JP5316769B2 - フランジ締結構造 - Google Patents
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Description
更に詳述すれば、樹脂製部材よりなるフランジにクリープが生じることを抑制でき、長期に渡り安定した固定を持続することが出来るフランジ締結構造に関するものである。
図2において、樹脂材よりなるアンテナキャップの固定に使用されたフランジ締結構造の例を示す。
フランジ1は、この場合は、樹脂材よりなるアンテナキャップ3の固定用フランジで、アンテナキャップ3とは、始めから一体成形されている。
アンテナキャップ3は、内部にアンテナ線4が内蔵され、基台2にねじ止め3aされている。
その際、フランジ1の他方の面がストッパーとなり、袋ナット5が止るところまでねじ合わせ、固定する。
5cは、フランジ1の外周面と袋ナット5との間に設けられた隙間である。
フランジは樹脂製部材である以上、クリープを避けることは出来ない。
また、例えば、アンテナカバーは、電波特性上金属にする事ができない。
製品コストを考慮すると、アンテナ保護部とフランジ部を一体成型で製作する事でコストメリットがある。
一方、図2に示す構造において、フランジ1の外周部と袋ナット5の内面との隙間5Cは、組立上皆無にすることは出来ない。
この事実は、熱衝撃試験(高温⇔低音のサイクル試験)で確認されている。
一つの解決策として、袋ナット5の増し締めの励行があるが、クリープの進行度合いが屋外設置環境に依存するため、実施時期が正確に割り出せない事から、増し締めによる保全がし難い問題がある。
基台の一方の面に一方の面が接するリング状の樹脂材からなるフランジと、このフランジの他方の面を前記基台に押圧固定する袋ナットとを具備するフランジ締結構造において、前記フランジの他方の面と前記袋ナットの底面との間に設けられた弾性手段と、前記フランジの外周面と前記袋ナットの内側面に前記袋ナットに始めから一体的に設けられ且つ前記フランジの外周面に対向してリング状に設けられた前記袋ナットの内側面とで構成され前記フランジの面方向のクリープを抑止停止する所定寸法のリング状のクリープ停止隙間部とを具備したことを特徴とする。
前記弾性手段はウェーブばねが使用されたことを特徴とする。
一方の面が前記フランジの他方の面に接し他方の面が前記弾性手段に接する受圧板を具備したことを特徴とする。
前記受圧板の内径側に設けられ前記袋ナット方向に凸状をなし前記弾性手段を受圧板の半径方向に係止する凸部を具備したことを特徴とする。
弾性手段とクリープ停止隙間部とが設けられたので、クリープを見越し、押圧力を発生し続けさせる事ができる。
したがって袋ナットの緩みが抑制され、安定し継続的なフランジの保持を実現できるフランジ締結構造が得られる。
弾性手段はウェーブばねが使用されたので、樹脂材よりなるフランジを適切な強度で保持できるフランジ締結構造が得られる。
一方の面がフランジの他方の面に接し、他方の面が弾性手段に接する受圧板が設けられたので、フランジのクリープによる変形を適切な方向に誘導できるフランジ締結構造が得られる。
受圧板の内径側に設けられ、袋ナット方向に凸状をなし、弾性手段を受圧板の半径方向に係止する凸部が設けられたので、弾性手段のセンタリングが容易なフランジ締結構造が得られる。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図である。
図において、図2と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図2との相違部分のみ説明する。
この場合は、弾性手段11はウェーブばねが使用されている。
クリープ停止隙間部12は、フランジ1の外周面と袋ナットの内側面との間に設けられ所定寸法をなす。
また、この場合は、凸部14は、受圧板13の内径側に設けられ、袋ナット5の方向に凸状をなし、弾性手段11を受圧板13の半径方向に係止する。
そして、フランジ1の外周面が、クリープ停止隙間部12を越えて、袋ナット5の内面に付き当たるとクリープが抑制される。
また、受圧板13の凸部14は、ウェーブばね11の組み付けにおいて、偏りがなく無調整でもセンタリングができる様にしたものである。
したがって袋ナット5の緩みが抑制され、安定し継続的なフランジ1の保持を実現できるフランジ締結構造が得られる。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
2 基台
3 アンテナキャップ
3a ねじ
4 アンテナ線
5 袋ナット
5a 底面
5b ねじ
5c 隙間
11 弾性手段
11 ウェーブばね
12 クリープ停止隙間部
13 受圧板
14 凸部
A クリープ変形
B クリープ変形
C 隙間
D 軸力
Claims (4)
- 基台の一方の面に一方の面が接するリング状の樹脂材からなるフランジと、このフランジの他方の面を前記基台に押圧固定する袋ナットとを具備するフランジ締結構造において、
前記フランジの他方の面と前記袋ナットの底面との間に設けられた弾性手段と、
前記フランジの外周面と前記袋ナットの内側面に前記袋ナットに始めから一体的に設けられ且つ前記フランジの外周面に対向してリング状に設けられた前記袋ナットの内側面とで構成され前記フランジの面方向のクリープを抑止停止する所定寸法のリング状のクリープ停止隙間部と
を具備したことを特徴とするフランジ締結構造。 - 前記弾性手段はウェーブばねが使用されたこと
を特徴とする請求項1記載のフランジ締結構造。 - 一方の面が前記フランジの他方の面に接し他方の面が前記弾性手段に接する受圧板
を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフランジ締結構造。 - 前記受圧板の内径側に設けられ前記袋ナット方向に凸状をなし前記弾性手段を受圧板の半径方向に係止する凸部
を具備したことを特徴とする請求項3記載のフランジ締結構造。
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