JP5310866B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ装置に関する。
スイッチ装置は、例えば、電気回路の開閉に使用される。電気回路の開閉に使用されるスイッチ装置は、開閉器と呼ばれることもある。例えば、スイッチ装置は、可動接触子(可動接点と呼ばれる)と固定接触子(固定接点とも呼ばれる)とから構成され、可動接触子を動かして該可動接触子の接触面が固定接触子の接触面に接触することにより回路が形成されて電流が流れる。該電流が流れる状態は、閉の状態と呼ばれる。可動接触子を動かして該可動接触子の接触面を固定接触子の接触面から離す操作により回路に電流が流れない状態となる。該電流が流れない状態は、開の状態と呼ばれる。可動接触子は開又は閉の状態を保持できる構造となっており、多少の振動が与えられてもその状態が変化しない。
スイッチ装置が適用される装置の例として、以下の装置があげられる。
例えば、或るリモコン装置(その1)は、無線ICタグを含む。該リモコン装置は、スイッチをONにすることにより、機器本体からの電波を受信する。該受信電波により無線ICタグに電源電圧が発生し、記憶されているデータの送信を可能とする。例えば、可動接触子を動かして該可動接触子の接触面が固定接触子の接触面に接触することによりスイッチがONにされる。
また、例えば、或るリモコン装置(その2)は、無線ICタグを含む。該リモコン装置は、無線ICタグのアンテナを構成する電気回路の一部に接点式のスイッチを有する。該リモコン装置では、該スイッチのON/OFFによりアンテナの特性を変化させる。該アンテナの特性が変化することにより、電波の送受信機能を有する検出装置は、該無線ICタグからの応答信号の有無を検出し、該応答信号の有無に基づいて検知信号を出力する。所定の機器は、検出装置により出力される検知信号に基づいて動作する。
上述した可動接触部と固定接触部とを有する接触式のスイッチ装置の他、非接触式のスイッチがある。
例えば、或るリモコン装置(その3)は、電波の送受信機能を備える検出装置と、該検出装置から発信される電波信号に基づいて応答信号を返信する機能を持つ操作部とを有する。該操作部は、無線タグを含む。該操作部は収納装置の開口部を開閉する可動開閉部材に設けられる。検出装置に接続され、操作部との間で電波の送受信を行うための検出アンテナが収納装置における開口部の近傍に配設され、操作部に無線タグの信号送信機能を有効又は無効にするスイッチが設けられる。検出装置が無線タグからの応答信号の有無を検出して出力する検知信号に基づき、所定の機器を動作させる。
また、或る非接触近距離通信装置(その4)は、第1のアンテナが接続された第1の通信ユニットと、第2のアンテナが接続された第2の通信ユニットを有する。第1及び第2の通信ユニットは、第1及び第2のアンテナにより形成される電磁誘導結合により非接触近距離通信を行う。第2の通信ユニットに操作指令信号を供給する操作手段を有し、第2のアンテナ及び第2の通信ユニットがケースに内蔵される。該ケースは、第1及び第2のアンテナにより電磁誘導結合が形成されるように、第1のアンテナに対して任意の位置に設置される。例えば、第1のアンテナは、インパネに配置される。
特開2002−190728号公報 特開2007−60712号公報 特開2005−151094号公報 特開2004−216981号公報
リモコン装置(その1)では、電気的な接点によりスイッチのON又はOFFの切り替えが行われるため、該接点の接触不良により、不具合が生じる虞がある。
リモコン装置(その2)では、電気的な接点により切り替えが行われるため、該接点の接触不良により、不具合が生じる虞がある。さらに、スイッチ装置と、無線ICタグとが分離されているため、スイッチ装置と無線ICタグとを接続するために、配線基板及び/又はワイヤが必要になる。配線基板及び/又はワイヤが必要になるために、コストが高くなる虞がある。また、無線ICタグが通信できないモードで故障した場合には、スイッチがON又はOFFに切り替えられても、無線ICタグから応答信号が送信されない。無線ICタグが通信できないモードで故障した場合には、スイッチが故障しているのか、無線ICタグが故障しているのかの切り分けができない。
リモコン装置(その3)では、検出アンテナと無線タグとの間で通信可能となる距離は、検出アンテナ及び無線タグの特性のばらつき、電源の状態、温度などにより変化する。通信可能となる距離が変化するため、距離に基づいて確実にON/OFFを切り替えるためには、検出アンテナと無線タグとの間で十分な距離が必要とされる。該距離は、ストロークとも呼ばれる。十分なストロークが必要とされるため、スイッチが大型化する虞がある。また、無線タグが通信できないモードで故障した場合には、検出装置が無線タグからの応答信号を受信できないため、検知信号は出力されない。無線タグが通信できないモードで故障した場合には、無線タグが故障しているのかスイッチが故障しているのかの判断ができない。
非接触近距離通信装置(その4)では、第1の通信ユニットと第2の通信ユニットとの間で通信可能となる距離は、第1及び第2のアンテナ及び第1及び第2の通信ユニットの特性ばらつき、電源の状態、温度などにより変化する。通信可能となる距離が変化するため、距離に基づいて確実にON/OFFを切り替えるためには、第1のアンテナと第2のアンテナとの間で十分な距離が必要とされる。該距離は、ストロークとも呼ばれる。十分なストロークが必要とされるため、装置が大型化する虞がある。また、第1又は第2の通信ユニットが通信できないモードで故障した場合には、アンテナが故障しているのか通信ユニットが故障しているのかの判断ができない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、オン又はオフに切り替えるためのストロークを短くできる非接点式のスイッチ装置を提供することを目的とする。
本スイッチ装置は、
電磁波を伝播する通信シートと、
所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する無線通信部と、
前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を可能又は不可能にする操作部と、
前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
を有し、
前記遮蔽部は、前記通信シートと前記無線通信部との間に配置され、
前記操作部による前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部、前記通信シート、又は前記無線通信部がスライドし、前記無線通信部からの無線信号を遮蔽する。
本スイッチ装置は、
電磁波を伝播する通信シートと、
所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する複数の無線通信部と、
前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
前記通信シートと前記複数の無線通信部のうちのいずれか1つとの間の無線通信を可能にする操作部と、
前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
を有し、
各無線通信部は、固有の情報を記憶し、
前記遮蔽部は、前記通信シートと前記複数の無線通信部との間に配置され、
前記操作部による前記通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部、前記通信シート、又は前記無線通信部がスライドし、前記他の無線通信部からの無線信号を遮蔽する。
本スイッチ装置は、
電磁波を伝播する通信シートと、
所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する複数の無線通信部と、
前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
前記通信シートと前記複数の無線通信部のうちの少なくとも1つとの間の無線通信を可能にする操作部と、
前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
を有し、
各無線通信部は、固有の情報を記憶し、
前記遮蔽部は、前記通信シートと前記複数の無線通信部との間に配置され、
前記操作部による前記通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部、前記通信シート、又は前記無線通信部がスライドし、前記他の無線通信部からの無線信号を遮蔽する。
開示のスイッチ装置によれば、オン又はオフに切り替えるためのストロークを短くできる非接点式のスイッチ装置を実現できる。
本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す模式図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す模式図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す構成図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す説明図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す説明図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す説明図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一例を示す説明図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一適用例を示す説明図である。 本実施例に従ったスイッチ装置の一適用例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<第1の実施例>
<スイッチ装置>
図1は、本実施例に従ったスイッチ装置を示す。
本スイッチ装置は、2次元通信技術を適用する。2次元通信技術では、薄いシートや物体の表面に沿って伝播する電磁波を利用する。以下、2次元通信技術により電磁波が伝播するものを「2次元通信用シート」と呼ぶ。2次元通信用シートの2次元面内には配線が存在せず、シート表面上任意の地点にセンサノードが近接することにより、該センサノードはネットワークに接続する。電磁エネルギーが面の近傍に閉じ込められるためである。2次元面を通してセンサの動作電力が供給される。空間中の電波とは干渉しない信号空間が2次元面内に形成されるため、多数のセンサが無線と混信することなく高速接続される。通信のための消費電力は、伝播範囲が2次元面内であるため、無線の場合よりも小さい。
本実施例では、スイッチ機構の一例として、スライド操作によりオン又はオフに切り替えるスイッチ装置が示される。後述するが他の機構を有するスイッチ装置にも適用できる。また、本実施例では、センサノードの一例として、無線ICタグが適用される場合について説明するが、無線通信可能なICチップに広く適用できる。
本スイッチ装置100は、無線ICタグ102と、2次元通信用シート104と、遮蔽板106と、操作部108とを有する。図1には、スイッチ装置の断面図が示される。図1では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ102と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図1において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。
2次元通信用シート104の一主面上の一部に遮蔽板106が形成される。以下、2次元通信用シート104の一主面上の遮蔽板106か形成された領域を「通信不可領域」、「通信不可領域」以外の領域を「通信可能領域」と呼ぶ。遮蔽板106は、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信を遮蔽する。また、遮蔽板106は、2次元通信用シート104から無線ICタグ102への給電を遮蔽する。従って、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間に、遮蔽板106が位置する場合には、2次元通信用シート104から無線ICタグ102に給電されないし、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間で通信できない。遮蔽板106は、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信及び2次元通信用シート104から無線ICタグ102への給電を遮蔽できる機能を有するものであれば、板に限られない。該遮蔽板106に対して2次元通信用シート104の反対側には無線ICタグ102が、通信不可領域と通信可能領域との間でスライド可能に形成される。
無線ICタグ102は、ハードウエアの観点からは、ICチップとアンテナから構成される。ICチップには、無線通信機能や送出されるID情報が記憶されている。アンテナは、通信のために使用されるとともに、ICチップに電源供給を行なうためにも使用される。ICチップを動作させるための電源は、アンテナを介して2次元通信用シート104から供給される。2次元通信用シート104は、給電部(図示なし)から給電される。2次元通信用シート104が生成する電磁場内にアンテナが入ることで起電力が生じ、ICチップに電圧がかかる。無線ICタグに利用できる周波数は、13.56MHz帯、2.45GHz帯のどちらでもよい。13.56MHz帯は、ワイヤレスカード・システムに割り当てられた周波数帯であり、2.45GHz帯は無線LAN等にも使われているISMバンドである。無線ICタグ102では、アンテナで受信する電波から給電を行なう都合上、使用する周波数によって通信可能距離が変わる。給電方法の違いもあり、13.56MHz帯を使用した場合は最大約80cm、2.45GHzを使用する場合は最大約1.5mという到達距離になる。さらに、UHF帯、例えば950〜956MHzのうちの空き領域が無線ICタグ用に割り当てられた場合には、該周波数が使用されてもよい。該無線ICタグ102に対して遮蔽板106の反対側には操作部108が形成される。操作部108は、無線ICタグ108をスライドさせるための機能を有する。
本スイッチ装置100では、操作部108を通信不可領域と通信可能領域との間でスライドさせることにより、該操作部108に接続された無線ICタグ102も通信不可領域と通信可能領域との間でスライドする。無線ICタグ102が通信不可領域と通信可能領域との間でスライドすることにより、無線ICタグ102が通信不可領域上に位置する場合には、2次元通信用シート104から無線ICタグ102に電力が供給されず、且つ2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信が遮蔽されるため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信はできない。また、無線ICタグ102が通信可能領域上に位置する場合には、2次元通信用シート104から無線ICタグ102に電力が供給され、且つ2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信が遮蔽されないため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができる。無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができる場合、2次元通信用シート104が読み取り器として機能する。図1では、無線ICタグ102が通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができる。図1において、操作部108を左にスライドさせることにより、無線ICタグ102も左にスライドし、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間に、遮蔽板106が位置するようになるため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができなくなる。
本実施例によれば、操作部108を通信不可領域と通信可能領域との間でスライドさせる操作を行うことにより、無線ICタグ102が通信できる状態と通信できない状態とを取ることができる。無線ICタグ102が通信できる状態又は通信できない状態をオン又はオフに対応させ、さらに、該無線ICタグ102が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じてオン又はオフを判別する機能を有することによりスイッチを実現できる。
さらに、無線ICタグは数センチ程度の大きさである。従って、数センチ程度操作部108をスライドさせることによりオン又はオフに切り替えることができるため、ストロークを短くできる。無線ICタグ102の形状は、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型などがあるが、いずれを用いてもよい。また、通信距離についても、数ミリメートル程度のものから数メートルのものがあるが、スイッチ装置100のサイズに応じて適宜選択可能である。
<変形例(その1)>
上述した実施例では、操作部108と無線ICタグ102とが同時にスライドする例を示したが、該例に限定されない。
図2には、本変形例に従ったスイッチ装置100を示す。
本スイッチ装置100は、図1を参照して説明したスイッチ装置において、操作部108と遮蔽板106とが同時にスライドするようにしたものである。図2には、スイッチ装置の断面図が示される。図2では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ102と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図2において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。図2では、無線ICタグ102が通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができる。図2において、操作部108を右にスライドさせることにより、遮蔽板106も右にスライドし、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間に、遮蔽板106が位置するようになるため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができなくなる。
本変形例によれば、操作部108をスライドさせる操作を行うことにより、遮蔽板106がスライドし、無線ICタグ102が通信できる状態と通信できない状態とを取ることができる。無線ICタグ102が通信できる状態又は通信できない状態をオン又はオフに対応させ、さらに、該無線ICタグ102が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じてオン又はオフを判別する機能を有することによりスイッチを実現できる。
<変形例(その2)>
上述した実施例では、操作部108と無線ICタグ102とが同時にスライドする例を示したが、該例に限定されない。
図3には、本変形例に従ったスイッチ装置100を示す。
本スイッチ装置100は、図1を参照して説明したスイッチ装置において、操作部108と2次元通信用シート104とが同時にスライドするようにしたものである。図3には、スイッチ装置の断面図が示される。図3では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ102と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図3において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。図3では、無線ICタグ102が通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができる。図3において、操作部108を左にスライドさせることにより、2次元通信用シート104も左にスライドし、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置するようになり、無線ICタグ102と2次元通信用シート104とが対向しなくなるので、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信ができなくなる。
本スイッチ装置100では、遮蔽板106は必ずしも必要ない。2次元通信用シート104から無線ICタグ102への給電に使用される電磁波は、空間的にある程度の広がりを有する場合があるので、操作部108が左にスライドされた場合に該電磁波による給電を完全に防止する観点からは、遮蔽板106を有するのが好ましい。また、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信波は、空間的にある程度の広がりを有する場合があるので、操作部108が左にスライドされた場合に2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信を完全に防止する観点からは、遮蔽板106を有するのが好ましい。
本変形例によれば、操作部108を通信不可領域と通信可能領域との間でスライドさせる操作を行うことにより、2次元通信用シート104がスライドし、無線ICタグ102が通信できる状態と通信できない状態とを取ることができる。無線ICタグ102が通信できる状態又は通信できない状態をオン又はオフに対応させ、さらに、該無線ICタグ102が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じてオン又はオフを判別する機能を有することによりスイッチを実現できる。
<第2の実施例>
<スイッチ装置>
図4は、本実施例に従ったスイッチ装置を示す。
本スイッチ装置は、2次元通信技術を適用する。この点では上述した実施例と同様である。
本実施例では、上述した実施例と同様に、スイッチ機構の一例として、スライド操作によりオン又はオフに切り替えるスイッチ装置が示される。後述するが他の機構を有するスイッチ装置にも適用できる。また、本実施例では、センサノードの一例として、無線ICタグが適用される場合について説明するが、無線通信可能なICチップに広く適用できる。
本スイッチ装置100は、無線ICタグ1022及び1024と、2次元通信用シート104と、遮蔽板106と、操作部108とを有する。図4には、スイッチ装置の断面図が示される。図4では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ1022及び1024と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図4において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。
2次元通信用シート104の一主面上の一部に遮蔽板106が形成される。以下、2次元通信用シート104の一主面上の遮蔽板106が形成された領域を「通信不可領域」、「通信不可領域」以外の領域を「通信可能領域」と呼ぶ。該遮蔽板106に対して2次元通信用シート104の反対側には無線ICタグ1022及び1024が隣接して形成される。さらに、無線ICタグ1022及び1024は、通信不可領域と通信可能領域との間でスライド可能に形成される。例えば、無線ICタグ1022が通信不可領域上にスライドされている場合には無線ICタグ1024は通信可能領域上にスライドされる。従って、通信可能領域の大きさ(操作部108をスライドさせる方向の長さ)は、無線ICタグ1022及び1024を構成する各無線ICタグをスライドさせる方向の長さと略同一であることが望ましい。逆に、無線ICタグ1024が通信不可領域上にスライドされている場合には、無線ICタグ1022は通信可能領域上にスライドされる。該無線ICタグ1022及び1024に対して遮蔽板106の反対側には操作部108が形成される。
本スイッチ装置100では、操作部108をスライドさせることにより、該操作部108に接続された無線ICタグ1022及び1024が、通信不可領域と通信可能領域との間でスライドする。無線ICタグ1022及び1024が通信不可領域と通信可能領域との間でスライドすることにより、無線ICタグ1022が通信不可領域上に位置する場合には、無線ICタグ1024に2次元通信用シート104から電力が供給され、さらに無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信ができる。
また、無線ICタグ1024が通信不可領域上に位置する場合には、無線ICタグ1022に2次元通信用シート104から電力が供給され、さらに無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信ができる。無線ICタグ1022又は無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信ができる場合、2次元通信用シート104が読み取り器として機能する。図4では、無線ICタグ1024が通信不可領域上に位置し、無線ICタグ1022が通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信ができる。図4において、操作部108を左にスライドさせることにより、無線ICタグ1022及び1024も左にスライドし、無線ICタグ1022と2次元通信シート104との間に、遮蔽板106が配置され、無線ICタグ1024が通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の無線通信が可能となる。
本実施例によれば、操作部108をスライドさせる操作を行うことにより、無線ICタグ1022又は1024が無線通信できる状態を取ることができる。無線ICタグ1022が無線通信できる状態と、無線ICタグ1024が無線通信できる状態をオン又はオフに対応させ、さらに、該無線ICタグ1022又は1024が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じてオン又はオフを判別する機能を有することによりスイッチを実現できる。従って、無線ICタグ1022及び1024の両方とも無線通信ができない場合には、故障であると判断できる。
さらに、無線ICタグは数センチ程度の大きさである。従って、数センチ程度操作部108をスライドさせることによりオン又はオフに切り替えることができるため、ストロークを短くできる。無線ICタグ1022又は1024の形状は、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型などがあるが、いずれを用いてもよい。また、通信距離についても、数ミリメートル程度のものから数メートルのものがあるが、スイッチ装置100のサイズに応じて適宜選択可能である。
<変形例(その1)>
上述した実施例では、操作部108と無線ICタグ1022及び1024とが同時にスライドする例を示したが、該例に限定されない。
図5には、本変形例に従ったスイッチ装置100を示す。
本スイッチ装置100は、図4を参照して説明したスイッチ装置において、操作部108と遮蔽板106とが同時にスライドするようにしたものである。図5には、スイッチ装置の断面図が示される。図5では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ102と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図5において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。図5では、無線ICタグ1022が通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の無線通信ができる。図5において、操作部108を左にスライドさせることにより、遮蔽板106も左にスライドし、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間に、遮蔽板106が位置するようになるため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信ができなくなる。一方、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間に配置されていた遮蔽板106は、左にスライドするため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の無線通信ができる。
本変形例によれば、操作部108をスライドさせる操作を行うことにより、遮蔽板106がスライドし、無線ICタグ1022が通信できる状態と無線ICタグ1024が通信できる状態とを取ることができる。無線ICタグ1022が通信できる状態又は無線ICタグ1024が通信できる状態をオン又はオフに対応させ、さらに、該無線ICタグ1022又は1024が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じてオン又はオフを判別する機能を有することによりスイッチを実現できる。
<変形例(その2)>
上述した実施例では、操作部108と無線ICタグ1022及び1024とが同時にスライドする例を示したが、該例に限定されない。
図6には、本変形例に従ったスイッチ装置100を示す。
本スイッチ装置100は、図4を参照して説明したスイッチ装置において、操作部108と2次元通信用シート104とが同時にスライドするようにしたものである。図6には、スイッチ装置の断面図が示される。図6では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ102と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図6において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。図6では、操作部108をスライドさせることにより、2次元通信用シート104もスライドし、無線ICタグ1022又は1024と対向するようになる。本スイッチ装置100では、無線ICタグ1022及び1024と、操作部108と共にスライドする2次元通信用シート104との間には遮蔽板106は形成されない。図6では、2次元通信用シート104と、無線ICタグ1024とが対向するため、2次元通信用シート104から無線ICタグ1024に給電され、2次元通信用シート104と無線ICタグ1024との間で無線通信できる。また、操作部108を左にスライドさせることにより2次元通信用シート104も左にスライドし、2次元通信用シート104と、無線ICタグ1022とが対向するため、2次元通信用シート104から無線ICタグ1022に給電され、2次元通信用シート104と無線ICタグ1022との間で無線通信できる。
本スイッチ装置100では、遮蔽板106は必ずしも必要ない。
本変形例によれば、操作部108をスライドさせる操作を行うことにより、2次元通信用シート104がスライドし、無線ICタグ1022が通信できる状態と無線ICタグ1024が通信できる状態とを取ることができる。無線ICタグ1022が通信できる状態又は無線ICタグ1024が通信できる状態をオン又はオフに対応させ、さらに、該無線ICタグ1022又は1024が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じてオン又はオフを判別する機能を有することによりスイッチを実現できる。
<第3の実施例>
<スイッチ装置>
図7は、本実施例に従ったスイッチ装置を示す。
本スイッチ装置は、2次元通信技術を適用する。この点では上述した実施例と同様である。
本実施例では、上述した実施例と同様に、スイッチ機構の一例として、スライド操作によりオン又はオフに切り替えるスイッチ装置が示される。後述するが他の機構を有するスイッチ装置にも適用できる。また、本実施例では、センサノードの一例として、無線ICタグが適用される場合について説明するが、無線通信可能なICチップに広く適用できる。
本スイッチ装置100は、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028と、2次元通信用シート104と、遮蔽板106と、操作部108とを有する。図7には、スイッチ装置の断面図が示される。図7では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図7において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。
2次元通信用シート104の一主面上の一部に遮蔽板106が形成される。該遮蔽板106に対して2次元通信用シート104の反対側には無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028が隣接して形成される。さらに、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028は、通信不可領域と通信可能領域との間でスライド可能に形成される。例えば、無線ICタグ1022が通信可能領域上にスライドされている場合には、他の無線ICタグ1024、1026、及び1028は通信不可領域上にスライドされる。従って、通信可能領域の大きさ(操作部108をスライドさせる方向の長さ)は、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028を構成する各無線ICタグをスライドさせる方向の長さと略同一であることが望ましい。該無線ICタグ1022、1024、1026及び1028に対して遮蔽板106の反対側には操作部108が形成される。
本スイッチ装置100では、操作部108をスライドさせることにより、該操作部108に接続された無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちいずれか1つが、通信可能領域上にスライドする。他の無線ICタグは通信不可領域上にスライドする。無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちのいずれか1つが通信可能領域にスライドし、該1つの無線ICタグ以外の無線ICタグが通信不能領域にスライドすることにより、通信可能領域上に位置する該1つの無線ICタグに2次元通信用シート104から電力が供給され、且つ該1つの無線ICタグと2次元通信用シート104との間で無線通信ができる。該1つの無線ICタグと2次元通信用シート104との間で無線通信ができる場合、2次元通信用シート104が読み取り器として機能する。図7では、無線ICタグ1022が通信可能領域上に位置し、無線ICタグ1024、1026、及び1028が通信不可領域上に位置するため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信ができる。図7において、操作部108を左にスライドさせることにより、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028も左にスライドし、無線ICタグ1022と2次元通信シート104との間に、遮蔽板106が位置するようになり、無線ICタグ1024が通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の無線通信が可能となる。
本実施例によれば、操作部108をスライドさせる操作を行うことにより、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のいずれか1つが無線通信できる状態を取ることができる。無線ICタグ1022、1024、1026、又は1028が通信できる状態と、所定の動作とを対応させ、さらに、該無線ICタグ1022、1024、1026、又は1028が通信できる状態を検出し、該検出結果に応じて所定の動作を判別し、設定する機能を有することによりスイッチを実現できる。例えば、ボリュームに対応させてもよい。ボリュームに対応させる場合、各無線ICタグはボリュームレベルに対応させることができる。操作部108をスライドさせても、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028の全てと通信ができない場合には、故障であると判断できる。
さらに、無線ICタグは数センチ程度の大きさである。従って、数センチ程度操作部108をスライドさせることによりオン又はオフに切り替えることができるため、ストロークを短くできる。無線ICタグ1022、1024、1026、又は1028の形状は、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型などがあるが、いずれを用いてもよい。また、通信距離についても、数ミリメートル程度のものから数メートルのものがあるが、スイッチ装置100のサイズに応じて適宜選択可能である。
本実施例では、4個の無線ICタグを有するスイッチ装置100について説明したが、無線ICタグの数は3個でもよいし、5個以上であってもよい。
また、本実施例では、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちのいずれか1つが通信可能領域に位置するようにスライドさせる構成としたが、無線ICタグの数に応じて、複数の通信可能領域を形成し、複数の無線ICタグと2次元通信用シートとが無線通信できるように構成してもよい。この場合、無線通信できる無線ICタグの組み合わせと、所定の動作とを対応させることにより、スイッチ装置として機能する。また、組み合わせの設定によっては、所定の動作の数を増加させることができる。
<変形例>
図8は、図7に示されたスイッチ装置100を操作部108(上面)方向から見た場合の構造を示す。図8において、操作部108は省略される。
図8によれば、ストローク方向(図8では、左方向)に無線ICタグをストロークさせることにより、2次元通信用シート104と通信できる無線ICタグを切り替えることができる。該ストロークの長さは、各無線ICタグをストロークさせる方向の長さに等しい。
本変形例では、該ストロークの長さを更に短くする。
図9は、本変形例に従ったスイッチ装置100を操作部108(上面)方向から見た場合の構造を示す。図9において、操作部108は省略される。
図9によれば、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028をストローク方向と直角方向に並べる。さらに、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028を、それぞれストローク方向に、所定の間隔ずらして配置する。該所定の間隔は、2次元通信用シート102と各無線ICタグとの通信が可能となる最短の長さであるのが好ましい。所定の間隔を2次元通信用シート102と各無線ICタグとの通信が可能となる最短の長さとすることにより、最短のスライド距離で2次元通信用シート102と無線通信できる無線ICタグを切り替えることができる。例えば、無線ICタグのストローク方向の長さの1/2でもよいし、1/3でもよい。
本変形例によれば、ストローク方向に無線ICタグをストロークさせることにより、2次元通信用シート104と通信できる無線ICタグを切り替えることができる。該ストロークの長さは、無線ICタグをストロークさせる方向の長さ未満となるため、ストロークさせる長さを短くできる。従って、該スイッチ装置100を小型化できる。
本変形例では、4個の無線ICタグを有するスイッチ装置100について説明したが、無線ICタグの数は3個でもよいし、5個以上であってもよい。
また、本変形例では、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちのいずれか1つが通信可能領域に位置するようにスライドさせる構成としたが、無線ICタグの数に応じて、複数の通信可能領域を形成し、複数の無線ICタグと2次元通信用シートとが無線通信できるように構成してもよい。この場合、無線通信できる無線ICタグの組み合わせと、所定の動作とを対応させ、さらに、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じて無線通信できる無線ICタグの組み合わせに応じて所定の動作を判別し、設定する機能を有することにより、スイッチ装置として機能する。また、組み合わせの設定によっては、所定の動作の数を増加させることができる。
<第4の実施例>
<スイッチ装置>
図10は、本実施例に従ったスイッチ装置を示す。
本スイッチ装置は、2次元通信技術を適用する。この点では上述した実施例と同様である。
本実施例では、上述した実施例と同様に、スイッチ機構の一例として、スライド操作によりオン又はオフに切り替えるスイッチ装置が示される。後述するが他の機構を有するスイッチ装置にも適用できる。また、本実施例では、センサノードの一例として、無線ICタグが適用される場合について説明するが、無線通信可能なICチップに広く適用できる。
本スイッチ装置100は、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028と、2次元通信用シート104と、遮蔽板106と、操作部108とを有する。図10には、スイッチ装置の断面図が示される。図10では、2次元通信用シート104と遮蔽板106との間、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図10において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。
2次元通信用シート104の一主面上の一部に遮蔽板106が形成される。以下、2次元通信用シート104の一主面上の遮蔽板106が形成された領域を「通信不可領域」、「通信不可領域」以外の領域を「通信可能領域」と呼ぶ。該遮蔽板106に対して2次元通信用シート104の反対側には無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028が隣接して形成される。さらに、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028は、通信不可領域と通信可能領域との間でスライド可能に形成される。例えば、無線ICタグ1022が通信可能領域上にスライドされている場合には、他の無線ICタグ1024、1026、及び1028は通信不可領域上にスライドされる。従って、通信可能領域の大きさ(操作部108をスライドさせる方向の長さ)は、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028を構成する各無線ICタグをスライドさせる方向と略同一であることが望ましい。さらに、本スイッチ装置100は、各無線ICタグをスライドさせる方向と略同一である2つの通信可能領域が、操作部108をスライドさせる方向に所定の間隔で形成される。該所定の間隔は、いずれかの無線ICタグが2次元通信用シート104と無線通信可能である場合に、他の無線ICタグが無線通信不可能である間隔であればいずれの間隔でよい。例えば、該所定の間隔は、無線ICタグをスライド方向の長さの1/3でもよいし、1/2でもよい。該無線ICタグ1022、1024、1026及び1028に対して遮蔽板106の反対側には操作部108が形成される。
本スイッチ装置100では、操作部108をスライドさせることにより、該操作部108に接続された無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちいずれか1つが、通信可能領域上にスライドする。他の無線ICタグは通信不可領域上にスライドする。無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちのいずれか1つが通信可能領域にスライドし、該1つの無線ICタグ以外の無線ICタグが通信不能領域にスライドすることにより、通信可能領域上に位置する該1つの無線ICタグに2次元通信用シート104から電力が供給され、且つ該1つの無線ICタグと2次元通信用シート104との間で無線通信ができる。該1つの無線ICタグと2次元通信用シート104との間で無線通信ができる場合、2次元通信用シート104が読み取り器として機能する。さらに、本スイッチ装置100では、2つの通信可能領域が、操作部108をスライドさせる方向に所定の間隔で形成されるため、該所定の間隔だけスライドさせることにより、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちのいずれか1つが通信可能領域にスライドする。
図10では、無線ICタグ1022が通信可能領域上(以下、「第1の通信可能領域」と呼ぶ)に位置し、無線ICタグ1024、1026、及び1028が通信不可領域上に位置するため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の無線通信ができる。操作部108を左に該所定の間隔スライドさせることにより、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028も左にスライドし、無線ICタグ1022と2次元通信シート104との間に、遮蔽板106が配置され、無線ICタグ1026が第1の通信可能領域とは異なる通信可能領域上(以下、「第2の通信可能領域」と呼ぶ)に位置するため、無線ICタグ1026と2次元通信用シート104との間の無線通信が可能となる。さらに、操作部108を左に該所定の間隔スライドさせることにより、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028も左にスライドし、無線ICタグ1026と2次元通信シート104との間に、遮蔽板106が配置され、無線ICタグ1024が第1の通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の無線通信が可能となる。さらに、操作部108を左に該所定の間隔スライドさせることにより、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028も左にスライドし、無線ICタグ1024と2次元通信シート104との間に、遮蔽板106が配置され、無線ICタグ1028が第2の通信可能領域上に位置するため、無線ICタグ1028と2次元通信用シート104との間の無線通信が可能となる。
図10には、2つの通信可能領域が示されているが、3個以上としてもよい。3個以上とした場合には、複数の無線ICタグが通信可能となる場合となるが、該複数の無線ICタグの組み合わせと、所定の動作とを対応させることによりスイッチとして動作させることができる。
本実施例によれば、操作部108をスライドさせる操作を行うことにより、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のいずれか1つが通信できる状態を取ることができる。無線ICタグ1022、1024、1026、又は1028が通信できる状態と、所定の動作とを対応させ、さらに、該無線ICタグ1022、1024、1026、又は1028が通信できる状態を検出し、該検出結果に応じて所定の動作を判別し、設定する機能を有することによりスイッチを実現できる。例えば、ボリュームに対応させてもよい。ボリュームに対応させる場合、各無線ICタグはボリュームレベルに対応させることができる。操作部108をスライドさせても、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028の全てと通信ができない場合には、故障であると判断できる。
さらに、無線ICタグは数センチ程度の大きさである。従って、数センチ程度操作部108をスライドさせることによりオン又はオフに切り替えることができるため、ストロークを短くできる。さらに、本スイッチ装置では、通信可能領域が所定の間隔で複数形成されるため、該所定の間隔は、無線ICタグをスライドさせる方向の長さ未満の長さであり、該所定の間隔スライドさせることによりスイッチング動作が可能であるため、更にストロークを短くできる。
無線ICタグ1022、1024、1026、又は1028の形状は、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型などがあるが、いずれを用いてもよい。また、通信距離についても、数ミリメートル程度のものから数メートルのものがあるが、スイッチ装置100のサイズに応じて適宜選択可能である。
本実施例では、4個の無線ICタグを有するスイッチ装置100について説明したが、無線ICタグの数は3個でもよいし、5個以上であってもよい。
また、本実施例では、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028のうちのいずれか1つが通信可能領域に位置するようにスライドさせる構成としたが、無線ICタグの数に応じて、複数の通信可能領域を形成し、複数の無線ICタグと2次元通信用シートとが無線通信できるように構成してもよい。この場合、無線通信できる無線ICタグの組み合わせと、所定の動作とを対応させることにより、スイッチ装置として機能する。また、組み合わせの設定によっては、所定の動作の数を増加させることができる。
また、第3の実施例の変形例に示したように、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028をストローク方向と直角方向に並べ、さらに、無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028を、それぞれストローク方向に、所定の間隔ずらして配置するようにしてもよい。無線ICタグ1022、1024、1026、及び1028の配置を変更することにより、ストロークの長さを更に短くできる。
<第5の実施例>
<スイッチ装置>
図11は、本実施例に従ったスイッチ装置を示す。
本スイッチ装置は、2次元通信技術を適用する。この点では上述した実施例と同様である。
本実施例では、上述した実施例と同様に、スイッチ機構の一例として、スライド操作によりオン又はオフに切り替えるスイッチ装置が示される。後述するが他の機構を有するスイッチ装置にも適用できる。また、本実施例では、センサノードの一例として、無線ICタグが適用される場合について説明するが、無線通信可能なICチップに広く適用できる。
本スイッチ装置100は、上述した実施例に従ったスイッチ装置の有する遮蔽板106とは異なる遮蔽板110を有する。図11には、スイッチ装置の断面図が示される。図11では、2次元通信用シート104と遮蔽板110との間、無線ICタグ102と操作部108との間が離れているように示されているが接している。図11において、矢印は、操作部108をスライドさせる方向を示す。
遮蔽板110は、2次元通信用シート104から無線ICタグへの給電を遮蔽せず、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信を遮蔽する。換言すれば、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間に、遮蔽板110が位置する場合には、2次元通信用シート104から無線ICタグ102へ給電される。例えば、2次元通信用シート104から無線ICタグへの給電に使用される周波数と、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信に使用される周波数とを異なるようにする。そして、遮蔽板110は、2次元通信用シート104から無線ICタグへの給電に使用される周波数の信号だけを通すように構成する。例えば、遮蔽板110は、メッシュ状とすることにより2次元通信用シート104から無線ICタグへの給電に使用される周波数の信号だけを通すように構成してもよいし、スリット状とすることにより2次元通信用シート104から無線ICタグへの給電に使用される周波数の信号だけを通すように構成してもよい。例えば、遮蔽板110は所定の周波数の信号を通すフィルタにより構成してもよい。遮蔽板110は、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間の通信を遮蔽し、2次元通信用シート104から無線ICタグ102への給電を遮蔽しない機能を有するものであれば、板に限られない。
遮蔽板106により給電用の電磁波及び通信波の両方が遮蔽される場合には、無線ICタグ102と2次元通信用シート104とが無線通信可能となった場合に、2次元通信用シート104から無線ICタグ102へ給電が行われた後に、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間で無線通信が行われる。スイッチング操作を更に高速に行う観点からは、2次元通信用シート104と無線ICタグ102との間で無線通信が行われない場合でも、2次元通信用シート104から無線ICタグ102へ給電が行われるのが好ましい。
本スイッチ装置100では、操作部108を通信不可領域と通信可能領域との間でスライドさせることにより、該操作部108に接続された無線ICタグ102も通信不可領域と通信可能領域との間でスライドする。無線ICタグ102が通信不可領域と通信可能領域との間でスライドすることにより、無線ICタグ102が通信不可領域上に位置する場合には、2次元通信用シート104から給電が行われるが、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の通信はできない。また、無線ICタグ102が通信可能領域上に位置する場合には、2次元通信用シート104から無線ICタグ102へ給電され、さらに、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の無線通信ができる。図11では、無線ICタグ102が通信可能領域上に位置するため、2次元通信用シート104から無線ICタグ102へ給電され、さらに無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の無線通信ができる。図11において、操作部108を左にスライドさせることにより、無線ICタグ102も左にスライドし、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間に、遮蔽板110が配置される場合には、2次元通信用シート104から無線ICタグ102へ給電されるが、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の無線通信ができなくなる。
本実施例によれば、操作部108を通信不可領域と通信可能領域との間でスライドさせる操作を行うことにより、無線ICタグ102が無線通信できる状態と通信できない状態とを取ることができる。無線ICタグ102が無線通信できる状態又は無線通信できない状態をオン又はオフに対応させ、さらに、該無線ICタグ102が通信できる状態又は通信できない状態を検出し、該検出結果に応じてオン又はオフを判別する機能を有することによりスイッチを実現できる。
さらに、無線ICタグ102が無線通信できない状態であっても給電されるため、該無線通信できない状態から無線通信できる状態となった場合の切り替え速度を早くできる。
さらに、無線ICタグは数センチ程度の大きさである。従って、数センチ程度操作部108をスライドさせることによりオン又はオフに切り替えることができるため、ストロークを短くできる。無線ICタグ102の形状は、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型などがあるが、いずれを用いてもよい。また、通信距離についても、数ミリメートル程度のものから数メートルのものがあるが、スイッチ装置100のサイズに応じて適宜選択可能である。
本実施例に従った遮蔽板110を第1の実施例の変形例、第2−第4の実施例、第2の実施例の変形例に適用することにより、スイッチング動作を更に高速にできる。
<第6の実施例>
上述した実施例では、スイッチ装置のスイッチ機構の一例として、スライド操作によりオン又はオフに切り替えるスイッチ装置について説明した。本実施例では他の機構を有するスイッチ装置の例について説明する。
本実施例で説明するスイッチ装置は一例であり、無線ICタグ、2次元通信用シートの相対的な位置関係が満たされていれば、無線ICタグ、2次元通信用シートを可動な構成とすることによりスイッチ装置を実現できる。更に必要に応じて、遮蔽板を含めた相対的な位置関係が満たされていれば、無線ICタグ、遮蔽板、2次元通信用シートを可動な構成とすることによりスイッチ装置を実現できる。
図12は、上述した実施例に従ったスイッチ装置をトグルスイッチに適用した例を示す。
トグルスイッチでは、「入(ON)」になっているときは次に「切(OFF)」の操作が、「切(OFF)」のときは次に「入(ON)」ができる。換言すれば、トグルスイッチでは、同一の操作をするごとに2種類の命令が交互に切り替わる。図12において、無線ICタグ102、遮蔽板106、及び2次元通信用シート104は省略される。無線ICタグ102、遮蔽板106、及び2次元通信用シート104として、第1の実施例−第2の実施例、第5の実施例に示される構成が適用できる。
一例として、図1に示されるスイッチ装置が適用される場合について説明する。図12に示されるスイッチ装置100では、操作部108に操作レバー112が取り付けられる。操作レバー112と操作部108とが一体化するようにしてもよい。操作レバー112を第1の方向(1)と第2の方向(2)との間で切り替えることにより、操作部108は、第2の方向(2)と第1の方向(1)との間でスライドする。一例として、図12に示される状態が図1に示される状態に対応する場合について説明する。この状態では、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間で通信が可能である。操作レバー112を第1の方向に切り替えることにより、操作部108は第2の方向にスライドする。操作部108が第2の方向にスライドすることにより、図1に示されるスイッチ装置では、操作部108が左側にスライドしたこととなる。操作部108が左側にスライドしたことにより、無線ICタグ102と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置することになるため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の無線通信はできなくなる。
さらに、操作レバー112を第2の方向に切り替えることにより、操作部108は第1の方向にスライドする。操作部108が第1の方向にスライドすることにより、図1に示されるスイッチ装置では、操作部108が右側にスライドしたこととなる。操作部108が右側にスライドしたことにより、無線ICタグ102と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置しないことになるため、無線ICタグ102と2次元通信用シート104との間の無線通信ができるようになる。
<第7の実施例>
上述した実施例では、スイッチ装置のスイッチ機構の一例として、スライド操作によりオン又はオフに切り替えるスイッチ装置について説明した。本実施例では他の機構を有するスイッチ装置の例について説明する。
本実施例で説明するスイッチ装置は一例であり、無線ICタグ、2次元通信用シートの相対的な位置関係が満たされていれば、無線ICタグ、2次元通信用シートを可動な構成とすることによりスイッチ装置を実現できる。更に必要に応じて、遮蔽板を含めた相対的な位置関係が満たされていれば、無線ICタグ、遮蔽板、2次元通信用シートを可動な構成とすることによりスイッチ装置を実現できる。
図13は、上述した実施例に従ったスイッチ装置をプッシュスイッチに適用した例を示す。
プッシュスイッチでは、操作部108を押すことによりオン又はオフ操作を行うことができる。スイッチ装置100として、第1の実施例−第2の実施例、第5の実施例に示される構成が適用できる。
一例として、図4に示されるスイッチ装置が適用される場合について説明する。図13に示されるスイッチ装置100では、操作部108がプッシュスイッチにおけるプッシュボタンの機能を有する。操作部108にプッシュボタンを取り付けるようにしてもよい。操作部108を押すことによりプッシュボタンとしての操作部108は第2の方向(2)に移動する。さらに、操作部108を引くことにより操作部108は、第1の方向(1)に移動する。また、操作部108が第2の方向(2)に移動した状態で、さらに、操作部108を押すことにより操作部108が第1の方向(1)に移動するような機構を有するようにしてもよい。
操作部108を押したり引いたりすることにより、該操作部108は第2の方向(2)と第1の方向(1)との間で切り替えられる。操作部108が第2の方向(2)と第1の方向(1)との間で切り替えられるため、該操作部108と接続される無線ICタグ1022及び1024は、第2の方向と第1の方向との間でスライドする。例えば、装置の側面から操作部108を突出させる構成をとることができる。
一例として、図13に示される状態が図4に示される状態に対応する場合について説明する。この状態では、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間で通信が可能である。操作部108を押すことにより操作部108を第2の方向に切り替える(スライドさせる)ことにより、操作部108に接続された無線ICタグ1022及び1024は第2の方向にスライドする。無線ICタグ1022及び1024が第2の方向にスライドすることにより、図4に示されるスイッチ装置では、操作部108が左側にスライドしたこととなる。操作部108が左側にスライドしたことにより、無線ICタグ1022と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置することになるため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信はできなくなる。一方、無線ICタグ1024と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106がなくなるため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信ができるようになる。
さらに、操作部108を引くことにより操作部108を第1の方向に切り替える(スライドさせる)ことにより、操作部108に接続された無線ICタグ1022及び1024は第1の方向にスライドする。無線ICタグ1022及び1024が第1の方向にスライドすることにより、図4に示されるスイッチ装置では、操作部108が右側にスライドしたこととなる。操作部108が右側にスライドしたことにより、無線ICタグ1024と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置することになるため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信はできなくなる。一方、無線ICタグ1022と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106がなくなるため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信ができるようになる。
<変形例(その1)>
図14は、本変形例に従ったスイッチ装置を示す。
本スイッチ装置100では、図13に示される例と、操作部108と無線ICタグ1022及び1024との間の接続位置が異なる。
図14に示されるスイッチ装置100では、操作部108を第1の方向(1)と第2の方向(2)との間で切り替えることにより、該操作部108と接続される無線ICタグ1022及び1024は、第1の方向と第2の方向との間でスライドする。例えば、装置の上面から操作部108を突出させる構成をとることができる。一例として、図14に示される状態が図4に示される状態に対応する場合について説明する。この状態では、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間で通信が可能である。操作部108を第2の方向に切り替える(押す)ことにより、操作部108に接続された無線ICタグ1022及び1024は第2の方向にスライドする。無線ICタグ1022及び1024が第2の方向にスライドすることにより、図4に示されるスイッチ装置では、操作部108が左側にスライドしたこととなる。操作部108が左側にスライドしたことにより、無線ICタグ1022と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置することになるため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信はできなくなる。一方、無線ICタグ1024と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106がなくなるため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信ができるようになる。
さらに、操作部108を第1の方向に切り替える(引く)ことにより、操作部108に接続された無線ICタグ1022及び1024は第1の方向にスライドする。無線ICタグ1022及び1024が第1の方向にスライドすることにより、図4に示されるスイッチ装置では、操作部108が右側にスライドしたこととなる。操作部108が右側にスライドしたことにより、無線ICタグ1024と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置することになるため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信はできなくなる。一方、無線ICタグ1022と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106がなくなるため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信ができるようになる。
<変形例(その2)>
図15は、本変形例に従ったスイッチ装置を示す。
本スイッチ装置100では、図13に示される例と、操作部108により切り替えられる方向と無線ICタグ1022及び1024との間のスライド方向とが異なる。
図15に示されるスイッチ装置100では、操作部108と、無線ICタグ1022及び1024との間に方向変換機構114を有する。方向変換機構114は、操作部108に加えられた力の方向を異なる方向に変換する機構である。例えば、図15の例では、操作部108が第1の方向(1)と第2の方向(2)との間で切り替えられる場合、無線ICタグ1022及び1024は、第1の方向(1)及び第2の方向(2)と直角の方向である第1´の方向(1´)及び第2´の方向(2´)との間で切り替えられる。例えば、装置の上面から操作部108を突出させる構成をとることができる。
一例として、図15に示される状態が図4に示される状態に対応する場合について説明する。この状態では、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間で通信が可能である。操作部108を第2の方向に切り替える(押す)ことにより、操作部108に接続された無線ICタグ1022及び1024は第2´の方向にスライドする。無線ICタグ1022及び1024が第2´の方向にスライドすることにより、図4に示されるスイッチ装置では、操作部108が左側にスライドしたこととなる。操作部108が左側にスライドしたことにより、無線ICタグ1022と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置することになるため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信はできなくなる。一方、無線ICタグ1024と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106がなくなるため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信ができるようになる。
さらに、操作部108を第1の方向に切り替える(引く)ことにより、操作部108に接続された無線ICタグ1022及び1024は第1´の方向にスライドする。無線ICタグ1022及び1024が第1´の方向にスライドすることにより、図4に示されるスイッチ装置では、操作部108が右側にスライドしたこととなる。操作部108が右側にスライドしたことにより、無線ICタグ1024と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106が位置することになるため、無線ICタグ1024と2次元通信用シート104との間の通信はできなくなる。一方、無線ICタグ1022と、2次元通信用シート104との間に遮蔽板106がなくなるため、無線ICタグ1022と2次元通信用シート104との間の通信ができるようになる。
<適用例(その1)>
上述したスイッチ装置100の適用例について説明する。
スイッチ装置100は、あらゆる装置に適用できる。例えば、オン又はオフに切り替える機能を有する装置、段階的に制御を切り替える装置、複数の処理を切り替える装置に適用できる。一例として、電子レンジに適用される場合について説明する。
図16は、スイッチ装置100の適用例を示す。図16では、一例として5個のスイッチ装置が並べて配置される。該5個のスイッチ装置は上述した実施例のいずれのスイッチ装置であってもよい。該5個のスイッチ装置に含まれる無線ICタグは固有のID情報を有する。換言すれば、各無線ICタグの有するID情報は異なる。図16では、説明の便宜のために、スイッチ装置の内部構成の一部、すなわち操作部108と、2次元通信用シート104が示される。
本装置では、操作部108の操作の結果、2次元通信用シート104と通信可能となった無線ICタグのID情報が、該2次元通信用シート104を伝播し、2次元通信用IC202に受信される。2次元通信用ICは、受信した無線ICタグのID情報に基づいて、該ID情報に対応する処理を行う。2次元通信用シート104には、電子レンジに供給される電源の一部が供給される。
<適用例(その2)>
上述したスイッチ装置100の他の適用例について説明する。
図17は、スイッチ装置100の適用例を示す。一例として、車両のインストルメントパネル周辺のスイッチ類・電子制御ユニット(ECU: Electronic Control Unit)に適用される場合について説明する。
図17において、スイッチ302、304、及び306はインストルメントパネルの表面に現れるスイッチであり、スイッチ304は例えば照明などの点灯又は消灯のためのスイッチである。スイッチ302、及び306は、例えば第1及び第2の実施例に示されるスイッチ装置を適用できる。スイッチ302、及び306のうち、車両の運動性能に関する機能を制御するためのスイッチは、故障診断可能なスイッチ装置により構成するのが好ましい。具体的には、第2の実施例に従ったスイッチ装置を適用するのが好ましい。故障であるかどうかを判断できる方が更に好ましいためである。スイッチ304は、上述した実施例のうちいずれのスイッチ装置を適用できる。スイッチ304は、照明のオンオフだけでなく、照明光度を多段階調節可能である場合には、第3及び第4の実施例に示されるスイッチ装置が適用されるのが好ましい。
電子制御ユニット308は、各スイッチ装置からの信号を受信する。該電子制御ユニット308は、インストルメントパネルに近接するのが好ましい。電子制御ユニット308をインストルメントパネルに近接させることにより、該電子制御ユニットとスイッチ装置との間のワイヤを短くできる。該電子制御ユニット308は、各スイッチ装置において、2次元通信用シートと通信可能となった無線ICタグからのID情報を受信する。該ID情報は2次元通信用シートを伝播し、電子制御ユニット308に受信される。換言すれば、面内通信を行う。また、電子制御ユニット308は2次元通信用シートに電源を供給する。該電源により、2次元通信用シートは、無線ICタグに電源を供給する。
また、携帯端末装置の側面のスイッチや、キーボードなどにも適用できる。
本実施例によれば、スイッチ装置が提供される。
該スイッチ装置は、
電磁波を伝播する、2次元通信用シートとしての通信シートと、
所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する、無線ICタグとしての無線通信部と、
前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する、遮蔽板としての遮蔽部と、
前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を可能又は不可能にする操作部と、
前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する、2次元通信用IC、電子制御ユニットとしての判別部と
を有し、
前記操作部による前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部は前記無線通信部からの無線信号を遮蔽する。
遮蔽部により無線通信部からの無線信号を遮蔽させ、通信シートと無線通信部との間の無線通信を不可能にすることにより、ストロークの長さを短くできる。さらに、非接触式とすることにより、接触不良をなくすることができる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電される。
無線通信部が通信シートを介して給電されることにより、無線通信部に電源を備える必要がないため、無線通信部のサイズを小さくできる。無線通信部のサイズを小さくできるため、スイッチ装置のサイズも小さくできる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電され、
前記遮蔽部は、前記通信シートから前記無線通信部への給電を遮蔽しない。
遮蔽部が、通信シートから無線通信部への給電を遮蔽しないことにより、通信シートと無線通信ができない状態であっても、該無線通信ができない無線通信部は、給電を受けることができる。無線通信が可能となった場合に給電から行うことなく、無線通信ができるため、スイッチング速度を向上できる。
他のスイッチ装置は、
電磁波を伝播する通信シートと、
所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する複数の無線通信部と、
前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
前記通信シートと前記複数の無線通信部のうちのいずれか1つとの間の無線通信を可能にする操作部と、
前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
を有し、
各無線通信部は、固有の情報を記憶し、
前記操作部による前記通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部は前記他の無線通信部からの無線信号を遮蔽する。
遮蔽部に、通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部からの無線信号を遮蔽させ、通信シートと他の無線通信部との間の無線通信を不可能にすることにより、複数の無線通信部のうちの1つから送信された所定の情報に基づいて操作内容が判別される。各無線通信部と操作内容を対応させることにより、処理内容を変更できる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電される。
無線通信部が通信シートを介して給電されることにより、無線通信部に電源を備える必要がないため、無線通信部のサイズを小さくできる。無線通信部のサイズを小さくできるため、スイッチ装置のサイズも小さくできる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電され、
前記遮蔽部は、前記通信シートから前記無線通信部への給電を遮蔽しない。
遮蔽部が、通信シートから無線通信部への給電を遮蔽しないことにより、通信シートと無線通信ができない状態であっても、該無線通信ができない無線通信部は、給電を受けることができる。無線通信が可能となった場合に給電から行うことなく、無線通信ができるため、スイッチング速度を向上できる。
他のスイッチ装置は、
電磁波を伝播する通信シートと、
所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する複数の無線通信部と、
前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
前記通信シートと前記複数の無線通信部のうちの少なくとも1つとの間の無線通信を可能にする操作部と、
前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
を有し、
各無線通信部は、固有の情報を記憶し、
前記操作部による前記通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部は前記他の無線通信部からの無線信号を遮蔽する。
前記遮蔽部に、前記通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部からの無線信号を遮蔽させ、前記通信シートと前記他の無線通信部との間の無線通信を不可能にすることにより、複数の無線通信部のうちの少なくとも1つから送信された所定の情報に基づいて操作内容が判別される。各無線通信部から送信される情報と操作内容を対応させることにより、処理内容を変更できる。要求される処理内容に応じて、複数の無線通信部から情報を送信する無線通信部の数も変更できる。
さらに、前記判別部は、前記1又は複数の無線通信部により無線送信された情報の組み合わせに基づいて、前記操作部による操作内容を判別する。
各無線通信部から送信される情報の組み合わせと操作内容とを対応させることにより、処理内容を変更できる。要求される処理内容に応じて、複数の無線通信部から情報を送信する無線通信部の数及び無線通信部から送信される情報の組み合わせも変更できる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電される。
無線通信部が通信シートを介して給電されることにより、無線通信部に電源を備える必要がないため、無線通信部のサイズを小さくできる。無線通信部のサイズを小さくできるため、スイッチ装置のサイズも小さくできる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電され、
前記遮蔽部は、前記通信シートから前記無線通信部への給電を遮蔽しない。
遮蔽部が、通信シートから無線通信部への給電を遮蔽しないことにより、通信シートと無線通信ができない状態であっても、該無線通信ができない無線通信部は、給電を受けることができる。無線通信が可能となった場合に給電から行うことなく、無線通信ができるため、スイッチング速度を向上できる。
他のスイッチ装置は、
電磁波を伝播する通信シートと、
所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する無線通信部と、
前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を可能又は不可能にする操作部と、
前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
を有する。
操作部により前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を可能又は不可能にすることにより、無線通信部のサイズに応じて、ストロークの長さを短くできる。さらに、非接触式とすることにより、接触不良をなくすることができる。
さらに、
前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部
を有し、
前記操作部による前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部は前記無線通信部からの無線信号を遮蔽する。
遮蔽部により無線通信部からの無線信号を遮蔽させ、通信シートと無線通信部との間の無線通信を不可能にすることにより、ストロークの長さを短くできる。さらに、非接触式とすることにより、接触不良をなくすることができる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電される。
無線通信部が通信シートを介して給電されることにより、無線通信部に電源を備える必要がないため、無線通信部のサイズを小さくできる。無線通信部のサイズを小さくできるため、スイッチ装置のサイズも小さくできる。
さらに、前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電され、
前記遮蔽部は、前記通信シートから前記無線通信部への給電を遮蔽しない。
遮蔽部が、通信シートから無線通信部への給電を遮蔽しないことにより、通信シートと無線通信ができない状態であっても、該無線通信ができない無線通信部は、給電を受けることができる。無線通信が可能となった場合に給電から行うことなく、無線通信ができるため、スイッチング速度を向上できる。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100 スイッチ装置
102、1022、1024、1026、1028 無線ICタグ
104 2次元通信用シート
106、110 遮蔽板
108 操作部
112 操作レバー
114 方向変換機構
200 電子レンジ
202 2次元通信用IC

Claims (10)

  1. 電磁波を伝播する通信シートと、
    所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信シートに前記所定の情報を無線送信する無線通信部と、
    前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
    前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を可能又は不可能にする操作部と、
    前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
    を有し、
    前記遮蔽部は、前記通信シートと前記無線通信部との間に配置され、
    前記操作部による前記通信シートと無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部、前記通信シート、又は前記無線通信部がスライドし、前記無線通信部からの無線信号を遮蔽するスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、
    前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電されるスイッチ装置。
  3. 請求項1に記載のスイッチ装置において、
    前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電され、
    前記遮蔽部は、前記通信シートから前記無線通信部への給電を遮蔽しないスイッチ装置。
  4. 電磁波を伝播する通信シートと、
    所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する複数の無線通信部と、
    前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
    前記通信シートと前記複数の無線通信部のうちのいずれか1つとの間の無線通信を可能にする操作部と、
    前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
    を有し、
    各無線通信部は、固有の情報を記憶し、
    前記遮蔽部は、前記通信シートと前記複数の無線通信部との間に配置され、
    前記操作部による前記通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部、前記通信シート、又は前記無線通信部がスライドし、前記他の無線通信部からの無線信号を遮蔽するスイッチ装置。
  5. 請求項4に記載のスイッチ装置において、
    前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電されるスイッチ装置。
  6. 請求項4に記載のスイッチ装置において、
    前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電され、
    前記遮蔽部は、前記通信シートから前記無線通信部への給電を遮蔽しないスイッチ装置。
  7. 電磁波を伝播する通信シートと、
    所定の情報を記憶し、前記通信用シートに近接配置され、該通信用シートに前記所定の情報を無線送信する複数の無線通信部と、
    前記無線通信部から無線送信された無線信号を遮蔽する遮蔽部と、
    前記通信シートと前記複数の無線通信部のうちの少なくとも1つとの間の無線通信を可能にする操作部と、
    前記無線通信部により無線送信された所定の情報に基づいて、前記操作部による操作内容を判別する判別部と
    を有し、
    各無線通信部は、固有の情報を記憶し、
    前記遮蔽部は、前記通信シートと前記複数の無線通信部との間に配置され、
    前記操作部による前記通信シートと無線通信可能とすべき無線通信部以外の他の無線通信部との間の無線通信を不可能にする操作により、前記遮蔽部、前記通信シート、又は前記無線通信部がスライドし、前記他の無線通信部からの無線信号を遮蔽するスイッチ装置。
  8. 請求項7に記載のスイッチ装置において、
    前記判別部は、前記1又は複数の無線通信部により無線送信された情報の組み合わせに基づいて、前記操作部による操作内容を判別するスイッチ装置。
  9. 請求項7に記載のスイッチ装置において、
    前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電されるスイッチ装置。
  10. 請求項7に記載のスイッチ装置において、
    前記無線通信部は、前記通信シートを介して給電され、
    前記遮蔽部は、前記通信シートから前記無線通信部への給電を遮蔽しないスイッチ装置。
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