JP5309565B2 - ステージ装置、露光装置、方法、露光方法、及びデバイス製造方法 - Google Patents

ステージ装置、露光装置、方法、露光方法、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のステージを備えるステージ装置、露光装置、方法、露光方法、及びデバイス製造方法に関する。
本願は、2005年8月5日に出願された特願2005−227666号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。

半導体素子、液晶表示素子、撮像装置(CCD(Charge Coupled Device)等)、薄膜磁気ヘッド等のデバイスの製造工程の一つであるリソグラフィ工程においては、マスクとしてのレチクルのパターンを、投影光学系を介して基板としてのフォトレジストが塗布されたウェハ(又はガラスプレート等)上に転写するために、露光装置が使用されている。この露光装置としては、ステッパー等の一括露光型(静止露光型)の投影露光装置、又はスキャニングステッパー等の走査露光型の投影露光装置(走査型露光装置)等が使用されている。
近年においては、解像度向上のために投影光学系とウェハとの間に気体よりも屈折率の高い液体を充満させて投影光学系の開口数を大きくして解像度を向上させる液浸式の露光装置が実現されている。以下の特許文献1には、この種の露光装置において、ウェハの高さ位置と同一の高さ位置に設定された平面板を設け、ウェハの交換時に投影光学系の直下からウェハを待避させつつ平面板を投影光学系の直下に移動させることで投影光学系とウェハとの間の液体を一時的に平面板上に受け渡し、交換終了後に投影光学系の直下に位置する平面板を待避させつつ新たなウェハを投影光学系の直下に配置することで投影光学系と新たなウェハとの間に液体を充満させる技術が開示されている。
特開2005−19864号公報
ところで、投影光学系とウェハとの間の液体を、上記の特許文献1に開示された平面板に一時的に受け渡し、又は平面板に受け渡された液体を再びウェハに受け渡すときのように、2つの部材間で液体を受け渡す際に、それら部材間に所定の幅以上の隙間が生じていると液体が漏れる虞がある。また、所定の高さ以上の段差が生じていると液体が完全に受け渡されず一部が残存する虞がある。液体が漏れるとステージ内に浸入して錆等が生じて、基板ステージの性能を劣化させることが考えられる。また、液体の気化熱によってステージの温度が変動し、露光精度(解像度、転写忠実度、重ね合わせ精度、線幅誤差等)の低下を招く虞がある。
本発明は、漏れ及び液体の残存が生ずることなく液体を受け渡すことができるステージ装置及び露光装置を提供することを目的とする。
本発明は、実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明の第1の態様に従えば、基準面(21a)に沿って移動する第1及び第2ステージ(WST、MST)と、前記基準面に交差する第1方向に沿った、前記第1及び第2ステージの間の第1ギャップ(G2)を計測する第1計測装置(64)と、前記第1計測装置の計測結果に基づいて、前記第1ギャップを調整する第1調整装置(20、27、47)とを備えるステージ装置が提供される。
このステージ装置によると、第1計測装置によって第1ステージと第2ステージとの交差方向における相対位置が計測され、この計測結果に基づいて第1調整装置によって第1ステージと第2ステージとの相対位置が調整される。
本発明の第2の態様に従えば、基準面(21a)に沿って移動する第1及び第2ステージ(WST、MST)と、前記第1及び第2ステージの、前記基準面に沿った各位置を計測する計測装置(22、23)と、前記第1ステージの上面のエッジ及び前記第2ステージの上面のエッジを検出する検出装置(45)と、前記計測装置の計測結果と前記検出装置の検出結果とに基づいて、前記第1及び第2ステージの少なくとも一のステージの前記基準面に沿った位置を調整する調整装置と(20、28a、28b、48a、48b)とを備えるステージ装置が提供される。
このステージ装置によると、位置検出装置によって第1ステージ及び第2ステージの第1方向の位置がそれぞれ検出されるとともに、検出装置によって第1ステージ上面のエッジ部及び第2ステージ上面のエッジ部がそれぞれ検出され、これらの検出結果に基づいて調整装置によって第1ステージと第2ステージとの少なくとも一方の第1方向の位置が調整される。
本発明の第3の態様に従えば、液体(Lq)を介して基板(W)を露光する露光装置において、第1の態様によるステージ装置を備え、前記第1計測装置は前記液体を介さずに前記第1ギャップを計測する露光装置が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、液体(Lq)を介して基板(W)を露光する露光装置において、第2の態様によるステージ装置を備え、前記検出装置は前記液体を介さずに前記第1ステージの上面のエッジ及び前記第2ステージの上面のエッジを検出する露光装置が提供される。
本発明の第5の態様に従えば、露光工程を有するデバイスの製造方法であって、上記の露光装置を用いるデバイスの製造方法が提供される。
本発明の第6の態様に従えば、液浸露光のために液浸領域を互いに相対移動可能な第1部材(WST)と第2部材(MST)との間で移動させる方法であって、前記第1部材と前記第2部材との間で液体(Lq)を移動させる第1ステップと、前記第1ステップに先立って、前記第1部材と前記第2部材との位置関係を計測する第2ステップと、を備える方法が提供される。
本発明の第7の態様に従えば、液体(Lq)を介して第1部材(WST)に保持された基板(W)を露光する露光方法であって、前記第1部材と、前記第1部材と相対移動が可能な第2部材(MST)との間で液体を移動させる第1ステップと、前記第1ステップに先立って、前記第1部材と前記第2部材との位置関係を計測する第2ステップと、を備える露光方法が提供される。
本発明の第8の態様に従えば、露光工程を有するデバイスの製造方法であって、上記の露光方法を用いる製造方法が提供される。
本発明の第9の態様に従えば、液体(Lq)を介して基板(W)を露光する露光装置(EX)を製造する方法であって、上記のステージ装置を供給するステップと、液体を介さずに前記第1ステージと前記第2ステージとの位置関係を計測するステップと、を備える露光方法が提供される。
本発明によれば、第1ステージ及び第2ステージの相対位置の計測結果に基づいて第1ステージ及び第2ステージの相対位置が調整されるため、第1ステージと第2ステージとの間で液体を受け渡す場合に、漏れ及び液体の残存が生ずることなく液体を受け渡すことができる。
本発明の一実施形態による露光装置の概略構成を示す側面図である。 ステージ装置の構成を示す斜視図である。 露光装置の制御系の構成を示すブロック図である。 水の受け渡し時におけるウェハステージと計測ステージとの位置関係を示す図である。 水の受け渡し時におけるウェハステージと計測ステージとの位置関係を示す図である。 アライメント系を用いたウェハステージと計測ステージとのY方向における相対位置測定を説明するための図である。 アライメント系を用いたウェハステージと計測ステージとのY方向における相対位置測定を説明するための図である。 アライメント系を用いたウェハステージと計測ステージとのY方向における相対位置測定を説明するための図である。 アライメント系を用いたウェハステージと計測ステージとのY方向における相対位置測定を説明するための図である。 フォーカス・レベリング検出系を用いたウェハステージと計測ステージとのZ方向における相対位置測定を説明するための図である。 フォーカス・レベリング検出系を用いたウェハステージと計測ステージとのZ方向における相対位置測定を説明するための図である。 アライメント系に設けられるフォーカス状態検出系の検出原理を説明するための図である。 ウェハステージと計測ステージとが近接状態にあるときのエッジ部の拡大図である。 ウェハステージと計測ステージとが近接状態にあるときのエッジ部の拡大図である。 ウェハステージと計測ステージとが近接状態にあるときのエッジ部の拡大図である。 ウェハステージと計測ステージとが近接状態にあるときのエッジ部の拡大図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 主制御装置 21a 移動面 22,23 Y軸干渉計 27 第1駆動系 28a,28b第2駆動系 45 アライメント系 47 第1駆動系 48a,48b第2駆動系 64 フォーカス・レベリング検出系 Lq 水(液体) MST マスクステージ ST ステージ装置 W ウェハ(基板) WST ウェハステージ
以下、図面を参照して本発明の一実施形態によるステージ装置及び露光装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による露光装置の概略構成を示す側面図である。図1に示す露光装置EXは、図1中の投影光学系PLに対してマスクとしてのレチクルRと基板としてのウェハWとを相対的に移動させつつ、レチクルRに形成されたパターンをウェハWに逐次転写するステップ・アンド・スキャン方式の走査露光型の露光装置である。
尚、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。図1に示すXYZ直交座標系は、X軸及びY軸がウェハWの移動面に平行な面に含まれるよう設定され、Z軸が投影光学系PLの光軸AXに沿う方向に設定されている。また、本実施形態ではレチクルR及びウェハWを同期移動させる方向(走査方向)をY方向に設定している。
図1に示す通り、本実施形態の露光装置EXは、照明光学系ILS、マスクとしてのレチクルRを保持するレチクルステージRST、投影ユニットPU、基板としてのウェハWを保持する第1ステージとしてのウェハステージWSTと第2ステージとしての計測ステージMSTとを有するステージ装置ST、及びこれらの制御系を含む。照明光学系ILSは、不図示のレチクルブラインドで規定されたレチクルR上のスリット状の照明領域を照明光(露光光)ILによってほぼ均一な照度で照明する。ここで、照明光ILとしては、一例としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)が用いられている。
レチクルステージRST上には、パターン面(図1における−Z側の面)にパターンが形成されたレチクルRが、例えば真空吸着により保持されている。レチクルステージRSTは、例えばリニアモータを含むレチクルステージ駆動部11(図1では不図示、図3参照)によって、照明光学系ILSの光軸(後述する投影光学系PLの光軸AXに一致)に垂直なXY平面内で微小駆動可能であるとともに、走査方向(Y方向)に指定された走査速度で駆動可能に構成されている。
レチクルステージRSTのステージ移動面内の位置(Z軸周りの回転を含む)は、レーザ干渉計(以下、レチクル干渉計という)12によって、移動鏡13(実際にはY軸に直交する反射面を有するY移動鏡とX軸に直交する反射面を有するX移動鏡とが設けられている)を介して、例えば0.5〜1nm程度の分解能で常時検出される。このレチクル干渉計12の計測値は主制御装置20(図1では不図示、図3参照)に出力される。主制御装置20は、このレチクル干渉計12の計測値に基づいてレチクルステージRSTのX方向、Y方向、及びθZ方向(Z軸周りの回転方向)の位置を算出するとともに、この算出結果に基づいてレチクルステージ駆動部11を制御することで、レチクルステージRSTの位置(及び速度)を制御する。
レチクルステージRSTの上方には、露光波長の光を用いたTTR(Through The Reticle)アライメント系からなる一対のレチクルアライメント検出系14a,14bがX方向に所定距離隔てて設けられている。レチクルアライメント検出系14a,14bは、レチクルR上の一対のレチクルアライメントマークと、これらに対応する計測ステージMST上の一対の基準マークの投影光学系PLを介した共役像とを同時に観察するものである。これらのレチクルアライメント検出系14a,14bとしては、例えば特開平7−176468号公報(対応する米国特許第5,646,413号)等に開示されるものと同様の構成のものが用いられている。
投影ユニットPUは、鏡筒15と、鏡筒15内に所定の位置関係で保持された複数の光学素子を含む投影光学系PLとを含む。投影光学系PLとしては、例えばZ方向の共通の光軸AXを有する複数のレンズ(レンズエレメント)からなる屈折光学系が用いられている。また、図示は省略しているが、投影光学系PLを構成する複数のレンズのうち、特定の複数のレンズは、主制御装置20からの指令に基づいて結像特性補正コントローラ16(図3参照)によって制御され、投影光学系PLの光学特性(結像特性を含む)、例えば倍率、ディストーション、コマ収差、及び像面湾曲(像面傾斜を含む)等の調整が可能である。
また、本実施形態の露光装置EXは、液浸法を適用した露光を行うため、投影光学系PLの最も像面(ウェハW側)に近い光学素子としてのレンズ(以下、先玉ともいう)GLの近傍には、液浸装置17の液体供給ノズル18aと、液体回収ノズル18bとが設けられている。液体供給ノズル18aには、その一端が液体供給装置19a(図1では不図示、図3参照)に接続された不図示の供給管の他端が接続されている。液体回収ノズル18bには、その一端が液体回収装置19b(図1では不図示、図3参照)に接続された不図示の回収管の他端が接続されている。
上記の液体としては、ここではArFエキシマレーザ光(波長193nmの光)が透過する超純水(以下、特に必要な場合を除いて、単に「水」と記述する)を用いる。超純水は、半導体製造工場等で容易に大量に入手できるとともに、ウェハW上に塗布されたフォトレジスト及び光学レンズ等に対する悪影響を及ぼさないという利点がある。ここで、水の屈折率nはほぼ1.44であり、この水の中では照明光ILの波長は193nm×1/n=約134nmに短波長化される。また、ウェハWの温度とほぼ同じ温度の液体を供給して液浸領域を形成することとしてもよい。これにより、液体との温度差によるウェハWの熱変形などを防止することができる。
液体供給装置19aは、主制御装置20からの指示に応じて供給管に接続されたバルブを所定開度で開き、液体供給ノズル18aを介して先玉GLとウェハWとの間に水を供給する。また、液体回収装置19bは、主制御装置20からの指示に応じて回収管に接続されたバルブを所定開度で開き、液体回収ノズル18bを介して先玉GLとウェハWとの間から液体回収装置19b(液体のタンク)の内部に水を回収する。このとき、主制御装置20は、先玉GLとウェハWとの間に液体供給ノズル18aから供給される水の量と、液体回収ノズル18bを介して回収される水の量とが常に等しくなるように、液体供給装置19a及び液体回収装置19bに対して指令を与える。従って、先玉GLとウェハWとの間に一定量の水Lq(図1参照)が保持される。尚、先玉GLとウェハWとの間に保持される水Lqは、常に入れ替わることになる。
以上説明した通り、本実施形態の露光装置の液浸装置17は、液体供給装置19a、液体回収装置19b、供給管、回収管、液体供給ノズル18a、及び液体回収ノズル18b等を含む局所液浸装置である。
ステージ装置STは、例えば半導体工場の床面FL上に配置されたフレームキャスタFC、フレームキャスタFC上に設けられたベース盤21、ベース盤21の上方に配置されベース盤21の上面(移動面)21aに沿って移動するウェハステージWST及び計測ステージMST、これらのステージWST,MSTの位置を検出するY軸干渉計22,23を含む干渉計システム24(図3参照)、並びにステージWST,MSTを駆動するステージ駆動部25(図3参照)を含む。上記のウェハステージWSTは、レチクルRのパターンをウェハWに露光転写するためにウェハWを保持して移動する。一方、計測ステージMSTは、ウェハステージWSTが投影光学系PLと対向していない期間中、例えば、ウェハステージWSTがウェハWの交換のためにローディングポジションに位置している間に投影光学系PLの下方に位置して各種の計測を行うものである。尚、液浸装置17は、投影光学系PLの先玉GLとウェハステージWSTとの間、及び投影光学系PLの先玉GLと計測ステージMSTとの間も水で満たすことが可能である。
次に、ステージ装置STの構成について詳細に説明する。図2は、ステージ装置STの構成を示す斜視図である。図2に示す通り、フレームキャスタFCは、X方向の一側と他側との端部近傍にY方向を長手方向として上方に突出した突部FCa,FCbが一体的に形成された概略平板状からなるものである。ベース盤(定盤)21は、フレームキャスタFCの突部FCa,FCbに挟まれた領域上に配置されている。ベース盤21の上面(移動面)21aは平坦度が極めて高く仕上げられ、ウェハステージWST及び計測ステージMSTのXY平面に沿った移動の際のガイド面とされている。
ウェハステージWSTは、図2に示す通り、ベース盤21上に配置されたウェハステージ本体26とウェハステージ本体26上に搭載されたウェハテーブルWTBとを含む。ウェハステージ本体26は、断面矩形枠状でX方向に延びる中空部材によって構成されている。このウェハステージ本体26の下面には、本願出願人が先に出願した特願2004−215434号(対応国際公開2006/009254)に記載されているような自重キャンセラ機構が設けられている。この自重キャンセラ機構は、ベローズに内圧をかけてウェハステージWSTを支える支持部と、ガイド面としての移動面21aに対向してウェハステージWSTを移動面21aに対して浮上させるエアベアリング部とを有している。
また、ウェハステージWSTは、ウェハステージ本体26をX方向にロングストロークで駆動するとともに、Y方向、Z方向、θx(X軸周りの回転方向)、θy(Y軸周りの回転方向)、θz(Z軸周りの回転方向)に微小駆動する第1駆動系27と、ウェハステージ本体26及び第1駆動系27をY方向にロングストロークで駆動する第2駆動系28a,28bとを備えている。更に、ウェハステージWSTは、X方向に等速運動をするチューブキャリア29と、真空又はエア等の用力をチューブキャリア29からウェハステージ本体26に非接触で伝達する不図示の6自由度パイプを備えている。ここで、チューブキャリア29がX方向に等速運動するのは、チューブキャリア29の駆動により発生する反力がウェハステージ本体26に及ぼす影響を少なくするためである。
ウェハステージ本体26の+X側の側面及び−X側の側面には、それぞれ3つの開口が形成されている。これらの開口のうちの各々の側面のほぼ中央部に形成された開口を介してウェハステージ本体26を貫通するように、複数のコイルを備えるY軸用固定子33が設けられている。また、各々の側面に形成された3つの開口のうち、Y軸用固定子33が貫通している開口をY方向に挟むように形成された2つの開口の各々を介してウェハステージ本体26を貫通するように、2つのX軸用固定子34a,34bが設けられている。更に、上述した3つの開口の各々には永久磁石が設けられている。
上記のY軸用固定子33は、それが貫通している開口に設けられた永久磁石と協働してウェハステージ本体26をY方向に微小駆動する。また、上記の2つのX軸用固定子34a,34bは、それぞれが貫通している開口に設けられた永久磁石とそれぞれ協働してウェハステージ本体26をX方向に長いストロークで駆動する。ここで、各々のX軸用固定子34a,34bの駆動量を異ならせることにより、ウェハステージ本体26をθz方向に回転させることができる。
即ち、第1駆動系27は、X軸用固定子34a,34bと永久磁石とからなるムービングマグネット型のリニアモータと、X軸用固定子34a,34bと永久磁石とからなるムービングマグネット型のリニアモータとを備えている。尚、ここではムービングマグネット型のリニアモータを備える場合を例に挙げて説明するが、ムービングコイル型のリニアモータを備えていても良い。また、以上の通り、ウェハステージWSTは、X方向の移動に関して、その移動をガイドするガイド部材を有さないガイドレスステージである。
また、ウェハステージ本体26の下方には、X方向に延びる2つのZ軸固定子及びこれらに対応した永久磁石(何れも図示省略)が設けられている。各々のZ軸固定子の駆動量を個別に制御することにより、ウェハステージ本体26をZ方向、θx、θy方向に駆動することができる。また、チューブキャリア29をX方向に駆動するために、X方向に延びる固定子37も設けられている。尚、上記のY軸用固定子33、X軸用固定子34a,34b、Z軸固定子、及び固定子37の各々は両端が第2駆動系28a,28bを構成する可動子39a,39bにそれぞれ固定されている。
フレームキャスタFCの突部FCa,FCbの上方には、第2駆動系28a,28bを構成するY方向に延びるY軸用の固定子38a,38bがそれぞれ配設されている。これらのY軸用の固定子38a,38bは、それぞれの下面に設けられた不図示の気体静圧軸受、例えばエアベアリングによって突部FCa,FCbの上方において所定のクリアランスを介して浮上支持されている。これはウェハステージWST又は計測ステージMSTのY方向の移動により発生した反力により、固定子38a,38bがY方向のYカウンタマスとして逆方向に移動して、この反力を運動量保存の法則により相殺するためである。
これらの固定子38a,38bの間には上述したウェハステージ本体26等が配置されており、Y軸用固定子33、X軸用固定子34a,34b、Z軸固定子、及び固定子37の各々の両端に固定された可動子39a,39bが固定子38a,38bの内側からそれぞれ挿入されている。固定子38a,38bはY方向に沿って配列された永久磁石を備えており、可動子39a,39bはY方向に沿って配列されたコイルを備えている。即ち、第2駆動系28a,28bは、ウェハステージWSTをY方向に駆動するムービングコイル型のリニアモータを備えている。尚、ここではムービングコイル型のリニアモータを備える場合を例に挙げて説明するが、ムービングマグネット型のリニアモータを備えていても良い。
ウェハステージWSTは、Y方向の移動に関して、固定子38aと可動子39aとの電磁的結合、及び固定子38bと可動子39bとの電磁的結合を除いて、その移動をガイドするガイド部材を有さないガイドレスステージである。尚、ウェハステージWSTをX方向に駆動した際の反力は、第2駆動系28a,28bに設けられる固定子38a,38bと可動子39a,39bとの間の電磁的な結合を介して不図示のXカウンタマスに伝わる。このXカウンタマスは、フレームキャスタFCの突部FCa,FCbと固定子38a,38bとの間に設けられており、Y方向のカウンタマスとして用いられる固定子38a,38bを支持してX方向に移動可能に構成される。ウェハステージWST及び/又は計測ステージMSTのX方向の移動とは逆方向にXカウンタマスが移動することにより、ウェハステージWSTをX方向に駆動した際の反力を相殺する。尚、本実施形態のステージ装置STは、Xカウンタマス及びYカウンタマスがウェハステージWSTと計測ステージMSTとに共有されているが、何れか一方のカウンタマスのみがウェハステージWSTと計測ステージMSTとに共有されていても良い。
ウェハテーブルWTB上には、ウェハWを保持するウェハホルダ40が設けられている。ウェハホルダ40は、板状の本体部と、この本体部の上面に固定されその中央にウェハWの直径よりも大きな円形開口が形成された撥液性(撥水性)を有する補助プレートとを備えている。この補助プレートの円形開口内部の本体部の領域には、多数(複数)のピンが配置されている。その多数のピンによってウェハWが支持された状態で真空吸着されている。この場合、ウェハWが真空吸着された状態では、そのウェハWの表面と補助プレートの表面との高さがほぼ同一の高さとなる。尚、補助プレートを設けずに、ウェハテーブルWTBの表面に撥液性を付与してもよい。
また、図2に示す通り、ウェハテーブルWTBのX方向の一端(+X側端)には、X方向に直交する(Y方向に延在する)反射面41Xが鏡面加工により形成されている。ウェハテーブルWTBのY方向の一端(+Y側端)には、Y方向に直交する(X方向に延在する)反射面41Yが同様に鏡面加工により形成されている。これらの反射面41X,41Yには、干渉計システム24(図3参照)を構成するX軸干渉計42,Y軸干渉計23からの干渉計ビーム(ビーム)がそれぞれ投射される。
X軸干渉計42及びY軸干渉計23が反射面41X,41Yからの反射光をそれぞれ受光することで、各反射面41X,41Yの基準位置(一般的には投影ユニットPU側面、及び/又は投影光学系PLの+Y方向側に配置されたオフアクシス型のアライメント系45(図1、図3参照)の側面に固定ミラーを配置し、そこを基準面とする)からの計測方向の変位を検出する。尚、ウェハテーブルWTBの端面に反射面41X,41Yを形成する構成に代えて、ウェハテーブルWTBの上面に、X方向に延在する反射面(41Y)を有するY移動鏡及びY方向に延在する反射面(41X)を有するX移動鏡をそれぞれ設ける構成としてもよい。
X軸干渉計42は、投影光学系PLの投影中心(光軸AX、図1参照)を通りX軸に平行な測長軸と、アライメント系45の計測視野中心を通りX軸に平行な測長軸とを有する。X軸干渉計42は、露光時には投影光学系PLの投影中心位置を通る測長軸でウェハテーブルWTBのX方向の位置を検出し、エンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)の際にはアライメント系45の計測視野中心を通る測長軸でウェハテーブルWTBのX方向の位置を測定する。また、X軸干渉計42は、ベースライン量の計測及び/又は計測ステージMSTに設けられた各種計測器の計測内容に応じて2つの測長軸を適宜用いて計測テーブルMTBのX方向の位置を測定する。
つまり、X軸干渉計42は、ウェハテーブルWTB又は計測テーブルMTBのX方向の位置を、Y方向の投影中心位置及びアライメント中心位置のそれぞれで計測可能となっている。尚、ベースライン量とは、投影光学系PLにより投影されるパターンの投影像に対するウェハステージWSTの位置関係を示す量であり、具体的には投影光学系PLの投影中心とアライメント系45の計測視野中心との距離である。Y軸干渉計23は、投影光学系PLの投影中心(光軸AX、図1参照)及びアライメント系45の計測視野中心を結ぶY軸に平行な測長軸を有し、ウェハテーブルWTBのY方向の位置を主として検出する。
計測ステージMSTは、チューブキャリア29及び不図示の6自由度パイプを除いてほぼウェハステージWSTと同様の構成である。つまり、計測ステージMSTは、図2に示す通り、ベース盤21上に配置された計測ステージ本体46と、計測ステージ本体46上に搭載された計測テーブルMTBとを備えている。また、計測ステージMSTは、計測ステージ本体46をX方向にロングストロークで駆動するとともに、Y方向、Z方向、θx、θy、θzに微小駆動する第1駆動系47と、計測ステージ本体46及び第1駆動系47をY方向にロングストロークで駆動する第2駆動系48a,48bとを備えている。計測ステージ本体46は、断面矩形枠状でX方向に延びる中空部材によって構成されている。
第1駆動系47は、ウェハステージWSTに対して設けられた第1駆動系27と同様に、計測ステージ本体46の±X方向の端面に設けられた3つの開口の各々に配置された対をなす永久磁石と、開口の各々を介して計測ステージ本体46をX方向に貫通するように複数のコイルを備える1つのY軸用固定子及び2つのX軸用固定子とを含む。これらの永久磁石並びにX軸用固定子及びY軸用固定子は計測ステージ本体46をX方向に長いストロークで駆動するとともにY方向に微少駆動し、更にはθz方向に回転させる。また、第1駆動系47は、計測ステージ本体46の下面に設けられた永久磁石と、これら永久磁石と協働して推力を発生するZ軸固定子とを備えている。これらの永久磁石及びZ軸固定子によって、計測ステージ本体46をZ方向、θx、θy方向に駆動することができる。尚、ここでは第1駆動系47がムービングマグネット型のリニアモータを備える場合を例に挙げて説明するが、ムービングコイル型のリニアモータを備えていても良い。
第2駆動系48a,48bは、固定子38a,38bと、計測ステージ本体46をX方向に貫通するX軸用固定子及びY軸用固定子並びに計測ステージ本体46の下方(−Z方向)に配置されたZ軸用固定子の両端に固定された可動子49a,49bとを含み、可動子49a,49bは固定子38a,38bの内側からそれぞれ挿入されている。可動子49a,49bはY方向に沿って配列されたコイルを備えており、Y方向に沿って配列された永久磁石を備える固定子38a,38bと協働してY方向への推力を発生させる。即ち、第2駆動系48a,48bは、計測ステージMSTをY方向に駆動するムービングコイル型のリニアモータを備えている。このように、本実施形態では固定子38a,38bがウェハステージWSTをY方向に駆動するリニアモータ(アクチュエータ部)と、計測ステージMSTをY方向に駆動するリニアモータ(アクチュエータ部)とに共有された構成である。尚、ここではムービングコイル型のリニアモータを備える場合を例に挙げて説明するが、ムービングマグネット型のリニアモータを備えていても良い。
以上説明したウェハステージWSTを駆動する第1駆動系27及び第2駆動系28a,28b、並びに計測ステージMSTを駆動する第1駆動系47及び第2駆動系48a,48bによって図3に示すステージ駆動部25の少なくとも一部が構成されている。このステージ駆動部25を構成する各種駆動機構は図3に示す主制御装置20によって制御される。つまり、主制御装置20は、ステージ駆動部25を介して、例えばウェハWの露光前における計測ステージMSTの移動、及び露光時におけるウェハステージWSTの移動を制御する。
計測テーブルMTBは、例えばショット日本株式会社製のゼロデュア(登録商標)等の低熱膨張材料から形成されており、その上面は撥液性(撥水性)を有している。この計測テーブルMTBは、例えば真空吸着によって計測ステージ本体46上に保持されており、交換可能に構成されている。計測テーブルMTBの表面の高さは、ウェハテーブルWTB上に設けられたウェハホルダ40の表面の高さとほぼ同一となるように設定されている。この計測テーブルMTBのX方向の一端(+X側端)には、X方向に直交する(Y方向に延在する)反射面51Xが鏡面加工により形成されている。計測テーブルMTBのY方向の一端(−Y側端)には、Y方向に直交する(X方向に延在する)反射面51Yが同様に鏡面加工により形成されている。
これら反射面51X,51Yには、干渉計システム24(図3参照)を構成するX軸干渉計42,Y軸干渉計22からの干渉計ビーム(ビーム)がそれぞれ投射される。X軸干渉計42及びY軸干渉計22が反射面51X,51Yからの反射光をそれぞれ受光することで、各反射面51X,51Yの基準位置(一般的には投影ユニットPU側面、及び/又はオフアクシス型のアライメント系45(図1、図3参照)の側面に固定ミラーを配置し、そこを基準面とする)からの計測方向の変位を検出する。
尚、計測テーブルMTBの端面に反射面51X,51Yを形成する構成に代えて、計測テーブルMTBの上面に、X方向に延在する反射面(51Y)を有するY移動鏡及びY方向に延在する反射面(51X)を有するX移動鏡をそれぞれ設ける構成としてもよい。上記のY軸干渉計22は、Y軸干渉計23と同様に、投影光学系PLの投影中心(光軸AX、図1参照)及びアライメント系45の計測視野中心を結ぶY軸に平行な測長軸を有している。ウェハステージWSTがウェハWの交換のためにローディングポジション(図示省略)に位置している間以外は、Y軸干渉計22は、計測テーブルMTBのY方向の位置を検出する。
また、計測ステージMSTは、露光に関する各種計測を行うための計測器群を備えている。この計測器群としては、例えば空間像計測装置、波面収差測定装置、及び露光検出装置等がある。空間像計測装置は、投影光学系PLと水を介して計測テーブルMTB上に投影される空間像を計測するものである。また、上記の波面収差測定装置としては、例えば国際公開第99/60361号パンフレット(対応する欧州特許第1,079,223号明細書)等に開示される波面収差測定装置を用いることができる。
また、上記の露光検出装置は、投影光学系PLを介して計測テーブルMTB上に照射される露光光の露光エネルギーに関する情報(光量、照度、照度むら等)を検出する検出装置であり、例えば特開昭57−117238号公報(対応する米国特許第4,465,368号)等に開示される照度むら計測器、及び、例えば特開平11−16816号公報(対応する米国特許出願公開第2002/0061469号明細書)等に開示される照度モニタを用いることができる。尚、図3においては、以上説明した空間像計測装置、波面収差測定装置、及び露光検出装置を計測器群63として示している。
計測テーブルMTB上面の所定位置には、これらの計測器群又はアライメント系45(図1、図3参照)で用いられる各種のマークが形成された計測パターン部としての基準板53が設けられている。この基準板53は、低熱膨張材料から形成されているとともに、上面が撥液性(撥水性)を有しており、計測テーブルMTBに対して交換可能に構成されている。
図1に戻り、投影ユニットPUを保持する保持部材に設けられたオフアクシス型のアライメント系45は、対象マーク(ウェハWに形成されたアライメントマーク、基準板53に形成された基準マーク等)の位置を計測する。このアライメント系45は、ウェハW上のレジストを感光させないブロードバンドな検出光束を対象マークに照射し、その対象マークからの反射光により受光面に結像された対象マークの像と不図示の指標(アライメント系45内に設けられた指標板上の指標パターン)の像とを撮像素子(CCD等)を用いて撮像し、それらの撮像信号を出力する画像処理方式のFIA(Field Image Alignment)系のアライメントセンサである。アライメント系45からの撮像信号は、図3に示す主制御装置20に供給される。
更に、本実施形態の露光装置EXは、図1及び図3に示す通り、照射系64a及び受光系64bからなるフォーカス・レベリング検出系64を備える。このフォーカス・レベリング検出系64は、例えば特開2004−207710号公報等に開示されるものであり、照射系64aから露光領域(投影光学系PLの投影領域)内に設定された複数の検出点の各々に斜め方向から検知光を照射して、その反射光を受光系64bで受光することにより、ウェハWのZ方向の位置及び姿勢(X軸及びY軸周りの回転)を検出する。フォーカス・レベリング検出系64の検出結果は主制御装置20に出力される。主制御装置20は、フォーカス・レベリング検出系64の検出結果に基づいてステージ駆動部25を駆動してウェハステージWST上に保持されているウェハWのZ方向における位置(フォーカス位置)及び姿勢を調整することにより、ウェハWの表面をオートフォーカス方式及びオートレベリング方式で投影光学系PLの像面に対して最適な状態に合わせ込む。
図3は、露光装置EXの制御系の構成を示すブロック図である。図3に示す制御系は、露光装置EXの全体的な動作を統括的に制御するマイクロコンピュータ(又はワークステーション)からなる主制御装置20を中心として構成されている。また、主制御装置20には、メモリ65、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ又は液晶ディスプレイ等のディスプレイ66が接続されている。メモリ65は、露光装置EXの動作を制御する上で必要な情報、例えばベースライン量、EGA演算を行って得られたショット配列、露光量の履歴等を記憶する。ディスプレイ66は主制御装置20から出力される露光装置EXの装置状態を示す情報及びエラー情報等の各種情報を表示する。
次に、上記構成の露光装置EXの動作について説明する。本実施形態の露光装置EXにおいては、主制御装置20によって液浸装置17の液体供給装置19a及び液体回収装置19bの各バルブの開閉制御が行われ、投影光学系PLの先玉GLの直下に水Lqが満たされた状態でウェハWの露光が行われる。ウェハステージWST上に保持されたウェハWの露光が終了すると、ウェハステージWSTはウェハWの交換のためにローディングポジションに移動し、計測ステージMSTは各種計測のために投影光学系PLの下方(−Z方向)に移動する。
このときに、計測ステージMSTがウェハステージWSTに接近し、両ステージが一体となって移動することにより投影光学系PLの先玉GLの直下にある水Lqが計測ステージMSTに受け渡される。水Lqの受け渡しを終えると、ウェハステージWSTはローディングポジションに移動してウェハWの交換を行い、計測ステージMSTは投影光学系PLの下方に留まって各種計測を行う。
ウェハWの交換及び計測が終了すると、計測ステージMSTは所定の待避位置に移動し、ウェハステージWSTは投影光学系PLの下方(−Z方向)に移動する。このときにウェハステージWSTが計測ステージMSTに接近し、再度両ステージが一体となって移動することにより投影光学系PLの先玉GLの直下にある水Lqが計測ステージMSTからウェハステージWSTに受け渡される。
図4Aは、水Lqの受け渡し時におけるウェハステージWSTと計測ステージMSTとの位置関係を示す上面図であり、図4Bは側面図である。水Lqの受け渡し時にウェハステージWSTと計測ステージMSTとを接触させると、機械的な損傷が生じ、又は各ステージの位置誤差が生ずる虞がある。このため、図4Aに示す通り、水Lqの受け渡し時にはウェハステージWSTと計測ステージMSTとの間に僅かなギャップG1が保たれるよう各々のステージが制御される。このギャップG1は水Lqの漏れが生じないよう、例えば0.5mm以下(好ましくは0.2mm程度)に保たれる。
また、水Lqの受け渡し時にウェハステージWSTの上面(ウェハホルダ40の表面)と計測ステージMSTの上面(計測テーブルMTBの表面)との間に段差(ギャップG2)が生じていると、水Lqが完全に受け渡されず受け渡し元のステージ上に残存する虞がある。このため、両ステージは、上面のギャップG2が水Lqの残存が生じないよう制御される。このギャップG2は、例えば0.1mm以下に設定される。
主制御装置20は、水Lqの受け渡し時にギャップG1が例えば0.5mm以下となり、且つ、ギャップG2が例えば0.1mm以下となるようウェハステージWST及び計測ステージMSTの各々を制御する。しかしながら、各ステージの位置誤差の累積等が原因で、ギャップG1を0.5mm以下に保つことができず、或いはギャップG2を0.1mm以下に保つことができない場合が考えられる。また、水Lqの受け渡し時にウェハステージWST又は計測ステージMSTのZ軸周りの回転が生じていると、ウェハステージWSTと計測ステージMSTとのギャップG1が位置に応じて変化することも考えられる。
このため、本実施形態では、露光装置EXの立ち上げ時、定期的なメンテナンス時、又は停電あるいはエラーが生じた場合に露光装置EXの装置状態を初期状態に設定するリセット時に、アライメント系45及びフォーカス・レベリング検出系64を用いてウェハステージWSTと計測ステージMSTとの相対位置を計測している。尚、この相対位置の測定時には、液体供給装置19a及び液体回収装置19bの各バルブが閉状態になっており、投影光学系PLの先玉GLの直下への水Lqの供給はされない。
図5A、5B、6A、及び6Bは、アライメント系45を用いたウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向における相対位置測定を説明するための図である。計測処理が開始すると、主制御装置20は図1及び図2に示すY軸干渉計22,23の検出値をモニタしつつ、ウェハステージWSTに設けられている第2駆動系28a,28bを駆動してウェハステージWSTをローディングポジション側に待避させるとともに、計測ステージMSTに設けられている第2駆動系48a,48bを駆動して計測ステージMSTを投影光学系PLの下方(−Z方向)へ配置する。
このとき、計測テーブルMTBの+Y方向側のエッジ部e1がアライメント系45の計測視野内に入るよう計測ステージMSTを移動させる。次に、主制御装置20は計測ステージMSTに設けられている第1駆動系47を駆動して計測ステージMSTを+X方向に移動させ、図5Aに示す通り、エッジ部e1の−X方向の端部(以下、計測点P11という)がアライメント系45の計測視野内に入るよう計測ステージMSTを配置する。この状態で、アライメント系45を用いて計測点P11を撮像する。この撮像信号は主制御装置20に供給され、計測点P11を撮像した時点でY軸干渉計22で検出された検出結果とともに記憶される。
次いで、主制御装置20は計測ステージMSTに設けられている第1駆動系47を駆動して計測ステージMSTを−X方向に移動させ、図5Bに示す通り、エッジ部e1の+X方向の端部(以下、計測点P12という)がアライメント系45の計測視野内に入るよう計測ステージMSTを配置する。この状態で、アライメント系45を用いて計測点P12を撮像する。この撮像信号は主制御装置20に供給され、計測点P12を撮像した時点でY軸干渉計22で検出された検出結果とともに記憶される。主制御装置20は、以上の処理により得られた計測点P11,P12の撮像信号の各々を画像処理して計測点P11,P12の計測視野内における位置情報を求め、この位置情報と各々の撮像信号を撮像した時点で検出されたY軸干渉計22の検出結果とに基づいて、計測点P11,P12のY方向における位置情報を求める。
次に、主制御装置20は図1及び図2に示すY軸干渉計22,23の検出値をモニタしつつ、計測ステージMSTに設けられている第2駆動系48a,48bを駆動して計測ステージMSTを所定の待避位置側に待避させるとともに、ウェハステージWSTに設けられている第2駆動系28a,28bを駆動してウェハステージWSTを投影光学系PLの下方(−Z方向)へ配置する。このとき、ウェハホルダ40の−Y方向側のエッジ部e2がアライメント系45の計測視野内に入るようウェハステージWSTを移動させる。
移動が完了すると、主制御装置20はウェハステージWSTに設けられている第1駆動系27を駆動してウェハステージWSTを+X方向に移動させ、図6Aに示す通り、エッジ部e2の−X方向の端部(以下、計測点P21という)がアライメント系45の計測視野内に入るようウェハステージWSTを配置する。この状態で、アライメント系45を用いて計測点P21を撮像する。この撮像信号は主制御装置20に供給され、計測点P21を撮像した時点でY軸干渉計23で検出された検出結果とともに記憶される。
次いで、主制御装置20はウェハステージWSTに設けられている第1駆動系27を駆動してウェハステージWSTを−X方向に移動させ、図6Bに示す通り、エッジ部e2の+X方向の端部(以下、計測点P22という)がアライメント系45の計測視野内に入るようウェハステージWSTを配置する。この状態で、アライメント系45を用いて計測点P22を撮像する。この撮像信号は主制御装置20に供給され、計測点P22を撮像した時点でY軸干渉計23で検出された検出結果とともに記憶される。
主制御装置20は、以上の処理により得られた計測点P21,P22の撮像信号の各々を画像処理して計測点P21,P22の計測視野内における位置情報を求め、この位置情報と各々の撮像信号を撮像した時点で検出されたY軸干渉計23の検出結果とに基づいて、計測点P21,P22のY方向における位置情報を求める。
以上の処理で得られた計測点P11,P12の位置情報と、計測点P21,P22の位置情報とからエッジ部e1とエッジ部e2とのY方向における相対的な位置関係、即ちウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向における相対位置が求められる。エッジ部e1を複数の測定点P11,P12で測定し、エッジ部e2を複数の測定点P21,P22で測定しているため、ウェハステージWST又は計測ステージMSTのZ軸周りの回転に起因するエッジ部e1とエッジ部e2との平行からのずれ量を求めることもできる。尚、以上の処理で求められたウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向における相対位置を示す情報は、メモリ65(図3参照)に記憶され、露光時のウェハステージWSTと計測ステージMSTとの制御に用いられる。
図7A及び7Bは、フォーカス・レベリング検出系64を用いたウェハステージWSTと計測ステージMSTとのZ方向における相対位置測定を説明するための図である。計測処理が開始すると、主制御装置20は図1及び図2に示すY軸干渉計22,23の検出値をモニタしつつ、ウェハステージWSTに設けられている第2駆動系28a,28bを駆動して、エッジ部e1,e2が互いに近接した状態で投影光学系PLの下方(−Z方向)に位置するようにウェハステージWST及び計測ステージMSTの各々を配置する。
このとき、図7Aに示す通り、フォーカス・レベリング検出系64の検出領域が、ウェハホルダ40上であってエッジ部e2の近傍に設定されるよう、ウェハステージWST及び計測ステージMSTのY方向の位置を設定する。Y方向の配置が完了すると、主制御装置20はウェハステージWSTに設けられている第1駆動系27を駆動してウェハステージWSTを+X方向に移動させ、フォーカス・レベリング検出系64の検出領域が、ウェハホルダ40上であってエッジ部e2の−X方向の端部の近傍(以下、計測面P31という)に設定されるようウェハステージWSTを配置する。この状態で、フォーカス・レベリング検出系64を用いて計測面P31を検出する。この検出結果は主制御装置20に供給される。
次いで、主制御装置20はウェハステージWSTに設けられている第1駆動系27を駆動してウェハステージWSTを−X方向に移動させ、フォーカス・レベリング検出系64の検出領域が、ウェハホルダ40上であってエッジ部e2の+X方向の端部の近傍(以下、計測面P32という)に設定されるようウェハステージWSTを配置する。この状態で、フォーカス・レベリング検出系64を用いて計測面P32を検出する。この検出結果は主制御装置20に供給される。
次に、主制御装置20は図1及び図2に示すY軸干渉計22,23の検出値をモニタしつつ、計測ステージMSTに設けられている第2駆動系48a,48b、及びウェハステージWSTに設けられている第2駆動系28a,28bを駆動して、位置関係を保ったままウェハステージWST及び計測ステージMSTを+Y方向へ移動させる。このとき、図7Bに示す通り、フォーカス・レベリング検出系64の検出領域が、計測テーブルMTB上であってエッジ部e1の近傍に設定されるよう、ウェハステージWST及び計測ステージMSTのY方向の位置を設定する。
Y方向の配置が完了すると、主制御装置20は計測ステージMSTに設けられている第1駆動系47を駆動して計測ステージMSTを+X方向に移動させ、フォーカス・レベリング検出系64の検出領域が、計測テーブルMTB上であってエッジ部e1の−X方向の端部の近傍(以下、計測面P41という)に設定されるよう計測ステージMSTを配置する。この状態で、フォーカス・レベリング検出系64を用いて計測面P41を検出する。この検出結果は主制御装置20に供給される。
次いで、主制御装置20は計測ステージMSTに設けられている第1駆動系47を駆動して計測ステージMSTを−X方向に移動させ、フォーカス・レベリング検出系64の検出領域が、計測テーブルMTB上であってエッジ部e1の+X方向の端部の近傍(以下、計測面P42という)に設定されるよう計測ステージMSTを配置する。この状態で、フォーカス・レベリング検出系64を用いて計測面P42を検出する。この検出結果は主制御装置20に供給される。
以上の処理で得られた計測面P31,P32の検出結果と、計測面P41,P42の検出結果とからウェハホルダ40と計測テーブルMTBとのZ方向における相対的な位置関係、即ちウェハステージWSTと計測ステージMSTとのZ方向における相対位置が求められる。尚、以上の処理で求められたウェハステージWSTと計測ステージMSTとのZ方向における相対位置を示す情報は、メモリ65(図3参照)に記憶され、露光時のウェハステージWSTと計測ステージMSTとの制御に用いられる。
露光装置EXの立ち上げ時、定期的なメンテナンス時、又はリセット時において、以上説明した計測処理が終了するとウェハWの露光処理が開始される。次に、露光処理の詳細について説明する。ウェハWを露光する場合には、計測ステージMSTは所定の待避位置に配置され、露光すべきウェハWを保持するウェハステージWSTは投影光学系PLの下方(−Z方向)に配置される。
そして、まず、液体供給装置19aから水Lqの供給を行う前にウェハW上に水Lqがない状態で、ウェハWに形成されたアライメントマークの計測処理が行われる。尚、ここでは、ウェハWに少なくとも1つのレイヤ(層)のパターンが形成されているものとするが、ウェハWにレイヤのパターンが全く形成されていない場合には、アライメントマークの計測処理は省略される。
この計測処理では、主制御装置20が、X軸干渉計42及びY軸干渉計23の検出結果をモニタしつつウェハステージWSTに設けられている第1駆動系27及び第2駆動系28a,28bを駆動してウェハステージWSTを所定の経路上で移動させる。この移動の途中でアライメント系45を用いてウェハW上に形成されている複数のアライメントマークをLq水を介さずに計測する。尚、アライメント系45がアライメントマークの計測を行うときはウェハステージWSTは停止状態になる。
これにより、X軸干渉計42及びY軸干渉計23によって規定される座標系内での各アライメントマークの位置情報が計測される。尚、アライメント系45によるアライメントマークの計測は、ウェハW上の全てのアライメントマークを計測してもよいし、その一部を計測するのみでもよい。また、アライメント系45がウェハWを移動させながらウェハW上のアライメントマークを計測できる場合には、ウェハステージWSTを停止状態にさせなくても良い。
また、上記のウェハステージWSTの移動中に、フォーカス・レベリング検出系64によりウェハWの表面情報が水Lqを介さずに検出される。フォーカス・レベリング検出系64による表面情報の検出はウェハW上に設定されたショット領域(不図示)毎に行われ、検出結果はウェハWの走査方向(Y軸方向)の位置を対応させて主制御装置20に記憶される。尚、フォーカス・レベリング検出系64による表面情報の検出は、一部のショット領域に対して行うだけでもよい。また、アライメント系45を用いた複数のアライメントマークの位置情報の計測と、フォーカス・レベリング検出系64を用いたウェハWの面情報の検出のうちの何れか一方を先に完了させ、その後に他方を実行するようにしてもよい。
以上の計測が終了すると、主制御装置20は、上記のアライメントマークの計測結果を用いてエンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)演算を行い、ウェハW上の各ショット領域の配列を算出し、その配列情報をメモリ65に記憶する。また、上記のフォーカス・レベリング検出系64を用いた検出結果をメモリ65に記憶する。そして、液浸装置17の液体供給装置19a及び液体回収装置19bの各バルブの開閉制御を行って、投影光学系PLの先玉GLとウェハW(ウェハホルダ40)との間に水Lqを供給する。
次に、主制御装置20は、メモリ65から各ショット領域の配列情報を読み出し、予め得られたベースライン量の計測結果を用いて配列情報を補正した上でウェハW上の最初に露光すべきショット領域が走査開始位置に配置されるようウェハステージWSTを移動させる。そして、主制御装置20は、X軸干渉計42及びY軸干渉計23及びレチクル干渉計12の検出値をモニタしつつ、レチクルステージ駆動部11並びに第1駆動系27及び第2駆動系28a,28bの駆動を制御して、レチクルR(レチクルステージRST)とウェハW(ウェハステージWST)とをY方向に関して相対的に走査する。
この走査中の加速終了後と減速開始直前との間の等速移動時に、照明光ILの照明領域に対してレチクルR(レチクルステージRST)とウェハW(ウェハステージWST)とをY方向に関して等速同期移動させることにより、レチクルRのパターンをウェハW上の最初に露光すべきショット領域に転写する。レチクルRとウェハWとの走査中は、液体Lqの供給前にフォーカス・レベリング検出系64を用いて検出された表面情報をメモリ65から読み出し、この表面情報を用いてウェハWのZ方向の表面位置及び姿勢が調整される。以上の走査は、ウェハW上に設定された全ショット領域に対して繰り返し行われる。
ウェハステージWST上に保持されているウェハWに対する露光が終了すると、主制御装置20は、Y軸干渉計22の検出値に基づいて計測ステージMSTに設けられている第1駆動系47及び第2駆動系48a,48bの駆動を制御して、計測ステージMSTをウェハステージWSTに接近させる。このとき、主制御装置20は、メモリ65に記憶されたウェハステージWSTと計測ステージMSTとの相対位置を示す情報(図5A〜図7Bに示した計測により得られた情報)を読み出し、ウェハステージWSTに設けられている第1駆動系27及び第2駆動系28a,28b、並びに、計測ステージMSTに設けられている第1駆動系47及び第2駆動系48a,48bの駆動量を制御してウェハステージWSTと計測ステージMSTとが所定の位置関係となるよう制御する。具体的には、図4Aに示すギャップG1が例えば0.5mm以下となり、且つ、図4Bに示すギャップG2が例えば0.1mm以下となるよう制御する。
そして、主制御装置20が上記の位置関係が保たれた状態で両ステージWST,MSTを+Y方向移動させることにより、ウェハステージWST上の水Lqは計測ステージMST上に受け渡される。このとき、上記の制御によってウェハステージWSTと計測ステージMSTとのギャップG1が例えば0.5mm以下にされるため、ウェハステージWST(ウェハホルダ40)と計測ステージMST(計測テーブルMTB)との間から水Lqが漏れるのを防止することができる。また、上記の制御によってウェハステージWSTと計測ステージMSTとのギャップG2が例えば0.1mm以下にされるため、水LqがウェハステージWST上に残存するのを防止することができる。
次いで、主制御装置20は、ウェハステージWSTの位置をX軸干渉計42及びY軸干渉計23の検出値に基づいて管理しつつ、ウェハステージWSTに設けられている第1駆動系27及び第2駆動系28a,28bの駆動を制御して、所定のローディングポジションにウェハステージWSTを移動させるとともに、ウェハWの交換を行う。これと並行して、計測ステージMSTを用いた所定の計測を必要に応じて実行する。この計測としては、例えばレチクルステージRST上のレチクル交換後に行われるアライメント系45のベースライン量の計測が一例として挙げられる。
以上のウェハステージWST上のウェハWの交換及び計測ステージMSTを用いた計測が終了すると、主制御装置20は、計測ステージMSTに対してウェハステージWSTを接近させ、再度上述した制御を行ってウェハステージWSTとレチクルステージRSTとの位置関係が保たれた状態で両ステージWST,MSTを−Y方向に移動させる。これにより、計測ステージMST上の水LqがウェハステージWST上に受け渡される。このときも、図4Aに示すギャップG1が例えば0.5mm以下とされ、且つ、図4Bに示すギャップG2が例えば0.1mm以下とされるため、ウェハステージWST(ウェハホルダ40)と計測ステージMST(計測テーブルMTB)との間から水Lqが漏れるのを防止することができるとともに、水Lqが計測ステージMST上に残存するのを防止することができる。
水Lqの受け渡しを終えると、主制御装置20は、計測ステージMSTを所定の待避位置に移動させるとともに、ウェハステージWSTを投影ユニットPUの直下に戻す。そして、ウェハステージWST側では、交換後のウェハWに対してウェハアライメント、即ちアライメント系45による交換後のウェハW上のアライメントマークの検出を行い、EGA演算を行ってウェハW上の複数のショット領域の位置座標を算出する。その後で、主制御装置20は、上記と同様に新たなウェハWに対してステップ・アンド・スキャン方式の露光動作を実行し、ウェハ上の複数のショット領域にレチクルパターンを順次転写させる。
尚、前述したアライメント系45を用いたウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向における相対位置測定においては、図5A〜図6Bを用いて説明した通り、計測ステージMST(計測テーブルMTB)のエッジ部e1の2箇所(計測点P11,P12)と、ウェハステージWST(ウェハホルダ40)のエッジ部e2の2箇所(計測点P21,P22)とを順次アライメント系45で測定していた。しかしながら、アライメント系45の計測視野のY方向の大きさが1mm程度以上ある場合には、計測ステージMSTとウェハステージWSTとを近接させてエッジ部e1とエッジ部e2との両方をアライメント系45の計測視野に配置して同時に測定するのが望ましい。かかる測定を行うことにより、測定に要する時間を短縮することができる。
また、以上説明した実施形態では、アライメント系45を用いてウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向における相対位置を測定し、フォーカス・レベリング検出系64を用いてウェハステージWSTと計測ステージMSTとのZ方向における相対位置を測定していた。しかしながら、XY面内におけるマークの位置情報の計測のみならず、フォーカス状態を検出することができるアライメント系を用いれば、ウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向及びZ方向における相対位置を同時に測定することができる。
図8は、アライメント系に設けられるフォーカス状態検出系の検出原理を説明するための図である。図8に示す通り、フォーカス状態検出系70は、対物レンズ71、瞳分割ミラー72、集光レンズ73、及びCCD等の撮像素子74を含む。尚、図8に示す光学部材のうち、対物レンズ71はメークの位置情報を計測するためにアライメント系に設けられる対物レンズと共用するのが望ましい。ウェハWの表面からの反射光像は、対物レンズ71を介して瞳分割ミラー72に入射してテレセントリシティーが崩される。このテレセントリシティーが崩された反射光像が集光レンズ73で集光されて、撮像素子74の撮像面に結像する。
つまり、フォーカス状態検出系70は、撮像素子74の撮像面の位置とウェハWの表面からの反射光像の結像位置との間のフォーカス方向におけるずれ量(デフォーカス量)を、撮像素子74の撮像面上の異なる位置に撮像される像(瞳分割ミラー72により分割された像)の間隔の変化として検出するものである。ここで、図8の(a)部に示す通り、デフォーカス量が零である場合の像の間隔をD1とする。
図8の(a)部に示す状態から、図8の(b)部に示す通り、ウェハWが−Z方向にデフォーカスすると、瞳分割ミラー72によって分割された像の間隔が間隔D1よりも狭い間隔D2になる。これに対し、ウェハWが+Z方向にデフォーカスすると瞳分割ミラー72によって分割された像の間隔が間隔D1よりも広い間隔になる。従って、撮像素子74の撮像面上の像の間隔を計測することにより、デフォーカス量を計測することができる。以上説明したフォーカス状態検出系をアライメント系に備えることで、ウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向及びZ方向における相対位置を同時に測定することができる。この結果として、相対位置の測定に要する時間を短縮することができる。
図9A、9B、9C、及び9Dは、ウェハステージWSTと計測ステージMSTとが近接状態にあるときのエッジ部の拡大図である。以上の説明では、図9Aに示す通り、ウェハステージのウェハテーブルWTBとウェハホルダ40との−Y方向における端部が揃えられている場合を挙げて説明した。しかしながら、図9Bに示す通り、ウェハステージWSTの−Y方向側において、ウェハホルダ40がウェハテーブルWTBに対して−Y方向に張り出していてもよい。
また、図9Cに示す通り、ウェハステージWSTについてはウェハホルダ40がウェハテーブルWTBに対して−Y方向に張り出した状態にあり、計測ステージMSTについては計測テーブルMTBの+Y方向側のエッジに沿って段部90が形成された構成であっても良い。かかる構成の場合には、ウェハステージWSTと計測ステージMSTとが互いに近接するときには、−Y側に張り出したウェハホルダ40が計測テーブルMTBの段部90の上方(+Z方向)を覆う状態となる。尚、図9Dに示す通り、段部90が形成された計測テーブルMTBが+Y方向に張り出さないように構成しても良い。
図9C又は図9Dに示す構成の場合には、図中に示す段差部91が計測テーブルMTBの+Y方向側のエッジ部e1(図5A又は図6A参照)となる。よって、ウェハステージWSTと計測ステージMSTとのY方向における相対位置を測定する場合には、アライメント系45を用いて段差部91の測定が行われる。また、ウェハステージWSTと計測ステージMSTとを互いに近接させる場合には、段差部91とウェハホルダ40との間隔(ギャップ)が0.5mm以下となるように制御される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、ウェハWのアライメントマークを計測するために設けられているアライメント系45と、ウェハWのZ方向の表面位置及び姿勢を検出するために設けられているフォーカス・レベリング検出系64とを用いてウェハステージWSTと計測ステージMSTとの相対位置を測定していた。しかしながら、これらの相対位置を測定する専用の測定装置を設けて測定を行っても良い。
例えば、ウェハステージWST及び計測ステージMSTの何れか一方のステージに他方のステージとの距離を測定する測定装置を設けてY方向の相対位置を測定しても良い。かかる測定を行う場合には、エッジ部e1及びe2(図5A又は図6A参照)間の距離を直接測定できるように構成するのが望ましい。また、他方のステージの側面(ウェハステージWSTの場合には−Y側の側面、計測ステージMSTの場合には+Y側の側面)にそのステージの基準位置を示す基準部材を設け、この基準部材を測定することによりZ方向位置ずれを測定しても良い。
また、上記実施形態ではArFエキシマレーザ光を用いる場合を例に挙げて説明したが、これ以外に、例えばg線(波長436nm)、i線(波長365nm)、又はKrFエキシマレーザ光(波長248nm)、Fレーザ光(波長157nm)、Krレーザ光(波長146nm)、YAGレーザ光、若しくは半導体レーザの高周波を用いることができる。更に、DFB半導体レーザ又はファイバーレーザから発振される赤外域、又は可視域の単一波長レーザ光を、例えばエルビウム(又はエルビウムとイットリビウムの両方)がドープされたファイバーアンプで増幅し、非線形光学結晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を用いても良い。例えば、単一波長レーザの発振波長を1.51〜1.59μmの範囲内とすると、発生波長が189〜199nmの範囲内である8倍高調波、又は発生波長が151〜159nmの範囲内である10倍高調波が出力される。
なお、上記各実施形態では干渉計システム(24)を用いてレチクルステージRST、及びウェハステージWSTの各位置情報を計測するものとしたが、これに限らず、例えば各ステージに設けられるスケール(回折格子)を検出するエンコーダシステムを用いてもよい。この場合、干渉計システムとエンコーダシステムの両方を備えるハイブリッドシステムとし、干渉計システムの計測結果を用いてエンコーダシステムの計測結果の較正(キャリブレーション)を行うことが好ましい。また、干渉計システムとエンコーダシステムとを切り替えて用いる、あるいはその両方を用いて、ステージの位置制御を行うようにしてもよい。
また、本発明は、ウェハステージが複数設けられるツインステージ型の露光装置にも適用できる。ツインステージ型の露光装置の構造及び露光動作は、例えば特開平10−163099号公報及び特開平10−214783号公報(対応米国特許6,341,007号、6,400,441号、6,549,269号及び6,590,634号)、特表2000−505958号(対応米国特許5,969,441号)或いは米国特許6,208,407号に開示されている。この場合、計測ステージMSTに代えて複数のウェハステージの間でギャップG1,G2を制御して、水Lqを複数のウェハステージ間で受け渡しても良い。更に、計測機能を有さないステージと、ウェハステージWSTとの間でギャップG1,G2を制御して水Lqの受け渡しを行っても良い。また更に、本発明を、本出願人が先に出願した特願2004−168481号(対応国際公開第2005/122242号パンフレットのウェハステージに適用してもよい。
また、投影光学系PLは、物体面(レチクルR)側と像面(ウェハW)側の両方がテレセントリックであってもよく、片方がテレセントリックであってもよい。また、マスクMのパターン像を縮小投影する縮小系のみならず、等倍像を投影するものであってもよい。更に、投影光学系PLとしては、反射光学素子のみからなる反射系、又は反射光学素子と屈折光学素子とを有する反射屈折系(カタッディオプトリック系)を採用しても良い。尚、投影光学系PLが備える複数のレンズ素子の硝材は、照明光ILの波長に応じて、例えば石英又は蛍石が用いられる。
尚、上記各実施形態で移動ステージに保持される基板としては、半導体デバイス製造用の半導体ウェハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウェハ、或いは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウェハ)等が適用される。露光装置EXとしては、液浸法を用いない走査型露光装置、又はレチクルRとウェハWとを静止した状態でレチクルRのパターンを一括露光し、ウェハWを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。また、本発明はウェハW上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。露光装置EXの種類としては、ウェハWに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、或いはレチクル又はマスク等を製造するための露光装置等にも広く適用できる。
また、上記各実施形態では投影光学系PLを備えた露光装置を例に挙げて説明してきたが、投影光学系PLを用いない露光装置及び露光方法に本発明を適用することができる。投影光学系を用いない場合であっても、露光光はマスク又はレンズなどの光学部材を介して基板に照射され、そのような光学部材と基板との間の所定空間に液浸領域が形成される。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6,778,257号公報に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する電子マスク(可変成形マスクとも呼ばれ、例えば非発光型画像表示素子(空間光変調器)の一種であるDMD(Digital Micro-mirror Device)などを含む)を用いてもよい。
さらに、例えば特表2004−519850号公報(対応米国特許第6,611,316号)に開示されているように、2つのマスクのパターンを、投影光学系を介して基板上で合成し、1回のスキャン露光によって基板上の1つのショット領域をほぼ同時に二重露光する露光装置にも本発明を適用することができる。
ウェハステージWST及び/又はレチクルステージRSTにリニアモータ(USP5,623,853又はUSP5,528,118参照)を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型及びローレンツ力又はリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージWST,RSTは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。各ステージWST,RSTの駆動機構としては、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力により各ステージWST,RSTを駆動する平面モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットとのいずれか一方をステージWST,RSTに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方をステージWST,RSTの移動面側に設ければよい。
ウェハステージWSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−166475号公報(USP5,528,118)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。レチクルステージRSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−330224号公報(対応米国特許第5,874,820号)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
なお、本国際出願で指定又は選択された国の法令で許容される限りにおいて、上記各実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
以上のように、本実施形態の露光装置EXは、各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。尚、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
図10は、マイクロデバイス(IC又はLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造工程の一例を示すフローチャートである。半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図10に示す通り、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップS210、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップS202、デバイスの基材である基板(ウェハ)を製造するステップS203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に転写する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチング工程などの基板処理プロセスを含むステップS204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)S205、検査ステップS206等を経て製造される。

Claims (23)

  1. 基準面に沿って移動する第1及び第2ステージと、
    前記基準面に交差する第1方向に沿った、前記第1及び第2ステージの間の第1ギャップを計測する第1計測装置と、
    前記第1計測装置の計測結果に基づいて、前記第1ギャップを調整する第1調整装置と
    を備えたことを特徴とするステージ装置。
  2. 前記第1調整装置は、前記第1及び第2ステージが互いに近接した際に、前記第1及び第2ステージの少なくとも一のステージの前記第1方向に沿った位置を調整することを特徴とする請求項1記載のステージ装置。
  3. 前記第1調整装置は、前記第1ギャップが0.1mm以下になるように、前記第1及び第2ステージの少なくとも一のステージの前記第1方向に沿った位置を調整することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のステージ装置。
  4. 前記第1方向は、前記基準面と直交することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のステージ装置。
  5. 前記基準面に沿った、前記第1及び第2ステージの間の第2ギャップを計測する第2計測装置と、
    前記第2計測装置の計測結果に基づいて、前記第2ギャップを調整する第2調整装置と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のステージ装置。
  6. 前記第2調整装置は、前記第2ギャップが0.5mm以下になるように、前記第1及び第2ステージの少なくとも一のステージの前記基準面に沿った位置を調整することを特徴とする請求項5記載のステージ装置。
  7. 基準面に沿って移動する第1及び第2ステージと、
    前記第1及び第2ステージの、前記基準面に沿った各位置を計測する計測装置と、
    前記第1ステージの上面のエッジ及び前記第2ステージの上面のエッジを検出する検出装置と、
    前記計測装置の計測結果と前記検出装置の検出結果とに基づいて、前記第1及び第2ステージの少なくとも一のステージの前記基準面に沿った位置を調整する調整装置と
    前記検出装置の前記検出結果に基づいて、前記基準面に交差する方向に沿った、前記第1及び第2ステージの間の第2ギャップを算出する算出装置と
    を備えたことを特徴とするステージ装置。
  8. 前記調整装置は、前記基準面に沿った前記第1及び第2ステージの間の第1ギャップが0.5mm以下になるように、前記第1及び第2ステージの少なくとも一のステージの前記基準面に沿った位置を調整することを特徴とする請求項7記載のステージ装置。
  9. 前記第1又は第2ステージの一部が他方のステージに対して張り出していることを特徴とする請求項1から請求項の何れか一項に記載のステージ装置。
  10. 液体を介して基板を露光する露光装置において、
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載のステージ装置を備え、
    前記第1計測装置は前記液体を介さずに前記第1ギャップを計測することを特徴とする露光装置。
  11. 液体を介して基板を露光する露光装置において、
    請求項7から請求項の何れか一項に記載のステージ装置を備え、
    前記検出装置は前記液体を介さずに前記第1ステージの上面のエッジ及び前記第2ステージの上面のエッジを検出することを特徴とする露光装置。
  12. 前記第1ステージは前記基板を保持する基板ステージであり、前記第2ステージは露光に関する情報を計測する計測ステージであることを特徴とする請求項10又は請求項11記載の露光装置。
  13. 露光工程を有するデバイスの製造方法であって、請求項10から請求項12の何れか一項に記載の露光装置を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
  14. 液浸露光のために液浸領域を互いに相対移動可能な第1部材と第2部材との間で移動させる方法であって、
    前記第1部材と前記第2部材との間で液体を移動させる第1ステップと、
    前記第1ステップに先立って、前記第1部材と前記第2部材との位置関係を計測する第2ステップと、
    前記第1ステップと前記第2ステップとの間で、前記第2ステップでの計測に基づいて前記第1部材と前記第2部材との位置関係を調整する第3ステップと、を備え、
    前記第1及び第2部材は基準面に沿って移動可能であり、
    前記第2ステップでは前記基準面に交差する第1方向に沿った前記第1及び第2部材の間の第1ギャップを計測し、
    前記第3ステップでは前記計測に基づいて前記第1ギャップを調整することを特徴とする方法。
  15. 液体を介して第1部材に保持された基板を露光する露光方法であって、
    前記第1部材と、前記第1部材と相対移動が可能な第2部材との間で液体を移動させる第1ステップと、
    前記第1ステップに先立って、前記第1部材と前記第2部材との位置関係を計測する第2ステップと、
    前記第1ステップと前記第2ステップとの間で、前記第2ステップでの計測に基づいて前記第1部材と前記第2部材との位置関係を調整する第3ステップと、を備え、
    前記第1及び第2部材は基準面に沿って移動可能であり、
    前記第2ステップでは前記基準面に交差する第1方向に沿った前記第1及び第2部材の間の第1ギャップを計測し、
    前記第3ステップでは前記計測に基づいて前記第1ギャップを調整することを特徴とする露光方法。
  16. 前記第3ステップでは前記第1ギャップが0.1mm以下になるように前記第1及び第2部材の少なくとも一の部材の前記第1方向に沿った位置を調整することを特徴とする請求項15記載の露光方法。
  17. 光学部材と前記第1部材との間の空間に液体を満たして露光を行い、前記第1方向は前記光学部材の光軸方向に沿った方向であることを特徴とする請求項15記載の露光方法。
  18. 前記第1及び第2部材は基準面に沿って移動可能であり、前記第2ステップでは前記基準面に沿った前記第1及び第2部材の間の第2ギャップを計測し、前記第3ステップでは前記計測に基づいて前記第2ギャップを調整することを特徴とする請求項15記載の露光方法。
  19. 前記第3ステップでは前記第2ギャップが0.5mm以下になるように前記第1及び第2部材の少なくとも一の部材の前記基準面に沿った位置を調整することを特徴とする請求項18記載の露光方法。
  20. 前記第1及び第2部材は基準面に沿って移動可能であり、
    前記第2ステップは、前記第1及び第2部材の前記基準面に沿った各位置を計測する第4ステップと、前記第1部材の上面のエッジ及び前記第2部材の上面のエッジを検出する第5ステップとを含み、
    前記第3ステップは、前記第4ステップと前記第5ステップとに基づいて前記第1及び第2部材の少なくとも一の部材の前記基準面に沿った位置を調整することを特徴とする請求項15記載の露光方法。
  21. 前記第2ステップでは、液体を介さずに前記第1部材と前記第2部材との位置関係を計測することを特徴とする請求項15記載の露光方法。
  22. 露光工程を有するデバイスの製造方法であって、請求項15から請求項21の何れか一項に記載の露光方法を用いることを特徴とするデバイスの製造方法。
  23. 液体を介して基板を露光する露光装置を製造する方法であって、
    請求項1から請求項の何れか一項に記載のステージ装置を供給するステップと、
    液体を介さずに前記第1ステージと前記第2ステージとの位置関係を計測するステップと、を備えることを特徴とする露光方法。
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