JP5309590B2 - 情報処理装置、および情報処理装置の2次電池パック認証方法 - Google Patents

情報処理装置、および情報処理装置の2次電池パック認証方法 Download PDF

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Description

本発明は、専用の2次電池パックを着脱自在に搭載したパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に関わり、特に模造された2次電池パックが搭載されることを防止できる情報処理装置、2次電池パックおよび情報処理装置の2次電池パック認証方法に関わるものである。
携帯して使用できる情報処理装置、特にノート型のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略記する)は、外部電源から充電可能なリチウムイオン電池などの2次電池(以下「電池」ともいう)を搭載している。
この電池は、使用経過に伴い電池容量が低下するために電池交換の必要があるためと、携帯使用時のスペア電池との交換の必要性から、パソコン本体とは着脱自在に構成されている。
このため、パソコンメーカが指定しない類似の電池が装着されるおそれが発生する。
電池は、その種類(リチウムイオン電池など)や定格(電圧や容量)が同じであっても製造元により微妙に特性が異なる。
パソコンは、電池を充電制御するための充電制御部を内蔵しており、商用電源に接続したACアダプタを接続すれば、正規の電池には最適な充電制御を行うように設計されている。
電池は、過充電(電池容量以上に充電)すると発熱や故障の原因となることから、充電制御部は、満充電(電池の最大容量にまで充電)を検知して充電を停止するように設計されている。この満充電の検知は、電池電圧や電池電圧の上昇勾配等の電池の特性値に基づいてなされている。他メーカ製造の非正規の電池が接続されると上記の電池の特性値が異なるために、電池が過充電になり、前述のように発熱や故障の原因となる。
そこで、正規の電池を検知する方法として、例えば特許文献1に示すような提案がなされている。特許文献1に示すものは、携帯電話機等の携帯情報端末装置において、着脱自在の電池パックが保持するID情報を、本体側のID抽出手段によって抽出し、抽出したID情報が本体に適合しないと判断したときは、電池パックの本体への給電ができないような構成にしたものである。
また、着脱自在の2次電池を搭載するノート型のパソコンにあっては、従来から実施されている方法として、2次電池を自機適合の電池として認証する図7に示すような方法が採られていた。
図7について説明すると、電池パック101には、チップIDを収納した認証用のICチップ102が搭載されている。また、パソコン本体103側には、マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する)104と、これに接続した認証用のICチップ105が搭載されている。
マイコン104は、ICチップ105に認証要求を発行し、ICチップ105とICチップ102との間でチップIDの照合が行われ、自機に適合したICチップを搭載した電池であるかどうかを判断する。
特開2005−341775号公報
しかしながら、特許文献1に示す方法や、従来から実施されている方法は、適合電池を検出する方法としては、不十分であった。例えば、模造者が廃棄された正規電池からチップIDを内蔵した認証用のICチップ等を回収したり、何らかの方法でこのICチップを不正に入手して模造電池に実装した場合、パソコンはこの模造電池を正規電池として認知してしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、正規電池パック以外の電池パックがパソコン等の情報処理装置に搭載されても充電等の機能を制限することで事故を未然に防止できる情報処理装置、2次電池パックおよび情報処理装置の2次電池パック認証方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理装置であって、2次電池パックの第1のID記憶部から第1および第2の認証IDを取得し、第1の認証IDに基づいて2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証手段と、2次電池パックの第2のID記憶部から第3の認証IDを取得するとともに、第1の認証手段から第2の認証IDを取得し、第2および第3の認証IDを比較し、比較結果に基づいて2次電池パックが正規であること認証する第2の認証手段と、第1および第2の認証手段により認証が成立した場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、第1および第2の認証手段の少なくとも一方の認証が成立しなかった場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御手段とを備えた。
これにより、2次電池パックを装着した情報処理装置は2段階で、その2次電池パックが正規品か否かのチェックを行うのでより確実な認証が可能となる。その結果、正規電池パック以外の電池パックがパソコン等の情報処理装置に搭載されても充電等の機能を制限することで事故を未然に防止できる。
本発明の情報処理装置は、第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理装置であって、2次電池パックの第1のID記憶部から第1および第2の認証IDを取得し、第1の認証IDに基づいて2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証手段と、2次電池パックの第2のID記憶部から第3の認証IDを取得するとともに、第1の認証手段から第2の認証IDを取得し、予め記憶されている第2および第3の認証IDそれぞれに対応する基準IDと比較し、比較結果に基づいて2次電池パックが正規であることを認証する第2の認証手段と、第1および第2の認証手段により認証が成立した場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、第1および第2の認証手段の少なくとも一方の認証が成立しなかった場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御手段とを備えた。
これにより、2次電池パックを装着した情報処理装置は2段階で、その2次電池パックが正規品か否かのチェックを行うのでより確実な認証が可能となる。さらにメーカIDの認証である第2の認証を2回行うのでさらに認証レベルが向上する。その結果、正規電池パック以外の電池パックがパソコン等の情報処理装置に搭載されても充電等の機能を制限することで事故を未然に防止できる。
また本発明の情報処理装置は、第1の記憶部は認証用ICであって、第1の認証IDは認証用ICを特定するIDであり、第2および第3の認証IDは2次電池パックを製造するメーカを特定するIDであってもよい。
これにより、認証用のIDとして電池メーカ固有のメーカIDを使用するために、模造電池と判明した電池パックのメーカIDを解析すれば認証用のICチップの流出先の特定が可能となる。
また本発明の情報処理装置は、第1および第2の認証手段は、認証が成立しなかった場合には、認証開始からの経過時間が予め設定された所定時間に達するまでは認証を繰り返してもよい。
これにより、何らかの理由で通信エラー等が発生し、本来正しい2次電池パックであるにも関わらず非正規品と判定されることを避けることができる。
本発明の情報処理装置の2次電池パック認証方法は、第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理装置の2次電池パック認証方法であって、2次電池パックの第1のID記憶部から第1および第2の認証IDを取得し、第1の認証IDに基づいて2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証ステップと、2次電池パックの第2のID記憶部から第3の認証IDを取得し、第2および第3の認証IDを比較し、比較結果に基づいて2次電池パックが正規であることを認証する第2の認証ステップと、第1および第2の認証ステップにより認証が成立した場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、第1および第2の認証ステップの少なくとも一方の認証ステップで認証が成立しなかった場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御ステップとを備えた。
本発明の情報処理装置の2次電池パック認証方法は、第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理措置の2次電池パック認証方法であって、2次電池パックの第1のID記憶部から第1および第2の認証IDを取得し、第1の認証IDに基づいて2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証ステップと、2次電池パックの第2のID記憶部から第3の認証IDを取得し、予め記憶されている第2および第3の認証IDそれぞれに対応する基準IDと比較し、比較結果に基づいて2次電池パックが正規であることを認証する第2の認証ステップと、第1および第2の認証ステップにより認証が成立した場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、第1および第2の認証ステップの少なくとも一方の認証ステップで認証が成立しなかった場合には、2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御ステップとを備えた。
本発明によれば、正規電池パック以外の2次電池パックがパソコン等の情報処理装置に搭載されても充電等の機能を制限することで事故を未然に防止できる情報処理装置、2次電池パックおよび情報処理装置の2次電池パック認証方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるパソコンの電気構成を示す図である。
図1に示すようにパソコンは、ワープロ機能やインターネット機能などのパソコンの本来機能を発揮する情報処理部1と、その他の電源部で構成されている。
情報処理部1において、CPU11は、パソコン全体を制御する中央処理装置である。HDD(ハードディスクドライブ)12は各種データとともに、OSや各種アプリケーションソフトを記憶している。キーボード13はデータ入力や情報処理部1への各種指示に用いる。ROM14にはBIOS等の基本動作プログラムが収納される。RAM15は、CPU11のメインメモリとして動作する。ディスプレイ16は、文字や図形等を表示する。これら符号11〜16の構成部は、バス17で接続され、相互に情報を伝達する。DC/DCコンバータ18は、符号11〜16の構成部に、それぞれ必要な電圧の電力を供給する。
その他の電源部は、電池パック2と、外部のACアダプタ3から電源供給を受ける電源制御部4と、電源スイッチ5と、充電制御部6と、電池認証部7と警報部8を備えている。ここで、電源制御部4、充電制御部6、電池認証部7はそれぞれ専用のハードウェアで構成してもよいし、マイコン30(この種のマイコンは通常、エンベデットコントローラと呼ばれるので、「EC」ともいう)で構成してもよい。
電池パック2は、電池21と電池21を識別するための識別子(以下「ID」という)収納部22を一体に構成したものである。また、電池パック2は、コネクタ9で電源制御部4と電池認証部7に接続する構成である。
まず、情報処理部1への電力供給は、電池21からの供給と、ACアダプタ3からの供給とで行われ、これらの電力供給を、バス17に接続された電源制御部4が管理している。
ACアダプタ3が接続されていない場合には、電源制御部4は、電池パック2の電力をDC/DCコンバータ18に供給し、電池21の電池容量がなくなった時や、電源スイッチ5がオフ操作された時には、CPU11に指示してシャットダウン動作を行わせ、その後にDC/DCコンバータ18への給電を停止する。
また、ACアダプタ3が接続さている場合には、ACアダプタ3からの電力をDC/DCコンバータ18に供給し、電池21の充電が必要なときは、充電制御部6の供給電力で電池21を充電する。
正規の電池パックが装着された場合は、電池認証部7がID収納部22のIDを正規の電池のIDとして認証し、電池21をパソコン本体側に接続するが、非正規の電池が接続されて、電池認証部7がID収納部22のIDを正規電池のIDとして認証しなかったときは、電源制御部4は、警報部8で使用者に警報し、電池21をパソコン本体側から電気的に切り離したり、充電制御部6が充電機能を禁止したりできる構成となっている。
次に図2を用いて上記のID収納部22と電池認証部7の詳細な構成を説明する。
電池認証部7は、マイコン71(第2の認証手段)と、認証用のIC(集積回路)チップ72(第1の認証手段)を備えている。ここで、電源制御部4、充電制御部6、電池認証部7を一つのマイコン30として実現した場合には、ここでいうマイコン71は、マイコン30の一機能として実現される。そして、電池パック2のID収納部22は、認証用のICチップ23(第1のID記憶部)と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)24(第2のID記憶部)を備えている。
認証用のICチップ72と認証用のICチップ23は、それぞれに相互に通信するための通信部(図示しない)を備え、チップを特定するためのチップID(第1の認証ID)を記憶している。なお、この通信は、I2C等のシリアル双方向通信であり、暗号化されたデータをチップ間で送受信するために用いられる。ICチップ23にはさらに、電池のメーカを特定するためのメーカID(第2の認証ID)が記憶されている。また、EEPROM24にも、同様のメーカID(第3の認証ID)が記憶されている。
マイコン71は、ICチップ72およびEEPROM24とI2C等で通信可能に接続されている。そして、マイコン71とICチップ72とを駆動する電力は、ACアダプタ3から給電されるか、ACアダプタ3からの給電がない場合は、電池21から暫定的に給電される。
また、ICチップ23およびEEPROM24には電池21から給電が行われる。マイコン71は、そのROM領域内に、前述の暗号化データを解読するためのライブラリ(ソフトウェア)と、電池21を認証するための基準となるメーカID(基準ID)を記憶している。
次に図1と図2を参照しながら図3と図4を用いて電池認証部7の認証動作を説明する。
まず、図3のフローチャートを用いて電池認証の概要を説明する。
図3において、ステップS1で電池パック2が挿入されると電池パック2の認証動作が開始されるが、ステップS2において、まず電池パック2に搭載されているICチップ23が正規のICチップであるか否かがチェックされる(第1の認証)。ステップS2において正規のICチップでないと判定されると(「No」の場合)、ステップS5に移行し上記電池パック2の認証動作が開始されてからの経過時間Tと予め設定された所定時間X(sec)との比較を行い、経過時間Tが所定時間Xに達しなければ(ステップS5で「No」の場合)、ステップS2に戻り、再度ICチップ23の認証を行う(これをリトライ動作と呼ぶ)。このように、認証が失敗した場合にも認証開始から所定期間リトライ動作を行わせるのは、何らかの理由で通信エラー等が発生し、本来正しいICチップであるにも関わらず非正規品と判定されることを避けるためである。一方、ステップS5において経過時間Tが所定時間X以上になると(「Yes」の場合)、ステップS7に進み警報部8から、装着された電池パック2が非正規品であることを使用者に警告するための警報を発生させる。そして最後にステップS8で電池パック2に収納された電池21はパソコン本体との電気的接続が開放される。あるいは、前述のように充電制御部6により電池21への充電機能が禁止される。
次に、ステップS2で電池パック2のICチップ23が正規であると認証されると(「Yes」の場合)、次のステップS3において、電池パック2のICチップ23に記憶されたメーカIDが認証される(第2の認証)。ステップS3でメーカIDが正規でないと判定されると(「No」の場合)、ステップS5に移行し、上記のチップ認証の場合と同様の処理フローに入る。一方、ステップS3においてメーカIDの認証が成立すれば(「Yes」の場合)、次のステップS4に進みEEPROM24に記憶されているメーカIDの認証を行う(第2の認証)。ステップS4においてEEPROM24に記憶されているメーカIDが正規でないと判定されると(「No」の場合)、ステップS5に移行し、上記のチップ認証の場合と同様の処理フローに入る。一方、ステップS4においてメーカIDの認証が成立すれば(「Yes」の場合)、電池パック2は正規品であると判定され、すべての認証動作を終了する。そしてステップS6において、電池パック2に収納された電池21はパソコン本体との電気的接続状態が維持される。あるいは外部電源から電池21への充電が可能となるように充電制御部6により制御される。上記メーカIDを使った2ステップからなる第2の認証は、前述のようにマイコン71のROM領域に予め記憶された基準となるメーカID(基準ID)と比較することにより実行される。
次に上記のステップS2〜S4の認証動作の詳細について、図4を用いて説明する。図4はパソコン本体のマイコン71(図4では「EC」と記載)およびICチップ72(図4では「IC(M)」と記載)、電池パック2側のICチップ23(図4では「IC(S)」と記載)およびEEPROM24の4つの認証に関わる構成要素間の処理シーケンスを示した図である。
まず、ステップS11において、EC71は、マスター認証ICであるIC(M)72に対して認証を要求する。次のステップS12において、IC(M)72は電池パック2のスレーブ認証ICであるIC(S)23に対してチップID要求コマンドを発行してチップIDを要求する。IC(S)23は、チップIDの要求を受け付けると、次のステップS13において、自己のチップIDを付加したチップID応答メッセージをIC(M)72に返信する。これを受けたIC(M)72では、ステップS14において、IC(S)23から返信されたチップIDが正規IDかどうかを認証する(第1の認証)。そしてこの認証結果はEC71に送られる(ステップS20)。なお、上記ICチップの認証は、IC(M)72からのチップID要求コマンドに自己のチップIDを乗せてIC(S)23へ送り、IC(S)23側でもIC(M)72のチップIDを認証する相互認証を行ってもよい。チップ認証が終了すると、次に、ステップS15において、IC(M)72はIC(S)23にメーカID要求コマンドを発行してメーカIDを要求する。IC(S)23はメーカIDの要求を受け付けると、次のステップS16において、暗号化したメーカIDをメーカID応答メッセージに乗せてIC(M)72に送出し、IC(M)72は受信したメーカIDをEC71に転送する(ステップS16)。
この暗号化されたメーカIDを受け取ったEC71は、ステップS17において、EC71内のROM領域に保存されているライブラリを呼び出して、暗号化されたメーカIDを復号し、同じくROMの別の領域に予め記憶されている基準となるメーカIDと照合する(第2の認証)。
ステップS17においてメーカIDの認証が成立すると次のステップS18において、EC71はEEPROM24に記憶されたメーカIDを取得し、ステップS19でEC71内に記憶された基準となるメーカIDと照合することによりメーカIDを認証する(第2の認証)。
なお、IC(S)23からのチップIDの送出(ステップS13)、メーカIDの送出(ステップS16)および、EEPROM24からのメーカIDの取得(ステップS18)の送受信タイミングはIC(M)72からの要求に応じて都度行われるとしたが、特にこれに限定されるものではない。例えばIC(M)72からなされたチップID要求(ステップS12)に応答して、順次上記IDを送受信してもよいし、それぞれのIDを一括して送受信してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、電池21を認証するための基準となるメーカIDをあらかじめパソコン本体側のマイコン71のROM内に記憶しておくとしたが、本実施の形態では、パソコン本体側にメーカIDを記憶せずに、電池パック2側のEEPROM24に記憶しておいて、ICチップ23に記憶されているメーカIDの認証を行うものである。
本実施の形態におけるの認証手続きを、図5および図6を用いて説明する。
図5において、ステップS21で電池パック2が挿入されて電池パック2の認証動作が開始すると、ステップS22において、認証用のICチップ23内のメーカIDおよびチップIDが取得される。そしてステップS23において、取得したチップIDに基づいてICチップ23が正規のICチップであるか否かがチェックされる(第1の認証)。ステップS23において正規のICチップでないと判定された場合(「No」の場合)の処理については、実施の形態1の場合と同様であるのでここでは説明を省略する。
ステップS23においてICチップ23が正規のチップであると認証されると(「Yes」の場合)、次にEEPROM24からメーカIDを取得する(ステップS24)。そしてステップS25において、ICチップ23内のメーカIDとEEPROM24内のメーカIDとが比較され、認証が行われる(第2の認証)。以後のステップS26〜S29の処理については、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
次に、ステップS22〜S25の認証動作の詳細について、図6を用いて説明する。ステップS31でEC71から認証要求がなされると、ステップS32においてIC(M)72からチップID要求が発行される。IC(S)23はチップID要求を受け付けると、ステップS33においてチップIDを返信するとともに、ステップS34においてメーカIDをEC71へ送信する。これを受けたIC(M)72はステップS35においてチップIDを照合し、ICチップ23が正規のICチップであるか否かの認証が行われる(第1の認証)。そしてこの認証結果がEC71へ送られる(ステップS39)。
EC71は、ステップS36においてIC(S)23から返信されたメーカIDを復号し、ステップS37において電池パック2のEEPROM24からメーカIDを取得する。最後にステップS38において、IC(S)23から返信されたメーカIDとEEPROM24から取得したメーカIDとを照合する(第2の認証)。
図6においては、EEPROM24からメーカIDを取得するステップ(ステップS37)は、チップ認証の後であるとして説明しているが、取得タイミングは特にこだわらない。例えばIC(M)72が発行したチップID要求(ステップS32)に対する応答として、EEPROM24からメーカIDを取得するとしてもよく、この場合はステップS33およびS34と同時期にEEPROM24からメーカIDを取得する。またステップS35のチップ認証を行っている間にEEPROM24からメーカIDを取得するとしてもよい。
そしてEC71では、第1の認証結果と第2の認証結果に基づき、装着される電池が正規品か否かを判定する。
以上説明したように、本実施の形態のパーソナルコンピュータは、装着される電池が正規品か否かをチェックするために、第1の認証と第2の認証の2段階で認証を実施し、いずれかの認証が得られないときは、電池がパーソナルコンピュータに接続されない、あるいは電池に対する充電機能を禁止するようにした。また、それぞれの認証段階において認証が失敗した場合にも所定期間は認証のリトライを継続し、正規電池が装着されたにも関わらず通信エラー等により非正規品と判定されることがないような構成とした。これにより、模造電池が装着されて、過充電による電池の発熱や事故の発生を未然に防止できる。上記認証のためのマイコン(EC)71はパソコン本体側のみに搭載すればよく、電池パック2側には必要ないので認証のために電池パック2のコストが上がる心配もない。
さらに、認証用のIDとして電池メーカ固有のメーカIDを使用するために、模造電池と判明した電池パック2のメーカIDを解析すれば認証用のICチップ23の流出先の特定も可能となる。
なお、上記実施の形態では、電池パック2に実装されたICチップ23およびEEPROM24の2箇所に記憶するメーカIDは、同一のIDであると説明したが、これらは異なるIDにしてもかまわない。また、異なるIDにする場合、一方のIDから所定の関数を使って他方のIDを発生させるようにしてもよい。さらには、IDは固定である必要はなく電池パックの製造時期等によって変更してもよい。こうすることにより、模造者による電池パックの模造をより困難にすることができる。
本発明は、2次電池を電源とする情報処理装置全般に適用することができる。
本発明の実施の形態1におけるパーソナルコンピュータの電気構成図 同電池認証部の詳細な構成を示すブロック図 同電池認証部の認証動作を示すフローチャート 同認証動作の詳細を示す遷移図 本発明の実施の形態2における電池認証部の認証動作を示すフローチャート 同認証動作の詳細を示す遷移図 従来の電池認証部の構成を示すブロック図
符号の説明
1 情報処理部
2 2次電池パック
3 ACアダプタ
4 電源制御部
5 電源スイッチ
6 充電制御部
7 電池認証部
8 警報部
9 コネクタ
21 2次電池
22 ID(識別子)収納部
23 ICチップ(IC(S))
24 EEPROM
30,71 マイコン(EC)
72 ICチップ(IC(M))

Claims (6)

  1. 第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理装置であって、
    前記2次電池パックの前記第1のID記憶部から前記第1および第2の認証IDを取得し、前記第1の認証IDに基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証手段と、
    前記2次電池パックの前記第2のID記憶部から前記第3の認証IDを取得するとともに、前記第1の認証手段から前記第2の認証IDを取得し、前記第2および第3の認証IDを比較し、比較結果に基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第2の認証手段と、
    前記第1および第2の認証手段により認証が成立した場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、
    前記第1および第2の認証手段の少なくとも一方の認証が成立しなかった場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御手段とを備えた情報処理装置。
  2. 第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理装置であって、
    前記2次電池パックの前記第1のID記憶部から前記第1および第2の認証IDを取得し、前記第1の認証IDに基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証手段と、
    前記2次電池パックの前記第2のID記憶部から前記第3の認証IDを取得するとともに、前記第1の認証手段から前記第2の認証IDを取得し、予め記憶されている前記第2および第3の認証IDそれぞれに対応する基準IDと比較し、比較結果に基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第2の認証手段と、
    前記第1および第2の認証手段により認証が成立した場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、
    前記第1および第2の認証手段の少なくとも一方の認証が成立しなかった場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御手段とを備えた情報処理装置。
  3. 前記第1の記憶部は認証用ICであって、前記第1の認証IDは前記認証用ICを特定するIDであり、前記第2および第3の認証IDは前記2次電池パックを製造するメーカを特定するIDである請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1および第2の認証手段は、認証が成立しなかった場合には、認証開始からの経過時間が予め設定された所定時間に達するまでは認証を繰り返す請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理装置の2次電池パック認証方法であって、
    前記2次電池パックの前記第1のID記憶部から前記第1および第2の認証IDを取得し、前記第1の認証IDに基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証ステップと、
    前記2次電池パックの前記第2のID記憶部から前記第3の認証IDを取得し、前記第2および第3の認証IDを比較し、比較結果に基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第2の認証ステップと、
    前記第1および第2の認証ステップにより認証が成立した場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、
    前記第1および第2の認証ステップの少なくとも一方の認証ステップで認証が成立しなかった場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御ステップとを備えた情報処理装置の2次電池パック認証方法。
  6. 第1および第2の認証IDを記憶する第1のID記憶部と、第3の認証IDを記憶する第2のID記憶部とを備えた2次電池パックを着脱可能な情報処理措置の2次電池パック認証方法であって、
    前記2次電池パックの前記第1のID記憶部から前記第1および第2の認証IDを取得し、前記第1の認証IDに基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第1の認証ステップと、
    前記2次電池パックの前記第2のID記憶部から前記第3の認証IDを取得し、予め記憶されている前記第2および第3の認証IDそれぞれに対応する基準IDと比較し、比較結果に基づいて前記2次電池パックが正規であることを認証する第2の認証ステップと、
    前記第1および第2の認証ステップにより認証が成立した場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を許可し、
    前記第1および第2の認証ステップの少なくとも一方の認証ステップで認証が成立しなかった場合には、前記2次電池パックへの外部電源からの充電を禁止する充電制御ステップとを備えた情報処理装置の2次電池パック認証方法。
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