JP5312335B2 - 腕時計用磁気ディスプレー - Google Patents

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Description

関連出願との相互参照
この出願は、2007年3月13日に出願された合衆国仮特許出願(番号)No.60/906,789件名「腕時計用磁気ディスプレー」の優先権と利益と、2006年9月27日に申請された合衆国仮特許出願(番号)No.60/847,787件名「腕時計用磁気ディスプレー」の優先権と利益を求めるものである。
大型フリップドットディスプレーは、回転可能なピクセルのマトリクスを使用して操作され、各ピクセルは永久磁気を持つ。電流は、内在する電磁気を通過し、ピクセルをディスプレーに対して2面のうちの1面180度まで回転させる磁場を発生させる。このタイプのディスプレーテクノロジーの不利な点が、大きな屋外表示(の用途)を越えて使用される妨げとなってきた。たとえば、フリップドットディスプレーはピクセル回転を作動させるために高ボルテージを要求し、通常、該当する顕著な電流消費18-32ボルト未満ではない。フリップドットディスプレーはまた、ピクセル毎にかなり高価となり、ひじょうに大きなセグメントサイズでのみ商業化されてきた。これらの出力、サイズ、コスト制限により、前回のフリップドットディスプレーの芸術と産業上の出願は、大きな屋外表示使用にのみ焦点を置いたものだった。さらに、現在のフリップドットディスプレーは、典型的に標準的に産業的な外観をしており、黄色と緑、あるいはピクセルが“ON”であることを示す光学的状態の1面の塗装コーティングに白を使用している。“ON”である光学的状態は、高コントラストとつや消しの黒に塗装された背景、またはピクセルが“OFF”であるという光学的状態の反対に対する高目に見える性を有する。
デジタル腕時計から、デジタル(置き)時計、携帯電話と幅のある消費者電化製品のバラエティのなか、鈍いグレー上に黒という液晶(LCD)ディスプレーが優勢である。多くの製造業者たちは、彼らのターゲット価格ポイントが、より低い価値にみなされており、この鈍い外観のディスプレーによりデザインの制限を受けることにより、高級品において苦戦していることに気づいている。腕時計のような製品カテゴリーにおいて、機能はあまり差異を生まない。製造業者が価値を伝えるために差別化として代わりに使用する際に頼りにするのはデザインである。色つきのプラスティックバンドまたは腕時計ケースは、非高級腕時計に使用されるが、メタルケースと革バンドは高価格腕時計に使用される。
現在の発明の実施形態の1つに、回転可能なピクセル列から成る、情報を提供する可動ディスプレー装置がある。各回転可能なピクセルの一部には、最初の光学的状態を伴う現在の最初のディスプレー面への最初の配向から2回目の光学的状態を伴う現在の2回目のディスプレー面までの2回目の配向までの間の永久磁気と各ピクセル回転が含まれる。最初の光学的状態は、最初の光学的状態と2回目の光学的状態のいずれかに合致する、いくつかのピクセルが背景に隣接した2回目の光学的状態とは異なる。腕時計もまた、回転可能なピクセルの列を磁気で回転させる方法・手段を有する。乾電池が電気作用により磁気回転手段に繋がっている。
可動ディスプレー装置の改良版の1つに携帯電話があり、アルファベットと数字の桁、特に電話番号と発信者番号通知情報により提供される情報が含まれる。
可動ディスプレー装置のもう1つの改良版として、時計(腕時計または小型の置時計)があり、情報は年代順情報である。さらなる年代順情報の改良版は、日付情報のみが含まれるかも知れない。さらにその先の改良版では、年代順情報には、時間情報のみが含まれるかも知れない。また、年代順情報には日付と時間情報のいずれかの組み合わせが含まれるかも知れない。
別の改良版では、複数存在する電磁気にて、回転可能なピクセルの列を回転させる方法が含まれる。各電磁気は、基部により決まるU字型の芯を有する。基部は最初のアームと2つ目のアームを繋げる。第1のアームには第1のコイルが含まれ、第2のアームには第2のコイルが含まれる。
別の改良版では、背景に複数の模擬ドットマトリクスパネルが含まれ、お互いに隣接したパネルのうち少なくともいくつかの間にグルーブ溝を刻線する。各グルーブ溝は実質上、回転可能なピクセルと背景のうち少なくとも1つの隙間を模倣する。
別の改良版では、背景はドットマトリクスのパターンを繰り返している。各ドットマトリクスパネルには、クリスタル、宝石、またはメタルから成るグループから選択された付属材料が含まれる。
別の改良版では、1つのパネルへの付属材料にラインストーンが含まれ、もう1つのパネルへの付属材料にクリスタルが含まれる。
別の改良版では、ドットマトリクスパネルは少なくても第1ディスプレー面に存在し、第2ディスプレー面は少なくとも回転可能なピクセル列、最低1列に存在する。
別の改良版では、各グルーブ溝は暗い線である。
別の改良版では、各ピクセルを実質的にそのピクセルの周りのパネルと合致するオフ光学的状態である第1の配向と、そのピクセルの周りのパネルと異なるオン光学的状態である第2の配向の間で回転させる。
別の改良版では、回転可能なピクセルのうち少なくとも1つにオフ光学的状態に複数枠が含まれ、各枠は実質的に模擬ドットマトリクスパネルと同じサイズである。
別の改良版では、ディスプレーはポジ(陽)のコントラストディスプレーである。少なくとも1つの回転可能なピクセルが、オンの光学的状態にて、背景パネルの周りより暗い。
別の改良版では、少なくとも1つの回転可能なピクセルの列の少なくとも1つのディスプレー面に、ラインストーン、クリスタル、ダイアモンド、またはメタルから成るグループより選択された付属された材料が含まれる。
別の改良版では、腕時計の針のアナログムーブメントが背景とピクセル列の上部に位置している。
別の改良版では、ピクセル列中の第1のピクセルグループは第1のプレーン(面)にある。第2のピクセルの列内のピクセルのグループは、第2のプレーン(面)にある。第1のプレーン(面)と第2のプレーン(面)は異なる。
別の改良版では、少なくとも1つのピクセルの第1のディスプレー面と第2のディスプレー面のいずれかが、りん光性のコーティングまたは蛍光性のコーティングから成るコーティングを含む。
別の改良版は、さらに少なくとも部分的な中空内部から成るケースである。背景と回転可能なピクセルの列は、ケース内部に位置している。LEDフロントライトは、背景とピクセルの列の少なくとも一部に光を投げかけるように、ケース内に位置している。
別の改良版では、LEDは光のいくつかの部分を紫外線の波長にて発光する。
別の改良版では、各ピクセルにピクセルの横からのストップ突起が含まれる。ストップは、実質的には背景の後に隠れている。
別の改良版では、ピクセルは約180回転する。
別の改良版では、ピクセル列の第1のグループがアルファベットと数字の記号にてディスプレーするよう構築されている。磁気で回転可能なピクセル列を回転させる方法が、第1のグループの回転を制御する。第1グループの回転可能な各ピクセルは、1つ1つが少なくとも1のコイルを持つ2つのアームを持つU字型の芯により回転させられる。U字型の芯は第1グループの下に構築されており、コイルと回転可能なピクセルの第1のグループの永久磁気間の磁気の干渉が最少となるようにされている。
現在の発明の別の実施形態では、可動装置ディスプレーは背景内に位置する複数の磁気で作動する回転可能なピクセルから成る。背景には、少なくともいくつかの隣接したパネル間の複数の模擬ドットマトリクスパネルと複数グルーブ溝が含まれる。各グルーブ溝は、実質的に少なくとも1つの回転可能なピクセルと背景の間の隙間を模倣する。
現在の発明の1つの改良版では、可動装置ディスプレーは携帯電話ディスプレーまたは時計ディスプレーである。時計は置時計かあるいは腕時計の場合がある。
現在の発明別の改良版では、グルーブ溝が、隣接した模擬ドットマトリクスパネル間のカットアウトの割合である。
別の改良版では、グルーブ溝は暗い線である。
別の改良版では、各ピクセルは、実質的にピクセルの周りのパネルに合致するオフ光学的状態を伴う第1の配向とピクセルの周りのパネルとは異なるオン光学的状態を伴う第2の配向の間で回転させる。
別の改良版では、オフ光学的状態を伴う少なくとも1つの回転可能なピクセルに複数の枠が含まれる。各枠は、実質的に模擬ドットマトリクスパネルと同じサイズである。
別の改良版では、ディスプレーの少なくとも一部がポジ(陽)コントラストディスプレーである。少なくとも1つの回転可能なピクセルのオン光学的状態が、背景パネルの周りより暗い。
別の改良版では、ディスプレーの第1の部分は、ポジ(陽)コントラストディスプレーである。ディスプレーの第2の部分は、ネガ(陰)のコントラストディスプレーである。
別の改良版では、少なくともパネルのいくつかに異なる色がある。
別の改良版では、すべてのディスプレーがポジ(陽)コントラストディスプレーである。
別の改良版では、ディスプレーはさらに磁気で回転する複数の回転可能なピクセルの方法から成る。各ピクセルの少なくとも一部に永久磁気が含まれる。磁気で回転させる方法には、複数の電磁気が含まれる。各電磁気は1つのピクセルに相当し、第1のアームと第2のアームに繋がる基部により決められるU字型芯を持つ。第1のアームには第1のコイルが、第2のアームには第2のコイルが含まれる。
別の改良版では、少なくとも1つの回転可能なピクセルにクリスタル、宝石、またはメタルから成るグループから選択された付属材料を持つディスプレー面が含まれる。
現在の発明の別の実施形態では、磁気で作動させる回転可能なピクセル複数から成る可動装置ディスプレーがある。各ピクセルは第1の配向と第2の配向の間で回転させられる永久磁気を有する。2つの配向は、異なる光学的状態を有する。回転可能なピクセルは、複数パネルを持ち繰り返されるドットマトリクスパターンに対して設置される。パネル間のスペースは、実質的にピクセルと周りの背景のスペースに合致する。
現在の発明の1つの改良版では、可動装置ディスプレーは携帯電話ディスプレーまたは時計ディスプレーである。時計は、置時計または腕時計である場合がある。
現在の発明の別の改良版では、複数の電磁気がある。各電磁気は、電磁気を磁気化する電流が永久磁気の極に対して反対になり、これが第1の配向と第2の配向のいずれかから、第1の配向と第2の配向の別のいずれかにピクセルの回転を起こすよう、実質的に永久磁気隣接した該当するピクセル下部に位置している。
別の改良版では、電磁気には少なくとも1つのポールがピクセルの永久磁気に近接している、軸に対して垂直に配向されたU字型の芯が含まれる。
別の改良版では、少なくとも1つの電磁気がU字型の芯を有しており、芯の第1のアームの周りに第1のコイルと、芯の第2のアームの周りに第2のコイルがある。
別の改良版では、各コイルの抵抗は、75オームを超える。
別の改良版では、ピクセルは、光学的状態の1つに組み込まれた少なくとも2つの枠を有し、2つの枠間にはピクセルと背景の間のスペースに実質的に合致するグルーブ溝がある。
別の改良版では、グルーブ溝は各ピクセルと周りの背景間の隙間にぴったりと合致する外観を提供する暗い線である。
別の改良版では、少なくとも1つのピクセルのディスプレー面に、クリスタル、宝石、またはメタルから成るグループから選択された付属材料が含まれる。
別の改良版では、クリスタル、宝石、またはメタルから成るグループの少なくとも1つが、少なくとも1つの背景パネルに付属されている。
別の改良版では、背景パネルには第1のコーティングが含まれる。オン状態の回転する各ピクセルのディスプレー面には、第2のコーティングが含まれる。第2のコーティングは、第1のコーティングより暗い色を有する。
別の改良版では、少なくとも1つのピクセルと背景の第1の部分が別のピクセルと背景の第2の部分とは異なるプレーン(面)にある。
別の改良版では、2つのコイルは反対方向に配向され、シリーズとなって繋がっている。2つのコイルの合計の抵抗は、150オームから250オームの域内であることが望ましい。
現在の発明の別の実施形態では、ディスプレー面が周りの背景内に位置している、複数の磁気で作動させるフリッパーから成る腕時計ディスプレーがある。フリッパーは、ディスプレー面に第1の光学的状態を有する第1の配向と、ディスプレー面に第2の光学的状態を有する第2の配向間を回転する。腕時計ディスプレーにはまた、フリッパーの上に背景の周りに位置する、少なくとも1つの放射状に拡大する針が含まれる。針は、フリッパーの下部と背景の周りのアナログムーブメントに繋がっている。
1つの改良版では、複数の電磁気がある。各電磁気は、複数の磁気で作動させるフリッパーの1つに相当する。各電磁気には、2つの電機子をつなげる、基部により決められるU字型の芯が含まれる。各電機子にはコイルが含まれる。
別の改良版では、ピクセル列の第1のグループはアルファベットと数字の記号を表示するよう構築されている。U字型の芯は、回転可能なピクセルの第1のグループのコイルと永久磁気間の磁気の干渉を最少にするよう、第1のグループの下方に構築されている。
別の改良版では、フリッパーの少なくとも1つのディスプレー面に、クリスタル、宝石、またはメタルから成るグループから選択された付属材料が含まれる。
別の改良版では、複数のフリッパーが年代順情報を提供する。
別の改良版では、複数のフリッパーが第1の配向内でアラビアの数字の形式にて、第2の配向内でローマ数字の形式にて時間情報を提供する。
別の改良版では、単一のフリッパーが第1の配向中AMを表示し、第2の配向中PMを表示する。
別の改良版では、フリッパーのグループが第1の配向中AMを表示し、第2の配向中PMを表示する。
別の改良版では、時針、分針、秒針に相当する3つの腕時計の針がある。
現在の発明の別の実施形態では、第1の面と第2の面を表示するために軸の周りを回転させる、永久磁気を持つピクセルから成る電磁作動させるディスプレーがある。第1の面は第1の光学的状態を有し、第2の面は第2の光学的状態を有する。第1の光学的状態は第2の光学的状態とは異なる。電磁作動させるディスプレーにはまた、ピクセルの軸に対して垂直に配置されたU字型の芯を含む電磁気が含まれる。電磁気には、U字型の芯の第1のアームの周りに位置している第1のコイルと、U字型の芯の第2のアームの周りに位置している第2のコイルが含まれる。電磁気の各ポールは、電磁気を磁気化する電流が電磁気を磁気化する電流が永久磁気の極に対して反対になり、これが第1の面と第2の面からピクセルの回転を起こすよう、実質的に永久磁気隣接している。ピクセルを囲む背景は、回転可能なピクセルの第1の面と第2の面のうち少なくとも1つの光学上コントラストする光学的状態を有する。
1つの改良版では、第1のコイルと第2のコイルはシリーズとなって繋がっており、合計の抵抗が150オームを超え、250オーム以下である。
別の改良版では、複数のピクセルがおのおの該当するU字型の芯と一対のコイルを持つ電磁気に関連している。複数のピクセルは、少なくとも1つのアルファベット・数字の記号を作成するよう構築されている。U字型の芯は、編みこまれたパターンで複数のピクセルの下方に構築されている。
別の改良版では、ピクセルは第1の面と第2の面の間を約180度にて回転する。
別の改良版では、少なくとも1つのピクセルの少なくとも1つの面がりん光性塗料で塗装された表面を持つ。
別の改良版では、少なくとも1つのピクセルの少なくとも1つの面が蛍光性塗料で塗装された表面を持つ。
別の改良版では、少なくとも1つのピクセルの少なくとも1つの面にも、ラインストーン、クリスタル、ダイアモンド、またはメタルから成るグループより選択された付属された材料が含まれる。
別の改良版では、該当するアームの周りの第1のコイルと第2のコイルのうち、少なくとも1つを包むためにボビンが使用される。
別の改良版では、第1のピクセルと第1のピクセルに隣接した背景の一部は、第2のピクセルと第2のピクセルに隣接した背景の一部と同じ水平プレーン(面)にない。
現在の発明の別の実施形態では、磁気で作動させるアルファベットと数字のディスプレーがある。ディスプレーは、複数のフリッパーから成る。各フリッパーには永久磁気が含まれ、第1の配向がオンの状態、第2の配向がオフの状態で、現在のディスプレー面の軸の周りを回転する。各フリッパーは、実質的に背景内に位置している。各フリッパーに隣接した背景の一部は、オフ状態で実質的にディスプレー面に合致している。複数フリッパーは、集合的に現在のアルファベットと数字の記号に構築されている複数フリッパーのうちの少なくともいくつかは、ディスプレー面をオン状態に示すために配置されている。ディスプレーはさらに、複数フリッパー下方に編みこまれた構築内の該当する複数の対の電磁気コイルから成る。
1つの改良版では、第1のフリッパーに該当する第1のコイルと、異なるフリッパーに該当するいずれかの隣接するコイルの間に実質的に隙間がない。
別の改良版では、各コイルはフェロ磁気材料の別個内部柱を有する。
別の改良版では、アルファベットと数字の記号は、7のフリッパーでアラビア数字形式である。
別の改良版では、編みこまれて構築されている対となるそれぞれの電磁気コイルは、U字型の芯のアームの一対の周りに位置している。隣接したU字型の芯は、お互いに90度回転する。
別の改良版では、対になったコイルがU字型の芯の電機子の一対の上に位置している。
別の改良版では、各U字型の芯は、該当するフリッパーの軸に対して実質的に垂直に配置されており、電磁気の各磁気ポールは該当するフリッパーの永久磁気に実質的に隣接している。
別の改良版では、対となる電磁気コイルがシリーズとなって繋がっており、合計抵抗は150-250オームの域にある。
別の改良版では、編みこまれた構築にはおのおのが該当するフリッパーの軸の長さの半分未満より狭い幅を持つ対となるコイルが含まれ、フリッパーの永久磁気の軸の長さはフリッパーの軸の長さの半分以下である。
別の改良版では、複数フリッパー中のいずれのリッパーの永久磁気も、そのフリッパーを回転作動させるフリッパーに該当する、対となるコイル以外のいずれのコイルとも重ならない。
別の改良版では、編みこまれた構築には、該当するフリッパーの永久磁気の少なくとも一部が重なる対となるコイルが含まれ、複数フリッパー中のいずれのフリッパーの永久磁気も、その対となるコイルを回転作動させるフリッパーに該当するフリッパー以外のいずれのコイルとも重ならない。
別の改良版では、ディスプレーはさらに、第2の複数フリッパーの下方に編みこまれて構築された、第2のアルファベットと数字の記号と、第2の該当する複数の対になる電磁気コイルを集合的に表す構築された第2の複数フリッパーから成る。
第1の複数フリッパーのディスプレー面は、第1のプレーン(面)内にある。第2の複数フリッパーのディスプレー面は、第2のプレーン(面)内にある。第1のプレーン(面)と第2のプレーン(面)は異なる。
別の改良版では、ディスプレーは腕時計ディスプレーであり、さらに針が背景と複数フリッパー上部に位置している、腕時計のアナログムーブメントから成る。
別の改良版では、背景に複数の模擬ドットマトリクスパネルと、隣接したパネル中の少なくともいくつかに複数のグルーブ溝が含まれる。各グルーブ溝は、回転可能なピクセルと背景のうち、少なくとも1つの隙間を実質的に模倣する。
別の改良版では、ディスプレーの少なくとも一部が、ポジ(陽)コントラストディスプレーである。
別の改良版では、ディスプレーが腕時計ディスプレーであり、ケーシング内部に位置している。ケーシングは、ディスプレーの少なくとも一部に向かって配向されているフロントライトLEDを有する。
別の改良版では、フロントライトはUV LEDである。フリッパーの少なくとも1つには、オン状態のディスプレー面に蛍光性コーティングが含まれる。
別の改良版では、ラインストーン、クリスタル、ダイアモンドまたはメタルから成るグループから選択された材料のうち少なくとも1つが、背景または少なくとも1つのフリッパーのディスプレー面に付属されている。
複数の実施形態がここで開示され、請求されている。一般的に、これらの実施形態のすべてではなくてもほとんどに適用可能な数多くの改良版が存在する。
発明の改良版の1つは、単一の回転可能なピクセルが1つ以上の情報ドットまたはピクセルを表す。たとえば、単一ピクセルには片面または両面にAM/PM/LAP/カウンター/日付テキスト情報が含まれることがある。
発明の別の改良版では、回転可能なピクセルの形は丸、四角、長方形、または多角形である。
発明の別の改良版では、使用される軸は回転可能なピクセルと同じ材料で構築される。代替的に、軸はワイヤー、メタルまたはプラスティックロッドにて構築される場合もある。軸は回転可能なピクセルのいくつかの部分の穴を通過することができ、その周りをピクセルが回転する。
発明の別の改良版では、回転するピクセルの軸は取り付け点に固定されている。
発明の別の改良版では、軸は回転するピクセルの一部またはそれに添付されており、回転するピクセルとともに回転する。
発明の別の改良版では、永久磁気材料は回転するピクセル内のいくつかの部分で統合されている。永久磁気は、磁気熱可塑性物質またはラバー材、フェライト、セラミック、アルミニウムニッケルコバルト(AlNiCo)、サマリウムコバルト(SmCo)、ネオジム鉄ホウ素(NdFeB)、磁場を有する磁気材料、またはその他の磁気材料あるいは希少な土質材料の望ましい混合物を含むナイロン6または12のような射出成形材である。発明の別の改良版では、すべてのピクセルが永久磁気材料である場合もある。発明の別の改良版では、永久磁気材料が各回転可能なピクセル部分のみに統合されており、回転可能なピクセルと同じプレーン(面)に磁気ポールを有する。
発明の別の改良版では、永久磁気材料は回転可能なピクセルのプレーン(面)に垂直に配向された磁気ポールを有する。
発明の別の改良版では、回転可能なピクセルには芯または追加ポールプレート近くに永久磁気が含まれており、回転可能なピクセルが振動により配向を変えないよう、また落ちないよう(正しい場所に磁気で保持されるよう)構築されている。
発明の別の改良版では、コイルと該当する回転するピクセルが、アルファベットと数字の記号を形成するよう構築されている。
発明の別の改良版では、アルファベットと数字の記号は、7ピクセルを使って生成させられたアラビア数字である。
発明の別の改良版では、背景または回転するピクセルのオフ光学的状態にて反射防止コーティングが適用されている。発明のさらなる改良版では、背景または回転するピクセルのオフ光学的状態にて光を捕捉する材料を含む反射防止仕上げが適用されている。
発明の別の改良版では、回転可能なピクセルは少なくとも1つの材料がその場所に装着されている。
発明の別の改良版では、回転可能なピクセルはりん光性または蛍光性塗料を片方または両方に有している場合がある。さらに、紫外線が存在しないときには無色の蛍光性塗料が使用されている場合がある。
発明の別の改良版では、回転可能なピクセルのディスプレー面には少なくとも1つの斜角の端が含まれる。
発明の別の改良版では、回転可能なピクセルには、少なくとも1つの周りの背景の外観と実質的に合致するドットマトリクスパネルが埋め込まれている。
発明の別の改良版では、ドットマトリクスパネルはその場所に装着されている材料がある。
発明の別の改良版では、ドットマトリクスパネルの形は丸、四角、長方形、または多角形である。
発明の別の改良版では、回転可能なピクセルには2以上の、背景にあるそれらと合致するドットマトリクスパネルが埋め込まれている。発明のさらなる改良版では、回転可能なピクセル上のドットマトリクスパネル間にグルーブ溝が存在する。さらにもう1つの発明の改良版では、ドットマトリクスパネル間のグルーブ溝は実際の隙間である。代替的に、ドットマトリクスパネル間のグルーブ溝には、塗料またはコーティングを使用して回転可能なピクセルと周りの背景の実際の隙間の外観を模倣する。
発明の別の改良版では、コイルの形は、丸、四角、長方形、または多角形である。
発明の別の改良版では、コイルはワイヤー、とくに銅線、またはその他磁気ワイヤー、および伝導質の材料にて構築されており、これらはプリント基板上の線である場合もある。
発明の別の改良版では、芯は2つの間のあいた柱から成り(直接的な機械的なコネクションを持たないオフセットなど)その周りにコイルが巻かれる。
発明の別の改良版では、2つの芯の柱は1つの大き目のベースを有し、2つのベースは単一U字型芯のように機能するよう、磁気で効率的に近くにしっかりと置かれている。
発明の別の改良版では、芯の柱またはU字型芯は、セラミックやスティールラミネートのようなフェロ磁気材料にて構築されている。
発明の別の改良版では、芯の上部は、回転するピクセルのプレーン(面)実質的に平行して位置している。
発明の別の改良版では、追加ポールプレートは芯の電機子上方に置かれている。
発明の別の改良版では、U字型芯はプリント基板と同じプレーン(面)にて統合されている。
発明の別の改良版では、プリント基板上に少なくとも1層コイルが製作されている。プリント基板は、柔軟な材料で構築されている場合もある。発明のさらなる改良版では、それぞれのコイルは、2つ以上のプリント基板の、回転可能なピクセルを作動させるのに必要な回転と電磁力を生み出すため、重ね合わせるために上に乗せられた、あるいは重ねられた集合である。
発明の別の改良版では、その周りにコイルが巻かれることができるよう、2本のワイヤーが統合リードをボビンに伝導するよう、ボビンの構築のためにプラスティックまたはその他材料が使用される。発明のさらなる改良版では、フェロ磁気芯材料にてボビンが構築されており、芯そのものとしての役割を果たす場合がある。
ここに記載されている各種実施形態は、典型的には腕時計や(置き)時計、その他時計や携帯電話などに使用するための出願に関して言及するものとする。しかし、その他の消費製品も、発明の範囲内に意図されていることは理解されなければならない。
図1は、単一磁気作動装置を図解する現在の発明の1つの実施形態の側面図である。 図2は、図1の上面図である。 図3は、単一回転するピクセルが周りの背景と同じプレーン(面)統合されていることを図解する図1の実施形態の側面図である。 図4は、現在の発明の実施形態の“OFF”状態を描写する側面図である。 図5は、現在の発明の実施形態の“ON”状態を描写する側面図である。 図6は、従来のフリップドット電磁気デザインの外観を図解する側面図である。 図7は、1つのコイルがU字型芯の各電機子の周りをめぐっている実施形態の側面図である。 図8は、プリント基板(PCB)上にコイルを製造するパラメーターを図解する上面図である。 図9は、1ピクセルに2つのコイルを使用して、7ピクセルの数字の桁を作り出すための1つのレイアウトを図解する上面図である。 図10は、互いに繋がっている複数のPCB層を図解する側面図である。 図11は、1つの基本的なU字型芯構築を図解したものである。 図12は、U字型芯の別の実施形態を図解したものである。 図13は、統合ボビンをコイルと芯とともに使用する、現在の発明の実施形態を図解したものである。 図14は、該当する回転するピクセル内でアルファベットと数字のセグメントを駆動するためのコイルと永久磁気の構築を図解する上面図である。 図15は、フリップドット消費者モジュールの1つの実施形態の上面斜視図を図解したものである。 図16は、図15の底面斜視図を図解したものである。 図17は、回転するピクセルへの添付材料の実施形態を図解したものである。 図18は、模擬ドットマトリクス外観を図解した実施形態の断面図を図解したものである。 図19は、ポジ(陽)ディスプレー画像付き模擬ドットマトリクスディスプレーを描写する上面図を図解したものである。 図20は、ネガ(陰)ディスプレー画像付き模擬ドットマトリクスディスプレーを描写する上面図を図解したものである。 図21aは、見る者の目に1つのドットマトリクスパネルを含むように見える単一の回転可能なピクセルの実施形態の上面図を図解したものである。 図21bは、見る者の目に2つのドットマトリクスパネルを含むように見える単一の回転可能なピクセルの実施形態の上面図を図解したものである。 図21cは、見る者の目に4つのドットマトリクスパネルを含むように見える単一の回転可能なピクセルの実施形態の上面図を図解したものである。 図22は、非平面フリップドットディスプレーを持つ別の実施形態の上面図を図解したものである。 図23は、サポートする電気と非平面フリップドットディスプレーを駆動する部品を持つ腕時計ケースの断面図を図解したものである。 図24は、非平面フリップドットディスプレーを持つ腕時計の斜視図である。 図25は、アナログ腕時計ダイアルをフリップドットディスプレーと組み合わせた時計の1つの実施形態を図解したものである。 図26は、少なくとも1つの回転可能なピクセルと組み合わせて使用するアナログ腕時計ダイアルを使用する時計の断面図である。 図27は、別の回転可能なピクセル構築の上面図を図解したものである。
発明の原理に対する理解を高める目的のため、いまドローイングによる図解された実施形態への参照が行われ、同じことを叙述するために特定の言語が使用される。それでも、発明の範囲には制限は意図されていないものと理解され、図解の機器内のそれらの代替品とさらなる修正品、およびここに図解される発明原理のさらなる出願は、発明が関連する技の通常の技術においては起こるものと考えられるものである。
1つまたは複数の対照的な色、表面、手触り、および添付材料の組み合わせの使用の際に、消費者製品化された磁気フリップドットディスプレーの出願には、各回転可能なピクセルの対照的な側面が、1つ以上の組み合わせを使用するときに、応えられていないニーズがある。ここで開示されるフリップドットディスプレーが、腕時計、(置き)時計、携帯電話の第1と第2のディスプレー、またその他可動あるいは小型製品に使用されることができることは発明の範囲内に意図されている。
ここで使われるフリップドットディスプレーという用語は、少なくとも第1のディスプレー表面と第2のディスプレー表面を有する回転可能なピクセルのことであり、上記の1つの表面を表示するため、内在する作動要素が作動される。ここで論じられている実施形態は、2つの表面の間にて180°回転上面面と底面を含むことが望ましい。作動要素は、たとえばフェロ磁気セラミックまたはスティールラミネートのような1つ以上のワイヤー製コイル、1つ以上の芯材料の周りのコイルであることが望ましい。ここで開示されているフリップドットディスプレー実施形態のすべてが、少なくとも2つの可能な光学的状態間を変化する回転可能なピクセルを指すものであると理解されるべきではない。作動力が(磁気が望ましい)発生させられるとき、回転可能なピクセルは回転して“ON”光学的状態か“OFF”光学的状態表示する。“ON”光学的状態にあるとき、ピクセルの表面に付属された色、手触りそして/または材料組成は周りの背景と異なる。“OFF”光学的状態は、ピクセルの反対側の側面の手触りそして/または材料組成が実質的に周りの背景に合致するときに起こる。周りの背景とは、変化しない表面を指すものと理解される。各回転可能なピクセルを取り巻く周りの背景は、回転可能なピクセルのディスプレー表面とほぼ同じプレーン(面)であることが望ましいが必ずしも同じである必要はない。
図1は、単一磁気作動装置を有するこの発明の実施形態を表したものである。U字型芯100は2つの電機子を有し、基部105により103と104に繋がっている。U字型芯100は、セラミックまたはスティールラミネートのようないずれかのフェロ磁気材料により構築されている場合がある。2つのコイル101と102は、それぞれ2つの電機子103と104の周りに位置して示されている。コイル101と102は、典型的には銅線により構築されているが、他のどの電導ワイヤー材料またはプリント基板(PCB)上の電導物でもよい。この図には示されていないが、コイル101と102は、個別に駆動される場合、または連続して相互に連絡している場合があり、したがってそれらは単一電磁気コイルとして駆動され作動する。技における通常の技術においては、2つのコイル101と102がそれらを電気作用で繋ぎ、個別コイルとして作動させて使用できる各種方法を認識する。コイル101と102が連続して繋がっているとき、電流は次に1つの特定の方向に流され、第1のコイル101の中心から放出されて磁力が発生する。方向と配向を屈曲させる芯電機子103の周りの第1のコイル101は、第1のコイル101を通過する電流が、上方から陽磁気(地理学的な北を探す力として定義される力が放出する陽磁気)を発生させるものである。陰磁気がコイル101の底部から発生させられる。第2のコイル102は、第2のコイル102を通じて第1のコイル101と反対の方向に磁場を作り出すとき、電流が通過するよう配置される。このように、陽磁気はその底部より、陰磁気は上部より発生させられる。U字型芯材料は、コイル101と102のいずれか、または両方を通過する電流により効率的に発生させられる磁力を上げる。
図1は、2つの光学的状態を表示可能な回転可能なピクセル110を図解したものである“OFF”光学的状態111は、図1の面115にて黒で図示されている。“ON”光学的状態112は、白で図示され、回転可能なピクセル110の底面116に位置する。回転可能なピクセル110は、図1にて示されるように、丸、四角、長方形、または多角形など、形において幅広いバラエティを有する場合がある。図示されている“OFF”と“ON”の色は、ただ、対照的なコーティング、塗料、または付属された材料の幅広いバラエティの一部を代表するものであり、どちらの面でも利用可能である。技における通常の技術においては、長方形の回転するピクセル110のマトリクスが従来のアルファベットと数字の桁を作るために使用されることを理解するであろう。そのような組み合わせは、腕時計のディスプレーまたはよく使用される7ピクセルの数字の桁や14と16のピクセル、アルファベットと数字の桁などのその他のアルファベットと数字のインジケータにおいて使用される場合もある。回転可能なピクセル110は、色、材料、または手触りを定義する1つまたは2つの光学的状態をディプレーするための回転を可能にする(約180度が望ましい)軸120上を回転する。
軸120は、回転できるよう、回転するピクセル110と反対向きで使用される中央シャフトであることが望ましい。いくつかのケースでは、軸120は取り付けと固定が可能であるが、回転するピクセル110の側面に位置するベアリングまたはブッシングにより、ピクセルが軸120の周りを回転するが可能となる。軸120は、軸120の周りを回る回転するピクセル110のいくつかの部分を通して固定され通過されるワイヤーかプラスティック、またはメタルロッドから成る場合がある。回転するピクセル110はまた、固定軸120の周りをより容易に回転するよう、低摩擦材料にて構築されている場合もある。図1では、軸120は回転するピクセル110と統合されて形成されることが望ましく、この図には示されていないが、したがって取り付けポイントを有し、軸120が回転できるようになる。各ピクセル110正の軸120は、内在するモジュールまたは枠、あるいは周りの背景(図1には表示されず)のいずれかに取り付けられていることが望ましい。軸120が固定されていない場合、ベアリング、ブッシング、または低摩擦材料が、軸120が支えられている取り付け地点に埋め込まれている場合もある。個別のベアリング要素または取り付け地点自体が、スティールまたは真ちゅうなどのメタルにて、あるいはテフロン(登録商標)またはポリオキシメチレン(POM)などの低摩擦材料で作り出されるかコーティングされる射出成形材料にて作成される場合もある。回転可能なピクセル110は内部に組み込まれた永久磁気の特質を有し、内在するコイル101と102を通過する電流により適切な磁気が発生させられ、回転する。回転可能なピクセル110は、上方あるいは下方に位置する場合があるが、図1にて示される2つの電機子103と104の上面とほぼ同じプレーン(面)にディスプレー面を有することが望ましい。
図2は、回転可能なピクセル110と二重コイル101と102を2つの芯電機子103と104の周りにめぐらせた内在する磁気作動装置を含む実施形態上面図を示したものである。回転可能なピクセル110の一部は、内部に組み込まれていることを示す壊れた長方形として図解される永久磁気130を有する。永久磁気130は、感温性磁性プラスティックまたはラバー材、フェライト、セラミック、アルミニウムニッケルコバルト(AlNiCo)、サマリウムコバルト(SmCo)、ネオジム鉄ホウ素(NdFeB)、磁気材料、またはその他の磁場を有する磁気材料あるいは希少な土質材料の好ましい混合物を含むナイロン6または12のような射出成形材料である場合もある。代替的に、回転可能なピクセル110のすべてが永久磁気により構築されている場合、または永久磁気130が図2に示される部分、または複数の部分に存在する場合もある。図2に図解される実施形態のように、永久磁気130の顕著な部分が、中央から外れ、つまり回転121を規定する中央軸120の片面に置かれていることが望ましい。
コイル101と102の駆動は、断面図が回転するピクセル110の軸の長さ全体を延長しないことが望ましく、軸の長さの半分未満であることがさらに望ましい。これにより、ここに詳細のある出願小型消費者製品のいくつかまたはすべてにおいて、回転するピクセル110により近い配置が可能となる。通常の技術においては、しかし、作動システムは断面図を図2に図解する回転可能なピクセル110の軸の長さ全体まで拡大する場合もあると理解される。また、停止装置(ストップ)140がピクセル110に統合されていることが望ましい。停止装置(ストップ)は、いずれかの延長する非対称部品であるか、典型的には180度の回転を超えない、180度に近い、できるだけ180度であることを可能にするため、周りの枠、背景、または内在するモジュールからの延長を関連させる回転可能なピクセル上面140から除去されたいくつかの部分であることが望ましい。図2似示されるストップ140は、回転可能なピクセル110の延長であり、こんにちフリップドットディスプレーにてよく使用される丸や四角カットアウトと対するものである。図2に示されるとおり、ストップ140は電機子103、104とコイル101、102の軸の長さに沿ったオフセットであることが望ましい。
図3は、周りの背景150と同じプレーン(面)内の回転可能なピクセル110を図解したものである。背景150の周りは、1つ以上の回転可能なピクセル110が位置する部分が一部除去されている同じ材料のプレーン(面)であることが望ましい。背景150は、回転するピクセル110の目に見える状態の1つとぴったり合致する不変の外観であることが望ましい。“OFF”光学的状態111は、目に見える回転可能なピクセル110の状態と背景150が、実質的に、理想的に、可能な限り合致することがであるときに起こる。“ON”光学的状態112は、回転可能なピクセル110の目に見える状態が背景150と異なるときに起こる。図3にて示されるように、回転するピクセル110の黒い面115は目に見える位置にあり、背景150の外観とぴったり合致するため、“OFF”ピクセル111を生み出す。これは、白で示される底面116とコントラストにあり、“ON”ピクセルとして認識される。“ON”状態112の白は、背景150の色とは顕著に異なり、ピクセル110が磁気にて作動するとき、この新しい位置に向けて180度回転する。
図3もまた、回転可能なピクセル110がそのストップ140が周りの背景150の底部と関連して、約180度の回転制限を受ける断面図を示すものである。この特定の実施形態では、回転可能なピクセル110の部分または延長がストップ140として作用する。アーク175の図解にて、破線は回転するピクセル110の電流位置からの回転可能な方向を示す。ストップ140は次に、背景150の底部に働きかける。周りの背景150の下方に位置するストップ140を使用し、回転可能なピクセル110がデザイナーの見通しと対称に現れ、より優れたデザイン美観を提供する。通常の技術においては、また、どのように反対のアークにて目に見える、しかし同じ機能を持つストップ140が回転できるようにするか理解することもできる。
発明の範囲として、回転可能なピクセル110はまた、プリントテキスト、記号、その他情報を有することが意図されている。したがって、1つのピクセル110は、それ1つで望まれる情報を伝える。たとえば、回転するピクセル110の1つの側面は、片面上にAMというテキストプリントを有することができ、一方の側面ではPMというプリントを有することができる。この場合においては、ピクセル110のいずれかの面が情報伝達のためのアルファベットと数字の桁形式を持つピクセルのマトリクス部分なしに詳細情報をディスプレーできる。
図4は、単一作動可能、回転可能なピクセルの断面図内に存在する“OFF”電子状態での磁気の流れを図解したものである。図4は、磁気作動システムの一部分にも電流が通過していないと定義される“OFF”電子状態でのシステムの拡大図を示すものである。U字型芯400は、そのうちの一部のみがこの図に示されているが、各電機子403と404の周りに位置する2つの別個のコイル401と402から単一駆動力を有することが望ましい。コイル401と402の一部のみが図解されており、この図では示されていないが、それらは電気駆動回路と繋がって、連続して同時に駆動されることが望ましい。コイルはまた、同じ電流と連続して駆動されるとき、電流が磁場を逆方向に作り出すことができるよう、対極をもって調整されてあることが望ましい。回転421のピクセル軸の1方の側面が永久磁気430の幅の少なくとも半分に位置するよう、永久磁気430は、回転可能なピクセル410の少なくとも一部に統合されていることが望ましい。図4は、永久磁気430の大部分がピクセル410が周りを回転する回転421軸の片面に位置する状態にある実施形態を図解したものであり、磁場がその長さをY軸に平行に放射するよう帯磁している。また、この発明の範囲内で永久磁気430がその磁場がその長さと垂直に放射するよう帯磁しつつ、なおかつ機能であることが意図されている。結果として生じる永久磁気430の磁場は、図にあるよう、これによりZ軸に対して平行となる。
図4は、コイル401と402のいずれ、または両方も駆動されている電流なしに、“OFF”電子状態のときに存在する磁力線を図解したものである。電機子403と404は、典型的には、“ON”電子状態にないときに、永久磁気430をその場所に保持するのに十分な表面磁力を提供する。しかしながら、いくつかの実施形態では、追加ポールプレート425と426が追加される。この“OFF”電子状態では、電機子404の上面に置かれた永久磁気430は、第1のポールプレート426の近くにある。ポールプレート425と426は、スティールのような磁気を引き付ける材料にて構築されており、永久磁気430が回転するピクセルを望ましい配向に引き付け保持するよう、広い表面を提供するために使用可能であるのが望ましい。この図には示されていないが、電機子403と404は直接下方に、片面に、または永久磁気430と該当する回転するピクセル410のプレーン(面)に平行にさえ位置する場合がある。その他システムデザイン部品により、電機子403と404の上面、またはポールプレート425と426どちらかに、永久磁気430と直接平行に使用される場合には利点がある場合もある。たとえば、電機子403と404上面またはポールプレート425と426を永久磁気415と該当する回転可能なピクセル410と同じ水平プレーン(面)に有し、それ(またはそのうちのいくらかの部分)は内部に存在し、回転するピクセルのマトリクスがすべて周りの背景に水平に一直線に現れることをさらに保証する。
“OFF”電子状態において、もっとも強力な磁気流れの線480が永久磁気430から拡大し、図にあるように水平、またはY軸に沿って磁気ポールが配向される。永久磁気430は、プレート426と内在する電機子404に引き付けられる。このように、ディスプレーが振動、落下、その他動きを受けるとき、永久磁気430はピクセル410の回転を妨げるか、最少に抑える。永久磁気430は図4にて図解されるように、ポールプレート426と電機子404のわずか上方にある。しかし、永久磁気430、回転421軸と回転するピクセル410自身が同じプレーン(面)に位置する場合、またはポールプレート426プレーン(面)の下部、あるいは電機子404の上面に位置する場合もある。仕上げ材選択と全体的なシステムデザインは、最大の振動、落下、その他システムが受ける力を最小にするに耐え得るものでなければならず、回転するピクセル410が望ましい配向を保持するために必要な引き付ける磁力が要求される結果とならなければならない。システムデザインはまた、コイル401と402の抵抗に耐え得るものでなければならず、ピクセル410が異なる配向に向かって回転できるよう、電流はコイル401と402が電磁力を発生察せるよう駆動することを要求するものである。腕時計、携帯電話など、サイズと乾電池の寿命が決め手となる小型消費者製品出願において、適切な材料選択とシステムデザインは特に重要である。
図5は、“ON”電子状態における単一作動可能システム断面図内に存在する磁気の流れを図解するものである。図5は、“ON”電子状態におけるシステム拡大図を示したものである。コイル401と402を通じて芯400の周りを通過する電流は、永久磁気430と該当する回転可能なピクセル410に反発する磁力を生み出す。図5では、この反発する磁気力481の一般的な方向はコイル402上面外にあり、引き付ける磁力480がいまコイル401上面から放射される。図5は、“ON”電流がまだ流されているが、永久磁気430と該当する回転可能なピクセル410が新しい、望ましい配向に向けて回転する結果としての磁気の流れを示すものである。コイル401と402を通過する電流は、“OFF”電子状態において永久磁気430と、ポールプレート426または電機子404の間に存在する磁気引力480より強力な反発する磁力481を発生させるのに十分でなければならない。該当するピクセル410の一部としてのこの永久磁気430の回転は、1m/秒-50m/秒という非常に速い反応時間で起こることができる。コイル401と402を通す電流通過後のいくつかの事例では、永久磁気430と該当する回転可能なピクセル410が新しい配向に向けて加速されたが、実際に新しい配向にたどり着く前に、電流は除去されることができた。いずれかの時点での電流除去の主な目的は、回転可能なピクセル410が2つの位置のおよそ半分に達した後であり、消費電力を減らすためであり、十分なモーメンタムがあるときに回転が完了されることを保証するものである。図5は、ピクセル410が新しい光学的状態にあるにもかかわらず、システム中で電流がまだ駆動されているところを図解したものである。この発明の1つの実施形態は、システムの全体的な電力消費を減少させるためにピクセル410回転中の中間時間における、一定のシステムからの電流除去に関連する。
図6は、従来のコイルと芯構築を図解したものである。この構築では、U字型芯600は、2つの芯電機子603と604に繋げる、芯ベース605から成る。電磁気コイル608は、基部605を囲んでいる。いくつかの実施形態では使用が発明の範囲内に意図されているが、これは望ましい構築ではない。より小型の可動機器では、次に芯ベース605の下方に延長する芯600の全体的な高さとコイル608の割合により、この構築は全体的に分厚いモジュールとなる結果を招くかも知れない。また、より小型の消費者機器においては、より大多数のコイル巻き数(250-1000)の結果、典型的に、より少ない駆動電流を使って十分な磁気を発生させるためには、75オームを超えるコイル抵抗が要求される。より小さい駆動電流の結果、これら小型の、乾電池で動く消費者製品出願には、低電力消費が重要となる。コイル屈曲は、芯ベース605の周りに位置し、いくつかのケースでは、必要な小型の回転可能なピクセルは、簡単に駆動されないかも知れない。この高いコイル巻き数と高い抵抗は、こんにち屋外の標識・看板として使用される典型的なフリップドットディスプレーには見られない。
図7は、腕時計、(置き)時計、その他時計や携帯電話などの製品用の小型ディスプレーに使用されるための、厚みを減らした最善化されたシステムデザインの1つの実施形態を図解したものである。この実施形態では、U字型芯700は、芯電機子703と704の周りにコイル701と702をそれぞれ有する。電機子703と704は、芯700の基部705によって繋がっている。コイル701と702が連続して709に繋がっているとき、それらは単一電磁気コイルとして作動する。通常の技術においては、コイル701と702を繋げるやり方は、図に示されるようにシリーズ709内で直接ワイヤーにて繋げるか、あるいは駆動電子基またはプリント基板(これより“PCB”と称す)内のどこででも繋げるか、数種あると理解されるものとする。コイル701と702の極は、電流がそれらを通過する際に、それらが磁力と流れを芯700と同じ方向に生み出すように、また、効率的に磁気回路を完結するよう配置されていることが望ましい。このコイル構築の1つの利点は、いまU字型芯700の厚みのみが全体的なモジュールに関与するということにあり、芯700の幅はまた、小さい回転可能なピクセルを駆動するために最小化することができる。1つの実施形態では、芯にはシリーズの2つのコイルが含まれ、各コイルは75オームを超える抵抗を有する。シリーズの2つのコイルの合計抵抗は、150-250オームストップ予備乾電池の寿命の域内であることが望ましい。図6と図7に図解されるコイルは、銅のような各種電導ワイヤーのいずれかを使用するワイヤーが巻かれたものであることが望ましい。結果として、コイルの形は丸、四角、長方形等になる。
図8は、いずれかのコイル屈曲が置かれるか、またはPCB電鋳される状態を図解したものである。PCB850にて各種電導材料のいずれかであるコイル屈曲855が置かれるかまたはただちに電鋳される。PCB850は、柔軟性を持つ場合硬い場合もあり、電導材は銅またはその他よく使われる電導材料であるかも知れない。
コイル屈曲855は、厚み860、幅865、スペース870に変化する電導線である。利用可能なスペースと望ましい回転数、PCB製造制限、必要とされる磁力に基づき、これらの変数は調整可能である。
小さいピクセルと、その結果として必要とされる小さいコイルはしばしば、低コスト生産ターゲットを達しようとすると組み立てが困難である。特に屈曲電導ワイヤーがひじょうに小さいワイヤーゴージである場合には、多数のコイルを伴うディスプレー内で各コイルをPCBに挿入・接続することが困難であることが証明されるかも知れない。PCB850上に構築されるコイル855を使用する利点は、ディスプレー全体用の全コイルが同じPCB850上に構築されていることが望ましい点にある。
図9は、全コイル屈曲855が7の、単一数字桁から成る回転可能なピクセルの出力を必要とするPCB850の上面図を図解したものである。電導線の各種列は、ここで示されているように、コイル屈曲855が、単一プレーン(面)なしに、同心円、長方形、または四角になるよう配線されていることが望ましい。コイル屈曲855はそれぞれ対となるコイル801と802を形成することが望ましく、各回転可能なピクセルを駆動するために使われる。このPCB850は、ここに説明されているように各コイル屈曲855が該当する芯電機子803と804にフィットするよう、内部直径に穴857を有することがある。
図10は、置かれたか、電鋳されたコイル屈曲が相互に連絡する、1つ以上のPCB850層を有する側面図を示すものである。これにより、各PCB850層の回転は、電流が各コイル801と802を通過するときにともに望まれる磁力を生み出すために、要求される累計回転を有する。1つ以上の相互に連絡するPCB層850には、該当する芯電機子803と804の周りを取り巻くコイル801と802が含まれる。芯電機子803と804は、PCB層の内の穴857に挿入される。提供されるそのような構築はより単純な組み立て方法であり、それぞれのコイルへの接続する、従来のワイヤー巻きコイルに対してより多数のコイルがあるときのモジュールである。
図11は、基部1105と2つの電機子1103と1104を含むU字型芯1100を図解したものである。幅、高さと厚み、芯1100の寸法は、すべて全体的なシステムパラメーターを基に定義可能である。図12は、別の実施形態を有する芯1200が2つに割れたものを図解したものである。電機子1203と1204は、コイル1201と1202が添付される柱として作動する。電機子1203と1204は、芯ベース1205と1206がそれぞれ触れ合って、あるいはほとんど触れんばかりに構築される場合もある。図12は、追加の、2つの別個の芯電機子1203と1204、または距離を置かれた柱を使う芯1200が機能において近づけられている実施形態が発明の範囲内として意図されていることを図解したものである。この構築の利点は、組み立てが簡単であり、またポテンシャルにコストがより低いことにある。このデザイン構築のさらなる利点は、電導リード1255と1256が芯電機子1203と1204に統合可能である点である。これらの電導リード1255と1256は、コイル1201と1202に巻かれた後に付けられる2つのリード用装置を提供するものである。コイル1201と1202製造における1つの実施形態は、芯電機子1203と1204に巻かれる電導ワイヤーに関連するものである。この実施形態では、芯電機子1203と1204は、ボビンのように作動し、それはワイヤーが巻きつけられる心棒またはシリンダーである。コイル1201と1202付きの完全な芯電機子1203と1204は、PCBに挿入されることができ、電導リード1255と1256は簡単にハンダ付けができる。技の通常の技術においては、図11または図12で使用される芯材料は、セラミックまたはスティールラミネートなど、1つまたは複数のフェライト芯材料である場合があると理解されるものである。
図13は、ボビン1335が各種プラスティックにて構築される場合がある別の組み立てソリューションを示すものである。この構築においては、コイル1301と1302がまず巻きつけられる2つの個別の組み立て1335と1345としてプラスティックボビンが存在する。ボビン1335と1345はそれぞれ2つの電導リード1355と1356を有しており、その点で、統合されている各コイル1301と1302に2つの電導リードが付けられていることが望ましい。この特別なボビンデザインにより、芯1300がそれからコイル屈曲完了後に挿入され、電機子1303と1304の周りにそれぞれ芯1300、コイル1301と1302が来、またボビン1335と1345からなる完全なボビン組み立てが製作されることが可能となる。
フリップドットディスプレーを小型製品出願に付けるとき、特に腕時計または(置き)時計などのそれら消費者製品では、要求される生産可能な最小サイズのコイルと芯は、ピクセルサイズの大きなパーセンテージとなる。このように、シンプルな7ピクセルの数字桁を作成することさえ、ひじょうに困難となる。技の通常の技術においては、大型フリップドットディスプレーでは、ピクセルの重なる磁場が主に距離により最少に押さえられることを承知する。状況は、より小型の製品出願においてかなり困難である。
図14は、フリップドット回転可能なピクセルと7つの該当する編みこまれた電磁気と、各電磁気を有する2つのコイルを使って、標準的な7セグメントの数字桁を作成するための1つの実施形態を図解したものである。便宜上、7つのフリップドット回転可能なピクセル140-1416は、別々に長方形として図解される。しかし、その他の形も発明の範囲として考えられる。また、図解の便宜上、内在するコイルと回転可能なピクセルの関係をよりよく理解するために、周りの背景は含まれていない。この特定の図においては、7つの回転可能なピクセル1410-1416は、すべて“ON”光学的状態にあり、数字桁番号の“8”が見えている。
数字桁レイアウトには、コイル上方に位置する、中央の回転するピクセル1410に使用される2つのコイル1401と1402が含まれる。コイル1401と1402はそれぞれ、芯電機子1403と1404を取り巻いて中央にあり、黒で示されている。1対のコイルとそれぞれの内部芯電機子は、この図にあるとおり、各7つの回転可能なピクセル1410-1416を駆動するような位置にある。回転が望まれるとき、それぞれの電流がそれらを通過し、磁力がコイル1401と1402から放射される。磁力は、永久磁気1430より作動する。図解は、回転可能なピクセル1410の四角の割合(破線で表示)である。永久磁気1430と該当する回転するピクセル1410は、実質的にコイル1401上方に位置して回転し、その電流の“ON”光学的状態は、実質的に“OFF”光学的状態を示す、コイル1402の上方の新しい位置にある。
コイル1401と1402は、該当する回転するピクセル1410の長さより狭い幅を有することが望ましい。回転するピクセル1410に組み込まれる永久磁気1430に対する長さや厚みに制限はない。永久磁気は、回転可能なピクセルの大きな部分であるか、または回転可能なピクセル1410自身全体ですらあるかも知れない。永久磁気1430は、隣接する回転するピクセルを駆動するコイルから離れて横たわっているようになるよう、理想的には回転可能なピクセル1410の長さの割合に位置し横たわっていることが望ましい。図14は、コイルと回転する永久磁気間の磁気干渉を最少にするため、7つの回転可能なピクセルとそれぞれの2つの駆動コイルが横たわる、1つの望ましいパターンを示すものである。これは、小型消費者製品に望まれる、近いピクセルのペーシング製作において便利であるが、必ずしもそうであることが必要ではない。図14のコイル配向は、7ピクセル数字桁用のただ1つの特定のコイルレイアウトを図解したものであるが、そのバリエーションもこの発明の範囲内にあると考えられる。この同じ配向は、その他7ピクセル以上から成るアルファベットと数字の桁にも適用できる。また、電機子1403と1404が個別の柱であるか、または単一U字型芯の一部であるものもこの発明の範囲内にあると考えられる。このデザインレイアウトは、腕時計と携帯電話などの小型消費者製品においてフリップドットディスプレーの使用を可能とする1つの実施形態である。
図15は、腕時計のような消費者製品におけるフリップドットディスプレーモジュールの上面図を示すものである。時間情報は、“ON”が色付きピクセル1512より明るいか軽い外観により表示される。“OFF”が暗いの背景1550とコントラストを持つ“ON”ピクセル1512は、従来の7ピクセル数字桁形式にて情報を伝えるよう組織されている。暗い色の背景1550と合致するピクセルの“OFF”光学的状態は、“OFF”ピクセル間のスペースの隙間を隠すため典型的に暗色であり、黒色であることが望ましい。大型の屋外の標識・サイン出願においては、“OFF”ピクセルと周りの背景の隙間は、腕時計や携帯電話などの小型消費者製品に見られるほどには目立たず、気にならない。スペースの隙間が見えることを減らし、コントラストを増すため、さらなる反射防止コーティング、黒い塗料またはコーティング、あるいはその他手触りまたは光を捕捉する方法が黒のコーティングに加えて使用されることが望ましい。“ON”光学的状態1512は白で示されているが、消費者製品出願においては、各種のユニークな塗料、色、手触り、その他材料が使用されることがある。そのようなコーティングには、照明が低い状態にあっても目に見えるピクセル提供するりん光性塗料やコーティングなどが含まれる。そのようなコーティングにはさらに、例を挙げると、蛍光塗料(UVフロントライトやLEDにてさらに輝度を強調することが可能)とグリッターなどが含まれる。追加使用法が提供するユニークなデザイン上の利点は、UVライトが存在しないとき、またUVライトが存在しそれが色を放射するとき、無色の蛍光塗料を使用することである。これらのユニークなクリアな蛍光塗料はその他の“OFFまたは“ON”光学的状態、あるいは周りの背景1550にて使用できる色、または材料と組み合わせて使用されることができる。
周りの背景1550は、回転するピクセル軸を保持する方法を提供することがある。図15では、周りの背景1550は、上層1550と低層1562を使用して構築されている。低層1562は、回転可能なピクセルの両端をベアリングまたは射出成形構造にて保持する装置に組み入れることができる(またはそれら回転を可能とする回転可能なピクセルを通じて作動するメタルまたはワイヤー軸を保持する)。腕時計や携帯電話など、多くの小型消費者製品出願においては、厚みが懸案である。1つの実施形態では、下方PCB層1519に各種駆動電子とマイクロコントローラーが含まれることが望ましく、またその上方に位置するコイル1501と1502への接続を提供することが望ましい。PCB層1519下方には、電子とフリップドットディスプレーを出力する乾電池1523が位置する。いくつかの出願には、ディスプレーモジュールの組み立て製作を支援するため、この図には示されていない追加のプラスティックハウジング部品が使用されることもある。
図16は、消費者フリップドットディスプレーモジュール底面図を図解したものである。長方形をした穴1525は、U字型芯があるPCB1519と同じ層にて切断されることが望ましい。この実施形態は、これら製品出願において決定的に重要な、ディスプレーモジュールの全体的な厚みをさらに減らすことに有益である。
フリップドットディスプレーの電流アプリケーションは、大型屋外標識・サインのほとんどすべてにおいて、黒い背景に緑の“ON”セグメントであるか、または、代替的に黒い背景に白い“ON”セグメントかのどちらかである。この色の組み合わせは、大型の屋外フリップドットディスプレーにおいて高コントラストと信頼性を示してきたが、これらの色は小型消費者製品出願においてあまり消費者にアピールしない。図17は、ピクセル1700の側面または両面に添付されるユニークな材料を使った、もう1つの好まれる実施形態を図解したものである。図17は、回転1721の中央軸に沿って軸1720の周りを回転する回転可能なピクセル1700を示すものである。回転可能なピクセル1700は、周りの背景と、ぴったりと合致する底と“ON”光学上の面1712とを有する。
クリスタル、宝石、ダイアモンド、またはメタルのような対照的な材料は、回転可能なピクセル1700にただ単に糊付けまたはその他のやりかたで添付されることもある。望ましい実施形態は、ピクセル1700の片面または両面に、クリスタル、宝石、ダイアモンド、または金、銀、あるいはアルミニウムなどのメタルなど、任意の数の異なる添付材料1781を包含する。回転可能なピクセル1700または周りの背景はまた、添付材料1781のよりよい配置整列とそこへの保持のための支援方法を提供するかも知れない。添付された材料1781自身と回転可能なピクセル1700において統合されている支援方法は、丸、楕円、四角または長方形などのうち、どの形でも構わない。添付材料1781はまた、背面が平らであることが望ましいが、クリスタル、宝石とダイアモンドはまた、目に見えない尖っている、または形状を持つ表面と回転可能なピクセル1700内で統合されていなければならない。各回転可能なピクセル1700は、図17にあるとおり、少なくとも1つの個別添付材料1781、または2つの四角いクリスタルを有することがある。美的な目的のため、回転するピクセル1700と周りの背景の間の隙間の距離は、理想的には最少化される。隙間距離を減らすために、回転可能なピクセル1700の厚みは、サイズを小さくすることができ、材料がのいずれかの表面に添付されるとき、それらはまず最小の厚みを持つべきである。さらなる実施形態は、図17にあるように、斜角1782または丸い端を持つ添付材料1781を有し、これが必要とされるクリアランス(隙間)を減少させ、これにより隙間スペースが減少する。
大型の屋外標識・サイン出願内にて使用される典型的なフリップドットディスプレーは、こんにち、完全な大型ドットマトリクスディスプレーを有する。これは、そのようにより小型のピクセルにとり、特に各種消費者製品出願内のドットマトリクスパターンにて組織されるものにとっては著しく困難であり、高価となる。従来の大型フリップドットはまた、ディスプレーネガ(陰)コントラストを、暗い背景上に明るい色のピクセルにて表示する。しかし、読みやすさまたは望ましい美的外観には、しばしばポジ(陽)コントラストディスプレーが含まれることが望ましい。図18は、模擬ドットマトリクスフリップドットディスプレーの1つの実施形態の図解である。図18では、周りの背景1850に模擬ドットマトリクスパネル1890に割り込まれている。パネル1890は個別に処理可能なピクセルとして図に表れされるが、実際には固定されており、変化しない。
図18は、約180度に回転する回転可能なピクセル1810を図解したものである。ピクセル1810は、周りの背景1850または内在するモジュールのどちらかにいずれかの方法で取り付けられていることが望ましい、軸1820の周りを回転する。回転可能なピクセル1810には、塗料、コーティング、または周りの背景模擬ドットマトリクス要素1890に実質的に合致する1811の1面に添付された材料が含まれることが望ましい。模擬ドットマトリクスパネル1890は、フリップドットディスプレーに一定の繰り返しパターンとして現れる。これにより、ディスプレー面1811は目に見えるように配置されているとき、“OFF”光学的状態に相当する。回転可能なピクセル1810のその他面1812は、コーティング、塗料、または周りの背景模擬ドットマトリクスパネル1890とは異なる添付材料1881を有する。ディスプレー面1812は、“ON”光学的状態に相当する。回転可能なピクセル1810は、少なくとも1つのドットマトリクスパネル1890をディスプレー面片面、または両面に有することがあるが、単一ドットマトリクスパネル1890を表示するのみに制限されない。図18では、回転可能なピクセル1810上の添付材料1881は、周りの背景1850に見られるドットマトリクスパネル1890と同じ形と寸法になるようにデザインされている。図は、完全なドットマトリクスディスプレーがどのような外見をしているかを見るためのものだが、ディスプレー面のいくつかの割合は(大多数であることが望ましい)、処理不可能な模擬ドットマトリクスパネル1890である。この望ましい実施形態により、サイズまたはコストの制約によりそれがそれ以外にドットマトリクスフリップドットディスプレーを製作することが可能でない場合に、消費者製品出願内にてドットマトリクスディスプレーに見えるものを製作することが可能となる。
回転可能なピクセル1810は、180度まで回転させ、周りの背景1850と隙間1851により分離されることが望ましい。材料間のいずれの分離すき間1851も、従来のフリップドットディスプレーでは消費者外観に目に見える各回転可能なピクセル1810の周りの暗い輪郭という結果を招く。この望しくない美的効果を減らす1つの方法は、単に背景を暗い色にするか黒にするだけである。しかし、現在の発明の各種実施形態は、また、実際のスペースまたはカットアウト部分として、あるいは単に暗い線を背景1850の模擬ドットマトリクスパネル1890間に配置する形式にて、グルーブ溝1852を使用するかも知れない。望ましい実施形態グルーブ溝1852は、回転可能なピクセル1810と周りの背景1850間の実際の隙間スペース1851を模倣する、あるいはぴったり近い幅と厚みと外観を有する。1つの実施形態では、結果は全ディスプレーの全模擬ドットマトリクスパネル1890を囲む、繰り返しが可能な暗い輪郭である。
その結果として、回転可能なピクセル1851周りの暗い輪郭は、もはや目立たなくなる。知覚される隙間1851を除去することにより、この実施形態は、明るい色または暗い色、あるいは模擬ドットマトリクスパネル1890と回転可能なピクセル1810上にて使用される材料に幅を持たせ、同時に受け入れることのできる美的外観を維持することを可能とする。模擬ドットマトリクスパネル1890上で鮮やかな色の塗料または材料が使用されるとき、その周りに暗い境界が存在することとなる。模擬ドットマトリクスパネル1890が丸、四角、またはその他ドットマトリクスパターン内に組み合わせられるいずれかの多角形をしていることは、発明の範囲内にあると考えられる。図18は、色を塗られたばかりの模擬ドットマトリクスパネル1890あるいは塗装外観を図解したものであるが、また、添付材料を有することもある。
図19は、完全な模擬ドットマトリクスディスプレーの1つの望ましい実施形態の上面図を示すものである。図19は、時間表示に標準的な3.5数字桁を使う、(置き)時計または腕時計出願に使用のための模擬ドットマトリクスディスプレーを図解したものである。全体的な模擬ドットマトリクス外観は、計画的なグルーブ溝1852(黒色またはカットアウト部分)を有し、個別ドットマトリクスパネル1890間に製作される。図ではそれらの見分けが簡単にはつかないが、グルーブ溝1852は、各回転可能なピクセル1810の周りに存在する実際の隙間スペース1851の外観をよりよく隠す。数字時間情報は、白ドットマトリクスパネル1890背景上の、個別添付されたより暗い材料1881(塗料かクリスタルまたは宝石)からのコントラストによって作成される。それは各ドットマトリクスパネル1890が処理可能な個別二重ピクセルに見えるが、実際にははるかに少ない数の活動的な回転可能なピクセル1810しかないことから、模擬ドットマトリクスディスプレーであると考えられる。図19では、各回転可能なピクセル1810は、実際には2つの添付材料1881から成り、効率的に該当するドットマトリクスパネル1890の2つの暗い色バージョンのように見える。この実施形態は、消費者が受け入れることのできるドットマトリクスディスプレー外観を製作し、なおかつこの例は、各数字桁を定義する7つの回転可能なピクセル1810とともに3.5数字桁のみ使用する。したがって、23の回転可能なピクセル1810のみを使用するディスプレー作品は、18行かける13列の処理可能ピクセルドットマトリクスディスプレー図のように見える。この特別な例の最終的な結果は、暗い色のクリスタルまたはその上の添付材料1881を有する回転可能なピクセル1810により、ディスプレー面1812上の“ON”光学的状態とコントラストする白色模擬ドットマトリクス1890である。各回転可能なピクセル1810の周りに暗い色の隙間1851の気を散らすものを伴わないポジ(陽)コントラストディスプレー画像を製作する能力は、模擬ドットマトリクスの1つの可能な出願である。グルーブ溝1852は、回転可能なピクセル1810と周りの背景の間の1850スペース隙間1851の外観を効率的に最少化する。
図20は、ネガ(陰)ディスプレーコントラスト内模擬ドットマトリクスレイアウトを表示する。
この実施形態では、鮮やかな色の塗料、コーティング、または2つのドットマトリクスパネル2010を含む回転可能なピクセルへの添付材料2081は、暗い、または黒色のドットマトリクスパネル2090とコントラストを成す“ON”外観を生み出す。
図21a-cは、さらに個別ピクセルと知覚される、1つ以上の個別ドットマトリクスパネル2190を持つ回転するピクセル2110の異なるバージョンの拡大図を図解したものである。図21aは、回転可能なピクセル2110が、ただ1つの該当するドットマトリクスパネル2190を持つ、もっとも基本的なコンセプトを図解したものである。ドットマトリクスパネル2190は、この図にあるように、その後単に塗料、色またはコーティング、あるいは回転可能なピクセル2110の片面または両面への添付材料を持つことがある。図21bは、2つのドットマトリクスパネル2190とグルーブ2152がパネル間に位置するところにある回転可能なピクセル2110を図解するものである。グルーブ溝2152は、実質的に実際の回転するピクセル2110と周りの背景(図21には示されていない)間の隙間の外観と合致することが望ましい。図21bは図19と図20にて示されるディスプレー内で使用される構築を示すものである。図21cは、ドットマトリクスパネル2190が統合されている1つの回転可能なピクセル2110の追加構築を示すものである。図21a-cは、模擬ドットマトリクスディスプレー内にて使用される回転可能なピクセル2110が少なくとも1つのドットマトリクスパネル2190、または2つ以上のパネルを含む実施形態を図解するものである。
図18-21では、回転可能なピクセルの片面または両面に現れる模擬ドットマトリクスパネルは、丸いドットに限られず、四角、長方形、またその他の形である場合もある。背景または回転可能なピクセル内に見られる模擬ドット要素には、色付きコーティングまたは塗料、あるいはダイアモンド、宝石、クリスタル、ラインストーンと、つや消しまたは磨かれたアルミニウム、金、銀等のメタルのような材料が添付されるものも、発明の範囲中であると理解される。
図22-24は、ディスプレーがその他回転可能なピクセルと同じ水平プレーン(面)でないところに少なくとも1つのピクセルを含む、腕時計のような製品に統合されているフリップドットディスプレー実施形態を図解したものである。
図22は、黒の背景2250上に“ON”が明るい色のピクセルを持つ腕時計に見られる時間情報を示す、様式化したフリップドットディスプレーダイアルの上面図を図解したものである。ここで説明されているフリップドットディスプレーテクノロジーの利点は、腕時計に使用されるこのテクノロジーが、こんにち、高コントラスト、双安定で、色や材料情報ディスプレーに幅のある時間情報を提供することにある。腕時計ケース内のPCB上の時間調整回路は、時間、日付、その他情報を決定する。腕時計内回路はまた、適切なピクセルを背景2250とともに“ON”光学的状態コントラストに回転させるそれぞれのコイルを通じて電流を駆動する。図22は、二分されたディスプレーの例を図解したものである。ディスプレーの左の面2295に位置する回転可能なピクセルと周りの背景2250は、ディスプレーの右の面2296に見られるこれら回転可能なピクセルと周りの背景2250とは同じ水平プレーン(面)にない。さらに、背景は異なる色であることもある。またさらに、左面はポジ(陽)コントラストディスプレーであり、右面はネガ(陰)コントラストディスプレーであることもある。
図23は、図22に示す、角度を付けて二分されたフリップドットディスプレー2295と2296の両方の部分を合体させる腕時計ケース2244の断面図を示すものである。二分されたフリップドットディスプレー2295と2296は、1つのディスプレーとして駆動されるが、いくつかのフリップドットピクセルが美観とデザイン訴求のためのその他のものと同じ水平プレーン(面)に位置しないように構築されている。図23はまた、ケースの端、または側面クリスタル2232にさえも位置することができるフロントライトLED2231を図解したものである。LED2231は作動中、フリップドットディスプレー2295と2296の面に向けて光を発光する。フロントライトLED2231は目に見えるどんな色であってもよく、またはフリップドットディスプレー2295と2296を表す蛍光塗料を活性化させる発光UV光線でさえあってよい。通常の光では無色だが、UV光線が存在するときに色を変え、目に見える蛍光塗料も使用することができる。二分されたフリップドットディスプレー2295と2296は、腕時計ケース2244内にて、時間調整回路、ディスプレー駆動器と乾電池2223を含む、内在するプリント基板2219に繋がっている。腕時計ケース2244は、PCB2219上で統合されている時間調整回路、ディスプレー駆動器、二分されたフリップドットディスプレー2295と2296と内在する乾電池2223を含む。腕時計ケース2244は、防水であることが望ましい。結果として、フリップドットディスプレー画像が製作され、消費者の目にユニークに見える角度を付けたデジタル腕時計ディスプレーとなる。図24は、全ピクセルが同じ水平ディスプレープレーン(面)に位置しないフリップドットディスプレー2295と2296を持つそのような腕時計2241がどうように見えるかを図解したものである。図22-24は、フリップドットディスプレーに同じ水平プレーン(面)ではないところにピクセルが含まれる、さらにユニークな出願と、腕時計内にフリップドットディスプレーを持つ、この発明の1つの実施形態を図解したものである。通常の技術においては、腕時計の例が図解するものに限らず、完全には水平でないフリップドットディスプレーの機能は、その他いずれの消費者製品にも統合されることができるものと理解する。
図25は、ここに定める、腕時計、(置き)時計、その他時計形式のフリップドットディスプレーの1つのバリエーションを使用する実施形態を図解したものである。ダイアル2599は、時針2596、分針2597、秒針2598により定められる典型的な3本の針のアナログ時計ムーブメントを使用する。少なくとも1つの回転可能なピクセル2510が、ダイアル2599と合体していることが望ましい。この特別なデザインでは、回転可能なピクセル2510は、時間が3時と6時、9時と12時を指すところに位置している。この設計図中の回転可能なピクセル2510は、2つの異なる配向を持つ。第1の光学的状態は3、6、9または12のようなアラビア数字番号を持つ。第2の光学的状態は、ローマ数字インジケータIII、VI、IXとXIIを反対側に持つ。回転可能なピクセル2510の1つのまたは両方の光学的状態はまた、情報提供目的ではなく純粋に美的なグラフィカルなものであることもある。たとえば、回転可能なピクセル2510は、単にユニークなデザインまたは美的外観を提供するために状態が変わることができる。ピクセル2510が1つの目に見える状態から別の状態になるとき、各種の自動電子的または手動コントロール方法が使用されることができる。1つの実施形態では、秒針は選択されたインデックスにて回転可能なピクセル2510上を2598回転して通過し、アラビア数字からローマ数字(またはその逆)に変化する。さらに、ボタン2530はユーザーが手動で1つの以上の回転可能なセグメント2510の変更を活発化することを可能にするために使用されることができる。回転可能なピクセル2510はまた、マトリクス形式で時間、クロノグラフ、またはアナログダイアルにて表示される時間を支援する日付情報を調整可能である補足の数字情報などを提供することもある。さらに、その上に追加の、“AM”と“PM”、または“時間”と“クロノ”の間を回転するプリントテキストを伴う回転可能なピクセル(図はない)が、使用されることもできる。
図26は、その上に少なくとも1つの回転可能なピクセル2510を使用する、時計2500の断面図を示すものである。時計ダイアル2599の下方には、時針2596、分針と2597、そして秒針2598に繋げるアナログムーブメント2540がある。従来のアナログ腕時計ムーブメントは、アナログムーブメント上面2540にもっとも近い針の底部にひじょうに小さい距離を有し、典型的には小型時計ダイアル2599の厚み用に時針2596はデザインされている。回転可能なピクセル2510は、別の光学的状態を表示するために、作動し回転し、それは周りの時計ダイアル2599のプレーン(面)側面を延長し、回転する時針2596、分針2597、または秒針2598を接続することがある。アナログムーブメント2540は、典型的なものと比べてより高い針の高さを持り、これら事例にて使用されることができる。時間ダイアル2599の下方、特に各回転可能なピクセル2510の下方に、磁気作動装置2545がある。磁気作動装置2545は、ここに開示される異なるフリップドットディスプレーのバリエーションのいずれの1つでもよいが、各電機子の周りにコイルを伴うU字型芯であることがもっとも望ましい。通常の技術においては、理解されるものである。アナログムーブメントのその他タイプは利用され、マルチ機能とクロノメーターアナログ時計を含め、発明の範囲内にあると考えられる。
図27は、異なるストップ2750の構築を含む別の実施形態を図解したものである。回転可能なピクセル2710は、軸2720の周りを180度まで回転することができる。軸2720は、サポート2776に取り付けられている。サポート2776は、背景の一部として目に見えるかも知れず、また内在するモジュールの一部である場合もある。回転可能なピクセル2710は、2つの内在するコイル2701と2702による磁気で作動する。コイル2701と2702も、いくつかのやり方で2つの分離したフェロ磁気柱に添付されることがある。この構築には、カットアウト2740が含まれる。回転するピクセル2710は180度回転し、カットアウト2740がコイル2701または2702とのいずれともぶつかることなしに回転することを可能にする。回転するピクセル2710の反対側には、コイル2701上面にかかわるストップ2750が含まれる。図は、機能的ではあるが、常に消費者に対する望ましい美的アピールを提供しないかも知れない、目に見えるカットアウト2740を示すものである。図27に示される回転可能なピクセル2710デザイン、該当するストップ2750と駆動コイル2701と2702柱設計は、その他実施形態に適用可能と理解される。さらには、コイル2701と2702は、U字型芯の電機子上に取り付けることが望ましいが、必ずしもそうであることが必要ではないと理解される。つまり、いくつかの実施形態では、明確にそれに反することが主張されている場合を除き、コイル2701と2702は、代わりに分離した柱に取り付けられると理解されるもである。
ここに詳細のあるこの発明実施形態のすべては、しばしば列内にて調整されている回転するピクセルを有する。記号、またはアルファベットと数字の記号の形式にて個別にそして/または集合的に情報を表示するが、これらが示す行動に限られるものではない。この発明の実施形態の1つに見られる回転可能なピクセルは、丸、楕円、四角、長方形、三角形、またはその他いずれかの多角形である。回転可能なピクセルの各種全形は、特に列内そのもので望まれる記号、グラフィカル、またはアルファベットと数字のプレゼンテーションを集合的に加えるために、異なる形が利用される使用されるであると考えられる。付属される材料は、各回転可能なピクセルの1面またはそれ以上の面に添付され、それにはエメラルド、ルビー、オパール、アメジスト、ダイアモンド、またはその他宝石などが含まれる。その他使用される材料には、金、銀、アルミニウム、ラインストーン、Swarovski(スワロフスキー)社製クリスタル、蛍光性またはりん光性塗料グリッター、布または革、トリチウム管、ホットメタルラミネート、ガラス球とメタル、革または、木目の外観を提供するプラスティックラミネートなどが含まれる。さらにもう1つの望ましい実施形態では、回転可能なピクセルと周りの背景の間の必要な隙間が最少となるよう、回転可能なピクセルの全体的な厚みが最少となっている。ピクセルはまた、より少ないクリアランス(隙間)を要求するよう、距離ピクセルと周りの背景の間の隙間をさらに減らすために、斜角または丸くした角を有するかも知れない。
図解されるコイルのすべては、比較的丸いかまたは楕円形を示す。コイル作成のために使用される最終的な形、コイル回転集、ワイヤーの厚みまたはワイヤーのタイプはすべて、作成された磁場の形とともにカスタム化でき、望まれる磁力には幅を持たせることができるとものと理解される。形、第1の永久磁気の場所と回転可能なセグメントのデザイン、および内在する作動コイルのすべての、あるいは任意のバリエーションは、現在の発明の範囲内に意図されている。
現存のフリップドットディスプレー使用大型サイズ商業出願では、明るい色と暗い色セグメント要素と枠のみが使用され、明るいセグメントは通常蛍光性の緑、黄色または白である。これ自身、ユーザー最高度にビジブルな(目につく)ディスプレー情報を提供するが、ここで説明される実施形態では、消費者製品でのこの新しいフリップドットディスプレーテクノロジーは望ましくない目的である。そのような製品には、腕時計、携帯電話、(置き)時計、またはMP3プレーヤーが含まれる。これらすべての消費者製品デザインとスタイルは、常に重要性をましつづけている。しかし、こんにちまで、これら製品にしばしば使われる基本的なグレー地に黒のLCDによるユニークなデザインやスタイルは少なかった。
現在の発明はまた、異なる材料の使用また同じ構成の材料を意図するが、“on”と“off”表面配向における色、手触り、またはその他いくつかの光学上の質、ならびに背景の周りの上部表面において異なることを意図するものである。たとえば、上記にて説明されたものを含むがこれに限定されない、ディスプレー面と背景上部表面にて使用されることのできる材料である。これにより、現在の発明の各種実施形態は、幅広くフリップドットディスプレー数種の改良型の使用を説明するものとなる。単に明るい色と暗い色のプラスティックを有するのでなく、回転可能なピクセルのディスプレー面のうち片面、または両面、ならびに周りの背景の上部表面に各種の材料が合体していることが望ましい。各種装置は、例を挙げると、糊またはエポキシ、熱定着、接着剤、または超音波接合を含むがこれに限定されない、指定される材料を望まれる表面に添付するために使用可能である。
ここで使われる、U字型という表現は、U字型、C形とその他実施形態として、一般的に2つのアームを持つ基部を有するものと幅広く解釈される。各アームと基部の間の接続は、垂直である場合も、弧を描く場合もある。さらに、基部自身はまっすぐである必要はなく、弧を描くことが望ましい。
発明の詳細がドローイングと前述の記述にて図解されできたが、記号に限らず例証・実例と同じように考えられ、望ましい実施形態のみが示され、記述されてきたものと理解される。発明の精神から発する全変更と修正が保護されることが望まれると理解されるべきである。上記記述において、「望ましい」、「望まれる」、「より望まれる」などの語が使用されるとき、そう記述される機能は、「より望ましい」という意味を持ち、つまりは必要ではないかも知れず、それを欠く実施形態も発明の範囲内にあると考えられるものである。請求により規定される範囲は後に記載される。請求を読むときに、「1つの」、「少なくとも1つの」、または「少なくとも一部(あるいは一定の割合)」という表現が使用されており、特定の状態がそうではないと請求に条件付けされている場合を除き、請求が1つの品目のみに制限されると意図するものではない。「少なくとも一部そして/または「一定の割合」という語が使用されており、特別に反対の条件付けがされていない場合、品目には部分(または割合)(または一部そして/または全体(全部)の品目が含まれる。

Claims (14)

  1. 腕時計であって、
    時間情報を提供する回転可能画素のアレイであって、該回転可能画素の各々のうちの少なくとも一部が永久磁石を含み、前記回転可能画素の各々は、第1光学状態を有する第1表示面を提示するための第1方位と、第2光学状態を有する第2表示面を提示するための第2方位との間で回転し、前記第1光学状態は前記第2光学状態とは異なり、前記画素の少なくとも一部は、前記第1光学状態および第2光学状態の一方と実質的に一致する背景に隣接する、前記回転可能画素のアレイと、
    前記回転可能画素のアレイを磁気的に回転させる手段と、
    前記磁気的に回転させる手段に電気的に接続されたバッテリと、
    を備え、前記回転可能画素のアレイを磁気的に回転させる前記手段は、複数の電磁石を備えており、電磁石の各々は、第1および第2のアームを接続する底面部によって定められたU字型コアを有し、前記第1アームは第1コイルを含み、前記第2アームは第2コイルを含む、腕時計。
  2. 請求項に記載の腕時計において、前記背景は、複数の模擬ドット・マトリクス・パネルと、互いに隣接する前記パネルの少なくとも一部の間にある溝とを含み、の各々は、前記回転可能画素の少なくとも1つと前記背景との間のギャップを実質的に模倣する、腕時計。
  3. 請求項記載の腕時計において、前記背景は反復ドット・マトリクス・パターンであり、前記模擬ドット・マトリクス・パネルの各々は、水晶、宝石、または金属から成る一群から選択した取付材を含む、腕時計。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の腕時計において、前記回転可能画素のアレイの少なくとも1つのものの表示面の少なくとも1つは、ラインストーン、水晶、ダイアモンド、または金属から成る一群から選択した取付材を含む、腕時計。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の腕時計であって、更に、前記背景および前記画素のアレイの上方に配置した腕時計針を有するアナログ・ムーブメントを備えている、腕時計。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の腕時計において、前記画素のアレイの第1群は、英数字キャラクタを表示するように構成されており、前記回転可能画素のアレイを磁気的に回転させる前記手段は、前記第1群の回転を制御し、前記第1群の各回転可能画素は、各々少なくとも1つのコイルを有する2つのアームを有するU字状コアによって回転し、該U字状コアは、前記第1群の下において、前記コイルと前記回転可能画素の第1群の永久磁石との間の磁気干渉を最少に抑えるように構成されている腕時計。
  7. 腕時計用ディスプレーであって、
    背景内に配置され、磁気的に作動される複数の回転可能画素を備えており、前記背景は、複数の模擬ドット・マトリクス・パネルと、互いに隣接する前記パネルの少なくとも一部の間にある複数の溝とを含み、の各々は、前記回転可能画素の少なくとも1つと前記背景との間のギャップを実質的に模倣する、腕時計用ディスプレー。
  8. 請求項記載の腕時計用ディスプレーにおいて、前記溝は暗い線である、腕時計用ディスプレー。
  9. 請求項またはに記載の腕時計用ディスプレーであって、更に、前記複数の回転可能画素を磁気的に回転させる手段を備えており、該回転可能画素の各々のうちの少なくとも一部は永久磁石を含み、前記磁気的に回転させる手段は、複数の電磁石を備えており、電磁石の各々は、1つの画素に対応し、第1および第2のアームを接続する底面部によって定められたU字型コアを有し、前記第1アームは第1コイルを含み、前記第2アームは第2コイルを含む、腕時計用ディスプレー。
  10. 請求項からのいずれかに記載の腕時計用ディスプレーにおいて、前記回転可能画素の少なくとも1つは、水晶、宝石、または金属から成る一群から選択した取付材を有する表示面を含む、腕時計用ディスプレー。
  11. 移動装置用ディスプレーであって、
    複数の磁気的に作動される回転可能画素であって、該回転可能画素の各々が、第1方位と第2方位との間で回転する永久磁石を有し、前記2つの方位が互いに異なる光学状態を有する、磁気的に作動される前記回転可能画素を備えており、
    前記回転可能画素は、複数のパネルを有する反復ドット・マトリクス・パターンにセットされ、前記パネル間の間隔は、前記画素と周囲の背景との間の間隔に実質的に一致する、移動装置用ディスプレー。
  12. 請求項11記載のディスプレーであって、複数の電磁石を備えており、電磁石の各々は、前記電磁石を前記永久磁石の極性とは逆に磁化する電流が、前記第1方位および第2方位の一方から、前記第1方位および第2方位の他方への前記画素の回転を発生させるように、前記永久磁石に実質的に隣接する対応の画素の下に位置付けられている、ディスプレー。
  13. 請求項12記載のディスプレーにおいて、前記電磁石の少なくとも1つはU字状コアを有し、前記コアの第1アームの周囲には第1コイルがあり、前記コアの第2アームの周囲には第2コアがある、ディスプレー。
  14. 請求項11から13のいずれかに記載のディスプレーにおいて、前記画素の少なくとも1つのものの表示面は、水晶、宝石、または金属を含む一群から選択した取付材を含む、ディスプレー。
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