JP5309884B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

この発明は、旋盤等の工作機械に関し、特に加工前および加工済みワークを載せるワーク載置台と加工時にワークを支持する主軸との間でワークの受渡しを効率良く行わせる技術に関する。
従来、旋盤では、素材ワークの主軸への取付けおよび加工済みワークの主軸からの取外しを作業者が直接手で行うタイプが主流である。これに対し、加工終了時に主軸に残ったワークの残材を機外に排出する残材排出装置を設けた旋盤が提案されている(例えば特許文献1)。しかし、特許文献1のものは、ワークの着脱は作業者が直接手で行うようになっている。
上記のようにワークの着脱を作業者が行うのは、作業性を向上させることが難しく、しかも作業者毎にワークの取付け精度および着脱時間のばらつきが生じるという問題がある。この問題に対してはワークの着脱を自動で行わせることが有効であり、自動化に関する各種提案がなされている。例えば、特許文献2に記載の旋盤は、主軸に支持されたワークおよび刃物台の位置する空間である加工空間にワークを出入りさせるワーク搬入装置およびワーク搬出装置を設け、前記加工空間内で主軸が移動することにより、ワーク搬入装置から素材ワークを主軸が受け取り、かつ主軸が加工済みワークをワーク搬入装置に渡すように構成されている。
この構成であれば、ワーク搬入装置およびワーク搬出装置による加工空間へのワークの出入りと、加工空間内での主軸の移動とで、ワークの着脱を自動で行うことができ、ワークの取付け精度および着脱時間のばらつきを排除できる。また、ワーク搬入装置およびワーク搬出装置の動作と、主軸の移動とが並行して行えるため、ワークの搬入、搬出に要する時間を短縮でき、作業性を向上させられる。
実開平6−69803号公報 特開2006−102910号公報
特許文献2の旋盤は、比較的小さなワークを対象としたものであるため、主軸でワークを把持して搬送することができるが、長尺なワークを主軸で搬送することは難しい。仮に主軸でワークを搬送することができたとしても、長尺なワークの場合、ワークの両端を主軸と心押し台とで支持する必要があるため、主軸が移動する構成であると心押し台による心出しが困難である。
この発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、長尺なワークであっても主軸への着脱が自動で行える旋盤等の工作機械を提供することを目的としている。
この発明の他の目的は、主軸に対してワークの受渡しを行うワーク中継装置を移動させる機構を別途に設けなくて済むようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、加工空間内の主軸に対して加工空間の外に載置されたワークを着脱できるようにすることである。
この発明の工作機械は、ベッドと、このベッドに設置されて主軸を支持する主軸台と、前記ベッドに移動可能に設置され前記主軸に支持されたワークを加工する一対の刃物台と、ワークを置くワーク載置台装置と、前記各刃物台に設置されそれぞれワークを把持可能であり、前記刃物台の移動によって前記ワーク載置台装置と前記主軸との間でワークの受渡しを行うワーク中継装置とを備える。
この構成によれば、ワーク中継装置によりワーク載置台装置と主軸間でワークの受渡しを行うことで、主軸を移動させずに主軸に対しワークを着脱することができる。主軸を移動させないため、長尺なワークを主軸と心押し台とで支持させる場合に、心押し台によるワークの心出しが容易である。このように、ワークを自動で主軸に着脱することにより、作業性を向上させられると共に、ワークの取付け精度および着脱時間のばらつきを排除できる。
記ワーク中継装置は、前記刃物台を移動させる刃物台移動機構により、この刃物台と共に、前記主軸の軸心方向および前記主軸軸心と直交する方向への直線移動が可能、かつ前記刃物台を旋回させる刃物台旋回機構により、この刃物台と共に、前記主軸軸心と平行な旋回軸心回りの旋回が可能である
ワーク中継装置が移動および旋回可能であるため、ワーク中継装置により、ワーク載置台装置と主軸との間でワークの受渡しを確実に行える。刃物台を移動させる刃物台移動機構によりワーク中継装置を移動させ、かつ刃物台を旋回させる刃物台旋回機構によりワーク中継装置を旋回させるため、ワーク中継装置のための移動機構および旋回機構を別途設ける必要がなく、構成を簡略にできる。
前記主軸に支持されたワークおよび前記刃物台の位置する空間である加工空間とその前方の外部空間とが、機体カバーの前面カバー部で仕切られ、この前面カバーに設けられた開口を開閉自在なシャッタがあり、
記ワーク載置台装置は、ワークを載せるワーク載置台と、前記シャッタが設けられた前記開口から前記加工空間の内外に前記ワーク載置台を出入りさせる内外位置切換機構とを有し、前記ワーク中継装置は、前記ワーク載置台が前記加工空間内に位置する状態でこのワーク載置台と前記主軸との間でワークの受渡しを行うものとする
この構成であれば、ワーク載置台装置のワーク載置台が加工空間に出入りし、ワーク中継装置により、加工空間に位置するワーク載置台と主軸との間でワークの受渡しを行うため、ワーク中継装置の移動が加工空間内だけで済む。そのため、刃物台を移動させる刃物台移動機構だけで、ワーク中継装置を移動させることができる。
次の参考提案例は、長尺なワークであっても主軸への着脱が自動で行うことができ、作業者が移動せずに素材ワークの供給と加工済みワークの排出とを行える旋盤等の工作機械を提供することを目的としている。
この参考提案例の他の目的は、ワーク載置台装置と主軸間のワークの受渡しを効率良く行えるようにすることである。
この参考提案例のさらに他の目的は、ワーク中継装置を移動させる機構を別途に設けなくて済むようにすることである。
この参考提案例における工作機械は、工作機械本体と、この工作機械本体にワークを搬入出するワーク搬入出装置を備える。前記ワーク搬入出装置は、前記工作機械本体の前部に上下に並べて設けられた搬入側ワーク載置台装置および搬出側ワーク載置台からなり、これら両ワーク載置台装置は、それぞれ、ワークの長手方向を左右にしてワークを置くことのできるワーク載置台と、このワーク載置台を工作機械本体の内外に出入りさせる内外位置切換機構とを有し、前記工作機械本体は、ベッドと、このベッドの左右方向である長手方向一側部に配置され、左右方向に長いワークの一端部を支持可能な主軸を有する主軸台と、前記主軸に支持されたワークを加工する刃物台と、工作機械本体内で前記搬入側ワーク載置台装置のワーク載置台から素材ワークを受け取ってそれを前記主軸に渡し、かつ前記主軸から加工済みワークを受け取ってそれを工作機械本体内に位置する前記搬出側ワーク載置台装置のワーク載置台に渡すワーク中継装置とを備える。
この構成によれば、ワーク搬入出装置として上下に並べて設けられた搬入側ワーク載置台装置および搬出側ワーク載置台を備え、ワーク中継装置により、搬入側ワーク載置台装置と主軸との間で素材ワークの受渡しを行い、主軸と搬出側ワーク載置台装置との間で加工済みワークの受渡しを行う。それにより、主軸を移動させずに主軸に対しワークを着脱することができる。主軸を移動させないため、長尺なワークを主軸と心押し台とで支持させる場合に、心押し台によるワークの心出しが容易である。このように、ワークを自動で主軸に着脱することにより、作業性を向上させられると共に、ワークの取付け精度および着脱時間のばらつきを排除できる。また、搬入側ワーク載置台装置および搬出側ワーク載置台が上下に並べて設けられているため、搬入側ワーク載置台装置に対する素材ワークの供給、および搬出側ワーク載置台からの加工済みワークの排出を、作業者が移動せずに行える。
この参考提案例において、前記ワーク中継装置が、前記搬入側ワーク載置台装置および搬出側ワーク載置台装置に対応する上下位置にそれぞれ個別に設けられているのが良い。 搬入側ワーク載置台装置および搬出側ワーク載置台装置に対応してワーク中継装置が設けられていれば、搬入側ワーク載置台装置と主軸との間での素材ワークの受渡し、および、主軸と搬出側ワーク載置台装置との間での加工済みワークの受渡しを並行して行えるため、ワークの搬入、搬出に要する時間を短縮できる。
この参考提案例において、前記ワーク中継装置を前記刃物台に設けてもよい。
ワーク中継装置を刃物台に設ければ、刃物台を移動させる刃物台移動機構を用いてワーク中継装置を移動させることができる。そのため、ワーク中継装置のための移動機構を別途設ける必要がなく、構成を簡略にできる。
この発明の工作機械は、ベッドと、このベッドに設置されて主軸を支持する主軸台と、前記ベッドに移動可能に設置され前記主軸に支持されたワークを加工する一対の刃物台と、ワークを置くワーク載置台装置と、前記各刃物台に設置されそれぞれワークを把持可能であり、前記刃物台の移動によって前記ワーク載置台装置と前記主軸との間でワークの受渡しを行うワーク中継装置とを備えるため、長尺なワークであっても主軸への着脱が自動で行える。
記ワーク中継装置が、前記刃物台を移動させる刃物台移動機構により、この刃物台と共に、前記主軸の軸心方向および前記主軸軸心と直交する方向への直線移動が可能、かつ前記刃物台を旋回させる刃物台旋回機構により、この刃物台と共に、前記主軸軸心と平行な旋回軸心回りの旋回移動が可能であるため、主軸に対してワークの受渡しを行うワーク中継装置を移動および旋回させる機構を別途に設けなくて済む。
前記主軸に支持されたワークおよび前記刃物台の位置する空間である加工空間とその前方の外部空間とが、機体カバーの前面カバー部で仕切られ、この前面カバーに設けられた開口を開閉自在なシャッタがあり、前記ワーク載置台装置が、ワークを載せるワーク載置台と、前記主軸に支持されたワークおよび前記刃物台の位置する空間である加工空間の内外に前記ワーク載置台を出入りさせる内外位置切換機構とを有し、前記ワーク中継装置は、前記ワーク載置台が前記加工空間内に位置する状態でこのワーク載置台と前記主軸との間でワークの受渡しを行うため、加工空間内の主軸に対して加工空間の外に載置されたワークを着脱できる。
前記参考提案例の工作機械は、工作機械本体と、この工作機械本体にワークを搬入出するワーク搬入出装置を備えた工作機械であって、前記ワーク搬入出装置は、前記工作機械本体の前部に上下に並べて設けられた搬入側ワーク載置台装置および搬出側ワーク載置台からなり、これら両ワーク載置台装置は、それぞれ、ワークの長手方向を左右にしてワークを置くことのできるワーク載置台と、このワーク載置台を工作機械本体の内外に出入りさせる内外位置切換機構とを有し、前記工作機械本体は、ベッドと、このベッドの左右方向である長手方向一側部に配置され、左右方向に長いワークの一端部を支持可能な主軸を有する主軸台と、前記主軸に支持されたワークを加工する刃物台と、工作機械本体内で前記搬入側ワーク載置台装置のワーク載置台から素材ワークを受け取ってそれを前記主軸に渡し、かつ前記主軸から加工済みワークを受け取ってそれを工作機械本体内に位置する前記搬出側ワーク載置台装置のワーク載置台に渡すワーク中継装置とを備えるため、長尺なワークであっても主軸への着脱が自動で行うことができ、作業者が移動せずに素材ワークの供給と加工済みワークの排出とを行える。
この参考提案例において、前記ワーク中継装置が、前記搬入側ワーク載置台装置および搬出側ワーク載置台装置に対応する上下位置にそれぞれ個別に設けられている場合は、ワーク載置台装置と主軸間のワークの受渡しを効率良く行える。
この参考提案例において、前記ワーク中継装置を前記刃物台に設けた場合は、ワーク中継装置を移動させる機構を別途に設けなくて済む。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この実施形態の工作機械は、長尺なワークの加工に適した旋盤である。図1〜図4において、旋盤である工作機械1は、工作機械本体2と、この工作機械本体2にワークWを搬入出するワーク搬入出装置3と、工作機械本体2の背面に設置された制御盤4と、正面に設置された操作盤5とを備える。上記ワーク搬入出装置3は、工作機械本体2の前部に上下に並べて設けられた搬入側ワーク載置台装置3Aおよび搬出側ワーク載置台装置3Bからなる。
工作機械本体2は、ベッド6と、このベッド6の左右方向である長手方向一側部に配置された主軸台7と、この主軸台7に左右方向に対向して配置された心押し台8と、これら主軸台7および心押し台8の上方と下方とにそれぞれ配置された上下一対の刃物台9A,9Bとを備える。これら主軸台7、心押し台8、および刃物台9A,9Bは、工作機械本体2の前部に位置する加工空間Sに設けられている。加工空間Sとその前方の外部空間とは、工作機械本体2を覆う略直方体をした機体カバー11の前面カバー部11aによって仕切られている。この前面カバー部11aの左右中央部には、左右にスライド自在なスライドドア12が設けられている。
主軸台7には、左右方向に延びる水平な主軸13が回転自在に支持されている。そして、主軸13の心押し台8に対向する側の端部に、ワークWの一端を把持することのできる主軸チャック14が設けられている。主軸モータ15の回転がベルト伝動機構16を介して主軸13に伝達されて、主軸13が回転する。
心押し台8は、主軸13に向かって突出し先端が円すい状に尖った心押し軸18を有する。心押し台8は、ベッド6に設けた左右案内19により左右に移動自在に支持され、進退機構(図示せず)により主軸13に対して進退可能とされている。
刃物台9A,9Bは共に、それぞれの刃物台支持体21に対し主軸軸心O1と平行な旋回軸心O2回りに旋回可能なタレット刃物台である。刃物台9A,9Bの周面には、ワークWに対して切削加工を施すバイトや回転工具等の工具22が複数取付けられている。また、刃物台9A,9Bの端面には、ワーク中継装置としてのタレットチャック23が取付けられている。タレットチャック23は、開閉式の爪23aにより長尺なワークの中間部を把持することが可能である。刃物台9A,9Bを旋回させる刃物台旋回機構24は、刃物台支持体21に内蔵されている。刃物台旋回機構24(図5)については後で説明する。
刃物台9A,9Bおよび刃物台支持体21は、刃物台移動機構25により、前記主軸軸心O1の方向(左右方向)および主軸軸心O1と直交する方向(上下方向)への直線移動が可能である。刃物台移動機構25は、ベッド6に設けた左右案内26に沿って左右送り台27を左右移動自在に支持し、この左右送り台27に設けた上下案内28に沿って刃物台支持体21を上下移動自在に支持してなり、この刃物台支持体21に、上記のように刃物台9A,9Bが旋回可能に支持されている。
図5は刃物台支持体21の内部構造を示す。ここでは、上側の刃物台9Aを支持する刃物台支持体21を示すが、下側の刃物台9B用のものも同じ構造である。
刃物台9Aは、その基端部が、刃物台支持体21のハウジング31に転がり軸受32を介して回転自在に支持されている。刃物台9Aの基端部の外周には従動ギア33が形成されており、この従動ギア33に、伝動軸34の一端に形成された駆動ギア35が噛み合っている。伝動軸34は、ハウジング31に転がり軸受36を介して回転自在に支持されている。伝動軸34の他端には内歯ギア37が一体回転するように取付けられ、この内歯ギア37に、刃物台旋回モータ38の出力軸38aに取付けたピニオン39が噛み合っている。これらで刃物台旋回機構24が構成され、刃物台旋回モータ38を回転駆動させると、その回転がピニオン39、内歯ギア37、伝動軸34、駆動ギア35、従動ギア33の順に伝達されて、刃物台9Aが旋回する。それにより、工具22の割出しおよびタレットチャック23の角度決めが行われる。
ハウジング31内には、刃物台9Aの旋回を許容しないクランプ状態と、旋回を許容するアンクランプ状態とに切り換えるクランプ・アンクランプ機構41が設けられている。このクランプ・アンクランプ機構41は、刃物台9Aの旋回軸心O2と同心で旋回軸心O2に沿って移動自在な筒軸42を備える。筒軸42の外周にはクランプ体43が一体に設けられ、このクランプ体43の軸心と垂直な面上に移動クランプ歯44が形成されている。対して、刃物台9Aおよびハウジング31には、前記移動クランプ歯44に軸方向に対向する固定クランプ歯45,46がそれぞれ形成されている。筒軸42を刃物台9Aから遠ざけると、移動クランプ歯44が固定クランプ歯45,46と噛み合ってクランプ状態となり、筒軸42を刃物台9Aに近づけると、移動クランプ爪44と固定クランプ爪45,46の噛み合いが解除されてアンクランプ状態となる。
上記筒軸42の移動は、油圧等の流体圧で行われる。すなわち、筒軸42は大径となったピストン部42aを有し、このピストン部42aがハウジング31のシリンダ室47に摺動自在に嵌合しており、ピストン部42aの両側のシリンダ室内に流体流路48,49より油等の流体を出し入れすることにより、筒軸42を移動させる。
また、ハウジング31および刃物台9A内には、タレットチャック23を開閉させるためのエア配管51,52が設けられている。これらエア配管51,52は、タレットチャック本体23bに設けた機械部分53と共に、タレットチャック駆動機構54を構成している。
図6の拡大図に示すように、エア配管51,52は二重パイプで構成されている。二重パイプの軸心は、刃物台9Aの旋回軸心O2と同一線上に位置する。例えば、内周側パイプ部が、爪23aを閉じる側すなわちワーク把持側へ駆動するエアを供給する把持用エア配管51であり、外周側パイプ部が、爪23aを開く側すなわちワーク開放側へ駆動するエアを供給する開放用エア配管52である。外部からエア流路55,56によりエアがエア配管51,52の基端に供給され、エア配管51,52の先端から刃物台9A内のエア流路57,58を通ってタレットチャック23にエアが送られる。そして、送られてきたエアにより前記機械部分53が作動して、爪23aが開閉する。
前記刃物台旋回モータ38は、ハウジング31から後方に突出させて設けられている。加工空間S内の飛散したクーラントが刃物台旋回モータ38やハウジング31から露出した他の駆動部(図示せず)にかかるのを防ぐため、刃物台旋回モータ38等を覆う駆動部カバー61がハウジング31の基端面に結合して設けられている。ハウジング31と駆動部カバー61の結合部にはニトリルゴム等からなるシール材62を介在させてあるが、この結合部からのクーラントの浸入を完全に防ぐことは難しい。そこで、駆動部カバー61の底部に、浸入したクーラントを外部に排出する水抜き孔63が設けられている。
図7に示すように、水抜き孔63には、駆動部カバーへ61内への水の逆浸入を防止するラビリンス64が設けられている。ラビリンス64は、水抜き孔63に続く水の通路65に設けられたものであり、水抜き孔63から落下する水を受け、水抜き孔63から水平にずれて位置する第1の排水口66より水を下方に流す第1の受け片64aと、前記第1の排水口66から落下する水を受け、水抜き孔63から水平にずれて位置する第2の排水口67より水を下方または外部に流す第2の受け片64bとを有する。このラビリンス64によれば、水抜き孔63の直下が第1および第2の受け片64a,64bにより二重に遮断されているため、外部から水が水抜き孔63を通って駆動部カバー61内へ浸入することを効果的に防ぐことができる。
図7のラビリンス64は、第2の排水口67が水平に向いているが、図23に示すラビリンス64のように、第2の排水口67を下向きに設けてもよい。第2の排水口67が下向きであると、水平方向からの水の逆浸入を防ぐ効果が高い。
また、図24のように、水抜き孔63およびそれに続く水の通路に、水の排出は行うが水の逆浸入を阻害する栓材68を設けて、これをラビリンスとしてもよい。栓材68としては、例えば多孔質の焼結金属を用いることができる。
図4に示すように、ベッド6の下部には、床面Fから浮き上がり状態でクーラントタンク71が取付けられている。クーラントタンク71は、ベッド6の前端から後端まで延び、さらにベッド6の後方に突出している。クーラントタンク71の後端には、内部のクーラントを循環させる循環用モータ72が設けられている。前記加工空間Sに面するクーラントタンク71の上面部は開放され、その開放部分にクーラント排出案内部材73が設けられている。クーラント排出案内部材73は、加工空間Sで使用されたクーラントおよび切削加工により発生した切粉を集めてクーラントタンク71内へ導く。
クーラントタンク71の内部には、チップコンベア74が設けられている。チップコンベア74は、クーラントを通過して切粉の通過を阻止する網または孔付きベルト等からなる無端のコンベア回動体75を、ローラなどのガイド76を介して回動自在に設けたものである。コンベア回動体75は、チップコンベア74の後端に設けられたコンベア駆動モータ77により回動駆動される。チップコンベア74は、ベッド6から後方に突出した部分が上方に傾斜する傾斜部74aとされ、傾斜部74aの上端からコンベア回動体75の切粉を外部に排出する。クーラント排出案内部材73から落下してきたクーラントは、コンベア回動体75を通過して、クーラントタンク71に貯えられる。
搬入側ワーク載置台装置3Aおよび搬出側ワーク載置台装置3Bは同じ構成であって、それぞれ前記スライドドア12に設けられている。図8および図9に示すように、各ワーク載置台装置3A,3Bは、ワークを載せるワーク載置台81と、このワーク載置台81を加工空間Sの内外に出入りさせる内外位置切換機構82とを有する。加工空間Sへのワーク載置台81の出入りは、各ワーク載置台装置3A,3Bに対応して前記スライドドア12に設けられた上下の開口83A,83Bを通じて行われる。各開口83A,83Bには、開閉自在なシャッタ84A,84Bがそれぞれ取付けられている。
ワーク載置台81は、左右方向に長い基板85と、この基板85に設けられた左右一対のワーク支持板86と、このワーク支持板86に外側に設けられた左右一対の位置決め板87とでなる。ワーク支持板86は上部がV字状になっており、このV字状部分でワークWを下から支える。位置決め板87は、垂直部87aと、その上側に続く外開き部87bとでなり、上方から供給されるワークWを一対の外開き部87bにより一対の垂直部87a間に導いて、ワークWの左右方向の位置決めを行う。各左右一対のワーク支持板86および位置決め板87は、左右方向に移動可能に設けられ、ワークWの長さに応じて互いの間隔を変更可能とされている。
内外位置切換機構82は、第1の位置切換部82aと第2の位置切換部82bとでなる。第1の位置切換部82aは、スライドドア12に設けた左右一対の第1の前後案内89で前後移動板90を前後に移動自在に支持し、第1の前後移動シリンダ91により前後移動板90を前後移動させる。第2の位置切換部82bは、前後移動板90に設けた左右一対の第2の前後案内92で基板85を前後に移動自在に支持して、第2の前後移動シリンダ93により基板85を前後移動させる。前後移動板90は平面形状が前方に開いたC字状(図示せず)で、その左前後部90aに左側の第2の前後案内92および第2の前後移動シリンダ93が設けられ、その右前後部90bに右側の第2の前後案内92が設けられている。このように、第1の位置切換部82aおよび第2の位置切換部82bで基板85を2段に前後移動させることにより、必要長さの前後ストロークを確保しつつ、内外位置切換機構82の前後長を短くできる。それにより、前後幅の狭いスライドドア12に内外位置切換機構82を設置することが可能となっている。
上記内外位置切換機構82は、切換機構カバー95によって覆われている。切換機構カバー95は、左側の第1、第2の前後案内89,92、第1、第2の前後移動シリンダ91,93、および前後移動板90の左前後部90aを覆う左カバー部95aと、右側の第1、第2の前後案内89,92、および前後移動板90の右前後部90bを覆う右カバー部95bとでなる。左カバー部95aと右カバー部95bの間には、作業用空間96が形成されている。
図10および図11に示すように、スライドドア12は、左右案内手段101により左右にスライド自在に支持されている。左右案内手段101は、工作機械本体2から前方に突出するドア案内部102に設けられた転動ローラ103と、スライドドア12の底面に設けられて左右方向に延びる案内突条104とでなり、スライドドア12のスライド時に、転動する転動ローラ103の上を案内突条104の底面が接触しながら移動するようになっている。スライドドア12の左右両側部には、スライドドア12をスライド操作する際に手で掴む上下に長い一対の把手105L,105Rが設けられている。
スライドドア12には、閉めた状態でスライドするのをロックするロック手段106が設けられている。このロック手段106は、ドア案内部102の上面に設けた凹部107と、スライドドア12を閉じた状態において前記凹部107に下端が係合可能なロックピン108とでなる。ロックピン108は、左の把手105Lに一体に取付けられている。左の把手105Lは若干量だけ上下動可能に設けられており、自重で把手105Lが上下動範囲の下端に位置するときは、ロックピン108の先端が凹部107に係合した状態となり、手で把手105Lを引き上げると、ロックピン108の先端が凹部107から抜けた状態となる。したがって、スライドドア12を閉じた状態では、外力が作用しない限り、ロックピン108が凹部107に係合して自動的にロックされる。スライドドア12を開く場合は、左の把手105Lを引き上げてロックを解除させてから、スライドドア12をスライドさせる。
この工作機械1は以上の構成であり、大略的には次のように動作を行う。すなわち、作業者により搬入側ワーク載置台装置3Aのワーク載置台81に素材ワークWを供給し、搬入側ワーク載置台装置3Aにより素材ワークWを工作機械本体2の加工空間Sに搬入し、工作機械本体2により素材ワークWに所定の加工を施し、搬出側ワーク載置台装置3Bにより加工済みワークWを加工空間Sから搬出し、作業者により搬出側ワーク載置台装置3Bのワーク載置台81から加工済みワークWを排出する。以下、各部の動作を、図12〜図22と共に詳しく説明する。
主軸台7の主軸13と心押し台8の心押し軸18とで支持されたワークWに対し刃物台9A,9Bの工具22による加工が完了し、かつ搬入側ワーク載置台装置3Aのワーク載置台81に素材ワークWが載置されている状態を初期状態とする(図12)。
まず、下側の刃物台9Bのタレットチャック23および搬出側ワーク載置台装置3Bによる加工済みワークWの搬出動作について説明する。
図12の初期状態から、下側の刃物台9Bが旋回して、主軸13と心押し軸18とで支持されている加工済みワークWにタレットチャック23を対向させる(図13)。このとき、タレットチャック23は、加工済みワークWの直下に位置している。次いで、下側の刃物台9Bが上昇し、さらにタレットチャック23の爪23aが閉じることにより、タレットチャック23で加工済みワークWを把持する(図14)。この状態を正面から見た図が図15(A)である。
タレットチャック23が加工済みワークWを把持したならば、主軸チャック14が開き、かつ心押し台8が主軸13に対して後退した後、下側の刃物台9Bが主軸13から遠ざかる側へ左右移動することにより、主軸13から加工済みワークWを引き抜く(図15(B))。その後、下側の刃物台9Bが旋回して、タレットチャック23を前向きにさせる(図16)。
説明が前後するが、図13の段階でシャッタ84A,84Bが開かれる。そのシャッタ84A,84Bが開いた状態で、搬出側ワーク載置台装置3Bのワーク載置台81を後方へ移動させることで、ワーク載置台81が開口83Bを通って加工空間Sに侵入する。ワーク載置台81が加工空間Sに侵入したなら、下側の刃物台9Bが下降し(図17)、タレットチャック23の爪23aを開いて加工済みワークWを開放する。それにより、タレットチャック23からワーク載置台81へ加工済みワークWが渡される(図18)。
加工済みワークWを受け取った搬出側ワーク載置台装置3Bのワーク載置台81は、前方へ移動して加工空間Sから退出する(図21)。ワーク載置台81の退出後、下側の刃物台9Bは、旋回と上下および左右の移動を行い、ワーク加工の原点位置に戻る(図22)。
下側の刃物台9Bのタレットチャック23、および搬出側ワーク載置台装置3Bが加工済みワークWの搬出動作を行っている間、上側の刃物台9Aのタレットチャック23および搬出側ワーク載置台装置3Aは、素材ワークWの搬入動作を行う。この搬入動作について説明する。
図12の初期状態から、上側の刃物台9Aが旋回して、タレットチャック23を前向きにする(図13)。すると、シャッタ84A,84Bが開くと共に、タレットチャック23が搬入側ワーク載置台装置3Aのワーク載置台81によるワーク載置高さと同じ高さになるまで上側の刃物台9Aが下降して、素材ワークWの受入れ態勢が整えられる(図14)。
そして、搬入側ワーク載置台装置3Aのワーク載置台81を後方へ移動させることで、ワーク載置台81が開口83Aを通って加工空間Sに侵入する(図16)。ワーク載置台81が加工空間Sに侵入したなら、タレットチャック23がワーク載置台81の素材ワークWを把持し、さらに上側の刃物台9Aが上昇することにより、タレットチャック23がワーク載置台81から素材ワークWを取り上げる(図17)。
次いで、上側の刃物台9Aが旋回して、タレットチャック23を下向きにし(図18)、さらに上側の刃物台9Aが下降して、タレットチャック23に把持されている素材ワークWを、主軸13と心押し軸18とによる加工時ワーク支持高さに保持する(図19)。この状態を正面から見た図が図20(A)である。
図19および図20(A)の状態から、上側の刃物台9Aが主軸13に近づく側へ左右移動して、タレットチャック23に把持されている素材ワークWの一端を主軸チャック14内に挿入する。次に、主軸チャック14が閉じ、かつ心押し台8が主軸13に対して前進した後、タレットチャック23が開いて素材ワークWを開放する。これにより、素材ワークWが、主軸13および心押し軸18により支持される(図20(B))。
素材ワークWを主軸13および心押し軸18に渡した搬入側ワーク載置台装置3Aのワーク載置台81は、前方へ移動して加工空間Sから退出する(図21)。ワーク載置台81の退出後、上側の刃物台9Aは、旋回と上下および左右の移動とを行い、ワーク加工開始状態になる(図22)。なお、図22の状態から、人手により、搬出側ワーク載置台装置3Bのワーク載置台81から加工済みワークWが排出され、かつ搬入側ワーク載置台装置3Aのワーク載置台81に素材ワークWが供給される。
この工作機械1は、上下2つの刃物台9A,9Bを有するため、2つの刃物台9A,9Bで同時にワークWの加工を行うことが可能で、加工能率が良い。また、2つの刃物台9A,9BでワークWを挟み付けながら加工することにより、加工時にワークWが撓むことを防ぐことができ、精度の良い加工を行うことができる。主軸13へのワークWの着脱は自動で行われるので、作業者は、搬入側ワーク載置台装置3Aのワーク載置台81に素材ワークWを供給し、搬出側ワーク載置台装置3Bのワーク載置台81から加工済みワークWを排出するだけでよい。そのため、作業性を向上させられると共に、ワークWの取付け精度および着脱時間のばらつきを排除できる。搬入側ワーク載置台装置3Aおよび搬出側ワーク載置台装置3Bは上下に並べて配置されているため、作業者が移動せずにワークWの供給および排出を行える。
ワーク載置台装置3A,3Bと主軸13間のワークWの受渡しがワーク中継装置であるタレットチャック23を介して行われるので、主軸13を移動させずに主軸13に対しワークWを着脱することが可能である。主軸13を移動させないため、この実施形態のように長尺なワークWを主軸13と心押し台8とで支持させる場合に、心押し台16によるワークWの心出しが容易である。
ワーク載置台装置3A,3Bのワーク載置台81が加工空間Sに出入りするため、タレットチャック23の移動は加工空間Sだけで済む。加工空間Sにおいて、タレットチャック23は、主軸軸心O1の方向および主軸軸心O1と直交する方向への直線移動と、主軸軸心O1と平行な旋回軸心O2回りの旋回が可能である。そのため、ワーク載置台装置3A,3Bと主軸13との間でワークWの受渡しを確実に行える。
タレットチャック23は刃物台9A,9Bに設けられ、タレットチャック23の直線移動および旋回は、刃物台9A,9Bを移動させる刃物台移動機構25、および刃物台9A,9Bを旋回させる刃物台旋回機構24によりそれぞれ行われる。そのため、タレットチャック23のための移動機構および旋回機構を別途設ける必要がなく、構成を簡略にできる。また、タレットチャック23は、搬入側ワーク載置台装置3Aおよび搬出側ワーク載置台装置3Bに対応する上下位置にそれぞれ個別に設けられているため、搬入側ワーク載置台装置3Aと主軸13との間での素材ワークWの受渡し、および主軸13と搬出側ワーク載置台装置3Bとの間での加工済みワークWの受渡しを並行して行うことができ、ワークWの搬入、搬出に要する時間を短縮できる。
ワーク載置台装置3A,3Bはスライドドア12に設置され、その内外位置切換機構82が開口83A,83Bよりも外部側に設けられているため、加工空間Sの外に位置するワーク載置台81に対してワークWの供給および排出を行うことができ、これらの作業が容易である。ワーク載置台装置3A,3Bからなるワーク搬入出装置3をスライドドア12に設置すれば、ワーク搬入出装置3の組付けを工作機械本体2とは別に行うことができ、組立作業が容易である。
前記内外位置切換機構82の各動作部は左右に分配して配置されており、この内外位置切換機構82を覆う切換機構カバー95の左カバー部95aと右カバー部95bとの間に作業用空間96が形成されているため、この作業用空間96に手を入れて、ワーク載置台81にワークWを供給する作業やワーク載置台81からワークWを排出する作業を能率良く行える。また、作業用空間96があると、加工空間S内のメンテナンス作業も行いやすい。さらに、シャッタ84A,84Bを透明素材で構成することで、作業用空間96からシャッタ84A,84B越しに加工時の加工空間S内の様子を監視することもできる。
搬入側ワーク載置台装置3Aおよび搬出側ワーク載置台装置3Bのワーク載置台81の加工空間Sへの出入りは、スライドドア12が閉じた状態で行われる。ロック手段106により、スライドドア12が閉じた状態ではスライドがロックされるため、ワーク載置台81が加工領域Sに位置するときスライドドア12が開くことがなく安全である。
タレットチャック23を開閉させるエア配管51,52を二重パイプで構成し、その二重パイプの軸心を刃物台9A,9Bの旋回軸心O2と同一線上に位置させたことにより、刃物台支持体21の内部に上記配管51,52を配置することが可能となった。それにより、配管51,52を刃物台支持体21の外部に設ける場合に比べ、構成を簡略にできる。
上記実施形態は工作機械が旋盤であるが、この発明は、旋盤以外の主軸を備えた工作機械にも適用できる。
この発明の一実施形態にかかる工作機械の斜視図である。 同工作機械の正面図である。 同工作機械の平面図である。 同工作機械の破断側面図である。 同工作機械の刃物台支持体の断面図である。 (A)は図5のVIA部拡大図、(B)はそのVIB−VIB断面図である。 (A)は図5のVIIA部拡大図、(B)はそのVIIB矢視図である。 同工作機械のスライドカバー支持部の正面図である。 同スライドカバー支持部の側面図である。 同工作機械の搬入側ワーク載置台装置の正面図である。 同搬入側ワーク載置台装置の側面図である。 同工作機械の動作の第1段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第2段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第3段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第4段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第5段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第6段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第7段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第8段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第9段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第10段階を示す説明図である。 同工作機械の動作の第11段階を示す説明図である。 異なるラビリンスの断面図である。 さらに異なるラビリンスの断面図である。
符号の説明
1…工作機械
2…工作機械本体
3…ワーク搬入出装置
3A…搬入側ワーク載置台装置
3B…搬出側ワーク載置台装置
6…ベッド
7…主軸台
8…心押し台
9A,9B…刃物台
11…機体カバー
12…スライドドア
13…主軸
23…タレットチャック(ワーク中継装置)
24…刃物台旋回機構
25…刃物台移動機構
81…ワーク載置台
82…内外位置切換機構
O1…主軸軸心
O2…旋回軸心
S…加工空間
W…ワーク

Claims (1)

  1. ベッドと、このベッドに設置されて主軸を支持する主軸台と、前記ベッドに移動可能に設置され前記主軸に支持されたワークを加工する一対の刃物台と、ワークを置くワーク載置台装置と、前記各刃物台に設置されそれぞれワークを把持可能であり、前記刃物台の移動によって前記ワーク載置台装置と前記主軸との間でワークの受渡しを行うワーク中継装置とを備え、
    前記ワーク中継装置は、前記刃物台を移動させる刃物台移動機構により、この刃物台と共に、前記主軸の軸心方向および前記主軸軸心と直交する方向への直線移動が可能、かつ前記刃物台を旋回させる刃物台旋回機構により、この刃物台と共に、前記主軸軸心と平行な旋回軸心回りの旋回移動が可能であり、
    前記主軸に支持されたワークおよび前記刃物台の位置する空間である加工空間とその前方の外部空間とが、機体カバーの前面カバー部で仕切られ、この前面カバーに設けられた開口を開閉自在なシャッタがあり、
    前記ワーク載置台装置は、ワークを載せるワーク載置台と、前記シャッタが設けられた前記開口から前記加工空間の内外に前記ワーク載置台を出入りさせる内外位置切換機構とを有し、前記ワーク中継装置は、前記ワーク載置台が前記加工空間内に位置する状態でこのワーク載置台と前記主軸との間でワークの受渡しを行う
    工作機械。
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