JP5326368B2 - 成膜方法 - Google Patents
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Description
「微粒子, 超微粒子の衝撃固化現象を用いたセラミクス薄膜形成技術 ―エアロゾルデポジション法による低温・高速コーティング―」, まてりあ, 明渡 純, M. Lebedev, Vol.41, No.7, 459-466(2002). エアロゾルデポジションによる高周波受動素子集積化技術」, 今中 佳彦, 明渡 純, セラミックス, Vol.39, No.8, 584-589(2004).
まず、比較のため、従来のエアロゾルデポジションによってエポキシ系樹脂基板に銅厚膜の成膜を試みた例について説明する。
まず、エポキシ樹脂とシリカフィラー(シリカ粒子)の混合物を板状に加工したエポキシ系樹脂基板を用意する(ステップS2)。このエポキシ系樹脂基板は、実際にビルドアップ配線板の製造に使用されるエポキシ系樹脂フィルム(味の素;商品名 ABF-GX13)を熱硬化させたものである。硬化温度及び時間は、夫々190℃及び30分である。
次に、このエポキシ系樹脂基板が、成膜用の基板38としてエアロゾルデポジション装置24に装着される。成膜室34は、X、Y方向に移動可能なステージ40を有し、これにステップS2で用意したエポキシ系樹脂基板が装着される(ステップS4)。
表1は、本比較例と後述する実施の形態1乃至3に係るデータ(成膜条件及び成膜結果)を纏めたものである。
本実施の形態は、熱硬化前のエポキシ系樹脂フィルムの表面に、エアロゾル化されたCu粉末を噴射してCu膜の形成を行う成膜方法に関する。
本実施の形態に従う成膜方法の原料粉末及び成膜条件は、比較例1従う成膜方法と同じである。但し、エアロゾル流を吹き付ける基板が比較例1とは異なっている。
まず、基板38が用意される(ステップS2)。本ステップで行う作業は、比較例1のステップS2と略同じである。
その後、図4を参照して説明した比較例1のステップS4乃至ステップS12と略同じ手順に従ってCu粉末を原料とするエアロゾルデポジッションを実施する。原料粉末及び成膜条件は、比較例1で使用したものと同じである。
その後、エアロゾ流54が吹き付けられた基板38(図6(a)参照)が190℃で30分間加熱されて、半硬化状態のエポキシ系樹脂フィルム52´が硬化される(図6(b)参照)。
表1の第3列目には、本実施の形態に関する成膜条件及び成膜結果が纏められている。
次に、何故、熱硬化前(半硬化状態を含む)のエポキシ系樹脂フィルム52´を用いると、エアロゾルデポジッションが可能になる理由を説明する。
本実施の形態は、実施の形態1において、エポキシ系樹脂フィルムを硬化済み基板に貼り付けた温度(120℃)に保った状態で、エアロゾルデポジッションを実施する成膜方法に関する。
本実施の形態は、比較例1において、基板を鉛系ガラスとし、成膜中の基板温度を500℃に昇温した成膜方法に関する。
本実施の形態は、実施の形態1において、エアロドルの噴射後、原料粉末の平均粒径を大きくして再度エアロゾルの噴射を行う成膜方法に関する。
本実施の形態は、実施の形態4において、平均粒径を更に大きくして、2回目のエアロゾル噴射を実施する成膜方法に関する。
以上の例では、原料粉末はCu粉末である。
粉末をエアロゾル化し、エアロゾル化した粉末を、硬化前の基板表面に向けて噴射する第1の工程と、
前記粉末が固着した前記基板表面を硬化させる第2の工程を、
具備する成膜方法。
付記1に記載の成膜方法において、
前記粉末を形成する微粒子群の平均粒径を、前記第1の工程の途中で、前記第1の工程の開始時より大きくすることを特徴とする成膜方法。
付記1又は2に記載の成膜方法において、
前記粉末が、金属によって形成された微粒子の集合体であることを特徴とする成膜方法。
付記3に記載の成膜方法において、
前記金属が、銅、銀、及び弁金属からなる群の何れかの金属であることを特徴とする成膜方法。
(付記5)
付記1乃至4に記載の成膜方法において、
前記基板表面が、ガラス、セラミックス、樹脂、及び金属からなる群の何れかの材料の表面であることを特徴とする成膜方法。
付記1乃至4に記載の成膜方法において、
前記基板表面が、熱硬化性樹脂と他の物質との混合物の表面又は熱硬化性樹脂の表面であることを特徴とする成膜方法。
付記6に記載の成膜方法において、
前記他の物質がシリカフィラーであることを特徴とする成膜方法。
付記6に記載の成膜方法において、
前熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂であることを特徴とする成膜方法。
付記1乃至4に記載の成膜方法において、
前記基板表面が、ガラスエポキシ樹脂の表面であることを特徴とする成膜方法。
6・・・ガラスエポキシ基板 8・・・エポキシ系樹脂フィルム
10・・・ビアホール 12,12´・・・シード層
14・・・フォレジスト 16・・・レジストパターン
18・・・銅の厚膜 20・・・配線
22・・・配線層 24・・・エアロゾルデポジション装置
26・・・原料粉末 28・・・ガスボンベ
30・・・メカニカルブースターポンプ
32・・・真空ポンプ 34・・・成膜室
36・・・ノズル 38・・・基板
40・・・ステージ 42・・・エアロゾル発生容器
44・・・第1のバルブ 46・・・第2のバルブ
48・・・振動器 50・・・エポキシ系樹脂基板
52・・・(熱硬化前の)エポキシ系樹脂フィルム
52´・・・(半硬化状態の)エポキシ系樹脂フィルム
52´´・・・(熱硬化後の)エポキシ系樹脂フィルム
54・・・エアロゾル流 62・・・堆積層
56・・・微粒子 58・・・アンカー
60・・・大きなCu粒子
Claims (4)
- エアロゾル化した粉末を硬化前の基板表面に向けて噴射して、前記粉末を形成する微粒子からなる堆積膜を前記基板表面に形成する第1の工程と、
前記堆積膜が形成された前記基板表面を硬化させる第2の工程を有し、
前記第1の工程では、前記粉末を形成する微粒子の平均粒径を、前記堆積膜の前記形成の途中で前記堆積膜の前記形成の開始時より大きくする
成膜方法。 - 請求項1に記載の成膜方法において、
前記粉末が、金属によって形成された微粒子の集合体であることを特徴とする成膜方法。 - 請求項1又は2に記載の成膜方法において、
前記基板表面が、ガラス、セラミックス、樹脂、半導体、及び金属からなる群の何れかの材料の表面であることを特徴とする成膜方法。 - 請求項1又は2に記載の成膜方法において、
前記基板表面が、熱硬化性樹脂と他の物質との混合物の表面又は熱硬化性樹脂の表面であることを特徴とする成膜方法。
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