JP5324867B2 - 円筒状鉄心、誘導発熱ローラ装置及び静止誘導機器 - Google Patents

円筒状鉄心、誘導発熱ローラ装置及び静止誘導機器 Download PDF

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本発明は、円筒状鉄心、誘導発熱ローラ装置及び静止誘導機器に関するものである。
変圧器やリアクトルといった静止誘導機器、又は誘導発熱ローラ装置といった誘導発熱機器などの電磁誘導機器において、磁路となる鉄心の損失は、電磁誘導機器の効率低下及び発熱の原因となっており、その低減が大きな課題である。
特に、漏洩磁束による鉄心の渦電流損は大きな比率を占め、この渦電流により鉄心が発熱してしまい、機器の効率を低下させてしまう。また、これに巻回されている誘導コイルの効率低下、絶縁低下を招く要因となる。なお、渦電流の大きさは、磁束が垂直に入る磁性鋼板の幅、又は板厚の二乗に比例して大きくなることが知れられている。さらに、鉄心の占積率により鉄心の性能が決まることから、鉄心の占積率を向上させる必要もある。
従来、特許文献1及び特許文献2などに示すように、幅方向断面が湾曲形状をなす湾曲部を有する複数の磁性鋼板を、幅方向にずらして積み重ねることにより形成された円筒状鉄心が本出願人によって考えられている。
しかしながら、この円筒状鉄心は、内径及び磁性鋼板の板厚により、積層可能な最大枚数が決定されるところ、鋼板枚数を少なくすると円筒状鉄心の断面内の隙間が大きくなり、占積率が悪くなってしまうという問題がある。
そして、このような円筒状鉄心において、占積率を可及的に大きくするための磁性鋼板の板厚及び幅寸法、円筒状鉄心の内径及び外径の関係に着目したものはない。
登録実用新案2532986号公報 特開2000−311777号公報
そこで本発明は、磁性鋼板の板厚、その幅寸法、磁性鋼板の内径及び外径の関係に着目して初めてなされたものであり、磁性鋼板の占積率を可及的に大きくすることをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る円筒状鉄心は、幅方向断面が湾曲形状をなす湾曲部を有する複数の磁性鋼板を、幅方向にずらして積み重ねることにより形成された円筒状鉄心であって、前記磁性鋼板の幅方向内径側端部が円筒状鉄心の径方向に対して傾斜しており、前記円筒状鉄心の内径Φ、外径Φ、前記磁性鋼板の板厚t及び径方向幅寸法lが、
(なお、三角関数の単位はラジアン(rad)である。)の関係をなすことを特徴とする。
このようなものであれば、占積率を可及的に大きくすることができる。
また、本発明の円筒状鉄心を誘導発熱ローラ装置に用いることが望ましく、特に、誘導発熱ローラ装置が、円筒状鉄心の外側周面に誘導コイルを巻装して構成される磁束発生機構と、前記磁束発生機構を収容するとともに、前記磁束発生機構に対して相対的に回転可能に設けられ、前記磁束発生機構の磁束により生じる誘導電流によって発熱する中空円筒状の発熱ロール体と、を備え、前記円筒状鉄心と前記発熱ロール体との間に非磁性体又は所定間隔の空隙を介在させていることが望ましい。ここで、非磁性体とは、アルミニウムのような磁性を示さない物質であり、セラミックス又は硝子なども含む。また、所定間隔の空隙とは、発熱ロール体の有効面長部分のみが発熱し、その他の部分が発熱しにくいようにする程度の間隔を有する空隙であり、真空又は大気であっても良い。
このように、円筒状鉄心と発熱ロール体との間に非磁性体又は所定間隔の空隙を介在させることにより、磁気抵抗を大きくして磁束が通りにくくすることにより、発熱ロール体の有効面長部分のみが発熱し、その他の部分(例えば発熱ロール体に接続されたジャーナル部分など)が発熱しにくいようにしている。
さらに、本発明の円筒状鉄心を静止誘導機器に用いることが望ましい。特に、円筒状鉄心を用いて構成された脚鉄心を備え、前記円筒状鉄心の軸方向両端部の少なくとも一方に非磁性体を設けていることが望ましい。例えば、静止誘導機器のうちリアクトルに用いた場合には、磁路中の磁気抵抗を大きくすることができ、所定のリアクタンスを得ることができる。
このように本発明によれば、磁性鋼板の占積率を可及的に大きくすることができる。
次に、本発明の円筒状鉄心31を用いた誘導発熱ローラ装置1の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、図1は本実施形態の誘導発熱ローラ装置1の構成の概略を示す断面図である。
<装置構成>
本実施形態に係る誘導発熱ローラ装置1は、例えば樹脂フィルム、紙、布、不織布、金属箔などのシート材又はウエブ材の連続熱処理工程又は合成繊維の熱延伸処理工程等において用いられるものであり、図1に示すように、回転可能に設けられた中空円筒状の発熱ローラ体2と、この発熱ローラ体2内に収容される磁束発生機構3と、を備えている。
発熱ローラ体2の両端部には、ジャーナル4が取り付けられている。このジャーナル4は、中空の駆動軸5と一体に構成されており、駆動軸5は、転がり軸受等の軸受6を介して基台7に回転自在に支持されている。
磁束発生機構3は、円筒形状をなす円筒状鉄心31と、当該円筒状鉄心31の外側周面に巻装された誘導コイル32とから構成されている。円筒状鉄心31の両端にはそれぞれ、支持ロッド8が取り付けられている。この支持ロッド8は、それぞれ駆動軸5の内部に挿通されており、転がり軸受等の軸受9を介して駆動軸5に対して回転自在に支持されている。これにより、磁束発生機構3は、発熱ローラ体2の内部において、宙づり状態で支持されることになる。誘導コイル32には、リード線10が接続されており、このリード線10には、交流電圧を印加するための交流電源(図示しない)が接続されている。
また、円筒状鉄心31と発熱ロール体2又はジャーナル4との間に所定間隔の間隙又は非磁性体(図示しない)を設けている。具体的には、図1に示すように、円筒状鉄心31の両端と、ジャーナル4の鉄心側側面4aとの間に所定間隔の空隙Gを設けている。このように空隙Gを設けることにより、磁気抵抗を大きくして磁束が通りにくくし、発熱ロール体2のみが発熱し、ジャーナル4などが発熱しにくいようにしている。
しかして本実施形態の円筒状鉄心31は、図2に示すように、複数の磁性鋼板311を、幅方向にずらして積み重ねることにより円筒状に形成されたものである。
磁性鋼板311は、長尺形状をなすものであり、図3に示すように、幅方向断面が湾曲形状をなす湾曲部3111を有する。この磁性鋼板311は、例えば表面に絶縁皮膜が施されたケイ素鋼板により形成されており、その板厚は、例えば約0.3mmである。
湾曲部3111は、全体に亘って一定の曲率で湾曲しているもの、又は、連続して曲率が変化しながら湾曲するものが考えられ、例えばインボリュート曲線の一部を用いたインボリュート形状、部分円弧形状又は部分楕円形状などが考えられる。
そして、磁性鋼板311の湾曲部3111により形成された凹部に、他の磁性鋼板311の湾曲部3111により形成された凸部を嵌め込むように、尚かつ各磁性鋼板311が幅方向にずれるようにして、同一形状をなす多数枚の磁性鋼板311を重ね合わせる。このとき、磁性鋼板311の幅方向端部311a、311bが、隣接する磁性鋼板311の凹側側面311m又は凸側側面311nに接触するようにしている。このようにして円筒形状をなす円筒状鉄心31が形成される。
また、円筒状鉄心31は、円筒状鉄心の内径Φ、外径Φ、磁性鋼板311の板厚t及び径方向幅寸法lが、
(なお、三角関数の単位はラジアン(rad)である。)
の関係となるように構成されている。つまり、鉄心31の性能低下防止を目的として、鉄心内径Φに対して積層可能な最大磁性鋼板枚数Nとしたときの鉄心外径Φの取り得る範囲を規定するものである。
(i) 傾斜角度θ311aが、θ311a=0、θ311a≧θの場合において、磁性鋼板311の積層枚数が最大となるのは、θ311aθ=0、θの場合である。このときの磁性鋼板311の最大積層枚数をNとする。
ここで、まず角度θについて説明する。この角度θは、隣接する磁性鋼板311(傾斜角度θ311a≧0)の径方向最内端の角と円中心Oとのなす角度をθ’とし、磁性鋼板311の傾斜角度θ311aがゼロの場合の中心角度をθとしたときに、当該角度θ’が中心角度θと等しくなるときの磁性鋼板311の傾斜角度θ311aである。
ここで、θ311a=αとおくと、傾斜角度α(=θ311a)及び角度θ’の関係は次式で示される。
磁性鋼板311の傾斜角度θ311aが0<θ311a<θの場合には、角度θ’は中心角度θよりも小さい。一方、磁性鋼板311の傾斜角度θ311aがθ<θ311aの場合には、角度θ’は中心角度θよりも大きい。なお、(式1)及びθの導出については最後に説明する。
磁性鋼板311の幅方向内径側端部311aの中心線の傾斜角度θ311aがゼロ(θ311a=0))、つまり、磁性鋼板311の幅方向内径側端部311aが、円筒状鉄心31の内径Φに対して垂直であるとして、その説明図を図4に示す。このとき、磁性鋼板311の幅方向内径側端部311aの角及び円中心Oを結ぶ直線と磁性鋼板311の中心線(直線とみなしている。)とのなす角度をθ/2(rad)とすると、次の関係式が成り立つ。
tan(θ/2)=(t/2)/(Φ/2)=t/Φ
であり、
θ/2=tan−1(t/Φ) ・・・(式2)
となる。
磁性鋼板311、一枚当たりの中心角度は、θとなり、内径Φの円筒状鉄心31の磁性鋼板311の枚数をNとして、各磁性鋼板311の幅方向内径側端部311aを互いに接触させて隙間なく密に配置した場合には、
=2π/θ ・・・(式3)
となる。ここで、Nは小数点以下切り捨ての整数とする。
円筒状鉄心31の有効断面積(積層される磁性鋼板311の総断面積)をS1とすると、各磁性鋼板311の断面積がtlと近似できるので、
S1=tlN=2πtl/θ ・・・(式4)
となる。ここで、径方向幅寸法lは、例えば磁性鋼板311の径方向に沿った側面の幅方向長さとすることができる。なお、径方向幅寸法lを磁性鋼板311の径方向中心を通る幅方向長さとしても良い。
一方、内径Φの内側円及び外径Φの外側円からなる内面積(磁性鋼板311が積層される領域の面積)S2は、
S2=(Φ ―Φ )π/4 ・・・(式5)
となる。
ここで、S2>S1が成立するので、(式4)及び(式5)から
(Φ ―Φ )π/4>2πtl/θ
この不等式を、上記(式2)及び(式3)を用いて整理すると、Φ>0であることから、
が得られる。
なお、θ311a=θの場合も上記と同様である。
(ii) 次に、傾斜角度θ311aが、0<θ311a<θの場合において、磁性鋼板311の最大積層枚数をN’とすると、N’>Nであり、図5に示すように、隣接する磁性鋼板311の径方向最内端の角と円中心Oとのなす角度をθ’とすると、θ’<θである。
このとき、N’=2π/θ’ ・・・(式6)
となる。
また、円筒状鉄心31の有効断面積S1は、
S1=tlN=2πtl/θ’ ・・・(式7)
となる。
そうすると、S2>S1から、(式5)及び(式7)を用いて
(Φ ―Φ )π/4>2πtl/θ’
となり、
が得られる。
上記(i)θ311a=0、θ311a≧θの場合、及び(ii)0<θ311a<θの場合を合わせて、上記関係式
が得られる。また、外径Φは、Φ<Φ+2lを満たす。
<角度θの導出について>
最後に、角度θの導出について図6を参照して説明する。まず、幾何学的情報を解析学的に記述する。
図6に示した第1の磁性鋼板の点A(R(=Φ/2),0)を通る面L
:f(x、y)=0
とおく。
また、第1の磁性鋼板に隣接する第2の磁性鋼板の面Lは、中心の回転角θ’を用いて、
:g(f(x,y),θ’)=0
と表すことができる。
この面Lが第1の磁性鋼板と点B(x,y)で接していることから、 g(f(x,y),θ’)=0 が成立する。
以下、面L、Lの断面形状が直線であると仮定する。Lとx軸とのなす角度をαとおくと、幾何学的に関数fは次式となる。
:f(x,y)=y−(x−R)tan(−α)=0
したがって、Lは次式となる。
:g(f(x,y),θ’)
=y−Rsinθ’−(s−Rsinθ’)tan(θ’−α)=0
また、鋼板の厚さをtとすると、点Bの座標は(R+tsinα,tcosα)となる。この点Bの座標値を式Lに代入すると、
tcosα−Rsinθ’−(R+tsinα−Rcosθ’)tan(θ’−α)=0
となる。
この式により、内径R(=Φ/2)、板厚tを与え、θ’=θとすることにより求められたαがθとなる。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係る誘導発熱ローラ装置1によれば、占積率を可及的に大きくすることができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。以下の説明において前記実施形態に対応する部材には同一の符号を付すこととする。
例えば、本発明の円筒状鉄心31を静止誘導機器に用いることもできる。図7により、静止誘導機器のうちリアクトルZに用いた場合について説明する。このリアクトルZは、1又は複数(図7中では2個)の脚鉄心Z1と、当該脚鉄心Z1の外周に巻装されたコイルZ2と、前記複数の脚鉄心Z1を上下毎に各端部に繋ぎ閉じた磁路を形成するヨーク鉄心Z3と、を備えている。なお、図中Z5は、脚鉄心Z1を締め付けるための締め付けボルトである。そして、各脚鉄心Z1には、1又は複数のギャップが形成されている。具体的に脚鉄心Z1は、複数の円筒状鉄心31から形成されている。各脚鉄心Z1において、それぞれの円筒状鉄心31間には絶縁体からなるスペーサ部材Z4が挟まれており、これにより脚鉄心Z1には1又は複数のギャップが形成される。また、ヨーク鉄心Z3と円筒状鉄心31との間にもスペーサ部材Z4が配置されている。
これにより、ギャップにより磁気抵抗を調整することで所定のリアクタンスを得ることができる。
さらに、前記実施形態では、磁性鋼板311が湾曲部3111のみからなるものであったが、図8に示すように、湾曲部3111と、当該湾曲部3111の幅方向における内径側端部に連続して形成された屈曲部3112とからなるものであっても良い。このように屈曲部3112を備えるものであれば、各磁性鋼板311を積み重ねる作業を容易にすることができるだけでなく、磁性鋼板311が径方向外部に抜脱されることを好適に防止することができる。
その上、前記実施形態の円筒状鉄心は、径方向において一層のものであったが、特にリアクトル又はトランスに用いる場合には、径方向において多層構造のものであっても良い。
加えて、前記実施形態では、円筒状鉄心と発熱ロール体又はジャーナルとの間に所定間隔の間隙を設けているが、空隙の代わりに非磁性体を設けるものであっても良い。この場合、図9に示す片持ち式の誘導発熱ローラ装置に適用することが考えられる。つまり、円筒状鉄心31の一端部にフランジ31fが設けられ、当該フランジ31fを基台11に例えばねじ留めされることにより固定される。なお、発熱ロール体2は、円筒状鉄心31の内部に挿通される駆動軸12により回転可能に支持される。
その他、前述した実施形態や変形実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてよいし、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
本発明の円筒状鉄心を用いた誘導発熱ローラ装置の模式的構成図。 同実施形態の円筒状鉄心の断面図。 同実施形態の磁性鋼板を示す断面図。 磁性鋼板の幅方向内径側端部を示す拡大模式図(θ311a=0)。 磁性鋼板の幅方向内径側端部を示す拡大模式図。 角度θの導出を説明するための図。 本発明の円筒状鉄心を用いたリアクトルの模式的構成図。 磁性鋼板の変形例を示す断面図。 変形実施形態に係る片持ち式の誘導発熱ローラ装置の模式的構成図。
1 ・・・誘導発熱ローラ装置
2 ・・・発熱ロール体
3 ・・・磁束発生機構
31 ・・・円筒状鉄心
311 ・・・磁性鋼板
3111・・・湾曲部
t ・・・磁性鋼板の板厚
l ・・・磁性鋼板の径方向幅寸法
Φ・・・円筒状鉄心の内径
Φ・・・円筒状鉄心の外径
32 ・・・誘導コイル
Z ・・・静止誘導機器(リアクトル)
Z1 ・・・脚鉄心

Claims (3)

  1. 幅方向断面が湾曲形状をなす湾曲部を有する複数の磁性鋼板を、幅方向にずらして積み重ねることにより形成された円筒状鉄心であって、
    前記磁性鋼板の幅方向内径側端部が円筒状鉄心の径方向に対して傾斜しており、
    前記円筒状鉄心の内径Φ、外径Φ、前記磁性鋼板の板厚t及び径方向幅寸法lが、
    (なお、三角関数の単位はラジアン(rad)である。)
    の関係をなす円筒状鉄心。
  2. 請求項1記載の円筒状鉄心の外側周面に誘導コイルを巻装して構成される磁束発生機構と、
    前記磁束発生機構を収容するとともに、前記磁束発生機構に対して相対的に回転可能に設けられ、前記磁束発生機構の磁束により生じる誘導電流によって発熱する中空円筒状の発熱ロール体と、を備え、
    前記円筒状鉄心と前記発熱ロール体との間に非磁性体又は所定間隔の空隙を介在させている誘導発熱ローラ装置。
  3. 請求項1記載の円筒状鉄心を用いて構成された脚鉄心を備え、
    前記円筒状鉄心の軸方向両端部の少なくとも一方に非磁性体を設けている静止誘導機器。
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