JP5326502B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の制御に関し、特に、排気性能の低下を防止しつつ、排気浄化用の触媒を早期活性化させるための制御に関する。
内燃機関の排気通路には、排気を浄化するための触媒が設けられる。触媒は活性温度以上にならないと十分な浄化作用を発揮しないため、冷機始動時の排気性能確保のためには、機関始動後すみやかに活性化させる必要がある。
触媒を活性化させるための手段として、空燃比を通常運転時よりもリッチ化すること(リッチスパイク)により排気温度を上昇させる方法が知られている。特許文献1では、ディーゼルエンジンから排出される未燃炭化物(HC)をトラップ、酸化する酸化触媒を早期活性化する場合に、酸化触媒でのHCの酸化による発熱量を利用し、酸化による発熱量の分だけ排気温度の上昇量、つまりリッチ化の度合いを小さくする思想が開示されている。これによれば、リッチスパイク量を小さくすることで燃費の悪化を抑制しつつ、HC排出量を低減することができる。
特開2005−2852号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、酸化触媒内にトラップされているHC量がHC吸着限界に達すると、大気中に放出されるHC量(T.P.HC)が増大するという問題がある。
そこで本発明では、触媒昇温時に、リッチスパイクによる燃費の悪化を抑制しつつ、HC等の排気成分の大気中への排出量を低減する排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に介装され排気浄化機能を有する排気浄化用の触媒と、触媒の温度を検出する触媒温度検出手段と、触媒温度検出手段の検出値に基づいて触媒が活性化しているか否かを判定する活性化判定手段とを有する。そして、活性化判定手段の判定結果に基づいて、機関の運転モードとして排気温度を上昇させることを優先する排気昇温モードまたは排気成分を低減させることを優先する排気成分低減モードのいずれかを選択して実行する制御手段と、を備える。制御手段は、機関始動から前記排気浄化手段が活性化温度に到達するまでの未活性領域では昇温モードを選択し、いったん活性化した後は、活性化後の活性領域下限温度から活性化温度までの領域では、触媒の浄化性能または排気成分の少なくとも一方に基づいて昇温モードまたは排気成分低減モードのいずれかを選択し、活性化温度より高い温度領域では前記排気成分低減モードを実行する。
本発明によれば、触媒の活性状態に応じて運転モードを切り換えるので、例えば、酸化触媒のように浄化性能が温度に対してヒステリシスを有し、触媒が活性化した後は昇温時に比べて低い排気温度でも浄化性能を発揮できる場合には、無駄に昇温させることがなくなるので、燃費性能の悪化を抑制できる。さらに、排気成分制限モードを実行することで、排気成分の大気中への排出量を低減することができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態を適用するディーゼルエンジンの構成を示す図である。
吸気通路11には、エアフローメータ12及び吸気温度センサ65が設置されており、エアフローメータ12により吸入空気量が測定され、吸気温度センサ65により吸入空気の温度が測定される。エアフローメータ12を通過した吸入空気は、サージタンク13に流入し、マニホールド部で各気筒に分配される。サージタンク13の上流には、電子制御ユニット(以下「ECU」という。)51からの信号に応じて作動する吸気絞り弁14及びEGR弁42が設定されている。吸気絞り弁14により吸入空気量が制御され、EGR弁42により後述する排気通路31から還流するEGR量が制御される。
エンジン1のシリンダヘッドには、燃焼室上部中央に臨ませてインジェクタ21が設置されている。図示しない燃料ポンプにより送り出された燃料は、コモンレール22を介して所定圧力でインジェクタ21に供給され、インジェクタ21により燃焼室内に噴射される。
排気通路31には、マニホールド部の下流にHC吸着触媒32が設置されている。HC吸着触媒32が低温状態にあるエンジン1の始動後等において、HC吸着触媒32により排気ガスからHCが除去される。運転が継続され、排気ガス温度が上昇すると、排気ガス中のNOxとHC吸着触媒32に吸着されているHCとが反応し、NOxが還元されるとともに、HCが処理される。HC吸着触媒32には触媒温度を検出するための触媒温度センサ66が、そしてHC吸着触媒32の下流には、排気ガス温度を検出するための排気ガス温度センサ61が設置されている。
排気通路31は、EGR管41により吸気通路11と接続されている。EGR管41には、ECU51からの信号に応じて作動するEGR弁42が設置されており、EGR弁42の開度に応じた適量の排気ガスが吸気通路11に還流される。
ECU51には、エアフローメータ12の吸入空気量検出信号、排気温度センサ61の排気ガス温度検出信号のほか、水温センサ62からの冷却水温度検出信号、センサ63からのクランク角検出信号(ECU51は、これに基づいてエンジン回転数Neを演算する。)、センサ64からのアクセル開度検出信号、燃圧センサ65からの燃料圧力検出信号、吸気温度センサ65からの吸気温度検出信号及び触媒温度センサ66からの触媒温度検出信号が入力される。
図2は、ECU51が実行する触媒昇温制御のフローチャートである。
ステップS100では、触媒温度センサ66の検出信号に基づいて酸化触媒32のベッド温度Tbedを読み込む。
ステップS101では、ベッド温度Tbedが第1活性温度T1以下であるか否かを判定する。第1活性温度T1以下の場合はステップS102に進み、そうでない場合はステップS108に進む。第1活性温度T1は、酸化触媒32が非活性状態から昇温して活性化するときの活性温度である。
ステップS102では、ベッド温度Tbedが第2活性温度T2以下であるか否かを判定する。第2活性温度T2以下の場合はステップS103に進み、そうでない場合はステップS105に進む。第2活性温度T2は、すでに活性化した酸化触媒32の活性領域の下限温度である。酸化触媒32の浄化性能は、図3に示すように温度に対してヒステリシスを有し、第1活性温度T1は第2活性温度T2よりも低い値となる。
ステップS103では、活性状態か否かを示す第1フラグFlg1をゼロに、つまり非活性状態とする。
ステップS104では、後述する昇温モードを実行する。
ステップS105では、第1フラグFlg1がゼロか否かを判定し、ゼロの場合(非活性状態)はステップS103に進み、1の場合(活性状態)はステップS106に進む。
ステップS106では、後述するモード選択制御を実行する。
ステップS107では、第2フラグFlg2がゼロか否かを判定する。第2フラグFlgは、後述するE.O.E低減モードの場合は1、昇温モードの場合はゼロとなるので、ゼロの場合はステップS104に、1の場合はステップS109に進む。
一方、ステップS101でベッド温度Tbedが第1活性温度T1より高温の場合は、ステップS108に進んで第1フラグFlgを1にし、ステップS109に進む。
次に、ステップS104で実行する昇温モードについて説明する。
図4は、昇温モードの制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS200では、燃料の目標主噴射時期tMainITを、暖機状態における噴射時期よりも遅角側のtMainIT1に設定する。
ステップS201では、目標空燃比tLambを、暖機状態におけるリーン空燃比よりもリッチなLamb1に設定する。
ステップS202では、後述する目標吸気絞り弁開度TVO演算を実行する。
ステップS203では、後述する目標EGR弁開度tAEGR演算を実行する。
なお、必ずしも目標空燃比のリッチ化及び主噴射時期tMainITの遅角化の両方を行う必要はなく、少なくともいずれか一方を行えばよい。また、主噴射時期tMainITの遅角化にかえて、主噴射の後に再度燃料噴射を行う、いわゆる後噴射を行うようにしてもよい。
ここで、ステップS202で実行する目標吸気絞り弁開度TVO演算、及びステップS203で実行する目標EGR弁開度tAEGR演算について、図5、図6を参照して説明する。
図5は目標吸気絞り弁開度TVO演算のフローチャートである。本ルーチンは、たとえば20ms毎に実行する。
ステップS300では、エンジン回転数Ne、燃料噴射量Qf、目標空気過剰率tLambを読み込む。
ステップS301では、目標吸入空気量tQacを式(1)により算出する。
tQac=tLamb×14.6×Qf ・・・(1)
ステップS302では、目標充填率tQh0を式(2)により算出する。
tQh0=tQac÷(VCE#×ROU#) ・・・(2)
なお、VCE#は気筒当たりの排気量、ROU#は空気密度である。
ステップS303では、目標充填率tQh0により図7のテーブルを検索して、目標空気流量比tADNVを読み出す。
ステップS304では、tADNV及びNeに基づいて下式(3)により目標開口面積tAtvoを算出する。なお、総排気量をVOL#とする。
tAtvo=tADNV×Ne×VOL#・・・(3)
ステップS305では、tAtvoにより図8に示すテーブルを検索し、目標吸気絞り弁開度TVOを設定する。
図6は目標EGR弁開度tAEGR演算のフローチャートである。本ルーチンは、たとえば20ms毎に実行する。
S400では、エンジン回転数Ne、燃料噴射量Qf及び目標吸入空気量tQacを読み込む。S401では、Ne及びQfにより図9に示すマップを検索し、目標EGR率Megrを読み出す。S402では、tQac及びMegrに基づいて下式(4)により目標EGRガス量tQecを算出する。S403では、tQecにより図10に示すテーブルを検索し、目標EGR弁開度tAEGRを設定する。
tQec=tQac×Megr・・・(4)
次に、図2のステップS109で実行するE.O.E低減モードについて説明する。
図11はE.O.E低減モードの制御ルーチンを示す
ステップS500では、燃料の目標主噴射時期tMainITを、図4のステップS200で設定した目標主噴射時期tMainIT1よりも進角側の値であるtMainIT2に設定する。
ステップS501では、目標空燃比tLambを、図4のステップS201で設定したLamb1よりもリーンなLamb2に設定する。
なお、ステップS500、S501において設定する目標主噴射時期tMainIT及び目標空燃比tLambは、後述するモード選択制御中に算出するHC排出重量に基づいて、HC排出量が少なくなるような排気温度となるように設定する。
なお、必ずしも目標空燃比のリーン化、主噴射時期の進角化の両方を行う必要はなく、少なくとも一方を行えばよい。
ステップS502、S503については、図4のステップS202、S203と同様なので、説明を省略する。
次に、図2のステップS106で実行するモード選択制御について説明する。
図12は、図2のステップS106で実行するモード選択制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。本制御は、ベッド温度TbedがT2〜T1間であるときに、昇温制御またはE.O.E低減制御のいずれを実施するかを選択するためのものである。
ステップS600では、触媒温度センサ66の検出信号に基づいて酸化触媒32のベッド温度Tbedを読み込む。
ステップS601では、ベッド温度Tbedに基づいて酸化触媒32の浄化率ηを推定する。推定方法としては、予めエンジン運転試験を行って、ベッド温度Tbedと浄化率ηとの関係をマップ化しておき、これを検索するようにする。
ステップS602では、エンジン回転数NE、トルクTrq、吸入空気量rQacを読み込む。エンジン回転数NEはクランク角センサ63、吸入空気量rQacはエアフローメータ12の検出信号に基づいて読み込む。トルクTrqは、燃料噴射量に基づいて算出する。
ステップS603では、エンジン1から排出される排気ガス量であるE.O.ガス排出量及び排ガス中のHC濃度を検出する。また、触媒空間速度SVを算出する。
E.O.ガス排出量は、吸入空気量Qacと燃料噴射量Qf(燃焼後のガス流量換算値)とを加算して算出する。HC濃度は、予めエンジン運転試験を行って各運転条件におけるHC濃度を把握しておき、その情報をマップに記憶しておいて検索する。なお、酸素濃度センサを用いて検出するようにしてもよい。これらE.O.ガス排出量とHC濃度を乗算することにより、排気中のHC排出重量を算出する。
触媒空間速度SVは、触媒容量に対する一定時間あたりの通過ガス量であり、式(5)によって算出する。
SV=rQac/Vcat ・・・(5)
Vcat:触媒容量
ステップS604では、触媒空間速度SV及びベッド温度Tbedを用いて、図13のマップを検索することで反応速度を推定する。図13は予め実験等に基づいて作成した反応速度推定用マップであり、縦軸がベッド温度Tbed、横軸が触媒空間速度SVである。反応速度は、低SV・高Tbedほど大きく、高SV、低Tbedになるほど小さくなる。
ステップS605では、反応速度及びE.O.ガス排出量を用いて、図14のマップを検索することで、モード判定フラグFlg2を設定する。図14は、縦軸がE.O.ガス排出量、横軸が反応速度であり、低反応速度・低中E.O.ガス排出量の場合は、E.O.E.低減モード(Flg2=1)、それ以外の場合は昇温モード(Flg2=0)となっている。
ここで設定したフラグを用いて、前述した図2のステップS107の判定を行い、昇温モードまたはE.O.E.低減モードのいずれかを実行する。
上述した昇温制御によれば、冷機始動時には昇温モードを実行して速やかに酸化触媒32を昇温し、活性温度T1を超えるとE.O.E.低減モードを実行してHC排出量の増大を防止する。そして、酸化触媒32の浄化性能は温度に対してヒステリシスをもつため、いったん活性温度T1に達した後は、T1よりも低いT2より高温側が活性領域となる。そこで、いったん活性温度T1に達した後で温度T2〜T1となった場合には、E.O.HC排出量が少なくなるように、昇温モードまたはE.O.E.低減モードのいずれかを選択して実行する。
図15は、E.O.HC排出量及び排気温度と空気過剰率λとの関係を示す図である。なお、昇温モード及びE.O.E.低減モードについての説明で述べたように、空気過剰率λがリッチの場合は主燃焼噴射時期は相対的に遅角側に、リーンの場合は相対的に進角側になっている。
空気過剰率λがリッチ、リーンのいずれの場合も、排気温度が高くなるほどE.O.HC排出量が多くなる。ただし、温度Ta以下では、空気過剰率λがリーンの方がリッチの場合よりもE.O.HC排出量が少なく、温度Taより高温では、逆に空気過剰率λがリッチの方がリーンの場合よりもE.O.HC排出量が少なくなる。
したがって、E.O.E.低減モードの場合は、排気温度がTa以下かつ空気過剰率λがリーンとなるように制御し、昇温モードの場合は、排気温度がTaより高温かつ空気過剰率λがリッチとなるよう制御することで、排気性能を悪化させることなく、過不足のない触媒昇温を行うことができる。また、浄化率の温度に対するヒステリシスを考慮しているので、無駄に昇温させることがなく、これにより燃費性能の悪化を招くこともない。
以上により本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)酸化触媒32が活性化しているか否かに基づいて、排気昇温モードまたはE.O.E.低減モードのいずれかを選択して実行するので、無駄な昇温による燃費性能の悪化を抑制することができ、かつ大気中へのHC排出量を低減できる。
(2)機関始動から酸化触媒32が活性化するまでは昇温モードを選択し、いったん活性化した後の活性領域内では、酸化触媒32の浄化性能またはHC排出量の少なくとも一方に基づいて昇温モードまたはE.O.E.低減モードのいずれかを選択するので、酸化触媒32を早期に活性化させることができる。さらに、エンジン1から排出される排気成分を、酸化触媒32の浄化性能に応じた量に調整することができる。
(3)昇温モードは、空気過剰率をリッチ方向に変化させる空気過剰率リッチ化、燃料の主噴射時期を遅角方向に変化させる噴射時期遅角化、主噴射後に燃料を噴射する後噴射、の少なくともいずれか一つを実施する運転モードであり、排気成分低減モードは、空気過剰率をリーン方向に変化させる空気過剰率リーン化、燃料の主噴射時期を進角方向に変化させる噴射時期進角化、の少なくとも一方を実施する運転モードである。これにより、排気性能を悪化させることなく、酸化触媒32を早期に活性化させることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。例えば、酸化触媒32に替えて、NOx吸蔵還元型触媒やNOx直接還元型触媒等のNOx浄化触媒を備える構成であっても、同様の昇温モードとE.O.E低減モードを切換ることにより、NOxの排出量を低減しつつNOx浄化触媒を昇温することができる。ただし、E.O.E.低減モードにおける空気過剰率λは、酸化触媒32の場合とは異なり、リッチにするものとする。
本実施形態を適用するシステムの構成図である。 触媒昇温のための制御ルーチンを示すフローチャートである。 浄化率と触媒温度との関係を示す図である。 昇温モード制御のフローチャートである。 目標吸気絞り弁開度演算のフローチャートである。 目標EGR弁開度演算のフローチャートである。 目標空気流量比tADNVテーブルである。 目標吸気絞り弁開度テーブルである。 目標EGR率テーブルである。 目標EGR弁開度テーブルである。 E.O.E低減モード制御のフローチャートである。 モード選択制御のフローチャートである。 反応速度マップである。 モード判定フラグ設定用のマップである。 E.O.HC排出量及び排気温度と空気過剰率λとの関係を示す図である。
符号の説明
1 エンジン
11 吸気通路
12 エアフローメータ
13 サージタンク
14 吸気絞り弁
21 インジェクタ
22 コモンレール
31 排気通路
32 酸化触媒
41 EGR通路
42 EGR弁
51 電子制御ユニット(ECU)
61 排気ガス温度
62 水温センサ
63 クランク角センサ
64 アクセル開度センサ
65 吸気温度センサ
66 触媒温度センサ

Claims (5)

  1. 内燃機関の排気通路に介装され排気浄化機能を有する排気浄化用の触媒と、
    前記触媒の温度を検出する触媒温度検出手段と、
    前記触媒温度検出手段の検出値に基づいて前記触媒が活性化しているか否かを判定する活性化判定手段と、
    前記活性化判定手段の判定結果に基づいて、機関の運転モードとして排気温度を上昇させることを優先する排気昇温モードまたは排気成分を低減させることを優先する排気成分低減モードのいずれかを選択して実行する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、機関始動から前記排気浄化手段が活性化温度に到達するまでの未活性領域では前記昇温モードを選択し、いったん活性化した後は、活性化後の活性領域下限温度から前記活性化温度までの領域では、前記触媒の浄化性能または排気成分の少なくとも一方に基づいて前記昇温モードまたは前記排気成分低減モードのいずれかを選択し、前記活性化温度より高い温度領域では前記排気成分低減モードを実行することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記触媒は酸化触媒であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記昇温モードは、空気過剰率をリッチ方向に変化させる空気過剰率リッチ化、燃料の主噴射時期を遅角方向に変化させる噴射時期遅角化、主噴射後に燃料を噴射する後噴射、の少なくともいずれか一つを実施する運転モードであり、
    前記排気成分低減モードは、空気過剰率をリーン方向に変化させる空気過剰率リーン化、燃料の主噴射時期を進角方向に変化させる噴射時期進角化、の少なくとも一方を実施する運転モードであることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記触媒はNOx浄化触媒であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記昇温モードは、空気過剰率をリッチ方向に変化させる空気過剰率リッチ化、燃料の主噴射時期を遅角方向に変化させる噴射時期遅角化、主噴射後に燃料を噴射する後噴射、の少なくともいずれか一つを実施する運転モードであり、
    前記排気成分低減モードは、前記空気過剰率リッチ化、燃料の主噴射時期を遅角方向に変化させる噴射時期遅角化、EGRガス量を増加させるEGRガス増大、の少なくともいずれか一つを実施する運転モードであることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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