JP5310795B2 - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
それに加え、この潤滑剤飛散防止部材を、前記像担持体の軸線と直交する断面で見た場合、前記ブラシ部材と所定の隙間だけ離れて前記ブラシ部材を覆い、前記ブラシ部材と前記固形潤滑剤の接触位置側が低くなるよう傾斜した円弧形状としたので、飛散した潤滑剤をブラシ部材または像担持体に付着し、無駄な潤滑剤を削減できるので固形潤滑剤の消費を抑制できる。
図1は、潤滑剤塗布装置を示す概略図、図2はその要部拡大図である。両図において1は像担持体としてのドラム状の感光体、2は固形潤滑剤、3はブラシ部材としてのブラシローラである。ブラシローラ3と固形潤滑剤2は、感光体1の軸線に垂直な断面で見た場合、感光体1の軸線を通る水平線より下方に配置されている。ブラシローラ3は、固形潤滑剤2と感光体1の両方に接触して回転可能に配置されている。ブラシローラ3と固形潤滑剤2の接触位置からブラシローラ3の回転方向下流側であって、且つ感光体1とブラシローラ3の接触位置よりブラシローラ3の回転方向の上流側には潤滑剤飛散防止部材5が配置されている。潤滑剤飛散防止部材5は、ブラシローラ3側が凹になった円弧状に形成されてフレームとしてのプロセスカートリッジのケーシング4と一体に設けられている。そして、その内面には摺動性のよい薄手のシート6が張設されており、感光体1の軸線方向に平行で、且つブラシローラ3より長く配置されている。感光体1の軸線に垂直な断面で見た場合、シート6は後記の開口部から突出した先端部6aが感光体1に接触し、基端部6bが固形潤滑剤2に接触している。
通紙条件は、下記の通りである。評価は、通紙が終了した後、潤滑剤の消費量とブラシ周りの潤滑剤飛散による汚染状態で判定を行った。
機械:リコーImagio MP C3000改造機
環境:実験室環境
通紙画像:5%チャート
ジョブ間隔:100枚連続通紙
通紙総枚数:10,000枚
評価結果: 図7に示すように固形潤滑剤の消費量を従来に比べ、3割の削減ができた。また、表1に示すようにブラシ周りの潤滑剤飛散による汚染状態判定結果では本発明では従来品に比べて飛散防止の効果があることが分かった。
図9は、潤滑剤塗布装置を示す概略図で、(A)はその部分斜視図、(B)は側面図であり、図10は、図9から感光体を外したケーシング等の端部の斜視図、図11は、ケーシング内を示す断面図である。この実施の形態では、大部分が前記実施の形態と同様となっているので、同様の部分には同一の符号を付して説明を省き、以下には異なる部分のみ説明する。前記に説明した第1の実施の形態の潤滑剤塗布装置においても、次のような課題があった。すなわち、潤滑剤飛散防止部材5,10の開口部をシート6,11で囲っているが、シートだけでは、その両端部の隙間を塞ぐことができず、ブラシローラ3と固形潤滑剤2の両端部の隙間から潤滑剤が飛散することがある。そこで、潤滑剤塗布装置のフレーム内の密閉性を上げて潤滑剤の飛散を防止することができるようにするため、図9以降に示す実施の形態を創出した。
請求項2に記載の潤滑剤塗布装置の発明によれば、潤滑剤飛散防止部材の一方の端部を固形潤滑剤に、他方の端部を像担持体にそれぞれ接触させることで、潤滑剤の飛散を確実に防止できる。請求項3に記載の潤滑剤塗布装置の発明によれば、固形潤滑剤はブラシ部材に一定圧で接触させるために固形潤滑剤の摺動性をよくする必要があるが、摩擦抵抗の少ないシール部材を用いることで、現状と同等の摺動性が維持できる。また、像担持体の摩耗を抑制できる。
2 固形潤滑剤
3 ブラシローラ(ブラシ部材)
4 ケーシング(フレーム)
5 潤滑剤飛散防止部材(第1の潤滑剤飛散防止部材)
6,11 シート
6a,11a 先端部
6b,11b 基端部
7 中間転写ベルト(中間転写体)
10 潤滑剤飛散防止部材(第2の潤滑剤飛散防止部材)
13 潤滑剤加圧ばね
14 クリーニングブレード
15 潤滑剤塗布ブレード
22 空間
36 弾性部材
100 画像形成装置本体
110c,110m,110y,110b 作像ステーション
200 画像読取装置
Claims (13)
- 像担持体と、この像担持体に非接触で、且つ像担持体の軸線に垂直な断面で見た場合、像担持体の軸線を通る水平線より下方に配置された固形潤滑剤と、この固形潤滑剤と像担持体の両方に接触して回転可能に配置されたブラシ部材とを有する潤滑剤塗布装置において、
前記ブラシ部材と固形潤滑剤の接触位置からブラシ部材の回転方向下流側であって、像担持体とブラシ部材の接触位置よりブラシ部材回転方向の上流側かつ該接触位置より下方に潤滑剤飛散防止部材を設け、この潤滑剤飛散防止部材を、前記像担持体の軸線と直交する断面で見た場合、前記ブラシ部材と所定の隙間だけ離れて前記ブラシ部材を覆い、前記ブラシ部材と前記固形潤滑剤の接触位置側が低くなるよう傾斜した円弧形状としたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1の潤滑剤塗布装置において、潤滑剤飛散防止部材の両端部は、シート状になっており、像担持体の軸線方向に平行で、且つブラシ部材より長く配置されており、像担持体の軸線に垂直な断面で見た場合、一方の端部は固形潤滑剤、他方の端部は像担持体に接触していることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項2の潤滑剤塗布装置において、潤滑剤飛散防止部材の像担持体との接触部における、像担持体との動摩擦係数が0.20以下であり、かつ、潤滑剤飛散防止部材の固形潤滑剤との接触部における、固形潤滑剤との動摩擦係数が0.20以下であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項1ないし3のいずれかの潤滑剤塗布装置において、潤滑剤飛散防止部材は、前記ブラシ部材の前記固形潤滑剤側に設けられ、前記像担持体表面と対向する側が開口した有底箱状部分を有するフレームと連接する側が他の部分より低くなるよう傾斜して取り付けられていること特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項1ないし4のいずれかの潤滑剤塗布装置において、ブラシ部材と固形潤滑剤の接触位置から、ブラシ部材回転方向の上流側であり、且つ像担持体とブラシ部材の接触位置よりブラシ部材回転方向の下流側に第2の潤滑剤飛散防止部材を設け、この第2の潤滑剤飛散防止部材を、前記像担持体の軸線と直交する断面で見た場合、前記ブラシ部材と所定の隙間だけ離れて前記ブラシ部材を覆う円弧形状としたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項5の潤滑剤塗布装置において、第2の潤滑剤飛散防止部材の両端部はシート状になっており、像担持体の軸線方向に平行で、且つブラシ部材より長く配置されており、像担持体の軸線に垂直な断面で見た場合、一方の端部は固形潤滑剤、他方の端部は像担持体に接触していることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項5又は6の潤滑剤塗布装置において、第2の潤滑剤飛散防止部材の像担持体との接触部における、像担持体との動摩擦係数が0.20以下であり、かつ、第2の潤滑剤飛散防止部材の固形潤滑剤との接触部における、固形潤滑剤との動摩擦係数が0.20以下であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項5ないし7のいずれかの潤滑剤塗布装置において、第2の潤滑剤飛散防止部材は、前記ブラシ部材の前記固形潤滑剤側に設けられ、前記像担持体表面と対向する側が開口した有底箱状部分を有するフレームと連接する側が他の部分より低くなるよう傾斜して取り付けられていること特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 像担持体と、この像担持体に非接触で、且つ像担持体の軸線に垂直な断面で見た場合、像担持体の軸線を通る水平線より下方に配置された固形潤滑剤と、この固形潤滑剤と像担持体の両方に接触して回転可能に配置されたブラシ部材と、このブラシ部材と固形潤滑剤の接触位置からブラシ部材の回転方向下流側であって、像担持体とブラシ部材の接触位置よりブラシ部材の回転方向の上流側かつ該接触位置より下方に配置された第1の潤滑剤飛散防止部材と、前記ブラシ部材と固形潤滑剤の接触位置からブラシ部材の回転方向上流側であって、像担持体とブラシ部材の接触位置よりブラシ部材の回転方向の下流側に配置された第2の潤滑剤飛散防止部材とを備え、これら第1及び第2の潤滑剤飛散防止部材を前記像担持体の軸線と直交する断面で見た場合、前記ブラシ部材と所定の隙間だけ離れて前記ブラシ部材を覆う円弧形状とし、さらに前記固形潤滑剤及びブラシ部材の少なくともいずれか1つを設置するフレームと、第1及び第2の潤滑剤飛散防止部材と、を一体にしたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項9の潤滑剤塗布装置において、ブラシ部材と固形潤滑剤の両端部を像担持体の軸線方向に対してほぼ垂直にフレームで囲むことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 請求項10の潤滑剤塗布装置において、ブラシ部材と固形潤滑剤の両端部を囲むフレームの端部に弾性部材が設けられ、該弾性部材が像担持体に接触していることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 少なくとも像担持体と、請求項1ないし11のいずれかに記載の潤滑剤塗布装置を有することを特徴としたプロセスカートリッジ。
- 請求項1ないし11のいずれかに記載の潤滑剤塗布装置、又は請求項12のプロセスカートリッジを具えたことを特徴とした画像形成装置。
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JP2011138348A JP5310795B2 (ja) | 2011-06-22 | 2011-06-22 | 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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