JP5323088B2 - 5−アミノシクリルメチル−オキサゾリジン−2−オン誘導体 - Google Patents
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Description
S.aureusは、β−ラクタム、キノロン、及び現在はバンコマイシンにも耐性である;
S.pneumoniaeは、ペニシリン又はキノロン抗生物質、及び新しいマクロライドに対してさえも、耐性となっている;
Enteroccocciは、キノロン及びバンコマイシンに耐性であり、β−ラクタム抗生物質は、これらの株に対して全く効果を有さなかった;
Enterobacteriaceaは、セファロスポリン及びキノロン耐性である;
P.aeruginosaは、β−ラクタム及びキノロン耐性である。
nは0又は1であり;mは0又は1であり;pは1、2又は3であり;
Arは、未置換のキノリニル、[1,5]ナフチリジニル若しくはピリジニル;又は、(特に)C1−C6アルコキシ、ハロゲン及びシアノから選択される1又は2以上の基で置換されたキノリニル、[1,5]ナフチリジニル若しくはピリジニルであり;そして
Rは、(特に)未置換の若しくは置換されたフェニル低級アルキル、未置換の若しくは置換されたピリジル低級アルキル、未置換の若しくは置換されたインドリル低級アルキル、未置換の若しくは置換されたN−(低級アルキル)インドリル低級アルキル、未置換の若しくは置換されたキノリニル低級アルキル、未置換の若しくは置換されたナフチル低級アルキル、未置換の若しくは置換されたベンゾフラニル低級アルキル、未置換の若しくは置換されたベンゾチオフェニル低級アルキルであり;置換されている場合には、基は、Cl−C6アルコキシ、Cl−C6アルキル、ハロゲン、シアノ及びトリハロメチルから成る群より選択される1又は2以上の基により置換される。
Z1、Z2、Z3、Z4及びZ5の1つはNであり、1つはCR1aであり、かつ残りはCHであるか、又はZ1、Z2、Z3、Z4及びZ5の1つ又は2つは、独立にCR1aであり、かつ残りはCHであり;
R1及びR1aは、独立に(特に)水素、ハロゲン、(C1−C6)アルコキシ又はシアノであり;
それぞれのR2は、独立に(特に)水素、OH又はNH2であり;
R3は、H、又は未置換の若しくは置換された(C1−C6)アルキルであり;
R4は基−U−R5であり、式中、UはCH2、C=O又はSO2であり、そしてR5は、特に、4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン−6−イル、4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン−6−イル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン−6−イル又は3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]チアジン−6−イル等の、二環式ヘテロシクロ環系である。
i) 第一に、本発明は、式Iの化合物及び式Iの化合物の塩(特に、薬学的に許容される塩)に関する:
U、V、W及びXの1つ又は2つ(そして好ましくは2つ)はNを表し、残りはCHを表すが、Xについては、CRa(Raはフッ素である。)を表してもよく;
R1は、アルコキシ、ハロゲン又はシアノを表し;
R2は、H、CH2OH、CH2N3、CH2NH2、アルキルカルボニルアミノメチル又はトリアゾール−1−イルメチルを表し;
R3は、Hを表すが、nが1の場合には、R3はまた、OH、NH2、NHCOR6又はトリアゾール−1−イルを表してもよく;
Aは、CR4を表し;
Kは、O、NH、OCH2、NHCO、NHCH2、CH2NH、CH2CH2、CH=CH、CHOHCHOH又はCHR5を表し;
R4はHを表すか、又はR5と一緒に結合を形成し、又は、KがO、NH、OCH2又はNHCOでない場合には、R4はOHを表すことができ;
R5はOHを表すか、又はR4と一緒に結合を形成し;
R6は、アルキルを表し;
mは0又は1であり、そしてnは0又は1であり、;そして
Gは、基
Z1はCHを表し、Z2はNを表し、かつZ3はCH又はNを表すか;又は
Z1はCHを表し、Z2はCHを表し、かつZ3はCH又はNを表し;
そして環Pは、下記より選択される:
iii) 別の態様において、本発明は、
R1がアルコキシを表し;
R3がHを表すが、nが1の場合には、R3がOH、NH2又はトリアゾール−1−イルを表してもよく;
KがO、NH、OCH2、NHCO、NHCH2、CH2CH2、CH=CH、CHOHCHOH又はCHR5を表し、ここでR5は、上記態様i)に定義した通りであり;そして
Gが、基
U及びVはそれぞれNを表し、かつW及びXはそれぞれCHを表すか、又はU及びVはそれぞれCHを表し、かつW及びXはそれぞれNを表すか、又はU及びWはそれぞれNを表し、かつV及びXはそれぞれCHを表し;
R1はアルコキシ(そして好ましくはメトキシ)を表し;
R2はH、CH2OH、CH2N3、CH2NH2、アルキルカルボニルアミノメチル又はトリアゾール−1−イルメチルを表し;
R3はHを表すが、nが1の場合には、R3はOH、NH2又はトリアゾール−1−イルを表してもよく;
AはCR4を表し;
Kは、O、NH、NHCO、NHCH2、CH2CH2、CH=CH、CHOHCHOH又はCHR5を表し;
R4はHを表すか、又はR5と一緒に結合を形成し、又は、KがO、NH又はNHCOでない場合には、R4はOHを表すことができ;
R5はOHを表すか、又はR4と一緒に結合を形成し;
mは0又は1であり、そしてnは0又は1であり;そして
Gは、下記の基の1つを表す、
KがNHCO又はNHCH2を表し、AがCHを表し、m及びnがそれぞれ0であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、m及びnがそれぞれ0であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがO、NHCO、CH2CH2又はCH=CHを表し、AがCHを表し、mが1であり、そしてnが0であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、mが0かつnが1であり、R2がHを表し、かつR3がOHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、m及びnがそれぞれ1であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、mが0かつnが1であり、R2がHを表し、かつR3がNH2又はトリアゾール−1−イルを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、mが1かつnが0であり、R2がCH2OH、CH2NH2、アセチルアミノメチル又はトリアゾール−1−イルメチルを表し、かつR3がHを表すか;
KがCR5を表し、AがCR4を表し、R4及びR5が一緒に結合を形成し(すなわち、基、KAがCH=Cを表す。)、m及びnがそれぞれ1であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがCHR5を表し、R5がOHを表し、AがCR4を表し、R4がOHを表し、m及びnがそれぞれ1であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;又は
KがCHOHCHOHを表し、AがCHを表し、mが1かつnが0であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表す、上記態様i)〜ix)の1つに定義した式Iの化合物又はそれらの塩(中でも、薬学的に許容される塩が好ましい。)に関する。
KはNHCO又はNHCH2を表し、AはCHを表し、m及びnはそれぞれ0であり、かつR2及びR3はそれぞれHを表すか;
KはOを表し、AはCHを表し、m及びnはそれぞれ0であり、かつR2及びR3はそれぞれHを表すか;
KはO、NHCO、CH2CH2又はCH=CHを表し、AはCHを表し、mは1かつnは0であり、かつR2及びR3はそれぞれHを表すか;
KはOを表し、AはCHを表し、mは0かつnは1であり、R2はHを表し、かつR3はOHを表すか;
KはOを表し、AはCHを表し、m及びnはそれぞれ1であり、かつR2及びR3はそれぞれHを表すか;
KはOを表し、AはCHを表し、mは0かつnは1であり、R2はHを表し、かつR3はNH2又はトリアゾール−1−イルを表すか;
KはOを表し、AはCHを表し、mは1かつnは0であり、R2はCH2OH、CH2NH2、アセチルアミノメチル又はトリアゾール−1−イルメチルを表し、かつR3はHを表すか;又は
KはCR5を表し、AはCR4を表し、R4及びR5は一緒に結合を形成し(すなわち、基、KAがCH=Cを表す。)、m及びnはそれぞれ1であり、かつR2及びR3はそれぞれHを表す。
KがNHCO又はNHCH2を表し、AがCHを表し、m及びnがそれぞれ0であり、そしてR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、m及びnがそれぞれ0であり、そしてR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがO、NHCO、CH2CH2又はCH=CHを表し、AがCHを表し、mが1かつnが0であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、mが0かつnが1であり、R2がHを表し、かつR3がOHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、m及びnがそれぞれ1であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、mが0かつnが1であり、R2がHを表し、かつR3がNH2又はトリアゾール−1−イルを表すか;
KがOを表し、AがCHを表し、mが1かつnが0であり、R2がCH2OH又はトリアゾール−1−イルメチルを表し、かつR3がHを表すか;又は
KがCR5を表し、AがCR4を表し、R4及びR5が一緒に結合を形成し(すなわち、基、KAがCH=Cを表す。)、m及びnがそれぞれ1であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すような化合物又は塩である。
KがNHCO又はNHCH2を表し、m及びnがそれぞれ0であり、そしてR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、m及びnがそれぞれ0であり、そしてR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがO、NHCO、CH2CH2又はCH=CHを表し、mが1かつnが0であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すか;
KがOを表し、mが0かつnが1であり、R2がHを表し、かつR3がOHを表すか;又は
KがOを表し、m及びnがそれぞれ1であり、かつR2及びR3がそれぞれHを表すような化合物又は塩である。
KはCHR5を表し、R5はOHを表し、AはCR4を表し、R4はOHを表し、m及びnはそれぞれ1であり、かつR2及びR3はそれぞれHを表すか;
KはCHOHCHOHを表し、AはCHを表し、mは1かつnは0であり、かつR2及びR3はそれぞれHを表す。
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルオキシ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(R)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(S)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−ヒドロキシメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−アジドメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−カルボン酸 (6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミド;
1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−3−カルボン酸 (6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミド;
6−((R)−5−{3−[(E)−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ビニル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(1R,2R)−1,2−ジヒドロキシ−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イルメチレン)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{4−ヒドロキシ−4−[ヒドロキシ−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イル)−メチル]−ピペリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−メチル]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−アミノメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
N−{(2S,4S)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アセタミド;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−アミノ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−2−[1,2,3]トリアゾール−1−イルメチル−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4S*)−3−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
並びに、その塩(特に薬学的に許容される塩)。
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルオキシ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(R)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(S)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[(R)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[(S)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−ヒドロキシメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−アジドメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−カルボン酸 (6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミド;
(R)−1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−3−カルボン酸 (6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミド;
(S)−1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−3−カルボン酸 (6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミド;
6−((R)−5−{(R)−3−[(E)−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ビニル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{(S)−3−[(E)−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ビニル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{(R)−3−[2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{(S)−3−[2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{(R)−3−[(1R,2R)−1,2−ジヒドロキシ−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{(S)−3−[(1R,2R)−1,2−ジヒドロキシ−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イルメチレン)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{4−ヒドロキシ−4−[(R)−ヒドロキシ−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イル)−メチル]−ピペリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{4−ヒドロキシ−4−[(S)−ヒドロキシ−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イル)−メチル]−ピペリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−メチル]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−アミノメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
N−{(2S,4S)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アセタミド;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−アミノ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−2−[1,2,3]トリアゾール−1−イルメチル−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4S*)−3−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
並びにその塩(特に薬学的に許容される塩)。
6−{(R)−5−[3−(3−フルオロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(3−フルオロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(3−フルオロ−6−メトキシ−キノリン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(6−メトキシ−キノリン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシメチル)−アゼチジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
N−{(3R*,4R*)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−アセタミド;
(特に、(R)−3−(6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル)−5−[(R)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン又は(R)−3−(6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル)−5−[(S)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン等の)(R)−3−(6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−((R)−5−{3−[(3−メトキシ−キノキサリン−5−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
4−{1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−イルアミノ}−キノリン−6−カルボニトリル;
6−{(R)−5−[3−(6−フルオロ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−フルオロ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−アゼチジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
並びにその塩(特に薬学的に許容される塩)。
略語:
明細書及び実施例を通じて、以下の略語が使用される:
Ac アセチル
AcOH 酢酸
aq. 水性
AD−mixα (DHQ)2PHAL、K3Fe(CN)6、K2CO3及び
K2OsO4.2H2O
AD−mixβ (DHQD)2PHAL、K3Fe(CN)6、K2CO3及び
K2OsO4.2H2O
BINAP rac−2,2’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−
1,1’−ビナフチル
Boc tert−ブトキシカルボニル
Cbz ベンジルオキシカルボニル
CC シリカゲル上カラムクロマトグラフィー
CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール
DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド
DCM ジクロロメタン
DCE 1,2−ジクロロエタン
DEAD ジエチルアゾジカルボキシレート
(DHQ)2PHAL 1,4−ビス(ジヒドロキニン)フタラジン
(DHQD)2PHAL 1,4−ビス(ジヒドロキニジン)フタラジン
DIAD ジイソブチルアゾジカルボキシレート
DIBAH 水素化ジイソブチルアルミニウム
DIPEA N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DMA N,N−ジメチルアセトアミド
DMAP 4−ジメチルアミノピリジン
1,2−DME 1,2−ジメトキシエタン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
DPEphos ビス(2−ジフェニルホッスフィノフェニル)エーテル
EA 酢酸エチル
EDCI 1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−
エチルカルボジイミド塩酸塩
eq 当量
ESI 電子スプレーイオン化
Et エチル
FC フラッシュクロマトグラフィー
Fmoc 9−フルオロメチルカルボニル
h 時間
HATU (O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−
1,1,3,3−テトラメチル−
ウロニウムヘキサフルオロホスフェート
Hept ヘプタン
hex ヘキサン
HOBT ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
HV 高真空条件
KHMDS ヘキサメチルジシラザンカリウム
LDA リチウムジイソプロピルアミド
mCPBA メタ−クロロ過安息香酸
Me メチル
MeCN アセトニトリル
min 分
MS 質量分析法
Ms メタンスルホニル
nBu n−ブチル
NMO N−メチル−モルホリン N−オキシド
NMP N−メチルピロリドン
org. 有機
Pd/C 木炭上パラジウム
Ph フェニル
rac ラセミ
rt 室温
TBAF フッ化テトラ−ブチルアンモニウム
TBDMS tert−ブチルジメチルシリル
TBDPS tert−ブチルジフェニルシリル
tBu tert−ブチル
TBDMSOTf tert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート
TEA トリエチルアミン
TEMPO 2,2,4,4−テトラメチルピペリジン−1−オキシ
Tf トリフルオロメタンスルホニル(トリフリル)
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
TMS トリメチルシリル
Ts p−トルエンスルホニル
Z(アミノ酸において) ベンジルオキシカルボニル
一般的反応技術1:アミン保護:
アミンは、通常、Alloc、Cbz、Boc又はFmocのようなカーバメートとして保護される。これらは、アミンを、NaOH、TEA、DMAP又はイミダゾール等の塩基の存在下、クロロギ酸アリル若しくはベンジル、二炭酸ジ−tert−ブチル又はFmoc−Clと反応させることにより得られる。これらはまた、Na2CO3又はTEA等の塩基の存在下における、臭化又は塩化ベンジルとの反応により、N−ベンジル誘導体として保護することもできる。また、N−ベンジル誘導体は、ベンズアルデヒド及びNaBH4、NaBH3CN又はNaBH(OAc)3等のボロヒドリド試薬の存在下、EtOH等の溶媒中において、還元的アミノ化を通じて得ることができる。他のアミン保護基を導入するさらなる戦略は、Protecting groups in Organic Synthesis、3rd Ed(1999)、494−653;T.W. Greene、P.G.M. Wuts;(出版社:John Wiley and Sons、Inc.、New York、N.Y.)に記載されている。
アルコールはシリルエーテル(通常、TBDMS又はTBDPS)として保護される。アルコールを、DCM又はDMF等の溶媒中、イミダゾール又はTEA等の塩基の存在下、+10℃と+40℃の間にて、必要なシリルクロリド試薬(TBDMS−Cl又はTBDPS−Cl)と反応させる。TBDMS基もまた、ルチジンの存在下、TBDMSOTfとの反応により導入することができる。さらに、他のアルコール保護基を導入するさらなる戦略は、Protecting groups in Organic Synthesis 3rd Ed;1999、23−147;T.W.Greene、P.G.M. Wuts;(出版元:John Wiley and Sons、Inc.、New York、N.Y.)に記載されている。
シリルエーテル基は、0℃及び40℃の間における、THF中TBAF、MeCN若しくはピリジン中HF、THF中HF等のフッ化物アニオン源を用い、又は、THF/MeOH中AcOH若しくはMeOH中HCl等の酸性条件を用いて除去される。さらに、TBDMS及びTBDPS基を除く方法は、Protecting groups in Organic Synthesis 3rd Ed;1999、133−139及び142−143;T.W.Greene、P.G.M. Wuts;(出版元:John Wiley and Sons、Inc.、New York、N.Y.)に、それぞれ記載されている。さらに、アルコール保護基を除く一般的な方法は、Protecting groups in Organic Synthesis 3rd Ed;1999、23−147;T.W.Greene、P.G.M. Wuts;(出版元:John Wiley and Sons、Inc.、New York、N.Y.)に記載されている。
アニリン又は2−アミノピリジン由来の関連カーバメートを、THF若しくはDMF等の乾燥溶媒中、−100℃と+30℃の間で、n−BuLi等の強有機塩基と、又は、DMF若しくはTHF中、−100℃と−30℃の間で、tBuOLi若しくはtBuOK若しくはKHMDSと反応させる。これらの温度で、アニオンを必要なエポキシドと反応させ、rtに到達させる。
芳香族ハライド又はトリフレートを、(J.Am.Chem.Soc.(1997)、119、3395−96又はJ.Org.Chem.(2007)、72、2232−2235に記載のように、)パラジウム触媒の存在下、そしてtBuOK又はLDA等の塩基の存在下、+20℃と+100℃の間の温度にて、対応するアミンと反応させる。Goldbergの変形においては、反応は、Tetrahedron Letters(2006)、47、1181−86又はJ.Am.Chem.Soc.(2001)、123、7727−29に記載のように、K2CO3若しくはK3PO4等の無機塩基、CuIの存在下、+40℃と+110℃の間にて、芳香族ハライド又はトリフレートと、ラクタム、カーバメート又はアミンの間で行われる。2−オキサゾリジノンの金属触媒N−アリール化については、反応は、CuI、1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタン及びCs2CO3(Org.Lett.(2006)、8、5609−5612)、又はK3PO4の存在下における、Pd(OAc)2及びDPEphos(J.Org.Chem.(2007)、72、2232−2235)の存在下にて行われる。
Mitsunobuカップリング反応は、Synthesis(1981)、1にて、O.Mitsunobuにより概説されている。フェノール、チオール又はスルホンアミドと、アルコールとの反応は、DEAD又はDIAD、及びPPh3の存在下で行われる。反応は、DMF、THF又はDCM等の広い範囲の溶媒にて、広い範囲の温度(−78℃と50℃の間)で行うことができる。
アミン誘導体を、K2CO3等の無機塩基又はTEA等の有機塩基の存在下、THF等の溶媒中、0℃と+80℃の間で、式アルキル−L2の化合物(式中、L2はOMs、OTf、OTs、Cl、Br又はIを表す。)、又は本明細書で定義した側基L2を有する適宜な誘導体又はアリル若しくはホモアリルハロゲン化物と反応させる。さらなる詳細は、Comprehensive Organic Transformations。A guide to Functional Group Preparations;2nd Edition、R. C. Larock、Wiley−VC;New York、Chichester、Weinheim、Brisbane、Singapore、Toronto、1999. Section amines、p.779に記載されている。
アルコールを、TEA等の塩基の存在下、ピリジン、THF又はDCM等の乾燥非プロトン性溶媒中、−30℃と+50℃の間にて、MsCl、TfCl又はTsClと反応させる。トリフルオロメタンスルフォネート又はメタンスルフォネートの場合には、Tf2O又はMs2Oを用いることもできる。これらのスルフォネートは、アセトン中、+40℃と+80℃の間にて、ヨウ化ナトリウムと反応させることができ、対応するヨウ化誘導体を与える。
カルボン酸を、DCC、EDCI、HOBT、n−プロピルホスホン酸環状無水物、HATU、CDI又は炭酸ジ(N−スクシンイミジル)等の活性化剤の存在下、DCM、MeCN又はDMF等の乾燥非プロトン性溶媒中、−20℃と+60℃の間で、アミンと反応させる(G.Benz in Comprehensive Organic Synthesis、B.M. Trost、I. Fleming、Eds;Pergamon Press:New York(1991)、vol. 6、p. 381を見よ。)。又は、カルボン酸を、塩化オキサリル又は塩化チオニル・ニートとの反応により、又はDCM等の溶媒中で、−20℃と+60℃の間にて、対応する酸塩化物に変換することにより活性化することができる。さらなる活性化剤は、Comprehensive Organic Transformations. A guide to Functional Group Preparations; 2nd Edition、R. C. Larock、Wiley−VC;New York、Chichester、Weinheim、Brisbane、Singapore、Toronto、1999. Section nitriles、carboxylic acids and derivatives、p.1941−1949に記載されている。
アセトン−水又はDCM−水混合物等の水性溶媒中での、NMO等の共酸化剤の存在下においての、触媒量の四酸化オスミウムを用いた対応するエチレン性誘導体のジヒドロキシ化により、ジオールが得られる(Cha、J.K. Chem. Rev.(1995)、95、1761−1795を見よ。)。キラルなcis−ジオールは、Chem. Rev.(1994)、94、2483に記載されているように、水/2−メチル−2プロパノール混合物中において、メタンスルホンアミドの存在下、AD−mixα又はAD−mixβを用いることにより得られる。誘導の感度は、AD混合物中に含まれるキラル・リガンド、AD−mixα中のジヒドロキニン−ベース・リガンド又はAD−mixβ中のジヒドロキニジン−ベース・リガンドによる。
ベンジルカーバメートは、貴金属触媒(例えば、Pd/C又はPd(OH)2/C)上での水素化分解により、脱保護することができる。Boc基は、HCl等の酸性条件下で、MeOH又はジオキサン等の有機溶媒中、又はTFAニート、若しくはDCM等の溶媒で希釈したTFA中で、除去することができる。さらに、アミン保護基を除く一般的方法は、Protecting groups in Organic Synthesis、3rd Ed(1999)、494−653;T.W. Greene、P.G.M. Wuts;(出版社:John Wiley and Sons、Inc.、New York、N.Y.)に記載されている。
ケタールは、MeOH中の希釈aq.HCl、aq.AcOH等の酸性条件下で、又は、MeOH/水又はTHF/水等の水−溶媒混合物中で、Amberlite IR120H又はDOWEX50W8等の酸性樹脂を用いて、20℃と80℃の間にて、その対応するケトンに変換される。
アルコールは、Comprehensive Organic Transformations. A guide to Functionnal Group Preparations;2nd Edition、R. C. Larock、Wiley−VC;New York、Chichester、Weinheim、Brisbane、Singapore、Toronto、1999. Section nitriles、carboxylic acids and derivatives、p.1646−1648に記載された種々の方法により、それらの対応する酸に直接酸化することができる。それらのうち、TEMPOの存在下における[ビス(アセトキシ)ヨード]ベンゼン、Jones試薬(CrO3/H2SO4)、RuCl3の存在下におけるNaIO4、KMnO4又はピリジン・H2Cr2O7が、よく用いられる。
Wittig反応:
アルケン、RaCH=CHRbは、アルデヒド、RaCHOをホスフォラン、Ph3P=CHRbと反応させることにより得られる。反応は、トルエン又はTHF等の種々の溶媒中、−10℃と100℃の間の範囲の温度にて行うことができる。必要なホスフォランは、アルキル化カリウム(例えば、tBuOK)、LiHMDS、KHMDS又はnBuLi等の塩基の存在下、対応するホスフォニウムハロゲニド、Ph3P+CH2Rb Hal−(Halはハロゲン原子である。)から形成される。ホスフォニウム塩は、トルエン又はMeCN等の還流溶媒中で、対応するハロゲニド、HalCH2Rb及びPPh3から得られる。
アルケン、RaCH=CHRbはまた、J.Chem.Soc.、Perkin Trans.1(2002)、2563−2585のBlakemore、P.Rに概説されるように、LiHMDS又はKHMDS等の塩基の存在下、1,2−DME、DMF又はトルエン等の溶媒中で、スルホン、RbCH2SO2Rcとアルデヒド、RaCHOの間のJuliaカップリング反応を用いて得ることもできる。必要なスルホンは、酸化反応を介して、対応する硫化物、RbCH2SRcから得られる。この反応には、DCM等の溶媒中のmCPBA、aq.MeOH等の溶媒中のoxone(登録商標)(Tetrahedron Lett.(1981)、22、1287を見よ。)又はEtOH中モリブデン酸アンモニウム4水和物存在下の過酸化水素水(J.Org.Chem.(1963)、28、1140を見よ。)等の広い範囲の酸化剤を用いて行うことができる。硫化物は、対応するアルコール、RbCH2OHから、Mitsunobuカップリング反応を介して得られる。中間体硫化物を形成するための別の経路には、一般的反応技術8に従って、アルコール、RbCH2OHをヨウ化物として活性化することが必要となる。後者は、1−フェニル−1H−テトラゾール−5−チオールのアルキル化剤として用いられる。アルキル化反応は、KOH又はNaOH等の無機塩基の存在下、EtOH等の溶媒中、−20℃と70℃の間の範囲の温度にて行われる。アルケン、RaRa’C=CHRbは、上記のように、ケトン、RaCORa’をホスフォラン、Ph3P=CHRbと反応させることにより得られる。
エステル側鎖が直鎖アルキルである場合は、通常、加水分解は、0℃と+80℃の間にて、水−ジオキサン又は水−THF混合物中、LiOH、KOH又はNaOH等の水酸化アルカリで処理することにより行われる。エステル側鎖がtBuである場合は、加水分解はまた、ニートTFA若しくは希釈TFA、又はエーテル又はTHF等の有機溶媒中のHCl中で行うこともできる。エステル側鎖がアリル基である場合には、反応は、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下で、モルホリン、ジメドン又は水素化トリブチルスズ等のアリルカチオンスカベンジャーの存在下、0℃と+50℃の間で、THF等の溶媒中で行われる。エステル側鎖がベンジルである場合には、反応は、水素下、Pd/C等の貴金属触媒の存在下、MeOH、THF又はEA等の溶媒中で行われる。他の酸保護基を導入するさらなる戦略、及びそれらを除去する一般的な方法は、Protecting groups in Organic Synthesis 3rd Ed;1999、369−441;T.W.Greene、P.G.M. Wuts;(出版元:John Wiley and Sons、Inc.、New York、N.Y.)に記載されている。
アルデヒドとケトンは、Comprehensive Organic Transformations A guide to Functional Group Preparations、2nd Ed.、Wiley、New York、Chichester、Weinheim、Brisbane、Singapore、Toronto(1999)、Section Alcohols and phenols;p.1075〜1110においてLarock、R.C.により概説されているように、種々の還元剤を用いて、対応するアルコールに還元することができる。これらの中で、LiAlH4及びNaBH4が最も好ましい。
エステルは、Comprehensive Organic Transformations A guide to Functional Group Preparations 、2nd Ed.、Wiley、New York、Chichester、Weinheim、Brisbane、Singapore、Toronto (1999)、Section Alcohols and phenols; p.1114〜1120においてLarock、R.C.により概説されているように、種々の還元剤を用いて対応するアルコールへ還元することができる。これらの中で、LiAlH4又はDIBAHが最も好ましい。
アミンとアルデヒド又はケトンとの反応は、生成した水を、物理的又は化学的手段(例えば、溶媒−水共沸混合物の蒸留、又はモレキュラー・シーヴ、MgSO4又はNa2SO4等の乾燥剤の存在)にて除去できる溶媒系内で行われる。そのような溶媒の代表は、トルエン、Hex、THF、DCM若しくはDCE、又はMeOH−DCE等の溶媒の混合物である。反応は、微量の酸(通常、AcOH)により触媒することができる。中間体イミンは、適切な還元剤(例えば、NaBH4、NaBHCN3,又はNaBH(OAc)3で、又はPd/C等の貴触媒上での水素化を通じて還元される。反応は、−10℃と110℃の間、好ましくは0℃と60℃の間にて行われる。反応はまた、ワンポットで行うこともできる。反応はまた、MeOH又は水等のプロトン性溶媒中で、ピコリン−ボラン錯体の存在下で行うこともできる(Tetrahedron(2004)、60、7899−7906)。
式Iの化合物の製造:
式Iの化合物は、下記の方法のより、実施例に記載された方法により、又は類似の方法により製造することができる。最適な反応条件は、使用される特定の反応物質又は溶媒により変わるが、そのような条件は、当業者のルーティンの最適化手順により決定することができる。
式II及びIVの化合物は、スキーム1に記載されるように得ることができる。
式Vのカーバメートは、一般的反応技術1に従って、対応する(通常購入可能な)式G−NH2のアミンから製造することができる。
式VI及びVIIIの化合物は、下記のスキーム2に要約した通りに得ることができる。
L1がBrを表す、必要な式VIIのキノリン、[1,5]−ナフチリジン、キナゾリン及びキノキサリン誘導体は、購入可能であるか、又は文献の手順に従って製造することができる。例えば、L1=Br、W=N及びX=V=U=CHである化合物は、国際公開公報第2003/087098号に従って製造され、L1=Br、W=V=N及びX=U=CHである化合物は、国際公開公報第2006/032466号に従って製造され、L1=Br、X=NかつU=V=W=CHである、又はL1=Cl、W=NかつX=V=U=CHである化合物は、国際公開公報第2004/089947号に従って製造され、そしてL1=Cl、V=N及びX=W=U=CHである化合物は、国際公開公報第2005/019215号に従って製造される。
式VIIaの化合物は、L1がOTfを表す対応する式VIIの化合物の、DCM又はTHF等の溶媒中でのアンモニアとの反応により、又は、−20℃と100℃の間でのピリジン中n−プロピルアミン塩酸塩との反応(R.Radinov、Synthesis(1986)、886)により得ることができる。式VIIaの4−アミノ−キナゾリン誘導体はまた、L1が塩素を表す対応する式VIIの化合物から、同じ条件でのアンモニアとの反応により得ることができる。
式VIIbの化合物は購入可能であるか、又は、国際公開公報第2006/32466号(V=N、かつX=U=W=CH)若しくは国際公開公報第2004/02490号(U=V=N、かつX=W=CH)に記載の経路に従って製造することができる。
式IXの化合物は、下記のスキーム3に要約した通りに得ることができる。
式Xの化合物は、式G−NH2のアミンを用いたグリシジル tert−ブチルジメチルシリルエーテルの開裂、続く「式Iの化合物の製造」、セクションa)に記載の方法に従うオキサゾリジノン形成、そして一般的反応技術3に従うTBDMS保護基の除去により、又は、式Vのカーバメート及び酪酸グリシジルから、一般的反応技術4に従って得ることができ、この反応は、一般的反応技術8に記載した方法を用いた、ヒドロキシ基のOMs、OTf、OTs、クロロ、ブロモ又はヨード基への変換に続く。
L3がPPh3 +Hal−である式XIの化合物は、o=1である式VIの化合物から、アルコール官能基の、対応するメシレート及びハロゲニドへの一般的反応技術8に従う変換、及びPPh3との反応の後に得られる。L3がSO2Rdである式XIの化合物は、一般的反応技術14、Juliaカップリングのセクションに従って、o=1である式VIのアルコールから得られる。
式XIaの化合物は、一般的反応技術8を用いた式VIの化合物の対応するメシレートへの変換、続くアジ化ナトリウムとの反応及び、PPh3と水を用いたアジド基の対応するアミンへの還元により得ることができる。
R1がOMeである必要な式XIIのキノリン、[1,5]−ナフチリジン、キノキサリン及びキナゾリン誘導体は、購入可能であるか、又は文献の手順に従って製造することができる。例えば、U=W=NかつX=V=CHである化合物は、国際公開公報第2006/032466号に従って製造され、V=NかつW=X=U=CHである化合物は、国際公開公報第2006/032466号に従って製造され、U=V=NかつW=X=CHである化合物は、国際公開公報第2006/021448号に従って製造され、そしてU=NかつV=W=X=CHである化合物は、国際公開公報第2006/046552号に従って製造される。
R3がHである式XIIIの化合物は、下記のスキーム4に要約した通りに得ることができる。
R1がOMeであり、L4がP+PH3 Hal−である必要な式XIVのキノリン、[1,5]−ナフチリジン、キノキサリン及びキナゾリン誘導体は、下記のスキーム5に要約した通りに得ることができる。
式XVの中間体は、式IVのエポキシドをアジ化ナトリウムと反応させ、次いで、Pd/C等の貴金属触媒上で水素化し、そしてCDIと反応させるか、又はCbzCl又はBoc2Oを用いて対応するカーバメートに変換することにより得ることができる。次いで、NaHとの反応によりオキサゾリジノン環が形成される。これらはまた、式IXの化合物を、一般的反応技術4に従って、ベンジルオキシラン−2−イルメチルカーバメート又はそのエナンチオマーの1つと反応させた後、NaHで処理することによっても得ることができる。
式XVIの化合物は、TEA等の塩基の存在下での、アリルブロミドを用いた式IXの化合物のアルキル化により得ることができる。
一般的方法
方法A:Boc脱保護:
Boc−保護アミン(1mmol)をDCM(2ml)に溶解した。Et3SiH(1.05mmol)とTFA(2ml)を添加した。混合物を、rtにて1時間撹拌し、真空濃縮し、そしてDCM/NH4OH中に取った。有機層を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして減圧下で濃縮する。
アミン(ヨウ化物の場合1mmol;メシレートの場合1−2mmol)、メシレート/ヨウ化物(1mmol)及びDIPEA(1.1mmol)の乾燥DMSO中の溶液を、反応が完了するまで(1〜3日)、70℃に加熱した。rtに冷却後、水とEAを添加し、相を分離した。水層をEAでさらに2回抽出し、合わせた有機層を水(3×)と塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をCCで精製した。
ヒドロキシ化合物(1mmol)及び4−クロロ−6−メトキシ−キナゾリン(1mmol)のNMP(2mL)中の混合物に、0℃にてNaH(1mmol、鉱油中60%)を添加した。混合物を反応が完了するまで(通常1〜4h)0℃にて攪拌し、水でクェンチし、そしてEAで抽出した。合わせた有機層を水と塩水で数回洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして減圧下で濃縮した。残渣をCCで精製した。
DIPEA(4mmol)と、アミン(1mmol)及びカップリングすべき酸(1mmol)のDMF(2mL)中の溶液に、rtにてHATU(2mmol)を添加した。得られた混合物を、反応が完了するまで、rtにて撹拌した。水とEAを添加し、相を分離し、そして水相をEAで抽出した。合わせた有機層を水と塩水で数回洗浄し、MgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をCCで精製した。
アリールハライド又はアリールトリフレート(1mmol)、アミン(1mmol)及びDIPEA(1.2mmol)のNMP(4mL)中の混合物を、反応が完了するまで、70〜80℃にて加熱した。水を添加し、混合物をEAで抽出した。合わせた有機層を水(3×)、塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして減圧下で濃縮した。残渣をCCで精製した。
オーヴンで乾燥したバイアルを、臭化アリール又は塩化アリール(1mmol)、酢酸パラジウム(II)(0.04mmol)、BINAP(0.08mmol)又はビス((2−ジフェニルホスフィノ)フェニル)エーテル(0.08mmol)、K3PO4(2.5mmol)及びアミン(1mmol)でチャージした。得られた混合物を、アルゴンで数分間パージした。次いで、シリンジを介してジオキサン(1ml)を添加し、得られた懸濁液をアルゴンで3minパージした。次に、反応が完了するまで、混合物を85℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEA/水で抽出した。有機相を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして減圧下で濃縮した。残渣をCCで精製した。
ベンジルカーバメート(1mmol)のMeOH(6mL)中の懸濁液を、5又は10%Pd/C(200mg)上で2h、水素化した。触媒をろ過し、フィルターケーキをMeOH及びDCMで徹底的に洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮した。
第一アミン(1mmol)及びアルデヒド若しくはケトン(1mmol)のDCE/MeOH 1:1(10ml)中の溶液を、rtにて一晩撹拌する。NaBH4(2〜5eq.)を添加し、さらに1時間、反応を続ける。反応液をDCM及びaq.NH4OHで希釈する。有機相を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濃縮する。
製造A:メタンスルホン酸 (S)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチルエステル:
A.i. 6−[(S)−3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ]−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン:
tert−ブチル−ジメチル−((S)−1−オキシラニルメトキシ)−シラン(13.0g、69mmol)の、アセトニトリル(220ml)中の溶液に、LiClO4(22g、207mmol)を添加した。6−アミノ−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン(11.4g、64mmol)を添加し、そして混合物を50℃にて6h攪拌した。溶媒を真空除去し、そして残渣をクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NH4OH 1000/25/2から1000/100/2へ)に付して、表題化合物を薄茶色のフォーム(11.16g、収率44%)として得た。MS(ESI、m/z):369.3[M+H+]。
中間体A.i(11.60g、30mmol)及びCDI(5.57g、33mmol)のTHF(130ml)中の溶液を、50℃にて2h加熱し、混合物を真空濃縮し、EAと水の間で分画した。いくらかの結晶化した生成物をろ過し、そしてH2OとEAで洗浄して、5.21gの生成物を得た。有機層を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000:50:4)で精製して、さらに2.28gの生成物を得た(全体で7.49gの灰−白色の固体、収率63%)。MS(ESI、m/z):395.1[M+H+]。
中間体A.ii(11.49g、29.1mmol)のTHF(29ml)中の懸濁液を、TBAF(THF中1M、29.1ml)で処理した。黄色の溶液を0℃にて3h攪拌し、次いで水とEAの間で分画した。いくらかの結晶化した生成物をろ過し、そしてH2OとEAで洗浄して、6.49gの生成物を得た。水相をEA(3x)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。粗生成物をEAで粉砕して、さらに1.23gの生成物を得た(全体で7.72gの灰−白色の固体、収率95%)。MS(ESI、m/z):281.3[M+H+]。
中間体A.iii(2.77g、9.88mmol)の、無水DCM(100ml)及びDIPEA(4.7mL、28.2mmol)中の溶液を0℃に冷却し、そしてMsCl(1.07mL、13.8mmol)を滴下した。得られた混合物を0℃にて1h攪拌した。水を添加し、そして混合物をDCMで抽出し、そして合わせた有機層を水で洗浄した。黄色の残渣をEA/DCM/エーテルで粉砕して、表題化合物を無色の固体(2.45g、収率69%)として得た。1H NMR(DMSO−d6) δ:10.57(s、1H)、7.31(m、2H)、7.10(dd、J=8.5、2.3Hz、1H)、4.98(m、1H)、4.48(m、2H)、4.13(t、J=9.4Hz、1H)、3.75(dd、J=9.4、6.4Hz、1H)、3.43(s、2H)、3.23(s、3H)。MS(ESI、m/z):359.3[M+H+]。
B.i. トルエン−4−スルホン酸 (S)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチルエステル:
0℃に冷却した、中間体A.iii(3.2g、11.5mmol)及びDMAP(1.40g、11.5mmol)の、DCM(80ml)中の溶液に、TEA(4.6mL、33.3mmol)及び、TsCl(2.2g、11.5mmol)のDCM(15ml)中の溶液を添加した。混合物をrtにて一晩攪拌した後、水を添加した。得られた固体をろ過して、表題化合物をベージュ色の固体(4.19g、収率84%)として得た。MS(ESI、m/z):435.2[M+H+]。
中間体B.i(4.19g、9.64mmol)及びNaI(5.78g、38.57mmol)の、アセトン(70ml)中の懸濁液を、5h還流した。溶媒を蒸発させ、そして残渣を水/DCMで抽出し、沈殿する所望の生成物を薄ピンク色の固体として得た(3.39g、収率90%)。1H NMR(DMSO−d6) δ:10.54(s、1H)、7.30(m、2H)、7.11(dd、J=8.5、2.1Hz、1H)、4.69(m、1H)、4.13(t、J=9.1Hz、1H)、3.57(m、3H)、3.43(s、2H)。MS(ESI、m/z):391.1[M+H+]。
tert−ブチル−ジメチル−((R)−1−オキシラニルメトキシ)−シランを出発物質として、そして製造B、工程B.iiの手順を用いて、表題化合物(製造Bの化合物の鏡像異性体)を灰−白色の固体(120mg、収率33%)として得た。MS(ESI、m/z):391.1[M+H+]。
D.i 6−[(S)−3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−2−ヒドロキシ−プロピルアミノ]−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン:
6−アミノ−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オンを出発物質として、そして製造A、工程A.iの手順を用いて、表題化合物を薄茶色のフォーム(5.2g、収率66%)として得た。MS(ESI、m/z):353.3[M+H+]。
中間体D.iを出発物質として、そして製造A、工程A.iiの手順を用いて、表題化合物を無色の固体(5.15g、収率91%)として得た。MS(ESI、m/z):379.2[M+H+]。
中間体D.iiを出発物質として、そして製造A、工程A.iiiの手順を用いて、表題化合物を無色の固体(3.14g、収率87%)として得た。MS(ESI、m/z):265.5[M+H+]。
中間体D.iiiを出発物質として、そして製造A、工程A.ivの手順を用いて、表題化合物を灰−白色の固体(1.40g、収率44%)として得た。1H NMR(DMSO−d6) δ:10.72(s、1H)、7.29(dd、J=2.1、0.6Hz、1H)、6.94(m、2H)、4.95(m、1H)、4.52(s、2H)、4.49(m、2H)、4.11(t、J=9.1Hz、1H)、3.73(m、2H)、3.23(s、3H)。MS(ESI、m/z):343.2[M+H+]。
E.i. (S)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−ヒドロキシメチル−オキサゾリジン−2−オン:
(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−カルバミン酸 ベンジルエステル(3.0g、10.5mmol)の、THF(60ml)中の溶液を、−78℃に冷却した後、n−BuLi(ヘキサン中の2.5M溶液を5.1mL、1.2eq)を滴下した。混合物を−78℃にて1h攪拌し、次いで−15℃に温めた。この温度で酪酸(S)−グリシジル(1.98g、1.2eq)を滴下した。混合物をrtにて一晩攪拌した。Cs2CO3(スパチュラの先端)を添加し、そして変換が完了するまで、混合物を40℃にて加熱した。混合物をEAで希釈し、そしてsat.NH4Cl溶液と水で洗浄した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。化合物をCC(Hex/EA、2:1、1:1)で精製して、所望の中間体をベージュ色の固体(1.09g、収率41%)として得た。1H NMR(DMSO d6) δ:7.13(d、J=2.5Hz、1H)、6.96(dd、J=2.5、8.9Hz、1H)、6.86(d、J=8.9Hz、1H)、5.16(t、J=5.8Hz、1H)、4.70−4.50(m、1H)、4.30−4.10(m、4H)、4.10−3.90(m、1H)、4.80−4.70(m、1H)、4.70−4.60(m、1H)、4.60−4.50(m、1H)。
中間体E.i(1g、4mmol)のDCM(20ml)中の溶液を0℃に冷却した。DIPEA(0.62g、1.2eq)及びMsCl(0.502g、1.1eq)を添加し、そして混合物を0℃にて1h攪拌した。混合物をDCMで希釈し、そして水で洗浄した。有機相をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮して、表題メシレートを無色の固体(1.26g、収率97%)として得、それをさらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI、m/z):329.8[M+H+]。
中間体E.ii(509mg、1.55mmol)とNaI(927mg、6.18mmol)のアセトン(10ml)中の混合物を、3h還流加熱した。溶媒を蒸発させ、そして残渣を水/DCMで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物を薄ベージュ色の固体(393mg、収率70%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:7.07(d、J=2.6Hz、1H)、6.98(dd、J=9.1、2.6Hz、1H)、6.85(d、J=8.9Hz、1H)、4.68(m、1H)、4.24(s、4H)、4.10(t、J=9.1Hz、1H)、3.72(dd、J=9.1、5.9Hz、1H)、3.46(m、1H)、3.33(m、1H)。MS(ESI、m/z):362.1[M+H+]。
中間体E.i(985mg、3.92mmol)の、水/MeCN、1:1(20ml)中の0℃に冷却した溶液に、ジアセトキシヨードベンゼン(2.83g、2.2eq)及びTEMPO(122mg、0.2eq.)を添加した。混合物を0℃にて30min、そしてrtにて一晩攪拌した。EAとsat.Na2CO3を添加し、そして相を分離した。水層をEAでもう一度洗浄し、次いで1M HClで注意深く酸性化した。次いで、水相をEAで2回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮して、表題生成物を無色の固体(847mg、収率81%)として得た。MS(ESI、m/z):266.3[M+H+]。
実施例1: 6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルオキシ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン:
1.i. 3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルオキシ)−アゼチジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−オール(507mg、2.88mmol)、3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(市販、500mg、2.88mmol)及びPPh3(906mg、3.45mmol)のTHF(5ml)中の懸濁液に、DIAD(0.69mL、3.45mmol)を滴下した。清澄な溶液が生成し、それをrtにて一晩攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、そしてCC(Hex/EA、1:1)で精製して、表題中間体を黄色の固体(590mg、収率62%)として得た。MS(ESI、m/z):332.4[M+H+]。
中間体1.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を黄色の固体(172mg、収率42%)として得た。MS(ESI、m/z):232.5[M+H+]。
中間体1.iiと製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を無色の固体(5mg、収率3%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:8.56(d、J=5.3Hz、1H)、8.42(s、1H)、8.15(d、J=8.8Hz、1H)、7.45(d、J=2.3Hz、1H)、7.25(m、1H)、7.11(d、J=9.1Hz、1H)、6.88(dd、J=8.8、2.3Hz、1H)、6.66(d、J=5.3Hz、1H)、5.04(t、J=5.9Hz、1H)、4.71(m、1H)、4.06(m、6H)、3.90(dd、J=8.8、6.7Hz、1H)、3.59(m、2H)、3.39(s、2H)、3.03(m、1H)、2.90(m、1H)。MS(ESI、m/z):493.8[M+H+]。
2.i. (R)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
(R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(市販)及び4−クロロ−6−メトキシ−キナゾリンを出発物質として、そして方法Cを用いて、所望の生成物を黄色の油状物(1.54g、収率42%)として得た。MS(ESI、m/z):346.2[M+H+]。
中間体2.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を灰−白色の固体(458mg、収率43%)として得た。MS(ESI、m/z):246.4[M+H+]。
中間体2.iiと製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を茶色のフォーム(70mg、収率41%)として得た。MS(ESI、m/z):508.1[M+H+]。
表題化合物を、中間体2.iiの鏡像異性体を出発物質として、実施例2、工程2.iiiの手順を用いて、茶色の固体(83mg、収率49%)として得た。MS(ESI、m/z):508.2[M+H+]。
表題化合物を、中間体2.iiのラセミ体を出発物質として、実施例2、工程2.iiiの手順を用いて、薄黄色のフォーム(33mg、収率32%)として得た。MS(ESI、m/z):479.3[M+H+]。
5.i. (2S,4S)−2−(2,2−ジメチル−プロピオニルオキシメチル)−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
(S)−2−(2,2−ジメチル−プロピオニルオキシメチル)−4−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(50g、16.7mmol;国際公開公報第2007/017828号に従って製造。)の、MeOH(40ml)中の溶液に、攪拌化、NaBH4(1.90g、3eq.)を、0〜5℃にて、30min以内に少しずつ添加した。混合物を10℃にて2h攪拌した。水を添加し、そして混合物をDCMで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮して、表題中間体を、ベージュ色の固体(4.13g、収率82%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:4.42(m、1H)、4.26(m、1H)、4.10−4.00(m、1H)、3.60(m、1H)、3.36(m、1H)、2.19(m、2H)、1.95(m、1H)、1.46(s、9H)、1.21(s、9H)。MS(ESI、m/z):302.2[M+H+]。
中間体5.iを出発物質として、そして方法Cを用いて、所望の中間体を薄黄色のフォーム(1.56g、収率56%)として得た。MS(ESI、m/z):460.0[M+H+]。
中間体5.ii(500mg、1.1mmol)のトルエン(16ml)中の溶液に、−78℃にて、DIBAH(1.92mL、トルエン中1.7M)をゆっくりと添加した。混合物を−78℃にて2h攪拌し、ロッシェル塩(1.5ml)の飽和溶液の滴加によりクェンチした。混合物をrtに温め、そしてEAで希釈した。有機層をMgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮して、表題中間体を、薄黄色の固体(440mg、収率100%)として得た。MS(ESI、m/z):376.5[M+H+]。
中間体5.iiiを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を薄黄色の固体(162mg、収率50%)として得た。MS(ESI、m/z):276.2[M+H+]。
中間体5.iv及び製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を無色のフォーム(40mg、収率41%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:8.60(s、1H)、8.41(s、1H)、7.80(d、J=9.1Hz、1H)、7.43(m、1H)、7.34(d、J=2.6Hz、1H)、7.23(m、1H)、7.11(d、J=8.8Hz、1H)、6.82(m、1H)、5.71(m、1H)、4.74(m、1H)、3.97(m、1H)、3.91(s、3H)、3.76(m、2H)、3.59(m、2H)、3.39(s、2H)、3.17(m、1H)、2.97(m、2H)、2.80(m、2H)、2.54(m、1H)、2.22(m、1H)。MS(ESI、m/z):538.2[M+H+]。
6.i. (2S,4S)−2−アジドメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
中間体5.iii(603mg、1.61mmol)の、無水DCM(7ml)及びDIPEA(0.825mL、3eq)中のわずかに黄色の溶液を、0℃に冷却し、そしてMsCl(0.15mL、1.2eq)を滴下した。得られた混合物を0℃にて1h攪拌した。水を添加し、そして混合物をDCMで抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、そして減圧下で濃縮した。粗製メシレートのDMF(6ml)中の溶液に、NaN3(165mg、1.5eq.)を添加した。得られた混合物を、80℃にて一晩攪拌した。溶媒を蒸発乾固し、そしてDCM中に溶解した。有機層を水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、減圧下で溶媒を蒸発させ、表題中間体を茶色の油状物(621mg、収率92%)として得た。MS(ESI、m/z):401.4[M+H+]。
中間体6.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を茶色の油状物(465mg、収率100%)として得た。MS(ESI、m/z):302.3[M+H+]。
中間体6.ii及び製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を薄黄色のフォーム(131mg、収率30%)として得た。MS(ESI、m/z):563.3[M+H+]。
7.i. 3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルカルバモイル)−アゼチジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミンとアゼチジン−1,3−ジカルボン酸 モノ−tert−ブチルエステルを出発物質として、そして方法Dを用いて、所望の生成物をベージュ色の固体(1.60g、収率60%)として得た。MS(ESI、m/z):359.4[M+H+]。
中間体7.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を茶色の固体(1.25g、収率100%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:10.35(br. s、1H)、8.71(d、J=5.3Hz、1H)、8.53(d、J=5.3Hz、1H)、8.21(d、J=9.1Hz、1H)、7.15(d、J=8.8Hz、1H)、4.10(s、3H)、3.97(m、4H)、3.55(m、1H)。MS(ESI、m/z):259.3[M+H+]。
中間体7.ii及び製造Aの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を薄黄色のフォーム(37mg、収率34%)として得た。MS(ESI、m/z):521.4[M+H+]。
実施例7の手順を用いて表題化合物を無色の固体(25mg、収率22%)として得たが、合成シークェンスを、rac−ピロリジン−1,3−ジカルボン酸 1−tert−ブチルエステルから始めた。MS(ESI、m/z):535.4[M+H+]。
9.i. (RS)−3−(1−フェニル−1H−テトラゾール−5−スルフォニルメチル)−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
1−フェニル−1H−テトラゾール−5−チオール(5.92g、33mmol)の、EtOH(80ml)中の溶液に、KOH(2.1g、38mmol)を添加し、そして混合物を1h還流加熱した。(RS)−3−ヨードメチル−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(9.0g、29mmol)を添加し、そして還流を3h続けた。水(70ml)を添加し、そしてEtOHの大部分を減圧下で除いた。残渣をEAで抽出し、そして有機層を水と塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。このようにして得られたEtOH(200ml)中の粗製スルフィドに、モリブデン酸アンモニウム(7.0g、0.2eq)及び30%H2O2(15ml)を添加し、そして混合物を65℃に加熱し、そしてこの温度で3h攪拌した。水(500ml)を添加し、そしてEtOHの大部分を減圧下で除いた。残渣をEAで抽出した。有機層を10%Na2S2O3、水及び塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、減圧下で濃縮して、表題中間体を、薄黄色の油状物(9.48g、収率85%)として得た。MS(ESI、m/z):394.3[M+H+]。
6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−カルバルデヒド(2.0g、10.6mmol)及び中間体9.i(4.40g、1.05eq.)の、1,2−DME(60ml)中の、−78℃に冷却した懸濁液に、KHMDS(トルエン中0.5M、34ml)の溶液を滴下した。混合物をこの温度で1h攪拌した後、rtに温めた。さらに45min攪拌した後、水(150ml)及びEA(150ml)を添加した。二層を分離し、そして水層をEA(200ml)で2回抽出した。合わせた有機層をMgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮した。残渣をCC(Hept−EA、1−1)で精製して、表題中間体を黄色の油状物(2.1g、収率56%)として得た。MS(ESI、m/z):356.3[M+H+]。
中間体9.iiを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を黄色の油状物(187mg、収率100%)として得た。MS(ESI、m/z):256.5[M+H+]。
中間体9.iii及び製造Aの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を薄黄色の固体(28mg、収率22%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:8.67(dd、J=4.4、2.3Hz、1H)、8.38(m、1H)、8.18(d、J=9.1Hz、1H)、7.56(dd、J=4.7、2.9Hz、1H)、7.45(m、2H)、7.26(m、1H)、7.11(d、J=9.1Hz、1H)、6.96(dd、J=8.8、2.3Hz、1H)、6.71(m、1H)、4.78(m、1H)、4.07(m、4H)、3.87(ddd、J=8.8、6.7、4.7Hz、1H)、3.41(s、2H)、3.20−2.80(m、6H)、2.62(m、1H)、2.22(m、1H)、1.81(m、1H)。MS(ESI、m/z):518.3[M+H+]。
10.i. (RS)−3−[2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
中間体9.ii(287mg、0.78mmol)の、EA(10ml)中の溶液を、Pd/C(10%;100mg)上で1h水素化した。触媒をろ過し、そしてフィルターケークをEAで洗浄した。ろ液を減圧下で濃縮し、表題中間体を灰色の油状物(267mg、収率96%)として得た。MS(ESI、m/z):358.3[M+H+]。
中間体10.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を黄色の油状物(165mg、収率86%)として得た。MS(ESI、m/z):258.2[M+H+]。
中間体10.ii及び中間体Aを出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を無色の固体(25mg、収率20%)として得た。MS(ESI、m/z):520.5[M+H+]。
11.i. (RS)−3−[(1R,2R)−1,2−ジヒドロキシ−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
中間体9.ii(662mg、1.86mmol)の、tBuOH(10ml)及び水(10ml)中の懸濁液に、メタンスルホンアミド(213mg、1.2eq)及びAD−mixβ(2.7g)を添加した。反応混合物をrtにて一晩激しく攪拌した。反応混合物を水とEAで希釈した。2層をデカントし、そして水層をEAで2回抽出した。合わせた有機層を10% aq.NaHSO3、水(50ml)及び塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮乾固して、表題中間体を無色のフォーム(660mg、収率91%)として得た。MS(ESI、m/z):390.4[M+H+]。
中間体11.i(371mg、0.95mmol)のTHF(10ml)中の溶液に、TsOH(199mg、1.1eq.)及び2,2−ジメトキシプロパン(0.35mL、3eq.)を添加した。混合物をrtにて36h攪拌した。Sat.炭酸水素ナトリウム及びEAを添加した。2層をデカントし、そして水層をEAで1回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、ろ過し、濃縮乾固した。残渣をクロマトグラフィー(DCM−MeOH−NH4OH、1000−50−4)に付して、表題中間体を無色のフォーム(265mg、収率65%)として得た。MS(ESI、m/z):430.3[M+H+]。
中間体11.ii.)(220mg、0.51mmol)の、DCM(3ml)中の氷冷溶液に、N2下、2,6−ルチジン(0.24mL、4eq.)及びTBDMSOTf(0.24mL、2eq)を滴下した。1h後、0℃にて、炭酸水素ナトリウムとDCMの添加により、反応混合物をクェンチした。2層をデカントし、そして有機層をMgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮乾固した。このようにして得た粗製シリルカーバメートの、THF(3ml)中の溶液に、TBAF(THF中1M、1.05mL、2eq.)を添加した。反応を30min行った。溶媒を蒸発させ、そして残渣をクロマトグラフ(DCM−MeOH−NH4OH、1000−100−8)に付して、黄色の油状物(140mg、収率83%)を得た。MS(ESI、m/z):330.3[M+H+]。
中間体11.iii(70mg、0.12mmol)のaq.TFA(80%、2ml)中の溶液を、40℃にて1h攪拌した。揮発物を真空除去し、そして残渣をsat.炭酸水素ナトリウム中に取った。固形物をろ過し、水で洗浄し、そして凍結乾燥した。残渣をクロマトグラフィー(DCM−MeOH−NH4OH、1000−100−8)に付して、表題化合物をベージュ色の固体(34mg、52%)として得た。1H NMR(DMSO−d6) δ:10.52(m、1H)、8.74(d、J=4.7Hz、1H)、8.24(dd、J=9.1、0.6Hz、1H)、7.72(d、J=4.4Hz、1H)、7.27(m、3H)、7.09(m、1H)、5.53(m、1H)、5.30(m、1H)、4.76(m、1H)、4.32(m、1H)、4.02(m、5H)、3.68(m、2H)、3.42(s、2H)、2.65(m、6H)、1.81(m、2H)。MS(ESI、m/z):552.5[M+H+]。
12.i. (3−メトキシ−キノキサリン−5−イル)−メタノール:
3−メトキシ−キノキサリン−5−カルバルデヒド(5.0g、26.6mmol、国際公開公報第2007/107965号に従って製造。)の、EtOH(200ml)中の、0℃に冷却した懸濁液に、攪拌下、NaBH4(1.1g、1.1eq.)を一度に添加した。反応混合物をrtに温め、そしてTHF(50ml)を添加した。澄んだ溶液が得られた。さらに、混合物をrtにて30min攪拌した。水(200ml)を添加し、そして揮発物を真空除去した。残渣をろ過し、水で洗浄した。固形物体をHV下で乾燥して、表題アルコールを茶色の固体(4.8g、収率95%)として得た。MS(ESI、m/z):191.3[M+H+]。
中間体12.i(4.8g、25mmol)の、DMF(45ml)中の溶液に、攪拌下、rtにて、PBr3(2.6mL、1.1eq.)を滴下した。添加の間に固形物が生成した。次いで、反応液を30分攪拌し、そして炭酸水素ナトリウムを添加した。生成した固形物をろ過し、そして水で徹底的に洗浄した。次いで、固形物を凍結乾燥して、表題中間体をベージュ色の固体(5.45g、収率85%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:8.51(s、1H)、7.99(dd、J=8.2、1.5Hz、1H)、7.78(dd、J=7.3、1.5Hz、1H)、7.52(dd、J=8.2、7.3Hz、1H)、5.08(s、2H)、4.15(s、3H)。
中間体12.ii(4.54g、17.9mmol)及びPPh3(5.65g、1.2eq.)のトルエン(100ml)中の溶液を、6h還流加熱した。Rtに冷却後、得られた沈殿をろ過し、そしてEAで洗浄して、表題中間体をベージュ色の固体(8.59g、収率93%)として得た。1H NMR(DMSO−d6) δ:8.43(s、1H)、7.96(dt、J=7.6、2.1Hz、1H)、7.83(m、3H)、7.57(m、12H)、5.56(d、J=14.9Hz、2H)、3.74(s、3H)。
nBuLi(2mL、ヘキサン中2.4M)の溶液を、窒素雰囲気下、−78℃にて、中間体12.iii(2.50g、4.85mmol)の乾燥THF(20ml)中の懸濁液に滴下した。15min後、4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(0.97g、1eq.)の乾燥THF(15ml)中の溶液を、rtにて添加した。混合物をrtにて一晩攪拌した後、0℃に冷却し、そしてsat.NH4Clの添加によりクェンチし、そしてEAで希釈した。有機層をsat.NaHCO3及び塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして減圧下で濃縮した。残渣をCC(Hept−EA、2−1)で精製して、表題中間体を薄黄色の油状物(552mg、収率32%)として得た。MS(ESI、m/z):356.2[M+H+]。
中間体12.ivを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を暗黄色の油状物(41mg、収率57%)として得た。MS(ESI、m/z):256.3[M+H+]。
中間体12.v及び中間体Aを出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物をベージュ色の固体(24mg、収率34%)として得た。MS(ESI、m/z):518.4[M+H+]。
13.i. (RS)−4−ヒドロキシ−4−[ヒドロキシ−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
中間体12.iv(485mg、1.4mmol)のDCM(3ml)中の溶液に、水(1ml)、NMO(192mg、1.2eq.)及びオスミウム酸カリウム二水和物(20mg)を添加した。得られた混合物を、rtにて一晩激しく攪拌した。混合物を水中に注ぎ、そして有機層をsat.Na2S2O3で洗浄した。水層をDCMで抽出し、そして合わせた有機層をMgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をCC(DCM−MeOH−NH4OH、1000−100−8)で精製して、表題中間体を無色のフォーム(318mg、収率60%)として得た。MS(ESI、m/z):390.3[M+H+]。
中間体13.iを出発物質として、そして実施例11の手順を用いて、工程11.ii、表題中間体を黄色のフォーム(187mg、収率55%)として得た。MS(ESI、m/z):430.3[M+H+]。
中間体13.iiを出発物質として、そして実施例11、工程11.iiiの手順を用いて、表題中間体を無色の固体(130mg、収率81%)として得た。MS(ESI、m/z):592.4[M+H+]。
中間体13.iiiを出発物質として、そして実施例11、工程11.ivの手順を用いて、表題化合物をベージュ色の固体(56mg、収率48%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:8.49(m、1H)、7.97(m、2H)、7.58(m、2H)、7.36(s、1H)、7.23(m、1H)、6.88(dd、J=8.8、2.3Hz、1H)、5.13(s、1H)、4.70(m、1H)、4.06(s、3H)、3.95(t、J=8.5Hz、1H)、3.67(m、1H)、3.46(s、2H)、3.37(s、2H)、3.23(m、1H)、2.62(m、5H)、1.86(m、1H)、1.63(m、2H)、1.31(m、1H)。MS(ESI、m/z):552.5[M+H+]。
14.i. (1−ベンズヒドリル−アゼチジン−3−イルメチル)−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミン:
トリフルオロメタンスルホン酸 6−メトキシ−キノリン−4−イルエステル(国際公開公報第00/40554号に従って製造。)及び3−アミノメチル−1−ジフェニルメチルアゼチジン(市販)を出発物質として、そして方法Eを用いて、CC(DCM/MeOH/NH4OH、100/50/4)の後に、所望の中間体を無色の油状物(1.25g、収率35%)として単離した。MS(ESI、m/z):411.1[M+H+]。
中間体14.i(50mg、0.085mmol)のDCM(0.5ml)中の0℃に冷却した溶液を、1−クロロエチルクロロギ酸エステル(35mg、2.5eq)で処理し、そしてrtに温めた。反応混合物を一晩攪拌し、次いで減圧下で濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、そしてrtにて3.5h攪拌した。溶液を濃縮し、そして残渣をカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NH4OH、1000/200/16)で精製して、表題中間体を無色の固体(5mg、収率24%)として得た。MS(ESI、m/z):245.1[M+H+]。
中間体14.ii及び製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を無色の固体(2mg、収率19%)として得た。MS(ESI、m/z):507.1[M+H+]。
化合物6.iii(35mg、0.065mmol)のTHF(1.5ml)中の溶液に、PPh3(33mg、2eq.)及び水(0.01ml)を添加した。混合物を50℃にて3h加熱した。反応混合物を濃縮乾固し、そして残渣をCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000/200/16)で精製して、表題化合物を無色の固体(5mg、収率24%)として得た。MS(ESI、m/z):537.3[M+H+]。
16.i. (3R*,4R*)−3−アジド−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
(3R*,4R*)−3−アジド−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(Tetrahedron Asymmetry(2001)、12、2989に従って製造。)を出発物質として、そして方法Cを用いて、所望の中間体を黄色の油状物(2.18g、収率69%)として得た。MS(ESI、m/z):387.3[M+H+]。
中間体16.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を黄色がかった固体(984mg、収率61%)として得た。MS(ESI、m/z):287.3[M+H+]。
中間体16.iiと製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を無色の固体(61mg、収率20%)として)として単離した。MS(ESI、m/z):549.3[M+H+]。
中間体16.iii(30mg、0.055mmol)及びビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエン(20mg、4eq.)のジオキサン(0.5ml)中の溶液を、一晩還流した。混合物を濃縮し、そしてCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000/50/4)で精製して、表題化合物を黄色の固体(9mg、収率29%)として得た。MS(ESI、m/z):575.2[M+H+]。
実施例15の化合物(13mg、0.024mmol)のDMF(0.5ml)中の溶液に、AcOH(1μL、1eq.)、DIPEA(9μL、3eq.)、HOBT(3mg、1eq.)及びEDC(6mg、1.2eq.)をrtにて添加した。rtにて8h攪拌した後、水を添加し、そして混合物をEAで抽出した。有機層を水と塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000/50/4)で精製して、表題化合物を黄色のフォーム(6mg、収率43%)として得た。MS(ESI、m/z):579.2[M+H+]。
化合物16.iii(20mg、0.36mmol)のTHF(1.5ml)中の溶液に、PPh3(19mg、2eq.)及び水(0.007ml)を添加した。混合物を50℃にて3h加熱した。反応混合物を濃縮乾固し、そして残渣をCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000/100/8)で精製して、表題化合物を黄色のフォーム(15mg、収率79%)として得た。MS(ESI、m/z):523.0[M+H+]。
実施例6の化合物(30mg、0.053mmol)及びビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエン(20mg、4eq.)のジオキサン(0.5ml)中の溶液を、一晩還流した。混合物を濃縮し、そしてCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000/50/4)で精製して、表題化合物を黄色のフォーム(17mg、収率54%)として得た。1H NMR(CDCl3)δ:8.64(s、1H)、8.21(d、J=0.6Hz、1H)、7.86(d、J=9.1Hz、1H)、7.66(m、2H)、7.49(m、1H)、7.33(m、2H)、7.23(m、1H)、6.99(m、1H)、5.77(m、1H)、4.63(m、2H)、4.00−3.60(m、6H)、3.58−3.36(m、4H)、3.06(m、1H)、2.90(m、2H)、2.58(m、1H)、2.05(m、1H)。MS(ESI、m/z):589.1[M+H+]。
20.i. 4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(市販)及び4−クロロ−6−メトキシ−キナゾリンを出発物質として、そして方法Cを用いて、所望の生成物を黄色の固体(649mg、収率50%)として得た。MS(ESI、m/z):360.5[M+H+]。
中間体20.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を黄色の固体(469mg、収率100%)として得た。MS(ESI、m/z):260.2[M+H+]。
中間体20.ii及び製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を灰−白色の固体(66mg、収率49%)として得た。1H NMR(DMSO−d6)δ:10.53(s、1H)、8.64(s、1H)、7.83(d、J=9.1Hz、1H)、7.56(dd、J=9.1、2.9Hz、1H)、7.34(m、3H)、7.12(dd、J=8.8、2.3Hz、1H)、5.36(m、1H)、4.84(m、1H)、4.08(m、1H)、3.89(s、3H)、3.73(m、1H)、3.42(s、2H)、2.85(m、2H)、2.76(m、2H)、2.49(m、2H)、2.05(m、2H)、1.84(m、2H)。MS(ESI、m/z):522.2[M+H+]。
21.i. (3R*,4S*)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
2,5−ジヒドロ−ピロール−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(市販、1.0g、5.91mmol)の、tBuOH(25ml)及び水(25ml)中の溶液に、AD−mixα(0.75g)及びAD−mixβ(0.75g)を添加した。得られた混合物をrtにて一晩攪拌した。再びAD−mixα(0.5g)及びAD−mixβ(0.5g)を添加し、そして攪拌をrtにて一晩続けた。亜硫酸水素ナトリウム(10g)を添加し、そして混合物を30min攪拌した。層を分離し、そして水層をDCM−MeOH、9−1(2x40ml)で抽出した。有機層をMgSO4上で乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮した。残渣をCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000/100/8)で精製して、表題中間体を無色の油状物(390mg、収率32%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:4.21(br. t、J=3.8Hz、2H)、3.55(m、2H)、3.31(m、2H)、1.44(s、9H)。
中間体21.i(386mg、3.90mmol)及び4−クロロ−6−メトキシ−キナゾリン(370mg、3.90mmol)を出発物質として、そして方法Cを用いて、所望の生成物を黄色の油状物(346mg、収率50%)として単離した。MS(ESI、m/z):362.2[M+H+]。
中間体21.iiを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を黄色の固体(101mg、収率40%)として得た。MS(ESI、m/z):262.3[M+H+]。
中間体21.iii及び製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を明黄色のフォーム(66mg、収率66%)として得た。MS(ESI、m/z):524.0[M+H+]。
22.i. (3R*,4R*)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
(1R*,5S*)−6−オキサー3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸 tert−ブチルエステル(市販、1.63g、8.80mmol)の、ジオキサン(8ml)中の溶液に、2M NaOH(30ml)を添加し、そして混合物を95℃にて24h攪拌した。混合物を蒸発させ、そしてEA(3x)で抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物をEAで粉砕して、ろ過し、そしてEAで洗浄した。表題中間体を黄色の固体(243mg、収率14%)として得た。1H NMR(DMSO−d6) δ:5.09(s、2H)、3.84(s、2H)、3.31(m、2H)、3.09(m、2H)、1.37(s、9H)。
中間体22.i(240mg、1.18mmol)及び4−クロロ−6−メトキシ−キナゾリン(230mg、1.18mmol)を出発物質として、そして方法Cを用いて、所望の生成物を黄色の油状物(189mg、収率44%)として得た。MS(ESI、m/z):362.2[M+H+]。
中間体22.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、所望の中間体を黄色のフォーム(74mg、収率54%)として得た。MS(ESI、m/z):262.4[M+H+]。
中間体22.iii及び製造Bの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、所望の生成物を明黄色のフォーム(14mg、収率19%)として得た。MS(ESI、m/z):524.2[M+H+]。
23.i. {1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−イル}−カルバミン酸 ベンジルエステル:
製造Dの化合物及び(3−アゼチジニルメチル)−カルバミン酸 フェニルメチルエステル(購入可能、CAS914348−04−2)を出発物質として、そして方法Bを用いて、表題中間体を無色のフォーム(272mg、収率46%)として単離した。MS(ESI、m/z):453.1[M+H+]。
中間体23.iを出発物質として、そして方法Gを用いて、表題中間体を無色のフォーム(43mg、収率76%)として得た。MS(ESI、m/z):319.1[M+H+]。
中間体23.iiと8−ブロモ−7−フルオロ−2−メトキシ−[1,5]ナフチリジン(購入可能、CAS724788−70−9)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を無色の固体(24mg、収率48%)として単離した。1H NMR(CDCl3)δ:9.22(s、1H)、8.37(d、J=4.4Hz、1H)、8.06(d、J=9.1Hz、1H)、7.45(d、J=2.3Hz、1H)、7.00(d、J=9.1Hz、1H)、6.88(m、1H)、6.74(dd、J=8.8、2.6Hz、1H)、6.03(dd、J=7.0、2.1Hz、1H)、4.68(m、2H)、4.55(s、2H)、3.91(m、7H)、3.28(t、J=6.7Hz、2H)、2.89(m、2H)。MS(ESI、m/z):495.1[M+H+]。
8−ブロモ−2−メトキシ−1,5−ナフチリジン(購入可能;CAS881658−92−0)及び中間体23.iiを出発物質として、実施例23、工程23.iiiと同様に、表題化合物を無色の固体(14mg、収率26%)として単離した。1H NMR(CDCl3) δ:9.36(s、1H)、8.38(d、J=5.3Hz、1H)、8.12(d、J=9.1Hz、1H)、7.50(d、J=2.6Hz、1H)、7.05(d、J=9.1Hz、1H)、6.88(m、1H)、6.71(dd、J=8.8、2.6Hz、1H)、6.36(m、2H)、4.69(m、1H)、4.54(s、2H)、4.30(m、1H)、4.00(m、6H)、3.85(dd、J=8.5、6.4Hz、1H)、3.29(t、J=6.7Hz、2H)、2.97(m、1H)、2.85(m、1H)。MS(ESI、m/z):477.0[M+H+]。
4−ブロモ−6−メトキシキノリン(購入可能;CAS42881−66−3)及び中間体23.iiを出発物質として、実施例23、工程23.iiiと同様に、表題化合物を無色の固体(16mg、収率30%)として単離した。MS(ESI、m/z):476.0[M+H+]。
中間体23.iiと3−フルオロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−カルバルデヒド(国際公開公報第2006/032466号に従って製造。)を出発物質として、そして方法Hを用いて、表題化合物を無色の固体(14mg、収率77%)として単離した。MS(ESI、m/z):509.0[M+H+]。
中間体23.iiと6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−カルバルデヒド(国際公開公報第2006/032466号に従って製造。)を出発物質として、そして方法Hを用いて、表題化合物を無色の固体(12mg、収率29%)として単離した。MS(ESI、m/z):490.9[M+H+]。
中間体23.iiと3−フルオロ−6−メトキシ−キノリン−4−カルバルデヒド(国際公開公報第2007/105154号に従って製造。)を出発物質として、そして方法Hを用いて、表題化合物を無色の固体(7mg、収率14%)として単離した。MS(ESI、m/z):508.1[M+H+]。
中間体23.iiと6−メトキシ−キノリン−4−カルバルデヒド(購入可能、CAS4363−94−4)を出発物質として、そして方法Hを用いて、表題化合物を無色の固体(8mg、収率31%)として単離した。MS(ESI、m/z):490.1[M+H+]。
30.i. 3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシメチル)−アゼチジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
1−tert−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシメチルアゼチジン(購入可能;CAS142253−56−3)及び4−クロロ−6−メトキシキナゾリン(購入可能;CAS50424−28−7)を出発物質として、そして方法Cを用いて、表題中間体を黄色の油状物(390mg、収率89%)として単離した。
MS(ESI、m/z):346.2[M+H+]。
中間体30.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、表題中間体を無色の油状物(148mg、収率48%)として単離した。MS(ESI、m/z):246.4[M+H+]。
中間体30.iiと製造Eの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、表題化合物を無色の油状物(10mg、収率2%)として単離した。MS(ESI、m/z):479.3[M+H+]。
中間体20.iiと製造Dの化合物を出発物質として、そして方法Bを用いて、表題化合物を無色の油状物(19mg、収率16%)として単離した。MS(ESI、m/z):506.2[M+H+]。
実施例18の化合物(4mg、0.008mmol)の、DCM(1ml)中の溶液に、1−アセチルイミダゾール(1.1eq.)及びDIPEA(1.2eq.)を添加した。rtにて1日攪拌した後、1−アセチルイミダゾール(1.1eq.)及びDIPEA(1.2eq.)を添加し、そして攪拌をrtにて4日間続けた。無色の溶液を減圧下で濃縮し、そしてCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000−50−4)で精製して、表題化合物を無色の固体(4mg、収率93%)として得た。MS(ESI、m/z):565.3[M+H+]。
33.i. (RS)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル:
(RS)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(購入可能、CAS103057−44−9)を出発物質として、実施例2、工程2.iと同様に、表題中間体を薄黄色の油状物(764mg、収率43%)として単離した。MS(ESI、m/z):346.3[M+H+]。
中間体33.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、表題中間体を薄黄色の固体(560mg、収率100%)として得た。MS(ESI、m/z):246.5[M+H+]。
中間体33.ii(133mg、0.544mmol)及び[(2S)−オキシラニルメチル]−カルバミン酸 フェニルメチルエステル(購入可能;CAS247050−11−9、1eq.)の、EtOH/H2O、9:1中の溶液を、80℃にて一晩攪拌した。混合物を減圧下で濃縮し、そしてCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000/50/4)で精製して、表題中間体を黄色の油状物(89mg、収率36%)として得た。MS(ESI、m/z):453.1[M+H+]。
中間体33.iii(89mg、0.20mmol)の、DMF(1ml)中の溶液に、NaH(鉱油中55%、9mg、1eq.)を添加した。反応混合物をrtにて2h攪拌した。水を添加し、そして混合物をEA(3x)で抽出した。合わせた有機相を水と塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮して、残渣をCC(DCM/MeOH/NH4OH、1000−50−4)で精製して、表題中間体を黄色の油状物(12mg、収率18%)として得た。MS(ESI、m/z):345.2[M+H+]。
中間体33.iと3−クロロ−6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン(購入可能;CAS943026−40−2)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(3mg、収率21%)として単離した。MS(ESI、m/z):481.1[M+H+]。
中間体23.iiと3−メトキシ−キノキサリン−5−カルバルデヒド(国際公開公報第2007/107965号に従って製造。)を出発物質として、そして方法Hを用いて、表題化合物を無色の固体(8mg、収率17%)として単離した。MS(ESI、m/z):490.9[M+H+]。
35.i. {1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル:
製造Dの化合物とピペリジン−4−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(購入可能、CAS73874−95−0)を出発物質として、そして方法Bを用いて、表題中間体を薄黄色の固体(721mg、収率69%)として単離した。MS(ESI、m/z):447.2[M+H+]。
中間体35.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、表題中間体を無色の固体(362mg、収率65%)として単離した。MS(ESI、m/z):347.1[M+H+]。
中間体35.iiと8−ブロモ−2−メトキシ−1,5−ナフチリジン(購入可能)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(36mg、収率7%)として単離した。MS(ESI、m/z):505.4[M+H+]。
36.i. {1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−イル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル:
製造Bの化合物とアゼチジン−3−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(購入可能、CAS91188−13−5)を出発物質として、そして方法Bを用いて、表題中間体を黄色の固体(2.04g、収率58%)として単離した。MS(ESI、m/z):435.2[M+H+]。
中間体36.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、表題中間体を薄黄色の固体(1.22g、収率76%)として単離した。MS(ESI、m/z):335.2[M+H+]。
中間体36.iiと8−ブロモ−2−メトキシ−[1,5]ナフチリジン(購入可能)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(612mg、収率85%)として単離した。1H NMR(CDCl3) δ:8.74(s、1H)、8.39(d、J=5.3Hz、1H)、8.10(d、J=9.1Hz、1H)、7.47(d、J=2.3Hz、1H)、7.25(m、1H)、7.06(d、J=9.1Hz、1H)、6.89(dd、J=8.8、2.3Hz、1H)、6.38(d、J=5.3Hz、1H)、6.31(d、J=6.2Hz、1H)、4.71(m、1H)、4.31(m、1H)、4.02(m、6H)、3.89(dd、J=8.5, 6.4Hz、1H)、3.40(s、2H)、3.28(td、J=6.7、3.2Hz、2H)、2.87(m、1H)、2.98(m、1H)。MS(ESI、m/z):493.0[M+H+]。
中間体36.iiと4−ブロモ−6−メトキシ−キノリン(購入可能)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(504mg、収率70%)として単離した。1H NMR(CDCl3) δ:8.30(d、J=5.3Hz、1H)、7.82(d、J=9.4Hz、1H)、7.40(d、J=2.3Hz、1H)、7.23(m、3H)、7.12(d、J=2.6Hz、1H)、6.83(dd、J=8.5、2.3Hz、1H)、6.14(d、J=5.3Hz、1H)、4.65(m、1H)、4.26(m、1H)、3.93(m、6H)、3.78(dd、J=8.5、6.4Hz、1H)、3.34(m、4H)、2.92(m、1H)、2.81(m、1H)。MS(ESI、m/z):492.1[M+H+]。
中間体36.iiと4−ブロモ−キノリン−6−カルボニトリル(購入可能、CAS642477−82−5)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(225mg、収率77%)として単離した。MS(ESI、m/z):487.5[M+H+]。
中間体36.iiと4−ブロモ−6−フルオロキノリン(購入可能、CAS661463−17−8)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(93mg、収率32%)として単離した。MS(ESI、m/z):480.3[M+H+]。
40.i. {1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピペリジン−4−イル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル:
製造Bの化合物とピペリジン−4−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(購入可能、CAS73874−95−0)を出発物質として、そして方法Bを用いて、表題中間体をベージュ色の固体(2.88g、収率49%)として単離した。MS(ESI、m/z):463.2[M+H+]。
中間体40.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、表題中間体を薄黄色のフォーム(2.27g、収率100%)として単離した。MS(ESI、m/z):363.1[M+H+]。
中間体40.iiと8−ブロモ−2−メトキシ−1,5−ナフチリジン(購入可能)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(355mg、収率41%)として単離した。MS(ESI、m/z):521.4[M+H+]。
中間体40.iiと4−ブロモ−6−メトキシ−キノリン(購入可能)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(102mg、収率12%)として単離した。MS(ESI、m/z):520.5[M+H+]。
42.i. {1−[(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−イル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル:
製造Eの化合物(3.16g、8.7mmol)及びアゼチジン−3−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.5g、1eq.)の、乾燥DMSO(30ml)中の溶液を、DIPEA(1.8ml)で処理し、そして80℃にて72h加熱した。混合物をEAと水の間で分画し、そして有機相を水と塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をFC(EA、EA/MeOH、9:1+1%NH4OH)で精製して、所望の中間体をベージュ色の固体(2.5g、収率71%)として得た。1H NMR(DMSO d6) δ:7.27(dd、J=7.0, 0.9Hz、1H)、7.09(d、J=2.6Hz、1H)、6.94(m、1H)、6.83(m、1H)、4.57(m、1H)、4.21(m、1H)、4.00(m、4H)、3.66(dd、J=8.8、6.4Hz、1H)、3.50(q、J=7.0Hz、2H)、2.91(m、2H)、2.65(m、2H)、1.35(s、9H)。
中間体42.iを出発物質として、そして方法Aを用いて、表題中間体を無色の樹脂(1.33g、収率70%)として単離した。1H NMR(DMSO d6) δ:7.09(d、J=2.6Hz、1H)、6.94(m、1H)、6.83(m、1H)、4.56(m、1H)、4.21(m、4H)、3.98(t、J=8.8Hz、1H)、3.66(dd、J=8.8、6.7Hz、1H)、3.50(m、3H)、3.38(d、J=6.7Hz、2H)、2.65(m、4H)。
中間体42.ii(61mg、0.2mmol)及び8−ブロモ−2−メトキシ−1,5−ナフチリジン(購入可能)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題化合物を薄黄色の固体(71mg、収率77%)として単離した。1H NMR(CDCl3) δ:8.40(d、J=5.3Hz、1H)、8.09(d、J=9.1Hz、1H)、7.04(m、3H)、6.85(d、J=8.8Hz、1H)、6.37(d、J=5.3Hz、1H)、6.31(d、J=6.4Hz、1H)、4.65(m、1H)、4.30(m、1H)、4.25(s、4H)、4.05(s、3H)、3.98(m、4H)、3.84(dd、J=8.5、6.7Hz、1H)、3.25(t、J=6.7Hz、2H)、2.93(m、1H)、2.81(m、1H)。MS(ESI、m/z):464.3[M+H+]。
43.i. 6−ヨード−4−(4−メトキシ−ベンジル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン:
6−ヨード−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン(6.88g、25mmol)の、DMF(50ml)中の溶液を、4−メトキシベンジルクロリド(3.8mL、28mmol、1.1eq.)及びCs2CO3(9.78g、30mmol、1.2eq.)で処理した。混合物をrtにて4h攪拌し、そしてEA(300ml)と水(300ml)の間で分画した。有機相を水(250ml)及び塩水(200ml)で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をMeOH/Et2Oで粉砕して、固形物をろ過し、MeOH/Et2Oで洗浄し、そしてHV下で乾燥して、表題中間体をベージュ色の固体(7.8g、収率79%)として得た。MS(ESI、m/z):395.7[M+H+]。
(S)−オキシラニルメチル−カルバミン酸 ベンジルエステル(9.3g、45mmol、1.5eq.)及びアゼチジン−3−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(5.2g、30mmol)の、MeOH(60ml)中の溶液を、MgSO4(7.9g)で処理し、そして40℃にて3h加熱した。混合物をEA/MeOH、19:1(150ml)と水(200ml)の間で分画した。水層をEA/MeOH、19:1(150ml)で再び洗浄し、合わせた有機相を塩水(150ml)で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をEAで粉砕し、そしてろ過し、表題中間体を無色の固体(3.4g、収率30%)として得た。MS(ESI、m/z):380.2[M+H+]。
中間体43.ii(3.42g、9mmol)の、MeOH(100ml)中の溶液を、K2CO3(1.35g、9.8mmol、1.09eq.)で処理し、そして60℃にて4h加熱した。混合物を真空濃縮し、そしてFC(EA/MeOH、19:1、9:1+1%NH4OH)で精製して、表題中間体を無色の固体(2.3g、収率95%)とて得た。MS(ESI、m/z):273.3[M+H+]。
中間体43.iii(1g、3.7mmol)、中間体43.i(1.46g、3.7mmol、1eq.)、CuI(141mg、0.74mmol、0.2eq.)及びK2CO3(1.02g、7.4mmol、2eq)を、Arでパージしたバイアル中にチャージし、そして1,2−ジアミノシクロヘキサン(0.091mL、0.74mmol、0.2eq.)及びジオキサン(22ml)を固形物に添加した。得られた混合物をArでパージし、そして100℃に2日間加熱した。混合物をEAと水の間で分隠し、有機相を水と塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をFC(EA、EA/MeOH、9:1+1%NH4OH)で精製して、表題中間体を茶色のフォーム(1.14g、収率58%)として得た。MS(ESI、m/z):539.2[M+H+]。
中間体43.iv(1.13g)を出発物質として、そして方法Aを用いて、表題中間体を無色の樹脂(0.85g、収率92%)として単離した。MS(ESI、m/z):439.5[M+H+]。
中間体43.v(429mg、1.9mmol)及び4−ブロモ−6−フルオロキノリン(購入可能)を出発物質として、そして方法Fを用いて、表題中間体を薄黄色の固体(929mg、収率84%)として単離した。MS(ESI、m/z):584.4[M+H+]。
中間体43.vi(905mg、1.55mmol)のTFA(15ml)中の、封止したフラスコ内の溶液を、80℃にて一晩加熱した。揮発物を減圧下で除き、そして残渣を、DCM/MeOH 9:1(130ml)とNH4OH(80ml)の間で分画した。有機相を水(100ml)で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をDCM/MeOHから結晶化して、表題化合物を無色の固体(0.5g、収率70%)として得た。1H NMR(CDCl3) δ:8.40(d、J=5.3Hz、1H)、8.09(d、J=9.1Hz、1H)、7.04(m、3H)、6.85(d、J=8.8Hz、1H)、6.37(d、J=5.3Hz、1H)、6.31(d、J=6.4Hz、1H)、4.66(m、1H)、4.30(m、1H)、4.25(s、4H)、4.05(s、3H)、3.98(m、3H)、3.84(dd、J=8.5、6.7Hz、1H)、3.25(t、J=6.7Hz、2H)、2.93(m、1H)、2.81(m、1H)。MS(ESI、m/z):464.3[M+H+]。
44.i. 3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−(3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−イルメチル)−オキサゾリジン−2−オン:
製造Eの化合物(9g、25mmol)と3−ヒドロキシアゼチジン 塩酸塩(4.1g、1.5eq.)を、方法Bを用いてカップリングし、表題中間体をベージュ色の固体(1.3g、収率17%)として得た。MS(ESI、m/z):307.3[M+H+]。
中間体44.i(0.15g、0.49mmol)、PPh3(0.141g)及び6−メトキシ−キノリン−4−オール(0.086g)の、THF(1ml)中の溶液に、DIAD(0.116ml)を滴下した。混合物をrtにて1.5h攪拌し、真空濃縮し、そしてFC(EA、EA/MeOH、9:1+1%NH4OH)で精製して、表題化合物を黄色の油状物(12mg)として得た。MS(ESI、m/z):464.5[M+H+]。
インビトロアッセイ
実験方法:
これらのアッセイは、“Methods for dilution Antimicrobial Susceptibility Testsfor Bacteria that Grow Aerobically、4th ed.;Approved standard:NCCLS Document M7−A4;National Committee for Clinical Laboratory Standards:Villanova、PA、USA,1997”の記載に従って実施した。NCCLSガイドライン(National Committee for ClinicalLaboratory Standards.Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility)に従って、ミクロ希釈法によりカチオン調整Mueller Hinton Broth(BBL)中で、最小阻害濃度(MIC;mg/l)を測定した。試験培地のpHは、7.2〜7.3であった。
全実施例化合物を、数種のグラム陽性及びグラム陰性菌に対して試験した。
下の表に、抗菌試験の結果を示す(MICはmg/lで表す):
Claims (12)
- 式Iの化合物、又はそのような化合物の塩:
U、V、W及びXの1つ又は2つはNを表し、残りはCHを表すが、Xについては、CRa(Raはフッ素である。)を表してもよく;
R1は、アルコキシ、ハロゲン又はシアノを表し;
R2は、H、CH2OH、CH2N3、CH2NH2、アルキルカルボニルアミノメチル又はトリアゾール−1−イルメチルを表し;
R3は、Hを表すが、nが1の場合には、R3はまた、OH、NH2、NHCOR6又はトリアゾール−1−イルを表してもよく;
Aは、CR4を表し;
Kは、O、NH、OCH2、NHCO、NHCH2、CH2NH、CH2CH2、CH=CH、CHOHCHOH又はCHR5を表し;
R4はHを表すか、又はR5と一緒に結合を形成し、又は、KがO、NH、OCH2又はNHCOでない場合には、R4はOHを表すことができ;
R5はOHを表すか、又はR4と一緒に結合を形成し;
R6は、アルキルを表し;
mは0又は1であり、そしてnは0又は1であり、;そして
Gは、基
Z1はCHを表し、Z2はNを表し、かつZ3はCH又はNを表すか;又は
Z1はCHを表し、Z2はCHを表し、かつZ3はCH又はNを表し;
そして環Pは、下記より選択される:
- R1がメトキシである、請求項1又は2に記載の式Iの化合物、又はそのような化合物の塩。
- U及びVがそれぞれNを表し、かつW及びXがそれぞれCHを表すか、又はU及びVがそれぞれCHを表し、かつW及びXがそれぞれNを表すか、又はU及びWがそれぞれNを表し、かつV及びXがそれぞれCHを表す、請求項1〜3の1つに記載の式Iの化合物、又はそのような化合物の塩。
- m及びnがそれぞれ0である、請求項1〜4の1つに記載の式Iの化合物、又はそのような化合物の塩。
- mが1かつnが0である、請求項1〜4の1つに記載の式Iの化合物、又はそのような化合物の塩。
- Gが3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イルである、請求項1〜6の1つに記載の式Iの化合物、又はそのような化合物の塩。
- 下記から選択される請求項1〜3の1つに記載の式Iの化合物:
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルオキシ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(R)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(S)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−ヒドロキシメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−アジドメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−カルボン酸 (6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミド;
1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−3−カルボン酸 (6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−アミド;
6−((R)−5−{3−[(E)−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−ビニル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(1R,2R)−1,2−ジヒドロキシ−2−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イル)−エチル]−ピロリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イルメチレン)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{4−ヒドロキシ−4−[ヒドロキシ−(3−メトキシ−キノキサリン−5−イル)−メチル]−ピペリジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−メチル]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−2−アミノメチル−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
N−{(2S,4S)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アセタミド;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−アミノ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(2S,4S)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−2−[1,2,3]トリアゾール−1−イルメチル−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4S*)−3−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[(3R*,4R*)−3−ヒドロキシ−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
又はそのような化合物の塩。 - 下記から選択される請求項1〜3の1つに記載の式Iの化合物:
6−{(R)−5−[3−(3−フルオロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(3−フルオロ−6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(3−フルオロ−6−メトキシ−キノリン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−((R)−5−{3−[(6−メトキシ−キノリン−4−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシメチル)−アゼチジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
N−{(3R*,4R*)−4−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−ピロリジン−3−イル}−アセタミド;
(R)−3−(6,7−ジヒドロ−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピリダジン−3−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キナゾリン−4−イルオキシ)−ピロリジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−((R)−5−{3−[(3−メトキシ−キノキサリン−5−イルメチル)−アミノ]−アゼチジン−1−イルメチル}−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−メトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
4−{1−[(R)−2−オキソ−3−(3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]チアジン−6−イル)−オキサゾリジン−5−イルメチル]−アゼチジン−3−イルアミノ}−キノリン−6−カルボニトリル;
6−{(R)−5−[3−(6−フルオロ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
6−{(R)−5−[4−(6−メトキシ−キノリン−4−イルアミノ)−ピペリジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]チアジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−[1,5]ナフチリジン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
6−{(R)−5−[3−(6−フルオロ−キノリン−4−イルアミノ)−アゼチジン−1−イルメチル]−2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル}−4H−ベンゾ[1,4]オキサジン−3−オン;
(R)−3−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−5−[3−(6−メトキシ−キノリン−4−イルオキシ)−アゼチジン−1−イルメチル]−オキサゾリジン−2−オン;
又はそのような化合物の塩。 - 医薬としての、請求項1〜9の1つに定義した式Iの化合物、又はその薬学的に許容される塩。
- 請求項1〜9の1つに定義した式Iの化合物、又はその薬学的に許容される塩を、活性成分として、そして少なくとも1つの薬学的に不活性な賦形剤を含む医薬組成物。
- 細菌感染の予防又は治療のための医薬の製造のための、請求項1〜9の1つに定義した式Iの化合物、又はその薬学的に許容される塩の使用。
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