JP5326916B2 - 気流吹出し装置及びそれを用いた手乾燥装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、気流吹出し装置11は、接続部26で着脱可能に設けられたノズル部12と循環風路部13で構成される。図2に平面Aで切断したノズル部12の断面の斜視図を、図3に循環風路部13の分解図を示す。図2および図3に示すように、ノズル部12は高圧空気14を取り入れる吸込み口15と、長方形で外部に向けて拡大する吹出し口16と、吸込み口15から吹出し口16を連通する長方形の主流路17で構成される。循環風路部13は、箱体18の内部に、主流路17の長辺側の片方の面a19から分岐して、反対側の主流路17の長辺側の面b20に連通する内面が撥水性である循環風路21を備え、循環風路21からの空気漏れ防止のためのシール手段であるシリコンシート22と、ノズル部12と接続部26で連結する際に空気漏れを防止するOリング23を備え、それぞれの部品はBの方向から穴24でネジ止めすることで一体化できる構成となっている。ここで、主流路17を通過する例えば10kPaの高圧空気14は、主流路17の長辺側の面a19、面b20の圧力差により循環風路21内の気体を駆動し、その結果圧力差が反転し、再び気体が駆動されることで吹出し口16から吹出す高圧空気14が高圧空気振動方向25に自励振動するものである。このとき、循環風路21の断面積は主流路17の断面積の0.25倍とした。断面積が0.25倍未満である場合には、安定に高圧空気が発振しないため望ましくない。循環風路21の断面積の上限としては、気流吹出し装置11の設計上許容されているサイズに納まるものであれば特に問題は無い。
実施の形態1と同一部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。図4に循環風路部の断面を示すように、循環風路部は箱体18の内部に内面が親水性である循環風路21と循環風路21の分岐部にダンパーa27、ダンパーb28を備え、分岐後の循環風路21の長さがそれぞれ異なる構成となっている。
実施の形態1または2と同一部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。図5に示すように、手乾燥装置a29は、手を挿入できる空間を有する手乾燥室30と、手乾燥室30に向かって高圧空気14を吹出す気流吹出装置a31と、気流吹出し装置a31に高圧空気14を供給する高圧空気発生装置32と、気流吹出し装置a31と高圧空気発生装置32とを結ぶ風路33とを設けたものである。気流吹出し装置a31は、ノズル部12とノズル部12より上方に配置され、着脱自在に設けられた循環風路部13で構成されている。ここで、高圧空気14の発振振動数は100Hz以上となるように、気流吹出装置a31を設計したものである。
実施の形態1乃至3のいずれかと同一部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。図6に示すように、手乾燥装置b34は、手を挿入できる空間を有する手乾燥室30と、手乾燥室30に向かって高圧空気14を吹出す気流吹出装置b35と、気流吹出し装置b35に高圧空気14を供給する高圧空気発生装置32と、気流吹出し装置b35と高圧空気発生装置32とを結ぶ風路33とを設けたものである。気流吹出し装置b35は、ノズル部12と風路の壁と一体化した循環風路部13で構成されている。
図5に示した構成の手乾燥装置a29を作成し、高圧空気の発振振動数を任意に変更して手乾燥に必要な時間を計測した。具体的な手乾燥装置の構成としては、7つずつの気流吹出装置a31を85mm離して両側に直線状に35mmピッチで配置し、各気流吹出装置a31から例えば10kPaの高圧空気が吹出して風速130m/sの風を出して測定を行った。手乾燥時間は、両手を片手で0.8gの水が付着するように濡らし、片手の残水量が0.1gとなる時間を手乾燥時間とした。測定結果を図7に示す。図7に示すように、手乾燥時間は振動数が大きくなるにつれ短くなっていることがわかる。また、100Hz以上では手乾燥時間は一定となっている。これは、100Hz以上では高圧空気が水滴を移動させた後、水滴が戻るより速く次の高圧空気を水滴に当てることができるため、効率よく手乾燥を行うことができるものと考えられる。
12 ノズル部
13 循環風路部
14 高圧空気
15 吸込み口
16 吹出し口
17 主流路
18 箱体
19 面a
20 面b
21 循環風路
22 シリコンシート
23 Oリング
24 穴
25 高圧空気振動方向
26 接続部
27 ダンパーa
28 ダンパーb
29 手乾燥装置a
30 手乾燥室
31 気流吹出し装置a
32 高圧空気発生装置
33 風路
34 手乾燥装置b
35 気流吹出し装置b
101 ディフューザー
102 吹出口
103 狭部入口
104 フロート吹出口
105 循環風路
106 両端開口部
107 両端開口部
108 スプリッター
Claims (18)
- 高圧空気を取り入れる吸込み口と、長方形で外部に向けて拡大する吹出し口と、前記吸込み口から前記吹出し口を連通する長方形の主流路と、前記主流路の長辺側の片面から分岐して、反対側の前記主流路の長辺側の面に連通する循環風路とを備えて、前記吹出し口から吹出す高圧空気を前記主流路の短辺方向に振動させる気流吹出し装置において、前記気流吹出し装置は箱体を備え、前記循環風路が前記箱体の内部に形成されていることを特徴とする気流吹出し装置。
- 循環風路が箱体内部で2回以上折り返されていることを特徴とする請求項1記載の気流吹出し装置。
- 循環風路が箱体内部で平面上で折り返されており、かつ前記循環風路が前記平面から法線方向に折り返されて3次元的に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の気流吹出し装置。
- 箱体が気流吹出し装置から取り外せることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 箱体が分解できることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 箱体の循環風路に、空気漏れを防止するシール手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 循環風路の断面積が主流路の断面積の0.25倍以上であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 循環風路の内面が撥水性であることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 循環風路の内面が親水性であることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 循環風路の長さが変更できることを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 循環風路に分岐部を備え、前記分岐部により前記循環風路は複数に分岐され、分岐後の複数の前記循環風路の長さがそれぞれ異なり、前記分岐部にダンパーを設置し、前記ダンパーにより複数の前記循環風路のいずれか一つを通風可能としたことを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の気流吹出し装置。
- 手を挿入できる空間を有する手乾燥室と、前記手乾燥室に向かって高圧空気を吹出す請求項1乃至11いずれかに記載の気流吹出装置と、前記気流吹出し装置に高圧空気を供給する高圧空気発生装置と、前記気流吹出し装置と前記高圧空気発生装置とを結ぶ風路とを設けた手乾燥装置。
- 高圧空気の振動数を100Hz以上としたことを特徴とする請求項12に記載の手乾燥装置。
- 箱体が手乾燥装置の風路の一部と接することを特徴とする請求項12または13に記載の手乾燥装置。
- 箱体の一部を手乾燥装置の風路と一体化したことを特徴とする請求項12乃至14いずれかに記載の手乾燥装置。
- 箱体が手乾燥装置から取り外せることを特徴とする請求項12乃至14いずれかに記載の手乾燥装置。
- 箱体に水や異物が入らないように、前記箱体を配置したことを特徴とする請求項12乃至16いずれかに記載の手乾燥装置。
- 箱体を吹出し口より上方に配置したことを特徴とする請求項12乃至17いずれかに記載の手乾燥装置。
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