JP5312114B2 - 電波源シミュレータ - Google Patents

電波源シミュレータ Download PDF

Info

Publication number
JP5312114B2
JP5312114B2 JP2009061800A JP2009061800A JP5312114B2 JP 5312114 B2 JP5312114 B2 JP 5312114B2 JP 2009061800 A JP2009061800 A JP 2009061800A JP 2009061800 A JP2009061800 A JP 2009061800A JP 5312114 B2 JP5312114 B2 JP 5312114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signals
radio wave
radio
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009061800A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010216885A (ja
Inventor
勉 遠藤
明臣 佐藤
正人 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009061800A priority Critical patent/JP5312114B2/ja
Publication of JP2010216885A publication Critical patent/JP2010216885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5312114B2 publication Critical patent/JP5312114B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

この発明は、例えばアンテナ特性の評価等に用いられ、電波源を模擬する電波源シミュレータに関する。
電波源を模擬する電波源シミュレータとしては、例えば、特許文献1に記載されたようなものが知られている。この従来の電波源シミュレータでは、擬似信号発生装置で電波源を模擬するための高周波の擬似信号を発生し、可変電力分配器で振幅制御された擬似信号を、給電回路に接続された高周波用スイッチを介して複数の素子アンテナのうちの特定の2素子または4素子に限定して出力することにより、電波源を模擬している。
また、従来の電波源シミュレータでは、擬似信号が出力される2素子または4素子の素子アンテナを1単位として、高周波用スイッチで給電回路の経路を切り替えることにより、電波源が移動する様子を模擬している。また、擬似信号は、可変電力分配器で振幅制御されているので、離散的に配置された素子アンテナの素子間を、電波源が連続的に移動しているように模擬することができる。
特許第2541008号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来の電波源シミュレータにおいて、可変電力分配器、高周波用スイッチおよび給電回路等の電波機器の使用可能な周波数の帯域幅は、概ね1オクターブ程度の狭い帯域幅である。そのため、擬似信号発生装置で発生される擬似信号の周波数に応じて、電波機器を交換する必要があり、従来の電波源シミュレータでは、広い周波数帯域で電波源を模擬することができないという問題があった。
具体的には、被測定物が例えば広帯域のアンテナ等である場合には、擬似信号の周波数が変わるたびに、電波機器を交換する必要が生じる可能性がある。電波機器を交換する場合には、交換に要する時間、交換後にキャリブレーションを実行する時間等が必要となり、測定効率が低下する。また、給電回路となる同軸ケーブルや導波管は、固い素材で構成されているので、交換時の取り回しが悪く、柔軟な配置が困難である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、広い周波数帯域で電波源を模擬することができる電波源シミュレータを得ることを目的とする。
この発明に係る電波源シミュレータは、高周波信号を分配して複数の高周波信号を発生させる高周波信号発生源と、複数の高周波信号のそれぞれに対応する複数の光信号を発生させる光源と、複数の高周波信号を用いて対応する複数の光信号のそれぞれを変調するとともに、外部制御信号に応じて所望の振幅および位相を有する複数の電波源模擬光信号を生成する模擬光信号生成手段と、複数の電波源模擬光信号のそれぞれを電波源模擬電気信号に変換し、電波源模擬電気信号に応じた電波を複数の素子アンテナを介して放射するアレーアンテナ部と、放射される電波が所望の位置および強度を有する電波源パターンとなるように、模擬光信号生成手段に対して外部制御信号を与えるとともに、複数の電波源模擬電気信号に応じたそれぞれの電波を放射させる素子アンテナを選択制御する制御手段とを備えるものである。
この発明に係る電波源シミュレータによれば、模擬光信号生成手段は、複数の高周波信号を用いて対応する複数の光信号のそれぞれを変調するとともに、所望の電波源パターンに基づく制御手段からの外部制御信号に応じて、所望の振幅および位相を有する複数の電波源模擬光信号を生成する。また、アレーアンテナ部は、複数の電波源模擬光信号のそれぞれを電波源模擬電気信号に変換し、電波源模擬電気信号に応じた電波を、制御手段によって選択された複数の素子アンテナを介して放射する。
このように、高周波信号で変調された光信号を搬送波として用いることにより、可変電力分配器、高周波用スイッチおよび給電回路等のような、使用可能な周波数の帯域幅の狭い電波機器を用いることなく電波源を模擬することができる。
そのため、広い周波数帯域で電波源を模擬することができる電波源シミュレータを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。 (a)、(b)は、この発明の実施の形態1に係る電波源シミュレータによる模擬電波源からの電波の到来方向を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態3に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。
以下、この発明の電波源シミュレータの好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。なお、この実施の形態1では、隣り合う2個の素子アンテナから放射される電波を合成して1個の電波源を模擬する場合について説明するが、互いに離れている素子アンテナから放射される電波を合成して電波源を模擬してもよい。
図1において、この電波源シミュレータは、高周波信号源(高周波信号発生源)1、高周波分配回路(高周波信号発生源)2、可変減衰器(振幅位相制御手段)31、32、可変移相器(振幅位相制御手段)41、42、光源51、52、光変調器(光変調手段)61、62、光スイッチ71、72、光ファイバ8、光電変換器91〜98、素子アンテナ101〜108および制御装置(制御手段)11を備えている。
ここで、可変減衰器31、32、可変移相器41、42および光変調器61、62で模擬光信号生成手段が構成されている。また、光電変換器91〜98および素子アンテナ101〜108でアレーアンテナ部が構成されている。
以下、この電波源シミュレータの機能について説明する。
高周波信号源1は、任意の高周波信号を発生し、高周波分配回路2に出力する。高周波分配回路2は、高周波信号源1からの高周波信号を2つの高周波信号に分配し、それぞれ可変減衰器31、32に出力する。
可変減衰器31、32は、それぞれ高周波分配回路2で分配された高周波信号の振幅を制御し、可変移相器41、42に出力する。可変移相器41、42は、それぞれ可変減衰器31、32からの高周波信号の位相を制御し、光変調器61、62に出力する。
ここで、制御装置11は、素子アンテナ101〜108から放射される電波が、所望の位置および強度を有する電波源パターンとなるように、可変減衰器31、32および可変移相器41、42に外部制御信号を出力して、高周波信号の振幅および位相を制御する。
光源51、52は、それぞれ光信号を発生し、光変調器61、62に出力する。光変調器61、62は、それぞれ光源51、52からの光信号を、可変移相器41、42からの高周波信号で変調し、変調後の光信号(電波源模擬光信号)を光スイッチ71、72に出力する。なお、光変調器は、直接変調器であってもよい。
光スイッチ71、72は、それぞれ1個の入力端と4個の出力端とを含んでいる。また、光スイッチ71の4個の出力端は、それぞれ光ファイバ8および光電変換器91、93、95、97を介して、素子アンテナ101、103、105、107と接続されている。また、光スイッチ72の4個の出力端は、それぞれ光ファイバ8および光電変換器92、94、96、98を介して、素子アンテナ102、104、106、108と接続されている。
また、光スイッチ71、72は、それぞれ光変調器61、62からの変調後の光信号を、何れかの出力端から光ファイバ8を介して光電変換器91〜98に出力する。
ここで、制御装置11は、素子アンテナ101〜108から放射される電波が、上述した所望の電波源パターンとなるように、光スイッチ71、72に切り替え指令を出力して、隣り合う2個の素子アンテナを選択制御する。
光電変換器91〜98は、それぞれ光スイッチ71、72からの変調後の光信号を、電気信号である高周波信号(電波源模擬電気信号)に変換し、素子アンテナ101〜108に出力する。
素子アンテナ101〜108は、上述したように光スイッチ71および光スイッチ72と交互に接続されており、それぞれ光電変換器91〜98からの高周波信号に応じた電波を放射する。
次に、図2を参照しながら、この電波源シミュレータによる模擬電波源からの電波の到来方向について説明する。
図2は、図1の電波源シミュレータによる模擬電波源からの電波の到来方向を示す説明図である。なお、図1において、光スイッチ71、72は、それぞれ素子アンテナ101、102に切り替えられている。
ここでは、素子アンテナ101、102の各々から放射される電波の相対位相を可変移相器41、42により0(同相)にした状態で、放射される電波の振幅を可変減衰器31、32によりそれぞれ制御している。
例えば、可変減衰器32で素子アンテナ102から放射される電波の振幅を絞って、ほぼ素子アンテナ101のみから電波を放射した場合には、模擬電波源からの電波が、素子アンテナ101の方向から到来するように見える(図2(a)参照)。
また、可変減衰器31、32で素子アンテナ101と素子アンテナ102とから放射される電波の振幅比を2:1とした場合には、模擬電波源からの電波が、素子アンテナ101と素子アンテナ102との間、1:2の方向から到来するように見える(図2(b)参照)。
ここで、隣り合う2個の素子アンテナ間における電波の到来方向の変化は、可変減衰器31、32により、放射される電波の振幅を連続的に変化させることによって実現される。また、隣り合う2個の素子アンテナ間を超える電波の到来方向の変化は、光スイッチ71、72で光信号の経路を切り替え、切り替えられた後の隣り合う2個の素子アンテナ間の位相差を可変移相器41、42により0(同相)として、放射される電波の振幅を可変減衰器31、32により連続的に変化させることによって実現される。
以上のように、実施の形態1によれば、模擬光信号生成手段は、所望の電波源パターンに基づく外部制御信号に応じて複数の高周波信号の振幅および位相をそれぞれ制御する振幅位相制御手段と、振幅位相制御手段からの複数の高周波信号で対応する前記複数の光信号のそれぞれを変調する光変調手段とを含み、複数の高周波信号を用いて対応する複数の光信号のそれぞれを変調するとともに、所望の振幅および位相を有する複数の電波源模擬光信号を生成する。また、アレーアンテナ部は、複数の電波源模擬光信号のそれぞれを電波源模擬電気信号に変換し、電波源模擬電気信号に応じた電波を、制御手段によって選択された複数の素子アンテナを介して放射する。
このように、高周波信号で変調された光信号を搬送波として用いることにより、可変電力分配器、高周波用スイッチおよび給電回路等のような、使用可能な周波数の帯域幅の狭い電波機器を用いることなく電波源を模擬することができる。
そのため、広い周波数帯域で電波源を模擬することができる電波源シミュレータを得ることができる。
また、高周波信号で変調された光信号を搬送波として用いることにより、光スイッチや光ファイバ等の光部品を伝送経路として用いることとなる。これらの光部品は、光の波長が短いことから、給電回路となる同軸ケーブルや導波管等の電波機器と比較して、小型かつ軽量に構成される。
そのため、装置の規模を縮小することができるとともに、設置変更を容易にすることができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、1個の電波源を模擬する場合について説明したが、これに限定されず、複数個の電波源を模擬することもできる。この実施の形態2では、2個の電波源を模擬する場合について説明する。
図3は、この発明の実施の形態2に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。
図3において、この電波源シミュレータは、それぞれ高周波信号源1、高周波分配回路2、可変減衰器31、32、可変移相器41、42、光源51、52、光変調器61、62および制御装置11を有する信号発生部21A、21Bと、それぞれ光スイッチ71、71および光ファイバ8を有する経路切り替え部22A、22Bと、光電変換器91〜98および素子アンテナ101〜108を有するアレーアンテナ部23と、波長分割多重光合波器(光合波手段)121〜128とを備えている。
なお、制御装置11は、信号発生部21A、21Bのそれぞれに設けられてもよいし、信号発生部21A、21Bに共通であってもよい。
以下、この電波源シミュレータの機能について説明する。
信号発生部21Aは、図1に示された高周波信号源1、高周波分配回路2、可変減衰器31、32、可変移相器41、42、光源51、52、光変調器61、62と同様の原理により、変調後の光信号(電波源模擬光信号)を出力する。経路切り替え部22Aは、図1に示された光スイッチ71、72と同様の原理により、信号発生部21Aからの変調後の光信号を、特定の素子アンテナに向けて経路を切り替えて出力する。
また、信号発生部21Bは、異なる電波源を模擬するための信号として、信号発生部21Aからの変調後の光信号とは波長の異なる変調後の光信号を出力する。経路切り替え部22Bは、信号発生部21Bからの変調後の光信号を、特定の素子アンテナに向けて経路を切り替えて出力する。
ここで、経路切り替え部22A、22Bのそれぞれから出力される変調後の光信号は、互いに波長が異なる必要があるが、高周波信号源1の周波数は同一であってもよい。
波長分割多重光合波器121〜128は、経路切り替え部22A、22Bのそれぞれから出力された互いに波長の異なる変調後の光信号を多重化し、同一の光ファイバ8で伝送する。
アレーアンテナ部23の光電変換器91〜98は、それぞれ波長分割多重光合波器121〜128からの多重化された光信号を、電気信号である高周波信号(電波源模擬電気信号)に変換し、素子アンテナ101〜108に出力する。
素子アンテナ101〜108は、それぞれ光電変換器91〜98からの高周波信号に応じた電波を放射する。これにより、複数個の電波源が模擬される。
なお、素子アンテナ101〜108から放射された電波を合成して、電波源の模擬を実現する原理は、実施の形態1のものと同様である。
以上のように、実施の形態2によれば、この電波源シミュレータは、互いに波長の異なる電波源模擬光信号を生成する複数の模擬光信号生成手段と、複数の模擬光信号生成手段からの複数の電波源模擬光信号を合成してアレーアンテナ部に出力する光合波手段とを備えている。
ここで、従来の電波源シミュレータでは、複数個の電波源を模擬する場合、対応する給電回路のセットが増えて設備が大規模化し、設置場所によって電波源の数が制限されるという問題があった。
しかしながら、この電波源シミュレータによれば、複数個の電波源を模擬する場合であっても、複数の模擬光信号生成手段を設け、電波源模擬光信号を光合波手段で合成すればよいので、伝送系を小型かつ軽量な光部品で構成することができ、小規模な伝送系を実現することができる。
また、模擬する電波源を追加する場合には、アレーアンテナ部を共用として、信号発生部と経路切り替え部とをまとめたものを1組単位で追加すればよい。
そのため、構成変更を容易にすることができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1、2では、可変減衰器31、32および可変移相器41、42で振幅および位相が制御された高周波信号で、光源51、52からの光信号を変調すると説明したが、これに限定されず、高周波信号で光信号を変調した後に、振幅および位相を制御してもよい。この実施の形態3では、高周波信号で光信号を変調した後に、振幅および位相を制御する場合について説明する。
図4は、この発明の実施の形態3に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。
図4において、この電波源シミュレータは、それぞれ高周波信号源1、高周波分配回路2、光源51、52および光変調器61、62を有する信号発生部24A、24Bと、それぞれ光可変減衰器131、132(振幅位相制御手段)および光実時間遅延回路141、142(振幅位相制御手段)および制御装置11を有する信号調整部25A、25Bと、それぞれ光スイッチ71、71および光ファイバ8を有する経路切り替え部22A、22Bと、光電変換器91〜98および素子アンテナ101〜108を有するアレーアンテナ部23と、波長分割多重光合波器121〜128とを備えている。
なお、制御装置11は、信号調整部25A、25Bのそれぞれに設けられてもよいし、信号発生部21A、21Bに共通であってもよい。
以下、この電波源シミュレータの機能について説明する。
信号発生部24A、25Bのそれぞれにおいて、高周波信号源1は、任意の高周波信号を発生し、高周波分配回路2に出力する。高周波分配回路2は、高周波信号源1からの高周波信号を2つの高周波信号に分配し、それぞれ光変調器61、62に出力する。
光源51、52は、それぞれ光信号を発生し、光変調器61、62に出力する。光変調器61、62は、それぞれ光源51、52からの光信号を、高周波分配回路2からの高周波信号で変調し、変調後の光信号を信号調整部25A、25Bに出力する。
信号調整部25A、25Bのそれぞれにおいて、光可変減衰器131、132は、信号調整部25A、25Bからの変調後の光信号の強度を制御し、光実時間遅延回路141、142に出力する。光実時間遅延回路141、142は、それぞれ光可変減衰器131、132からの光信号の遅延量を制御し、経路切り替え部22A、22Bに出力する。
ここで、制御装置11は、素子アンテナ101〜108から放射される電波が、所望の位置および強度を有する電波源パターンとなるように、光可変減衰器131、132および光実時間遅延回路141、142に外部制御信号を出力して、高周波信号の振幅および位相を制御する。
経路切り替え部22A、22Bは、図1に示された光スイッチ71、72と同様の原理により、信号調整部25A、25Bのそれぞれからの光信号を、特定の素子アンテナに向けて経路を切り替えて出力する。
ここで、制御装置11によって選択された素子アンテナから放射される電波は、それぞれ信号発生部24A、25Bからの変調後の光信号に対して、光可変減衰器131、132で制御された強度に対応した振幅と、光実時間遅延回路141、142で制御された遅延量に対応した位相とを有する高周波信号に応じたものとなる。
すなわち、模擬電波源からの電波の到来方向は、2個の素子アンテナから放射される電波が同相とされたとき、両者の振幅比で決まる。また、それぞれの素子アンテナから放射される電波の振幅は、光可変減衰器131、132で制御された光信号の強度に対応し、この電波の位相は、光実時間遅延回路141、142で制御された光信号の遅延量に対応する。
したがって、素子アンテナの各々から放射される電波の相対位相を光実時間遅延回路141、142により0(同相)にした状態で、放射される電波の振幅を光可変減衰器131、132によりそれぞれ制御することにより、実施の形態1と同様の原理で電波源の模擬を実現することができる。
以上のように、実施の形態3によれば、模擬光信号生成手段は、複数の高周波信号で対応する複数の光信号のそれぞれを変調する光変調手段と、所望の電波源パターンに基づく外部制御信号に応じて光変調手段で変調された複数の光信号の振幅および位相をそれぞれ制御する振幅位相制御手段とを含み、複数の高周波信号を用いて対応する複数の光信号のそれぞれを変調するとともに、所望の振幅および位相を有する複数の電波源模擬光信号を生成する。また、アレーアンテナ部は、複数の電波源模擬光信号のそれぞれを電波源模擬電気信号に変換し、電波源模擬電気信号に応じた電波を、制御手段によって選択された複数の素子アンテナを介して放射する。
そのため、上記実施の形態1、2と同様の効果を得ることができるとともに、上記実施の形態1、2よりも多くの光部品を使用することで、より広い周波数帯域で電波源を模擬することができ、より装置の規模を縮小することができる。
なお、上記実施の形態3では、電波源が複数の場合について説明したが、これに限定されず、1個の電波源であってもよい。
また、上記実施の形態1〜3では、2個の素子アンテナを選択して電波を放射する例について説明したが、3個以上の素子アンテナを使った場合でも、高周波分配回路2を3分配以上で構成し、可変減衰器3、可変移相器4、光源5、光変調器6および光スイッチ7を3組以上設けることにより、同様な原理で電波源を模擬することができる。
また、素子アンテナを平面上に配置して、例えば4個の素子アンテナを、4角形に配置してもよい。
1 高周波信号源、2 高周波分配回路、11 制御装置、23 アレーアンテナ部、31、32 可変減衰器、41、42 可変移相器、51、52 光源、61、62 光変調器、71、72 光スイッチ、91〜98 光電変換器、101〜108 素子アンテナ、121〜128 波長分割多重光合波器、131、132 光可変減衰器、141、142 光実時間遅延回路。

Claims (4)

  1. 高周波信号を分配して複数の高周波信号を発生させる高周波信号発生源と、
    前記複数の高周波信号のそれぞれに対応する複数の光信号を発生させる光源と、
    前記複数の高周波信号を用いて対応する前記複数の光信号のそれぞれを変調するとともに、外部制御信号に応じて所望の振幅および位相を有する複数の電波源模擬光信号を生成する模擬光信号生成手段と、
    前記複数の電波源模擬光信号のそれぞれを電波源模擬電気信号に変換し、前記電波源模擬電気信号に応じた電波を複数の素子アンテナを介して放射するアレーアンテナ部と、
    放射される前記電波が所望の位置および強度を有する電波源パターンとなるように、前記模擬光信号生成手段に対して前記外部制御信号を与えるとともに、前記複数の電波源模擬電気信号に応じたそれぞれの電波を放射させる素子アンテナを選択制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電波源シミュレータ。
  2. 前記模擬光信号生成手段は、
    前記外部制御信号に応じて前記複数の高周波信号の振幅および位相をそれぞれ制御する振幅位相制御手段と、
    前記振幅位相制御手段からの複数の高周波信号で対応する前記複数の光信号のそれぞれを変調する光変調手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の電波源シミュレータ。
  3. 前記模擬光信号生成手段は、
    前記複数の高周波信号で対応する前記複数の光信号のそれぞれを変調する光変調手段と、
    前記外部制御信号に応じて前記光変調手段で変調された複数の光信号の振幅および位相をそれぞれ制御する振幅位相制御手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の電波源シミュレータ。
  4. 互いに波長の異なる電波源模擬光信号を生成する複数の模擬光信号生成手段と、
    前記複数の模擬光信号生成手段からの複数の電波源模擬光信号を合成して前記アレーアンテナ部に出力する光合波手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の電波源シミュレータ。
JP2009061800A 2009-03-13 2009-03-13 電波源シミュレータ Expired - Fee Related JP5312114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009061800A JP5312114B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 電波源シミュレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009061800A JP5312114B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 電波源シミュレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010216885A JP2010216885A (ja) 2010-09-30
JP5312114B2 true JP5312114B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42975902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009061800A Expired - Fee Related JP5312114B2 (ja) 2009-03-13 2009-03-13 電波源シミュレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5312114B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2744042A1 (en) * 2012-12-11 2014-06-18 BAE Systems PLC Time modulated antenna array with optical switches
WO2014091221A1 (en) * 2012-12-11 2014-06-19 Bae Systems Plc Time modulated antenna array with optical switches
RU2591045C1 (ru) * 2015-04-07 2016-07-10 Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Военный учебно-научный центр Военно-воздушных сил "Военно-воздушная академия имени профессора Н.Е. Жуковского и Ю.А. Гагарина" (г. Воронеж) Министерства обороны Российской Федерации Имитатор источников радиоизлучений
KR102065985B1 (ko) * 2018-12-03 2020-01-14 한화시스템 주식회사 디지털 고주파 기억 장치 및 이를 구비하는 다중 모의표적신호 발생장치
DE102019114876B4 (de) * 2019-06-03 2022-07-14 Audi Ag Radarantennenanordnung für ein Fahrzeug, umfassend zumindest ein Fahrzeugbauteil, und Fahrzeug
US11846723B2 (en) * 2020-11-12 2023-12-19 Dspace Gmbh Calibrating a target simulator for an active environment detection system
JPWO2022157938A1 (ja) * 2021-01-22 2022-07-28

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2541008B2 (ja) * 1990-10-12 1996-10-09 三菱電機株式会社 レ―ダタ―ゲツトシミユレ―タ装置
JP2778931B2 (ja) * 1995-06-30 1998-07-23 防衛庁技術研究本部長 レーダ・ターゲット波模擬装置
JP4632444B2 (ja) * 2005-12-09 2011-02-16 独立行政法人情報通信研究機構 光制御アレイアンテナ装置
JP4475592B2 (ja) * 2005-12-22 2010-06-09 三菱電機株式会社 光制御型アレーアンテナ装置
JP5052379B2 (ja) * 2008-03-26 2012-10-17 三菱電機株式会社 レーダターゲットシミュレータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010216885A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5312114B2 (ja) 電波源シミュレータ
JP4632444B2 (ja) 光制御アレイアンテナ装置
US7929864B2 (en) Optical beamforming transmitter
US9692139B2 (en) Methods and apparatus for orbital angular momentum (OAM) system
JP6537624B2 (ja) フェイズドアレイアンテナ
CN108303689B (zh) 一种光控雷达阵列动态可重构和差波束的装置
JP2007067802A (ja) ビームフォーミング型rofシステム
JP7328578B2 (ja) 無線送信システム、無線受信システム、基地局装置、及び無線通信システム、並びに無線送信方法、及び無線受信方法
AU2011223493A1 (en) Phase shifter and photonic controlled beam former for phased array antennas
JP5052379B2 (ja) レーダターゲットシミュレータ装置
JP7111971B2 (ja) 無線通信システム、収容局装置及び無線通信方法
US11283168B2 (en) Device for optically receiving a signal coming from a phased antenna array and associated antenna system
JP2005223884A (ja) 光デジタル・アナログ変換器
JP4140734B2 (ja) 光制御型マイクロ波位相形成装置
JP6317384B2 (ja) フェイズドアレイアンテナ
JP5408219B2 (ja) 通信装置およびレーダ装置
US11936429B2 (en) Wireless transmitting system, wireless receiving system, base station apparatus, wireless communication system, wireless transmitting method, and wireless receiving method
JP2011128059A (ja) 電波目標模擬システム
JP2011094998A (ja) 電波目標模擬装置およびレーダ評価方法
US10270555B2 (en) Optical beamforming
KR101772739B1 (ko) Rf 빔포밍 방법, 및 이를 수행하는 장치들
JP2009218921A (ja) 光制御型マルチビームアンテナ
WO2023242920A1 (ja) 受信指向性制御装置及び受信指向性制御方法
JP7179234B2 (ja) 光制御型アレイアンテナ装置
JP2017175560A (ja) 無線送信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5312114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees