JP5326146B2 - パチンコ発射機の駆動方法及び装置 - Google Patents
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Description
すなわち、図3において符号1で示されるものは球発射装置2のモータ3に供給する励磁信号4を制御し、図5から図8で示される球発射装置2の槌5を回動させるためのレバー、ハンドル、ツマミ等の何れかからなる発射強さ制御用操作体であり、この発射強さ制御用操作体1の操作信号1aは、駆動回路6に入力されるように構成されている。
そのため、図8の往復の矢印のように、槌5の先端部5aが小刻みな往復回動によるチャタリング現象Tを発生し、槌5が元の位置に戻って静止するまでに時間がかかり、次の発射動作に悪影響が出ていた。
すなわち、モータを駆動する励磁信号の発射周期における発射励磁時間Tonが経過した後は、全く励磁時間がなくモータは非励磁状態のままであるため、球発射後の槌は、球に衝突した反動で元の位置に戻るが、元の位置のストッパと衝突して再び球を発射する方向へ回動し、往復動作を繰り返すことになる。
また、前述の球発射後の槌の迅速な静止を行うための手段としては、槌をばねで付勢する、逆転可能なモータで制御する等があるが、ばねを用いて槌を戻す場合には、発射時に、ばねが負荷となる欠点がある。
また、逆転可能なモータを用意することは、このモータを逆転制御するための駆動回路等を必要とし、電気系の構成が複雑となっていた。
構成である。
すなわち、モータに印加する励磁信号の発射周期における励磁時間のうち、発射励磁時間で槌を回動して球発射を行い、球発射後の所定時間は励磁休止時間としてモータへの励磁を休止し、その後所定時間はブレーキ励磁時間として槌に球発射時と同じ励磁をモータに印加する場合に前記発射励磁時間、励磁休止時間及びブレーキ励磁時間を発射強さ制御用操作体の回転量又は開き量に合わせて可変とすることにより、戻り状態の槌に対してブレーキ作用が付加され、球発射後の槌のハンチング作用を殆んど抑えることができる。
従って、毎回の球発射精度(発射距離のバラツキ)が一定となり、また、温度上昇時における静止時間が最小限となり、さらに、槌の停止動作にゴム等の弾性体の減衰力を用いることがないため、球発射時に余分な雑音等を発することがない。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは、球発射装置2のモータ3に供給する励磁信号4を制御し、長手形状の前記槌5を回動させるための発射強さ制御用操作体であり、この発射強さ制御用操作体1の操作信号1aは、駆動回路6に入力されるように構成されている。
尚、前述の構成において、前記ブレーキ励磁時間Ton2の中で前記モータ3を励磁する前記励磁信号4の電流量は、常に一定又は発射強さ制御用操作体1の回転量又は開き量に合わせて制御することもできる。
また、前記発射励磁時間Ton1、励磁休止時間Toff及びブレーキ励磁時間Ton2は、全て固定又は前記発射強さ制御用操作体1の回転量又は開き量に合わせて可変とすることもできる。
また、前記発射励磁時間Ton1、励磁休止時間Toff及びブレーキ励磁時間Ton2の何れか1つを可変として他の2つを固定、あるいは、発射励磁時間Ton1を可変、あるいは、何れか2つを可変として他の1つは固定とし、さらに、前記発射励磁時間Ton1励磁休止時間Toffを可変とすることもできる。
従って、球7の発射後に、励磁時間内に、励磁休止時間とブレーキ励磁時間を設定しているため、球7の発射後の槌5のハンチングを効果的に防止し、安定した球発射を行うことができる。
2 球発射装置
3 モータ
4 励磁信号
5 槌
5a 先端部
5b 後端部
6 駆動回路
7 球
8 発射周期
9 発射周期生成部
10 励磁時間信号
10A 発射励磁時間制御部
10B 励磁休止時間制御部
10C ブレーキ励磁時間制御部
11 励磁時間生成部
12 モータ駆動部
Ton1 発射励磁時間
Toff 励磁休止時間
Ton2 ブレーキ励磁時間
20 第1ストッパ
21 第2ストッパ
Claims (2)
- 長手形状をなすと共に先端部(5a)と後端部(5b)を有する回動自在な槌(5)と、前記先端部(5a)に当接する第1ストッパ(20)と、前記後端部(5b)に当接する第2ストッパ(21)とを有する球発射装置(2)に設けられ発射強さ制御用操作体(1)の操作により駆動回路(6)のモータ駆動部(12)から発生する励磁信号(4)が印加されるモータ(3)を有し、前記モータ(3)により回動されその自重により元の位置に戻るように構成された槌(5)により球(7)を発射し、
前記球(7)を所定時間毎に発射させる発射周期(8)を生成する発射周期生成部(9)と、前記発射周期生成部(9)に接続され前記モータ駆動部(12)へ印加する励磁時間信号(10)を生成するための励磁時間生成部(11)と、前記励磁時間生成部(11)に設けられた発射励磁時間制御部(10A)と励磁休止時間制御部(10B)とブレーキ励磁時間制御部(10C)とを用い、前記励磁時間信号(10)のうち発射励磁時間(Ton1)を前記発射励磁時間制御部(10A)で制御し、前記励磁時間信号(10)のうち励磁休止時間(Toff)を前記励磁休止時間制御部(10B)で制御し、前記励磁時間信号(10)のうちブレーキ励磁時間(Ton2)を前記ブレーキ励磁時間制御部(10C)で制御し、
前記モータ駆動部(12)へ前記励磁時間信号(10)を供給し、前記モータ駆動部(12)から励磁信号(4)を前記モータ(3)に印加して前記槌(5)を介して球(7)を発射する場合、前記発射励磁時間(Ton1)で前記モータ(3)を励磁して球(7)を発射した後、前記励磁休止時間(Toff)の間は前記モータ(3)を非励磁状態とし、その後、前記ブレーキ励磁時間(Ton2)の中で、前記モータ(3)を励磁することにより、前記球発射後に元の位置に戻る間の前記槌(5)に対してブレーキ動作を与えるようにしたパチンコ発射機の駆動方法において、前記発射励磁時間(Ton1)、励磁休止時間(Toff)及びブレーキ励磁時間(Ton2)は、前記発射強さ制御用操作体(1)の回転量又は開き量に合わせて可変とし、前記球(7)の発射時は、槌(5)の後端部(5b)が第2ストッパ(21)に当接した状態となり、発射励磁時間(Ton1)が経過した球(7)の発射後は、励磁休止時間(Toff)によりモータ(3)が励磁されないため、前記後端部(5b)がカウンターの作用によって第2ストッパ(21)から離れ、前記先端部(5a)が第1ストッパ(20)に近づこうとするが、前記励磁休止時間(Toff)の次のブレーキ励磁時間(Ton2)によってモータ駆動部(12)を介してモータ(3)に励磁信号(4)が供給されて槌(5)自体にブレーキ作用が働き、槌(5)のチャタリングは防止されて第1ストッパ(20)に当接した状態となることを特徴とするパチンコ発射機の駆動方法。 - 長手形状をなすと共に先端部(5a)と後端部(5b)を有する回動自在な槌(5)と、前記先端部(5a)に当接する第1ストッパ(20)と、前記後端部(5b)に当接する第2ストッパ(21)とを有する球発射装置(2)に設けられ発射強さ制御用操作体(1)の操作により駆動回路(6)のモータ駆動部(12)から発生する励磁信号(4)が印加されるモータ(3)を有し、前記モータ(3)により回動されその自重により元の位置に戻るように構成された槌(5)により球(7)を発射し、
前記球(7)を所定時間毎に発射させる発射周期(8)を生成する発射周期生成部(9)と、前記発射周期生成部(9)に接続され前記モータ駆動部(12)へ印加する励磁時間信号(10)を生成するための励磁時間生成部(11)と、前記励磁時間生成部(11)に設けられた発射励磁時間制御部(10A)と励磁休止時間制御部(10B)とブレーキ励磁時間制御部(10C)とを備え、前記励磁時間信号(10)のうち発射励磁時間(Ton1)を前記発射励磁時間制御部(10A)で制御し、前記励磁時間信号(10)のうち励磁休止時間(Toff)を前記励磁休止時間制御部(10B)で制御し、前記励磁時間信号(10)のうちブレーキ励磁時間(Ton2)を前記ブレーキ励磁時間制御部(10C)で制御し、
前記モータ駆動部(12)へ前記励磁時間信号(10)を供給し、前記モータ駆動部(12)から励磁信号(4)を前記モータ(3)に印加して前記槌(5)を介して球(7)を発射する場合、前記発射励磁時間(Ton1)で前記モータ(3)を励磁して球(7)を発射した後、前記励磁休止時間(Toff)の間は前記モータ(3)を非励磁状態とし、その後、前記ブレーキ励磁時間(Ton2)の中で、前記モータ(3)を励磁することにより、前記球発射後に元の位置に戻る間の前記槌(5)に対してブレーキ動作を与えるようにしたパチンコ発射機の駆動装置において、前記発射励磁時間(Ton1)、励磁休止時間(Toff)及びブレーキ励磁時間(Ton2)は、前記発射強さ制御用操作体(1)の回転量又は開き量に合わせて可変とし、前記球(7)の発射時は、槌(5)の後端部(5b)が第2ストッパ(21)に当接した状態となり、発射励磁時間(Ton1)が経過した球(7)の発射後は、励磁休止時間(Toff)によりモータ(3)が励磁されないため、前記後端部(5b)がカウンターの作用によって第2ストッパ(21)から離れ、前記先端部(5a)が第1ストッパ(20)に近づこうとするが、前記励磁休止時間(Toff)の次のブレーキ励磁時間(Ton2)によってモータ駆動部(12)を介してモータ(3)に励磁信号(4)が供給されて槌(5)自体にブレーキ作用が働き、槌(5)のチャタリングは防止されて第1ストッパ(20)に当接した状態となることを特徴とするパチンコ発射機の駆動装置。
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