JP5320941B2 - 生体成分接触用途の膜の製造方法 - Google Patents
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Description
1.膜の生体成分との接触面の反対側の面に液体が充填されていない状態下にて抗トロンビン活性を有する化合物を含む液体を前記生体成分との接触面と接触させて製造することを特徴とする、生体成分接触用途の膜の製造方法。
2.前記製造された膜において、膜を1cm2当たり160μlのヒト血漿を0.5ml/minの流速で4時間流した際に、膜からの前記抗トロンビン活性を有する化合物の溶出量が1μg/ml未満であることを特徴とする前記1記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
3.前記製造された膜において、前記抗トロンビン活性を有する化合物が膜に1mg/m2以上含まれることを特徴とする前記1または2記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
4.前記液体を生体成分との接触面と接触させた後、放射線を照射することを特徴とする前記1〜3のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
5.前記液体を生体成分との接触面と接触させた後、除去してから放射線を照射することを特徴とする前記4に記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
6.前記放射線を照射した後、界面活性剤を用いて洗浄することを特徴とする前記4または5に記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
7.前記抗トロンビン活性を有する化合物が抗トロンビン活性部分および高分子鎖部分を含むことを特徴とする前記1〜6のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
8.前記抗トロンビン活性を有する化合物が4−メトキシ−ベンゼンスルホニル−Asn(PEG2000−Ome)−Pro−4−アミジノベンジルアミドであることを特徴とする前記7に記載の膜の製造方法。
9.前記膜が前記抗トロンビン活性を有する化合物とは異なる親水性高分子化合物を含むことを特徴とする前記1〜8のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
10.前記親水性高分子化合物が、ポリビニルアルコール、ポリエーテル、ポリビニルピロリドンおよびポリエーテルとポリシロキサンからなる物質からなる群より選ばれる少なくとも一つを含むことを特徴とする前記9に記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
11.前記ポリエーテルとポリシロキサンからなる物質がポリエーテル/ポリシロキサン共重合体であることを特徴とする前記10に記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
12.前記親水性高分子化合物が前記抗トロンビン活性を有する化合物を含む液体に含まれたものを生体成分との接触面と接触させることを特徴とする前記9〜11のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
13.前記抗トロンビン活性を有する化合物を含む液体が下記条件Aを満たし、下記条件Bを満たす有機溶媒を含んだ溶液であることを特徴とする前記1〜12のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
A:含有水分は25vol%以上90vol%以下
B:少なくとも一つが2級または3級である水酸基を含有
14.前記抗トロンビン活性を有する化合物を含む液体がpH3以上10未満の緩衝液を含む溶液であることを特徴とする前記1〜13のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
P=100×(a)/(b) 式(1)
上式中、PはPPGの含有率(mol%)とし、(a)はポリエーテル中のPPGユニットの数、(b)はポリエーテル中のエーテルユニットの数とする。ポリエーテル中のPPGユニットとは下記化学式で表される構造のことを指す。
また、ポリエーテルは共重合されていてもよく、その場合、ポリエーテル中のPPGの他の共重合成分等としては、入手のしやすさ等の観点から、PEGがよい。また、かかるPEGとPPGからなる物質において、その効果を損なわない程度に他の共重合成分等が含まれていても構わない。
(式2)中の記号は以下の通り。
(k):ケン化度
(m):PVA中の式[化4]で表されるモノマー繰り返し単位数
(n):PVA中の式[化5]で表されるモノマー繰り返し単位数
また、親水性高分子化合物の量も少なすぎると、血小板付着抑制効果が低いという問題がある。本発明の膜は、表面親水性高分子量が20重量%以上であることが好ましい。ここで、表面親水性高分子量とは、膜の表面における親水性高分子のモノマーユニットの重量(モノマーユニットのモル数×モノマーユニットの分子量)を(A)、膜の表面における膜を構成する高分子のモノマーユニットの重量(モノマーユニットのモル数×モノマーユニットの分子量)を(B)としたときに、A/(A+B)で表される比率と定義する。表面親水性高分子量は、膜の表面の親水性の度合いを表すパラメータとなる。
抗トロンビン活性を有する化合物および該化合物を溶解および/または分散している有機溶媒水溶液に含まれる水の体積)/(抗トロンビン活性を有する化合物および該化合物を溶解および/または分散している有機溶媒水溶液の体積)×100(%)
有機溶媒の存在下で、抗トロンビン活性を有する化合物を膜に接触させる方法としては、抗トロンビン活性を有する化合物を有機溶媒に溶解または分散し、得られた液体に膜を浸漬させたり、膜に塗布したりする方法が挙げられる。ここで、抗凝固能を有する化合物が溶解するとは、その化合物が溶媒に溶けて均一混合物、すなわち溶液になることを指す。また、抗トロンビン活性を有する化合物が分散するとは、その化合物がコロイドやミセル状態など溶媒中に散在することを指す。また、抗トロンビン活性を有する化合物が目的の有機溶媒に溶解しにくい場合は、抗トロンビン活性を有する化合物に対する溶解度が高い溶媒に溶解させた溶液を膜と接触させた後に、その溶媒を目的とする有機溶媒に置換してもよい。このとき抗トロンビン活性を有する化合物を溶解させる溶媒は、水などの無機溶媒でもよい。すなわち、抗トロンビン活性を有する化合物を水に溶解した溶液に膜を接触させた後、水を有機溶媒に置換してから膜に放射線を照射するのである。また、本発明者らは、抗トロンビン活性を有する化合物を有する液体を膜に接触させた状態で放射線照射を行うと、放射線により化合物が膜内部に浸透する場合があり、膜表面に抗凝固機能を付与するために十分な存在量を表面上にて確保できない場合があることを見出した。さらに検討を進めた結果、当該液体を接触させた後、排出等を行って除去し、その後に放射線照射を行うと、膜表面に十分な抗凝固機能を付与するための化合物の存在量を確保でき、最低限の添加量とできることを見出した。
また、本発明で用いられる緩衝液を含む溶液とは、上記緩衝液の水溶液や、他の溶媒、溶液を含む溶液を意味するものであるが、緩衝液を含む溶液全体として上記した緩衝液のpHの範囲を超えて変動するものを意味するものではなく、好ましくは緩衝液のpHが変動しないものである。
アイソタクティック−PMMA5重量部とシンジオタクティック−PMMA20重量部を、ジメチルスルホキシド75重量部に加え、110℃で8時間撹拌し製膜原液を得た。この製膜原液をオリフィス型二重円筒型口金から吐出し、空気中を300mm通過させた後、水100%の凝固浴中に導き中空糸膜を得た。この際、内部注入気体として乾燥窒素を用いた。得られた中空糸膜の内径は0.2mmであり、膜厚は0.03mmであった。
[緩衝液の調製]
pH5の緩衝液はBis−Tris(同仁化学製)と塩化ナトリウム(シグマアルドリッチ製)を各々最終濃度0.05M,0.1Mとなるように超純水に溶解させ、6規定塩酸(シグマアルドリッチ製)を滴下しながらpH5となるように調製した。pHの測定にはガラス電極法を用い、HORIBA製pHメータ カスタニーLAB F−22を用いて測定した。その結果、pHは5.0であった。
[化合物Aの充填量測定]
化合物Aの充填量測定には、試薬にHaemoSys社製のECA−Tキットを使用し、装置にTECO Medical Instruments Production社製のCOATRON M1(code 80 800 000)を使用した。
1.ヒト血漿(コスモバイオ発売 Human Plasma 12271210, lot.16878)80μlに、測定対象溶液を20μl加え攪拌した。この溶液をサンプル溶液とする。
2.ECA prothrombin buffer 100μl、サンプル溶液30μl、ECA−T substrate 25μlを混合し37℃の温度で60秒間インキュベートし、装置にセッティングした。
3.ECA ecarin reagent 50μl加えて測定を行った。
ブランクの測定対象溶液として超純水を用い調製したサンプルで測定を行った。化合物Aの標準溶液を測定した結果から、検量線を作成し、抗トロンビン活性から化合物Aの存在量を算出した。各実施例、比較例、参考比較例に記載の条件で、ミニモジュールへ化合物Aと化合物Bからなる溶液を充填し、充填前とγ線照射前の溶液中に残存する化合物Aの存在量を測定し、充填量とした。
[化合物Aのグラフト量測定]
各実施例、比較例、参考比較例におけるγ線照射後の洗浄液を上記化合物Aの充填量測定における測定対象溶液とし、化合物Aの存在量を測定した。ここで、化合物AはPG30体積%の水溶液(Bis−Tris緩衝液を添加しpHは5に調整)中でγ線照射すると、抗トロンビン活性がγ線照射前の約80%になることから、抗トロンビン活性から化合物Aの存在量を算出する際、1.25を乗じた。化合物Aのグラフト量を下記式から求めた。
(化合物Aのグラフト量)=(化合物Aの充填量)−(洗浄液中の化合物A存在量)×1.25
[溶出物確認方法]
血液中への溶出物の確認は以下の方法で行った。すなわち、蒸留水に抗トロンビン活性を有する化合物Aと化合物Bを溶解して、所定濃度の化合物A及び化合物Bの水溶液を調製し、各実施例と比較例に示すような組成の溶液に調製し、所定量をミニモジュールに充填し、γ線照射した。化合物A及び化合物Bの水溶液をミニモジュールに充填するときの具体的手順は、各実施例、比較例にて後述する。また、比較例1と2で化合物Aと化合物Bを充填する際に使用した回路を示す概略系統図を図2に示す。
[血液循環試験]
血液はボランティアから提供され、クエン酸を採血量の9分の1の体積比で予め添加した溶液に採血した。循環試験直前にクエン酸加血1mlに対して凝固促進剤としてカルチコールを436μlとなるよう血液に添加した。循環回路にはシリコンチューブ(図3中11)を用い、ペリスタポンプ(図3中8)で循環した。流量は0.9ml/minに調節し、図1記載の1‘と接続したシリコンチューブから血液を入れ、中空糸内部の気泡を除去し、図1記載の1と接続したシリコンチューブから出てきた初流の0.5mlは廃棄した。続いて、素早くシリコンチューブの開口部を包接(図3中12)し閉鎖系の回路を作成した(図3)。循環時間は、回路内の凝固が進むにつれてチューブ内圧が上昇することによって起こる回路の包接部の解放までにかかる時間を測定した。当該時間が長い程、回路内の凝固が起こり難い、抗血栓性に優れた膜であることを示す。
(実施例1)
PMMA中空糸ミニモジュールの血液接触側(中空糸内側)と非接触側(中空糸外側)の液体を圧空によって除去した。続いて、化合物Aを5000μg/mlと下記化学式にて示されるPEG化ポリシロキサン(化合物B)
(実施例2)
PMMA中空糸ミニモジュールの血液接触側と非接触側の液体を圧空によって除去した。続いて、化合物Aを5000μg/mlと化合物Bを1000μg/ml含むPG30体積%の水溶液(Bis−Tris緩衝液を添加しpHは5に調整)を血液接触側にのみ1mlシリンジを用いて約400μlを充填した。その後、圧空によって充填液を排出させた。4ヶ所のポートを密栓した状態でγ線を照射した。このときγ線の吸収線量は25kGyであった。さらに実施例1の操作1を行った。化合物Aの充填量は0.35g/m2、使用量は0.7g/m2であり、グラフト量は17mg/m2であった。化合物Aの溶出量を測定したところ0μg/mlであった。また血液循環試験の結果、循環時間は38分であった。これは、実施例1では、液体を充填した状態でγ線を照射させたため、若干量の化合物Aが膜内部に浸透して、抗凝固機能を発揮するための表面存在量が低下した(グラフト量は実施例1の方が多いが、これは膜内部の存在量まで測定した結果である)が、本実施例では、充填液の排出除去後にγ線を照射しているため、化合物Aの表面存在量が多いためであると考えられる。
(比較例1)
PMMA中空糸ミニモジュールの血液接触側と非接触側の液体を圧空によって除去した。ペリスタポンプによって1ml/minの流速で化合物A及び化合物Bを含む水溶液(100μg/ml含むPG30体積%の水溶液(Bis−Tris緩衝液を添加しpHは5に調整)水溶液30mlをPMMA中空糸ミニモジュールの一方の血液ポートから導入してもう一方の血液ポートへ流し、15分間循環した。続いて、新たに調製した化合物A及び化合物Bを含む(各々100ppm)水溶液30mlを栄研チューブ(図2中9)に入れ、中空糸内を経由しもう一方の血液ポートから出し、チューブを介しかかる血液ポート側の透析液ポートに入れもう一方の透析液ポートへと流し、これを15分間循環した。その後、実施例1と同一の条件でγ線を照射し、操作1を行った。化合物Aの溶出量を測定したところ0μg/mlであった。また血液循環試験の結果、循環時間は23分であった。
(比較例2)
PMMA中空糸ミニモジュールの血液接触側と非接触側の液体を圧空によって除去した。ペリスタポンプによって1ml/minの流速で化合物A及び化合物Bを含む水溶液(各々1000μg/ml含むPG30体積%の水溶液(Bis−Tris緩衝液を添加しpHは5に調整)水溶液30mlを栄研チューブ(図2中9)に入れ、PMMA中空糸ミニモジュールの一方の血液ポートから導入してもう一方の血液ポートへ流し、15分間循環した。続いて、新たに調製した化合物A及び化合物Bを含む水溶液(濃度は各々1000ppm)水溶液30mlを中空糸内を経由しもう一方の血液ポートから出し、チューブを介しかかる血液ポート側の透析液ポートに入れもう一方の透析液ポートへと流し、これを15分間循環した。その後、実施例1と同一の条件でγ線を照射し、操作1を行った。化合物Aの溶出量を測定したところ0μg/mlであった。また血液循環試験の結果、循環時間は25分であった。
(比較例3)
PMMA中空糸ミニモジュールの血液接触側と非接触側の液体を圧空によって除去した。続いて、化合物Aを5000μg/mlとPEG化ポリシロキサン(化3、化合物B)を1000μg/ml含むPG30体積%の水溶液(Bis−Tris緩衝液を添加しpHは5に調整)を血液接触側及び非接触側に5mlシリンジを用いて約2ml充填した。4ヶ所のポートを密栓した状態でγ線を照射した。このときγ線の吸収線量は25kGyであった。操作1を行った。化合物Aの充填量は1.5g/m2、使用量は8.0g/m2であった(グラフト量は測定しなかった)。化合物Aの溶出量を測定したところ0μg/mlであった。また血液循環試験の結果、循環時間は35分であった。すなわち、本態様では、実施例1、2に比べて化合物Aの使用量が格段に多いものの、血液接触側と非接触側の両方に液体充填した場合は、同等の循環時間の結果しか得られないことが示されている。
(比較例4)
PMMA中空糸ミニモジュールの血液接触側と非接触側に蒸留水を充填し、4ヶ所のポートを密栓した状態でγ線を照射した。このときγ線の吸収線量は25kGyであった。ミニモジュールの中空糸膜およびモジュール内部を、ペリスタポンプを用いて25℃の温度の蒸留水及び生理食塩水、各300mlを流速10ml/minで流して洗浄し、中空糸膜ミニモジュールを得た。蒸留水洗浄と生理食塩水洗浄は同時ではない。化合物Aの溶出量を測定したところ0μg/mlであった。また血液循環試験の結果、循環時間は20分であった。
2、2’:透析液ポート
3:モジュールケース
4:中空糸分離膜
5:ポッティング剤
6:ミニモジュール
7:シリコンチューブ(0.8×4.1)
8:ペリスタポンプ
9:ポリスチレンラウンドチューブまたは栄研チューブ
10:血漿
11:シリコンチューブ(2×4)
12:包接部シリコンチューブ(2×4)
Claims (12)
- 膜の生体成分との接触面の反対側の面に液体が充填されていない状態下にて、抗トロンビン活性を有する化合物を含む液体を前記接触面と接触させるステップと、
前記液体を除去した後に、前記接触面に液体が充填されていない状態下にて、放射線を照射し、前記抗トロンビン活性を有する化合物を前記膜の表面に共有結合させるステップと、
を備える、生体成分接触用途の膜の製造方法。 - 製造された膜において、膜を1cm2当たり160μlのヒト血漿を0.5ml/minの流速で4時間流した際に、膜からの前記抗トロンビン活性を有する化合物の溶出量が1μg/ml未満である、請求項1記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 製造された膜において、前記抗トロンビン活性を有する化合物が膜に1mg/m2以上含まれる、請求項1または2記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 前記放射線を照射した後、界面活性剤を用いて洗浄するステップを備える、請求項1に記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 前記抗トロンビン活性を有する化合物が抗トロンビン活性部分および高分子鎖部分を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 前記抗トロンビン活性を有する化合物が4−メトキシ−ベンゼンスルホニル−Asn(PEG2000−Ome)−Pro−4−アミジノベンジルアミドである、請求項5に記載の膜の製造方法。
- 前記膜が前記抗トロンビン活性を有する化合物とは異なる親水性高分子化合物を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 前記親水性高分子化合物が、ポリビニルアルコール、ポリエーテル、ポリビニルピロリドンおよびポリエーテルとポリシロキサンからなる物質からなる群より選ばれる少なくとも一つを含む、請求項7に記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 前記ポリエーテルとポリシロキサンからなる物質がポリエーテル/ポリシロキサン共重合体である、請求項8に記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 前記親水性高分子化合物が前記液体に含まれたものを生体成分との接触面と接触させることを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
- 前記液体が下記条件Aを満たし、下記条件Bを満たす有機溶媒を含んだ溶液である、請求項1〜10のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
A:含有水分は25vol%以上90vol%以下
B:少なくとも一つが2級または3級である水酸基を含有 - 前記液体がpH3以上10未満の緩衝液を含む溶液である、請求項1〜11のいずれかに記載の生体成分接触用途の膜の製造方法。
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