JP2010038934A - クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及びクリーニング処理方法 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及びクリーニング処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】付着物の存在による潤滑剤の塗布ムラの発生を抑制して像担持体への潤滑剤の供給が長期にわたり安定して効率的に行うことのできるクリーニング装置、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置並びにクリーニング処理方法を提供する。
【解決手段】クリーニング手段11は、感光体3の表面と対接して感光体3の表面上に存在する残留物(主にトナー)のクリーニングを行うローラ形状のクリーニング部材11aとクリーニング部材11aにバイアス印加を行うバイアス印加電源11cを備えている。潤滑剤塗布前に交流バイアス電圧を印加しながらクリーニングを行うことで、クリーニング部材11aの回転に伴う感光体3の表面からの附着物の掻き取り作用と共に、感光体3の表面上の正帯電又は逆帯電している残留トナー等の付着物を効率良くクリーニング部材11aに引き付け、高いクリーニング性能を発揮することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に使用されるクリーニング装置、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置並びにクリーニング処理方法に関する。
電子写真方式の画像形成方法は、光導電現象を利用して像担持体上に静電的な電荷の像(静電潜像)を形成し、この静電潜像に着色した帯電微粒子(トナー)を静電力で付着させて可視トナー像とするプロセスである。この電子写真方式の画像形成装置においては、その主要部品である感光体や中間転写ベルト等の像担持体の表面に、各種ワックスやフッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等)や高級脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛等)等の潤滑剤を塗布する技術が使用されている。
この技術は、像担持体表面に残留したトナーや不純物を像担持体表面からクリーニングブラシやクリーニングブレードで掻き取るという電子写真のクリーニングプロセスで起こる不具合を解消するために用いられるものである。即ち、潤滑剤塗布による不具合の解消は、像担持体表面に対するトナーのクリーニング性の向上である。潤滑剤を表面に塗布することにより、像担持体表面の摩擦係数が減少し、像担持体表面に付着した残存トナーが表面から容易に離脱し易くしてクリーニングブレード等によって容易に除去してトナーのクリーニング性を向上させるものである。すなわち、紙等の最終的な記録媒体に転写しきれずに像担持体表面上に残留したトナーを容易に除去することができるようになる。
近年、重合法により調整された球形状トナーが用いられ始めているが、このような球形状トナーは、粒径分布が揃っており、しかも、小粒径化も効率良くおこなえることから、画質が向上することが明らかになっている。一方、このような球形状トナーは、像担持体表面上からの除去が難しくなるという問題点もある。そのような技術的背景からも、潤滑剤を用いることによるクリーニング性の向上は、今後、更に重要な技術となると考えられる。
また、潤滑剤塗布による不具合の解消としては、像担持体表面の放電による酸化劣化を防止することである。即ち、像担持体に静電的な電荷の像(静電潜像)を形成するためには帯電手段によって像担持体表面を一様に帯電させる必要がある。具体的な帯電手段としては、近年では帯電ローラ部材に高電圧を印加して像担持体に直接放電させて帯電させる手段がある。
しかしながら、像担持体に対して直接放電するため、像担持体表面が劣化するという問題が発生する。特に帯電ローラ部材を像担持体に接触させない、いわゆる非接触帯電ローラ方式においては、ローラ部材に交流電圧を印加する必要があり、像担持体表面が劣化しやすいことが知られている。このようにして劣化した像担持体表面は、主にクリーニング部材であるクリーニングブラシやクリーニングブレードとの機械的摺擦により、摩耗し易くなることが明らかになっている。従って、像担持体表面に潤滑剤を塗布する技術は放電による像担持体へのダメージを低減させるためにも重要な技術である。
一般的に、潤滑剤は微量ずつ粉体の形態で像担持体表面に供給されるが、その具体的な方法としては、ブラシなどの塗布手段によりブロック状に固形成形された潤滑剤を削り取って粉体とし、ブラシに保持した粉体状の潤滑剤を像担持体に接触させて塗布する方法がある(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上述のような画像形成方法においては、潤滑剤を像担持体表面に塗布する際に像担持体に付着物(主に転写残トナーや逆転写トナー)が存在すると、この付着物が障害となり、像担持体表面において、付着物の存在する部分とそうでない部分で潤滑剤の塗布ムラが発生する。このことにより像担持体表面に潤滑剤の塗布量が設計者の目標量よりも不足した個所が生じ、その個所においてクリーニング不良や像担持体の表面劣化といった不具合が発生してしまう。
この付着物の存在による潤滑剤の塗布ムラを改善するために、潤滑剤塗布ローラによる潤滑剤塗布位置の像担持体回転方向上流側の像担持体表面にクリーニングブレードを当接させ、さらに、下流側の像担持体表面に潤滑剤均し部材となるブレード部材を当接させることが提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2005−99649公報 特開2001−305907公報
特許文献2記載のものでは、クリーニングブレードによって残留トナーを除去してクリーンな状態となった像担持体表面に潤滑剤を塗布し、その後潤滑剤の表面をブレード部材によって均されて厚みの均一な潤滑剤の層を形成して虫喰い、画像ボケ、ボソツキ等の異常画像のない良好な転写画像を得ることができるとしている。しかしながら、クリーニングブレードによる残留トナーの除去が充分でなく依然として付着物の存在による潤滑剤の塗布ムラが発生するという問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、付着物の存在による潤滑剤の塗布ムラの発生を抑制して像担持体への潤滑剤の供給が長期にわたり安定して効率的に行うことのできるクリーニング装置、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置並びにクリーニング処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、表面にトナー画像を形成する像担持体の当該表面と対接して前記トナー像を当該像担持体表面から転写体に転写した後に残存するトナーを当該像担持体表面から除去するクリーニング手段と、当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備えたクリーニング装置において、前記クリーニング手段に交流バイアス電圧を印加する交流バイアス電圧印加手段を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記交流バイアス電圧印加手段は、前記クリーニング手段に印加する交流バイアス電圧に、前記潤滑剤塗布手段によって前記像担持体に塗布される潤滑剤の帯電極性とは逆極性の直流バイアス電圧を重畳させていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2記載のクリーニング装置において、前記直流バイアス電圧は、当該直流バイアス電圧の絶対値(|Vdc|)がVpp/2≧|Vdc|となる直流バイアス電圧であることを特徴とする。
但し、前記数式中Vppは、前記交流バイアス電圧の上限ピーク値から下限ピーク値までの電圧を示す。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載のクリーニング装置において、前記クリーニング手段は、前記像担持体表面と対接する回転ローラもしくは固定摺接体であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4記載のクリーニング装置において、前記クリーニング手段は、スポンジもしくはゴムで形成されることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5記載のクリーニング装置において、前記クリーニング手段は、回転ローラであり、当該回転ローラの外周に像担持体表面から転写付着した残存トナーを当該回転ローラの外周と摺接して当該回転ローラの外周から除去する除去部材を備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載のクリーニング装置において、前記クリーニング手段は、回転ローラであり、当該回転ローラの外周に像担持体表面から転写付着した残存トナーを当該回転ローラの外周と摺接して当該回転ローラの外周から除去する除去部材を備えることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、表面にトナー画像を形成する像担持体と、当該像担持体表面から前記トナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを、当該像担持体表面と対接して当該像担持体表面から除去するクリーニング手段及び当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを有するクリーニング装置とを少なくとも一体に連結したプロセスカートリッジにおいて、前記クリーニング装置は、請求項1乃至7のいずれか1項記載のクリーニング装置であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、表面にトナー画像を形成する像担持体と、当該像担持体表面から前記トナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを、当該像担持体表面と対接して当該像担持体表面から前記トナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを当該像担持体表面から除去するクリーニング手段及び当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を有するクリーニング装置とを備えた画像形成装置において、前記クリーニング装置は、請求項1乃至7のいずれか1項記載のクリーニング装置であることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、像担持体表面からトナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを、当該像担持体の表面にクリーニング部材を対接させて当該像担持体表面から除去するクリーニング工程と、当該クリーニング工程によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布工程とを備えたクリーニング処理方法において、前記クリーニング工程において、前記クリーニング部材に交流バイアス電圧を印加しながら前記残存トナーを前記像担持体表面から除去することを特徴とする。
本発明によれば、表面にトナー画像を形成する像担持体の当該表面と対接して前記トナー像を当該像担持体表面から転写体に転写した後に残存するトナーを当該像担持体表面から除去するクリーニング手段に交流バイアス電圧を印加する交流バイアス電圧印加手段を備えることによって、付着物の存在による潤滑剤の塗布ムラの発生を抑制して像担持体への潤滑剤の供給が長期にわたり安定して効率的に行うことのできるクリーニング装置、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置並びにクリーニング処理方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す概略図である。本実施形態に係る画像形成装置100は、イエロー(以下、「Y」と記す。)、シアン(以下、「C」と記す。)、マゼンタ(以下、「M」と記す。)、ブラック(以下、「K」と記す。)の4色のトナーから、カラー画像を形成する画像形成装置(以下、「タンデム型」と記す。)である。
この画像形成装置100は、支持ローラ26、27、28に張架され矢印A方向に移送される無端ベルト状の中間転写ベルト25の移送方向に沿って配設されたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Kを備えている。そして、各画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Kは、像担持体として4つのドラム状の感光体3Y、3C、3M、3Kを備えている。なお、ここではドラム状の感光体を例に挙げているが、ベルト状の感光体も採用することができる。各感光体3Y、3C、3M、3Kは、それぞれ表面移動部材である中間転写ベルト25に接触しながら、図中矢印の方向に155mm/secの線速で回転駆動する。
図2は、図1で示す画像形成ユニット2Y、2C、2M、2K中の1個の画像形成ユニット2の概略構成を示す概略図である。なお、画像形成ユニット2Y、2C、2M、2Kにおける各感光体3Y、3C、3M、3Kの周りの構成は、Y、C、M、Kの各色のトナーを各感光体3Y、3C、3M、3Kに供給する現像装置9Y、9C、9M、9K内に収容するトナーが相違する以外、基本的には同一であるため、1つの画像形成ユニット2についてのみ図示し、色分け用の符号Y、C、M、Kについては省略してある。
感光体3の周りには、感光体3の表面を一様に帯電させる帯電装置5、帯電した感光体3表面に静電潜像を書き込む露光装置4、感光体3の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置9の現像ローラ9a、感光体3の表面帯電電位を除電するクリーニング前除電装置(以下、「PCL」と記す)10、後述するように、感光体3表面のトナー像を中間転写ベルト25に転写した後に感光体3の表面に残存するトナー等の付着物を感光体3の表面から除去し、クリーニングするクリーニング装置6が配設されている。そして、クリーニング装置6は、後述するように、感光体3の表面に潤滑剤を供給する前に感光体3の表面上の付着物のクリーニングを行うクリーニング手段11と、感光体3表面上に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段12と、潤滑剤塗布手段12によって感光体3の表面に塗布された潤滑剤を均し薄膜化する潤滑剤均し手段14を備えている。
帯電装置5は、感光体3の表面を負極性に帯電する。本実施形態における帯電装置5は、いわゆる接触・近接帯電方式で帯電処理を行う帯電部材としての帯電ローラ5aを備えている。すなわち、この帯電装置5は、帯電ローラ5aを感光体3の表面に接触又は近接させ、その帯電ローラ5aに負極性バイアスを印加することで、感光体3の表面を一様に帯電する。感光体3の表面電位が−400〜−500Vとなるような直流の帯電バイアスを帯電ローラ5aに印加している。
なお、帯電バイアスとして、直流バイアスに交流バイアスを重畳させたものを利用することもできる。また、帯電装置5には、帯電ローラ5aの表面をクリーニングするクリーニング手段5bが設けられている。クリーニング手段5bは、金属ローラ軸とローラ軸の外周に設けられたメラミン樹脂発泡体により形成された回転ローラとなっており、帯電ローラ5aの外周面にクリーニング手段5bのメラミン樹脂発泡体が摺接することによって、帯電ローラ表面5aに付着する異物を除去する働きを有する。
なお、帯電装置5として、帯電ローラ5aの周面上の軸方向両端部分に薄いフィルムを巻き付け、薄いフィルム部分を感光体3の表面に当接させ、帯電ローラ5aの表面を感光体3の表面から離隔させ非接触状態とするように設置してもよい。これにより、帯電ローラ5aの表面と感光体3の表面との間は、フィルムの厚さ分だけ離間した極めて近接した状態となる。これによって、感光体3上の残留トナーとの接触を減らすことができる。
このようにして帯電した感光体3の表面には、露光装置4によって画像情報に応じた露光光Lが照射されて各色に対応した静電潜像が形成される。この露光装置4は、各色に対応した画像情報に基づき、感光体3に対して各色に対応した静電潜像を書き込む。なお、本実施形態の露光装置4は、レーザ方式の露光装置であるが、LEDアレイと結像手段からなる露光装置などの他の方式の露光装置を採用することもできる。
現像装置9は、そのケーシングの開口から現像剤担持体としての現像ローラ9aが部分的に露出している。また、ここでは、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いているが、キャリアを含まない一成分現像剤を使用してもよい。現像装置9は、トナーボトル31Y、31C、31M、31Kから、対応する色のトナーの補給を受けてこれを内部に収容している。この現像ローラ9aは、磁界発生手段としてのマグネットローラと、その周りを同軸回転する現像スリーブとから構成されている。
現像剤中のキャリアは、マグネットローラが発生させる磁力により現像ローラ9a上に穂立ちした状態となって感光体3と対向する現像領域に搬送される。ここで、現像ローラ9aは、感光体3と対向する領域(以下、「現像領域」と記す。)において感光体3の表面よりも速い線速で同方向に表面移動する。そして、現像ローラ9a上に穂立ちしたキャリアは、感光体3の表面を摺擦しながら、キャリア表面に付着したトナーを感光体3の表面に供給し、現像する。このとき、現像ローラ9aには、図示しない電源から−300Vの現像バイアスが印加され、これにより現像領域には現像電界が形成される。
転写装置における中間転写ベルト25は、3つの支持ローラ26、27、28に張架されており、図中矢印A方向に無端移動する構成となっている。この中間転写ベルト25上には、各感光体3Y、3C、3M、3K上のトナー像が静電転写方式により互いに重なり合うように転写される。静電転写方式には、転写チャージャを用いた構成もあるが、ここでは転写チリの発生が少ない転写ローラ29Y、29C、29M、29Kを用いた構成を採用している。具体的には、各感光体3Y、3C、3M、3Kと接触する中間転写ベルト25の部分の裏面に、それぞれ転写装置として各一次転写ローラ29Y、29C、29M、29Kを配置している(図1参照)。
図2においては、一次転写ローラ29により押圧された中間転写ベルト25の部分と感光体3とによって、一次転写領域が形成される。そして、各感光体3Y、3C、3M、3K上のトナー像を中間転写ベルト25上に転写する際には、一次転写ローラ29Y、29C、29M、29Kに正極性のバイアスが印加される。これにより、各一次転写する領域(以下、転写領域)と記す。)には転写電界が形成され、各感光体3Y、3C、3M、3K上のトナー像は、中間転写ベルト25上に静電的に付着し、転写される。
中間転写ベルト25の周りには、中間転写ベルト25の表面に残留したトナーを除去するためのベルトクリーニング装置14が設けられている。このベルトクリーニング装置14は、中間転写ベルト25の表面に付着した不要なトナーをファーブラシ及びクリーニングブレードで回収する構成となっている。なお、回収した不要トナーは、ベルトクリーニング装置14内から図示しない搬送手段により図示しない廃トナータンクまで搬送される。この転写ベルト25は、体積抵抗率が109〜1011Ωcmである高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材質はPVDF(ポリフッ化ビニリデン)を用いることが好ましいが、弾性層を含む複数の樹脂層にしてもよい。
また、支持ローラ28に張架された中間転写ベルト25の部分には、二次転写ローラ16が接触して配置されている。この中間転写ベルト25と二次転写ローラ16との間には二次転写領域が形成され、この部分に、所定のタイミングで転写体としての転写紙Sが送り込まれるようになっている。この転写紙Sは、露光装置4の図中下側にある給紙カセット20内に収容されており、ピックアップローラ21、レジストローラ対22等によって、二次転写領域まで搬送される。そして、中間転写ベルト25上に重ね合わされたトナー像は、二次転写領域において、転写紙S上に一括して転写される。この二次転写時には、二次転写ローラ16に正極性のバイアスが印加され、これにより形成される転写電界によって中間転写ベルト25上のトナー像が転写紙S上に転写される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置の画像形成動作について説明する。
画像形成動作開始によって、初めに帯電装置5で感光体3表面を負極性に一様に帯電される。このとき、帯電ローラ5aに付着したトナーや潤潤滑剤等の汚れはクリーニング手段5bでクリーニングされる。
次に、露光装置4は、画像データに基づいて感光体3の表面にレーザ光Lを走査しながら照射して、静電潜像を形成する。この潜像を、現像装置9の現像ローラ9aで現像して、トナー像を形成する。トナーとしては、カラートナーの対応が容易なことから磁性キャリアとともに用いる二成分現像剤が好ましい。このときに、トナー像が形成された感光体3が回転して転写領域に入り、同時期に移動してきた中間転写ベルト25に転写領域で接触する。転写領域では、感光体3上で現像されたトナー像は、転写電界やニップ圧の作用を受けて中間転写ベルト25に転写される。この転写により、中間転写ベルト25上にトナー像が形成される。
感光体3が複数のカラートナー分配設されたタンデム型では、この転写が複数回繰り返されることで、中間転写ベルト25にカラートナー像を形成する。
一方、中間転写ベルト25上のトナー像は、同時期に、給紙ユニット20から1枚ずつ給送された転写紙Sに2次転写領域で、転写電界やニップ圧の作用を受けて転写される。なお、転写紙Sは、図示しない搬送ガイドにガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対22へ搬送され、所定のタイミングでレジストローラ22で2次転写領域に送出される。この転写により、転写紙S上にはフルカラートナー像が形成される。フルカラートナー像が形成された転写紙Sは、定着装置23でトナー像が加熱、加圧されて定着された後、排紙ローラ24によって画像形成装置100の排紙トレイ上に排紙される。
転写前における、感光体3の表面電位は地肌部(白地背景部)で−500V、レーザ光で露光された画像部で−50Vである。−500Vの直流と0.5〜2kVの交流電圧による現像バイアスで負極性のトナーが画像部に現像される。転写領域では、正極性の+400〜450Vの直流と0.5〜2kVの交流電圧による転写バイアスで中間転写ベルト6aにトナー像を転写する。
転写後は、転写電界による影響で、感光体3の表面電位は、地肌部(白地背景部)で−200V、画像部で−10V程度になっている。転写後の感光体3上のトナーは、この−200Vと−10Vによる電界で画像のエッジ部に強く感光体3表面に付着して、クリーニング部材11aや潤滑剤均しブレード13aをすり抜けてしまい、感光体3上にトナーが残留したまま帯電されるために地肌かぶり、白点等の異常画像になる。この感光体3上に残留する電界を、PCL20で光照射することで、トナーのない地肌部の電位を−200Vから0Vにして、−10Vの画像部と電界を形成させ、トナーの感光体3への付着力を減少させて、クリーニング不良の発生を抑える。
転写後の感光体3の表面には転写しきれなかった転写残トナーや上流の画像形成ユニットにより中間転写ベルト25上に形成されたトナーが下流の画像形成ユニットで再び感光体3表面に転写されてしまった逆転写トナーなど残留物が存在している。このまま、潤滑剤供給装置21により感光体3の表面に潤滑剤の供給を行うと残留物の有無により潤滑剤の供給ムラが発生してしまうため、後述するように、本実施形態においては、潤滑剤の供給を行う前にあらかじめクリーニング手段11により感光体3表面の残留物のクリーニングを行う。
このようにして、画像形成が行われる際に、感光体3の表面からトナー像が中間転写ベルト25に転写された後に、感光体3の表面に残存するトナーを感光体3の表面から適切に除去しないと画像形成上不都合が生じる。即ち、感光体3の表面に残存トナーが存在した状態で帯電装置5によって感光体3表面に一様な帯電電圧を印加しても、残存トナーが存在する部分では、感光体表面が一様に帯電されず、適切な露光が行われなくなる。その結果、虫喰い、画像ボケ等の異常画像を発生してしまう。
このような不都合を解消するために、帯電装置5による帯電処理前に、感光体3の表面に残存するトナーを感光体表面から除去する必要があり、感光体3の表面に対接させて感光体3表面から残存トナーを除去するクリーニング装置6が配設されている。このクリーニング装置6としては、従来、感光体3の表面と摺接して感光体3の表面から残存トナーを除去するクリーニングブレード等のクリーニング手段11と、クリーニング手段11によってクリーニングされた感光体3の表面にトナーの離脱を容易にする潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段12及び潤滑剤塗布手段12によって塗布された潤滑剤を感光体3の表面に均す潤滑剤均し手段13が使用されている。
しかしながら、近年、画質向上のため使用される微小球形トナーを使用する場合には、クリーニング手段11による感光体3の表面からの残存トナーの除去が充分でなく、クリーニング手段11を通過したトナーによって、前述のような異常画像が発生する場合があった。
本発明においては、このような問題に対処すべく種々検討の結果、クリーニング手段に交流バイアス電圧を印加してクリーニングを行うと、感光体3の表面からの残存トナーの除去を良好に行うことが可能となり、異常画像の発生を抑制できること究明した。この究明に基づき、さらなる検討の結果、本発明を完成させるに至った。以下、本発明によるクリーニング装置について実施形態に基づいて説明する。
本発明による一実施形態のクリーニング装置においては、図3に示すように、前述のように、現像ローラ9aによって形成されたトナー像が一次転写ローラ29によって中間転写ベルト25上に転写された後に感光体3の表面に残存するトナー等の付着物を除去するクリーニング手段11と、クリーニング手段11によってクリーニングされた感光体3の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段12及び潤滑剤塗布手段12によって塗布された潤滑剤を感光体3の表面上に均す潤滑剤均し手段13とを備えている。
クリーニング手段11は、感光体3の表面と対接して感光体3の表面上に存在する残留物(主にトナー)のクリーニングを行うローラ形状のクリーニング部材11aと、感光体3上の残留物をクリーニングすることでクリーニング部材11aに蓄積した残留物を掻き落とす除去部材11bと、クリーニング部材11aにバイアス印加を行うバイアス印加電源11cから主に構成されている。
本実施形態のクリーニング部材11aは導電性回転軸11a1を中心として回転し、この導電性回転軸11a1上に導電性スポンジ層11a2を形成し、導電性スポンジ層の外周面が感光体3の表面と対接する導電性スポンジローラであるが、これは導電性のゴムローラやブラシローラでも構わない。特に、クリーニング部材11aをスポンジもしくはゴムとすることで、クリーニング部材11aと感光体3の表面との接触部(ニップ)面積を広くとることができクリーニング性能の向上に繋がる。このことにより、クリーニング部材11aと感光体3表面との当接圧を分散することができ、感光体3の表面に与える物理的ストレスを低減できる。
また、クリーニング部材11aは、回転ローラでなく、先端が感光体2の表面と摺接する導電性のゴム、植毛体等からなるブレードやブラシ体等の固定摺接体であっても良い。しかしながら、クリーニング部材11aとして回転ローラを使用するときには、クリーニング部材11aの外周と感光体3の表面との対接状態がほぼ一定となり、感光体3の表面に与える物理的なストレスを低減させることができる。その結果、クリーニング部材11aと感光体3の駆動時のトルクを低減させることができる利点を有する。
本実施形態の除去部材11bは、クリーニング部材11aの外周と摺接するブラシローラで構成されているが、これはフリッカーやブレードでも構わない。除去部材11bにより、クリーニング部材11aで保持されるクリーニングされた感光体3上の付着物をクリーニング部材11aから除去し、付着物の蓄積によるクリーニング部材11aのクリーニング性能の低下を抑制することができる。その結果、クリーニング部材11aの表面は常に清掃されているため、クリーニング部材11aによるクリーニングを長期に渡って安定して行え、高寿命化にも繋がる。
バイアス印加電源11cは、1100Hzの交流周波数で0.5kV〜2kVの交流バイアス電圧をクリーニング部材11aの導電性回転軸11a1に印加する。この交流バイアス電圧の印加に伴って、図4に示すように、クリーニング部材11aは、感光体3上の正又は負に帯電した残留トナーTや他の付着物Fを静電的な力によってクリーニング部材11a上に吸引して効率良く感光体3の表面のクリーニングを実行することができる。このように、潤滑剤塗布前に交流バイアス電圧を印加しながらクリーニングを行うことで、クリーニング部材11aの回転に伴う感光体3の表面からの附着物の掻き取り作用と共に、感光体3の表面上の正帯電又は逆帯電している残留トナー等の付着物を効率良くクリーニング部材11aに引き付け、高いクリーニング性能を発揮することができる。その結果、潤滑剤の供給時には感光体3の表面上の付着物は適切に除去されているので、付着物の有無による潤滑剤の供給ムラを抑制することができる。
この場合、クリーニング部材11aに印加される交流バイアス電圧は、感光体3表面に付着している付着物の極性によって直流バイアス電圧を重畳させ、交流バイアス電圧を正極或いは負極側に偏倚させることができる。
即ち、例えば、負極性に帯電した残留トナーTを感光体3の表面から除去する場合には、図5に示すように、交流バイアス電圧(曲線1)に正の直流バイアス電圧(Vdc)を重畳させると、負に帯電している残留トナーTがクリーニング部材11aの外周に静電気的に吸引され、良好に感光体3の表面から除去可能となる。反対に、正極に帯電したトナーが使用される場合には、図6に示すように、交流バイアス電圧に負の直流バイアス電圧(Vdc)を重畳させて正に帯電している残留トナーTを、クリーニング部材11aの外周に静電気的に吸引して感光体3の表面から除去することができる。
さらに、図7に示すように、重畳される直流バイアス電圧の絶対値|Vdc|としては、交流バイアス電圧(曲線1)の上限ピーク電圧から下限ピーク電圧からの電圧Vppの半分の電圧Vpp/2と等しいかそれより小さい、即ち、Vpp/2≧|Vdc|を満足する直流バイアス電圧を使用することが好ましい。このように、Vpp/2≧|Vdc|を満足する直流バイアス電圧を使用する場合には、クリーニング部材11aは交流バイアスによりプラスとマイナスの両方に帯電されることになり、感光体3の表面上の正帯電/逆帯電している付着物を効率良くクリーニング部材11aに引き付けることができる。さらに、後述するように、直流バイアスが重畳されているため、潤滑剤塗布時に感光体3の表面と潤滑剤の間で静電的な引力が働き、潤滑剤の供給効率を高めることができる。
具体的には、前述の1100Hzの交流周波数で0.5kV〜2kVの交流バイアス電圧に+200Vの直流バイアス電圧を重畳することにより、感光体3を+100V程度に帯電させ、後述する潤滑剤塗布手段12により供給されるマイナスに帯電した潤滑剤の供給効率を高めることができる。このように、クリーニング部材11aに印加する交流(AC)バイアス電圧に、感光体3の表面に塗布する潤滑剤の帯電極性とは逆極性の直流(DC)バイアス電圧を重畳することで、感光体3の表面を潤滑剤の帯電極性と逆極性に帯電させ、潤滑剤塗布時に感光体3の表面と潤滑剤の間で静電的な引力を働かせることで、潤滑剤の供給効率を高めることができる。
ここで潤滑剤塗布手段12は、ケースに収容された固形状潤滑剤12bと、潤滑剤12bに接触して潤滑剤を削り取り感光体3に塗布する潤滑剤塗布部材12aと、潤滑剤12bを潤滑剤塗布部材12aに押しつける加圧スプリング12cから主に構成されている。本実施形態に係る潤滑剤塗布部材12aは、導電正回転軸12a1上に導電性スポンジ層12a2を形成した導電性回転軸12a1を中心として回転する導電性スポンジローラであるが、これは導電性のゴムローラやブラシローラでも構わない。この導電性回転軸12a1を接地するか負の電圧を印加することによって、導電性スポンジローラ12a2によって掻き取られた潤滑剤12bは、負に帯電され、前述のように、クリーニングローラ11aによって帯電された感光体3の表面に静電気的に一様に付着される。潤滑剤12bは直方体状に形成されており、潤滑剤塗布とクリーニング部材11aをすり抜けた付着物をクリーニングする機能を有する潤滑剤塗布部材12aは感光体3の軸方向に延びる形状を有している。潤滑剤12bは、そのほぼ全量を使い切れるように、加圧スプリング12cによって潤滑剤塗布部材12aの外周面に対して押圧、付勢されている。潤滑剤12bは消耗品であるため経時的にその厚みが減少するが、加圧スプリング12cで加圧されているために常時潤滑剤塗布部材12aに当接している。本実施形態における加圧スプリングによる加圧力は300mNである。
潤滑剤12bとしては、脂肪酸金属塩、シリコーンオイル、フッ素系樹脂等が挙げられ、これらは単独または2種類以上を混合して用いることができる。特に、脂肪酸金属塩が好ましい。脂肪酸金属塩としては、脂肪酸としては、直鎖状の炭化水素が好ましく、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等が好ましく、ステアリン酸が一層好ましい。金属としては、リチウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、セリウム、チタン、鉄などが挙げられる。これらの中で、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉄などが好ましく、特に、ステアリン酸亜鉛がもっとも好ましい。ステアリン酸亜鉛は代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有しており、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。この作用が低摩擦係数化に効果があり、せん断力を受けて均一に潤滑剤供給部材から像担持体表面に移行することができる。また、ラメラ結晶の特性として少量の潤滑剤で効果的に像担持体および中間転写体表面を覆うことが出来る。
このように、スポンジローラである潤滑剤塗布部材12aが固体状潤滑剤12bに接触して潤滑剤12bをかき取りながら、感光体3と対向する位置まで搬送/供給する。この時、感光体3表面は+100V程度に均一に帯電されているため、潤滑剤塗布部材12aでかき取られる際にマイナスに帯電した潤滑剤12bは効率よく均一に感光体3表面に供給される。
また、潤滑剤均し手段13は、潤滑剤均しブレード13a、支持部材13b、ブレード加圧スプリング13cを備える。潤滑剤均しブレード13aは、転写後に残留しクリーニング手段11でクリーニングしきれなかった感光体3上のトナーを除去すると共に、潤滑剤塗布手段12によって感光体3上に塗布された潤滑剤12bを均し、薄層化する。潤滑剤均しブレード13aは、支持部材13bに貼着してクリーニング装置6に配設される。支持部材13bは特に限定されないが、金属、プラスチック、セラミック等を用いることができる。
潤滑剤均しブレード13aは、摩擦係数の低い弾性体として、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等のうちウレタンエラストマー、シリコーンエラストマー、フッ素エラストマー等で構成された感光体3の軸方向の全長に亘って感光体3と対接する刃状体とすることができる。潤滑剤均しブレード13aとしては、熱硬化性のウレタン樹脂が好ましく、特に、ウレタンエラストマーが、耐摩耗性、耐オゾン性、耐汚染性の観点から好ましい。エラストマーには、ゴムも含まれる。潤滑剤均しブレード13aは、硬度(JIS―A)が、65〜85度の範囲が好ましい。また、潤滑剤均しブレード13aは、厚さが0.8〜3.0mmで、突き出し量が3〜15mmの範囲にあることが好ましい。さらに、その他の条件として当接圧、当接角度、食い込み量等は適宜決定することができる。
このようにして、感光体3に当接している潤滑剤均しブレード13aで潤滑剤12bが押圧されて感光体3の表面に薄い膜を形成する。この薄膜が感光体3の摩擦係数を低下させる。このとき、感光体3の摩擦係数μを0.4以下にすることが好ましい。この潤滑剤の膜を形成することで、感光体3上のトナーはクリーニングされやすくなり、さらに感光体3表面との付着力も減少していることから円形度が0.94以上の残留トナーであってもクリーニングすることができる。さらに感光体3の摩擦係数を0.4以下にすることで、潤滑剤均しブレード13aとの摩擦が大きくなるのを抑え、潤滑剤均しブレード13aの変形又はめくれを抑えて、トナーが潤滑剤均しブレード13aをすり抜けるのを防止して、クリーニング不良の発生を抑制することができる。さらに0.3以下が一層好ましい。
また、本発明による画像形成装置においては、感光体3、クリーニング装置6とを一体に連結したプロセスカートリッジとすることができる。このようなプロセスカートリッジとすることによって、感光体3及びクリーニング装置6とを画像形成装置100本体から引き出して、感光体3及びクリーニング装置6の修理、交換等を適切かつ簡単におこなうことができる。この場合、感光体3及びクリーニング装置6に帯電装置3、現像装置5を加えた一体構成のプロセスカートリッジとすることもできる。
また、上記実施形態においては、像担持体として感光体3を例示したが、像担持体として、中間転写ベルト25とし、そのクリーニング装置15において、上記実施形態のクリーニング装置を使用することが可能である。
本発明による一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す概略図である。 図1で示す画像形成ユニット2Y、2C、2M、2K中の1個の画像形成ユニット2の概略構成を示す概略図である。 本発明による一実施形態のクリーニング装置の概略構成を示す概略図である。 図3のX部の拡大図で、クリーニング装置の機能を説明する図である。 本発明による一実施形態のクリーニング装置で使用されるバイアス印加電源で印加される電圧の波形図である。 本発明による他の実施形態のクリーニング装置で使用されるバイアス印加電源で印加される電圧の波形図である。 本発明による他の実施形態のクリーニング装置で使用されるバイアス印加電源で印加される電圧の波形図である。
符号の説明
2Y、2C、2M、2K 画像形成ユニット、3、3Y、3C、3M、3K 感光体、4 露光装置、5 帯電装置、6 クリーニング装置、9Y、9C、9M、9K 現像装置、9a 現像ローラ、11 クリーニング手段、11a クリーニング部材、11a1 回転軸、11a2 導電性スポンジ層、11b 除去部材、11c バイアス印加電源、12 潤滑剤塗布手段、12a 潤滑剤塗布部材、12a1 回転軸、12a2 スポンジ層、12b 潤滑剤、12c 加圧スプリング、13 潤滑剤均し手段、13a 潤滑剤均しブレード、13b 支持部材、13c 加圧スプリング

Claims (10)

  1. 表面にトナー画像を形成する像担持体の当該表面と対接して前記トナー像を当該像担持体表面から転写体に転写した後に残存するトナーを当該像担持体表面から除去するクリーニング手段と、当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備えたクリーニング装置において、
    前記クリーニング手段に交流バイアス電圧を印加する交流バイアス電圧印加手段を備えることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1記載のクリーニング装置において、
    前記交流バイアス電圧印加手段は、前記クリーニング手段に印加する交流バイアス電圧に、前記潤滑剤塗布手段によって前記像担持体に塗布される潤滑剤の帯電極性とは逆極性の直流バイアス電圧を重畳させていることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項2記載のクリーニング装置において、
    前記直流バイアス電圧は、当該直流バイアス電圧の絶対値(|Vdc|)がVpp/2 ≧|Vdc|となる直流バイアス電圧であることを特徴とするクリーニング装置。
    但し、前記数式中Vppは、前記交流バイアス電圧の上限ピーク値から下限ピーク値までの電圧を示す。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニング手段は、前記像担持体表面と対接する回転ローラもしくは固定摺接体であることを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項4記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニング手段は、スポンジもしくはゴムで形成されることを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項4又は5記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニング手段は、回転ローラであり、当該回転ローラの外周に像担持体表面から転写付着した残存トナーを当該回転ローラの外周と摺接して当該回転ローラの外周から除去する除去部材を備えることを特徴とするクリーニング装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載のクリーニング装置において、
    前記潤滑剤はステアリン酸亜鉛であることを特徴とするクリーニング装置。
  8. 表面にトナー画像を形成する像担持体と、当該像担持体表面から前記トナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを、当該像担持体表面と対接して当該像担持体表面から除去するクリーニング手段及び当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを有するクリーニング装置とを少なくとも一体に連結したプロセスカートリッジにおいて、
    前記クリーニング装置は、請求項1乃至7のいずれか1項記載のクリーニング装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 表面にトナー画像を形成する像担持体と、当該像担持体表面から前記トナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを、当該像担持体表面と対接して当該像担持体表面から前記トナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを当該像担持体表面から除去するクリーニング手段及び当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を有するクリーニング装置とを備えた画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、請求項1乃至7のいずれか1項記載のクリーニング装置であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 像担持体表面からトナー像を転写体に転写した後に残存するトナーを、当該像担持体の表面にクリーニング部材を対接させて当該像担持体表面から除去するクリーニング工程と、当該クリーニング工程によってクリーニングされた像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布工程とを備えたクリーニング処理方法において、
    前記クリーニング工程において、前記クリーニング部材に交流バイアス電圧を印加しながら前記残存トナーを前記像担持体表面から除去することを特徴とするクリーニング処理方法。
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