JP5320218B2 - 車体側部構造 - Google Patents
車体側部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5320218B2 JP5320218B2 JP2009197005A JP2009197005A JP5320218B2 JP 5320218 B2 JP5320218 B2 JP 5320218B2 JP 2009197005 A JP2009197005 A JP 2009197005A JP 2009197005 A JP2009197005 A JP 2009197005A JP 5320218 B2 JP5320218 B2 JP 5320218B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross member
- sill
- side sill
- vehicle
- center pillar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
また、シルレインフォースの無いサイドシルの中央は、補強されず、側面衝突で荷重が加わると、サイドシルの中央に立設したセンタピラーが車室内に侵入し、サイドシルの侵入量が大きくなるおそれがある。
請求項4に係る発明では、左・右のサイドシルの前端は、正面衝突したときに、前輪から入力される荷重を支持する部位であって、車両の正面視で、閉断面で且つ断面上下に逆L字形とし、縦辺部が車室側に向け配置され、左・右のサイドシルの中央部は、閉断面で五角形とし、左・右のサイドシルの後端は、閉断面で矩形とし、センタピラーから左・右のサイドシルの後端までの距離が、センタピラーからフロントピラーまでの距離よりも短く設定し、前端から後端までの間は、断面形状が逆L字形から五角形を経て矩形まで滑らかに連続していることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、クロスメンバーは、上クロスメンバーと、該上クロスメンバーの下方に配置されている下クロスメンバーとからなり、上クロスメンバーから垂下した連結部に下クロスメンバーが結合していることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、上クロスメンバーの上面は、左・右のサイドシルの上面よりも低く、ガセットは、車両正面視で三角形に形成されるとともに車両側面視で下に開放されたコ字形断面であり、前側部と、後側部と、前側部と後側部の上端間に渡される傾斜部とからなり、該傾斜部は、上クロスメンバーの天部から左・右のサイドシルの上端まで延びるとともに、傾斜部と前側部とで形成された角及び、傾斜部と後側部とで形成された角に、折れビードが形成されていることを特徴とする。
また、側面衝突でセンタピラー及びサイドシルが変形し始めると、クロスメンバーに形成したテーパ部及びサイドシル補強フレームの上面部に荷重が伝わるので、クロスメンバーの一端の変形を抑制することができる。
フロントボデー28には、図3に示すようにフロントボデー28の下方からエンジン22などを載せたサブボデー43(図10も参照)が取付けられる。
フロア中央クロスメンバー52には、運転席の座席の後部62及び助手席の座席の後部63が固定される。
ミドルクロスメンバー53には、後部座席64が固定される。
リヤフレーム73は、図2、図3に示すように、サイドシル66、71の後端67、72にそれぞれ接合した前部75が車両12上方へ向け傾斜し、且つ、車両12の内方へ向け曲げて延ばして形成され、前部75に連ねて後部76が車両12後方へ延びている。
サイドボデー31は、フロントピラー78と、センタピラー81と、リヤピラー82と、サイドシル66と、これらの表面を形成するサイドアウタパネル83と、を備えている。フロントピラー78にはダッシュボード54の左端を接合している。
左のサイドシル66の後端67、右のサイドシル71の後端72にミドルクロスメンバー53を結合している。
ここで、図2に示す通り、センタピラー81からフロントピラー78までの距離をL1とし、センタピラー81からミドルクロスメンバー53までの距離をL2とし、距離L2は距離L1より短い。
サイドシル66は、図1、図4〜図7に示す通り、閉断面形状で、サイドシルインナ86と、サイドシルインナ86に接合しているサイドシルアウタ87と、からなり、閉断面の形状がサイドシル66の前部88と中央部91と後部92で異なる。
フロアパネル45は、図4、図5に示す通り、下方へ向いているフロア底部121の端115をサイドシル66の水平底辺部102に接合し、端115に連ねて傾斜辺部117をサイドシル66のアウタ縦辺部97まで斜め上方へ延ばし、傾斜辺部117の端122をアウタ縦辺部97にサイドアウタパネル83を介して接合している。
ダッシュボード54の前には、前突荷重支持部材56が配置されている。
車体側部構造11は、既に説明したように、車室26のフロアパネル45の端115に連なり、車室26の左側壁(左のサイドボデー31)の下部をなし車室26の前から後まで延びる左のサイドシル66と、左のサイドシル66にほぼ対称な右のサイドシル71と、左・右のサイドシル66、71の中央(中央部91)に立設したセンタピラー81と、を備える。また、図2、図7、図8に示すように、センタピラー81近傍で、左・右のサイドシル66、71を結合しているクロスメンバー(フロア前クロスメンバー48)に一端を結合し、他端をサイドシル66の縦辺部(インナ縦辺部94)に結合し、側突荷重に対するサイドシル66の強度及びクロスメンバー(フロア前クロスメンバー48)の強度より強度が小さいガセット151を備えている。
「一体化している」とは、図5に示す通り、フロアパネル45の端115に傾斜辺部117を介してセンタピラースチフナ155の下端156を一体的に結合している状態。詳しくは、傾斜辺部117とセンタピラースチフナ155の下端156とをサイドシル66で結合している。
サイドシル補強フレーム111の長さは、サイドシル66の前端116から後端67までである。
サイドシル補強フレーム111は、車両12の正面から見たときに(図8の視点)、閉断面で、断面形状を三角形に形成し、フロアパネル45に重ねている底辺部164が形成され、底辺部164に連ねて直行している補強縦辺部165が形成されてサイドシル66に接合し、補強縦辺部165及び底辺部164に連なることで傾斜した補強斜辺部(上面部153)が形成されている。上面部153にフロア前クロスメンバー48の両端を配置している。
トンネルフレーム181は、管状に形成され、トンネル部46に沿って延びている。
なお、フロア前クロスメンバー48は、図1の中心軸線Cを基準に左右対称である。
ガセット151は、図7、図8に示すように、車両12正面視(図8の視点)で三角形に形成され、車両12側面視でコ字形に形成され、傾斜部187と、前側部188と、後側部191と、稜線部192と、折れビード193と、からなる。
傾斜部187が、上クロスメンバー168の天部からサイドシル66のインナ横辺部96まで延びている。前側部188及び後側部191が傾斜部187に連ねて上クロスメンバー168の側辺部に沿い重なり接合している
車体側部構造11は、図1、図2、図4に示す通り、車両12が正面衝突したときに、前輪24から入力される荷重をサイドシル66の前端116のうち、図4に示すように、主にインナ縦辺部94及びアウタ縦辺部101に入力するので、正面衝突の衝突性能を確保することができる。
また、前輪24からの荷重をサイドシルインナ86を主体に効率よく伝達するので、サイドシルアウタ87の板厚を薄くすることができ、サイドシル66の軽量化を図ることができる。
図9(a)は図8に相当し側面衝突前の状態、図9(b)は側面衝突後の状態を示している。
Claims (6)
- 車室のフロアパネルの端に連なり、前記車室の左側壁の下部をなし前記車室の前から後まで延びる左のサイドシルと、該左のサイドシルにほぼ対称な右のサイドシルと、前記左・右のサイドシルの中央に立設したセンタピラーと、を備えた車体側部構造において、
前記センタピラー近傍で、前記左・右のサイドシルを結合しているクロスメンバーに一端を結合し、他端を前記サイドシルの縦辺部に結合し、側突荷重に対する前記サイドシルの強度及び前記クロスメンバーの強度より強度が小さいガセットを備え、
前記クロスメンバーの車幅方向の端は、テーパ部に形成し、
前記ガセットの下方には、前記サイドシルの縦辺部に沿ってサイドシル補強フレームが配置され、
該サイドシル補強フレームは、車両正面視断面三角形の閉断面に形成しており、前記フロアパネルに重ねている底辺部と、該底辺部の車幅方向の外端から上に延びた補強縦辺部と、該補強縦辺部の上端と前記底辺部の車幅方向の内側とを繋ぐことで傾斜した上面部とからなり、
前記補強縦辺部は、前記サイドシルに接合し、
前記上面部は、前記クロスメンバーの前記テーパ部に接合していることを特徴とする車体側部構造。 - 前記サイドシル補強フレームは、前記車室の中央へ前記上面部を向けて沿設されていることを特徴とする請求項1記載の車体側部構造。
- 前記センタピラーに含まれるセンタピラースチフナの下端を前記フロアパネルの端に一体化していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車体側部構造。
- 前記左・右のサイドシルの前端は、正面衝突したときに、前輪から入力される荷重を支持する部位であって、車両の正面視で、閉断面で且つ断面上下に逆L字形とし、前記縦辺部が前記車室側に向け配置され、
前記左・右のサイドシルの中央部は、閉断面で五角形とし、
前記左・右のサイドシルの後端は、閉断面で矩形とし、
前記センタピラーから前記左・右のサイドシルの後端までの距離が、前記センタピラーから前記フロントピラーまでの距離よりも短く設定し、
前記前端から前記後端までの間は、断面形状が前記逆L字形から前記五角形を経て前記矩形まで滑らかに連続していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車体側部構造。 - 前記クロスメンバーは、上クロスメンバーと、該上クロスメンバーの下方に配置されている下クロスメンバーとからなり、
前記上クロスメンバーから垂下した連結部に前記下クロスメンバーが結合していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車体側部構造。 - 前記上クロスメンバーの上面は、前記左・右のサイドシルの上面よりも低く、
前記ガセットは、車両正面視で三角形に形成されるとともに車両側面視で下に開放されたコ字形断面であり、前側部と、後側部と、前記前側部と前記後側部の上端間に渡される傾斜部とからなり、
該傾斜部は、前記上クロスメンバーの天部から前記左・右のサイドシルの上端まで延びるとともに、前記傾斜部と前記前側部とで形成された角及び、前記傾斜部と前記後側部とで形成された角に、折れビードが形成されていることを特徴とする請求項5項記載の車体側部構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009197005A JP5320218B2 (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | 車体側部構造 |
CN201010262652.4A CN102001362B (zh) | 2009-08-27 | 2010-08-24 | 车身构造 |
US12/869,236 US8646833B2 (en) | 2009-08-27 | 2010-08-26 | Vehicle body structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009197005A JP5320218B2 (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | 車体側部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011046301A JP2011046301A (ja) | 2011-03-10 |
JP5320218B2 true JP5320218B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43833076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009197005A Expired - Fee Related JP5320218B2 (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | 車体側部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5320218B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6030440B2 (ja) * | 2012-12-27 | 2016-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 車体側部構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58149259U (ja) * | 1982-04-01 | 1983-10-06 | 日産自動車株式会社 | 自動車のフロア側部の車体構造 |
JPS63269787A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-08 | Mazda Motor Corp | 自動車の車体構造 |
JP3838468B2 (ja) * | 1998-02-20 | 2006-10-25 | スズキ株式会社 | 自動車の車体構造 |
JP2008189137A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Toyota Motor Corp | 車体構造 |
-
2009
- 2009-08-27 JP JP2009197005A patent/JP5320218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011046301A (ja) | 2011-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6112083B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP6235628B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
WO2017101513A1 (zh) | 前机舱框架总成 | |
JP5927695B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP5776208B2 (ja) | 車両前部構造 | |
WO2015037444A1 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP4715467B2 (ja) | 車体前部構造 | |
JP4244666B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP5714967B2 (ja) | 車体の衝撃緩衝構造 | |
JP4314992B2 (ja) | 車体構造 | |
JP2010228642A (ja) | 車両の車体下部構造 | |
JP2008201392A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP5320217B2 (ja) | 車体側部構造 | |
JP5320218B2 (ja) | 車体側部構造 | |
JP4462630B2 (ja) | 車体下部構造 | |
JP2002046648A (ja) | 自動車における車体前部の衝撃力吸収構造 | |
JP2005306192A (ja) | 車体後部構造 | |
JP5320219B2 (ja) | 車体側部構造 | |
JP5212892B2 (ja) | 車両の車体下部構造 | |
JP5000219B2 (ja) | 車両のサイドシル構造 | |
JP2014136436A (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP6414705B2 (ja) | 車両の側部車体構造 | |
US11591025B2 (en) | Front vehicle-body structure of vehicle | |
JP7376853B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP2015047901A (ja) | 車両のボディ構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130709 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |