JP5360601B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、光走査装置および画像形成装置に関するものである。
複数の潜像担持体上にそれぞれ異なる色の画像(可視像)を形成してこれらの画像を互いに重ね合わせてカラー画像を形成するいわゆるタンデム型のカラー画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、被走査面たる各潜像担持体表面に画像情報に応じた書込光を照射してこれを走査することにより潜像担持体上に潜像を形成し、この潜像を現像して画像を得る。
このタンデム型の画像形成装置には、各潜像担持体上に画像情報に応じた光ビームたる書込光を照射してこれを走査する光走査装置として、対向走査型の光走査装置が一般的に用いられる。
対向走査型の光走査装置は、光走査装置の略中央に回転偏向器たるポリゴンミラーとポリゴンミラーを回転させるポリゴンモータとポリゴンモータの駆動を制御するための回路基板とで構成されたポリゴンスキャナを取り付ける。そして、ポリゴンミラーの回転中心を通り、ポリゴンミラーの回転軸方向に対して直交するように引いた一本の対称線に関して、線対称となるように光学素子である走査レンズや反射鏡などを配置している。また、光走査装置は、潜像担持体の軸方向から見たとき、ポリゴンミラーの配置位置に対して左右同数の潜像担持体が配置されるよう画像形成装置に配置される。また、光走査装置のハウジングには、各潜像担持体に対応した光源が取り付けられている。
複数の光源のうち、ある光源から発した光は、ポリゴンミラーにより偏向走査されて、ポリゴンミラーの配置位置に対して左側に位置する光学素子に入射して、出射窓としての防塵ガラスを通ってポリゴンミラーの配置位置に対して左側に配置された潜像担持体に照射される。また、複数の光源のうち、別の光源から発した光は、ポリゴンミラーの配置位置に対して右側に位置する他方の光学素子に入射して、防塵ガラスを通ってポリゴンミラーの配置位置に対して右側に配置された潜像担持体に照射される。
近年、画像形成装置の高画質化が要求され、光走査装置においては、各防塵ガラスにホコリ・トナーなどの汚れが付着し、レーザ光を遮ることによって画像品質が低下するという問題も重大となってきた。特許文献1には、複数の防塵ガラスを覆うシャッタ機構を設けた光走査装置が記載されている。
図11は、特許文献1に記載のシャッタ機構を備えた光書込ユニット215を4つの感光体209a,209b,209c,209dとともに示す概略構成図である。この図は、シャッタ部材214が、開放位置に位置している。
図11に示すように、光走査装置215の複数の防塵ガラス208a,208b,208c,208dが設けられた窓形成面としての上カバー211に、板状のシャッタ部材214が、主走査方向と直交する方向にスライド可能に装着されている。シャッタ部材214は、走査光を通過させるため主走査方向と平行に設けられた3つの開口218を有している。図11に示すように、シャッタ開放位置では、3つの開口218が防塵ガラス208b,208c,208dと対向する位置に位置する。図11において左端の防塵ガラス208aに対応する開口はシャッタ部材214に設けられておらず、シャッタ部材214の図中左側端部が防塵ガラス208aより図中右側に位置することにより防塵ガラス208aが開放される。このようにしてシャッタ部材214が開放位置にあるときは、走査光L1〜L4が防塵ガラス208a,208b,208c,208dを通過して感光体209a,209b,209c,209dに照射される。
そして、図11の開放位置からA2方向にシャッタ部材214が移動すると、シャッタ部材214の各開口218が防塵ガラス208b,208c,208dとの対向位置からずれ、また、シャッタ部材214の図中左側端部が、防塵ガラス208aと対向する位置へ移動することにより、全ての防塵ガラス208a,208b,208c,208d部分がシャッタ部材214により覆われる。
これにより、装置の停止時において、各防塵ガラス208a,208b,208c,208dにホコリ・トナーなどの汚れが付着するのを抑制することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の光走査装置215においては、上カバー211をシャッタ部材214で覆っているため、次のような問題が発生する。
レーザ光を偏向する際、ポリゴンミラー201a,201bを高速で回転させるため、ポリゴンモータの軸受部などが発熱する。この発熱した熱は、上カバー211のポリゴンスキャナ201との対向部分を介して装置外部へ放熱することによって、光走査装置内部が高温となることを抑制している。しかしながら、特許文献1においては、上述のように、上カバー211をシャッタ部材214で覆っているため、上カバー211から放熱した熱が、上カバー211とシャッタ部材214との間に滞留してしまう。その結果、窓形成面としての上カバー211からの放熱効率が低下し、光走査装置内部が高温となり、結像レンズなどの光学系の部品が熱変形してしまうおそれがある。光学系の部品が熱変形すると、感光体表面に書込光を結像できなくなるおそれがあるという問題が生じる。また、各感光体表面への照射位置がずれて、色ずれが生じてしまうという問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、出射窓の汚れを抑制し、かつ、装置内の温度上昇を抑制することのできる光走査装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光源から射出された光を、回転偏向器によって偏向走査して、該光源および回転偏向器を収納する光学ハウジングの出射窓から射出して被走査面を走査する光走査装置において、上記光学ハウジングの上記出射窓が形成された窓形成面と対向配置され、該窓形成面に対して平行に移動して、上記出射窓を遮蔽及び開放するシャッタ部材を有し、上記シャッタ部材は、上記光学ハウジングの窓形成面の上記回転偏向器と対向する部分を開放する開放孔を有し、該開放孔の端部に、送風手段により上記シャッタ部材の上記窓形成面と対向する対向面と反対側の面に沿って移動してきた空気を上記シャッタ部材と上記窓形成面との間に取り込むための気流ガイドを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の光走査装置において、当該光走査装置は、上記光源を複数有し、上記回転偏向器の回転中心をとおり、上記回転偏向器の回転軸の軸方向に対して直交する方向に引いた対称線に関して対称配置した少なくとも一対の光学素子と、出射窓とを備え、複数の光源のうち少なくともひとつから出射された光は、上記回転偏向器によって一方の光学素子に入射して、一方の出射窓から射出し、別の光源から出射された光は、上記回転偏向器によって他方の光学素子に入射し、他方の出射窓から射出する対向走査方式の光走査装置であって、上記シャッタ部材は、上記一方の出射窓から他方の出射窓まで設けられており、これら出射窓を遮蔽及び開放すること特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の光走査装置において、上記送風手段により送られた空気を、上記気流ガイドに向けて移動するようにガイドするための壁部を上記シャッタ部材に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至いずれかの光走査装置において、上記シャッタ部材と上記気流ガイドとを樹脂で一体的に成形したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至いずれかの光走査装置において、上記シャッタ部材は、板金で形成され、上記気流ガイドを折り曲げ加工により形成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至いずれかの光走査装置において、上記気流ガイドは、樹脂板をシャッタ部材に貼り付けることで形成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項1乃至いずれかの光走査装置において、上記シャッタ部材に、上記出射窓と摺擦しながら出射窓を清掃する清掃部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、潜像担持体表面に潜像を書き込むための光書込手段を備えた画像形成装置において、上記光書込手段として、請求項1乃至いずれかの光走査装置を用いることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、気流ガイドによって、シャッタ部材と窓形成面との間に空気を流入させることで、シャッタ部材と窓形成面との間に空気の流れが生じる。そして、シャッタ部材と窓形成面との間に流入した空気は、窓形成面から放出した熱を奪って、最終的には、シャッタ部材の端部と窓形成面との対向部分などから流出する。これにより、シャッタ部材と窓形成面との間に熱が滞留するのを抑制することができ、窓形成面からの放熱効率が低下するのを抑制することができる。その結果、装置内部が高温となるのを抑制することができ、光学素子の熱変形を抑制することができる。
また、シャッタ部材により、出射窓を遮蔽することにより、出射窓にホコリ・トナーなどが付着するのを抑制することができ、出射窓の汚れを抑制することができる。
また、請求項9の発明によれば、シャッタ部材は、光学ハウジングの窓形成面の回転偏向器と対向する部分を開放する開放孔を設けたので、窓形成面の回転偏向器との対向部から放熱された回転偏向器からの熱が、開放孔を通って放熱される。これにより、窓形成面の回転偏向器との対向部から放熱された回転偏向器からの熱が、窓形成面とシャッタ部材との間に滞留するのが抑制され、窓形成面からの放熱効率が低下するのを抑制することができる。その結果、装置内部が高温となるのを抑制することができ、光学素子の熱変形を抑制することができる。
また、シャッタ部材により、出射窓を遮蔽することにより、浮遊するトナーやホコリが、出射窓に付着するには、開放孔からシャッタ部材と窓形成面との間に入り込んで、シャッタ部材と窓形成面との間を移動する必要がある。そのため、浮遊するトナーやホコリは、出射窓に付着する前に、窓形成面やシャッタ部材の窓形成面との対向面に付着する可能性が高い。これにより、常時出射窓が露出した状態の場合に比べて、出射窓にホコリ・トナーなどが付着するのを抑制することができ、出射窓の汚れを抑制することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおけるY用の作像ステーションを示す概略構成図。 同プリンタおける光書込ユニットを、4つの感光体とともに示す概略構成図。 同光書込ユニットの平面図。 同光書込ユニットの斜視図。 同光書込ユニットにおけるシャッタ部材が閉鎖位置にあるときの概略構成図。 変形例1の光書込ユニットを、4つの感光体とともに示す概略構成図。 変形例2の光書込ユニットを、4つの感光体とともに示す概略構成図。 変形例3の光書込ユニットを、4つの感光体とともに示す概略構成図。 変形例4の光書込ユニットの概略構成図。 従来の光書込ユニットを、4つの感光体とともに示す概略構成図。
以下、本発明を、電子写真方式のカラーレーザープリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、筐体1と、この筐体1から引き出し可能な給紙カセット2とを備えている。筐体1の中央部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、黒(K)の各色のトナー像(可視像)を形成するための作像ステーション3Y,3C,3M,3Kを備えている。以下、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示す。
図2は、イエロー(Y)用の作像ステーションを示す概略構成図である。なお、他の作像ステーションも同様の構成である。
図1及び図2に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、図中矢印A方向に回転する潜像担持体としてのドラム状の感光体10Y,10C,10M,10Kを備えている。感光体10Y,10C,10M,10Kは、直径40[mm]のアルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆う、例えばOPC(有機光半導体)感光層とから構成されている。各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kは、それぞれ、感光体10Y,10C,10M,10Kの周囲に、感光体を帯電する帯電装置11Y,11C,11M,11Kを備えている。また、感光体に形成された潜像を現像する現像手段としての現像装置12Y,12C,12M,12K、感光体上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置13Y,13C,13M,13Kも感光体の周囲に備えている。
各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの下方には、感光体10Y,10C,10M,10Kに対し、書込光Lによる光走査を行う光走査装置としての光書込ユニット4を備えている。また、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの上方には、各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kによって形成されたトナー像が転写される中間転写ベルト20を具備する中間転写ユニット5を備えている。また、中間転写ベルト20に転写されたトナー像を転写体としての記録紙Pに定着せしめる定着ユニット6を備えている。また、筐体1の上部には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色のトナーを収容するトナーボトル7Y,7C,7M,7Kが装填されている。このトナーボトル7Y,7C,7M,7Kは、筐体1の上部に形成される排紙トレイ8を開くことにより、筐体1から脱着可能になっている。
光走査装置としての光書込ユニット4は、光源である半導体レーザを有しており、この半導体レーザから、回転駆動される正多角柱構造のポリゴンミラーに向けて光ビームとしての書込光Lを発射する。発射された書込光Lは、回転するポリゴンミラーの鏡面によって主走査方向に偏向せしめられながら反射する。そして、複数の反射鏡によって折り返された後、帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様帯電せしめられた感光体10Y,10C,10M,10Kの周面を走査する。これにより、潜像担持体としての感光体10Y,10C,10M,10Kの周面に、それぞれY,C,M,K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット4の詳しい説明は後述する。
転写手段たる中間転写ユニット5の中間転写ベルト20は、駆動ローラ21、テンションローラ22及び従動ローラ23に掛け回されながら、所定タイミングで図中反時計回り方向に回転駆動される。また、中間転写ユニット5は、感光体10Y,10C,10M,10Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト20に1次転写する1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kを備えている。また、中間転写ベルト20上に1次転写されたトナー像を記録紙Pに転写する2次転写ローラ25、記録紙P上に転写されなかった中間転写ベルト20上の転写残トナーをクリーニングするベルトクリーニング装置26も備えている。
次に、本プリンタにおいて、カラー画像を得る工程について説明する。
まず、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kにおいて、感光体10Y,10C,10M,10Kが帯電装置11Y,11C,11M,11Kによって一様に帯電される。その後、画像情報に基づいて生成された書込光Lによって走査露光されて、感光体10Y,10C,10M,10Kの表面に静電潜像が形成される。これらの静電潜像は、現像装置12Y,12C,12M,12Kの現像ローラ15Y,15C,15M,15K上に担持された各色のトナーによって現像されて、Y,C,M,Kトナー像となる。感光体10Y,10C,10M,10K上のY,C,M,Kトナー像は、各1次転写ローラ24Y,24C,24M,24Kの作用によって反時計回りに回転駆動する中間転写ベルト20上に順次重ねて1次転写される。このときの各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト20上の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト20の移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
1次転写終了後の感光体10Y,10C,10M,10Kは、クリーニング装置13Y,13C,13M,13Kのクリーニングブレード13aによってその表面がクリーニングされて、次の画像形成に備えられる。
トナーボトル7Y,7C,7M,7Kに充填されているトナーは、必要性に応じて図示しない搬送経路によって各作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの現像装置12Y,12C,12M,12Kに所定量補給される。
一方、上記給紙カセット2内の記録紙Pは、給紙カセット2の近傍に配設された給紙ローラ27によって、筐体1内に搬送され、レジストローラ対28によって所定のタイミングで2次転写部に搬送される。そして、2次転写部において、中間転写ベルト20上に形成されたトナー像が記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは、定着ユニット6を通過することでトナー像が定着せしめられた後、排出ローラ29によって排紙トレイ8に排出される。感光体10と同様に、中間転写ベルト20上に残った転写残のトナーは、中間転写ベルト20に接触するベルトクリーニング装置26によってクリーニングされる。
次に、光書込ユニット4について説明する。
図3は、光書込ユニット4の構成を示す概略断面図であり、図4は、光書込ユニット4の概略平面図であり、図5は、光書込ユニット4の斜視図である。
光書込ユニット4は、ポリゴンスキャナ50、各種の反射ミラー、各種のレンズ等の光学素子を備えており、これらは、光学ハウジング131に収納されている。光学ハウジング131の上方の開口部は、上カバー107で覆われている。上カバー107は、書込光が通過するための出射窓としての防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kが設けられ、ミラー44、45、走査レンズ43などを覆う光学カバー106と、ポリゴンスキャナなどを覆う偏向器カバー105とを有している。光学カバー106は、ポリゴンスキャナとの対向部が、開口しており、その開口部に偏向器カバー105が取り付けられている。
回転偏向器たるポリゴンスキャナ50は、ポリゴンモータ51と、ポリゴンモータ51の回転軸51aに固定された正多角柱形状からなる上段ポリゴンミラー52bと下段ポリゴンミラー52aとを有している。ポリゴンスキャナ50は、光書込ユニット4の略中央に配置され、その周囲が不図示の防音ガラスや防音壁、偏向器カバー105によって囲まれている。
ポリゴンスキャナ50の図中右側には、M用の光学系と、K用の光学系とが配設されている。ポリゴンスキャナ50の図中左側には、Y用の光学系と、C用の光学系とが配設されている。図4に示すように、光書込ユニット4は、ポリゴンミラー52の回転中心をとおり、回転軸の軸方向に対して直交する方向に引いた対称線に関して、光学素子などが線対称となる位置に配置されて対をなした対向走査型の光走査装置である。具体的には、Y用の光学系は、K用の光学系と線対称の関係となる構成になっている。また、C用の光学系は、M用の光学系と線対称の関係となる構成になっている。
図4に示すように、各感光体10K、10M、10C、10Yにそれぞれ対応する光ビームとしての書込光Lk、Lm、Lc、Lyを射出する光源たる半導体レーザ53K,53M,53C,53Yを備えている。なお、半導体レーザ53Kは、半導体レーザ53Mの真下に配置されており、図示されていない。また、半導体レーザ53Yは、半導体レーザ53Cの真下に配置されており、図示されていない。半導体レーザからポリゴンミラーまでの光路上には、コリメートレンズ、不図示のアパーチャ、シリンドリカルレンズが配置されている。なお、K色のコリメートレンズは、M色のコリメートレンズ54Mの真下にあり、K色シリンドリカルレンズは、M色のシリンドリカルレンズ55Mの真下にあるため、図示されていない。また、同様に、Y色のコリメートレンズは、C色のコリメートレンズ54Cの真下にあり、Y色シリンドリカルレンズは、C色のシリンドリカルレンズ55Cの真下にあるため、図示されていない。
また、図3に示すように、光学素子たる、走査レンズ(fθレンズ)43a,43b、第1ミラー44K,44M,44C,44Y,第2ミラー45M,45Cは、ポリゴンスキャナ50から被照射体である感光体10までの光路上に配置されている。
不図示のK用の半導体レーザから発射された書込光Lkは、不図示のK用のコリメートレンズを透過した後、不図示のK用のアパーチャで一定の形状に成形される。次に、不図示のK用のシリンドリカルレンズを透過することで、副走査方向(感光体表面上における感光体表面移動方向に相当する方向)に集光せしめられ、下段ポリゴンミラー52aの側面に入射する。下段ポリゴンミラー52aの側面に書込光Lkが入射すると、この書込光Lkが主走査線方向に偏向走査される。下段ポリゴンミラー52aで偏向走査された書込光Lkは、走査レンズ43a(fθレンズ)によって集光される。走査レンズ43aによって集光されたK色の書込光Lkは、第1ミラー44Kを介して感光体10Kに照射される。
M用の半導体レーザ53Mから発射された書込光Lmも、K色同様、M用のコリメートレンズ54M、不図示のM用のアパーチャ、M用のシリンドリカルレンズ55Mなどを通過して上段ポリゴンミラー52bに走査される。上段ポリゴンミラー52bに走査されたM色用の書込光Lmは、走査レンズ43a、第1ミラー44M、第2ミラ−45Mを通って、感光体10Mに照射される。
C用の半導体レーザ53Cから発射された書込光Lcも、C用のコリメートレンズ54C、不図示のC用のアパーチャ、C用のシリンドリカルレンズ55Cなどを通過して上段ポリゴンミラー52bに走査される。上段ポリゴンミラー52bに走査されたC色用の書込光Lcは、走査レンズ43b、第1ミラー44C、第2ミラ−45Cを通って、感光体10Cに照射される。
不図示のY用の半導体レーザから発射された書込光Lyも、不図示のY用のコリメートレンズ、不図示のY用のアパーチャ、不図示のY用のシリンドリカルレンズなどを通過して下段ポリゴンミラー52aに走査される。下段ポリゴンミラー52aに走査されたY色用の書込光Lyは、走査レンズ43b、第1ミラー44Yを通って、感光体10Yに照射される。
また、先の図3に示すように、上カバー107(光学カバー106と偏向器カバー105)の上には、シャッタ部材60がスライド可能に一体的に装着支持されている。図5に示すように、シャッタ部材60は、主走査方向と直交する方向(光書込ユニット4の長手方向)に延びる2つのガイド孔69を有している。その各ガイド孔69内に段付ネジ68がシャッタ部材60を押さえるようにして上カバー107に螺着されている。これにより、シャッタ部材60は上カバー107に、往復移動可能に支持される。
シャッタ部材60は、主走査方向と平行に延びる書込光を通過させるための4つの通過孔63Y,63C,63M,63Kが設けられている。各通過孔63Y,63C,63M,63Kの開口端部には、図3に示すように、遮蔽板66Y,66C,66M,66Kの一端が取り付けられており、他端には、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kと摺擦して、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kの表面を清掃する清掃部材67Y,67C,67M,67Kが取り付けられている。図3に示すように、シャッタ部材60が開放位置にあるとき、各清掃部材67Y,67C,67M,67Kは、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kの図中左端と当接している。
シャッタ部材60の長手方向一端側には、不図示の駆動機構が設けられており、この不図示の駆動機構を駆動させることで、図3に示すように、開放位置あるシャッタ部材60が、図6に示すように、閉鎖位置に移動する。また、このとき、清掃部材67Y,67C,67M,67Kが、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kの表面を摺擦して、防塵ガラス48Y,48C,48M,48K表面に付着したトナーやほこりなどを除去する。
光書込ユニット非動作時においては、図6に示すように、シャッタ部材60が閉鎖位置にあり、遮蔽板66Y,66C,66M,66Kが、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kを覆っている。これにより、防塵ガラス48Y,48C,48M,48K表面にトナーやほこりが付着するのを抑制することができる。特に、本実施形態においては、図1に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kの下方に光書込ユニット4が配置されているため、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kから、光書込ユニット4へトナーが落下して、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kにトナーが付着しやすい。よって、光書込ユニット非動作時において防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kを遮蔽板66Y,66C,66M,66Kで覆うことで、防塵ガラス48Y,48C,48M,48Kに作像ステーション3Y,3C,3M,3Kから落下したトナーが付着するのを抑制することができ、効果的である。そして、感光体10Y,10C,10M,10Kに書込光を照射するときは、図6に示すシャッタ部材60が閉鎖位置にある状態から、シャッタ部材60を図中左側へ移動させ、図3に示すような開放位置へ位置させる。これにより、各光源から発射された書込光が、防塵ガラス48Y,48C,48M,48K、通過孔63Y,63C,63M,63Kを通って、各感光体10Y,10C,10M,10Kに照射される。
ポリゴンモータ51は、書込光を偏向走査する際、高速で回転するため発熱する。偏向器カバー105は、金属などの熱伝導性の良い熱伝導性材料で構成されており、ポリゴンスキャナ50からの熱を、偏向器カバー105を介して装置外部へ放熱して、不図示の防音ガラスや防音壁、偏向器カバー105によって囲まれた空間が高温となるのを抑制している。このとき、偏向器カバー105上をシャッタ部材60が覆っていると、偏向器カバー105から放熱された熱が、偏向器カバー105とシャッタ部材60との間に滞留してしまう。その結果、偏向器カバー105からの放熱効率が低下し、不図示の防音ガラスや防音壁、偏向器カバー105によって囲まれた空間が高温となり、光学ハウジング131が熱変形して、ポリゴンスキャナ50の回転軸が倒れる軸倒れが起こるなどして、画像を乱すおそれがある。
本実施形態においては、シャッタ部材60のポリゴンスキャナ50上方に開放孔64を設けている。これにより、偏向器カバー105から放熱された熱が、開放孔64を通って放熱されるため、偏向器カバー105から放熱された熱が、偏向器カバー105とシャッタ部材60との間に滞留するのを抑制することができる。これにより、偏向器カバー105の放熱効率が低下するのを抑制することができ、不図示の防音ガラスや防音壁、偏向器カバー105によって囲まれた空間が高温となるのを抑制することができる。
さらに、本実施形態においては、図1、図3〜図6に示すように、作像ステーション3Y,3C,3M,3Kと光書込ユニット4との間に外気を流入させる送風手段としての送風ファン70が設けられている。また、シャッタ部材60には、偏向器カバー105の上面に、送風ファン70から送られてきた外気を上記開放孔64へ案内する気流ガイド62が設けられている。気流ガイド62は、シャッタ部材60上面の開放孔64周辺から、突出した後、送風ファン70側に向けて湾曲するような形状となっている。
シャッタ部材60と気流ガイド62とは、同じ樹脂材で、射出成形などで一体成形されたものである。このように、シャッタ部材60と気流ガイド62とを一体成形することで、シャッタ部材60と気流ガイド62とを別部品とし、シャッタ部材60に気流ガイド62を取り付ける構成に比べて、気流ガイド62をシャッタ部材60に取り付ける作業が必要なくなり、組み立て工数を削減することができる。これにより、製造コストを削減することができる。
図3に示すように、送風ファン70によって装置内に取り込まれた外気は、シャッタ部材60の移動方向と平行に、シャッタ部材60の上面を流れる。そして、シャッタ部材60の上面を流れる気流は、気流ガイド62によって、偏向器カバー105の上面へ流れ込む。上面へ流れ込んだ外気は、偏向器カバー105上面から放熱された熱を奪った後、開放孔64や、通過孔63C、シャッタ部材60の主走査方向端部から抜ける。これにより、偏向器カバー105の周辺に熱が滞留するのを抑制することができ、偏向器カバー105の放熱効率の低下をより一層抑制することができる。
次に、光書込ユニット4の変形例について、説明する。
[変形例1]
図7は、変形例1の光書込ユニット4−1の概略構成図である。
この変形例1の光書込ユニット4−1は、シャッタ部材60を板金で形成、気流ガイドを折り曲げ加工で形成したものである。
図7に示すように、変形例1の光書込ユニット4は、開放孔64端部の送風ファン70側を偏向器カバー105側に折り曲げ加工した第1気流ガイド62−1と、開放孔端部の送風ファン70側と反対側を、感光体側に折り曲げ加工した第2気流ガイド62−2とを有している。
このように、シャッタ部材60を板金で形成することにより、シャッタ部材60を樹脂で形成した場合に比べて、シャッタ部材60の放熱効果を高めることができる。よって、上カバー107から放熱された熱が、シャッタ部材60を介して放熱され、シャッタ部材60と上カバー107との間で熱が滞留するのを抑制することができる。これにより、シャッタ部材60を樹脂で形成した場合に比べて、光学ハウジング131内が高温となるのを抑制することができる。また、シャッタ部材60を樹脂で形成した場合に比べて、シャッタ部材60を薄型化することができ、光書込ユニット4−1を小型化することができる。また、気流ガイド62を曲げ加工により形成することによって、シャッタ部材60の剛性を高めることができ、かつ、シャッタ部材60と気流ガイド62とを別体で形成して、シャッタ部材60に気流ガイド62を組み付ける場合に比べて、組み立て工数を削減することができる。
[変形例2]
図8は、変形例2の光書込ユニット4−2の概略構成図である。
この変形例2の光書込ユニット4−2は、樹脂板たるマイラー(登録商標)をシャッタ部材60に貼り付けることで、気流ガイドを形成したものである。
図8に示すように、変形例2の光書込ユニット4−2は、開放孔64端部の送風ファン70側と、送風ファン70側と反対側にそれぞれマイラー(登録商標)を貼り付け、気流ガイド62a−1,62a−2を形成している。開放孔端部に貼り付けたマイラー(登録商標)からなる第1気流ガイド62a−1は、偏向器カバー105側に折り曲がっており、送風ファン70側と反対側に貼り付けたマイラー(登録商標)からなる第2気流ガイド62a−2は、感光体側に折り曲がっている。
このように、マイラー(登録商標)で気流ガイド62a−1,62a−2を形成することで、シャッタ部材60の構造を単純にでき、シャッタ部材60を安価にすることができる。また、安価な材料費で気流ガイド62を形成することができ、装置のコストを抑えることができる。
[変形例3]
図9は、変形例3の光書込ユニット4−3における、シャッタ部材60を取り外した斜視図である。
図に示すように、変形例3の光書込ユニット4−3においては、シャッタ部材60の主走査方向両端に、上方へ延びる壁部71を設けている。このように、壁部71を設けることによって、送風ファン70からシャッタ部材60の上面に送られた外気が、シャッタ部材60の主走査方向両端から流出するのを抑制することができる。これにより、気流ガイド62に多くの外気を流入させることができ、多くの外気を偏向器カバー105に当てることができる。よって、偏向器カバー105の放熱効率の低下をより一層抑制することができる。
[変形例4]
図10は、変形例4の光書込ユニット4−4の概略構成図である。
図に示すように、この変形例4は、装置の主走査方向(光書込ユニット4−4の短手方向)側側面、かつ、光書込ユニット4−4の略中央に対向する位置に、送風ファン70が配置されている。これにより、送風ファン70により取り込まれた外気が、偏向器カバー105の上方を主走査方向に流れる。そして、図に示すように、シャッタ部材60の送風ファン70側端部付近には、送風ファン70により取り込まれた外気をシャッタ部材60と偏向器カバー105との間に導くための導入孔72と、気流ガイド62とが設けられている。気流ガイド62は、導入孔72の送風ファン70側と反対側の端部に設けられている。この気流ガイド62は、上述したように、マイラー(登録商標)を導入孔72の送風ファン側と反対側の端部に貼り付けて形成してもよいし、シャッタ部材60が板金の場合は、折り曲げ加工により形成してもよい。また、シャッタ部材60が樹脂の場合は、射出成形などで一体に成形してもよい。
送風ファン70から取り込まれ、主走査方向に流れる外気は、気流ガイド62により、導入孔72へ案内され、導入孔72から、シャッタ部材60と偏向器カバー105との間に流れる。これにより、偏向器カバー105から放熱された熱が、偏向器カバー105の周辺に滞留するのを抑制することができ、偏向器カバー105の放熱効率の低下をより抑制することができる。
また、図10に示す構成は、シャッタ部材60の送風ファン70側端部付近に導入孔72を設けて、そこからシャッタ部材60と偏向器カバー105との間に外気を取り込んでいるが、実施形態、変形例1〜3と同様に、シャッタ部材60のポリゴンスキャナ50上方に開放孔を設け、そこからシャッタ部材60と偏向器カバー105との間に外気を取り込んでもよい。
また、上述では、上カバー107を、偏向器カバー105と光学カバーの2部材で構成しているが、ひとつのカバー部材で構成してもよい。
以上、本実施形態の光走査装置たる光書込ユニット4は、光源たる半導体レーザから射出された光を、回転偏向器たるポリゴンスキャナ50によって偏向走査して、出射窓たる防塵ガラス48から射出して被走査面たる感光体10を走査するものである。また、本実施形態の光書込ユニット4は、防塵ガラス48が形成された窓形成面たる上カバー107(光学カバー106と偏向器カバー105とで構成)と対向配置され、上カバー107に対して水平方向に移動して、防塵ガラス48を遮蔽及び開放するシャッタ部材60を有している。そして、シャッタ部材60と上カバー107との間に空気を流入させるための気流ガイド62を設けている。
かかる構成を備えることで、気流ガイド62によって、シャッタ部材60と上カバー107との間に空気を流入させることで、シャッタ部材60と上カバー107との間に熱が滞留するのを抑制することができ、上カバー107からの放熱効率が低下するのを抑制することができる。これにより、装置内部が高温となるのを抑制することができ、光学素子の熱変形を抑制することができる。また、シャッタ部材60により、防塵ガラス48を遮蔽することにより、防塵ガラス48にホコリ・トナーなどが付着するのを抑制することができ、防塵ガラス48の汚れを抑制することができる。
また、本実施形態の光書込ユニット4は、K用の光学素子(走査レンズ、ミラー)とY用の光学素子、M用の光学素子とC用の光学素子とが、ポリゴンスキャナ50の回転中心をとおり、ポリゴンスキャナ50の回転軸の軸方向に対して直交する方向に引いた対称線に関して対称配置された対向走査方式の光書込ユニットである。また、Y用の防塵ガラスが、K用の防塵ガラスと上記対称線に関して対称配置され、M用の防塵ガラスが、C用の防塵ガラスと上記対称線に関して対称配置されている。そして、シャッタ部材は、Y,M,C,K4つの防塵ガラス48Y,48M,48C,48Kを遮蔽及び開放する。これにより、防塵ガラス毎にシャッタ部材を設ける構成に比べて、部品点数を削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる。
また、本実施形態の光書込ユニット4によれば、シャッタ部材60の上カバー107の一部である偏向器カバー105を挟んでポリゴンスキャナ50と対向する部分に開放孔64を設けた。これにより、ポリゴンスキャナ50から発生した熱が、偏向器カバー105を介して、シャッタ部材60の開放孔64から放熱され、シャッタ部材60と偏向器カバー105との間に熱が滞留するのを抑制することができ、偏向器カバー105の放熱効率の低下を抑制することができる。また、開放孔64の端部に気流ガイド62を設けたので、気流ガイド62によって、開放孔64から偏向器カバー105へ空気が流入する。これにより、より一層、シャッタ部材60と偏向器カバー105との間に熱が滞留するのを抑制することができる。
また、変形例3に示すように、気流ガイド62へ空気が流れ込ませるための壁部71をシャッタ部材60に設けた。これにより、空気(外気)が、他の部分に流入するのを抑制し、多くの空気(外気)を気流ガイドにより、シャッタ部材60と上カバー107との間に流入させることができる。
また、本実施形態によれば、シャッタ部材60と気流ガイド62とを樹脂で一体的に成形したので、シャッタ部材60と気流ガイド62とを別部品とし、シャッタ部材60に気流ガイド62を取り付ける構成に比べて、気流ガイド62をシャッタ部材60に取り付ける作業が必要なくなり、組み立て工数を削減することができる。これにより、製造コストを削減することができる。
また、変形例1に示すように、シャッタ部材60を、板金で形成し、気流ガイド62を折り曲げ加工により形成してもよい。シャッタ部材60を板金で形成することにより、シャッタ部材60を樹脂で形成した場合に比べて、シャッタ部材60の放熱効果を高めることができる。よって、上カバー107から放熱された熱が、シャッタ部材60を介して放熱され、シャッタ部材60と上カバー107との間で熱が滞留するのを抑制することができる。これにより、シャッタ部材60を樹脂で形成した場合に比べて、光学ハウジング131内が高温となるのを抑制することができる。また、シャッタ部材60を樹脂で形成した場合に比べて、シャッタ部材60を薄型化することができ、光書込ユニット4−1を小型化することができる。また、気流ガイド62を曲げ加工により形成することによって、シャッタ部材60の剛性を高めることができ、かつ、シャッタ部材60と気流ガイド62とを別体で形成して、シャッタ部材60に気流ガイド62を組み付ける場合に比べて、組み立て工数を削減することができる。
また、変形例2に示すように、樹脂板たるマイラー(登録商標)をシャッタ部材60に貼り付けることで、気流ガイド62を形成してもよい。マイラー(登録商標)で気流ガイド62a−1,62a−2を形成することで、シャッタ部材60の構造を単純にでき、シャッタ部材60を安価にすることができる。また、安価な材料費で気流ガイド62を形成することができ、装置のコストを抑えることができる。
また、シャッタ部材60に、防塵ガラス48と摺擦しながら防塵ガラスを清掃する清掃部材67を設けることで、防塵ガラス48にトナーなどの汚れが付着するのを抑制することができる。
また、本実施形態の画像形成装置によれば、上述した書込ユニットを設けることで、色ずれなどのない良好な画像を得ることができる。
また、気流ガイドへ外気を送風する送風手段たる送風ファン70を設けることで、気流ガイドに外気を送風することができる。
4:光書込ユニット
10Y,10C,10M,10K:感光体
48Y,48C,48M,48K:防塵ガラス
50:ポリゴンスキャナ
52a:下段ポリゴンミラー
52b:上段ポリゴンミラー
53K,53M,53C,53Y:半導体レーザ
60:シャッタ部材
62:気流ガイド
63Y,63C,63M,63K:通過孔
64:開放孔
66Y,66C,66M,66K:遮蔽板
67Y,67C,67M,67K:清掃部材
70:送風ファン
71:壁部
72:導入孔
105:偏向器カバー
106:光学カバー
107:上カバー
131:光学ハウジング
特開2007−148276号公報

Claims (8)

  1. 光源から射出された光を、回転偏向器によって偏向走査して、該光源および回転偏向器を収納する光学ハウジングの出射窓から射出して被走査面を走査する光走査装置において、
    上記光学ハウジングの上記出射窓が形成された窓形成面と対向配置され、該窓形成面に対して平行に移動して、上記出射窓を遮蔽及び開放するシャッタ部材を有し、
    上記シャッタ部材は、上記光学ハウジングの窓形成面の上記回転偏向器と対向する部分を開放する開放孔を有し、該開放孔の端部に、送風手段により上記シャッタ部材の上記窓形成面と対向する対向面と反対側の面に沿って移動してきた空気を上記シャッタ部材と上記窓形成面との間に取り込むための気流ガイドを設けたことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1の光走査装置において、
    当該光走査装置は、上記光源を複数有し、上記回転偏向器の回転中心をとおり、上記回転偏向器の回転軸の軸方向に対して直交する方向に引いた対称線に関して対称配置した少なくとも一対の光学素子と、出射窓とを備え、複数の光源のうち少なくともひとつから出射された光は、上記回転偏向器によって一方の光学素子に入射して、一方の出射窓から射出し、別の光源から出射された光は、上記回転偏向器によって他方の光学素子に入射し、他方の出射窓から射出する対向走査方式の光走査装置であって、
    上記シャッタ部材は、上記一方の出射窓から他方の出射窓まで設けられており、これら出射窓を遮蔽及び開放すること特徴とする光走査装置
  3. 求項1または2の光走査装置において、
    上記送風手段により送られた空気を、上記気流ガイドに向けて移動するようにガイドする壁部を上記シャッタ部材に設けたことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記シャッタ部材と上記気流ガイドとを樹脂で一体的に成形したことを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記シャッタ部材は、板金で形成され、上記気流ガイドを折り曲げ加工により形成したことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記気流ガイドは、樹脂板をシャッタ部材に貼り付けることで形成したことを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項1乃至いずれかの光走査装置において、
    上記シャッタ部材に、上記出射窓と摺擦しながら出射窓を清掃する清掃部材を設けたことを特徴とする光走査装置。
  8. 潜像担持体表面に潜像を書き込むための光書込手段を備えた画像形成装置において、
    上記光書込手段として、請求項1乃至いずれかの光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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