JP5325382B2 - 生物脱硫方法及び生物脱硫装置 - Google Patents

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Description

本発明は生物脱硫方法及び生物脱硫装置に関し、詳しくは高濃度の硫化水素等を含有するバイオガスの脱硫・脱臭を効率的に行える生物脱硫方法及び生物脱硫装置に関する。
従来、硫化水素を含有するガスの脱硫法として、酸化鉄やアルカリを脱硫剤として用いる方法が知られているが、高濃度に硫化水素を含有するガスの脱硫には、多くの脱硫剤が必要になるという点で、経済上及び保守上好ましくない。
このため脱硫塔内に、硫黄酸化細菌群を坦持する充填層を設け、この充填層にバイオガスを通すことで硫黄酸化細菌と接触させ、バイオガス中に含まれる硫黄系化合物を酸化して硫酸とする生物脱硫方式が提案されている(特許文献1、2、3)。
この生物脱硫方式では、硫黄系化合物が酸化することにより硫酸が生じるが、脱硫塔に循環液を循環して充填層に散布することで、硫黄酸化細菌によって生成される硫酸を循環液中に捕捉して除去するようにしている。
また、硫黄酸化細菌群は好気性細菌であるため、脱硫塔へ流入する被処理ガスには予め空気を注入して細菌が必要とする酸素を供給するようにしている。
特開2006−143779号公報 特開2006−143780号公報 特開2006−143781号公報
しかしながら、従来の脱硫装置においては、硫化水素を含有するバイオガスを硫黄酸化細菌と接触させ、バイオガス中に含まれる硫黄系化合物を酸化する際に、硫黄の析出が生じる場合がある(2HS+O=2S↓+2HO)。
析出した硫黄は充填層の底部に蓄積し、充填層を目詰まりさせ、バイオガスの流通や循環液の流通を阻害し、生物脱硫を困難にする問題があった。
そこで、本発明の課題は、硫黄の析出による充填層等の目詰まりを防止できる生物脱硫方法及び生物脱硫装置を提供することにある。
また本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
硫黄酸化細菌を担持した担持体を有する気液接触部を備えた気液接触塔内に、硫化水素類を含有するガスと循環液とを導入し、該気液接触部で気液接触させて生物脱硫を行なう生物脱硫方法において、
前記気液接触部が複数の棚段、又は充填材を装填してなる充填層によって構成され、
該棚段の最下段若しくはその上の段、又は該充填層の最下層若しくはその少し上側におけるpH及び酸化還元電位を測定し、
前記pHの測定値に応じて循環液量を制御する際に、該pHの測定値が6より下回ったら、消化液からなる循環液量を増量し、pH測定値が6.5より上回ったら循環液量を減量するように、pHが6から6.5の範囲で循環液量の制御を行い、
前記酸化還元電位の測定値に応じて前記気液接触塔の下方から導入する空気量を制御することを特徴とする生物脱硫方法。
(請求項2)
上記硫化水素類を含有するガスが、硫化水素以外に、メルカプタン類または硫化アルキル類を含有するガスであることを特徴とする請求項1記載の生物脱硫方法。
(請求項3)
上記硫化水素類を含有するガス中の硫化水素の濃度が、5000ppm以上の高濃度であることを特徴とする請求項記載の生物脱硫方法。
(請求項4)
硫黄酸化細菌を担持した担持体を有する気液接触部を備えた気液接触塔を有し、気液接触塔には硫化水素類を含有するガス及び空気を導入するガス導入口と、生物脱硫されたガスを排出するガス排出口と、該気液接触塔内の上部から下方に向かって循環液を散布する循環液散布部と、散布された循環液を下方から排出する循環液排出口と、該循環液排出口から該気液接触塔の外部に排出された循環液を貯留する循環タンクと、循環タンク内の循環液を配管を介して前記循環液散布部に移送する循環ポンプとを有し、前記気液接触部で気液接触させて生物脱硫を行なう生物脱硫装置において、
前記気液接触部が硫黄酸化細菌を担持した担持体を複数の棚段に構成するか、又は硫黄酸化細菌を担持した担持体を装填してなる充填層によって構成され、
棚段の最下段若しくはその上の段、又は該充填層の最下層若しくはその少し上側におけるpH及び酸化還元電位を測定可能なpH検出部と酸化還元電位検出部を有し、
前記pH検出部と酸化還元電位検出部で測定されたデータ信号を入力し、
該pHの入力データ信号に応じて該pHの測定値が6より下回ったら、消化液からなる循環液量を増量し、pH測定値が6.5より上回ったら循環液量を減量するようにpHが6から6.5の範囲で循環液量を制御する制御信号を出力すると共に、
該酸化還元電位の入力データ信号に応じて前記気液接触塔の下方から空気を導入する空気導入管に設けられる制御弁の開閉を制御する制御信号を出力することを特徴とする生物脱硫装置。
(請求項5)
上記硫化水素類を含有するガスが、硫化水素以外に、メルカプタン類または硫化アルキル類を含有するガスであることを特徴とする請求項記載の生物脱硫装置。
(請求項6)
上記硫化水素類を含有するガス中の硫化水素の濃度が、5000ppm以上の高濃度であることを特徴とする請求項記載の生物脱硫装置。
本発明によれば、硫黄の析出による充填層等の目詰まりを防止できる生物脱硫方法及び生物脱硫装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る生物脱硫方法を実施するための生物脱硫装置の一実施形態を示す概略断面図である。
図1において、1は生物脱硫装置であり、気液接触塔10を備えている。気液接触塔10は複数の棚段100を有している。
複数の棚段100には硫黄酸化細菌を担持した担持体101を載置している。担持体101としては、例えば磁製又は樹脂製の通常の気液接触用充填材のほか、多孔質軟質樹脂;活性炭、木炭、ゼオライト、セラミックスなどの多孔体粒子;などを用いることができる。硫黄酸化細菌を担持する上では活性炭や木炭などの炭素系の素材が好ましいが、向流で気液接触する場合、通常の気液接触用の樹脂充填材も好ましく使用できる。
一般に多孔性の素材を用いる場合には、窒素吸着によるBET比表面積が10cm/(見かけの体積cm)以上のものを用いることが好ましい。
棚段100は、多孔板、網状体などを用いて形成できる。図1においては、多孔板を用いた例が示されており、102は多孔板に形成された透孔である。段数は図示の例では4段であるがこれに限定されず、バイオガスの透過流速、硫化水素類濃度、ガス−循環液量比などによって適宜決定される。
本実施形態において、硫黄酸化細菌を担持した担持体101を載置した複数の棚段100によって気液接触部が構成される。
図1において、103は硫化水素類を含有するバイオガスを導入する導入口であり、該導入口103にはバイオガス導入管11が連設され、該バイオガス導入管11には空気を導入する空気導入管12が連設されている。このような構成によって、バイオガスと空気が気液接触塔10の内部に導入可能になっている。13は空気導入管12に設けられる開閉弁である。
104は生物脱硫されたバイオガスを排出するガス排出口であり、排出管14、流量計28、ガス検知器29が連設されている。
15は気液接触塔10内の上部から下方に向かって循環液を散布する循環液散布部であり、1又は2以上のスプレーノズルによって構成されている。循環液散布部15は循環液供給配管16に接続されている。
105は散布された循環液を下方から排出する循環液排出口であり、循環液排出口105には排出管17が連設され、排出された循環液は排出管17を介して循環タンク18に貯留される。また、循環タンク18にはヒーター26、及び温度計27が連設されており、循環液の温度を一定範囲内に保っている。
19は循環ポンプであり、循環タンク18内の循環液を循環液供給配管16を介して前記循環液散布部15に移送する。20は循環液供給配管16に設けられる開閉弁である。
本発明において、循環液は、pH8程度の生物処理由来の処理液を用いることが好ましい。例えば消化液としては、各種の有機物をメタン発酵槽で発酵処理された後に得られる処理液があり、この他、活性汚泥処理液なども挙げられ、中でもメタン発酵処理液はpH8程度でpH緩衝性の高い場合が多いので好ましい。なお、循環液として苛性ソーダ液を用いることはコスト上昇を招くので好ましくない。但し、pHを維持するために補助的に苛性ソーダ等を添加する方法は好ましい処置である。
21は新しい消化液を循環液に補充するための消化液供給管であり、22は消化液供給管21に設けられる開閉弁である。
循環液を循環液散布部15から散布させて気液接触部で気液接触させて生物脱硫を行なうと、硫化水素類は、硫黄酸化細菌によって、通常、硫酸に酸化されるので、循環液のpHは下がり、硫化水素の除去能が著しく低下するとともに硫黄が析出するおそれがあるので、pHをアルカリ側に維持する観点から、新たな消化液の補充が必要となる。
本発明において、好ましい態様としては、循環タンク18内にpH計23を設け、pH計23の測定データ信号を制御部50に入力し、制御部50からの出力信号により、開閉弁22の開閉を制御して、新たな消化液を消化液供給管21から循環タンク18に供給する方式も可能であるが、気液接触塔10で測定するpHで制御する方法でも好ましく対応できる。なお、この場合、供給分や蒸発分等に見合う量は系外に排出される(図示せず)。
次に、本発明において、前記気液接触部を構成する複数の棚段100の最下段近傍、例えば最下段又はその上の段には、pHを測定可能なpH検出部24と、酸化還元電位を測定可能な酸化還元電位検出部25が設けられる。最下段又はその上の段にpH検出部24と酸化還元電位検出部25を設けるのは、最下段又はその上の段において硫黄の析出が顕在化するからである。
前記pH検出部24と酸化還元電位検出部25で測定されたデータ信号は制御部50に入力される。
制御部50は、pHの入力データ信号に応じて循環液量を制御する制御信号を出力すると共に、該酸化還元電位の入力データ信号に応じて前記気液接触塔10の下方から導入する空気量を制御する。
本発明において、制御部50が循環液量を制御する好ましい態様としては、pHの入力データ信号に応じて循環ポンプ19の吐出配管である循環液供給配管16に設けられる制御弁(開閉弁20)の開閉を制御する制御信号を制御部50が出力する。
例えば、循環液としてpH8前後の消化液を用い、pH検出部24から制御部50への入力データ信号がpH6より下回った場合には循環液量を増量させるように開閉弁20を制御する信号出力し、pH6.5より上回った場合には循環液量を減量するように開閉弁20を制御する信号を出力する。このようにpH6から6.5の範囲で制御すると、硫黄の析出を防止できる。開閉弁20の開閉の制御方式は比例制御方式でもON/OFF制御方式のいずれでも良い。
循環液量の制御は、上記のように開閉弁20の開閉による制御以外に、循環ポンプ19の吐出量を直接制御する方式でもよい。例えば循環ポンプ19の回転数を制御する方法もある。
次に、制御部50が空気量の導入量を制御する好ましい態様としては、酸化還元電位の入力データ信号に応じて気液接触塔10の下方から空気を導入する空気導入管12に設けられる制御弁(開閉弁13)の開閉を制御する制御信号を制御部50が出力する。
更に好ましい態様としては、図2に示すx−y座標における傾きaでy軸の交点がbである直線y=ax+bの上側の領域に、酸化還元電位を保持できるように制御する(具体的にはy≧ax+bとなるように制御する)ことである。
酸化還元電位検出部25から制御部50への入力データ信号が、y<ax+b(但し、yは標準水素電極電位基準における酸化還元電位値データ、xはpH値データ、a=−0.072、b=0.36V)である場合には、気液接触塔10の下方から導入する空気量を増量するように開閉弁13の制御を行う。即ち、y≧ax+bとなるように制御する。
気液接触塔10に導入される硫化水素類含有ガスとしては、硫化水素等の臭気成分を含有するガスであり、例えば、焼酎製造工程で排出される焼酎粕、でんぷん工場などから排出されるでんぷん廃棄物、生ごみ、その他各種加工プロセス残渣や食品残渣、牛糞尿などの家畜糞尿などからなる有機性化合物からなるバイオマス原料をメタン発酵槽で嫌気発酵されて得られるバイオガスなどが好ましい例として挙げられる。
本発明において、処理対象となる硫化水素類含有ガスは、硫化水素以外に、メルカプタン類(例えばメチルメルカプタンなど)または硫化アルキル類(たとえば硫化カルボニルなど)も含まれる。硫化水素類含有ガス中の硫化水素濃度は、従来濃度よりも高濃度であることが重要であり、好ましくは5000ppm以上、更に好ましくは7000ppm以上であり、10000ppm程度の高濃度の硫化水素を含むガスにおいても、本発明は効果を良好に発揮する。
本発明において、気液接触塔10内におけるバイオガスと循環液とは図示のように向流方式で接触する態様であっても、共にバイオガスが下向流となる方式で接触する態様でもよい。
次に、図3に基づいて、本発明に係る生物脱硫方法を実施するための生物脱硫装置の他の実施形態を説明する。
この実施形態は、図1に示す形態において、複数の棚段100を、図3に示す充填層106に代えた例である。
充填層106は、硫黄酸化細菌を担持した担持体を充填した層である。担持体は、前述の複数の棚段100に用いるものと同じものを用いることができる。即ち、例えば磁製又は樹脂製の通常の気液接触用充填材のほか、多孔質軟質樹脂;活性炭、木炭、ゼオライト、セラミックスなどの多孔体粒子;などを用いることができる。
この充填層タイプにおいて、pHを測定可能なpH検出部24と、酸化還元電位を測定可能な酸化還元電位検出部25は、充填層106の最下層近傍、例えば最下層及びその少し上側に設置される。
制御部50における制御方式は、図1に示した態様と同様であるので、説明を省略する。また図3において、図1と同一符号の部位は、同一の構成であるので、説明を省略する。
図3に示す充填層106は、図示の例では1つの層であるが、2以上の層で構成されていてもよい。
以下、実施例により本発明の効果を例証する。
実施例1
図1に示す装置を用い、以下の仕様及び運転条件でバイオガスを生物脱硫した。
<仕様>
気液接触塔:塔径150mmφ、高さ1200mm、充填層厚さ500mm(8.8L)
担持体:木炭片
(窒素吸着によるBET比表面積が80m/g)
循環液:消化液(pH8.0)
<運転条件>
バイオガス導入量:100〜200L/時
硫化水素類含有ガス中の硫化水素濃度:10,000ppm以下
初期循環液量:0.5〜1L/時
初期空気導入量:10〜20L/時
<制御方法>
1.最下段のpH検出による制御
pH検出部24から制御部50への入力データ信号がpH6より下回った場合には循環液量を増量させるように開閉弁20を制御し、pH6.5より上回った場合には循環液量を減量するように開閉弁20を制御し、pH6から6.5の範囲で循環液量を制御した。その結果、硫黄の析出は認められなかった。出口ガス中、硫化水素濃度は数ppm以下であった(検知器にて測定)。
2.酸化還元電位検出部25から制御部50への入力データ信号が、y<ax+bである場合には、気液接触塔10の下方から導入する空気量を増量するように開閉弁13の制御を行ったところ、硫黄の析出は認められなかった。
本発明に係る生物脱硫方法を実施するための生物脱硫装置の一実施形態を示す概略断面図 本発明の制御因子であるpHと酸化還元電位の関係を示す図 本発明に係る生物脱硫方法を実施するための生物脱硫装置の他の実施形態を示す概略断面図
符号の説明
1:生物脱硫装置
10:気液接触塔
100:棚段
101:担持体
102:透孔
103:導入口
104:ガス排出口
105:循環液排出口
106:充填層
11:バイオガス導入管
12:空気導入管
13:開閉弁
14:排出管
15:循環液散布部
16:循環液供給配管
17:排出管
18:循環タンク
19:循環ポンプ
20:開閉弁
21:消化液供給管
22:開閉弁
23:pH計
24:pH検出部
25:酸化還元電位検出部
26:ヒーター
27:温度計
28:流量計
29:ガス検知器
50:制御部

Claims (6)

  1. 硫黄酸化細菌を担持した担持体を有する気液接触部を備えた気液接触塔内に、硫化水素類を含有するガスと循環液とを導入し、該気液接触部で気液接触させて生物脱硫を行なう生物脱硫方法において、
    前記気液接触部が複数の棚段、又は充填材を装填してなる充填層によって構成され、
    該棚段の最下段若しくはその上の段、又は該充填層の最下層若しくはその少し上側におけるpH及び酸化還元電位を測定し、
    前記pHの測定値に応じて循環液量を制御する際に、該pHの測定値が6より下回ったら、消化液からなる循環液量を増量し、pH測定値が6.5より上回ったら循環液量を減量するように、pHが6から6.5の範囲で循環液量の制御を行い、
    前記酸化還元電位の測定値に応じて前記気液接触塔の下方から導入する空気量を制御することを特徴とする生物脱硫方法。
  2. 上記硫化水素類を含有するガスが、硫化水素以外に、メルカプタン類または硫化アルキル類を含有するガスであることを特徴とする請求項1記載の生物脱硫方法。
  3. 上記硫化水素類を含有するガス中の硫化水素の濃度が、5000ppm以上の高濃度であることを特徴とする請求項2記載の生物脱硫方法。
  4. 硫黄酸化細菌を担持した担持体を有する気液接触部を備えた気液接触塔を有し、気液接触塔には硫化水素類を含有するガス及び空気を導入するガス導入口と、生物脱硫されたガスを排出するガス排出口と、該気液接触塔内の上部から下方に向かって循環液を散布する循環液散布部と、散布された循環液を下方から排出する循環液排出口と、該循環液排出口から該気液接触塔の外部に排出された循環液を貯留する循環タンクと、循環タンク内の循環液を配管を介して前記循環液散布部に移送する循環ポンプとを有し、前記気液接触部で気液接触させて生物脱硫を行なう生物脱硫装置において、
    前記気液接触部が硫黄酸化細菌を担持した担持体を複数の棚段に構成するか、又は硫黄酸化細菌を担持した担持体を装填してなる充填層によって構成され、
    棚段の最下段若しくはその上の段、又は該充填層の最下層若しくはその少し上側におけるpH及び酸化還元電位を測定可能なpH検出部と酸化還元電位検出部を有し、
    前記pH検出部と酸化還元電位検出部で測定されたデータ信号を入力し、
    該pHの入力データ信号に応じて該pHの測定値が6より下回ったら、消化液からなる循環液量を増量し、pH測定値が6.5より上回ったら循環液量を減量するようにpHが6から6.5の範囲で循環液量を制御する制御信号を出力すると共に、
    該酸化還元電位の入力データ信号に応じて前記気液接触塔の下方から空気を導入する空気導入管に設けられる制御弁の開閉を制御する制御信号を出力することを特徴とする生物脱硫装置。
  5. 上記硫化水素類を含有するガスが、硫化水素以外に、メルカプタン類または硫化アルキル類を含有するガスであることを特徴とする請求項4記載の生物脱硫装置。
  6. 上記硫化水素類を含有するガス中の硫化水素の濃度が、5000ppm以上の高濃度であることを特徴とする請求項5記載の生物脱硫装置。
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