JP5316229B2 - 貯湯式温水ユニット - Google Patents

貯湯式温水ユニット

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本発明は、温水を生成して貯湯槽に貯留し、かつこの貯湯槽から一般給湯用あるいは暖房用などの出湯を行なわせるのに用いられる貯湯式温水ユニットに関する。
貯湯式温水ユニットの具体例としては、特許文献1,2に記載されたものがある。これらの文献に記載された貯湯式温水ユニットは、ソーラシステム用であり、ソーラ集熱器において加熱される熱媒を一定経路で循環させる熱媒循環経路に設けられた熱交換器を利用して湯水加熱を行ない、かつこの加熱された湯水を貯湯槽に貯留させるように構成されている。また、前記貯湯式温水ユニットにおいては、貯湯槽内の湯水温度が所望の目標給湯温度よりも低い場合に対応するための手段として、湯水加熱用の補助熱源機が設けられている。一方、熱媒循環経路には、膨張タンクを設けておき、熱媒循環経路において熱媒が熱膨張した際には、熱媒の一部を膨張タンクに吸収させることによって、熱媒循環経路中における熱媒の圧力が異常上昇しないようにされている。
しかしながら、従来においては、次に述べるように、未だ改善すべき点があった。
すなわち、貯湯式温水ユニットは、各構成機器の保護を図るとともに全体の見栄えを良くし、また運搬などを容易にする観点から、各構成機器を所定の外装ケース内に収容させた構成とされるのが通例である。各構成機器を外装ケース内に収容させる場合、これらの構成機器の固定を確実に行なう必要があるが、とくに貯湯槽および補助熱源機は、他の構成機器と比較してサイズが大きく、かつ重量が大きいために、これらの固定をより確実に図る必要性は高い。また、膨張タンクも大容量のサイズに形成される場合があり、とくにソーラシステム用の貯湯式温水ユニットでは、ソーラ集熱器として大型のものが用いられて、熱媒循環経路の全長寸法が長くなる結果、これに対応して膨張タンクの容量を大きくしなければならない場合が多く、このような場合には、膨張タンクについてもその固定をより確実に図る必要性が高い。
これに対し、従来においては、前記したように、貯湯槽、補助熱源機、および膨張タンクの三者のサイズが大きく、かつ重量が大きい場合であっても、これらを外装ケース内の適当な箇所に分離させて配置し、これらの固定を個別に図っているに過ぎないのが実情であった。これでは、温水ユニットの運搬時や設置状態での地震発生時などにおいて、前記三者にがたつきを生じ易くなり、耐震性の面で大きな安心感が得られないという不具合を生じ易い。このため、従来においては、前記不具合の防止策として、前記三者の固定強度を高めるための補強部を外装ケース内の多数箇所に設ける必要が生じ、全体構造の複雑化や製造コストの上昇を招くこととなっていた。したがって、このような不具合を適切に解消することが望まれる。
特開2003−232565号公報 特開2003−194403号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、サイズおよび重量が大きい貯湯槽や補助熱源機などの構成要素が運搬時などにおいてがたつきを生じることを簡易な手段によって適切に抑制することが可能な耐震性に優れた貯湯式温水ユニットを提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される貯湯式温水ユニットは、主熱源機において加熱された熱媒との熱交換によって加熱される湯水を貯留するための貯湯槽と、この貯湯槽からの流出湯水温度が所定温度よりも低いときに湯水加熱を行なうための補助熱源機と、前記熱媒を一定経路で循環させる熱媒循環経路に設けられ、かつ前記熱媒の膨張を吸収するための膨張タンクと、前記貯湯槽、前記補助熱源機、および前記膨張タンクを固定させた状態で内部に収容する外装ケースと、を備えている、貯湯式温水ユニットであって、前記外装ケース内における前記貯湯槽、前記補助熱源機、および前記膨張タンクの固定配列構造は、前記膨張タンクが前記貯湯槽および前記補助熱源機のそれぞれに直接または間接的に接触してこれら貯湯槽と補助熱源機との間に挟み込まれたサンドイッチ構造とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、サンドイッチ構造に配列された貯湯槽、補助熱源機、および膨張タンクの三者が一連に当接し合うために、これら三者を互いに分離させて外装ケース内に固定させる場合と比較すると、貯湯式温水ユニットの運搬時などにおいて前記三者にがたつきを生じることが抑制される。とくに、貯湯槽および補助熱源機はサイズおよび重量が大きく、これらの間に膨張タンクがスペーサとして介在した構造によれば、たとえば貯湯槽および補助熱源機を直接接触させてからその横に膨張タンクを配置させる場合よりも、外装ケース内における重量バラスンなどに大きな偏りを生じ難くして、前記三者をより安定させることができる。したがって、前記三者の固定強度を高めるための補強部を外装ケース内の多数箇所に設ける必要を無くし、または少なくし、貯湯式温水ユニットの全体構造の簡素化や製造コストの抑制を図りつつ、その耐震性を優れたものとすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記膨張タンクは、前記補助熱源機および前記貯湯槽に対向する前側壁部および後側壁部、ならびにこれらに交差して繋がった一対の横側壁部が金属板を用いて形成ささた構成とされ、かつ前記一対の横側壁部よりも前記前側壁部および後側壁部の方が、幅および面積が大きい偏平な略直方体状である。
このような構成によれば、膨張タンクの金属板により形成された部分の機械的強度を高くし、膨張タンクが貯湯槽と補助熱源機との間で変形するといった不具合を生じ難くすることができる。また、膨張タンクの幅および面積が大きい前側壁部および後側壁部を補助熱源機および貯湯槽に対向させているために、膨張タンクを補助熱源機および貯湯槽に対して広い面積で安定的に接触させるのに好ましいものとなる。その一方、膨張タンクの一対の横側壁部の幅は小さいために、補助熱源機と貯湯槽との間隔についても小さくすることができ、これらの機器の全体が大きく嵩張ることを抑制するのに有利となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記補助熱源機は、この補助熱源機の下方に空間スペースが形成されるように前記外装ケース内の上部寄りに取り付けられ、かつ前記補助熱源機の下部が前記膨張タンクに直接または間接的に接触しており、前記熱媒を利用して湯水を加熱するための熱交換器が、前記空間スペースに配されて、前記膨張タンクの外面に直接または間接的に接触している。
このような構成によれば、熱媒を利用して湯水を加熱するための熱交換器を補助熱源機の下方にスペース効率良く設けることができる。また、前記熱交換器は膨張タンクの外面に接触しているために、膨張タンクの固定状態がより安定し、さらには熱交換器も安定して固定させることができる。加えて、膨張タンクの外面が膨張タンクの内圧に起因して外方に撓むといったことも熱交換器の存在によって適切に抑制する効果が期待できる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明に係る貯湯式温水ユニットの一例を示す平面断面図であり、(b)は、その側面断面図である。 図1に示す貯湯式温水ユニットの基本的構成を示す概略説明図である。 図1の要部斜視図である。 図3に示す部分の分解斜視図である。 図1に示す貯湯式温水ユニットに用いられている膨張タンクの分解斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明が適用された貯湯式温水ユニットの一例を示している。図2によく表われているように、本実施形態の貯湯式温水ユニットUは、ソーラ集熱器1に配管部材70を介して接続して使用される。ソーラ集熱器1は、本発明でいう主熱源機の一例に相当する。ただし、後述するように、主熱源機としてはソーラ集熱器以外の機器を用いることが可能である。
貯湯式温水ユニットUは、貯湯槽2、膨張タンク3、熱交換器4、補助熱源機5、およびこれらを収容する外装ケース6を備えている。ソーラ集熱器1と貯湯式温水ユニットUとが接続された状態においては、ポンプP1の駆動により、ソーラ集熱器1と貯湯式温水ユニットUとの間で熱媒を循環させる熱媒循環経路7が構成される。この熱媒循環経路7には、膨張タンク3および熱交換器4が設けられている。なお、図2は、貯湯式温水ユニットUの構成を模式的に示しているに過ぎず、同図における各構成機器の位置関係は、本発明の内容を正確に反映したものではない。
膨張タンク3は、熱媒の膨張を吸収して熱媒循環経路7内の圧力を安定させる役割を果たすものであるが、本実施形態においては、この膨張タンク3は、金属製とされている。ただし、その詳細は後述する。熱交換器4は、熱媒と湯水との熱交換を行なって湯水を加熱するためのものであり、その取り付け構造の詳細についても後述する。
貯湯槽2は、熱交換器4を用いて加熱された湯水を貯留しておくためのものであり、ポンプP2を駆動させて貯湯槽2内の湯水を下部配管20から熱交換器4に送り込んで加熱させた後に、この加熱された湯水を貯湯槽2内にその上部配管21から流入させて貯留させることが可能である。補助熱源機5は、貯湯槽2内の湯水温度が目標給湯温度に満たない場合に湯水を加熱するためのものであり、たとえば一般のガス給湯器と同様な構成を有している。貯湯槽2内の湯水温度が目標給湯温度以上である場合には、補助熱源機5を駆動させる必要はないため、この場合には、図2のバルブV1を閉じた状態において、入水口90からの入水圧を利用して貯湯槽2の上部配管21から湯水混合弁V2および出湯口91に向けて湯水を流通させることとなる。これに対し、貯湯槽2内の湯水温度が目標給湯温度に満たない場合には、バルブV1を開いた状態において、ポンプP2を駆動させて補助熱源機5に湯水を供給して加熱し、この加熱された湯水を湯水混合弁V2および出湯口91に向けて流通させることとなる。
図1に示すように、外装ケース6は、略直方体状であり、底板部60から起立した複数の支柱61a〜61c、貯湯槽2やその他の構成機器の周囲および上方を覆う複数のパネル62、および前面扉63を有している(図1の矢印Frは、貯湯式温水ユニットUの前方を示している)。貯湯槽2は、外面部分の略全域が断熱材22によって覆われ、外装ケース6内の奥部に配置されて、図示されないブラケットなどを用いて支持固定されている。補助熱源機5は、外装ケース6の前面寄りの一対の支柱61a間に設けられた1または複数の水平ビーム50にネジ止めなどの手段を用いて固定して取り付けられている。ただし、この補助熱源機5は、外装ケース6内の上部寄りに位置しており、この補助熱源機5の下方には、熱交換器4やその他の構成機器(図示略)を配置するための空間スペースSが設けられている。
膨張タンク3は、補助熱源機5と貯湯槽2との間に挟まれる配置とされ、一対の支柱61b間に設けられた水平ビーム64に当接するようにして取り付けられている(図3および図4も参照)。膨張タンク3は、扁平な略直方体状に形成されており、たとえば薄手のステンレス板を用いて構成された金属製である。より具体的には、図5に示すように、膨張タンク3の胴部30を構成する前側壁部30a、後側壁部30b、および一対の横側壁部30cは、たとえば1枚のステンレス板を角筒状に折り曲げてその端縁部どうしを接合することにより形成されている。膨張タンク3の上板部31および底板部32も、ステンレス板を加工して形成され、これらは胴部30の上部開口部および下部開口部を塞ぐように胴部30に接合されている。一対の横側壁部30cは、膨張タンク3の内圧に起因して容易に撓み変形を生じないように、それらの幅および面積は、前側壁部30aおよび後側壁部30bよりも小さくされている。膨張タンク3には、取り付け用の一対のブラケット33が設けられている他、膨張タンク3の本来の機能を発揮させるための熱媒流入出用部材34a,34bや、オーバフロー用部材34cなども適宜組み付けられている。
図1(a)に示すように、膨張タンク3の後側壁部30bには、貯湯槽2の断熱材22が圧縮された状態で接触している。一方、補助熱源機5の下部と膨張タンク3の前側壁部30aの上部領域との間には、その隙間を埋める断熱材52が圧縮された状態で介装されている。このことにより、外装ケース6内における貯湯槽2、補助熱源機5、および膨張タンク3の固定配列構造は、膨張タンク3が貯湯槽2および補助熱源機5のそれぞれに断熱材22,52を介して接触して貯湯槽2と補助熱源機5との間に挟み込まれたサンドイッチ構造となっている。
熱交換器4は、積層式熱交換器であり、たとえば略直方体状のハウジング46内に複数の伝熱プレート(図示略)が積層して設けられた構成を有している。この熱交換器4は、図1(b)に示すように、補助熱源機5の下方の空間スペースSに配置されている。ただし、図3および図4によく表われているように、この熱交換器4は、膨張タンク3の前側壁部30aに対して、主ブラケット8Aおよび補助ブラケット8Bを用いて固定して取り付けられている。より具体的には、これら2つのブラケット8A,8Bは、ともにステンレス板などをプレス加工して形成されたものであり、主ブラケット8Aは、膨張タンク3の前側壁部30aのうち、補助熱源機5や断熱材52よりも下方の領域に、溶接またはろう付されている。この主ブラケット8Aの上部および下部には、切欠き凹部80a,80bが形成されており、熱交換器4は、それらの切欠き凹部80a,80bに嵌入されて左右幅方向の位置決めが図られた状態で主ブラケット8Aに当接している。補助ブラケット8Bは、平面視略U字状であり、熱交換器4が主ブラケット8Aから脱落しないように、熱交換器4の一部を囲み込んだ状態で主ブラケット8Aにネジ止めされている。熱交換器4は、この熱交換器4に連結されている配管部材47によって重量の全部または一部が受けられた状態とされており、前側壁部30aに対して熱交換器4の重量が大きく作用しない構成とされている。
次に、前記した貯湯式温水ユニットUの作用について説明する。
まず、サンドイッチ構造に配列された補助熱源機5、膨張タンク3、および貯湯槽2の三者は断熱材52,22を介して一連に当接し合っているために、これらを互いに分離させた配列で固定させる場合とは異なり、貯湯式温水ユニットUの運搬時や設置使用状態での地震発生時などにおいて、前記三者が個々に振れ(がたつき)を生じることは抑制される。とくに、貯湯槽2および補助熱源機5は、貯湯式温水ユニットUの構成機器のうち、最も重量が大きい構成機器であり、これらの間に膨張タンク3がスペーサとして介在しているために、たとえば本実施形態とは異なり、貯湯槽2と補助熱源機5を直接接触させて、その外側に膨張タンク3を配置させる場合よりも、外装ケース6内における重量バランスなどに大きな偏りを生じ難くし、前記三者をより安定させることができる。したがって、前記三者の固定を図るための手段として、その固定部分の肉厚を大きくしたり、あるいは多くの補強部材を設けるといった必要を無くしつつ、貯湯式温水ユニットUの耐震性を優れたものとすることができる。
膨張タンク3は、金属製であり、たとえば合成樹脂製の場合と比較すると、この膨張タンク3の全体の機械的強度を容易に高めることが可能である。したがって、膨張タンク3が貯湯槽2と補助熱源機5との間で不用意に圧縮変形するといった不具合も好適に回避することができる。膨張タンク3は、面積が大きい前側壁部30aおよび後側壁部30bを有する偏平状であり、これら前側壁部30aおよび後側壁部30bが補助熱源機5および貯湯槽2に対向しているために、これらの対向接触面積についても大きくして、補助熱源機5、膨張タンク3、および貯湯槽2の三者をより安定させることができる効果も得られる。一方、膨張タンク3の一対の横側壁部30cの幅は小さいために、これに伴って補助熱源機5と貯湯槽2との間隔も小さくすることが可能であり、それらが大きく嵩張った配置となることを防止するのにも有利となる。
膨張タンク3の胴部30が薄肉金属製であると、本来的には、膨張タンク3の内圧に起因して膨張タンク3が外方に向けて撓み変形を生じ易くなる。ただし、本実施形態においては、次に述べるように、そのようなことも適切に抑制される。すなわち、膨張タンク3は、扁平状とされており、一対の横側壁部30cの幅および面積は小さいために、これら一対の横側壁部30cについては、とくに補強を行なわなくても、膨張タンク3の内圧に起因して大きく撓まないようにすることが可能である。これに対し、膨張タンク3の前側壁部30aについては、熱交換器4が固定して取り付けられており、この熱交換器4が前側壁部30aをその前方側から押し付けるようにして補強しているために、やはり前側壁部30aの撓み変形は抑制される。前側壁部30aには、断熱材52を介して補助熱源機5も当接しているために、このことによっても撓み変形はより確実に抑制される。後側壁部30bについては、水平ビーム64や貯湯槽2の断熱材22が接触していることにより、やはり容易に撓み変形を生じないようにすることが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る貯湯式温水ユニットの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明に係る貯湯式温水ユニットは、ソーラシステム用のものに限らず、たとえばヒートポンプを用いた温水システム、ガスエンジンや燃料電池を利用したコージェネシステムなど、種々の用途に用いることができる。したがって、本発明でいう主熱源機としては、たとえばヒートポンプ、コージェネシステムにおけるガスエンジンあるいは燃料電池からの排熱回収加熱装置など、ソーラ集熱器以外の熱源機(加熱手段)を用いることができる。
貯湯槽、膨張タンク、および補助熱源機のサンドイッチ構造は、断熱材以外の部材(硬質部材あるいは適度な弾性を有する部材など)を介して間接的に接触した構成とすることが可能である。また、断熱材やその他の部材を介することなく、前記の機器類を直接接触させた構成とすることもできる。膨張タンクとしては、金属製のものに限らず、たとえば合成樹脂製のものを用いることもできる。膨張タンクの形状も、偏平な略直方体状に代えて、非偏平状、あるいは直方体以外の形状とすることが可能である。補助熱源機は、貯湯槽からの流出湯水温度が所定温度よりも低いときに湯水を加熱する機能を発揮するものであればよく、ガス燃焼式のものに限定されない。また、補助熱源機の加熱対象となる湯水は、必ずしも貯湯槽から流出する湯水でなくてもよく、たとえば所定の入水口から供給される湯水であってもよい。外装ケースは、貯湯槽や補助熱源機などの貯湯式温水ユニットの主要構成要素の保護などを図るように、これらを固定させた状態で内部に収容するものであればよく、やはりその具体的な構造は限定されない。貯湯槽の具体的な形状やサイズなども限定されない。なお、1つの貯湯式温水ユニット内に貯湯槽が複数設けられる場合、これらのうち少なくとも1つの貯湯槽が膨張タンクや補助熱源機との関係において本発明の構成要件を満たしていれば、本発明の技術的範囲に包摂されることとなる。

Claims (3)

  1. 主熱源機において加熱された熱媒との熱交換によって加熱される湯水を貯留するための貯湯槽と、
    この貯湯槽からの流出湯水温度が所定温度よりも低いときに湯水加熱を行なうための補助熱源機と、
    前記熱媒を一定経路で循環させる熱媒循環経路に設けられ、かつ前記熱媒の膨張を吸収するための膨張タンクと、
    前記貯湯槽、前記補助熱源機、および前記膨張タンクを固定させた状態で内部に収容する外装ケースと、
    を備えている、貯湯式温水ユニットであって、
    前記外装ケース内における前記貯湯槽、前記補助熱源機、および前記膨張タンクの固定配列構造は、前記膨張タンクが前記貯湯槽および前記補助熱源機のそれぞれに直接または間接的に接触してこれら貯湯槽と補助熱源機との間に挟み込まれたサンドイッチ構造とされていることを特徴とする、貯湯式温水ユニット。
  2. 前記膨張タンクは、前記補助熱源機および前記貯湯槽に対向する前側壁部および後側壁部、ならびにこれらに交差して繋がった一対の横側壁部が金属板を用いて形成ささた構成とされ、かつ前記一対の横側壁部よりも前記前側壁部および後側壁部の方が、幅および面積が大きい偏平な略直方体状である、請求項1に記載の貯湯式温水ユニット。
  3. 前記補助熱源機は、この補助熱源機の下方に空間スペースが形成されるように前記外装ケース内の上部寄りに取り付けられ、かつ前記補助熱源機の下部が前記膨張タンクに直接または間接的に接触しており、
    前記熱媒を利用して湯水を加熱するための熱交換器が、前記空間スペースに配されて、前記膨張タンクの外面に直接または間接的に接触している、請求項1または2に記載の貯湯式温水ユニット。
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