。
さらに、表示制御基板110は、当該コマンドに基づき図柄変動を開始するとともに、変動停止に至るまでの間、前記変動パターンに基づく種々の演出を行う。当該演出としては、例えばリーチ演出が主として挙げられる。
すなわち、上記コマンドのうち、パターン情報に基づき、表示制御基板110のCPU63は、テーブルを参酌して、上述した各変動パターンの中から所定のパターンを選択決定するとともに、当該決定したパターンに基づく演出を、変動開始から確定表示までの間、別途設定された時間データの秒数分だけ実行する。さらにその後、主基板50側のCPUは、自身が有するタイマに基づき、前記所定時間に応じたタイミングで、表示制御基板110に対し、確定コマンドを出力する。
一方、表示制御基板110のCPU63は前記一旦停止からさらに所定時間後において(時間情報に基づく変動を完了した時点で)、前記図柄情報に応じた図柄を確定停止表示させる。このとき、結果的に前記出力された確定コマンドに同期して、図柄が確定表示させられることとなる。同様に、ランプ制御基板120、音声制御基板130の各CPUも、前記タイミングにおいて、ランプ演出、音声演出を確定停止させる。
なお、本実施の形態では、変動パターンに関し、リーチ演出以外の演出に関しても、上記と同様に変動パターン情報に盛り込まれた上で制御が行われる。リーチ演出以外の演出としては、すべり変動、再変動、リーチ予告、スーパーリーチ予告、大当たり予告、及び後述する「図柄引き込み演出」等の演出が挙げられる。ここで、「予告」とあるのは、演出によって、所定の遊技状態が発生しやすくなることを示唆可能であればよい、或いは、演出によって所定の遊技状態の発生率に影響が生じるという趣旨であって、所定の遊技状態が発生しない場合があっても差し支えない(示唆)。このように、本実施の形態では、主基板50によって主たる制御が司られ、該主基板50からのコマンドに基づいて、表示制御基板110等によって表示制御等が司られることとなっている。これにより、主基板50の負担軽減が図られている。
次に、本実施の形態の作用及び効果について説明する。主基板50から表示制御基板110に対し、図柄変動を行うべくコマンドが出力されると、表示制御基板110側では、図柄変動を開始させる。該変動に際しては、上述したように、表示される図柄70A〜70H,70Iが、奥行き方向に移動し、かつ、上昇しているかの如く変動表示される。そして、各図柄列21〜23に対応する図柄70A〜70H,70Iが、左図柄列21、右図柄列23、中図柄列22の順で確定停止表示させられる。ここで、本実施の形態では、いわゆる5ラインを採用しているため、各図柄列21〜23毎に3つずつの図柄70A〜70H,70Iが表示された上で確定停止されることとなる。つまり表示部20a上には、合計9つの図柄70A〜70H,70Iが確定停止表示させられる。
このときの停止態様は、通常変動時と同じく表示領域に応じて大きさが異なっており、上方の図柄70A〜70H,70Iほど大きく表示されるのであるが、停止後、一時的に(例えば1秒程度の間)、図5(b)に示すような態様とさせられる。つまり、各図柄列21〜23が一時的に平面的なものとされ、表示領域に関わらず、(上部であろうと下部であろうとを問わず)、各図柄70A〜70H,70Iのサイズが互いに同等のサイズとされる。これにより、遊技者は、各図柄を均等に視認することができるとともに、停止図柄をより容易に、且つ、確実に識別することができる。
また、このとき、単に平面的なものとされるのではなく、各停止図柄が若干傾動しているかの如く表示させられる。これにより、図柄70A〜70H,70Iのサイズをある程度確保したまま(比較的大きな図柄サイズとしたまま)、傾動の分だけ表示面積を狭くすることができ、もって全図柄70A〜70H,70Iの表示を確保することができる。
なお、本実施の形態では、上記通常変動に際し、各図柄列21〜23毎に、変動表示される領域に応じて図柄70A〜70H,70Iのサイズが徐変させられる。すなわち、変動に際し、図柄70A〜70H,70Iが表示される領域が移動するのであるが、この移動に際し、図柄70A〜70H,70Iのサイズが徐々に小さくなるように変更させられる。これにより、今までは平面的な表示しか行われなかった通常変動に際しての奥行き感が醸し出される。従って、遊技者は今までにない通常変動態様を堪能することができ、面白味を覚える。
ここで、前記図柄変動を行うべく表示制御基板110に対し出力されるコマンドに、「図柄引き込み演出」を行う旨の情報が含まれていた場合において、表示制御基板110側で行われる処理内容について詳述する。この場合において、表示制御基板110のCPU63により、各図柄列21〜23の図柄70A〜70Iの変動が開始させられる。なお、このときは前記通常変動と同様の変動態様となる。
そして、変動開始から所定時間経過後において、まずは左図柄列21の図柄変動速度がそれまでの変動速度よりも遅くされた後、所定の図柄70A〜70Iにて停止させられ、続いて、右図柄列23の図柄変動速度が遅くさせられ、左図柄列21と同様に所定の図柄70A〜70Iにて停止させられる(図10(a)参照)。同図に示す例では、例えば左図柄列21については上段に外れ図柄70I、中段に「三」の図柄70C、下段に外れ図柄70Iが停止表示され、右図柄列23については上段に外れ図柄70I、中段に「二」の図柄70B、下段に外れ図柄70Iが停止表示されている。従って、この時点で、大当たりラインL1〜L5上に左右同一図柄が揃っていないため、遊技者は大当たり状態の前段階たるリーチ状態すら発生しないことを理解する。
この時点で、CPU63は、次のような制御を行う。すなわち、図10(b)に示すように、あたかも背景やキャラクタGCや図柄70A〜70Iを撮影しているカメラが引いたかのように、背景(屋根YN等)、キャラクタGC、図柄70A〜70I等の写像を縮小表示する。このとき、表示部20aの下部(手前側)に別の屋根YN4を表示するとともに、各図柄列21〜23に対応して図柄70A〜70Iを表示する。つまり、図に示す例では、左図柄列21については下段に「二」の図柄70B、右図柄列23については「三」の図柄70Cが表示されるとともに、中図柄列22については変動中の図柄が表示されることとなる。また、これとともに、それまで上段に表示されていた屋根YN1や奥の図柄70A〜70Iを消去する(小さく或いは薄く表示することとしてもよい)。なお、カメラの向きが変更させられたかのように写像をシフト(移動)することとしてもよい。
次に、図10(c)に示すように、キャラクタGCがジャンプするかの如く動作表示を行う。そして、図10(d)に示すように、キャラクタGCが、それまで乗っていた屋根YN3から新たに表示された一番手前側の屋根YN4に飛び移ったかのような表示を行うとともに、写像のサイズを元の状態に戻す。かかる一連の演出表示の結果、左図柄列21に関しては上段に「三」の図柄70Cが、中段に外れ図柄70Iが、下段に「二」の図柄70Bが表示されることとなり、右図柄列23に関しては上段に「二」の図柄70Bが、中段に外れ図柄70Iが、下段に「三」の図柄70Cが表示されることとなる(中図柄列22に関しては未だ変動表示中)。つまり、斜めの大当たりラインL4,L5上に同種の図柄70B,70Cが停止表示されることとなり、リーチ図柄が表示部20aに表示されることとなる。そして、その後所定のリーチ演出が行われる。
このように、本実施の形態によれば、大当たりラインL1〜L5上に中図柄列22を除く左右図柄列21,23の一旦停止図柄がリーチ図柄(同一の図柄)でなかった場合であっても、それよりも下段において同一の図柄が停止表示された場合に、当該図柄が引き込まれて、結果的に大当たりライン(上記例ではL4,L5)上に移動表示された上で、リーチ状態が発生しうる。すなわち、本実施の形態では、表示部20a上の大当たりラインL1〜L5とは別に、仮想有効ライン(上記例では、前記斜めの大当たりラインL4,L5と平行かつ下段のライン)が設定されており、該仮想有効ラインに同一の図柄が停止表示された場合に、リーチ状態が発生することが起こりうるのである。
従って、遊技者は、一旦停止表示された図柄がリーチ図柄を構成しない場合であっても、仮想有効ライン上に同一の図柄70A〜70Hが停止されてリーチ状態が発生することを期待しうる。すなわち、遊技者は表示部20a上の大当たりラインL1〜L5上に停止表示される図柄70A〜70Iとは別の事象(ここでは仮想有効ラインに停止される図柄70A〜70I)にも大いに興味、期待感を抱きうることとなる。かかる意味で、今までにはない楽しみ方を堪能することができ、ひいては興趣の飛躍的な向上が図られる。
また、本実施の形態では、単に移動表示が行われるのではなく、表示部20aに表示された表示対象の変化を契機に、移動表示が行われる。つまり、写像サイズが縮小方向に変更され(場合によっては写像がシフトさせられ)、しかも、キャラクタGCが飛び移るといった動作演出とともに移動表示が行われる。このため、何の前兆もなく移動表示が行われる場合に比べて、移動表示に説得力を付与することができるとともに、演出効果を飛躍的に高めることができる。また、それまで表示部20aに表示されていなかった別の図柄70A〜70Iが表示されることに違和感が生じにくく、しかも演出の多様性を高めることができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施の形態では、斜めの大当たりラインL4,L5と平行かつ下段のラインが仮想有効ラインとして設定されている旨説明したが、仮想有効ラインとしては、必ずしもこの例に限られず、下段の大当たりラインL3と平行なさらに下段のラインや、上段の大当たりラインL1と平行なさらに上段のラインや、斜めの大当たりラインL4,L5と平行かつ上段のラインを仮想有効ラインとして設定しても何ら差し支えない。
(b)また、上記実施の形態では、仮想有効ラインの一部が表示部20a上に設定され、該仮想有効ライン上に停止される図柄70A〜70Iの少なくとも一部が視認可能となっている構成を採用している。これに対し、仮想有効ラインを表示部20aを逸脱して設定することとし、該仮想有効ライン上に停止される図柄70A〜70Iが視認不能としてもよい。この場合、遊技者は、仮想有効ライン上にどの図柄70A〜70Iが停止されたかを把握し難く、リーチ状態等が結果的に導出された場合の驚きや喜びが増す。
(c)上記実施の形態では、仮想有効ラインにリーチ図柄が停止された場合に、リーチ状態が発生する場合について具体化しているが、特別遊技状態たる大当たり状態が発生することとしてもよい。当該大当たり状態が発生する場合の具体例について図11に従って説明する。すなわち、前記図柄変動を行うべく表示制御基板110に対し出力されるコマンドに、「図柄引き込み大当たり演出」を行う旨の情報が含まれていた場合において、表示制御基板110側で行われる処理内容について詳述する。この場合において、表示制御基板110のCPU63により、各図柄列21〜23の図柄70A〜70Iの変動が開始させられる。そして、変動開始から所定時間経過後において、まずは左図柄列21の図柄変動速度がそれまでの変動速度よりも遅くされた後、所定の図柄70A〜70Iにて停止させられ、続いて、右図柄列23の図柄変動速度が遅くさせられ、左図柄列21と同様に所定の図柄70A〜70Iにて停止させられ、さらに続いて、中図柄列22の図柄変動速度が遅くさせられ、所定の図柄70A〜70Iにて停止させられる。(図11(a)参照)。同図に示す例では、例えば左図柄列21及び中図柄列22については、共に上段に外れ図柄70I、中段に「八」の図柄70H、下段に外れ図柄70Iが停止表示され、右図柄列23については上段に外れ図柄70I、中段に「六」の図柄70F、下段に外れ図柄70Iが停止表示されている。従って、この時点で、大当たりラインL1〜L5上に左右同一図柄が揃っていないため、遊技者は大当たり状態はおろか、その前段階たるリーチ状態すら発生しないことを理解する。
この時点で、CPU63は、上記実施の形態と似通った次の制御を行う。すなわち、図11(b)に示すように、あたかも背景やキャラクタGCや図柄70A〜70Iを撮影しているカメラが引いたかのように、背景(屋根YN等)、キャラクタGC、図柄70A〜70Iを縮小表示する。このとき、表示部20aの下部(手前側)に別の屋根YN4を表示するとともに、各図柄列21〜23に対応して図柄70A〜70Iを表示する。つまり、図に示す例では、左図柄列21及び中図柄列22については下段に「七」の図柄70Gが、右図柄列23についても下段に「七」の図柄70Gが表示される。また、これとともに、それまで上段に表示されていた屋根YN1や奥の図柄70A〜70Iを消去する(小さく或いは薄く表示することとしてもよい)。
次に、図11(c)に示すように、キャラクタGCがジャンプするかの如く動作表示を行う。そして、図11(d)に示すように、キャラクタGCが、それまで乗っていた屋根YN3から新たに表示された一番手前側の屋根YN4に飛び移ったかのような表示を行う。かかる一連の演出表示の結果、左図柄列21及び中図柄列22に関しては、共に上段に「八」の図柄70Hが、中段に外れ図柄70Iが、下段に「七」の図柄70Gが表示されることとなり、右図柄列23に関しては上段に「六」の図柄70Fが、中段に外れ図柄70Iが、下段に「七」の図柄70Gが表示されることとなる。
つまり、下段の大当たりラインL3上に同一の図柄70Gが停止表示されることとなり、大当たり図柄が表示部20aに表示されることとなる。このように、上記例によれば、大当たりラインL1〜L5上に各図柄列21〜23の一旦停止図柄が大当たり図柄(同一の図柄)でなかった場合であっても、それよりも下段において同一の図柄が停止表示された場合に、当該図柄が引き込まれて、結果的に大当たりライン(上記例ではL3)上に移動表示された上で、結果として大当たり状態が発生しうる。すなわち、本実施の形態では、表示部20a上の大当たりラインL3とは別に、仮想有効ライン(上記例では、前記下段の大当たりラインL3と平行かつさらに下段のライン)が設定されており、該仮想有効ラインに同一の図柄が停止表示された場合に、大当たり状態が発生することが起こりうるのである。もちろん、上記(a),(b)でも記したように、仮想有効ラインとしては、必ずしもこのような例に限られず、斜めの大当たりラインL4,L5と平行なさらに下段のラインや、上段の大当たりラインL1と平行なさらに上段のラインや、斜めの大当たりラインL4,L5と平行かつ上段のラインを仮想有効ラインとして設定しても何ら差し支えないし、仮想有効ラインを表示部20aを逸脱して設定し、該仮想有効ライン上に停止される図柄70A〜70Iが視認不能としてもよい。
(d)上記実施の形態では、図柄列21〜23とは別にキャラクタGCを表示することとし、該キャラクタGCの動作が前記移動表示の1つの契機となっているが、キャラクタGCの代わりに別の表示対象(例えばリーチ状態や大当たり状態の発生を示唆する文字、図形等)を表示することとしてもよい。また、キャラクタ等の表示を省略することとしてもよい。
(e)上記実施の形態では、奥行き方向かつ該奥行き方向に交わる上下方向に変動しているかの如く表示されることとしたが、図柄70A〜70Iの変動方向は上記例に何ら限定されるものではなく、単に上下方向或いは左右方向に変動表示される構成であってもよい。
(f)図5(b)に示すような一時的に平面的なものとする表示制御を省略することとしてもよい。また、このときの傾動表示を省略してもよい。
(g)上記実施の形態のような5ラインタイプのものでなくてもよい。例えば、いわゆる2ラインタイプ(例えば上下の横方向の大当たりラインがあるもの)や、3ラインタイプ(例えば上中下の横方向の大当たりラインがあるもの)のパチンコ機であってもよい。また、複数の大当たりラインが設定されているものに限定されるものではなく、大当たりラインが一本のタイプ(所謂1ラインタイプ)のパチンコ機であってもよい。このような1ラインタイプのパチンコ機にあっては、例えば図12に示すような図柄配列が一例として挙げられる。同図では、右図柄列21として、「1」〜「10」の図柄が「1」を起点として昇順に配列されている。また、中、右図柄列22,23としては、「10」〜「1」の図柄が「1」、「10」、「9」、「8」・・・といった具合に降順に配列されている。かかる図柄の配列構成によれば、例えば、左、中、右図柄列21〜23の順に「2」「10」「10」や、「3」「9」「9」の図柄で一旦停止されたとしても、各図柄列21〜23の相対位置関係を変更することなく、移動表示することで、「1」「1」「1」或いは「6」「6」「6」といった大当たり図柄を表示部に表示することができる。
(h)特別図柄表示装置13としては、上述した液晶ディスプレイ以外にも、CRT、ドットマトリックス、LED、エレクトロルミネセンス(EL)、蛍光表示管等を用いてもよい。
(i)上記実施の形態とは異なるタイプのパチンコ機等にも適用できる。例えば、大当たり図柄が表示された後に所定の領域に遊技球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。また、表示部のないパチンコ機(例えば大羽根等の変動入賞装置やクルーンといった役物が搭載されているタイプや、いわゆる多くのチューリップが搭載されているタイプ等)にも応用できる。また、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施することも可能である。なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、遊技球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく、所定量の遊技球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して或いは所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の遊技球が払い出されるものである。
(j)上記実施の形態では、図柄列として、左・中・右の3つの図柄列21,22,23を採用したが、2つ以下、或いは4つ以上の図柄列により構成してもよい。また、停止順序も上記実施の形態のものに何ら限定されるものではない。
1…パチンコ機、8…遊技盤、11…作動口、12…大入賞口、20…可変表示装置としての特別図柄表示装置、20a…表示部、21…左図柄列、22…中図柄列、23…右図柄列、50…主基板、63…表示制御基板のCPU、70A〜70I…識別情報を構成する図柄、110…表示制御基板、GC…表示対象を構成するキャラクタ、YN(YN1〜YN4)…表示対象を構成する屋根、B…遊技球。

Claims (1)

  1. 複数の図柄表示領域を有する表示部において所定の配列状態にある複数の図柄を変動表示可能な可変表示装置を備え、
    前記表示部上に設定され、前記各図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせにより構成される特定の有効ライン上に、特定の当たり図柄の組み合わせが停止表示された場合に遊技者に有利な特別遊技状態を導出可能に構成された遊技機であって、
    前記表示部に所定のキャラクタと背景画像を構成する所定の表示対象とを表示する手段であって、該所定のキャラクタ及び所定の表示対象を前記表示部に対し所定の相対位置関係を維持した状態で表示する手段と、
    前記特定の有効ラインに隣接する仮想有効ライン上に当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄が位置するように、前記特定の有効ライン上に前記当たり図柄の組み合わせとは異なる外れ停止態様で図柄を一旦停止表示する一旦停止表示手段と、
    前記図柄が一旦停止表示された状態において、表示次元の変化を伴うことなく前記背景画像をそれまでよりも遠景に表示する手段と、
    前記遠景表示に伴い、それまで表示されていなかった、前記仮想有効ライン上に位置する当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄を表示する手段と、
    前記当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄が表示された状態を維持しつつ、前記キャラクタを移動表示し、前記背景画像を元の表示態様とすることで、前記所定のキャラクタ及び所定の表示対象の前記表示部に対する相対位置関係を前記所定の相対位置関係とする手段とを備え、
    前記一旦停止表示手段により、特定の有効ライン上に前記当たり図柄の組み合わせとは異なる外れ停止態様で図柄が一旦停止表示される時点で、前記仮想有効ライン上に位置する当たり図柄の組み合わせ又はリーチ図柄の少なくとも一部が視認可能となるようにしたことを特徴とする遊技機。
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