JP5314655B2 - 故障診断方法及び故障診断装置 - Google Patents

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この発明は、車両に搭載された電子制御装置に接続し、前記電子制御装置内に記憶された自己診断結果データを外部診断装置で読み出して故障診断を行う故障診断方法及び故障診断装置に関し、特に、故障診断手順をモニタ画面に表示して診断作業を行う故障診断方法及び故障診断装置に関する。
車両の制御系{電子制御装置(ECU)、各種センサ類など}に故障が発生した場合、運転者は、異常症状の発生又は警告灯の点灯等によって当該故障を認識し、販売店や整備工場に車両を持ち込む。
修理を担当する作業者(テクニシャン)は、外部診断装置を使用して故障車両のECUに記憶された故障発生時の故障コードを読み出すことにより、故障事象(例えば、あるセンサの出力値に異常が発生している場合、その異常の内容)を把握する。その上で、サービスマニュアル等で正常状態であるか否かを順次確認しながら事象の原因となっている故障発生箇所を特定していく。
上記のような故障発生箇所の特定に使用するための診断装置が開発されている(特許文献1及び特許文献2)。特許文献1は、車両ECUに記憶されているトラブルデータを読み出してトラブルコードに変換するとともに、メモリカートリッジにサービスマニュアルのトラブルコードに対応する故障内容データを記憶しておくことにより、トラブルコードに対応する識別記号(故障略称等)を併せて表示する(請求項1)。
特許文献2では、コンピュータ{故障診断装置(1)}との対話形式で故障診断を進める(要約)。すなわち、故障診断装置(1)では、図4に示すフローチャートに沿った点検手順別にHTMLデータを表示することにより、故障診断の手順を対話形式で指示できるようになっている([0024])。具体的な表示内容として、図5(a)及び図5(b)が示されている([0024])。また、特許文献2では、故障診断の際、ECUから車両データを自動取得し、これを表示する{要約、図5(a)〜図7、[0034]}。
特公平07−076720号公報 特開2001−154725号公報
特許文献1では、トラブルコード及び識別記号を表示することにより故障事象は把握できるものの、上述のように、具体的な故障箇所を特定するためには、作業者は、サービスマニュアルを見ながら関連箇所を手順に沿って順番にチェックして故障発生個所を特定する必要があり、サービスマニュアルでの各診断作業手順や正常値データの参照等に大変手間がかかるという不便さがある。
特許文献2では、作業者に示されるのは故障診断の手順に沿った個別の具体的作業内容のみである{図5(a)及び図5(b)参照}。このため、経験の浅い作業者でも容易に故障診断を行うことができるという利点がある反面、作業者は、表示されている具体的作業が、発生している故障事象に対して必要となる故障診断全体の中でどのような位置付けにあるのか、並びに当該具体的作業がどのような目的及び意味を有するのかを十分に把握することができない。その結果、特に、経験の浅い作業者にとっての的確な判断促進及び習熟度向上という点で改善の余地がある。
この発明は、上記のような事情を考慮したものであり、経験の浅い作業者でも容易に故障診断ができ、且つ作業者の的確な判断促進及び習熟度向上を実現することが可能な故障診断方法及び故障診断装置を提供することを目的する。
この発明に係る故障診断方法は、車両に搭載された電子制御装置に接続し、前記電子制御装置内に記憶された自己診断データを外部診断装置で読み出して故障診断を行うものであって、故障事象を特定する故障コードを前記電子制御装置から前記外部診断装置に読み出す故障コード読出しステップと、読み出した前記故障コードに応じた作業を案内する作業案内画面を表示する作業案内ステップとを備え、前記作業案内画面には、前記故障コードに対応する故障事象を生じさせる故障発生箇所を特定するための複数の作業項目からなる全体作業フローチャートを含むと共に前記複数の作業項目のうち選択されたものを強調表示する全体作業表示領域と、前記強調表示された作業項目に対応する具体的作業内容を示す具体的作業表示領域とを並べて設けることを特徴とする。
この発明によれば、1つの画面(作業案内画面)中に、全体作業フローチャート中での選択された作業項目の位置、及び、選択された作業項目についての具体的作業内容の両方が表示される。このため、作業者は、必要に応じて、全体作業における具体的作業内容の位置付けを確認しながら、画面で要求されている操作や測定などの診断作業を的確に進めることが可能となる。また、作業手順全体を把握した上で、表示されている具体的作業が何のために行われているかの意味を理解して当該具体的作業を行うことが可能となる。従って、経験の浅い作業者にとって、対応したそれぞれの故障診断に関する理解を深めることが可能になり、経験の蓄積によって習熟度を向上させることが可能となる。
前記作業案内ステップでは、前記作業項目に関する確認結果の選択肢を前記作業案内画面に表示し、選択された前記選択肢に応じて次の作業項目が存在する場合、前記選択肢の選択に対応して前記全体作業表示領域における強調表示を現在の作業項目から前記選択肢の選択に対応する次の作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、当該次の作業項目に対応する具体的作業内容を表示してもよい。
これにより、作業項目に関する確認結果の選択に応じて、次の作業項目及びこれに対応する具体的作業内容を表示することが可能となる。従って、作業者は、次の作業項目及び具体的作業内容を容易に把握することが可能となる。特に、全体作業フローチャートにおいて、現在の作業項目と次の作業項目とが離れて表示されている場合(例えば、選択された確認結果に対応する作業項目と対応しない作業項目が存在するため、全体作業フローチャートにおいて、現在の作業項目と次の作業項目が離れて表示されている場合)であっても、作業者は、次の作業項目及び具体的作業内容を容易に把握することが可能となる。
また、前記複数の作業項目は、複数の診断作業項目と、前記複数の診断作業項目に対応する複数の修理作業項目とを含み、前記作業案内ステップでは、前記複数の診断作業項目と前記複数の修理作業項目とを前記全体作業表示領域に表示すると共に、前記診断作業項目に関する確認結果の選択肢を前記具体的作業表示領域に表示し、選択された前記選択肢に対応する前記修理作業項目が存在する場合、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の診断作業項目から当該修理作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において当該修理作業項目に対応する具体的修理作業内容を表示してもよい。
これにより、作業者は、現在の診断作業項目から次に行うべき修理作業項目への移り変わりを視覚的に認識可能であると共に、当該修理作業項目に対応する具体的修理作業内容を認識可能となる。また、現在の診断作業項目とこれに対応する修理作業項目が同時に表示されている場合、強調表示が診断作業項目から修理作業項目に切り替わった後も、当該診断作業項目と当該修理作業項目とを同時に視認可能のままとなり、作業者は、当該診断作業項目と当該修理作業項目との関連をその後も容易に確認することが可能となる。従って、故障診断に関する作業者の理解をさらに深めることが可能となる。
前記作業案内ステップでは、前記全体作業表示領域において、前記診断作業項目及び前記修理作業項目に加え、前記修理作業項目の修理結果を検証する検証作業項目を表示し、前記修理作業項目の修理作業が終了した旨が入力されると、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の修理作業項目から前記検証作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、前記作業案内画面中に当該検証作業項目に対応する具体的検証作業内容を表示し、前記電子制御装置から前記外部診断装置に前記自己診断データを読み出して前記外部診断装置に前記故障コードの有無を表示してもよい。これにより、修理作業が終了した後、作業者に対し、表示画面中で具体的検証作業内容を指示し、修理検証作業内容を確実に行うことが可能となる。
この発明に係る故障診断装置は、車両に搭載された電子制御装置に接続し、前記電子制御装置内に記憶された自己診断データを読み出して故障診断を行うものであって、故障事象を特定する故障コードを前記電子制御装置から読み出す読出し部と、読み出した前記故障コードに応じた作業を案内する作業案内画面を表示部に表示させる表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記作業案内画面に前記故障コードに対応する故障事象を生じさせる故障発生箇所を特定するための複数の作業項目からなる全体作業フローチャートを含むと共に前記複数の作業項目のうち選択されたものを強調表示する全体作業表示領域と、前記強調表示された作業項目に対応する具体的作業内容を示す具体的作業表示領域とを並べて設けることを特徴とする。
前記表示制御部は、前記作業項目に関する確認結果の選択肢を前記作業案内画面に表示させ、選択された前記選択肢に応じて次の作業項目が存在する場合、前記選択肢の選択に対応して前記全体作業表示領域における強調表示を現在の作業項目から前記選択肢の選択に対応する次の作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、当該次の作業項目に対応する具体的作業内容を表示させてもよい。
前記複数の作業項目は、複数の診断作業項目と、前記複数の診断作業項目に対応する複数の修理作業項目とを含み、前記表示制御部は、前記複数の診断作業項目と前記複数の修理作業項目とを前記全体作業表示領域に表示させると共に、前記診断作業項目に関する確認結果の選択肢を前記具体的作業表示領域に表示させ、選択された前記選択肢に応じた前記修理作業項目が存在する場合、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の診断作業項目から当該修理作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において当該修理作業項目に対応する具体的修理作業内容を表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記全体作業表示領域において、前記診断作業項目及び前記修理作業項目に加え、前記修理作業項目の修理結果を検証する検証作業項目を表示させ、前記修理作業項目の修理作業が終了した旨が入力されると、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の修理作業項目から前記検証作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、前記作業案内画面中で当該検証作業項目に対応する具体的検証作業内容を表示させ、前記電子制御装置から前記自己診断データを読み出して前記故障コードの有無を表示させてもよい。
この発明によれば、1つの画面(作業案内画面)中に、全体作業フローチャート中での選択された作業項目の位置、及び、選択された作業項目についての具体的作業内容の両方が表示される。このため、作業者は、必要に応じて、全体作業における具体的作業内容の位置付けを確認しながら、画面で要求されている操作や測定などの診断作業を的確に進めることが可能となる。また、作業手順全体を把握した上で、表示されている具体的作業が何のために行われているかの意味を理解して当該具体的作業を行うことが可能となる。従って、経験の浅い作業者にとって、対応したそれぞれの故障診断に関する理解を深めることが可能になり、経験の蓄積によって習熟度を向上させることが可能となる。
この発明の一実施形態に係る故障診断装置を有する故障診断システムの概略的な構成を示すブロック図である。 前記故障診断装置における処理の概要を示すフローチャートである。 診断作業案内処理において表示される作業案内画面の各領域の位置等を示す図である。 前記作業案内画面を構成する全体作業表示領域の表示の例を示す図である。 前記作業案内画面を構成する具体的作業表示領域の表示の第1例を示す図である。 前記具体的作業表示領域の表示の第2例を示す図である。 前記具体的作業表示領域の表示の第3例を示す図である。 前記具体的作業表示領域の表示の第4例を示す図である。 前記具体的作業表示領域の表示の第5例を示す図である。 診断作業案内処理の第1フローチャートである。 診断作業案内処理の第2フローチャートである。 修理作業案内処理のフローチャートである。 検証作業案内処理のフローチャートである。 ポップアップ画面の例を示す図である。
A.一実施形態
1.構成
(1)全体構成
図1は、この発明の一実施形態に係る故障診断装置16(以下「診断装置16」とも称する。)を有する故障診断システム10(以下「システム10」とも称する。)の概略的な構成を示すブロック図である。システム10は、診断対象としての車両12と、車両12の自己診断データを車両12の外部へ読み出すインターフェースを構成する検査装置14と、車両12の故障診断を行う診断装置16と、サーバ18とを有する。なお、図1では、車両12、検査装置14及び診断装置16をそれぞれ1つのみ示しているが、それぞれ複数設けることができる。
(2)車両12
車両12は、電子制御装置20(以下「ECU20」という。)と、ECU20のオンオフを制御するイグニションスイッチ22(以下「IGSW22」という。)と、各種センサ24とを有する。ECU20は、エンジン、トランスミッション、ブレーキなどの制御を行うものであり、図1に示すように、入出力部30と、演算部32と、記憶部34とを有する。
(3)検査装置14
検査装置14は、販売店、整備工場等において車両12のECU20に接続して車両12のデータを読み出したりするための通信用インターフェースとして各部の検査に用いるものである。
図1に示すように、検査装置14は、ECU20に接続するためのケーブル40と、ケーブル40が連結される入出力部42と、操作部44と、診断装置16と無線通信を行う通信部46と、各部の制御を行う演算部48と、演算部48で用いる制御プログラムなどの各種のプログラムやデータを記憶する記憶部50と、表示部52とを有する。なお、このケーブル40は、無線通信機能で代替しても良い。また、操作部44は、必要に応じて車両12のECU20又は各種センサ24に擬似信号を送信する操作を行うための操作ボタン等を有する。さらに、表示部52は、ECU20から読み出したデータをモニタ表示する等の各種の表示を行う。
(4)診断装置16
診断装置16は、信号の入出力を行う入出力部70と、図示しないキーボードやマウス、タッチパッド等からなる操作部72と、検査装置14及びインターネット82を介してサーバ18と通信を行う通信部74と、各部の制御及び車両12の故障診断を行う演算部76と、演算部76で用いる制御プログラムや故障診断プログラムなどの各種プログラムやデータを記憶する記憶部78と、各種の表示を行う表示部80とを有する。診断装置16のハードウェア構成としては、例えば、市販のノート型パーソナルコンピュータを用いることができる。
診断装置16を用いて車両12の故障診断を行う際、検査装置14のケーブル40を、車両12の図示しないインスツルメントパネルに設けられた図示しないコネクタ(データリンクコネクタ)に接続する。また、ECU20、診断装置16、サーバ18との間で通信可能な状態としておく。その後、診断装置16の操作部72に対するユーザからの操作に応じて、診断装置16は、車両12の故障診断を行う。診断装置16が行う車両12の故障診断の詳細は後述する。
(5)サーバ18
サーバ18は、信号の入出力を行う入出力部90と、図示しないキーボード等からなる操作部92と、インターネット82等の通信回線を介して診断装置16と通信を行う通信部94と、各部の制御を行う演算部96と、演算部96で用いる制御プログラムなどの各種プログラムやデータを記憶する記憶部98と、各種の表示を行う表示部100とを有する。
2.故障診断
(1)故障診断の流れの概要(作業者の作業)
次に、本実施形態における故障診断(作業者が行う作業)の概要について説明する。まず作業者は、故障診断のための事前準備を行う。具体的には、検査装置14のケーブル40を車両12のデータリンクコネクタ(図示せず)に接続し、ECU20、検査装置14、診断装置16及びサーバ18それぞれの電源をオンにし、診断装置16では、診断ソフトウェアを起動する。これにより、それぞれが通信可能な状態とする。なお、診断装置16で用いる診断ソフトウェアは、記憶部78に予め記憶しておいたものに限らず、サーバ18からダウンロードしたもの、又はサーバ18からダウンロードしないいわゆるASP(Application Service Provider)型で実行するものであってもよい。
また、作業者は、車両12のECU20の記憶部34に記憶されている故障コードを、検査装置14を介して読み出して診断装置16の表示部80に表示する。そして、診断ソフトウェアの操作画面において、表示されている複数の故障コード(DTC:Diagnostic Trouble Code)のうちから診断すべき対象とする故障コードを選択して入力する(複数の故障コードが表示されている場合は、診断作業は故障コード毎に行う。)。これにより、故障コードによって特定される故障事象(故障経路、故障系統等を含む。)に対応した診断作業を案内するための画面{作業案内画面110(図3〜図9)}が診断装置16の表示部80に表示される。
その後、作業者は、作業案内画面110を見ながら、故障診断(故障発生箇所の特定)を行い、特定した故障発生箇所を部品の交換等により修理し、正常動作の確認を行う。
(2)診断装置16の処理
図2は、本実施形態に係る診断装置16における処理の概要を示すフローチャートである。ステップS11において、診断装置16は、図示しない電源スイッチに対する作業者の操作により電源オンし、ステップS12において、操作部72に対する作業者の操作により診断ソフトウェアを起動する。これにより、表示部80には故障コードの入力画面(図示せず)が表示される。
ステップS13において、診断装置16は、故障コードの入力画面に対する故障コードの入力を受け付ける。
ステップS14において、診断装置16は、故障発生箇所を特定するための診断作業案内処理を行う。当該診断作業案内処理では、作業者が故障発生箇所を特定するために必要な作業項目全体の表示と、選択された作業項目ごとの作業内容を表示する作業案内画面110を表示部80に表示する。当該表示の作業内容に基づいて作業者が着実に作業を行うことにより、故障発生箇所が特定される。
ステップS15において、診断装置16は、具体的修理作業を案内するための修理作業案内処理を行う。ステップS16において、診断装置16は、正常動作の検証作業を案内するための検証作業案内処理を行う。ステップS17において、診断装置16は、操作部72に対する作業者の操作に基づき、今回の診断結果をサーバ18に送信する。当該診断結果を受信したサーバ18は、記憶部98のデータベースに当該診断結果を記憶する。
なおこの診断結果は、発生した故障の診断について、どのような手順/診断作業であったかの一連の手順を含めて記憶することができ、また、サーバ18に送信する活用以外に、診断装置16の記憶装置に手順を記憶することで、修理ができない難問案件で、次にエキスパートに託す場合のチェック履歴として有効活用することができる。
上記診断作業案内処理、修理作業案内処理、検証作業案内処理等の詳細を説明する前に、作業案内画面110について説明しておく。
図3は、作業案内処理において表示される作業案内画面110の各領域の位置等を示す図である。図3に示すように、作業案内画面110は、主として、ツールバー領域112、全体作業表示領域114及び具体的作業表示領域116から構成される。
ツールバー領域112は、「保存」、「印刷」等のアイコン等を含むツールバー(図示せず)を表示する領域である。
図4には、全体作業表示領域114の表示の例が示されている。全体作業表示領域114は、ステップS13で入力された故障コードに応じた全体作業フローチャート120を表示する領域である。
図4に示すように、全体作業フローチャート120は、スタートボックス122と、第1〜第8作業タイトルボックス124a〜124h(以下「作業タイトルボックス124」と総称する。)と、複数の垂直矢印126と、複数の水平矢印128と、第1〜第16点検結果ボックス130a〜130p(以下「点検結果ボックス130」と総称する。)と、第1〜第8診断結果ボックス132a〜132h(以下「診断結果ボックス132」と総称する。)と、第1〜第2スキップボックス134a〜134b(以下「スキップボックス134」と総称する。)と、エンドボックス136と、スクロールバー138(図3)とを有する。
スタートボックス122は、故障コード又は症状を表示する欄であり、本実施形態は、故障コード(DTC)が「P0102」(=エアフローセンサ回路の電圧が低い)の場合である。
作業タイトルボックス124は、作業タイトル(作業項目)を表示する欄である。ここにいう作業タイトル(作業項目)には、診断作業項目及び検証作業項目が含まれる。より具体的には、診断作業項目として第1〜第7作業タイトルボックス124a〜124gの記載内容がある。また、検証作業項目として、第8作業タイトルボックス124hの記載内容がある。
垂直矢印126及び水平矢印128は、次に進む作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132などを示す。
点検結果ボックス130は、点検の結果{「OK」(正常)、「NG」(異常)など}を表示する欄であり、背景及び枠が透明であるため、図4中では点検結果ボックス130内部の文字のみが示されている。
診断結果ボックス132は、修理作業項目を表示する欄である。なお、本実施形態の診断結果ボックス132では、故障内容(一過性故障、IG1ラインの短絡など)、故障部位若しくは故障発生箇所(エアフローメータ/吸気温度センサなど)を示すことにより修理内容(修理すべき対象)を示している。また、完了した作業項目に関する診断結果ボックス132(図4)には、診断の結果修理が完了した時に後述の修理後の点検へ移行するための操作ボタン140が設けられている。
スキップボックス134は、ある作業タイトルボックス124などから別の作業タイトルボックス124などへのスキップを示す欄である。例えば、第1スキップボックス134aは、第4作業タイトルボックス124dから第7作業タイトルボックス124gへのスキップを示す。エンドボックス136は、全体作業の終了を示す欄である。
スクロールバー138(図3)は、全体作業表示領域114中の表示をスクロールさせるバーである。すなわち、図4の全体作業表示領域114において、全体作業フローチャート120の全体が表示されない場合、作業者は、スクロールバー138を用いて全体作業表示領域114中の表示を上下させることにより、全体作業フローチャート120の全体を見ることが可能である。
全体作業フローチャート120では、原則として、診断(点検)作業又は検証作業を行うべき順に第1〜第8作業タイトルボックス124a〜124hが配置されている。また、診断結果に応じて診断作業項目の組合せ(診断系統)が複数ある場合、ある診断系統は、ある作業タイトルボックス124の真下に配置されるが、別の診断系統は、当該作業タイトルボックス124とは離れて配置される。この際、スキップボックス134が用いられる。その結果、本実施形態の全体作業フローチャート120では、各作業タイトルボックス124が縦一列に表示される。このため、スクロールバー138と合わせることで、全体作業表示領域114をコンパクト且つ見易く表示している。
さらに、対象となっている作業タイトルボックス124(行うべき作業項目)については、枠を太くすることで、当該作業タイトルボックス124を強調表示する。例えば、作業タイトルボックス124a(「1.再現テスト」)が対象となっている場合、第1作業タイトルボックス124aの枠を太くすることで強調表示する。或いは、作業案内画面110全体をカラーで表示する場合、作業タイトルボックス124の背景色を変化させて(例えば、青色からオレンジ色に変化させて)、当該作業タイトルボックス124を強調表示することもできる。
図5〜図9には、具体的作業表示領域116の第1例〜第5例が示されている。具体的作業表示領域116は、対象となっている作業タイトルボックス124又は診断結果ボックス132に応じた具体的作業(具体的診断作業、具体的修理作業又は具体的検証作業)の内容を表示する領域である。
具体的には、図5に示す具体的作業表示領域116は、具体的作業内容を説明表示する説明文表示欄142と、測定すべき内容や対象を表又はイラストレーションで表示するイラストレーション表示欄144とを有する。また、図6、図8及び図9に示す具体的作業表示領域116は、説明文表示欄142及びイラストレーション表示欄144に加え、説明文表示欄142又はイラストレーション表示欄144の表示内容に基づいて行った作業結果を、作業者が判定して選択入力する結果入力欄146を有する。図7に示す具体的作業表示領域116は、説明文表示欄142と、結果入力欄146とを有する。
説明文表示欄142は、具体的作業の内容を詳細に記載した説明文を表示する欄である。作業案内画面110の左側に表示される全体作業表示領域114において、図4のように、スタートボックス122が強調表示(選択)されている場合、具体的には「DTC P0102」が選択表示されている場合には、作業案内画面110の右側に表示される図5の具体的作業表示領域116に記載表示される説明文には、スタートボックス122中の故障コードの説明等が含まれる。具体的には「DTC P0102:エアフローセンサ回路の電圧が低い」「注記:故障診断を始める前に、全てのフリーズデータ及びオンボード・スナップショット・データを記録し、故障診断の一般的な情報を確認する」と表示され、作業者に対してどのような故障事象であるかということと、診断開始前に必要な注意事項を説明表示する。
また、作業案内画面110の左側に表示される全体作業表示領域114に作業項目が記載された作業タイトルボックス124が強調表示(選択)される場合、作業案内画面110の右側に表示される図6〜図9の具体的作業表示領域116に記載表示される説明文には、作業タイトルボックス124中の作業タイトル(作業項目)又はそれをより具体的にした記載(作業の目的等)と、前記作業タイトルの説明で示された内容を具体的に実現するための詳細な作業に関する記載(詳細作業の説明)とが含まれる。例えば、作業項目として「2.IG1ラインの短絡点検」(第2作業タイトルボックス124b)が選択されて強調表示されている場合には、図7に示すように、作業内容の説明文として「2.エアフローセンサ/吸気温度センサとNo.12IMA(10A)ヒューズの間のIG1ラインの短絡点検」、「−1.以下のヒューズを点検する」、「ヒューズ No.12IMA」、「場所 ダッシュボード下のヒューズ/リレーボックス」と表示される。
イラストレーション表示欄144は、上述のように、測定すべき内容や対象を表示する。本実施形態で示される図6の具体的作業表示領域116のイラストレーション表示欄144では、作業者が実際に図6の説明文表示欄142のテストを行う場合の故障判定の基準が表示されるとともに、そのテストを実際に行った場合のテスト結果を車両データとして読み出した状態が示されている。すなわち、同イラストレーション表示欄144では、故障判定閾値の説明(図6中の「0.1以下」など)と、車両データ(エアフローセンサの検出データ)の実測値(図6中の「0」など)とが表示される。実測値は、診断装置16が、検査装置14を介してECU20から自動的に取得したものを表示している。
なお、説明文表示欄142又はイラストレーション表示欄144に入力ボタンを設け、ECU20の制御(車両データの取得)をすることもできる。例えば、図9の入力ボタン156を押圧(クリック)することにより、ECU20をリセットすることができる。
結果入力欄146には、説明文表示欄142のテストを行った場合の結果に関する質問文150と、結果の選択肢152a、152b(以下「選択肢152」と総称する。)と、選択肢152に関する説明文154a、154b(以下「説明文154」と総称する。)とが含まれる。選択肢152は、操作部72の操作(マウス又はタッチパッドでカーソルを合わせた後、クリックなど)により選択することができる。
なお、具体的作業表示領域116では、全体作業表示領域114のスクロールバー138のようなスクロールバーを設け、具体的作業表示領域116中の表示をスクロールさせてもよい。
また、具体的作業表示領域116では、例えば、用語についてハイパーリンクを設定し、当該用語がマウス又はタッチパッド等で選択されたとき、当該用語の説明等をポップアップ表示することもできる。
以上のような作業案内画面110を用いて、ステップS14〜S16の診断作業案内処理、修理作業案内処理及び検証作業案内処理が行われる。
図10及び図11には、診断装置16による診断作業案内処理のフローチャート(図2のS14の詳細)が示されている。図12には、修理作業案内処理のフローチャート(図2のS15の詳細)が示されている。図13には、検証作業案内処理のフローチャート(図2のS16の詳細)が示されている。
図10のステップS21において、診断装置16は、作業案内画面110の初期画面を表示部80に表示する。当該初期画面には、前述のように全体作業表示領域114(図4参照)と具体的作業表示領域116(図5参照)とが左右に並べて表示されており、全体作業表示領域114では、スタートボックス122が強調表示される。また、初期画面の具体的作業表示領域116では、故障コードの説明文等に関する説明文表示欄142及びイラストレーション表示欄144が表示される。
ステップS22において、診断装置16は、第1作業タイトルボックス124aが選択されたか否かを判定する。当該選択は、例えば、操作部72のマウス又はタッチパッドでカーソルを第1作業タイトルボックス124aに合わせ、クリックすることにより行われる。
第1作業タイトルボックス124aが選択されない場合(S22:NO)、ステップS22を繰り返す。第1作業タイトルボックス124aが選択された場合(S22:YES)、ステップS23において、スタートボックス122から第1作業タイトルボックス124aに強調表示を切り替える。また同時に、具体的作業表示領域116の表示を図5から図6の表示に切り替える。
作業者は、具体的作業表示領域116の説明文表示欄142に記載された作業内容に従って、「イグニッションスイッチをオン(II)にし、2秒間待つ」作業を行い、「以下のパラメータを確認する」の指示に従って、イラストレーション表示欄144に表示されている予め記載されている「故障判定閾値」と、イグニッションスイッチをオンにして2秒待ったときのECU20から読み出した測定データである現在の状態の値を確認する。
診断装置16は、運転状態にあるときのECU20とは常時通信状態にあるため、データ読込み準備は第1作業タイトルボックス124aを選択した時点で準備されており、上記の操作で測定データは自動的に読み出される。
そして、この確認結果に従って、作業者は、結果入力欄146の質問文150に対して、故障が再現した場合は選択肢152a(YESボタン)、故障が再現しない場合は選択肢152b(NOボタン)を選択入力する。換言すると、ステップS24において、診断装置16は、故障の症状が再現したか否かを確認する。具体的には、選択肢152aが選択された場合、症状が再現し、選択肢152bが選択された場合、症状が再現しなかったと判定する。なお、ここにいう選択入力は、操作部72のマウス又はタッチパッドにより選択肢152a又は選択肢152bにカーソルを合わせ、クリックすることにより行われる。
またこの場合、上記のように、作業者の選択入力結果によって診断装置16としての最終的な判定がなされるが、故障判定閾値と測定データで自動的に判定した結果に応じて、選択肢152a(YESボタン)又は選択肢152b(NOボタン)のいずれかを強調する表示にすることによって、不慣れな作業者への判定指導の効果を高めている。
単に診断装置16で自動的に判定して次のステップへ移行(=自動判定)してしまっては、この作業で何が判定されているのかを作業者に認識させにくいため、経験の浅い作業者にとって診断作業経験の蓄積にならない。そこであえて自動的に移行するのをやめて、作業者に判定結果を認識させてから、選択操作させる段階を残す(=半自動)ことによって、不慣れな作業者に対しての教育指導効果を高めることができる。
そして、選択肢152aが選択された場合(S24:YES)、全体作業表示領域114中の強調表示位置が第1作業タイトルボックス124aの位置から第2作業タイトルボックス124bへ移動するとともに(S26)、具体的作業表示領域116の表示を図6から図7の表示に切り替える(S27)。
また、選択肢152bが選択された場合(S24:NO)、第1診断結果ボックス132aを強調表示して、具体的作業表示領域116にその旨を表示した状態のままとし、診断作業の終了操作を待つ(S25)。
第2作業タイトルボックス124b以降も、同様の方法で故障の症状が再現するか否かを確認していく。例えば、全体作業表示領域114において、第2作業タイトルボックス124bが強調表示されている場合(S26)、具体的作業表示領域116において、第2作業タイトルボックス124bに対応する表示がなされる(S27)。ここでの表示には、上記のように、説明文表示欄142と結果入力欄146とが含まれる(図7参照)。また、この状態で、診断装置16は、作業者による確認結果の入力を待つ(図11のS30)。なお、図6のように、具体的作業表示領域116において、車両データを表示する場合(S28:YES)、診断装置16は、当該車両データを検査装置14を介して取得し、具体的作業表示領域116に表示する(S29)。
作業者は、図7の具体的作業表示領域116の説明文表示欄142に記載された作業内容に従って、ダッシュボード下のヒューズ/リレーボックスにおけるNo.12IMAのヒューズが正常であるか否かを点検し、結果入力欄146の表示に従った選択入力を行う。当該ヒューズが正常である場合、作業者は、選択肢152a(YESボタン)を選択入力し、当該ヒューズが正常でない場合、選択肢152b(NOボタン)を選択入力する(S30)。
当該ヒューズが正常であり、選択肢152aが選択入力された場合、故障発生箇所は特定されない(S31:NO)。この場合、診断作業項目が切り替えられ(S32)、次の第3作業タイトルボックス124c(「3.IG1ラインの断線点検」)が強調表示される(S26)。併せて、具体的作業表示領域116では、図8に示すように、第3作業タイトルボックス124cに対応する表示がなされる(S27)。その後も故障発生箇所が特定されるまで同様の操作が行われる。
なお、第4作業タイトルボックス124dに対応する診断作業項目の場合のように、選択肢152のいずれが選択されても故障発生箇所が特定されない場合もある。すなわち、第4作業タイトルボックス124dに対応する診断作業項目の場合、結果が「OK」であれば、第7作業タイトルボックス124gに対応する診断作業項目に移り、結果が「NG」であれば、第5作業タイトルボックス124eに対応する診断作業項目に移る。いずれの場合も未だ故障発生箇所は特定されていない。
一方、当該ヒューズが正常でなく、選択肢152bが選択された場合、故障発生箇所が特定される(S31:YES)。この場合、図4に示される全体作業表示領域114中の強調表示位置が第2作業タイトルボックス124bの位置から第2診断結果ボックス132bへ移動するとともに(図12のS41)、具体的作業表示領域116には、図7の説明文表示欄142に記載されている点検作業内容をそのまま表示しておくことにより「どんな点検作業であったかの履歴」が修理作業時に同時に確認できるようにしておき、すなわち、故障発生箇所(ここでは、IG1ラインの短絡)及び修理方法についての説明(具体的修理作業内容)がそのまま並べて対比可能に表示される(S42)。また、第2診断結果ボックス132bには、前述のように修理の完了した時に、修理結果を確認するための点検へ移行するための操作ボタン140が設けられている。
作業者は、当該説明を参考に修理作業(ここでは、IG1ラインの交換)を行い、修理作業が終了した時に操作ボタン140を選択する(S43:YES)。なお、この操作ボタン140の機能は、結果入力欄146の修理作業の説明文中の、ハイライト表示部分160(「修理後の点検」)のクリック操作でもリンクして動作する。ハイライト表示は、図7のように、破線で囲うのに代えて、文字の色を変え、アンダーラインを引く等の方法で行ってもよい。
そして、操作ボタン140又は結果入力欄146のハイライト表示部分160のいずれかが選択された場合、全体作業表示領域114中の強調表示位置が第2診断結果ボックス132bの位置から、検証作業項目に関する第8作業タイトルボックス124hへ移動するとともに(図13のS51)、図9に示すように、具体的作業表示領域116には、具体的検証作業内容及び故障の再現の有無の入力欄が表示される(S52)。
具体的には、図9に示す具体的作業表示領域116では、説明文表示欄142には、具体的検証作業内容として、「修理後の点検」、「−1.イグニションスイッチをLOCK(0)にする」、「−2.全てのコネクタを再接続する」、「−3.イグニションスイッチをオン(II)にする」、「−4.検査装置でECUをリセットする」、「−5.ECUによるアイドル学習を行う」、「−6.確認された又は現在のDTCを検査装置で確認する」と表示される。併せて、説明文表示欄142には、ECU20をリセットするための入力ボタン156が説明文表示欄142に表示される。従って、作業者が具体的検証作業を進めるに当たり、入力ボタン156を押すことで、ECU20の制御(すなわち、ECU20のリセット)をすることができる。
また、図9のイラストレーション表示欄144では、故障コード(DTC)の説明及び当該故障コードの確認内容が表示される。加えて、図9の結果入力欄146には、今回の作業で故障発生箇所を特定した故障事象に対応する故障コード(ここでは、DTC P0102)が再度表示されるか(ECU20から再度当該故障コードが出力されるか)を問う質問文150と、結果の選択肢152a、152bと、選択肢152a、152bに応じたその後の作業に関する説明文154a、154bとが表示される。
例えば、作業者が確認した結果、当該故障コードが再度表示された場合、作業者は、説明文154aに記載されている作業、すなわち、「エアフローセンサ/吸気温度センサとECUの間の接続不良を点検する。ECUをアップデートした場合、動作確認済のECUと交換し、再点検する。ECUを交換した場合、ステップ1に進む。」を行う。上記作業中の「ステップ1に進む」を行うため、作業者は、選択肢152a(YESボタン)を選択入力する。これにより、全体作業表示領域114中の強調表示位置が第8作業タイトルボックス124hの位置から第1作業タイトルボックス124aへ移動するとともに、具体的作業表示領域116の表示を図9から図6の表示に切り替える(S53:YES→図10のS23)。
一方、作業者が確認した結果、当該故障コードが表示されなかった場合、作業者は、説明文154bに記載されている作業、すなわち、「故障診断は完了。表示が確認された又は現在表示中の別のDTCが示されている場合、当該DTCの故障診断に進む。ECUをアップデートした場合、故障診断は完了。ECUを交換した場合、元のECUと交換する」を行う。そして、作業者は、選択肢152b(NOボタン)を選択入力する。
なお、本実施形態では、故障の症状が再現しない場合(S24:NO)を除き、常に、故障発生箇所を特定するフローチャートとなっているが、これに限らず、故障発生箇所を特定できない場合、その時点で今回の診断処理を終了することもできる。
3.本実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、1つの画面(作業案内画面110)中に、全体作業フローチャート120中での選択された作業項目の位置、及び、選択された作業項目についての具体的作業内容(具体的診断作業、具体的修理作業及び具体的検証作業)の両方が表示される。このため、作業者は、必要に応じて、全体作業における具体的作業内容の位置付けを確認しながら、画面で要求されている操作や測定などの診断作業を的確に進めることが可能となる。また、作業手順全体を把握した上で、表示されている具体的作業が何のために行われているかの意味を理解して当該具体的作業を行うことが可能となる。従って、経験の浅い作業者にとって、対応したそれぞれの故障診断に関する理解を深めることが可能になり、経験の蓄積によって習熟度を向上させることが可能となる。
本実施形態では、作業項目に関する確認結果の選択肢152を作業案内画面110に表示し、選択された選択肢152に応じて次の作業項目が存在する場合、全体作業表示領域114における強調表示を現在の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)から次の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)に切り替えると共に、具体的作業表示領域116において、当該次の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)に対応する具体的作業内容を表示する。
これにより、作業項目に関する結果の選択に応じて、次の作業項目及びこれに対応する具体的作業内容を表示することが可能となる。従って、作業者は、次の作業項目及び具体的作業内容を容易に把握することが可能となる。特に、全体作業フローチャート120において、現在の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)と次の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)とが離れて表示されている場合{例えば、選択された確認結果に対応しない作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)が存在するため、全体作業フローチャート120において、現在の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)と次の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)が離れて表示されている場合}であっても、作業者は、次の作業項目(作業タイトルボックス124、診断結果ボックス132)及び具体的作業内容を容易に把握することが可能となる。
本実施形態では、作業項目に関する確認結果の選択肢152を具体的作業表示領域116に表示すると共に、複数の診断作業項目(作業タイトルボックス124)に加え、複数の修理作業項目(診断結果ボックス132)を全体作業表示領域114に表示し、選択された選択肢152に応じた診断結果ボックス132が存在する場合、全体作業表示領域114における強調表示を現在の作業タイトルボックス124から当該診断結果ボックス132に切り替えると共に、具体的作業表示領域116において当該診断結果ボックス132に対応する具体的修理作業内容を表示する。
これにより、作業者は、現在の診断作業項目(作業タイトルボックス124)から次に行うべき修理作業項目を示す診断結果ボックス132への移り変わりを視覚的に認識可能であると共に、当該診断結果ボックス132に対応する具体的修理作業内容を認識可能となる。また、現在の作業タイトルボックス124と次の診断結果ボックス132が同時に表示されている場合、強調表示が作業タイトルボックス124から診断結果ボックス132に切り替わった後も、当該作業タイトルボックス124と診断結果ボックス132とを同時に視認可能のままとなり、作業者は、当該作業タイトルボックス124と診断結果ボックス132との関連をその後も容易に確認することが可能となる。従って、故障診断に関する作業者の理解をさらに深めることが可能となる。
本実施形態では、全体作業表示領域114において、修理検証作業項目に関する第8作業タイトルボックス124hを表示し、当該診断結果ボックス132に対応する修理作業が終了した旨が外部から入力されると、全体作業表示領域114における強調表示を現在の診断結果ボックス132から第8作業タイトルボックス124hに切り替えると共に、具体的作業表示領域116において、作業案内画面110中で第8作業タイトルボックス124hに対応する具体的検証作業内容を表示し、ECU20から診断装置16に自己診断結果データを読み出して診断装置16に故障コードの有無を表示する。
これにより、修理作業が終了した後、作業者に対し、具体的検証作業を指示し、修理検証作業を確実に行うことが可能となる。
本実施形態によれば、具体的作業に必要となる車両データを自動的に取得して具体的作業に関する表示と共に表示するため(図6参照)、作業者の手間を軽減可能である。加えて、当該車両データに基づく判定結果のみを表示するのではなく、取得した車両データを表示する。このため、作業者は、実際の車両データに関する判断を行った上で、具体的作業を進めることが可能となる。従って、この点からも、故障診断に関する作業者の理解を深め、作業者の習熟度を向上させることが可能となる。
本実施形態では、車両データを、当該車両データに関する判定基準と共に表示する(図6参照)。これにより、作業者は、実際の車両データと判定基準とに関する判断を行った上で、具体的作業を進めることが可能となる。従って、作業者は、故障診断に関する理解をさらに深め、作業者の習熟度を一層向上させることが可能となる。
B.変形例
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
上記実施形態において、診断装置16は、検査装置14を介してECU20との通信を行ったが、これに限らず、診断装置16とECU20とで無線又は有線により直接通信を行うこともできる。また、診断装置16と検査装置14を一体的に構成することも可能である。例えば、診断装置16を構成するノート型パーソナルコンピュータに検査装置14の機能を備えることもできる。
上記実施形態では、診断装置16を車両12に用いたが、これに限らず、その他の装置(例えば、船舶、航空機等の移動体)に用いることもできる。
上記実施形態(図3)では、全体作業表示領域114と具体的作業表示領域116を1つの表示枠(ウィンドウ)に含ませて表示したが、これに限らず、全体作業表示領域114と具体的作業表示領域116を別々の表示枠に表示してもよい。
上記実施形態(図4〜図9)では、エアフローセンサの電圧が低いという故障の症状について記載したが、症状はこれに限らず、ECU20に故障コードが残る故障内容であれば種々のものに適用可能である。
上記実施形態では、作業タイトルボックス124、選択肢152等の選択を操作部72のマウス又はタッチパッドにより行ったが、これに限らず、例えば、キーボード等の操作装置(入力装置)を用いて選択を行うこともできる。
上記実施形態では、作業タイトルボックス124に、診断作業項目に関する第1〜第7作業タイトルボックス124a〜124gと、検証作業項目に関する第8作業タイトルボックス124hを含めたが、いずれか一方のみを表示してもよい。
上記実施形態では、作業タイトルボックス124及び診断結果ボックス132をそれぞれ上下方向に一列に並べたが、これらの配置はこれに限らず、適宜変更可能である。
上記実施形態では、作業タイトルボックス124及び診断結果ボックス132それぞれの強調表示は、枠を太くすることで行ったが、強調表示の方法はこれに限らない。例えば、背景色の変更(例えば、青色からオレンジ色への変更)、点滅、色反転等であってもよい。
上記実施形態では、取得した車両データを具体的作業表示領域116に表示したが(図6)、車両データの表示方法はこれに限らない。例えば、図14に示すように、取得した車両データをポップアップ画面170に表示することもできる。なお、図14の例では、データ取得ボタン172を押すことにより、車両データの取得を開始する。この場合、診断装置16から検査装置14に対し、当該車両データの取得を指令する。当該指令を受けた検査装置14は、ECU20と通信を行った上で当該車両データを取得し、診断装置16に送信する。また、図14では、選択肢152が3つ(選択肢152a、152b、152c)がある。図14で示される表示は、検査装置14の表示部52に表示されるものをそのまま表示することもできる。さらに、図14では図示していないが、車両データの判定基準(判定用の1つ以上の閾値を含む。)を併せて表示する。
上記実施形態では、検証作業(第8作業タイトルボックス124h)の際、故障コードを作業者が検査装置14を操作することにより取得したが、これに限らず、診断装置16から検査装置14を介して又は直接、ECU20に対して故障コードを要求し、これを取得することもできる。この場合、故障コードの有無を表示部80に表示することができる。
12…車両 16…診断装置(外部診断装置)
20…ECU(電子制御装置) 76…演算部(読出し部、表示制御部)
80…表示部 110…診断作業案内画面
114…全体作業表示領域 116…具体的作業表示領域
120…全体作業フローチャート
124a〜124g…作業タイトルボックス(診断作業項目)
124h…作業タイトルボックス(修理検証作業項目)
132a〜132h…診断結果ボックス(修理作業項目又は具体的故障内容)
152a、152b…確認結果の選択肢

Claims (6)

  1. 車両に搭載された電子制御装置に接続し、前記電子制御装置内に記憶された自己診断データを外部診断装置で読み出して故障診断を行う故障診断方法であって、
    故障事象を特定する故障コードを前記電子制御装置から前記外部診断装置に読み出す故障コード読出しステップと、
    読み出した前記故障コードに応じた作業を案内する作業案内画面を表示する作業案内ステップと
    を備え、
    前記作業案内画面には、
    前記故障コードに対応する故障事象を生じさせる故障発生箇所を特定するための複数の作業項目からなる全体作業フローチャートを含むと共に前記複数の作業項目のうち選択されたものを強調表示する全体作業表示領域と、
    前記強調表示された作業項目に対応する具体的作業内容を示す具体的作業表示領域と
    並べて設け
    前記作業案内ステップでは、
    前記作業項目に関する確認結果の選択肢を前記作業案内画面に表示し、
    選択された前記選択肢に応じて次の作業項目が存在する場合、前記選択肢の選択に対応して前記全体作業表示領域における強調表示を現在の作業項目から前記選択肢の選択に対応する次の作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、当該次の作業項目に対応する具体的作業内容を表示する
    ことを特徴とする故障診断方法。
  2. 請求項1記載の故障診断方法において、
    前記複数の作業項目は、複数の診断作業項目と、前記複数の診断作業項目に対応する複数の修理作業項目とを含み、
    前記作業案内ステップでは、
    前記複数の診断作業項目と前記複数の修理作業項目とを前記全体作業表示領域に表示すると共に、前記診断作業項目に関する確認結果の選択肢を前記具体的作業表示領域に表示し、
    選択された前記選択肢に対応する前記修理作業項目が存在する場合、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の診断作業項目から当該修理作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において当該修理作業項目に対応する具体的修理作業内容を表示する
    ことを特徴とする故障診断方法。
  3. 請求項記載の故障診断方法において、
    前記作業案内ステップでは、
    前記全体作業表示領域において、前記診断作業項目及び前記修理作業項目に加え、前記修理作業項目の修理結果を検証する検証作業項目を表示し、
    前記修理作業項目の修理作業が終了した旨が入力されると、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の修理作業項目から前記検証作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、前記作業案内画面中に当該検証作業項目に対応する具体的検証作業内容を表示し、
    前記電子制御装置から前記外部診断装置に前記自己診断データを読み出して前記外部診断装置に前記故障コードの有無を表示する
    ことを特徴とする故障診断方法。
  4. 車両に搭載された電子制御装置に接続し、前記電子制御装置内に記憶された自己診断データを読み出して故障診断を行う故障診断装置であって、
    故障事象を特定する故障コードを前記電子制御装置から読み出す読出し部と、
    読み出した前記故障コードに応じた作業を案内する作業案内画面を表示部に表示させる表示制御部と
    を備え、
    前記表示制御部は、前記作業案内画面に
    前記故障コードに対応する故障事象を生じさせる故障発生箇所を特定するための複数の作業項目からなる全体作業フローチャートを含むと共に前記複数の作業項目のうち選択されたものを強調表示する全体作業表示領域と、
    前記強調表示された作業項目に対応する具体的作業内容を示す具体的作業表示領域とを並べて設け
    前記表示制御部は、
    前記作業項目に関する確認結果の選択肢を前記作業案内画面に表示させ、
    選択された前記選択肢に応じて次の作業項目が存在する場合、前記選択肢の選択に対応して前記全体作業表示領域における強調表示を現在の作業項目から前記選択肢の選択に対応する次の作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、当該次の作業項目に対応する具体的作業内容を表示させる
    ことを特徴とする故障診断装置。
  5. 請求項記載の故障診断装置において、
    前記複数の作業項目は、複数の診断作業項目と、前記複数の診断作業項目に対応する複数の修理作業項目とを含み、
    前記表示制御部は、
    前記複数の診断作業項目と前記複数の修理作業項目とを前記全体作業表示領域に表示させると共に、前記診断作業項目に関する確認結果の選択肢を前記具体的作業表示領域に表示させ、
    選択された前記選択肢に応じた前記修理作業項目が存在する場合、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の診断作業項目から当該修理作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において当該修理作業項目に対応する具体的修理作業内容を表示させる
    ことを特徴とする故障診断装置。
  6. 請求項記載の故障診断装置において、
    前記表示制御部は、
    前記全体作業表示領域において、前記診断作業項目及び前記修理作業項目に加え、前記修理作業項目の修理結果を検証する検証作業項目を表示させ、
    前記修理作業項目の修理作業が終了した旨が入力されると、前記全体作業表示領域における強調表示を現在の修理作業項目から前記検証作業項目に切り替えると共に、前記具体的作業表示領域において、前記作業案内画面中で当該検証作業項目に対応する具体的検証作業を表示させ、
    前記電子制御装置から前記自己診断データを読み出して前記故障コードの有無を表示させる
    ことを特徴とする故障診断装置。
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