JP5316950B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
回転偏向器200は、図16に示すように、例えば、6面のポリゴンミラー200bを有している。回転偏向器200が回転すると、各ポリゴンミラー200bの回転方向上流側端部付近の面の部分(図中Aの部分)が、図中矢印B方向に空気を押すことによって、回転偏向器の水平方向の周囲は、水平方向へ放射するような気流が生じている。各ポリゴンミラー200bのAの部分が空気を押し出す結果、各ポリゴンミラー200bのA部分付近が負圧となる。すると、図中矢印Cに示すように、回転偏向器200の上面から、ポリゴンミラー200bのAの部分付近へ空気が流入し、回転偏向器200の上面が負圧となる。しかしながら、特許文献1に記載の光走査装置においては、図15に示すように、回転軸200aの軸受からの抜け防止のため、カバー部材201の回転偏向器200と対向する部位を回転偏向器200の上面との間隔を狭くしているので、回転偏向器200の上面が、負圧となっても、回転偏向器の上面へは、空気がほとんど流入せず、回転偏向器200上面の負圧が高まっていく。このように、回転偏向器200の上面の負圧が高まると、各ポリゴンミラー200bの図中Aの部分で押し出された空気の一部が、回転偏向器200の回転方向とは逆方向に渦を巻くような気流Dとなり、気流Dが回転偏向器上面へ流れ込む。この気流Dは、回転偏向器200の回転の負荷となり、回転偏向器200の回転速度を減少させてしまう。回転偏向器上面の負圧がある程度減少すると、上記気流Dが消滅し、回転偏向器200の回転の負荷がなくなり、回転偏向器200の回転速度が、元の回転速度に戻る。そして、再び、回転偏向器上面の負圧が高まると、上記気流Dが発生し、回転偏向器200の回転負荷が増加する。このようなことが繰り返し起こることで、回転偏向器200に回転ムラが生じてしまう。
また、請求項2の発明は、請求項1の光走査装置において、上記抜け防止部材の長さをL3としたとき、L3>L2−L1を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の光走査装置において、上記筐体には、該回転偏向器取り付け部に取り付けられた上記回転偏向器の周囲を囲う遮音壁が設けられており、上記遮音壁と上記カバー部材とで、上記回転偏向器を密閉する密閉空間を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの光走査装置において、上記回転偏向器と上記抜け防止部材との間に弾性部材を保持したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の光走査装置において、上記抜け防止部材に、上記弾性部材を保持する保持部を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの光走査装置を有した画像形成装置。
また、抜け止め部材を設けているので、上記回転軸と上記軸受との嵌合長さよりも上記回転偏向器上面と上記カバーとのクリアランスを大きくしても、光走査装置が天地逆転されたときに、回転軸が軸受から脱落することはない。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、筐体1と、この筐体1から引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。筐体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像(可視像)を形成するための作像ステーション3Y,3C,3M,3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図1及び図1に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、図中矢印A方向に回転する潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10C,10M,10Kを備えている。感光体10Y,10C,10M,10Kは、直径40[mm]のアルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ、感光体10Y,10C,10M,10Kの周囲に、感光体を帯電する帯電装置11Y,11C,11M,11Kを備えている。また、感光体に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置12Y,12C,12M,12K、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y,13C,13M,13Kも感光体の周囲に備えている。
まず、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにおいて、感光体10Y,10C,10M,10Kが帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様に帯電される。その後、画像情報に基づいて生成された書込光Lによって走査露光されて、感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に静電潜像が形成される。これらの静電潜像は、現像装置12Y,12C,12M,12Kの現像ローラ15Y,15C,15M,15K上に担持された各色のトナーによって現像されて、Y,C,M,Kトナー像となる。感光体10Y,10C,10M,10K上のY,C,M,Kトナー像は、各1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kの作用によって反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト20上に順次重ねて1次転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
図3は、本実施形態に係るプリンタおける光走査装置4を、4つの感光体とともに示す概略構成図である。
図4は、光走査装置のポリゴンスキャナ付近を上から見た図である。
光走査装置4は、ポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学素子を備えている。ポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学素子は、ハウジング131に収納される。ハウジング131の上方の開口部を覆う筐体カバー107には、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kが設けられている。ポリゴンスキャナ50は、図4に示すように、光走査装置4の略中央に設けられ、ハウジング131の防音ガラス42a、42bと防音壁54とで囲われた空間に配置されている。本実施形態においては、防音ガラス42a、42b、防音壁54とで、遮音壁が形成されている。また、図3に示すように、筐体カバー107の中央部は、開口しており、開口部から回転偏向器150a側に延びて、下端が、防音ガラス42a,42bの上面と防音壁54の上面と当接する内壁部106が形成されている。そして、この筐体カバー107の開口部を覆うようにして偏向器カバー105が取り付けられている。これにより、ポリゴンスキャナ50は、ハウジング131の底面、防音ガラス42a、42b、防音壁54、内壁部106、偏向器カバー105とで囲われた密閉空間に配置される。
図に示すように、ポリゴンスキャナ50は、回転多面鏡である上段ポリゴンミラー49a、下段ポリゴンミラー49b、ポリゴンモータ150などを有している。ポリゴンミラー49a、49bは、アルミニウムからなる筒状のミラーロータ151の側面に形成されている。ミラーロータ151は、回転軸152に固定されている。本実施形態においては、ミラーロータ151、回転軸152、ポリゴンミラー49a、49bなどで回転偏向器150aを構成している。ミラーロータ151の内周面には、ロータマグネット153が設けられている。ミラーロータ151の内部には、コア部材154bにコイル154aを巻きつけたステータ154が設けられている。ステータ154は、ロータマグネット153と対向する位置に配設されており、軸受158を介して回転軸152に回転自在に固定されている。軸受158は、筒状の軸受ホルダ158a、シールワッシャー158c、シールワッシャー158cにより軸受ホルダ158a内に内封された潤滑油などの流体158bなどを有している。また、軸受ホルダ158aの底部には、スラスト軸受158dが設けられている。軸受ホルダ158aの内部に回転軸152が挿入されており、回転軸152は、スラスト軸受158d上に載置されている。ポリゴンモータ150の軸受158の軸受ホルダ158aが、コネクタ161を備えた回路基板160に固定されている。コネクタ161には、図示しない装置本体の電源ユニットに接続されたハーネスが取り付けられ、このコネクタ161を介してポリゴンモータ150に電力が供給される。
また、上記偏向器カバー105の上記回転偏向器150aの回転中心線上に、上記回転軸152の上記軸受158からの抜けを防止する抜け防止部材31を設けているので、上記回転軸と上記軸受との嵌合長さL1よりも上記回転偏向器上面と上記偏向器カバー105とのクリアランスL2を大きくしても、光走査装置4が天地逆転されたときに、回転軸が軸受から脱落することはない。また、偏向器カバー105に、抜け防止部材31を設けているので、偏向器カバー105を装置本体から取り外すことによって、ポリゴンスキャナが露出し、ポリゴンスキャナを容易に交換することができる。さらに、抜け防止部材31を上記偏向器カバー105の上記回転偏向器150aの回転中心線上に設けているので、回転偏向器150aが抜け防止部材に突き当たったときに、抜け防止部材から回転軸方向以外の反力を回転偏向器が受けるのを抑制することができる。これにより、回転軸が傾くのを抑制することができる。
31:抜け防止部材
31a:リブ
31b:保持部
32:弾性部材
41K,41M,41C,41Y:光源ユニット
42a,42b:防音ガラス
49a:上段ポリゴンミラー
49b:下段ポリゴンミラー
50:ポリゴンスキャナ
54:防音壁
105:偏向器カバー
106:内壁部
107:筐体カバー
131:ハウジング
150:ポリゴンモータ
150a,200:回転偏向器
151:ミラーロータ
152,200a:回転軸
158 :軸受
Claims (6)
- 光ビームを射出する光源と、
回転軸が軸受に回転自在に支持され、光源からの光ビームを偏向走査する回転偏向器と、
偏向された光ビームを感光体上に導く光学素子と、
上記回転偏向器を取り付ける回転偏向器取り付け部を備えた筐体と、
上記回転偏向器の上面を覆うカバー部材とを備えた光走査装置において、
上記回転軸と上記軸受との嵌合長さをL1、上記回転偏向器上面と上記カバー部材とのクリアランスをL2としたとき、L1<L2を満たすよう構成されており、
上記カバー部材の上記回転偏向器の回転中心線上に相当する部分に、上記回転軸の上記軸受からの抜けを防止する抜け防止部材を設け、
上記抜け防止部材の回転軸方向に平行な側面に、上記カバー部材の下面から上記回転偏向器上面に向けて吹き降ろす気流が、上記回転偏向器の回転方向に沿うように上記回転偏向器上面へ流れるよう、上記気流を案内する上記回転偏向器の回転方向に、傾斜あるいは捩れたリブを設けたことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1の光走査装置において、
上記抜け防止部材の長さをL3としたとき、L3>L2−L1を満たすことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1または2の光走査装置において、
上記筐体には、該回転偏向器取り付け部に取り付けられた上記回転偏向器の周囲を囲う遮音壁が設けられており、
上記遮音壁と上記カバー部材とで、上記回転偏向器を密閉する密閉空間を形成したことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至3いずれかの光走査装置において、
上記回転偏向器と上記抜け防止部材との間に弾性部材を保持したことを特徴とする光走査装置。 - 請求項4の光走査装置において、
上記抜け防止部材に、上記弾性部材を保持する保持部を形成したことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1乃至5いずれかの光走査装置を有した画像形成装置。
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