JP5312985B2 - 排気筒および調理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス,石油等を燃料とするバーナの排気系に設備される排気筒と、この排気筒が調理釜に接続された調理装置とに係る技術分野に属する。
一般に、ガス,石油等を燃料とするバーナの排気系に設備される排気筒には、排気の冷却と排気に含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とのために、排気の流れを攪乱するとともに排気に外気を混入するバッフル構造が備えられる。
従来、バッフル構造を備えた排気筒としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1に係る排気筒は、排気の上流側に配置された一次排気管と排気の下流側に配置された二次排気管とが分離され、一次排気管,二次排気管の間にバッフル構造が備えられている。バッフル構造は、一次排気管の端口に頂部を向けて対面された円錐形のバッフルプレートと、二次排気管の端口付近に取付けられて一次排気管の端口付近の外側に間隔を介して被せられたテーパ形のバッフル管とからなる。
特許文献1に係る排気筒は、一次排気管を通過した排気をバッフルプレートによって外側のバッフル管方向へ案内するようにして流れを攪乱するとともに、流れが攪乱された排気に一次排気管,バッフル管の間からドラフトにより導入された外気を混入するものである。
特開平8−178268号公報
特許文献1に係る排気筒では、バッフルプレートが一次排気管の端口のほぼ全面に対面されて排気の流れの全体が攪乱され、バッフル管が拡開された格好で一次排気管の端口付近にのみ被せられて排気の流通圧力が抜けやすくなっているため、排気の流通圧力が低下しやすく、風等の影響によって二次排気筒からの外気の逆流が生じやすいという問題点がある。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、風等の影響による二次排気筒からの外気の逆流を生じさせることなく、排気の冷却と排気に含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを行うことのできる排気筒と、この排気筒の機能を有効利用した調理装置とを提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係る排気筒は、排気の上流側に配置された一次排気管と排気の下流側に配置された二次排気管とが分離され、一次排気管,二次排気管の間にバッフル構造が備えられた排気筒において、一次排気管は端口に排気がそのまま通過することを許容する切除部が一部に形成されたバッフルプレートが対面され、二次排気管は一次排気管よりも大きく形成されて一次排気管の外側に間隔を介して一次排気管の軸方向に深く被せられていることを特徴とする手段を採用する。
この手段では、バッフルプレートに排気がそのまま通過することを許容する切除部が設けられることで、排気の流れの全体が攪乱されるのが避けられ、一次排気管よりも大きく形成された二次排気管が一次排気管の外側に間隔を介して軸方向に深く被せられることで、排気の流通圧力が抜けにくくなる。
また、本発明に係る排気筒は、バッフルプレートは一次排気管の端口に平行な細幅の中央片と中央片の両側から一次排気管方向へ傾斜した広幅の側片とからなるものであって中央片,側片で囲まれる空間が切除部とされていることを特徴とする。
この手段では、バッフルプレートが中央片,側片で台形に形成されることで、一次排気管を通過した排気の一部が内側(二次排気管の中心側)へ案内される。
また、本発明に係る排気筒は、二次排気管は内部にバッフルプレートの機能を補助するサブバッフルプレートが設けられていることを特徴とする。
この手段では、二次排気管の内部にサブバッフルプレートが設けられることで、二次排気管の内部でも排気の流れが攪乱される。
また、本発明に係る排気筒は、サブバッフルプレートはバッフルプレートの切除部に対面され排気の上流側から下流側に向けて傾斜して突出するように二次排気管に取付けられていることを特徴とする。
この手段では、サブバッフルプレートがバッフルプレートの切除部に対面され排気の上流側から下流側に向けて傾斜して突出されることで、攪乱されることなくバッフルプレートの切除部を通過した排気が内側(二次排気管の中心側)へ案内されるように攪乱される。
また、本発明に係る排気筒は、二次排気管はサブバッフルプレート付近に外気を導入する外気導入口が設けられていることを特徴とする。
この手段では、二次排気管のサブバッフルプレート付近に外気導入口が設けられることで、流れが再度攪乱された排気に外気が再度混入される。
さらに、前述の課題を解決するため、本発明に係る調理装置は、本発明に係る排気筒が調理釜の排気系に接続され、調理釜は、内釜と外釜との間に内外を区画する隔壁が設けられ、外釜の上部に設けられた外気導入口から燃焼空気を導入して外釜と隔壁の間を降下させ外釜の底部に密閉状態で設置されたバーナに供給するものであって、外釜の外側に覆板が設けられ、覆板は外釜の上部に取付けられて外釜との間に間隔を介し外気導入口よりも下方まで延びていることを特徴とする。
この手段では、調理釜が外気導入口に間隔を介して覆板を被せた格好とされ、調理釜に大量の燃焼空気がスムースに取入れられることで、排気筒に流れる排気の量が増大されるが、排気筒における排気の流通圧力が低下しにくいという機能が有効利用される。
本発明に係る排気筒は、バッフルプレートに排気がそのまま通過することを許容する切除部が設けられることで、排気の流れの全体が攪乱されるのが避けられ、一次排気管よりも大きく形成された二次排気管が一次排気管の外側に間隔を介して軸方向に深く被せられることで、排気の流通圧力が抜けにくくなるため、排気の流通圧力が低下しにくくなって、風等の影響による二次排気筒からの外気の逆流を生じさせることなく、排気の冷却と排気に含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを行うことができる効果がある。
本発明に係る調理装置は、調理釜が外気導入口に間隔を介して覆板を被せた格好とされ、調理釜に大量の燃焼空気がスムースに取入れられることで、排気筒に流れる排気の量が増大されるが、排気筒における排気の流通圧力が低下しにくいという機能から、大量の食品を煮炊きする大型の調理釜を使用しても、排気の冷却と排気に含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを確実に行うことができる効果がある。
本発明に係る排気筒を実施するための形態の基本構成を示す簡略化された斜視図である。 図1の詳細な断面図であり、(A),(B)にそれぞれ90度の角度を介した縦断面が示されている。 図2(A)のX−X線断面図である。 図2(A)のY−Y線断面図である。 図2(A)のZ−Z線断面図である。 本発明に係る調理装置を実施するための形態の第1例の断面図である。 図6の縮小された平面図である。 図7の側面図である。 本発明に係る調理装置を実施するための形態の第2例の断面図である。 図9の縮小された側面図である。
以下、本発明に係る排気筒および調理装置を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本発明に係る排気筒を実施するための形態を示すものである。
この排気筒Pは、図1,図2に示すように、断熱筒1の内部に一次排気管2,二次排気管3が縦方向に配設され接続管4が横方向に配設されている。
断熱筒1は、角筒形に形成されて一次排気管2,二次排気管3の全部と接続管4の一部とを覆い、内部を通過する排気Gの熱が外部に伝導するのを防止する。断熱筒1には、底部と底部寄りの側部とにそれぞれ外気Aを内部に導入する外気導入口1a,1bが開口されている。
一次排気管2は、円筒形に形成されて排気Gの上流側(断熱筒1の下部側)に配置されている。一次排気管2には、上端部に二次排気管3との間隔を保持するスペーサ2aが放射状に形成されている。
この一次排気管2は、端口(排気Gの下流側である上端口)にバッフルプレート5が対面されている。
バッフルプレート5は、一次排気管2の端口に平行な細幅aの中央片5aと、中央片5aの両側から一次排気管2方向へ傾斜した広幅bの側片5bと、中央片5a,側片5bで囲まれる方形の空間である切除部5cとからなり、開放側を一次排気管2の端口に対面させた台形に形成されて二次排気管3に取付けられている。
二次排気管3は、角筒形に形成されて一次排気管2と分離され排気Gの下流側(断熱筒1の上部側)に配置されている。
この二次排気管3は、断熱筒1よりも小さく一次排気管2よりも大きく形成されて、断熱筒1の内側に間隔を介するとともに一次排気管2の外側にも間隔(一次排気管2のスペーサ2aの突出長に相当)を介して、一次排気管2の軸方向に深く被せられている(例えば、一次排気管2の1/5〜4/5、好ましくは1/3〜2/3である)。この結果、断熱筒1,二次排気管3の間隔と一次排気管2,二次排気管3の間隔とは、内部に外気Aが導入される円筒形の外気導入路6,7を形成することになる。即ち、特許文献1に係る排気筒における別部材のバッフル管が省略され、構造の簡素化が図られている。
また、この二次排気管3は、上部側に前述のバッフルプレート5,外気導入路7を補助するサブバッフルプレート8,外気導入口9が設けられている。
サブバッフルプレート8は、排気Gの上流側から下流側に向けて傾斜して突出され二次排気管3の内部の相対する側部にハ字形を形成するように取付けられている。サブバッフルプレート8の相対方向Laは、バッフルプレート5の側片5bの相対方向Lbと直交している(図1参照)。従って、サブバッフルプレート8は、バッフルプレート5の切除部5cの上方に配置されていることになる。
外気導入口9は、二次排気管3の内部の4面の側部のサブバッフルプレート8よりも上方の位置に開口された複数個の方形の窓9aと、窓9aの上縁から断熱筒1,二次排気管3の間隔(外気導入路6)へ傾斜して突出されたルーバ9bとからなる。従って、窓9aは、外気導入路6に連通されていることになる。この外気導入口9については、二次排気管3の側部の切起こし加工によって簡単に形成することができる。
接続管4は、角筒形に形成されて一次排気管2の下端部とバーナ等の排気系との間に接続されて配設されている。接続管4には、底部の断熱筒1の外気導入口1aに対面する位置に外気Aを導入する外気導入口4aが開口されている。
この排気筒Pによると、一次排気管2を通過する排気ガスGは、断熱筒1の外気導入口1aから接続管4の外気導入口4aを通過して導入された外気Aによって、ドラフトが強化されて上昇する。
一次排気管2を通過した排気ガスGは、まず、バッフルプレート5で流れが攪乱される。このとき、図2に示すように、排気ガスGの流れにおいて、バッフルプレート5の両側片5bから中央片5aに向かう主流的な攪乱流と、バッフルプレート5の中央片5a,側片5bを避けて切除部5cを通過する副流的な攪乱流と、バッフルプレート5の切除部5cをそのまま通過する非攪乱流とが生ずる。
主流的な攪乱流は、排気ガスGを二次排気管3の内部の中心に集合させて外気導入路7から導入された外気Aを混入させることで、排気Gの冷却と排気Gに含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを行わせる。排気ガスGの二次排気管3の内部の中心への集合は、二次排気管3の内部の非中心に位置する外気導入路7におけるドラフトを強化する。従って、断熱筒1の外気導入口1bからの比較的長い経路に接続されている外気導入路7からの外気Aの導入が円滑に行われる。
副流的な攪乱流は、主流的な攪乱流による排気Gの冷却と排気Gに含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを助勢する。
非攪乱流は、一次排気管2を通過した排気ガスGの一部にそのままの上昇を許容して、排気Gの流れの全体が攪乱されて排気Gの流通圧力が低下してしまうのを防止する。なお、外気導入路7は、狭い断面である円筒形に形成されていることで、排気Gの流通圧力の抜けを有効に防止して排気Gの流通圧力の低下を防止する。
この結果、風等の影響による二次排気筒3からの外気Aの逆流を生じさせることなく、排気Gの冷却と排気Gに含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを行うことができる。
一次排気管2を通過した排気ガスGは、続いて、サブバッフルプレート8で流れが攪乱される。このとき、図2に示すように、排気ガスGの流れにおいて、図1に示した相対方向La,Lbから前述の副流的な攪乱流と非攪乱流とが主に攪乱される。そして、排気ガスGを二次排気管3の内部の中心に集合させて外気導入路6,外気導入口9から導入された外気Aを混入させることで、排気Gの冷却と排気Gに含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを行わせる。排気ガスGの二次排気管3の内部の中心への集合は、二次排気管3の内部の非中心に位置する外気導入路6におけるドラフトを強化する。従って、断熱筒1の外気導入口1bからの比較的長い経路に接続されている外気導入路6,外気導入口9からの外気Aの導入が円滑に行われる。
即ち、サブバッフルプレート8は、バッフルプレート5の機能を補助する。従って、排気Gが攪乱されることなく高温で一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の高い状態で二次排気筒3から排出されることがない。
図6〜図8は、本発明に係る調理装置を実施するための形態の第1例を示すものである。
第1例では、前述の排気筒Pが調理釜Dに接続されている。
第1例の調理釜Dは、図6に示すように、内釜10と外釜11との間に内外を区画する隔壁12が設けられ、外釜11の上部に設けられた外気導入口13から燃焼空気となる外気Aを導入して外釜11と隔壁12の間を降下させ外釜11の底部に密閉状態で設置されたバーナ14に供給するものである。
内釜10は、耐腐食性のあるステンレス材等で食材を収容する椀形に形成されている。内釜10の上端部には、外側に少し突出した上縁10aが設けられている。内釜10の底部には、洗浄等の際の排水に使用する排水筒10bが接続され外釜11の外部にまで引出されている。
外釜11は、金属材で内釜10よりも大きく上部側が少し変形した椀形に形成されて、内釜10の上縁10aの下面に溶接等で固定され内釜10との間に間隔を介在させている。外釜11の上部には、外気導入口13が開口されたほぼ垂直な案内面11aが設けられている。外釜11の底部には、バーナ14を収容する密閉構造の収容室11bが設けられている。
隔壁12は、金属板に断熱マットを貼着した断熱材でロート形に形成され、内釜10の上縁10a近くに溶接等で固定され内釜10,外釜11の双方との間に間隔を介在させている。隔壁12の上部には、外釜11の案内面11aに狭い間隔を介して対面するほぼ垂直な案内面12aが設けられている。隔壁12の底部は、外釜11の内部で下面が開放されてバーナ14を囲む内筒12bとなっている。この隔壁12は、内釜10側の間隔を燃焼ガスである排気Gが流通する加熱通路15として構成し、外釜11側の間隔を燃焼空気となる外気Aが導入される外気導入通路16として構成している。なお、隔壁12の一部は、排気Gが排出される前述の排気筒Pの接続管4に接続される接続端部12cとして外釜11の外部に引出されている。
外気導入口13は、小さな長孔形に形成され、外釜11の案内面11aに多数個が整列して開口されている。
バーナ14は、ガス,石油等を燃料とする燃焼ノズルからなるもので、外釜11の収容室11bの内部に設置されて隔壁12の内筒12bに囲まれ、燃焼炎を内釜10の底部に向けて放射するように設定されている。
さらに、内釜10の上縁10aと外釜11の上部とに外形が8角形のフランジ形のエプロン17が溶接等で取付けられている(図7参照)。そして、エプロン17の下面には、下方の垂直方向へ延びた円筒形の覆板18が溶接等で取付けられている。従って、エプロン17を厚板とすることによって覆板18の取付強度を高めることができる。
エプロン17は、8角形の外形で内釜10,外釜11の外周を補強している。
覆板18は、ステンレス等の薄板からなるもので、上部で外釜11との間に少しの間隔を介し下部で外釜11に対して拡開した格好となっている。覆板18の下端縁は、内側に屈曲された補強部18aとされている。覆板18の補強部18aで囲まれる開口は、周囲から燃焼空気となる外気Aが取入れられる外気取入口18bとなっている。従って、外釜11,覆板18の間には、外気Aが取入れられる外気取入通路19が構成される。なお、覆板18の上下長Hは、短くとも外気導入口13を覆い長くとも支軸20により全体が傾倒可能に支持された場合に傾倒で床面等に衝突しないように設定される(図8参照)。
第1例の調理釜Dによると、バーナ14が着火燃焼することにより、燃焼ガスである排気Gが加熱通路15を流通して隔壁12の接続端部12cから排出される流動力に吸引されて、燃焼空気となる外気Aが覆板18の外気取入口18bから外気取入通路19に取入れられる。このとき、覆板18の下部が外釜11に対して拡開した格好となっているため、大量の外気Aがスムースに取入れられる。
外気取入通路19に取入れられた外気Aは、上昇して覆板18と外釜11の案内面11aとの間を通過し、外気導入口13から外気導入通路16に導入される。このとき、覆板18と外釜11の案内面11aとの間が少しの間隔として狭められているため、外気Aが滞溜することなく外気導入口13に導入される。
外気導入通路16に導入された外気Aは、降下してバーナ14に供給される。このとき、外釜11の案内面11aと隔壁12の案内面12aとの間が少しの間隔として狭められているため、外気Aが滞溜することなくスムースに降下する。
この外気Aの流通は、外気導入通路16,外気取入通路19という2層の冷却を兼ねた非機械的構成の断熱構造を構成する。なお、隔壁12もその材質から断熱性を発揮する。従って、断熱性能が高くなる。なお、覆板18は、外釜11からの熱の放射を遮断するとともに非機械的構成の断熱構造に厚さを確保するため、断熱性能の向上に大きく寄与する。
この結果、調理員の労働環境の改善や火傷対策等の安全性の確保の社会的要請に応えることができる。
さらに、第1例の調理釜Dによると、覆板18が外気導入口13を覆って零れた煮炊汁が降りかかって付着するのを防止しているため、外気導入口13が目詰まりして非機械的構成の断熱構造が機能しなくなるようなことはなくなる。なお、エプロン17についても、フランジ形に外周側に突出されて零れた煮炊汁の覆板18へ降りかかりを防止する。従って、覆板18の汚損も防止される。
また、覆板18が外釜11の多くの部分を覆っているため、調理器具等の接触による外釜11の損傷を防止することができる。
また、覆板18が外釜11の凹凸部分を平坦な面で覆っているため、外釜11の外部の汚損を防止することができるとともに、覆板18の清掃を容易に実施することができる。
内釜10を加熱する排気Gは、覆板18等による外気Aの取入,導入の案内によって量的に拡大される。そして、内釜10を加熱して排出される量的に拡大された排気Gは、隔壁12の接続端部12cから排気筒Pに送込まれる。
この結果、排気筒Pに流れる排気Gの量が増大されるが、前述のように排気筒Pにおける排気Gの流通圧力が低下しにくいという機能から、大量の食品を煮炊きする大型の調理釜Dを使用しても、排気Gの冷却と排気Gに含まれている一酸化炭素,二酸化炭素の濃度の低減とを確実に行うことができる。
図9,図10は、本発明に係る調理装置を実施するための形態の第2例を示すものである。
第2例の調理釜Dは、第1例の覆板18の下半部を外釜11側へ屈曲させている。
第2例の調理釜Dによると、外気取入通路19に取入れられた外気Aを積極的に外釜11に接触するように案内することで、外釜11の冷却を促進することができる。
また、図10に示すように、覆板18の外周部分での下部への突出が短縮されるため、支軸20による傾倒角度を大きくすることができる。
第2例の調理釜Dの他の作用,効果については、第1例の調理釜Dとほぼ同様に奏される。
以上、図示した各例の外に、調理釜Dの覆板18に断熱マットを貼着することも可能である。
さらに、調理釜Dの内釜,外釜の組合わせが多数組隣接される場合には、内釜,外釜の複数組に共通の覆板を設けることも可能である。
2 一次排気管
3 二次排気管
5 バッフルプレート
5a 中央片
5b 側片
5c 切除部
8 サブバッフルプレート
9 外気導入口
10 内釜
11 外釜
12 隔壁
13 外気導入口
14 バーナ
18 覆板
A 外気
D 調理釜
G 排気
P 排気筒

Claims (5)

  1. 排気の上流側に配置された一次排気管と排気の下流側に配置された二次排気管とが分離され、一次排気管,二次排気管の間にバッフル構造が備えられた排気筒において、一次排気管は端口に排気がそのまま通過することを許容する切除部が一部に形成されたバッフルプレートが対面され、二次排気管は一次排気管よりも大きく形成されて一次排気管の外側に間隔を介して一次排気管の軸方向に深く被せられることにより形成された内部に外気を導入させる外気導入路を備え、
    バッフルプレートは、一次排気管の端口に平行な細幅の中央片と中央片の両側から一次排気管方向へ傾斜し前記二次排気管に取付けられた広幅の側片とからなるものであって中央片,側片で囲まれる空間が切除部とされていることを特徴とする排気筒。
  2. 請求項1の排気筒において、二次排気管は内部にバッフルプレートの機能を補助するサブバッフルプレートが設けられていることを特徴とする排気筒。
  3. 請求項の排気筒において、サブバッフルプレートはバッフルプレートの切除部に対面され排気の上流側から下流側に向けて傾斜して突出され二次排気管の内部の相対する側部にハ字形を形成するように取付けられていることを特徴とする排気筒。
  4. 請求項またはの排気筒において、二次排気管はサブバッフルプレート付近に外気を導入する外気導入口が設けられていることを特徴とする排気筒。
  5. 請求項1〜のいずれかの排気筒が調理釜の排気系に接続され、調理釜は、内釜と外釜との間に内外を区画する隔壁が設けられ、外釜の上部に設けられた外気導入口から燃焼空気を導入して外釜と隔壁の間を降下させ外釜の底部に密閉状態で設置されたバーナに供給するものであって、外釜の外側に覆板が設けられ、覆板は外釜の上部に取付けられて外釜との間に間隔を介し外気導入口よりも下方まで延びていることを特徴とする調理装置。
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