JP5320468B2 - インシュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気系部品と間隔をあけて対向して配置されるインシュレータに関する。
インシュレータは、例えば、内燃機関の排気マニホールドや、排気管、触媒コンバータなどのような排気系部品と間隔をあけて対向して配置される遮熱用の部材である。インシュレータによって、排気系部品からの輻射熱が排気系部品の周辺に配置された部品へ伝播されることが抑制され、周辺部品の熱害が抑制される。また、インシュレータは、周辺部品の熱害対策としてだけではなく、騒音対策や、振動対策としても用いられる。
インシュレータは、耐熱性を有する金属製の基材を有している。インシュレータの基材は、例えば、アルミニウムや、アルミニウム合金などによって形成される。インシュレータの性能を高めるために、従来では、インシュレータの基材表面に各種の表面処理を施すことが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2には、インシュレータの基材表面に皮膜(表面被覆層)を形成することで、インシュレータの熱輻射率(熱放射率)を変更することが示されている。インシュレータの熱輻射率を高める表面処理としては、例えば、インシュレータの基材表面の表面色を黒色にする黒色処理などがある。このような黒色処理としては、例えば、特許文献1,3に示される黒色塗装処理や、特許文献2に示される黒色アルマイト処理などがある。
また、インシュレータの基材表面に皮膜(表面被覆層)を形成することで、インシュレータの強度を高めることが知られている。インシュレータの強度を高める表面処理としては、例えば、硬化処理などがある。このような硬化処理としては、例えば、アルマイト処理などがある。なお、特許文献4には、インシュレータの基材表面に機械加工を行うことによって、インシュレータの強度を高めることが示されている。
インシュレータに関するその他の従来技術として、例えば、特許文献5,6に記載された技術がある。特許文献5には、インシュレータのボルト取り付け部に緩衝材を設け、振動抑制機能を向上させることが示されている。特許文献6には、インシュレータと排気マニホールドとの間の隙間に伝熱材、断熱材などを設け、排気マニホールドの各部における温度を一様に調整することが示されている。
特開平6−336923号公報 実開平5−47339号公報 特公平3−62798号公報 特開2004−92543号公報 特開2004−360496号公報 特開2008−240589号公報
ところで、インシュレータの基材の外表面の全域に対して、上述のような表面処理を行って表面被覆層を形成すると、さまざまな問題が発生する可能性がある。
問題点の一例を挙げれば、インシュレータの基材の熱輻射率を高めるために、インシュレータの基材の外表面の全域に黒色処理を行うと、インシュレータの基材の外表面の全域において放熱量が増大する。このため、インシュレータに近接して配置された周辺部品、例えば、車両のエンジンルーム内の各種の電装機器類や、ハーネス類、ホース類などの熱害が大きくなってしまうことが懸念される。
また、問題点の一例を挙げれば、インシュレータの強度を高めるために、インシュレータの基材の外表面の全域に硬化処理を行うと、インシュレータの基材の全域において耐歪性が低くなる。このため、排気マニホールド等の振動源からの振動がインシュレータに伝わると、振動による応力を受けやすいインシュレータの基材の外縁部や開口の周縁部において、亀裂等が発生しやすくなることが懸念される。
本発明は、そのような点を考慮してなされたものであり、インシュレータの基材の外表面の全域に表面被覆層を設けるのではなく、特定の領域に対しては表面被覆層を設けないことによって、上述のようなさまざまな不具合の解消を図ることを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、内燃機関の排気系部品と間隔をあけて対向して配置されたインシュレータであって、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる基材を有しており、上記基材の、上記排気系部品とは対向しない側の外表面の一部の領域には、黒色アルマイト処理による表面被覆層が設けられておらず当該基材の外表面が外部に現れており、残りの領域には、上記黒色アルマイト処理による表面被覆層が設けられ、上記基材の、上記排気系部品と対向する側の内表面のうち、上記外表面の一部の領域の裏側に位置する領域には、上記黒色アルマイト処理による表面被覆層が設けられておらず、上記内表面のうち、上記外表面の残りの領域の裏側に位置する領域には、上記黒色アルマイト処理よる表面被覆層が設けられ、上記基材の外表面の一部の領域には、上記黒色アルマイト処理に先立ってマスキングが行われ、上記基材の外表面の一部の領域には、上記基材の外表面に近接して配置された周辺部品に対向する領域が含まれていることを特徴としている。
上記構成によれば、基材の外表面の全域に表面被覆層を設けるのではなく、特定の領域(一部の領域)に対しては表面被覆層を設けないことによって、基材の外表面の全域に対して表面被覆層を設けた場合に発生するさまざまな不具合を解消することが可能になる。なお、「表面処理」とは、基材に何らかの膜、層などが形成される処理を意味しており、基材にそのような膜、層などが形成されない加工(例えば、機械加工)等を含まない意味である。
ここで、上記表面処理(黒色アルマイト処理)に先立って、基材の外表面に部分的にマスキングを行うという簡素な手段によって、表面被覆層が設けられておらず当該基材の外表面が外部に現れている一部の領域と、表面被覆層が設けられている残りの領域とを、基材の外表面に容易に形成することができる。なお、マスキングは、「表面処理」には含まれない。
また、熱輻射率を高める表面処理(黒色アルマイト処理)が行われない上記一部の領域に、周辺部品に対向する領域が含まれているので、次のような効果が得られる。すなわち、内燃機関の排気系部品等の熱源から輻射された熱の一部は、インシュレータの基材に吸収され、基材の外表面から外部へ輻射(放射)される。基材の外表面の一部の領域では、熱輻射率が残りの領域よりも低くなっているので、一部の領域からの放熱量が、残りの領域からの放熱量に比べ低減される。そして、基材の外表面の全域に表面処理を施した場合に比べて、一部の領域からの放熱量が低減される。これにより、基材の外表面の一部の領域から、一部の領域に近接配置された周辺部品が受ける受熱量を低減することができるので、周辺部品の温度が過度に上昇することを抑制することができ、周辺部品の熱害を抑制することができる。
一方、基材の外表面の残りの領域には、熱輻射率を高める表面処理による表面被覆層が設けられているので、残りの領域から外部への放熱量を大きくすることができる。これにより、インシュレータの放熱性を全体として向上させることができる。
また、基材の材質をアルミニウムまたはアルミニウム合金とし、表面処理を黒色アルマイト処理とすることによって、熱輻射率の低い上記一部の領域と、熱輻射率の高い上記残りの領域とを、基材の外表面に容易に形成することが可能になる。また、耐歪性の高い上記一部の領域と、強度(硬度)の高い上記残りの領域とを、基材の外表面に容易に形成することも可能になる。
上記構成において、上記一部の領域(上記基材の外表面に近接して配置された周辺部品に対向する領域)には、上記基材の外縁部が含まれていることが好ましい。この構成によれば、強度(硬度)を高める表面処理(黒色アルマイト処理)が行われない上記一部の領域に、基材の外縁部が含まれているので、次のような効果が得られる。すなわち、インシュレータの基材の外表面の一部の領域では、基材の外表面の全域に表面処理を施した場合に比べて、耐歪性が高くなっている。このため、内燃機関の排気系部品等の振動源からの振動がインシュレータの基材に伝達されても、基材の外縁部において亀裂等が発生しにくくなる。これにより、インシュレータの基材の耐久性を確保することができる。
また、上記構成において、上記一部の領域(上記基材の外表面に近接して配置された周辺部品に対向する領域)には、上記基材に設けられた開口の周縁部が含まれていることが好ましい。
この構成では、内燃機関の排気系部品等の振動源からの振動がインシュレータの基材に伝達されても、基材の開口の周縁部において亀裂等が発生しにくくなる。これにより、インシュレータの基材の耐久性を確保することができる。
本発明によれば、インシュレータの基材の外表面の全域に表面被覆層を設けるのではなく、特定の領域に対しては表面被覆層を設けないことによって、基材の外表面の全域に対して表面被覆層を設けた場合に発生するさまざまな不具合を解消することが可能になる。
図1は、第1実施形態における内燃機関のシリンダヘッド、エキゾーストマニホールド、および、インシュレータを概略的に示す分解斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るインシュレータの基材の外表面を模式的に示す図である。 図3は、インシュレータと周辺部品との位置関係を模式的に示す図である。 図4は、基材の周辺部品と対向する領域の断面を模式的に示す図である。 図5は、基材の周辺部品から離れた領域の断面を模式的に示す図である。 図6は、基材の外表面に部分的に表面被覆層を形成する際の手順を示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態の変形例に係るインシュレータを示す図であって、図4に対応する図である。 図8は、基材の外表面から周辺部品までの距離と周辺部品の表面温度との関係を示す図である。 図9は、第2実施形態に係るインシュレータの基材の外表面を模式的に示す図である。 図10は、基材の外縁部を含む領域の断面を模式的に示す図である。 図11は、基材に設けられた開口の周縁部を含む領域の断面を模式的に示す図である。 図12は、第2実施形態の変形例に係るインシュレータを示す図であって、図10に対応する図である。 図13は、第2実施形態の変形例に係るインシュレータを示す図であって、図11に対応する図である。
10 内燃機関
12 エキゾーストマニホールド
20 インシュレータ
21 基材
24 外表面
24a 第1の領域(一部の領域)
24b 第2の領域(残りの領域)
25 表面被覆層
本発明を具体化した実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
以下では、車両に搭載される内燃機関のエキゾーストマニホールドを覆うインシュレータに本発明を適用した例について説明する。
−第1実施形態−
第1実施形態に係るインシュレータ20について、図1〜図6を参照して説明する。
まず、第1実施形態に係るインシュレータ20の概略的な構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態における内燃機関10のシリンダヘッド11、エキゾーストマニホールド12、および、インシュレータ20を概略的に示す分解斜視図である。
図1に示すように、内燃機関10は、直列4気筒型に構成されており、シリンダヘッド11の側面には、4箇所に排気ポートの開口部11aが形成されている。シリンダヘッド11の下部にはシリンダブロックが、上部にはヘッドカバーがそれぞれ取り付けられるようになっている。
内燃機関10の排気系には、エキゾーストマニホールド12、排気管、触媒コンバータ、マフラー(図示省略)などの排気系部品が設けられている。エキゾーストマニホールド12によって内燃機関10のシリンダヘッド11の各排気ポートからそれぞれ排出された排気ガスが集められる。そして、エキゾーストマニホールド12により集合された排気ガスは、触媒コンバータにより浄化された後、マフラーにより消音されて、外部へ排出されるようになっている。
エキゾーストマニホールド12は、内燃機関10の各気筒に対応する4本のブランチ管12aと、これらブランチ管12aの下流端同士を合流させる合流管12bとを備えている。各ブランチ管12aの上流端には、フランジ12cが溶接等の手段によって一体的に取り付けられている。このフランジ12cをシリンダヘッド11の側面に取り付けることで、エキゾーストマニホールド12がシリンダヘッド11に一体的に取り付けられるようになっている。また、合流管12bの下流端には、フランジ12dが溶接等の手段によって一体的に取り付けられている。このフランジ12dを介してエキゾーストマニホールド12が下流側の排気管に接続されるようになっている。
エキゾーストマニホールド12の外側には、遮熱機能、遮音機能、振動抑制機能等を有するインシュレータ20が設けられている。インシュレータ20は、エキゾーストマニホールド12の上側部分を上方から覆うような形状とされている。インシュレータ20は、エキゾーストマニホールド12と間隔をあけて対向して配設されている。インシュレータ20は、ボルト止め等の手段によってエキゾーストマニホールド12に取り付けられている。
インシュレータ20は、耐熱性を有する金属製の基材21を備えている。この実施形態では、インシュレータ20は、1枚の基材21によって構成されている。基材21は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる薄肉の部材とされている。基材21には、エキゾーストマニホールド12の合流管12bが曲がる向きと同じ方向に突出する突出部21aが設けられている。なお、以下では、基材21の両面のうち、エキゾーストマニホールド12と対向する側の面を内表面23と言い、エキゾーストマニホールド12とは対向しない側の面を外表面24と言う(図4等参照)。
この実施形態の特徴部分は、インシュレータ20の基材21の外表面24の全域に表面処理を行うのではなく、特定の領域に対しては表面処理を行わない点にある。詳細には、基材21の外表面24の一部の領域には、熱輻射率(熱放射率)を高める表面処理による表面被覆層が設けられていないが、残りの領域には、熱輻射率を高める表面処理による表面被覆層25が設けられていることを特徴としている。以下、この特徴部分について図2〜図6を参照して詳しく説明する。
図2〜図5に示すように、インシュレータ20の基材21の外表面24には、表面被覆層が形成されていない第1の領域24aと、表面被覆層25が形成されている第2の領域24bとが含まれている。第2の領域24bは、基材21の外表面24のうち、第1の領域24aを除いた領域となっている。
第1の領域24aは、上述の一部の領域に相当し、この第1の領域24aには、熱輻射率を高める表面処理は行われていない。第1の領域24aでは、図4に示すように、基材21の外表面24が外部に現れている。
第1の領域24aは、基材21の外表面24に近接して配置された周辺部品(単に「周辺部品」と言う)に対向する領域となっている。周辺部品は、図3に示す例では、車両のステアリング装置のインターミディエイトシャフト30、ベローズ管31などとなっている。図3に示す例では、インシュレータ20の基材21がインターミディエイトシャフト30等と所定の間隔をあけて対向するように、基材21に凹陥部21bが形成されている。凹陥部21bは、突出部21aの付け根の部分に設けられている。この場合、凹陥部21bの外表面を含む領域が、上記第1の領域24aとなっている。
第2の領域24bは、周辺部品から離れた領域となっている。第2の領域24bは、上述の残りの領域に相当し、この第2の領域24bには、熱輻射率を高める表面処理が行われている。この表面処理により、図4、図5に示すように、表面被覆層25が第2の領域24bに形成されている。
ここで、インシュレータ20の基材21の外表面24の特定の領域に対し表面処理を行わないために、図6に示すように、インシュレータ20の基材21の外表面24に対する表面処理に先立ってマスキング工程(ステップST11)が行われる。マスキング工程では、基材21の外表面24のうち、表面処理を行わない領域の表面上にマスキングが行われる。マスキングは、例えば、マスキングテープ等を表面処理を行わない領域の表面上に貼り付けることによって行うことが可能である。
このようなマスキング工程の後、インシュレータ20の基材21の外表面24に対する表面処理工程(ステップST12)に移行する。表面処理工程では、マスキングが行われていない領域には表面処理が施され、マスキングが行われた領域には表面処理が施されないようになっている。そして、表面処理を行った後、インシュレータ20の基材21の外表面24からマスキングを取り外す。「表面処理」とは、基材21に、例えば、表面被覆層25のような何らかの膜、層などが形成される処理を意味しており、そのような膜、層などが形成されない加工(例えば、機械加工)等を含まない意味である。なお、マスキングは、ここでで言う「表面処理」には含まれない。
この実施形態では、熱輻射率を高める表面処理として、黒色アルマイト処理が行われる。黒色のアルマイト処理は、陽極酸化処理(アルマイト処理)によりAl23の酸化皮膜を形成し、そのAl23の酸化皮膜を黒色に着色する処理である。この場合、Al23の酸化皮膜は多孔質皮膜であるため、例えば、Al23の酸化皮膜に黒色染料を吸着させることによって、Al23の酸化皮膜を黒色に着色することが可能である。
そして、黒色アルマイト処理をインシュレータ20の基材21の外表面24に行うのに先立って、基材21の外表面24の第1の領域24aにマスキングが行われる。このため、マスキングが行われている第1の領域24aには、黒色アルマイト処理が行われないのに対し、マスキングが行われていない第2の領域24bには、黒色アルマイト処理が行われる。これにより、図4、図5に示すように、基材21の外表面24の第2の領域24bには、黒色に着色された表面被覆層25が形成される。一方、図4に示すように、基材21の外表面24の第1の領域24aには表面皮膜層が形成されず、表面色が光沢色(例えばシルバー)の基材21の外表面24が外部に現れている。
これにより、インシュレータ20の基材21の外表面24には、表面色が光沢色の第1の領域24aと、表面色が黒色の第2の領域24bとが設けられることになる。表面色が光沢色の第1の領域24aでは、表面色が黒色の第2の領域24bよりも、熱輻射率が低くなっている。なお、インシュレータ20の基材21の内表面23には、マスキングを行ってないため、内表面23の全域に表面被覆層25が形成されることになる。
この実施形態では、熱輻射率を高める表面処理が行われない上記第1の領域24aに、周辺部品に対向する領域が含まれているので、次のような効果が得られる。
エキゾーストマニホールド12等の熱源から輻射された熱の一部は、インシュレータ20の基材21に吸収され、基材21の外表面24から外部へ輻射(放射)される。インシュレータ20の基材21の外表面24の第1の領域24aでは、熱輻射率が第2の領域24bよりも低くなっているので、第1の領域24aからの放熱量が、第2の領域24bからの放熱量に比べ低減される。そして、基材21の外表面24の全域に表面処理を施した場合に比べて、第1の領域24aからの放熱量が低減される。これにより、基材21の外表面24の第1の領域24aから周辺部品が受ける受熱量を低減することができるので、周辺部品の温度が過度に上昇することを抑制することができ、周辺部品の熱害を抑制することができる。
一方、インシュレータ20の基材21の外表面24の第2の領域24bには、黒色に着色された表面被覆層25が設けられているので、第2の領域24bから外部への放熱量が増大される。これにより、インシュレータ20の放熱性を全体として向上させることができる。
また、この実施形態では、インシュレータ20の基材21の材質をアルミニウムまたはアルミニウム合金とし、基材21の外表面24への表面処理を黒色アルマイト処理としているので、熱輻射率の低い第1の領域24aと、熱輻射率の高い第2の領域24bとを、基材21の外表面24に容易に形成することができる。しかも、黒色アルマイト処理を行うに先立ち、基材21の外表面24に部分的にマスキングを行うという簡素な手段によって、熱輻射率の低い第1の領域24aと、熱輻射率の高い第2の領域24bとを、基材21の外表面24に容易に形成することができる。
以上では、周辺部品の例としてステアリング装置のインターミディエイトシャフト30等を挙げたが、周辺部品は、インシュレータ20の基材21の外表面24に近接して配置されるものであれば、特に限定されない。このような周辺部品としては、例えば、各種の電装機器類、ハーネス類、ホース類などがある。
また、熱輻射率を高める表面処理は、黒色アルマイト処理以外の処理であってもよい。例えば、黒色塗装処理をインシュレータ20の基材21の外表面24に行ってもよい。黒色塗装処理をインシュレータ20の基材21の外表面24に行う場合にも、黒色塗装処理に先立って、基材21の外表面24の第1の領域24aにマスキングを行えばよい。
以上では、インシュレータ20の基材21の外表面24の特定の領域に熱輻射率を高める表面処理を行わない例を挙げたが、基材21の外表面24の特定の領域だけではなく、基材21の内表面23の特定の領域に対しても、熱輻射率を高める表面処理を行わないようにすることも可能である。具体的には、図7に示すように、基材21の内表面23のうち、外表面24の第1の領域24aの裏側に位置する領域23aには、黒色アルマイト処理による表面被覆層を設けないようにすればよい。そして、基材21の内表面23のうち、外表面24の第2の領域24bの裏側に位置する領域23bには、黒色アルマイト処理よる表面被覆層25を設けるようにすればよい。この場合、インシュレータ20の基材21の両表面23,24に対する黒色アルマイト処理に先立って、基材21の両表面23,24の特定の領域23a,24aの表面上にマスキングを行えばよい。
この変形例の場合にも、上述した実施形態の場合と同様に、インシュレータ20の放熱性を全体として向上させつつ、周辺部品の熱害を抑制できるという効果が得られる。ここで、図8には、周辺部品の熱害抑制効果に関する実験データを示している。この実験データは、インシュレータ20の基材21の外表面24からゴムホースまでの距離とゴムホースの表面温度との関係を示している。周辺部品としては、ゴムホースを使用している。2点鎖線は、この変形例の場合、つまり、基材21の両表面23,24の特定の領域に表面被覆層を形成しない場合(両表面がシルバーの場合)を示している。破線は、上述した実施形態の場合、つまり、基材21の外表面24の特定の領域に表面被覆層を形成しない場合(外表面がシルバー、内表面が黒の場合)を示している。実線は、比較例の場合、つまり、基材21の両表面23,24の全域に表面被覆層を形成した場合(両表面が黒の場合)を示している。
図8から分かるように、インシュレータ20の基材21の外表面24から周辺部品までの距離が短くなるほど、周辺部品の表面温度は高くなっている。言い換えれば、周辺部品が基材21の外表面24に近接して配置されるほど、周辺部品の受ける熱量が大きくなっている。ところが、上述した実施形態の場合、および、この変形例の場合には、比較例の場合よりも周辺部品の表面温度が低下しており、周辺部品が基材21の外表面24に近接して配置されるほど、比較例の場合よりも周辺部品の表面温度の低下が大きくなっている。このことから、周辺部品の熱害対策として、インシュレータ20の基材21の外表面23の特定の領域、あるいは、両表面23,24の特定の領域に熱輻射率を高める表面処理を行わないことが有効な手段であることが分かる。
−第2実施形態−
第2実施形態に係るインシュレータ120について、図9〜図11を参照して説明する。
この実施形態に係るインシュレータ120の概略構成は、上記第1実施形態に係るインシュレータ20と略同様となっている(図1参照)。インシュレータ120の概略構成で上記第1実施形態のインシュレータ20と異なるのは、インシュレータ120の基材121に複数の開口126が形成されている点である。開口126は、内燃機関10が設置される車両のエンジンルーム内を流れる流通風(例えば、走行風)の導入口、排出口などとなっている。この実施形態では、各開口126は、略円形に形成されている。
そして、この実施形態の特徴部分は、インシュレータ120の基材121の外表面124の全域に表面処理を行うのではなく、特定の領域に対しては表面処理を行わない点にある。詳細には、基材121の外表面124の一部の領域には、強度(硬度)を高める表面処理による表面被覆層が設けられていないが、残りの領域には、強度を高める表面処理による表面被覆層(表面硬化層)125が設けられていることを特徴としている。以下、この特徴部分について図9〜図11を参照して詳しく説明する。
図9〜図11に示すように、インシュレータ120の基材121の外表面124には、表面硬化層が形成されていない第1の領域124aと、表面硬化層125が形成されている第2の領域124bとが含まれている。第2の領域124bは、基材121の外表面124のうち、第1の領域124aを除いた領域となっている。
第1の領域124aは、上述の一部の領域に相当し、この第1の領域124aには、強度を高める表面処理は行われていない。第1の領域124aでは、図10、図11に示すように、基材121の外表面124が外部に現れている。
第1の領域124aは、基材121の振動による応力を受けやすい領域となっている。振動による応力を受けやすい領域としては、例えば、図10に示すようなインシュレータ120の基材121の外縁部121c、図11に示すような基材121に設けられた開口126の周縁部121eがある。より詳細には、基材121の外縁部121cは、図10に示すように、基材121の外縁121dから所定の幅W1の領域となっている。基材121の外縁部121cの幅W1は、例えば、1〜50mmに設定される。また、基材121の開口126の周縁部121eは、図11に示すように、開口126の周縁121fから所定の幅W2の領域となっている。基材121の周縁部121eの幅W2は、例えば、1〜50mmに設定される。
第2の領域124bは、基材121の外縁部121cおよび開口126の周縁部121eから離れた領域となっている。第2の領域124bは、上述の残りの領域に相当し、この第2の領域124bには、強度を高める表面処理が行われている。この表面処理により、図10、図11に示すように、表面硬化層125が第2の領域124bに形成されている。
この実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、インシュレータ120の基材121の外表面124の特定の領域に対し表面処理を行わないために、インシュレータ120の基材121の外表面124に対する表面処理に先立ってマスキング工程が行われる(図6参照)。
この実施形態では、強度を高める表面処理として、例えば、アルマイト処理のような硬化処理が行われる。アルマイト処理をインシュレータ120の基材121の外表面124に行うと、基材121の外表面124にAl23からなる表面硬化層125が形成される。そして、アルマイト処理をインシュレータ120の基材121の外表面124に行うのに先立って、基材121の外表面124の第1の領域124aにマスキングが行われる。このため、マスキングが行われている第1の領域124aには、アルマイト処理が行われないのに対し、マスキングが行われていない第2の領域124bには、アルマイト処理が行われる。これにより、図10、図11に示すように、基材121の外表面124の第2の領域124bには、表面硬化層125が形成される。一方、基材121の外表面124の第1の領域124aには表面硬化層が形成されず、基材121の外表面124が外部に現れる。
これにより、インシュレータ120の基材121の外表面124には、表面硬化層が形成されていない第1の領域124aと、表面硬化層125が形成された第2の領域124bとが設けられることになる。表面硬化層が形成されていない第1の領域124aでは、表面硬化層125が形成された第2の領域124bよりも、強度(硬度)が低くなるが、柔軟性が高くなっており、耐歪性が高くなっている。
この実施形態では、強度(硬度)を高める表面処理が行われない上記第1の領域124aに、振動による応力を受けやすい基材121の外縁部121cおよび開口126の周縁部121eが含まれているので、次のような効果が得られる。
インシュレータ120の基材121の外縁部121cおよび開口126の周縁部121eでは、基材121の外表面124の全域に表面処理を施した場合に比べて、耐歪性が高くなっている。このため、エキゾーストマニホールド12等の振動源からの振動がインシュレータ120の基材121に伝達されても、基材121の外縁部121cおよび開口126の周縁部121eにおいて亀裂等が発生しにくくなる。これにより、インシュレータ120の基材121の耐久性を確保することができる。
また、この実施形態では、インシュレータ120の基材121の材質をアルミニウムまたはアルミニウム合金とし、基材121の外表面124への表面処理をアルマイト処理としているので、耐歪性の高い第1の領域124aと、強度の高い第2の領域124bとを、基材121の外表面124に容易に形成することができる。しかも、アルマイト処理を行うに先立ち、基材121の外表面124に部分的にマスキングを行うという簡素な手段によって、耐歪性の高い第1の領域124aと、強度の高い第2の領域124bとを、基材121の外表面124に容易に形成することができる。
以上では、インシュレータ120の基材121に開口126が設けられている場合について説明したが、基材に開口が設けられていない場合には、基材の外縁部のみに強度を高める表面処理を行わないようにすればよい。つまり、基材の外縁部のみが上述した第1の領域となる。この場合、表面処理に先立ち、基材の外縁部のみにマスキングを行えばよい。
また、強度を高める表面処理は、アルマイト処理以外の硬化処理であってもよい。この場合にも、硬化処理に先立って、基材121の外表面124の第1の領域124aにマスキングを行えばよい。
以上では、インシュレータ120の基材121の外表面124の特定の領域に強度を高める表面処理を行わない例を挙げたが、基材121の外表面124の特定の領域だけではなく、基材121の内表面123の特定の領域に対しても、強度を高める表面処理を行わないようにすることも可能である。具体的には、図12、図13に示すように、基材121の内表面123のうち、外表面124の第1の領域124aの裏側に位置する領域123aには、アルマイト処理による表面被覆層を設けないようにすればよい。そして、基材121の内表面123のうち、外表面124の第2の領域124bの裏側に位置する領域123bには、アルマイト処理よる表面硬化層125を設けるようにすればよい。この場合、インシュレータ120の基材121の両表面123,124に対するアルマイト処理に先立って、基材121の両表面123,124の特定の領域123a,124aの表面上にマスキングを行えばよい。
この変形例の場合にも、上述した実施形態の場合と同様に、インシュレータ120の基材121の耐久性を確保することができるという効果が得られる。この場合、基材121の外縁部121cおよび開口126の周縁部121eでは、上述した実施形態の場合よりも、柔軟性が高くなるので、インシュレータ120の基材121の耐久性をより高めることが可能になる。
−他の実施形態−
本発明は、上記第1、第2実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。
(1)上記第1、第2実施形態を組み合わせた構成に本発明を適用することも可能である。この構成では、インシュレータの基材の外表面の一部の領域には、熱輻射率および強度を高める表面処理が行われておらず、残りの領域には、熱輻射率および強度を高める表面処理が行われている。そして、基材の外表面の一部の領域には、周辺部品に対向する領域、基材の外縁部、および、基材の開口の周縁部が含まれている。この場合、インシュレータの基材の材質をアルミニウムまたはアルミニウム合金とし、基材の外表面への表面処理を黒色アルマイト処理とすることが好ましい。
(2)以上では、インシュレータが1枚の基材のみによって構成されている場合について説明したが、複数枚の基材を有するインシュレータにも本発明を適用することが可能である。例えば、インシュレータを2枚の基材が積層された構成としてもよい。この場合、積層する2枚の基材の隙間に吸音用の部材、振動吸収用の部材等を挟む構成としてもよい。なお、複数枚の基材を有するインシュレータの場合、基材の外表面は、エキゾーストマニホールドと対向しない側の面、つまり、最も外側に配置される基材の外側の面を言う。また、基材の内表面は、エキゾーストマニホールドと対向する側の面、つまり、最も内側に配置される基材の内側の面を言う。
また、基材に対してコルゲート加工等の加工を施したインシュレータにも本発明を適用することが可能である。
(3)以上では、エキゾーストマニホールドの上側を覆うインシュレータに本発明を適用した例を挙げたが、エキゾーストマニホールドの他の部分を覆うインシュレータにも本発明を適用することが可能である。また、エキゾーストマニホールドの略全体を覆うインシュレータに対しても本発明を適用可能である。
また、複数に分割された構成のインシュレータにも本発明を適用することが可能である。例えば、インシュレータを、エキゾーストマニホールドの上側を覆う部分と、エキゾーストマニホールドの下側を覆う部分とに分割された構成とすることが可能である。この場合、インシュレータの分割されたそれぞれの部分に対して、本発明を適用することが可能である。
(4)以上では、エキゾーストマニホールドを覆うインシュレータに本発明を適用した例を挙げたが、エキゾーストマニホールド以外の内燃機関の排気系部品を覆うインシュレータにも本発明を適用することが可能である。このような内燃機関の排気系部品としては、排気管、触媒コンバータ、マフラーなどがある。
本発明は、内燃機関の排気系部品と間隔をあけて対向して配置されるインシュレータに利用することが可能である。

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気系部品と間隔をあけて対向して配置されたインシュレータにおいて、
    アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる基材を有しており、
    上記基材の、上記排気系部品とは対向しない側の外表面の一部の領域には、黒色アルマイト処理による表面被覆層が設けられておらず当該基材の外表面が外部に現れており、残りの領域には、上記黒色アルマイト処理による表面被覆層が設けられ
    上記基材の、上記排気系部品と対向する側の内表面のうち、上記外表面の一部の領域の裏側に位置する領域には、上記黒色アルマイト処理による表面被覆層が設けられておらず、上記内表面のうち、上記外表面の残りの領域の裏側に位置する領域には、上記黒色アルマイト処理よる表面被覆層が設けられ、
    上記基材の外表面の一部の領域には、上記黒色アルマイト処理に先立ってマスキングが行われ、
    上記基材の外表面の一部の領域には、上記基材の外表面に近接して配置された周辺部品に対向する領域が含まれていることを特徴とするインシュレータ。
  2. 請求項1に記載のインシュレータにおいて、
    上記基材の内表面のうち、上記外表面の一部の領域の裏側に位置する領域にも、上記黒色アルマイト処理に先立ってマスキングが行われることを特徴とするインシュレータ。
  3. 請求項1または2に記載のインシュレータにおいて、
    上記基材の外表面に近接して配置された周辺部品に対向する領域には、上記基材の外縁部が含まれていることを特徴とするインシュレータ。
  4. 請求項1または2に記載のインシュレータにおいて、
    上記基材の外表面に近接して配置された周辺部品に対向する領域には、上記基材に設けられた開口の周縁部が含まれていることを特徴とするインシュレータ。
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