JP5312114B2 - 電波源シミュレータ - Google Patents
電波源シミュレータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5312114B2 JP5312114B2 JP2009061800A JP2009061800A JP5312114B2 JP 5312114 B2 JP5312114 B2 JP 5312114B2 JP 2009061800 A JP2009061800 A JP 2009061800A JP 2009061800 A JP2009061800 A JP 2009061800A JP 5312114 B2 JP5312114 B2 JP 5312114B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- signals
- radio wave
- radio
- source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
従来の電波源シミュレータにおいて、可変電力分配器、高周波用スイッチおよび給電回路等の電波機器の使用可能な周波数の帯域幅は、概ね1オクターブ程度の狭い帯域幅である。そのため、擬似信号発生装置で発生される擬似信号の周波数に応じて、電波機器を交換する必要があり、従来の電波源シミュレータでは、広い周波数帯域で電波源を模擬することができないという問題があった。
このように、高周波信号で変調された光信号を搬送波として用いることにより、可変電力分配器、高周波用スイッチおよび給電回路等のような、使用可能な周波数の帯域幅の狭い電波機器を用いることなく電波源を模擬することができる。
そのため、広い周波数帯域で電波源を模擬することができる電波源シミュレータを得ることができる。
図1は、この発明の実施の形態1に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。なお、この実施の形態1では、隣り合う2個の素子アンテナから放射される電波を合成して1個の電波源を模擬する場合について説明するが、互いに離れている素子アンテナから放射される電波を合成して電波源を模擬してもよい。
高周波信号源1は、任意の高周波信号を発生し、高周波分配回路2に出力する。高周波分配回路2は、高周波信号源1からの高周波信号を2つの高周波信号に分配し、それぞれ可変減衰器31、32に出力する。
ここで、制御装置11は、素子アンテナ101〜108から放射される電波が、所望の位置および強度を有する電波源パターンとなるように、可変減衰器31、32および可変移相器41、42に外部制御信号を出力して、高周波信号の振幅および位相を制御する。
ここで、制御装置11は、素子アンテナ101〜108から放射される電波が、上述した所望の電波源パターンとなるように、光スイッチ71、72に切り替え指令を出力して、隣り合う2個の素子アンテナを選択制御する。
素子アンテナ101〜108は、上述したように光スイッチ71および光スイッチ72と交互に接続されており、それぞれ光電変換器91〜98からの高周波信号に応じた電波を放射する。
図2は、図1の電波源シミュレータによる模擬電波源からの電波の到来方向を示す説明図である。なお、図1において、光スイッチ71、72は、それぞれ素子アンテナ101、102に切り替えられている。
ここでは、素子アンテナ101、102の各々から放射される電波の相対位相を可変移相器41、42により0(同相)にした状態で、放射される電波の振幅を可変減衰器31、32によりそれぞれ制御している。
また、可変減衰器31、32で素子アンテナ101と素子アンテナ102とから放射される電波の振幅比を2:1とした場合には、模擬電波源からの電波が、素子アンテナ101と素子アンテナ102との間、1:2の方向から到来するように見える(図2(b)参照)。
このように、高周波信号で変調された光信号を搬送波として用いることにより、可変電力分配器、高周波用スイッチおよび給電回路等のような、使用可能な周波数の帯域幅の狭い電波機器を用いることなく電波源を模擬することができる。
そのため、広い周波数帯域で電波源を模擬することができる電波源シミュレータを得ることができる。
そのため、装置の規模を縮小することができるとともに、設置変更を容易にすることができる。
上記実施の形態1では、1個の電波源を模擬する場合について説明したが、これに限定されず、複数個の電波源を模擬することもできる。この実施の形態2では、2個の電波源を模擬する場合について説明する。
図3は、この発明の実施の形態2に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。
なお、制御装置11は、信号発生部21A、21Bのそれぞれに設けられてもよいし、信号発生部21A、21Bに共通であってもよい。
信号発生部21Aは、図1に示された高周波信号源1、高周波分配回路2、可変減衰器31、32、可変移相器41、42、光源51、52、光変調器61、62と同様の原理により、変調後の光信号(電波源模擬光信号)を出力する。経路切り替え部22Aは、図1に示された光スイッチ71、72と同様の原理により、信号発生部21Aからの変調後の光信号を、特定の素子アンテナに向けて経路を切り替えて出力する。
ここで、経路切り替え部22A、22Bのそれぞれから出力される変調後の光信号は、互いに波長が異なる必要があるが、高周波信号源1の周波数は同一であってもよい。
アレーアンテナ部23の光電変換器91〜98は、それぞれ波長分割多重光合波器121〜128からの多重化された光信号を、電気信号である高周波信号(電波源模擬電気信号)に変換し、素子アンテナ101〜108に出力する。
なお、素子アンテナ101〜108から放射された電波を合成して、電波源の模擬を実現する原理は、実施の形態1のものと同様である。
ここで、従来の電波源シミュレータでは、複数個の電波源を模擬する場合、対応する給電回路のセットが増えて設備が大規模化し、設置場所によって電波源の数が制限されるという問題があった。
しかしながら、この電波源シミュレータによれば、複数個の電波源を模擬する場合であっても、複数の模擬光信号生成手段を設け、電波源模擬光信号を光合波手段で合成すればよいので、伝送系を小型かつ軽量な光部品で構成することができ、小規模な伝送系を実現することができる。
そのため、構成変更を容易にすることができる。
上記実施の形態1、2では、可変減衰器31、32および可変移相器41、42で振幅および位相が制御された高周波信号で、光源51、52からの光信号を変調すると説明したが、これに限定されず、高周波信号で光信号を変調した後に、振幅および位相を制御してもよい。この実施の形態3では、高周波信号で光信号を変調した後に、振幅および位相を制御する場合について説明する。
図4は、この発明の実施の形態3に係る電波源シミュレータを示すブロック構成図である。
なお、制御装置11は、信号調整部25A、25Bのそれぞれに設けられてもよいし、信号発生部21A、21Bに共通であってもよい。
信号発生部24A、25Bのそれぞれにおいて、高周波信号源1は、任意の高周波信号を発生し、高周波分配回路2に出力する。高周波分配回路2は、高周波信号源1からの高周波信号を2つの高周波信号に分配し、それぞれ光変調器61、62に出力する。
光源51、52は、それぞれ光信号を発生し、光変調器61、62に出力する。光変調器61、62は、それぞれ光源51、52からの光信号を、高周波分配回路2からの高周波信号で変調し、変調後の光信号を信号調整部25A、25Bに出力する。
ここで、制御装置11は、素子アンテナ101〜108から放射される電波が、所望の位置および強度を有する電波源パターンとなるように、光可変減衰器131、132および光実時間遅延回路141、142に外部制御信号を出力して、高周波信号の振幅および位相を制御する。
ここで、制御装置11によって選択された素子アンテナから放射される電波は、それぞれ信号発生部24A、25Bからの変調後の光信号に対して、光可変減衰器131、132で制御された強度に対応した振幅と、光実時間遅延回路141、142で制御された遅延量に対応した位相とを有する高周波信号に応じたものとなる。
したがって、素子アンテナの各々から放射される電波の相対位相を光実時間遅延回路141、142により0(同相)にした状態で、放射される電波の振幅を光可変減衰器131、132によりそれぞれ制御することにより、実施の形態1と同様の原理で電波源の模擬を実現することができる。
そのため、上記実施の形態1、2と同様の効果を得ることができるとともに、上記実施の形態1、2よりも多くの光部品を使用することで、より広い周波数帯域で電波源を模擬することができ、より装置の規模を縮小することができる。
また、素子アンテナを平面上に配置して、例えば4個の素子アンテナを、4角形に配置してもよい。
Claims (4)
- 高周波信号を分配して複数の高周波信号を発生させる高周波信号発生源と、
前記複数の高周波信号のそれぞれに対応する複数の光信号を発生させる光源と、
前記複数の高周波信号を用いて対応する前記複数の光信号のそれぞれを変調するとともに、外部制御信号に応じて所望の振幅および位相を有する複数の電波源模擬光信号を生成する模擬光信号生成手段と、
前記複数の電波源模擬光信号のそれぞれを電波源模擬電気信号に変換し、前記電波源模擬電気信号に応じた電波を複数の素子アンテナを介して放射するアレーアンテナ部と、
放射される前記電波が所望の位置および強度を有する電波源パターンとなるように、前記模擬光信号生成手段に対して前記外部制御信号を与えるとともに、前記複数の電波源模擬電気信号に応じたそれぞれの電波を放射させる素子アンテナを選択制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電波源シミュレータ。 - 前記模擬光信号生成手段は、
前記外部制御信号に応じて前記複数の高周波信号の振幅および位相をそれぞれ制御する振幅位相制御手段と、
前記振幅位相制御手段からの複数の高周波信号で対応する前記複数の光信号のそれぞれを変調する光変調手段と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の電波源シミュレータ。 - 前記模擬光信号生成手段は、
前記複数の高周波信号で対応する前記複数の光信号のそれぞれを変調する光変調手段と、
前記外部制御信号に応じて前記光変調手段で変調された複数の光信号の振幅および位相をそれぞれ制御する振幅位相制御手段と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の電波源シミュレータ。 - 互いに波長の異なる電波源模擬光信号を生成する複数の模擬光信号生成手段と、
前記複数の模擬光信号生成手段からの複数の電波源模擬光信号を合成して前記アレーアンテナ部に出力する光合波手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の電波源シミュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009061800A JP5312114B2 (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 電波源シミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009061800A JP5312114B2 (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 電波源シミュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010216885A JP2010216885A (ja) | 2010-09-30 |
JP5312114B2 true JP5312114B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=42975902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009061800A Expired - Fee Related JP5312114B2 (ja) | 2009-03-13 | 2009-03-13 | 電波源シミュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5312114B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2744042A1 (en) * | 2012-12-11 | 2014-06-18 | BAE Systems PLC | Time modulated antenna array with optical switches |
WO2014091221A1 (en) * | 2012-12-11 | 2014-06-19 | Bae Systems Plc | Time modulated antenna array with optical switches |
RU2591045C1 (ru) * | 2015-04-07 | 2016-07-10 | Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Военный учебно-научный центр Военно-воздушных сил "Военно-воздушная академия имени профессора Н.Е. Жуковского и Ю.А. Гагарина" (г. Воронеж) Министерства обороны Российской Федерации | Имитатор источников радиоизлучений |
KR102065985B1 (ko) * | 2018-12-03 | 2020-01-14 | 한화시스템 주식회사 | 디지털 고주파 기억 장치 및 이를 구비하는 다중 모의표적신호 발생장치 |
DE102019114876B4 (de) * | 2019-06-03 | 2022-07-14 | Audi Ag | Radarantennenanordnung für ein Fahrzeug, umfassend zumindest ein Fahrzeugbauteil, und Fahrzeug |
US11846723B2 (en) * | 2020-11-12 | 2023-12-19 | Dspace Gmbh | Calibrating a target simulator for an active environment detection system |
JPWO2022157938A1 (ja) * | 2021-01-22 | 2022-07-28 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2541008B2 (ja) * | 1990-10-12 | 1996-10-09 | 三菱電機株式会社 | レ―ダタ―ゲツトシミユレ―タ装置 |
JP2778931B2 (ja) * | 1995-06-30 | 1998-07-23 | 防衛庁技術研究本部長 | レーダ・ターゲット波模擬装置 |
JP4632444B2 (ja) * | 2005-12-09 | 2011-02-16 | 独立行政法人情報通信研究機構 | 光制御アレイアンテナ装置 |
JP4475592B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2010-06-09 | 三菱電機株式会社 | 光制御型アレーアンテナ装置 |
JP5052379B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2012-10-17 | 三菱電機株式会社 | レーダターゲットシミュレータ装置 |
-
2009
- 2009-03-13 JP JP2009061800A patent/JP5312114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010216885A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5312114B2 (ja) | 電波源シミュレータ | |
JP4632444B2 (ja) | 光制御アレイアンテナ装置 | |
US7929864B2 (en) | Optical beamforming transmitter | |
US9692139B2 (en) | Methods and apparatus for orbital angular momentum (OAM) system | |
JP6537624B2 (ja) | フェイズドアレイアンテナ | |
CN108303689B (zh) | 一种光控雷达阵列动态可重构和差波束的装置 | |
JP2007067802A (ja) | ビームフォーミング型rofシステム | |
JP7328578B2 (ja) | 無線送信システム、無線受信システム、基地局装置、及び無線通信システム、並びに無線送信方法、及び無線受信方法 | |
AU2011223493A1 (en) | Phase shifter and photonic controlled beam former for phased array antennas | |
JP5052379B2 (ja) | レーダターゲットシミュレータ装置 | |
JP7111971B2 (ja) | 無線通信システム、収容局装置及び無線通信方法 | |
US11283168B2 (en) | Device for optically receiving a signal coming from a phased antenna array and associated antenna system | |
JP2005223884A (ja) | 光デジタル・アナログ変換器 | |
JP4140734B2 (ja) | 光制御型マイクロ波位相形成装置 | |
JP6317384B2 (ja) | フェイズドアレイアンテナ | |
JP5408219B2 (ja) | 通信装置およびレーダ装置 | |
US11936429B2 (en) | Wireless transmitting system, wireless receiving system, base station apparatus, wireless communication system, wireless transmitting method, and wireless receiving method | |
JP2011128059A (ja) | 電波目標模擬システム | |
JP2011094998A (ja) | 電波目標模擬装置およびレーダ評価方法 | |
US10270555B2 (en) | Optical beamforming | |
KR101772739B1 (ko) | Rf 빔포밍 방법, 및 이를 수행하는 장치들 | |
JP2009218921A (ja) | 光制御型マルチビームアンテナ | |
WO2023242920A1 (ja) | 受信指向性制御装置及び受信指向性制御方法 | |
JP7179234B2 (ja) | 光制御型アレイアンテナ装置 | |
JP2017175560A (ja) | 無線送信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130702 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5312114 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |