JP5320928B2 - 飲料充填システム - Google Patents
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Description
この種の容器入り飲料の製造工程は、殺菌・洗浄等された空の容器がコンベア等の搬送手段で搬送され、その搬送過程において、所定の飲料が所定量だけ各容器に充填され、その後、容器が蓋材等により密封されて容器入り飲料として出荷される。
すなわち、容器入り飲料の製造ラインでは、搬送されてくる大量の空容器に対して、同じ種類の飲料が同じ分量だけ充填されて密封等され、同一の容器入り飲料が大量に生産されるようになっている。例えばコーヒー飲料であれば、同じ成分のコーヒー飲料が同じ分量だけ各容器に充填・密封されて、例えば1000個単位で同一種類の容器入り飲料が製造されるようになっている。
従って、この種の容器入り飲料を注文する販売者、消費者も、同一の飲料をまとまった数だけ注文することになり、上記のようなコーヒー飲料としてブラックコーヒー、微糖コーヒー、ミルクコーヒー、カフェオレを注文する場合にも、それぞれ一定数量を同じ数だけ注文しなければならなかった。
しかしながら、このような自動販売機でのコーヒー飲料等の提供・販売は、消費者のボタン操作やバーコード情報等に応じて、一杯ずつ飲料を選択・混合等して提供するものであって、これを大規模な製造ラインにおいて大量の容器入り飲料を製造する工程に当てはめることは不可能であった。
また、商品販売経路の多様化や、売れ行き情報のリアルタイムな収集・分析等により、地域や季節、時間帯等に応じて、多種類の容器入り飲料を一定数ずつ販売することが要請されるようになっている。
また、最終消費者の立場からも、例えば大規模な集会やパーティ向けに、一定のまとまった数の容器入り飲料を注文したい場合があり、その場合に、すべて同一の飲料よりも、参加者・出席者等の要望や嗜好等に応じて、種類の異なる飲料を一定量ずつ注文することができれば、非常に喜ばしいことになる。
また、本発明の飲料充填システムは、前記識別タグに書き込まれた前記飲料情報を読み込む情報読み込み手段を備え、前記制御手段が、前記情報読み込み手段により読み込まれた前記飲料情報に基づいて、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させる構成とすることができる。
従って、少量かつ多種類の注文にも対応可能となり、注文者、消費者の嗜好に対応した容器入り飲料を効率よく正確かつ迅速に充填・製造することができる。
[第一実施形態]
まず、図1〜図9を参照して、本発明の飲料充填システムの第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る飲料充填システムの全体構成を模式的に示す説明図である。
同図に示すように、本実施形態の飲料充填システム1は、複数の容器2を順次搬送し、搬送される複数の各容器2に所定の飲料を注入して封印・出荷するための飲料充填システムである。
そして、本実施形態の飲料充填システム1では、複数の各容器2に対応して識別タグ4が備えられ、搬送経路の適所に配設された情報書き込み手段60(リーダライタ装置61、62)によって、各識別タグ4に各容器2に対応する所定の飲料情報が書き込まれるようになっており、この識別タグ4に書き込まれる飲料情報に基づいて、制御装置30が飲料供給装置20を制御して、複数の各容器2に所定の飲料を注入させるようになっている。
容器搬送装置10は、複数の容器2を整列させた状態で順次搬送経路に沿って搬送させる容器搬送手段であり、所定のタイミングで駆動されるベルトコンベア等により構成される。
具体的には、容器搬送装置10は、図1に示すように、搬送経路の上流側(図面左側)から空の容器2が供給されると、この空の容器2を整列させた状態で順次下流側(図面右側)に搬送させ、搬送経路に沿って配設された飲料供給装置20、容器シール装置40、包装装置50へと容器2を搬送させていく。
本実施形態では、容器搬送装置10に供給されて搬送される容器2は、カップ型の容器となっており、上面に開口したカップ型の容器2が順次搬送され、容器上面の開口から飲料供給装置20により所定の飲料が注入され、その後、容器2の上面開口が容器シール装置40により蓋材3により覆われて封止・密封されるようになっている。
本実施形態では、容器搬送装置10のベルトコンベアには受け台11が備えられており、複数の容器2が2次元方向に複数整列された状態で搬送されるようになっている。
図2は、本実施形態に係る受け台11を示す斜視図である。
同図に示すように、受け台11は、容器2が一つずつ係合・装着される孔が2次元方向に形成された枠体からなり、この受け台11に装着された容器2は、転倒、脱落等することなく整列された状態で搬送されることになる。
受け台11の孔は、孔上方からカップ型の容器2が底面側から挿入可能で、容器2の上部が通過不能に係止する大きさに形成されており、この孔が搬送方向(図2に示す矢印方向)に沿った縦横の二次元方向に複数形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、受け台11には、搬送方向に対して横1列に4個の容器2が配設できるように4個の孔が形成され、この1列4個の孔が搬送方向に沿って複数列設されている。
例えば、本実施形態では、受け台11には横1列4個ずつの孔が形成されているが、孔の数は4個以上であっても4個以下であってもよい。
従って、1列1個の孔を備え、容器2を一次元状に装着・整列されるものであってもよい。
また、受け台11の孔は、容器2の底面側が突出・露出するようになっているが、孔自体を容器形状に形成することもできる。このようにすると、容器2の底面側が露出することなく受け台11によって覆われることになり、搬送時の容器2の姿勢をより堅固に維持でき、また、容器2の全体が覆われることで、容器2を保護することができるようになる。
そして、本実施形態では、上記のような受け台11に、容器2に対応する所定の飲料情報が書き込まれる識別タグ4(受け台タグ4a)が備えられている。
具体的には、受け台11の搬送方向側面に、容器2が配設される横1列毎に、所定の飲料情報が書き込まれていない識別タグ4(受け台タグ4a)が備えられている(図2参照)。
そして、この受け台タグ4aに、各受け台タグ4aに対応する各列に配設される複数(例えば4個)の容器2についての所定情報(飲料情報)が書き込まれるようになっている。
なお、以上のような受け台11を備えず、ベルトコンベア等に直接容器2を搭載して搬送することも可能である。その場合には、ベルトコンベア上の各容器2と対応する位置に受け台タグ4aに相当する識別タグ4を備えるようにする。
ICタグは、非接触ICタグ、RFID(RadioFrequencyIdentification)タグ、RFIDチップ、RFタグ等とも呼ばれ、ICチップと無線アンテナを樹脂やガラス等で封止してタグ(荷札)状に形成した超小型(例えば40mm×20mm等)の通信端末で、ICチップに所定の情報を記録して対象物にタグを取り付け、記録した情報を無線通信により読取装置(リーダ・ライタ)側でピックアップすることにより、ICチップに記録された情報を認識、表示するものである。
このようなICタグを用いることで、複数の各容器2に対応する種々の情報、例えば容器2の位置情報や、その容器2に注入する飲料の種類や分量、製造年月日、賞味期限、注文者の氏名・名称、配送先等の種々の情報が記録可能となる。
なお、この種のICタグは、電源を内蔵した能動型(アクティブタイプ)と電源を内蔵しない受動型(パッシブタイプ)があり、また、使用する交信周波数によって、135kHzや13.56MHzの周波数帯を使用する電磁誘導方式や、UHF帯や2.45GHz等の周波数帯を使用する電波方式などに分けられる。
また、この受け台タグ4a(及び後述する容器タグ4b)に上記のような飲料情報を書き込むための情報書き込み手段60として、本実施形態では、搬送経路上の適切な位置にICタグ用のリーダライタ装置61、62が配設されている(図1参照)。このリーダライタ装置61、62が、制御装置30の書き込み制御により、各容器2に飲料が注入される前又は注入と同時、あるいは注入された後に、その注入される飲料に対応する所定の飲料情報を識別タグ4(受け台タグ4a、容器タグ4b)に書き込むようになっている。
ここで、この第一のリーダライタ装置61による受け台タグ4aへの書き込みは、飲料供給装置20と同期を取ることにより行われる。例えば、飲料供給装置20により飲料が供給された容器2が、何サイクル目(何番目)に第一のリーダライタ装置61の書き込みタイミングに搬送されるかをカウントすることで、その容器2に注入された飲料に対応する飲料情報を、当該容器2に対応する受け台タグ4aに書き込ませることができる。
この第二のリーダライタ装置62も、第一のリーダライタ装置61と同様、制御装置30から飲料供給装置20に出力される制御信号と同様の内容の飲料情報が送出され、飲料が注入された各容器が蓋材3により密封・シールされたタイミングで、対応する各容器の蓋材3に貼付された容器タグ4bに書き込まれるようになっている(図1に示す一点鎖線参照)。
飲料供給装置20は、容器搬送装置10により搬送される複数の各容器2に、所定の飲料を注入する飲料供給手段である。
具体的には、飲料供給装置20は、空の容器2が供給された容器搬送装置10の下流側(図1の図面右側)に位置しており、種類の異なる飲料を貯留した複数の飲料タンク21と、各飲料タンクに対応した複数のノズル22を備えている。そして、飲料供給装置20は、制御装置30の制御により、容器搬送装置10によって搬送されてくる空の容器2に対して、1又は2以上の飲料タンクの飲料を注入するようになっている。
複数の飲料タンク21には、コーヒーや紅茶、日本茶、ジュース、コーラ等のそれぞれ種類の異なる飲料が貯留されており、各タンクの飲料が、そのまま、あるいは二以上のタンクの飲料が混合されて、各容器2に注入されるようになっている。
このように複数の飲料タンクを備えることにより、同じコーヒー飲料であっても、味の異なる任意のコーヒーを調合して容器2に注入することができ、注文者の細かい注文内容に対応することができるようになっている。
同図に示すように、同じコーヒー飲料、例えばミルクコーヒーであっても、カフェオレ、ラテ、深炒り、浅炒り・・・と、味や嗜好により濃度や成分が異なる。
ここで、図3に示すように、注文者(Iさん)からの注文として、「カフェオレ:3カップ、ブラック:1カップ、エスプレッソ:1カップ、エスプレッソ+カフェオレ:3カップ」という注文があったとする。
この場合、飲料タンク21は、調合タンク1(レギュラーコーヒー濃いめ)、調合タンク2(レギュラーコーヒー薄め)、調合タンク3(エスプレッソ)、ミルクタンク、糖液タンクの5つの飲料タンク21a〜21eを備えているので、上記注文に対応する各飲料タンク21の組み合わせは、図3に示すように以下のようになる。
エスプレッソ=調合タンク3
カフェオレ=調合タンク2+ミルクタンク
ブラックコーヒー=調合タンク1
なお、飲料タンク21にどのような飲料を貯留・充填しておくか、飲料タンク21の数をいくつ設けるか等については、注文量や注文内容の傾向等に応じて任意に設定することができる。
例えば、上記図3の例で示すように、コーヒー飲料でカフェオレの注文が多い場合には、調合タンク2に「レギュラーコーヒー薄め+ミルク」を調合したカフェオレ飲料を貯留しておくことができる。このようにすると、複数タンクの調合を行う必要がなくなり、より簡単な制御・動作により飲料の注入が行えるようにある。
また、この場合、「レギュラーコーヒー薄め+ミルク」の飲料タンクと、「カフェオレ」の飲料タンクをそれぞれ設けておくことも勿論可能である。
ここで、各ノズル22を制御する制御信号は、上述した受け台タグ4aに書き込まれる飲料情報に対応した内容となっており、注文内容に応じた所定の飲料が各容器2に注入されるようになっている。
そして、この飲料供給装置20から各容器2に注入される飲料の内容・成分・分量等が、その容器2に対応する受け台タグ4aに飲料情報として書き込まれることになる。これにより、各容器2に注入される飲料と、その飲料の内容を示す飲料情報とを、誤りなく一対一で対応させて管理・制御することが可能となる。
制御装置30は、飲料供給装置20を制御して複数の各容器2に所定の飲料を注入させるための本飲料充填システム1の制御手段である。
具体的には、制御装置30は、上述した容器搬送経路上の情報書き込み手段60(リーダライタ装置61、62)及び飲料供給装置20のノズル22に接続されたコンピュータにより構成されている。
すなわち、制御装置30は、プロセッサ(CPU)、データ記憶手段(RAM、ROM、ハードディスク等)、入出力インタフェース、データ入力手段(キーボード、マウス、スキャナ等)、データ出力手段(ディスプレイ、プリンタ等)等を備えたコンピュータ装置により構成されている。
また、制御装置30は、リーダライタ装置62を介して、飲料が注入された蓋材で密閉された容器2に備えられた識別タグ4(容器タグ4b)に、その容器2に対応する受け台タグ4aに書き込まれているのと同様の飲料情報を書き込む。これによって、注入が完了した飲料情報が容器側に書き込まれることになり、包装・出荷される各容器2について、中身の飲料の内容・成分・分量や注文者等の情報が、容器タグ4bの飲料情報が読み込まれることで得られることになる。
ここで、データ入力部31は、制御装置30に接続されたキーボードやディスプレイ、スキャナ装置等、コンピュータにデータ入力可能な任意のデータ入力手段により構成することができる。
また、本実施形態では、データ入力部31として、図3に示すように、飲料情報を含む所定の注文情報をネットワークを介して受信する受信部31aを備えている。すなわち、受信部31aは、図4に示すように、ネットワーク200を介して外部の情報処理装置100とデータ送受信可能に接続されており、外部の任意の装置100からの情報を受信して、制御装置30に入力・記憶させるようになっている。
このように、本実施形態の飲料充填システム1を、制御装置30の受信部31を介して外部の任意の装置100と通信可能に接続することによって、コンビニエンスストアやスーパー等の小売業者や個人の注文者が、自らのコンピュータや携帯電話機等を使用して、制御装置30に所定の飲料情報を含む飲料の注文情報を送信することができる。
そして、制御装置30では、受信部31aを介して受信した注文情報から所定の製造条件情報、飲料情報を抽出し、飲料供給装置20を制御し、また、情報書き込み手段60を介して識別タグ4(受け台タグ4a、容器タグ4b)に飲料情報の書き込みを行うことができる。
図5(a)に、制御装置30に対して直接に又はネットワークを介して間接に入力される情報の一例を示す。
同図に示すように、制御装置30に入力される情報は、注文者(Aさん)単位で入力・記憶され、注文者単位・飲料の種類単位で与えられる識別情報(I−1〜I−6)、飲料の種類(コーヒーの濃さ、ミルク及び砂糖の有無と程度)、各飲料の数量を示す情報が含まれている。その他、図示しないが、注文者(Aさん)の住所や連絡先、飲料の配送先、配送日時、支払い方法等、発注及び納品に必要な情報も注文情報に含むことができる。
また、以上のような注文情報が記載された文書(注文書)がFAXや郵便で制御装置30側に送られ、その注文書の記載内容がオペレータ等によってキーボード入力されたり、スキャナ装置等で読み取られてテキスト変換されて、制御装置30に入力・記憶される。
このようにして、飲料の注文者は、自分の店の売れ筋飲料や好みの飲料を注文情報として細かく指定して注文することができ、少量多種類の注文であっても容易かつ正確に本飲料充填システム1に対して飲料の発注をすることができる。
図5(b)に、入力された図5(a)に示した注文情報に基づいて制御装置30で生成・保持される飲料の製造条件情報の一例を示す。
同図に示すように、制御装置30で生成される製造条件情報は、注文者(Aさん)単位で生成・記憶され、注文者単位・飲料の種類単位で与えられる識別情報(I−1〜I−6)、飲料の種類(コーヒーの濃さ、ミルク及び砂糖の有無と程度)に応じた各飲料タンクの指定と注入分量、各飲料の数量を示す情報が含まれている。
さらに、制御装置30は、以上のような飲料の注文情報及び製造条件情報を、例えば、日単位や月単位、飲料の種類単位、注文者単位等の任意の項目に基づいて集計・編集等できるようになっている。
同図に示す例では、本飲料充填システム1のある一日における製造結果を集計したもので、飲料の種類単位で与えられる識別情報(A−1〜B−10)、飲料の種類に応じた各飲料タンクの注入分量、各飲料の製造数量を示す情報が含まれている。
この図6に示す集計情報では、ある日の1日の製造結果として、飲料A−1(調合タンク1:180ml、ミルクタンク:なし、糖液タンク:0ml)は総数1005個、飲料A−2(調合タンク1:175ml、ミルクタンク:なし、糖液タンク:5ml)は総数264個・・・、飲料B−10(調合タンク2:155ml、ミルクタンク:5ml、糖液タンク:20ml)は総数4643個が製造されたことがわかる。
このようにして、制御装置30では、製造された飲料について、任意の項目でデータを集計・編集等することができ、本飲料充填システム1の管理・運営等に有用な情報を得ることができる。
容器シール装置40は、飲料が注入された複数の各容器2に蓋材3を取り付けて封止・密封する容器封止手段である。
具体的には、密封シール装置40は、図1に示すように、飲料供給装置20の搬送経路下流側(図1の図面右側)に備えられ、飲料の注入・充填が完了した各容器2に、1個ずつ蓋材3を取り付けて容器を密封・封止するようになっている。
密封シール装置40は、図1に示すように、蓋材3となるロール状に巻かれた樹脂製フィルム材が搬送経路に沿って掛け渡されており、搬送されてくる容器2の上端面にフィルム上の蓋材3が熱溶着等によって固着・シールされた後、フィルム材が各容器2の外形に合わせて裁断されて容器2を1つずつ密封・封止するようになっている。
また、この密封シール装置40により密封された各容器2は、図1に示すように、搬送経路の最下流に備えられたピックアップ装置41によって搬送経路(受け台11)から取り上げられ、さらに下流の包装装置50(図7参照)へと送られることになる。
本実施形態では、以上のような蓋材3に、飲料が注入された各容器2に対応する所定の飲料情報が書き込まれる識別タグ4(容器タグ4b)が備えられている。
具体的には、上述したロール状に巻かれた蓋材3には、所定間隔、すなわち、搬送経路上の各容器の間隔毎に、所定の飲料情報が書き込まれていない識別タグ4(容器タグ4b)が備えられている(図1参照)。
そして、この容器タグ4bに、対応する容器2の受け台タグ4aに書き込まれたのと同様の飲料情報が書き込まれるようになっている。
但し、容器タグ4bの配設位置は、蓋材3に限定されず、容器2の他の部位であってもよい。例えば、容器タグ4bを空の容器2の底面部や側面部に貼付しておくことも可能である。すなわち、容器タグ4bは、容器2の飲料の注入等に影響を与えず、リーダライタ装置との間で確実な無線通信が行える限り、容器2のどのような部分に取り付けることも可能である。
このような容器タグ4bを備えることによって、飲料が注入され封止・密封された各容器2について、その容器2の内容物や注文者、製造ライン、製造履歴等を示す飲料情報が付与されることになり、後述する包装装置50による包装工程や出荷工程、検品工程等の際に、容器タグ4bの情報が読み出されて作業が行われることになる。
本実施形態では、容器タグ4bに書き込まれる飲料情報は、上述した受け台タグ4aに書き込まれた情報と同様となっており、受け台11の各列を特定する情報、各列における各容器2を特定する識別情報、各容器2に注入される飲料の種類及び分量を示す情報、その飲料の注文者を示す識別情報等が書き込まれるようになっている。
具体的には、本実施形態では、図1に示すように、容器シール装置40の下流に、蓋材3に貼付された容器タグ4bを構成するICタグへのデータの書き込みを行う第二のリーダライタ装置62が備えられている。この第二のリーダライタ装置62は、第一のリーダライタ装置61と同様、制御装置30から飲料供給装置20に出力される制御信号と同様の内容の飲料情報が送出され、飲料が注入された各容器が蓋材3により密封・シールされた後のタイミングで、対応する各容器2の蓋材3に貼付された容器タグ4bに書き込まれるようになっている(図1に示す一点鎖線参照)。
例えば、飲料供給装置20により飲料が供給された容器2が、何サイクル目(何番目)に第二のリーダライタ装置62の書き込みタイミングに搬送されるかをカウントすることで、その容器2に注入された飲料に対応する飲料情報を、当該容器2に付された容器タグ4bに書き込ませることができる。
例えば、飲料供給装置20や容器シール装置40の搬送経路下流側に、飲料の注入が終わった各容器の重量を検出する重量検出手段と、この重量検出手段で検出された重量と、当該容器2に対応する飲料情報に基づいて、当該容器2に注入された飲料の分量を照合する照合手段を備えることで、各容器2に正しく飲料の注入が行われたか否かを判定・検出することができる。
そして、制御装置30では、入力された容器2の重量を、その容器2に注入されるべき飲料の分量と比較・照合し、所定の範囲で一致していれば各容器2に正しく飲料の注入が行われたと判定し、それ以外の場合には不良と判定することができる。このようにして、制御装置30を照合手段として機能させることで、各容器2への飲料の供給エラーや、容器2の飲料漏れなどの不具合を出荷前の工程で発見することができる。
また、不良と判定された製品は、容器搬送装置10から取り上げられて良品とは別に分別することができ、これによって、不良品が出荷されることが未然に防止することができる。
包装装置50は、密封された容器2を所定の包装単位で包装する包装手段である。
具体的には、図7に示すように、本実施形態の包装装置50は、容器搬送路51、タグ読み取り機52、分配装置53及び集合包装装置54を備えている。
容器搬送路51は、密封済みの容器2を所定の搬送方向に沿って搬送する搬送手段であり、上述した容器搬送装置10を構成するベルトコンベア等と同様の構成となっている。
本実施形態では、容器搬送路51は、図7に示すように、密封済みの容器2を一列に整列させた状態で搬送させるようになっており、その搬送経路上にタグ読み取り機52が配置され、さらに、その下流には複数の分岐路51a、51b、51c・・・が備えられ、各分岐路に対応して分配装置53及び集合包装装置54が備えられている。
また、容器搬送路51に分岐路を設けず、単一の集合包装装置54を備えるようにしても良い。その場合には、分配装置53も省略することができる。
具体的には、タグ読み取り機52は、容器搬送路51の上方に配設され、容器搬送路51によって移動・通過する容器2の蓋材3に貼付された容器タグ4bの書き込まれた飲料情報を読み取るようになっている。そして、このタグ読み取り機52で読み取られた飲料情報に含まれる注文者の情報に基づいて、同じ注文者に属する容器2が同じ分岐路で分岐して同じ集合包装装置54に集められるように、分配装置53に信号が出力される。
具体的には、本実施形態の分配装置53は、容器搬送路51の複数の分岐路51a、51b、51c・・・に対応して、各分岐路上に位置するアームを備えており、このアームの駆動により、容器搬送路51上を移動・搬送される各容器2が、いずれかの分岐路51a、51b、51c・・・に振り分けられ、各分岐路の先にある各集合包装装置54に搬送される。
なお、分配装置53の構成としては、搬送される容器2を所定の分岐路や集合包装装置に分配できる限り、どのような構成であってもよい。
例えば、本実施形態で示したアーム方式のもの以外にも、例えば、ロール自体が左右に移動して容器を振り分けるチャネライザーにより構成することもできる。
具体的には、集合包装装置54は、分配装置53によって集められた一又は二以上の密封済みの容器2を、集められた単位で一括して集合包装する装置であり、例えば、複数の容器2を二次元状に整列させて全体に透明な樹脂フィルム等を被せて包装し、熱溶着等により包装フィルムをシールするようになっている。
同図に示す例では、6個の密封済み容器2が2列3個ずつに整列された状態で透明な樹脂フィルムによって包装されている。
この状態で飲料製品は完成し、集合包装品2aは出荷可能となる。
このような集合包装装置54により、所定の出荷単位に分配された容器2は、その出荷単位で自動的に包装されるので、誤りなく正確な包装及び製品出荷を効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、以上のように集合包装装置54により集合包装された集合包装品2aには、識別タグ4(出荷製品タグ4c)が付されるようになっている。
出荷製品タグ4cは、集合包装された集合包装品2aの包装表面等に付される識別タグ4であり、出荷単位を示す所定の出荷情報が書き込まれるようになっている。
この出荷製品タグ4cは、上述した受け台タグ4a、容器タグ4bと同様、所定のリーダライタ装置との間で無線によるデータの読み書きが可能なICタグにより構成されている。
また、この出荷製品タグ4cへの出荷情報の書き込みは、集合包装品2aに情報の書き込まれていない識別タグ4を貼付し、その後にリーダライタ装置によって情報の書き込みを行ってもよく、また、予め所定の出荷情報を書き込んだ出荷製品タグ4cを用意しておき、該当する集合包装品2aに貼付するようにしてもよい。
また、出荷製品タグ4cの集合包装品2aへの貼付は、集合包装装置54により容器2の集合包装工程において行ってもよく、また、集合包装品2aが出来上がった後に、集合包装工程より後の工程(例えば出荷工程)において行ってもよい。
次に、以上のような構成からなる本実施形態の飲料充填システムにおける容器入り飲料の製造方法について、図9を参照しつつ説明する。
図9は、本実施形態の飲料充填システムにおける容器入り飲料の製造方法を示すフローチャートである。
同図に示すように、まず、データ入力部31を介して、制御装置30に注文者の注文情報が入力される(ステップ901)。
この注文情報の入力は、制御装置30に接続されたキーボードやディスプレイ、スキャナ装置等を介して行われ、また、図4に示したように、制御装置30にネットワーク200を介して外部の情報処理装置100から送信される。
この製造条件情報は、例えば、図5(b)に示すように、注文者(Aさん)単位で生成・記憶され、注文者単位・飲料の種類単位で与えられる識別情報(I−1〜I−6)、飲料の種類(コーヒーの濃さ、ミルク及び砂糖の有無と程度)に応じた各飲料タンクの指定と注入分量、各飲料の数量を示す情報が含まれる。
具体的には、図5(b)の例では、注文者Aさんの注文飲料6種類合計18個について、I−1「調合タンク1:180ml、ミルクタンク:なし、糖液タンク:0ml」×2個、I−2「調合タンク1:175ml、ミルクタンク:なし、糖液タンク:5ml」×3個、I−3「調合タンク1:173ml、ミルクタンク:2ml、糖液タンク:5ml」×1個、I−4「調合タンク1:175ml、ミルクタンク:5ml、糖液タンク:0ml」×5個、I−5「調合タンク1:150ml、ミルクタンク:10ml、糖液タンク:20ml」×4個、I−6「調合タンク1:158ml、ミルクタンク:2ml、糖液タンク:20ml」×3個、の製造条件が生成される。
まず、制御装置30から制御信号が入力された飲料供給装置20は、容器搬送手段10によって搬送されてくる空の容器2に、上記製造条件情報に従った所定の飲料を所定分量だけ注入する(ステップ903)。
また、リーダライタ装置61は、受け台タグ4aに所定の飲料情報を書き込む(ステップ904)。この受け台タグ4aに書き込まれる飲料情報は、各容器2が搭載される受け台11の各列を特定する情報(例えば1列目、2列目等)、各列における各容器2を特定する識別情報(例えば右から1番目、2番目等)、各容器2に注入される飲料の種類及び分量を示す情報、その飲料の注文者を示す識別情報等が書き込まれる。
その後、リーダライタ装置62が、容器タグ4bに所定の飲料情報を書き込む(ステップ906)。
この容器タグ4bに書き込まれる飲料情報は、対応する受け台タグ4aに書き込まれているのと同様の飲料情報が書き込まれる。
そして、容器タグ4bに飲料情報が書き込まれた密封済みの容器2は、ピックアップ装置41により容器搬送装置10から取り上げられ、包装装置50へと送られる(ステップ907)。
なお、容易重量の照合により不良と判定された容器2は、容器搬送装置10から取り上げられて良品と判定された容器2とは分別され、包装装置50へは送られない。
次いで、タグ読み取り機52で読み取られた飲料情報に含まれる注文者の情報に基づいて分配装置53が駆動制御され、同じ注文者に属する容器2が同じ集合包装装置54に集められるように分配される(ステップ909)。
分配された容器2は、集合包装装置54に集められ、集められた単位で一括して集合包装される(ステップ910)。この集合包装は、例えば、複数の容器2を二次元状に整列させた状態で全体に透明な樹脂フィルム等を被せて包装し、熱溶着等により包装フィルムをシールすることで行われる(図8参照)。
この出荷製品タグ4cに書き込まれる出荷情報は、例えば、集合包装された集合包装品2aの注文者、集合包装品2aに含まれる各容器2の飲料の種類、数量、価格等の情報が含まれる。
これにより、集合包装品2aは出荷可能な状態となる(図8参照)。
これによって、一つ一つの容器単位で飲料の注入・封止・包装について正確な管理が可能となり、個々の容器にそれぞれ種類や分量、混合比等の異なる飲料を充填し、それを注文別に包装・出荷することが可能となる。
従って、本実施形態に係る飲料充填システム1によれば、少量かつ多種類の注文にも対応可能となり、注文者、消費者の嗜好の多様性やリアルタイムな売れ筋情報等に対応した容器入り飲料を効率よく正確かつ迅速に製造・供給することが可能となる。
次に、図10〜図12を参照して、本発明の飲料充填システムの第二実施形態について説明する。
図10は、本発明の第二実施形態に係る飲料充填システムの全体構成を模式的に示す説明図である。
同図に示す本実施形態の飲料充填システムは、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、第一実施形態において搬送工程で飲料情報を書き込んでいた識別タグ4(受け台タグ4a、容器タグ4b)に代えて、予め所定の飲料情報を書き込んだ識別タグ4(容器タグ4d)と、その識別タグ4(容器タグ4d)から飲料情報を読み込む情報読み込み手段70を備えその情報読み込み手段70で読み込んだ飲料情報に基づいて飲料供給装置20を制御するようにしたものである。
従って、その他の構成部分は、第一実施形態とほぼ同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
そして、本実施形態では、この容器タグ4dには、予め各容器2に注入する飲料に対応する飲料情報が書き込まれており、この容器タグ4dの飲料情報が情報読み込み手段(リーダライタ装置)70で読み取られ、その読み取られて飲料情報に基づいて、制御装置30を介して飲料供給装置20が制御されるようになっている。
この容器タグ4dは、第一実施形態で示した受け台タグ4aや容器タグ4bと同様の構成となっており、所定のリーダライタ装置との間で無線によるデータの読み書きが可能なICタグにより構成されている。
そして、この容器タグ4dには、予め各容器2に注入すべき飲料についての所定の飲料情報が書き込まれるようになっている。容器タグ4dに書き込まれる飲料情報については、上述した第一実施形態と同様である。
図11は、本実施形態に係る飲料充填システムで用いられる識別タグの書き込み装置の全体構成を模式的に示す説明図である。
同図に示すように、識別タグの書き込み装置80は、所定の飲料情報を識別タグ4(容器タグ4d)に書き込み可能な情報書き込み手段(リーダライタ装置)81が備えられている。リーダライタ装置81には、制御装置30に入力・受信される飲料情報が入力され、このリーダライタ装置81に、ロール状に巻かれた情報が書き込まれていない容器タグ4dが順次送られ、所定の飲料情報が書き込まれていく。情報が書き込まれた容器タグ4dは、裁断装置(カッター)82で裁断されて、ロール状に巻かれた蓋材3に順次配設・貼付されていき、最終的に、飲料情報が書き込まれた容器タグ4dが貼付された蓋材3が、ロール状に巻き取られて形成される。
また、このような容器タグ4dを備えたロール状の蓋材3が配設される容器シール装置40の近傍には、図10に示すように、容器タグ4dに書き込まれている飲料情報を読み取り可能な情報読み取り手段(リーダライタ装置)70が備えられている。
リーダライタ装置70は、制御装置30と接続されており、容器2に取り付けられる前の段階のロール状の蓋材3に貼付されている各容器タグ4dから所定の飲料情報を読み出すようになっている。
そして、飲料供給装置20により所定の飲料が注入された容器2には、その容器2に対応する飲料情報が書き込まれている容器タグ4dを備えた蓋材3が取り付けられ、密封・封止されるようになっている。
なお、容器タグ4dを備えた蓋材3の対応する容器2への装着・封止は、飲料供給装置20と同期を取ることにより行われる。
例えば、飲料供給装置20により飲料が供給された容器2が、何サイクル目(何番目)に容器シール装置40の蓋材3の封止タイミングに搬送されるかをカウントすることで、その容器2に注入された飲料に対応する飲料情報が書き込まれた容器タグ4dを備えた蓋材3を、当該容器2に装着・封止することができる。
例えば、容器タグ4dを空の容器2の底面部や側面部に貼付しておくことも可能である。
この場合には、容器タグ4dの書き込み情報を読み取るリーダライタ装置70も、容器底面側に配設されることになる(図10参照)。
但し、本実施形態においても、第一実施形態で示したように、容器2への飲料の注入が正しく行われたか否かを判定し、その判定結果を容器タグ4dに書き込むことができ、その場合には、第一実施形態と同様の第二のリーダライタ装置62を備えることができる。
図12は、本実施形態の飲料充填システムにおける容器入り飲料の製造方法を示すフローチャートである。
同図において、ステップ1201、1202は、第一実施形態におけるステップ901、902と同様である。
そして、この蓋材ロールに貼付された各容器タグ4dの飲料情報がリーダライタ装置70で読み込まれ(ステップ1204)、制御装置30に入力される。
次いで、容器シール装置40が、飲料が注入された各容器2に、対応する容器タグ4dを備えた蓋材3を配設し、ヒートシール等によって蓋材3で容器2を密封・封止し(ステップ1206)、容器入り飲料が完成する。
その後の包装装置50での包装・出荷工程(ステップ1207〜1211)は、第一実施形態におけるステップ907〜911と同様である。
また、本実施形態では、第一実施形態で示した受け台タグ4aについても省略することが可能となり、受け台タグ4aへの情報書き込みも不要とすることができ、これによる製造工程の簡素化・高速化を図ることもできる。
さらに、図13を参照して、本発明の飲料充填システムの第三実施形態について説明する。
図13は、本発明の第三実施形態に係る飲料充填システムの全体構成を模式的に示す説明図である。
同図に示す本実施形態の飲料充填システムは、上述した第二実施形態の変形実施形態であり、第二実施形態において所定の飲料情報が予め書き込まれていた識別タグ4(容器タグ4d)に代えて、飲料情報が書き込まれていない識別タグ4(容器タグ4e)を備え、その識別タグ4(容器タグ4e)に容器2の搬送工程で飲料情報を書き込み、飲料供給装置20にもその書き込み情報に対応した制御信号を出力するようにしたものである。
従って、その他の構成部分は、第一、第二実施形態とほぼ同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一、第二実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
制御装置30は、このブランクの容器タグ4eに、第一実施形態と同様のリーダライタ装置61を介して、注文内容に対応した所定の飲料情報を書き込ませるとともに、容器タグ4eに書き込まれる飲料情報に対応した制御信号を飲料供給装置20に出力し、当該飲料情報に対応した飲料を各容器2に注入させるようにしてある。
その他の構成については、第一、第二実施形態と同様である。
なお、容器タグ4eを備えた蓋材3の対応する容器2への装着・封止は、上述した第一、第二実施形態と同様、飲料供給装置20と同期を取ることにより行われる。
例えば、飲料供給装置20により飲料が供給された容器2が、何サイクル目(何番目)に容器シール装置40の蓋材3の封止タイミングに搬送されるかをカウントすることで、その容器2に注入された飲料に対応する飲料情報が書き込まれた容器タグ4eを備えた蓋材3を、当該容器2に装着・封止することができる。
図14は、本実施形態の飲料充填システムにおける容器入り飲料の製造方法を示すフローチャートである。
同図において、ステップ1401、1402は、第一実施形態におけるステップ901、902と同様である。
同時に、制御装置30は、容器タグ4eに書き込まれる飲料情報に基づいて飲料供給装置20に制御信号を出力し、各容器2に所定の飲料を注入させる(ステップ1404)。
次いで、容器シール装置40が、飲料が注入された各容器2に、対応する容器タグ4eを備えた蓋材3を配設し、ヒートシール等によって蓋材3で容器2を密封・封止し(ステップ1405)、容器入り飲料が完成する。
その後の包装装置50での包装・出荷工程(ステップ1406〜1410)は、第一実施形態におけるステップ907〜911と同様である。
また、本実施形態では、上述した第二実施形態と同様、第一実施形態で示した受け台タグ4aについても省略することが可能となり、受け台タグ4aへの情報書き込みも不要とすることができ、これによる製造工程の簡素化・高速化を図ることもできる。
例えば、上述した実施形態では、本発明の飲料充填システムで製造される飲料容器として、樹脂製のカップ容器を例にとって説明したが、本発明の飲料充填システムを適用できる飲料容器としては、特に樹脂製のカップ型容器に限定されるものではなく、樹脂製や金属製の容器であって、飲料を充填・密封できるようきであれば、どのような材質、形状、大きさ等の容器であってもよく、また、容器に充填される飲料はどのようなものであってもよい。
2 容器
3 蓋材
4 識別タグ
10 容器搬送手段
11 受け台
20 飲料供給手段
21 飲料タンク
22 ノズル
30 制御手段
31 データ入力部
40 容器シール手段
50 包装手段
60 情報書き込み手段
70 情報読み込み手段
Claims (3)
- 複数の容器を順次搬送する容器搬送手段と、
前記容器搬送手段により搬送される複数の各容器に、所定の飲料を注入する飲料供給手段と、
前記複数の各容器に対応する所定の飲料情報が書き込まれた識別タグと、
前記識別タグに前記飲料情報を書き込む情報書き込み手段と、
前記識別タグに書き込まれる前記飲料情報に基づき、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させる制御手段と、を備え、
前記飲料供給手段が、種類の異なる飲料を貯留した複数の飲料タンクを備え、
前記制御手段の制御により、前記複数の各容器に、1又は2以上の前記飲料タンクの飲料を注入し、
前記制御手段が、前記情報書き込み手段により前記識別タグに書き込まれる前記飲料情報に基づいて、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させるとともに、
前記複数の容器を一次元又は二次元に配列させる受け台と、
飲料が注入された前記複数の各容器を蓋材により封止する容器封止手段を備え、
前記識別タグが、前記飲料情報が書き込まれていない第一及び第二の識別タグからなり、前記第一の識別タグが前記受け台に備えられるとともに、前記第二の識別タグが前記蓋材に備えられ、
前記情報書き込み手段が、前記受け台に備えられた前記第一の識別タグに、前記複数の各容器に対応する前記飲料情報を書き込むとともに、
前記制御手段が、前記情報書き込み手段により書き込まれる前記飲料情報に基づいて、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させ、
前記情報書き込み手段が、前記蓋材に備えられた前記第二の識別タグに、対応する前記第一の識別タグに書き込まれた前記飲料情報を書き込む
ことを特徴とする飲料充填システム。 - 複数の容器を順次搬送する容器搬送手段と、
前記容器搬送手段により搬送される複数の各容器に、所定の飲料を注入する飲料供給手段と、
前記複数の各容器に対応する所定の飲料情報が書き込まれた識別タグと、
前記識別タグに前記飲料情報を書き込む情報書き込み手段と、
前記識別タグに書き込まれる前記飲料情報に基づき、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させる制御手段と、を備え、
前記飲料供給手段が、種類の異なる飲料を貯留した複数の飲料タンクを備え、
前記制御手段の制御により、前記複数の各容器に、1又は2以上の前記飲料タンクの飲料を注入し、
前記制御手段が、前記情報書き込み手段により前記識別タグに書き込まれる前記飲料情報に基づいて、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させるとともに、
前記複数の容器を一次元又は二次元に配列させる受け台を備え、
前記識別タグが、前記飲料情報が書き込まれていない第一及び第二の識別タグからなり、前記第一の識別タグが前記受け台に備えられるとともに、前記第二の識別タグが前記複数の各容器に備えられ、
前記情報書き込み手段が、前記受け台に備えられた前記第一の識別タグに、前記複数の各容器に対応する前記飲料情報を書き込むとともに、
前記制御手段が、前記情報書き込み手段により書き込まれる前記飲料情報に基づいて、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させ、
前記情報書き込み手段が、所定の飲料が注入された前記複数の各容器に備えられた前記第二の識別タグに、対応する前記第一の識別タグに書き込まれた前記飲料情報を書き込む
ことを特徴とする飲料充填システム。 - 複数の容器を順次搬送する容器搬送手段と、
前記容器搬送手段により搬送される複数の各容器に、所定の飲料を注入する飲料供給手段と、
前記複数の各容器に対応する所定の飲料情報が書き込まれた識別タグと、
前記識別タグに前記飲料情報を書き込む情報書き込み手段と、
前記識別タグに書き込まれた前記飲料情報を読み込む情報読み込み手段と、
前記識別タグに書き込まれる前記飲料情報に基づき、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させる制御手段と、を備え、
前記飲料供給手段が、種類の異なる飲料を貯留した複数の飲料タンクを備え、
前記制御手段の制御により、前記複数の各容器に、1又は2以上の前記飲料タンクの飲料を注入し、
前記制御手段が、前記情報書き込み手段により前記識別タグに書き込まれ、前記情報読み込み手段により前記識別タグから読み込まれた前記飲料情報に基づいて、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させるとともに、
飲料が注入された前記複数の各容器を蓋材により封止する容器封止手段を備え、
前記識別タグが、前記蓋材に備えられた、前記飲料情報が書き込まれた識別タグからなり、
前記情報読み込み手段が、前記複数の各容器に取り付けられる前の前記蓋材に備えられた前記識別タグから前記飲料情報を読み込むとともに、
前記制御手段が、前記情報読み込み手段により読み込まれた前記飲料情報に基づいて、前記飲料供給手段を制御して、前記複数の各容器に所定の飲料を注入させ、
前記容器封止手段が、飲料が注入された前記複数の各容器に、当該容器に対応する前記識別タグを備えた蓋材を取り付ける
ことを特徴とする飲料充填システム。
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