JP5306912B2 - 測定器用ホルダ - Google Patents

測定器用ホルダ Download PDF

Info

Publication number
JP5306912B2
JP5306912B2 JP2009140143A JP2009140143A JP5306912B2 JP 5306912 B2 JP5306912 B2 JP 5306912B2 JP 2009140143 A JP2009140143 A JP 2009140143A JP 2009140143 A JP2009140143 A JP 2009140143A JP 5306912 B2 JP5306912 B2 JP 5306912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measuring instrument
cable
winding
holding
instrument holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009140143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010286348A (ja
Inventor
公二 森下
好幸 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2009140143A priority Critical patent/JP5306912B2/ja
Publication of JP2010286348A publication Critical patent/JP2010286348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5306912B2 publication Critical patent/JP5306912B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Description

本発明は、測定器を収容すると共に測定器に接続されたテストリードを保持する測定器用ホルダに関するものである。
携帯型の測定器をテストリードと共に持ち運ぶ際に用いる手段として、特開平10−206461号公報において出願人が開示したケースが知られている。このケースは、測定器(回路計)を収納すると共に、テストリードを測定器に接続した状態のままで収納可能に構成されている。この場合、テストリードを収納する際には、テストリードのケーブル(コード)をケースの底板に巻き付けて、テストリードのプローブ部(接触ピンを有する把持用本体部)をケースの収納部に収納する。また、出願人は、特開2001−74773号公報において、裏面側に突起部を配設した携帯用測定器を開示している。この携帯用測定器では、接続されているケーブル(コード)を突起部に巻き付けることにより、プローブ部(テストリード棒)とケーブルとを携帯用測定器の裏面側に収納することが可能となっている。
特開平10−206461号公報(第3頁、第1−3図) 特開2001−74773号公報(第3−4頁、第1−6図)
ところが、上記したケースや携帯用測定器には、解決すべき以下の課題がある。すなわち、上記したケースや携帯用測定器では、ケーブルを底板や突起部に巻き付けてプローブ部を収納している。この場合、上記のケースに収納される測定器や上記の携帯用測定器に接続されるケーブルは、弛みが生じないように予め決められた巻き方向(右巻きまたは左巻き)で底板や突起部に1回または複数回巻き付けたときに、プローブ部が収納部の所定位置に所定の向きで収納されるように、その長さが調整されている。しかしながら、上記のケースや携帯用測定器では、底板や突起部に対してケーブルをいずれの巻き方向にも巻き付けることが可能なため、例えば、左巻きで巻き付けることを前提にして長さが調整されているケーブルを右巻きで巻き付けたときには、プローブ部の向きが逆向きとなったり、ケーブルの長さが足らずにプローブ部が収納部の所定位置に届かなかったり、その逆にケーブルに余りが生じたりすることがあり、このようなときには、ケーブルを逆の巻き方向(逆巻き)で巻き直す無駄な作業が発生することとなる。このため、このような無駄な作業の発生を防止して作業性の向上が可能な手段の開発が望まれている。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、測定器の収容およびテストリードの保持を行う際の作業性を向上し得る測定器用ホルダを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定器用ホルダは、測定器を収容すると共に当該測定器に接続されたテストリードを保持する測定器用ホルダであって、略長方形状の底壁と当該底壁の外周縁部に立設された側壁とによって形成される収容部に前記測定器を収容すると共に当該収容部の隅部における当該底壁に設けられた第1の孔と当該側壁に設けられて前記第1の孔に繋がる第2の孔とで前記テストリードのケーブルを挿通可能な挿通孔が形成された本体部と、一端部が前記挿通孔に近接した状態で前記底壁の長手方向に沿って当該底壁の外面に立設されて、前記ケーブルを巻き付け可能に構成されたリブ状の巻き付け部と、前記巻き付け部に隣接した状態で前記底壁の外面に配設されて前記テストリードにおける接触端子の本体部の先端部側および当該本体部の基端部側を保持する第1の端子保持部とを備え、前記巻き付け部は、前記挿通孔側に位置する一方の側面における前記一端部側から他方の側面における当該巻き付け部の他端部側に向けて形成された切り欠きによって分割された第1および第2の半体部を備えると共に当該両側面間を斜めに横断する状態で前記ケーブルを当該切り欠き内に配置可能に構成され、前記側壁の外面における前記第2の孔の縁部と前記切り欠きとの間に案内溝が形成されている。
また、請求項2記載の測定器用ホルダは、請求項1記載の測定器用ホルダにおいて、巻き付けられた前記ケーブルの脱落を防止可能なフランジが前記巻き付け部の上端部に配設されている。
また、請求項3記載の測定器用ホルダは、請求項1または2記載の測定器用ホルダにおいて、ケーブル保護用の保護壁が前記側壁の外面における前記第2の孔の縁部に配設されている。
また、請求項4記載の測定器用ホルダは、請求項1から3のいずれかに記載の測定器用ホルダにおいて、前記接触端子のプローブピンを当該測定器用ホルダから突出させた状態で当該接触端子の前記本体部の前記基端部を保持する第2の端子保持部が前記底壁の外面に配設されている。
請求項1記載の測定器用ホルダでは、挿通孔側に位置する一方の側面における一端部側から他方の側面における巻き付け部の他端部側に向けて形成されて両側面間を斜めに横断する状態でケーブルを配置可能な切り欠きによって分割された第1および第2の半体部を備えて巻き付け部が構成され、第2の孔の縁部と切り欠きとの間に案内溝が形成されている。このため、この測定器用ホルダでは、ケーブルの巻始めにおいて、ケーブルを案内溝に沿わせることで、巻き付け部を斜めに横断させてケーブルを巻き付け部における他方の側面の他端部側に到達させることができる。したがって、ケーブルを巻き付け部に巻き付ける際の巻き方向が、ケーブルの長さを規定する際に前提とした巻き方向(例えば左巻き)に自然に定まって、逆の巻き方向(例えば右巻き)での巻き付けが行われる事態を確実に防止することができる。この結果、ケーブルの長さ不足や余りを生じさせることなく、接触端子の本体部の先端部側および本体部の基端部側を第1の端子保持部に確実に保持させることができる。したがって、この測定器用ホルダによれば、巻き方向の誤りに起因してケーブルを巻き直す無駄な作業の発生を確実に防止することができるため、測定器の収容およびテストリードの保持を行う際の作業性を十分に向上することができる。
また、請求項2記載の測定器用ホルダによれば、巻き付け部の上端部にフランジを配設したことにより、巻き付け部に巻き付けたケーブルの脱落を確実に防止することができる。
また、請求項3記載の測定器用ホルダによれば、ケーブル保護用の保護壁を側壁の外面における第2の孔の縁部に配設したことにより、挿通孔に挿通されて側壁の外面側に露出したケーブルを確実に保護することができる。
さらに、請求項4記載の測定器用ホルダによれば、接触端子のプローブピンを測定器用ホルダから突出させた状態で接触端子の本体部の基端部を保持する第2の端子保持部を底壁の外面に配設したことにより、測定器が収容されている測定器用ホルダを持つ一方の手で測定対象体に対して一方の接触端子の先端部を接触させることができるため、測定時の操作性を十分に高めることができる。
収容部51側から見た測定器用ホルダ1の斜視図である。 第1プローブ保持部4側から見た測定器用ホルダ1の斜視図である。 収容部51側から見た測定器用ホルダ1の平面図である。 第1プローブ保持部4側から見た測定器用ホルダ1の底面図である。 挿通孔14側から見た測定器用ホルダ1の側面図である。 第1保持片31側から見た測定器用ホルダ1の側面図である。 測定器100およびテストリード110の構成を示す斜視図である。 測定器用ホルダ1の使用方法を説明する第1の説明図である。 測定器用ホルダ1の使用方法を説明する第2の説明図である。 測定器用ホルダ1の使用方法を説明する第3の説明図である。 測定器用ホルダ1の使用方法を説明する第4の説明図である。 測定器用ホルダ1の使用方法を説明する第5の説明図である。
以下、本発明に係る測定器用ホルダの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定器用ホルダ1の構成について説明する。図1,2に示す測定器用ホルダ1は、本発明に係る測定器用ホルダの一例であって、測定器100(図7参照)を収容すると共に測定器100に接続されているテストリード110(同図参照)を保持可能に構成されている。この場合、測定器100は、一例として、電圧、電流および抵抗などの電気的物理量を測定する携帯型の小形測定器であって、同図に示すように、測定モード切り替え用のダイヤル101や測定値を表示する表示部102を備えて構成されている。また、テストリード110は上記の電気的物理量を測定する際に、測定対象体に接触されるテストリードであって、一端部111aが測定器100に接続される2本のケーブル111と、各ケーブル111の他端部111bにそれぞれ接続された2本のプローブ部112(接触端子の一例)とを備えて構成されている。また、プローブ部112は、絶縁材料で形成された本体部112aと測定対象体に接触される金属製のプローブピン112bとを備えて構成されている。この場合、ケーブル111は、後述する測定器用ホルダ1の巻き付け部3に複数回巻き付けた状態において、後述する測定器用ホルダ1の第1プローブ保持部(第1の端子保持部)4の配設位置にプローブ部112が位置するように、その長さが調整されている。
一方、測定器用ホルダ1は、図1〜図4に示すように、本体部2、巻き付け部3、第1プローブ保持部4および第2プローブ保持部(第2の端子保持部)5を備えて構成されている。本体部2は、略矩形の底壁11と、底壁11の外周縁部に立設された側壁12とを備えて、底壁11の内面11aと側壁12の内面12aとによって形成された平面視略矩形の収容部51(図1,3参照)に測定器100を嵌め込ませて収容可能に構成されている。また、図3,4に示すように、収容部51の4つの隅部52a〜52dの1つ(例えば、隅部52a)における底壁11には、内面11aから外面11bまで貫通する第1貫通孔(第1の孔)14aが設けられている。この場合、第1貫通孔14aの大きさは、テストリード110のプローブ部112を挿通可能な大きさに規定されている。また、隅部52aにおける側壁12には、内面12a側から外面12b側まで貫通して第1貫通孔14aに繋がる第2貫通孔(第2の孔)14bが第1貫通孔14aと一体的に設けられている。この場合、第1貫通孔14aと第2貫通孔14bとによって、テストリード110のケーブル111を挿通可能な挿通孔14が形成される。
また、図4,5に示すように、側壁12の外面12bおよび底壁11の外面11bには、外面12bにおける第2貫通孔14bの縁部と後述する巻き付け部3の切り欠き3eとの間を繋ぐ案内溝15が形成されている。この場合、この案内溝15は、挿通孔14に挿通されたテストリード110のケーブル111を切り欠き3eに案内する機能を有している(図9参照)。また、図3〜図5に示すように、側壁12の外面12bにおける第2貫通孔14bの縁部には、挿通孔14に挿通されて外面12b側に露出したケーブル111(図9参照)を保護するケーブル保護用の保護壁16が配設されている。
巻き付け部3は、図4,6に示すように、リブ状に形成されると共に、一端部3aが挿通孔14に近接した状態で底壁11の長手方向(図4における左右方向)に沿って底壁11の外面11bに立設されて、挿通孔14に挿通されたテストリード110のケーブル111を巻き付け可能に構成されている。また、巻き付け部3は、同図に示すように、挿通孔14側に位置する一方の側面3cにおける一端部3a側から他方の側面3dにおける他端部3b側に向けて形成された切り欠き3eによって分割された第1巻き付け部(第1の半体部)21および第2巻き付け部(第2の半体部)22を備えている。この場合、この測定器用ホルダ1では、上記両側面側面3c,3d間を斜めに横断する状態でケーブル111を切り欠き3e内に配置することが可能となっている。また、図4〜図6に示すように、巻き付け部3(第1巻き付け部21および第2巻き付け部22)の上端部(先端部)には、巻き付けられたケーブル111の脱落を防止可能なフランジ23がそれぞれ配設されている。
第1プローブ保持部4は、図2,4に示すように、巻き付け部3に隣接した状態で底壁11の外面11bに配設された第1保持片31および第2保持片32を備えて構成されて、テストリード110のプローブ部112を保持する。この場合、第1保持片31は、2つの凹部31aを有して構成され、この凹部31aに嵌め込まれた各プローブ部112における各本体部112aの基端部121側を保持する(図11参照)。また、第2保持片32は、2つの爪部32aを備えて構成され、この2つの爪部32aの間に嵌め込まれた各プローブ部112における各本体部112aの先端部122側を保持する。
第2プローブ保持部5は、底壁11の外面11bにおける第1プローブ保持部4の第2保持片32に近接する位置に配設されている。この場合、第2プローブ保持部5は、プローブ部112における本体部112aの基端部121を挿入可能な挿入部5aを有して構成され、本体部2からプローブピン112b(先端部)を突出させた状態のプローブ部112を保持する。
この場合、この測定器用ホルダ1は、一例として、弾性および柔軟性を有する材料(例えば、エラストマーやゴム)によって形成されている。このため、測定器用ホルダ1は、収容した測定器100を衝撃から保護して、測定器100の破損や故障を防止することが可能となっている。
次に、測定器用ホルダ1の使用方法について、図面を参照して説明する。
この測定器用ホルダ1は、測定器100を収容すると共に、測定器100に接続されたテストリード110を保持させた状態で保管または持ち運ぶ際に用いられる。この場合、測定器用ホルダ1に測定器100を収容する際には、図7に示すように、テストリード110におけるケーブル111の一端部111aを測定器100に接続し、次いで、ケーブル111の他端部111bに接続されているテストリード110のプローブ部112を、本体部2における収容部51側(底壁11の内面11a側)から収容部51の隅部52aに形成されている挿通孔14(具体的には、第1貫通孔14a)に挿入する。続いて、本体部2における底壁11の外面11b側からプローブ部112を引き出して、プローブ部112およびプローブ部112に接続されているケーブル111を挿通孔14に挿通させる。
次いで、図8に示すように、ダイヤル101および表示部102を表側にした状態で、測定器100を本体部2の収容部51に嵌め込むようにして収容させる。続いて、テストリード110のケーブル111を巻き付け部3に巻き付ける。具体的には、まず、弛みが生じないようにケーブル111を引っ張った状態で、図9に示すように、本体部2に形成されている案内溝15にケーブル111の一端部111a側を押し付けて、次いで、巻き付け部3の切り欠き3e内にケーブル111を配置する(ケーブル111を切り欠き3eに嵌め込む)。これにより、図10に示すように、ケーブル111が巻き付け部3の両側面側面3c,3d間を斜めに横断させられて側面3dの他端部3b側に到達する。続いて、同図に示すように、ケーブル111を左回りに旋回させて、第2巻き付け部22の側面3d、第2巻き付け部22の側面3c、第1巻き付け部21の側面3c、第1巻き付け部21の側面3dの順に、各側面に押し付けるようにしてケーブル111を巻き付け部3に巻き付ける。次いで、同様にして、ケーブル111を左回りに数回旋回させて、ケーブル111のほぼ全てを巻き付け部3に巻き付ける。
続いて、テストリード110のプローブ部112を第1プローブ保持部4に保持させる。具体的には、図11に示すように、プローブ部112における各本体部112aの基端部121側を第1保持片31の2つの凹部31aにそれぞれ嵌め込んで基端部121側を第1保持片31に保持させると共に、各本体部112aの先端部122側を第2保持片32の2つの爪部32aの間に嵌め込んで先端部122側を第2保持片32に保持させる。以上により、測定器用ホルダ1への測定器100の収容、および測定器用ホルダ1へのテストリード110の保持が完了する。
この場合、この測定器用ホルダ1では、挿通孔14の縁部から巻き付け部3の切り欠き3eに繋がる案内溝15が形成されているため、巻始めにおいてケーブル111を案内溝15に沿わせることで、ケーブル111が切り欠き3eに案内される。また、切り欠き3eにケーブル111を嵌め込むことで、ケーブル111が巻き付け部3を斜めに横断させられて巻き付け部3における側面3dの他端部3b側に到達するため、ケーブル111を巻き付け部3に巻き付ける際の巻き方向が、ケーブル111の長さを規定する際に前提とした左巻きに自然に定まって、逆巻き(右巻き)での巻き付けが行われる事態が確実に防止される。この結果、ケーブル111の長さ不足や余りが生じることなく、プローブ部112を第1プローブ保持部4に確実に保持させることができる。
一方、この測定器用ホルダ1は、本体部2の収容部51に測定器100を収容した状態のまま測定を行うことが可能となっている。この場合、この状態で測定を行う際には、まず、上記のようにして、第1プローブ保持部4に保持させたプローブ部112を、第1プローブ保持部4から取り外す。次いで、巻き付け部3に巻き付けられているケーブル111を、巻き付けの際とは逆の向き(右回り)に旋回させて巻き付け部3から取り外す。続いて、測定器100におけるダイヤル101を操作すると共に、プローブ部112のプローブピン112bを測定対象体に接触させて測定を行う。
ここで、この測定器用ホルダ1では、図12に示すように、第2プローブ保持部5を用いることで、プローブピン112bを測定器用ホルダ1から突出させた状態でプローブ部112を保持させることができる。この場合、この状態で、測定を行う際には、測定器100が収容されている測定器用ホルダ1を持つ一方の手で測定対象体に対して一方のプローブピン112bを接触させることができるため、測定時の操作性を十分に高めることができる。
次に、測定が終了して、測定器100を持ち運ぶ際には、上記した手順で、巻き付け部3にケーブル111を巻き付けると共に、プローブ部112を第1プローブ保持部4に保持させる。この場合、上記したように、巻き付け部3に対するケーブル111の逆巻きでの巻き付けが確実に防止されるため、ケーブル111を巻き直す無駄な作業の発生が防止される結果、測定器100の収容およびテストリード110の保持を行う際の作業性が十分に向上される。
このように、この測定器用ホルダ1では、挿通孔14側に位置する一方の側面3cにおける一端部3a側から他方の側面3dにおける他端部3b側に向けて形成されて両側面3a,3d間を斜めに横断する状態でケーブル111を配置可能な切り欠き3eによって分割された第1巻き付け部21および第2巻き付け部22を備えて巻き付け部3が構成され、その切り欠き3eに繋がる案内溝15が形成されている。このため、この測定器用ホルダ1では、ケーブル111の巻始めにおいて、ケーブル111を案内溝15に沿わせることで、巻き付け部3を斜めに横断させてケーブル111を巻き付け部3における側面3dの他端部3b側に到達させることができる。したがって、ケーブル111を巻き付け部3に巻き付ける際の巻き方向が、ケーブル111の長さを規定する際に前提とした巻き方向(例えば左巻き)に自然に定まって、逆の巻き方向(例えば右巻き)での巻き付けが行われる事態を確実に防止することができる。この結果、ケーブル111の長さ不足や余りを生じさせることなく、プローブ部112を第1プローブ保持部4に確実に保持させることができる。したがって、この測定器用ホルダ1によれば、巻き方向の誤りに起因してケーブル111を巻き直す無駄な作業の発生を確実に防止することができるため、測定器100の収容およびテストリード110の保持を行う際の作業性を十分に向上することができる。
また、この測定器用ホルダ1によれば、巻き付け部3の上端部にフランジ23を配設したことにより、巻き付け部3に巻き付けたケーブル111の脱落を確実に防止することができる。
また、この測定器用ホルダ1によれば、ケーブル保護用の保護壁16を側壁12の外面12bにおける第2貫通孔14bの縁部に配設したことにより、挿通孔14に挿通されて外面12b側に露出したケーブル111を確実に保護することができる。
また、この測定器用ホルダ1によれば、プローブ部112のプローブピン112bを測定器用ホルダ1から突出させた状態で保持する第2プローブ保持部5を底壁11の外面11bに配設したことにより、測定器100が収容されている測定器用ホルダ1を持つ一方の手で測定対象体に対して一方のプローブピン112bを接触させることができるため、測定時の操作性を十分に高めることができる。
なお、携帯型の小形測定器を収容する構成例について上記したが、収容対象の測定器はこれに限定されず、各種の形態の測定器を収容する測定器用ホルダに適用することができる。また、接触端子の一例としてのプローブ部112を保持する第1プローブ保持部4を備えた構成例について上記したが、プラグ型の接触端子やクリップ型の接触端子を保持する端子保持部を備えた構成を採用することもできる。また、測定器用ホルダ1を構成する材料としては、上記したエラストマーやゴムに限定されず、樹脂や金属、およびこれらの複合材料を用いることもできる。
1 測定器用ホルダ
3 巻き付け部
3a 一端部
3b 他端部
3c,3d 側面
3e 切り欠き
4 プローブ保持部
5 突出用プローブ保持部
11 底壁
11a,12b 内面
11b,12b 外面
12 側壁
14 挿通孔
15 案内溝
16 保護壁
21 第1巻き付け部
22 第2巻き付け部
23 フランジ
51 収容部
52a 隅部
100 測定器
110 テストリード
111 ケーブル

Claims (4)

  1. 測定器を収容すると共に当該測定器に接続されたテストリードを保持する測定器用ホルダであって、
    略長方形状の底壁と当該底壁の外周縁部に立設された側壁とによって形成される収容部に前記測定器を収容すると共に当該収容部の隅部における当該底壁に設けられた第1の孔と当該側壁に設けられて前記第1の孔に繋がる第2の孔とで前記テストリードのケーブルを挿通可能な挿通孔が形成された本体部と、
    一端部が前記挿通孔に近接した状態で前記底壁の長手方向に沿って当該底壁の外面に立設されて、前記ケーブルを巻き付け可能に構成されたリブ状の巻き付け部と、
    前記巻き付け部に隣接した状態で前記底壁の外面に配設されて前記テストリードにおける接触端子の本体部の先端部側および当該本体部の基端部側を保持する第1の端子保持部とを備え、
    前記巻き付け部は、前記挿通孔側に位置する一方の側面における前記一端部側から他方の側面における当該巻き付け部の他端部側に向けて形成された切り欠きによって分割された第1および第2の半体部を備えると共に当該両側面間を斜めに横断する状態で前記ケーブルを当該切り欠き内に配置可能に構成され、
    前記側壁の外面における前記第2の孔の縁部と前記切り欠きとの間に案内溝が形成されている測定器用ホルダ。
  2. 巻き付けられた前記ケーブルの脱落を防止可能なフランジが前記巻き付け部の上端部に配設されている請求項1記載の測定器用ホルダ。
  3. ケーブル保護用の保護壁が前記側壁の外面における前記第2の孔の縁部に配設されている請求項1または2記載の測定器用ホルダ。
  4. 前記接触端子のプローブピンを当該測定器用ホルダから突出させた状態で当該接触端子の前記本体部の前記基端部を保持する第2の端子保持部が前記底壁の外面に配設されている請求項1から3のいずれかに記載の測定器用ホルダ。
JP2009140143A 2009-06-11 2009-06-11 測定器用ホルダ Expired - Fee Related JP5306912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140143A JP5306912B2 (ja) 2009-06-11 2009-06-11 測定器用ホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140143A JP5306912B2 (ja) 2009-06-11 2009-06-11 測定器用ホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010286348A JP2010286348A (ja) 2010-12-24
JP5306912B2 true JP5306912B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=43542154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009140143A Expired - Fee Related JP5306912B2 (ja) 2009-06-11 2009-06-11 測定器用ホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5306912B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110514887A (zh) * 2018-05-22 2019-11-29 日置电机株式会社 携带式测量器
CN115267265B (zh) * 2022-06-24 2023-06-09 北京普利斯特科技有限公司 一种电能质量分析仪的支架

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10206461A (ja) * 1997-01-17 1998-08-07 Hioki Ee Corp ケース入り回路計が備えるテストリードの収納構造
JP3769422B2 (ja) * 1999-08-31 2006-04-26 日置電機株式会社 携帯用測定器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010286348A (ja) 2010-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5039778B2 (ja) 離脱可能な電流クランプを備える電気測定器
US4259635A (en) Electrical continuity and voltage testing device having a pair of probes spaced for insertion into an electrical socket
JP3198616U (ja) 電子装置の収容ケース
WO2006012531A9 (en) Electrical meter with retractable leads
JP5306912B2 (ja) 測定器用ホルダ
US3757218A (en) Electrical testing instrument structure
JP5389707B2 (ja) 測定用プローブ
US20240039175A1 (en) Wire Nut Electrical Connector
JP5791938B2 (ja) 測定器用テストプローブ
JP2011174846A (ja) 測定用プローブシステムおよびプローブキャップ
JP7103866B2 (ja) 測定器の保護ケース
CN205749628U (zh) 便携式钳形万用表
JP6091330B2 (ja) 測定装置
CN212180878U (zh) 一种万用表
CN218491203U (zh) 一种具有收线装置的电阻测试仪
CN212159914U (zh) 一种数字万用表
KR200188161Y1 (ko) 휴대용 테스터의 손목홀더
EP0106467B1 (en) An electrical measuring instrument
JPH0612547Y2 (ja) 導通試験器
CN219657686U (zh) 一种万用表转接组件
JP7172697B2 (ja) 低圧用端末キャップ
JP2022161607A (ja) アンラッピング工具
KR100811749B1 (ko)
JP2018136195A (ja) プローブ装置および測定システム
JP5366365B2 (ja) 絶縁抵抗測定器に装着可能なプローブ収納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5306912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees