JP5309958B2 - カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、カメラに関するものである。
写真をプリントする場合、画像の周囲に白縁を付ける場合がある。従来、その白縁の幅を手動操作によって入力可能とし、プリントする全ての写真に対してその幅の白縁を形成するプリント装置がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−29923号公報
しかし、上記従来技術は、プリント装置において全てのプリントに対して一律に同一幅の縁を決定するものであり、必ずしもユーザの要望通りに白縁が付くものではなかった。
本発明の課題は、ユーザが個々の写真について好みに応じた縁を付けることを可能とすることである。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、任意のプリントサイズを入力可能なプリントサイズ入力手段と、プリント完成状態において撮影画像の周囲に形成する縁幅を入力可能な縁幅入力手段と、前記入力されたプリントサイズで規定される第1の領域から前記縁幅入力手段により入力された前記縁幅を縦横の4辺よりカットして形成される第2の領域内に、前記撮影画像が収まるように、該撮影画像のサイズを調整する画像サイズ調整手段と、前記画像サイズ調整手段により調整された前記撮影画像の周囲に縁が形成された調整画像と、前記画像サイズ調整手段による該調整画像のサイズの調整に用いた調整情報とを保存する保存手段と、を備えること、を特徴とするカメラである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラであって、前記調整画像に対して画像処理を行う画像処理手段を更に備え、前記調整情報は、前記画像サイズ調整手段により前記撮影画像のサイズが調整されたか否かを示すフラグを少なくとも含み、前記画像処理手段は、前記調整画像に対して画像処理を行う場合、前記フラグがオンであり前記撮影画像のサイズが調整されていたことを示すとき、形成された縁部分を除いた前記調整画像に対して画像処理を行うこと、を特徴とするカメラである。
請求項の発明は、請求項1または請求項2に記載のカメラであって、前記撮影画像が前記第2の領域と縦横比において異なり、前記第2の領域と比べて縦または横のいずれか一方の幅が長い画像である場合、前記撮影画像における、縦又は横のいずれか短い他方の幅を前記第2の領域の他方の幅と一致させ、前記撮影画像の前記一方の端部をカットし、前記撮影画像の縦横比を前記第2の領域の縦横比に一致させ、全周において一定幅の縁を生成するか、又は、前記撮影画像の前記一方の幅を前記第2の領域の一方の幅と一致させ、前記他方の側に前記プリントサイズ入力手段により入力された縁幅より大きな縁を形成し、撮影画像の縦横比を保持するか、を選択可能な選択手段をさらに備えること、を特徴とするカメラである。
請求項の発明は、請求項に記載のカメラであって、全周において一定幅の縁を生成する場合、前記撮影画像の前記一方の側の端部を両側より均等にカットすること、を特徴とするカメラである。
請求項の発明は、請求項に記載のカメラであって、前記撮影画像の縦横比を保持する場合、前記他方の側に形成される前記プリントサイズ入力手段により入力された縁幅より大きな縁を、前記他方の側の一方に形成すること、を特徴とするカメラである。
本発明によれば、ユーザの好み通りに縁を形成することができるカメラを提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態を適用した電子カメラ10を背面から見た外観斜視図である。また、図2は、その電子カメラ10のブロック構成図である。図1および図2に示すように、電子カメラ10は、撮像部11と、操作部12と、表示部13と、制御部14と、画像処理部15と、縁付画像生成部16と、画像記録部17と、を備えている。
撮像部11は、図示しないレンズや絞り等の撮像光学系および撮像素子を含む。この撮像部11は、レンズを通って撮像素子に結像した被写体像を、電気信号(撮像データ)に変換して画像処理部に出力するものである。
操作部12は、図示しない電源ボタンおよびレリーズボタンと、十字キー12Aおよび複数の操作ボタン12Bを含む。この操作部12は、使用者によって操作可能で、その操作情報を制御部14に出力する。また、表示部13の液晶パネル13Aに表示される操作画面を十字キー12A等によって操作して各種機能を設定できるようになっている。操作画面は、複数の機能に対応して複数用意されており、メニュー画面から操作画面を切り替えて操作するようになっている。これにより、限られた数の操作ボタン12Bによって多くの機能設定が可能となっている。
表示部13は、電子カメラ10の背面に設けられた液晶パネル13Aを備えている。そして、表示部13は、後述する制御部14によって制御され、シャッター速度、絞りおよび露光補正情報等の、使用者が操作部を介して入力した撮影に係る設定情報や撮像部11によって測定された測光情報を液晶パネル13Aに表示する。また、撮影画像やそのヒストグラムおよび撮影情報等を液晶パネル13Aに表示する。さらに、操作部12の機能を規定する操作画面を液晶パネル13Aに表示する。
制御部14は、マイクロコンピュータ等によって構成されている。そして、操作部12から入力されるシャッターボタンの押圧等の操作情報および設定情報に基づいて、当該電子カメラ10の各部を統合的に制御する。また、制御部14は、表示部13を制御して種々の情報および撮影画像等を液晶パネル13Aに表示させる。制御部14は、これらの各処理を実行するためのプログラムを予め記録している。
画像処理部15は、撮像部11から入力される撮像データに対して、色信号生成、マトリクス変換処理、γ変換処理、補正処理等の各種のデジタル信号処理を行って画像情報を生成する。
縁付画像生成部16は、縁付画像を生成する際に表示部13に白縁自動生成画面を表示させる。縁付画像生成部16は、後述するが、プリントサイズの設定や縁幅の設定が可能となっている。そして、その設定情報に基づいて撮影画像のサイズを調整する画像サイズ調整手段26と、後述する縁生成形態の選択手段25とを含む。この縁付画像生成部16については後に詳述する。
画像記録部17は、着脱可能なリムーバブルメモリ等によって構成されている。そして、画像処理部15によって処理された撮影画像(元画像)および縁付画像生成部16によって形成された縁付画像を記録する。なお、以下の説明において、画像処理部15によって生成されたオリジナルの撮影画像を「元画像」、その元画像に縁付画像生成部16によって縁が生成された画像を「縁付画像」という。
上記構成の電子カメラ10は以下のように動作する。撮影の際に使用者(撮影者)によって操作部12(レリーズボタン)が操作されると、撮像部11により被写体像を撮像する。その撮像部11に撮像された被写体像を電気信号に変換して画像処理部15に出力する。この電気信号から画像処理部15において画像データ(元画像)を形成し、画像記録部17に記録する。表示部13により、種々の設定情報、撮影情報、撮影画像および操作部12の機能を規定する操作画面を液晶パネル13Aに表示させる。そして、電子カメラ10は、後述する縁付画像生成部16によって縁付画像を生成する際には、操作画面の一つである白縁自動生成画面を表示部13に表示させる。縁付画像生成部16への処理情報の設定入力は、操作部12の操作により行う。
次に、縁付画像生成部16について詳細に説明する。縁付画像生成部16は、画像処理部15によって生成されたオリジナルの画像を加工処理して、プリントサイズに対応し、周囲に縁取りが形成された縁付画像を生成する部分である。図3は、表示部13の液晶パネル13Aに表示される縁付画像設定のための操作画面(白縁自動生成画面20)を示す図である。図4〜図7は、縁付画像生成部16による縁付画像生成の概念を説明する図である。図8は、縁付画像生成部16の処理フローを示す。
なお、縁付画像をプリントすると、その最も外周の部分(すなわち縁取り部分)が詳しくは後述するカット率で僅かにカットされ、最終的なプリント上における縁幅は、縁付画像における縁幅より僅かに狭くなる。以下の説明では、縁付画像に生成された縁取り部分を「拡大縁部」と呼称し、最終的なプリント上における「縁」とは区別する。また、本実施の形態は、画像の周囲に白色のいわゆる「白縁」を形成する例である。しかし、縁取りは白色に限るものではなく、任意の色や柄の縁を形成するようにしても良い。
縁付画像生成部16には、処理情報として、プリントサイズ(プリント用紙の大きさ)と、縁幅と、カット率と、縁生成形態とが入力される。縁生成形態は、二種類(後に詳述する)からいずれかを選択するようになっている。
処理情報の入力は、表示部13の液晶パネル13Aに表示される操作画面の一つである図3に示す白縁自動生成画面20から行う。この白縁自動生成画面20は、表示部13の液晶パネル13Aに表示させた画像編集メニュー画面から白縁自動生成を選択して表示させる。
図3に示すように、白縁自動生成画面20は、プリントサイズ設定ダイアログボックス21と、縁幅設定ダイアログボックス22と、プリントサイズ表示ボックス23と、カット率入力ボックス24と、を備えている。また、縁生成形態選択チェックボックス25(25A,25B)を備えている。さらに、処理の開始を指令する実行ボタン26と、取り消し用のキャンセルボタン27とを備えている。
白縁自動生成画面20の、プリントサイズ設定ダイアログボックス21には、予め定められた用紙サイズ(たとえば、Lサイズ,2Lサイズ,ハガキサイズ等)のドロップダウンリストが用意されており、そのリスト中から選択して設定することができるようになっている。また、このプリントサイズ設定ダイアログボックス21へのプリントサイズの設定に連動して、予め記憶されている縦横寸法の数値(mm)がプリントサイズ表示ボックス23に自動的に入力されるようになっている。しかし、同じ2Lプリントと称していてもラボによってこれらの寸法が微妙に異なることがあるため、使用者が自分でプリントサイズ表示ボックス23に数値を入力することも可能となっている。その場合はこの新しい数値を保存値にして、次回に2Lを選択したときはその数値が自動的に入力される。また、縁幅設定ダイアログボックス22には、たとえば1mm単位のドロップダウンリストが用意されており、そのリスト中から選択して設定することができるようになっている。
カット率入力ボックス24には、カット率(%)の数値をマニュアルで入力するようになっている。ここで、カット率とは、撮影画像(元画像)をラボのプリントサービス等でプリントした場合に、プリントされる画像の元画像に対する長さの割合(注:面積比ではない)を%で表したもので、元画像のどれだけの領域が実際にプリントされるかを示す指標である。
すなわち、ラボのプリントサービスでは、元画像がそのまま全部いっぱいにプリントされることはなく、元画像の周囲が僅かにカットされてプリントされる。これは、出力装置の機械的な誤差等で万一ズレが生じても、プリント用紙の紙面全体に確実に画像が形成されるように余裕を持たせているためである。たとえば、Lサイズや2Lサイズでは、元画像の縦横比がプリント用紙と同一である場合でも、縦・横共に元画像(撮影画像)の縦横寸法の通常98%程度がプリントされ、その外側はカットされる(つまりカット率98%程度)。従って、所望の一定幅の縁を画像の周囲に形成するためには、このカット率を考慮した拡大縁部が形成された縁付画像を生成する必要がある。そうでない場合、最終的なプリント上における縁の幅が所望の幅より狭くなってしまうからである。
縁生成形態選択チェックボックス25は、の二種類のチェックボックス25A,25Bを備えており、そのいずれか一方を択一的に選択するようになっている。これら二種類の縁生成形態とは、以下の形態である。
A(チェックボックス25A):プリント用紙の縦横比に合わせるように、元画像の上下または左右のいずれかの両辺を均等にカットして、設定された一定幅で画像の周囲を巡る縁を形成するための縁付画像を生成する。以下、これを「定幅縁生成」という。図3に示す白縁自動生成画面では、「プリンタ縦横比に合わせ込む」と表示される。
B(チェックボックス25B):元画像をカットすることなく、その縦横比を保持して画像の周囲に縁を形成するための縁付画像を形成する。この形態では、プリントの少なくとも一辺の縁幅が設定された幅より広くなる。以下、これを「縦横比優先縁生成」という。図3に示す白縁自動生成画面では、「元画像の縦横比を保持する」と表示される。
このように二種類の縁生成形態からいずれかを選択する必要性は、一般的なデジタルカメラの撮影画像は縦横比が通常4:3または3:2となっていて、これがプリント用紙の縦横比とピッタリとは一致していないことに起因する。つまり、元画像とプリント用紙の縦横比が違うため、元画像そのままでは画像の周囲四辺に一定幅の縁を有するプリントを形成できないからである。
このため、図4に示すように、元画像30の一部をカットして(カット域31)周囲4辺全てに設定幅の縁が生成されたプリント32を形成(定幅縁生成)するか、または、周囲4辺の全てに設定幅の縁を生成せずに元画像の周囲3辺のみに設定幅の縁が生成されたプリント33を形成(縦横比優先縁生成)するか、のいずれかを選択するものである。
次に、縁付画像生成部16における処理内容を、図5を参照して数値例によって説明する。
はじめに、定幅縁生成について説明する。ここでは、サイズ:2Lプリント=177(mm)×126(mm)、カット率:98%、白縁幅:t=3(mm)とする。また、処理前の元画像は、2048×1536(pixel)(縦横比1.33)とする。なお、これらの数値は一例であって、これに限定されるものではない。
縁付画像生成部16は、まず、入力情報に基づいて事前計算を行う。各寸法関係は図5を参照のこと。図中、Wi×Hiは縁付画像のサイズ,Wp×Hpはプリント用紙のサイズ,Wo×Hoはプリントにおける縁を除いた画像領域のサイズである。
仕上がりプリント(プリント用紙)の外形は、
Wp×Hp=177(mm)×126(mm)
これに対して、仕上がりプリントで周囲に3(mm)の白縁をつけるためには、
Wo=Wp−2t=177−2×3=171(mm)
Ho=Hp−2t=126−2×3=120(mm)
従って、プリント外形から白縁分を減じた画像領域は、
Wo×Ho=171(mm)×120(mm)。
画像領域の縦横比は、
Wo÷Ho=171÷120=1.425
となる。
次に、WiとHiを求めるには、カット率を考慮する。カット率=98%であるため、
Wi=Wp÷0.98=180.61(mm)
Hi=Hp÷Hi=128.57(mm)
上記から、完成プリント状態でt=3(mm)の白縁を付けるには以下の手順による。
まず、画像の縦横比を1.425に調整する。
拡大縁部の追加は、
横方向は、画像領域幅:Wo=171(mm)に対して、拡大縁部をつけた幅が
Wi=180.61(mm)
であるため、画像に対して
Wi÷Wo=1.056倍
となるように左右均等に拡大縁部を追加すればよい。
縦方向は、画像領域幅:Ho=120(mm)に対し拡大縁部をつけた幅が
Hi=128.57(mm)
であるため、画像に対して
Hi÷Ho=1.071倍
となるように上下均等に拡大縁部を追加すればよい。
次に、上記のごとく算出された数値に基づく定幅縁生成の、元画像に対する (pixel)単位での具体的な加工について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、まず、縦横比を調整し、縦横比整合画像(B)を生成する。
すなわち、2048×1536(pixel)(縦横比1.33)である元画像(A)を、縦横比1.425の横長の画像領域に合致させるために、横方向を基準として(横方向は変化させずに)上下をカットして2048×1437(pixel)の縦横比整合画像(B)を生成する。
この縦横比整合画像(B)に対して、その周囲に拡大縁部Fiを追加し、縁付画像(C)とする。
拡大縁部Fiの追加は、
横方向は、
2048×1.056=2162(pixel)
となるように左右均等に拡大縁部Fiを追加する。
縦方向は、
1437×1.071=1539(pixel)
となるように上下均等に拡大縁部Fiを追加する。
この画素数(pixel)計算において小数点端数が出た場合には、整数にすることが必要となる。その際、縦方向の上と下,横方向の左と右がそれぞれ均等となるように、元画像の画素数が偶数なら計算結果も偶数に、元画像の画素数が奇数なら計算結果も奇数となるように微調整することが望ましい。
このようにして拡大縁部Fiを追加した縁付画像(C)をラボで2Lサイズにプリントすることで、周囲に所望の幅(3mm)の白縁が形成されたプリントを得ることができる。
つづいて、図7に説明図を示す縦横比優先縁生成の場合について説明する。各設定値は、前述の定幅縁生成の場合と同一とする。
縦横比優先縁生成では、元画像(A)に余白画像Fbを追加して先のWo/Ho=1.425と等しい縦横比の中間画像(B)を生成し、この中間画像(B)に対してさらに白縁を形成するための白画像を追加して縦横比優先縁付画像(C)を得る。
すなわち、元画像(A)は2048×1536(pixel)(縦横比1.33)であるため、
1536×1.425=2189(pixel)
であり、画面右側端部に白色の余白画像Fbを追加して2189×1536(pixel)の中間画像(B)を生成する。
この中間画像(B)に対して、さらに、横方向は2189×1.056=2311(pixel)となるように左右均等に、縦方向は1536×1.071=1644(pixel)となるように上下均等に拡大縁部Fiを追加して、縦横比優先縁付画像(C)を生成する。
その結果、縦横比優先縁付画像(C)の右側端縁には、余白画像Fbに拡大縁部Fiを加えた幅の縁が生成される。
このようにして拡大縁部Fiを追加した縁付画像(C)をラボで2Lプリントすることで、元画像(A)全体がカットされることなく入り、右辺側に余白がつき、他の3辺は所望の幅(3(mm))の白縁のついたプリントを得ることができる。なお、ここでは縦横比を吸収するための余白(余白画像Fb)を右側端に生成した。これは裁断器で余白を切り落として4辺均等な白縁とする場合を考え、切り落とされる部分が右側にあった方が裁断しやすいためである。しかしこれに限らず、左側に余白を生成したり、左右均等に余白を生成しても良い。
図8は、上記の縁付画像生成部16による処理フローである。この処理フローに従って、縁付画像生成処理時に処理の流れを説明する。
まず、使用者によって、表示部13の液晶パネル13Aに操作画面のメニューが呼び出され、画像編集メニュー画面から白縁自動生成が選択される(S01)と、白縁自動生成画面20が表示される。
使用者により白縁自動生成画面20のダイアログボックス21からプリントサイズが入力され、カット率の入力ボックス24にカット率が入力される(S02)。
縁付画像生成部16は、設定された数値が適切か否かを判断し(S03)、不適切な場合には修正を促す。不適切な場合には、使用者によって修正値を入力される(S04)。
次いで、使用者により、縁幅設定のダイアログボックス22から縁幅が入力される(S05)と共に、縁生成形態の選択チェックボックス25(25A,25B)から縁生成形態が選択され(S06)、実行ボタン26がクリックされる(S07)。
これを受けて縁付画像生成部16は、縁生成形態の選択が、定幅縁生成と縦横比優先生成のいずれであるかを判断する(S08)。
ステップ(S08)の判断で、定幅縁生成である「プリンタ縦横比に合わせ込む」が選択されている場合には、元画像の縦横比とプリント外形から白縁分を減じた画像領域の縦横比が等しいか否かを判断する(S09)。
ステップ(S09)の判断の結果、等しい場合には、画像周囲に白部分を追加する(S13)。等しくない場合には、元画像の上下または左右を等しくなるように均等にカットし(S10)、画像周囲に拡大縁部を生成する(S13)。
一方、ステップ(S08)の判断で、「プリンタ縦横比に合わせ込む」が選択されていない場合(すなわち縦横比優先縁生成である「元画像の縦横比を保持する」が選択されている場合)には、元画像の縦横比とプリント外形から白縁分を減じた画像領域の縦横比が等しいか否かを判断する(S11)。
ステップ(S11)の判断の結果、等しい場合には、画像周囲に拡大縁部を追加する(S13)。等しくない場合には、等しくなるように元画像の上または右に余白を追加した中間画像を生成し、(S12)、さらに中間画像の周囲に拡大縁部を追加生成する(S13)。
ここで、上記のごとく縁付画像生成部16によって生成された縁付画像は、制御部14の制御によって元画像と異なる名称で画像記録部17に記録される。その際、制御部14は、縁付画像に白縁自動生成処理が行われたことを示すフラグを立て、さらに、画像の四隅(追加した拡大縁部の部分の内側の角)の(pixel)座標を同時に記憶させる。これにより、白縁自動生成処理を行った後に画像処理を行うことにより拡大縁部に生ずる不具合を防ぐようになっている。
すなわち、白縁自動生成処理が行われた縁付画像に対してレベル補正・明るさ/コントラスト調整・色補正などの処理を行うと、周囲に生成された拡大縁部が処理に影響を与えてレベル補正が適正でなくなったり、逆に拡大縁部が影響を受けて色かぶりを生ずる等の虞がある。このため、白縁自動生成処理を行った後の画像処理は、画像部分のみに対して行われるように限定する。つまり、画像処理部15によって画像処理を行う際に、白縁自動生成処理が行われた画像であることを識別し、さらに、その拡大縁部を除いた画像部分のみに画像処理を行うことができるようになっているものである。
図9は、白縁自動生成処理が行われた縁付画像に対する、画像処理部15における画像処理の一例としてのレベル補正の処理フローを示す。この処理フローに従って、レベル補正時における使用者による操作および処理の流れを説明する。
まず、使用者が、画像処理を行う画像編集メニュー画面を表示部13に表示させて、そこからレベル補正を選択する(S21)。
画像処理部15は、その画像の白縁自動生成履歴をフラグによって判断し(S22)。白縁自動生成履歴がないと判断した場合には、その画像全体を選択する。
ステップ(S22)で白縁自動生成履歴がある場合には、座標設定された拡大縁部の内側の画像部分のみを選択する(S23)。
その後、使用者は、レベル補正の各設定を行い(S24)、実行を指示する(S25)。
画像処理部15は、設定に基づいてレベル補正を行う(S26)。レベル補正終了後、白縁自動生成履歴がある場合の画像部分の選択を解除する(S27)。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)面倒な計算や操作を要することなく、そのままプリントすることで所望の幅の縁のあるプリントを作成することのできる縁付画像を生成することができる。
(2)白縁自動生成装を電子カメラに実装してカメラ内画像処理の一つとして行なわせる構成であるため、パソコン等によって画像処理することなしに直接ラボに依頼するのみで、所望の幅の白縁のついたプリントを得ることができる。
(3)元画像の上下または左右を適切にカットすることで画像の縦横比をプリントに合わせこんでプリントサイズ全体を使うか、または、元画像をカットすることなく右または下に余白を付ける、のいずれかを選択できるので、元画像を希望する形でプリントすることができる。
(4)白縁自動生成の後で、レベル補正・明るさ/コントラスト調整・色補正などの画像処理を行なっても、これらを適切に行なえるだけでなく、白縁は白のままで保持される。
(5)通常一般のラボの縁なしプリントでは、元画像の周囲が僅かにカットされる(実際にプリントされるのは96〜98%程度)が、白縁を付けることで、ラボでのプリントの際に元画像の周囲が不所望にカットされることなく、元画像全体をプリントすることができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、元画像の縦横比をプリント縦横比に合わせ込むために、実施例では画像の上下または左右の一部をカットするようにしたが、主要被写体が含まれる画像の中心部以外の周辺部を、倍率を変化させながら拡大あるいは縮小を行って、元画像の縦横比をプリント縦横比に合わせ込むように構成しても良い。
(2)また、本実施形態は、画像の周囲に白縁を形成した。しかし、縁部分は、白色に限らず、希望の色やパターンをつけるようにしても良い。
なお、実施形態および変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
本発明の実施の形態を適用した電子カメラの外観斜視図である。 電子カメラのブロック構成図である。 縁付画像設定のための白縁自動生成画面を示す図である。 二種類の縁付画像生成の概念を説明する図である。 縁付画像生成の概念を説明する図である。 等幅縁生成による縁付画像生成の概念説明図である。 縦横比優先縁生成による縁付画像生成の概念説明図である。 縁付画像生成部の処理フローを示す図である。 縁付画像に対するレベル補正の処理フローを示す図である。
符号の説明
10:電子カメラ、12:操作部、15:画像処理部、16:縁付画像生成部、17:画像記録部、21:プリントサイズ設定ダイアログボックス、22:縁幅設定ダイアログボックス、23:プリントサイズ表示ボックス、25(25A,25B):縁生成形態選択チェックボックス

Claims (5)

  1. 任意のプリントサイズを入力可能なプリントサイズ入力手段と、
    プリント完成状態において撮影画像の周囲に形成する縁幅を入力可能な縁幅入力手段と、
    前記入力されたプリントサイズで規定される第1の領域から前記縁幅入力手段により入力された前記縁幅を縦横の4辺よりカットして形成される第2の領域内に、前記撮影画像が収まるように、該撮影画像のサイズを調整する画像サイズ調整手段と、
    前記画像サイズ調整手段により調整された前記撮影画像の周囲に縁が形成された調整画像と、前記画像サイズ調整手段による該調整画像のサイズの調整に用いた調整情報とを保存する保存手段と、
    を備えること、を特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラであって、
    前記調整画像に対して画像処理を行う画像処理手段を更に備え、
    前記調整情報は、前記画像サイズ調整手段により前記撮影画像のサイズが調整されたか否かを示すフラグを少なくとも含み、
    前記画像処理手段は、前記調整画像に対して画像処理を行う場合、前記フラグがオンであり前記撮影画像のサイズが調整されていたことを示すとき、形成された縁部分を除いた前記調整画像に対して画像処理を行うこと、
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカメラであって、
    前記撮影画像が前記第2の領域と縦横比において異なり、前記第2の領域と比べて縦または横のいずれか一方の幅が長い画像である場合、
    前記撮影画像における、縦又は横のいずれか短い他方の幅を前記第2の領域の他方の幅と一致させ、前記撮影画像の前記一方の端部をカットし、前記撮影画像の縦横比を前記第2の領域の縦横比に一致させ、全周において一定幅の縁を生成するか、又は、
    前記撮影画像の前記一方の幅を前記第2の領域の一方の幅と一致させ、前記他方の側に前記プリントサイズ入力手段により入力された縁幅より大きな縁を形成し、撮影画像の縦横比を保持するか、を選択可能な選択手段をさらに備えること、
    を特徴とするカメラ。
  4. 請求項に記載のカメラであって、
    全周において一定幅の縁を生成する場合、前記撮影画像の前記一方の側の端部を両側より均等にカットすること、
    を特徴とするカメラ。
  5. 請求項に記載のカメラであって、
    前記撮影画像の縦横比を保持する場合、前記他方の側に形成される前記プリントサイズ入力手段により入力された縁幅より大きな縁を、前記他方の側の一方に形成すること、
    を特徴とするカメラ。
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