JP5306803B2 - ヘッドレスト - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドレスト本体から延在するスティを介してシートの背もたれ部に装着されるとともに、前記ヘッドレスト本体に補強部材が内装されるヘッドレストに関する。
シート、特に自動車用シートでは、着座者の頭部を外部衝撃から保護するために、背もたれ部の上部にヘッドレストが設けられている。従来から、この種のヘッドレストに関して、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1に開示されている車両用ヘッドレストが知られている。このヘッドレストは、図16に示すように、芯材(スティ)1を固定した後部補強部材2と、前記後部補強部材2にヒンジ部3を介して連結される前部補強部材4とを備えている。
後部補強部材2と前部補強部材4とには、それぞれ内側の面に角度調整用筒状体5、6が一体に形成されている。従って、筒状体5への筒状体6の挿入の程度により、後部補強部材2と前部補強部材4との間隔が変化するように構成されている。
特開2005−102763号公報
最近、この種のヘッドレストでは、特に幅方向の寸法を大きくすることが望まれている。このため、ヘッドレスト全体として、剛性や強度を向上させる必要がある。
しかしながら、上記の特許文献1では、補強部材として合成樹脂製の後部補強部材2及び前部補強部材4が用いられており、ヘッドレストの大型化に伴って前記後部補強部材2及び前記前部補強部材4を相当に肉厚に設定しなければならない。従って、ヘッドレストは、前後方向や上下方向等、不要な方向に寸法の増加が惹起されてしまう。しかも、ヘッドレスト自体が重量物となり、芯材1に大きな荷重が付与されるという問題がある。
そこで、後部補強部材2及び前部補強部材4に代えて、例えば、金属プレート(プレート部材)を用いることが考えられる。しかしながら、ヘッドレストが幅方向に大型化すると、このヘッドレストを補強する金属プレートも大型化してしまう。これにより、金属プレートに歪み等の変形が生じ易く、剛性が低下するおそれがある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、補強部材を良好に薄肉化するとともに、前記補強部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能なヘッドレストを提供することを目的とする。
本発明は、ヘッドレスト本体から延在するスティを介してシートの背もたれ部に装着されるとともに、前記ヘッドレスト本体に補強部材が内装されるヘッドレストに関するものである。
補強部材には、ヘッドレスト本体の外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるとともに、前記蓋取り付け部に沿って補強部が設けられている(請求項1)。
また、補強部は、補強部材であるプレート部材の中央部に且つ蓋取り付け部と前記プレート部材との間隙を通って前記プレート部材に一体成形される複数のビードを設けることが好ましい(請求項2)。
さらに、ビードは、少なくとも互いの一部が中央部で連結して複数設けられることが好ましい(請求項3)。
さらにまた、補強部材であるプレート部材は、スティに揺動自在に連結される揺動プレート部を設けるとともに、補強部は、前記揺動プレート部の幅寸法よりも長尺に設定されることが好ましい(請求項4)。
また、補強部は、補強部材であるプレート部材の互いに対向する端部間にわたって延在することが好ましい(請求項5)。
さらに、補強部は、蓋取り付け部と一体に構成されることが好ましい(請求項6)。
さらにまた、補強部は、補強部材であるプレート部材に固着される接合プレートであり、前記接合プレート上に蓋取り付け部が一体に形成されることが好ましい(請求項7)。
また、補強部材であるプレート部材は、スティに揺動自在に連結される揺動プレート部を設けるとともに、蓋取り付け部は、前記プレート部材に固着される一対の接合部間の間隔が、前記揺動プレート部の幅寸法よりも大きく設定される一方、補強部は、前記蓋取り付け部の前記接合部間に位置し、前記プレート部材の互いに対向する端部間にわたって延在する第1及び第2ビードを有するとともに、前記第1及び第2ビードは、前記揺動プレート部の幅方向両端の寸法と同等以上の距離だけ互いに離間することが好ましい(請求項8)。
さらに、補強部材であるプレート部材は、ヘッドレスト本体を覆うカバー部材を固定するための爪部を設けるとともに、補強部は、前記爪部間に位置し且つ前記プレート部材の互いに対向する端部間にわたって延在することが好ましい(請求項9)。
請求項1の発明によれば、補強部材に補強部が設けられるため、前記補強部材が大型化されても、肉厚を大きくすることなく、前記補強部材自体の剛性の低下を抑制することができる。従って、補強部材は、肉厚を小さく設定したまま、変形することを良好に阻止することが可能になる。しかも、補強部は、蓋取り付け部に沿って設けられるため、前記蓋取り付け部の強度を確保することができる。このため、蓋取り付け部及び補強部材が変形することがなく、軽量化も容易に図られる。
これにより、補強部材を良好に薄肉化するとともに、前記補強部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項2に係る発明によれば、複数のビードが補強部材であるプレート部材の中央部に且つ蓋取り付け部と前記プレート部材との間隙を通って前記プレート部材に一体成形されるため、中央部の剛性が大幅に向上し、前記プレート部材の強度を確保することができる。従って、プレート部材を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項3に係る発明によれば、複数ビードが、少なくとも互いの一部が中央部で連結されるため、中央部の剛性が大幅に向上し、プレート部材の強度が良好に向上する。これにより、プレート部材を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項4に係る発明によれば、補強部は、揺動プレート部の幅寸法よりも長尺に設定されるため、負荷が掛かり易く、歪みが生じ易い中央部の強度が良好に向上する。このため、プレート部材を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項5に係る発明によれば、補強部は、補強部材であるプレート部材の互いに対向する端部間にわたって延在するため、広範囲において前記プレート部材の強度が良好に向上する。従って、プレート部材を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項6に係る発明によれば、補強部は、蓋取り付け部と一体に構成されるため、部品点数が良好に削減されるとともに、蓋部材が補強部として作用するため、補強部材であるプレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項7に係る発明によれば、蓋取り付け部が、接合プレート上に一体に形成されるため、取り付け剛性が向上するとともに、取り付け性が向上し、補強部材であるプレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項8に係る発明によれば、第1及び第2ビードが、揺動プレート部の幅方向両端の寸法と同等以上の距離だけ互いに離間するため、前記揺動プレート部の強度が良好に向上する。従って、補強部材であるプレート部材を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、蓋部材を安定して取り付けることが可能になり、振動の抑制が図られる。
請求項9に係る発明によれば、補強部が、爪部間に位置し且つ補強部材であるプレート部材の互いに対向する端部間にわたって延在するため、前記プレート部材の強度が良好に向上する。これにより、プレート部材を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るヘッドレスト10が装着される自動車用シート12の一部斜視説明図である。なお、本発明は、以下に説明する図及び実施形態に限定されるものではない。
シート12は、座部14と、前記座部14の後端側に連結される背もたれ部(シートバック)16とを備え、前記背もたれ部16の上部には、ヘッドレスト10が装着される。
ヘッドレスト10は、前記ヘッドレスト10から下方に突出する一対のスティ18a、18bが、背もたれ部16の上部に設けられているスティサポート20a、20bに挿入されることにより、前記背もたれ部16に装着される。
図2〜図4に示すように、スティ18a、18bの上部側は、ヘッドレスト本体22内に配置されるとともに、前記スティ18a、18bの屈曲部の近傍は、梁部材24を介して固定される。
スティ18a、18bの上端部は、横架部18cを介して一体化されており、この横架部18cに回転部26を介して補強部材であるプレート部材28が揺動可能に連結される。回転部26は、横架部18cに摺動可能に外装されるばねクリップ30を備え、前記ばねクリップ30は、カラー32を介装してボルト34及びナット36により締め付け保持される。
横架部18cには、ばねクリップ30の揺動範囲を規制するためのストッパピン38が固定されるとともに、前記ばねクリップ30の一端部にプレート部材28が溶接固定される。
プレート部材28は、例えば、鋼板で構成されており、ばねクリップ30に固定される揺動プレート部40を設ける。揺動プレート部40の端部には、スティ18a、18b側(互いに離間する側)に突出する幅広なプレート本体部42が一体成形される。
図2、図3及び図5に示すように、プレート本体部42の外周部は、折り返されてフランジ部44を構成する。プレート本体部42の略中央部には、後述する蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部46が溶接固着される。
蓋取り付け部46は、金属板(例えば、鉄板)を略コ字状に屈曲成形しており、プレート本体部42に溶接される接合部48a、48bを有する。蓋取り付け部46は、プレート本体部42との間に隙間を形成する取り付け面50を設けるとともに、前記取り付け面50には、長孔52a、52bが形成される。
プレート本体部42には、蓋取り付け部46の外方に、後述するトリムカバー取り付け用の爪部54が複数形成される。各爪部54は、プレート本体部42を部分的に切り欠いて上方に屈曲させて構成される。
プレート部材28には、蓋取り付け部46に沿って補強部56が設けられる。補強部56は、プレート本体部42の中央部に且つ蓋取り付け部46の内側(取り付け面50とプレート本体部42との間隙)を通る1本以上、例えば、2本の第1及び第2ビード58a、58bを備える。第1及び第2ビード58a、58bは、プレート本体部42にプレス加工等によって一体成形される。
図4に示すように、ヘッドレスト本体22は、スティ18a、18bを収容する後ろパッド部60aと、プレート部材28を覆う前パッド部60bと、前記後ろパッド部60a及び前記前パッド部60bを被覆するトリムカバー62とを備える。前パッド部60bは、回転部26を支点にして前方に揺動可能であり、任意の角度姿勢に位置決めされる。
トリムカバー62は、一端側が後ろパッド部60aを被覆して、この後ろパッド部60aの下部側に固定されるとともに、他端側が前パッド部60bを被覆してプレート部材28の複数の爪部54に保持される。
プレート部材28には、蓋取り付け部46に樹脂製蓋部材64が装着される(図2及び図4参照)。蓋部材64は、蓋取り付け部46の長孔52a、52bに圧入されるクリップ66a、66bを備えるとともに、回転部26の形状に対応して湾曲部68が形成される。
このように構成されるヘッドレスト10では、幅方向(矢印A方向)の寸法を大きく設定するために、このヘッドレスト10の補強部材であるプレート部材28が、矢印A方向に長尺状に構成されている。
そして、第1の実施形態では、プレート部材28を構成するプレート本体部42の中央部に、蓋取り付け部46の内側を通って第1及び第2ビード58a、58bが設けられている。このため、プレート部材28は、中央部の剛性が大幅に向上し、矢印A方向に大型化されても、肉厚を大きくすることなく、第1及び第2ビード58a、58bを介して剛性の低下を抑制することができる。従って、プレート部材28は、肉厚を小さく設定したまま、変形することを良好に阻止することが可能になる。
しかも、第1及び第2ビード58a、58bは、蓋取り付け部46に沿って設けられるため、前記蓋取り付け部46の強度を確保することができる。このため、蓋取り付け部46及びプレート部材28が変形することがなく、軽量化も容易に図られる。
これにより、第1の実施形態では、補強部56を設けるだけで、プレート部材28を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材28自体の剛性を確保することができる。従って、ヘッドレスト10を良好に大型化且つ軽量化することが可能になるという効果が得られる。
なお、第1の実施形態では、前パッド部60bが後ろパッド部60aに対して回転部26を支点に揺動可能に構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、回転部を設けない一体型のヘッドレストを用いてもよい。また、以下に説明する第2の実施形態以降においても、同様である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材80の正面説明図である。なお、第1の実施形態に係るヘッドレスト10を構成するプレート部材28と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態以降においても同様に、その詳細な説明は省略する。
プレート部材80には、蓋取り付け部46に沿って補強部82が設けられる。この補強部82は、プレート本体部42の中央部に且つ蓋取り付け部46と前記プレート本体部42との間隙を通って設けられる第1及び第2ビード84a、84bを有する。第1ビード84aと第2ビード84bとは、互いの略中央部が連結されるX字状に配置される。
これにより、第2の実施形態では、プレート部材80を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材80自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。しかも、第1ビード84aと第2ビード84bとは、互いの略中央部が連結されるため、プレート部材80の中央部の剛性が大幅に向上し、前記プレート部材80の強度を確保することができる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材90の正面説明図である。
プレート部材90には、蓋取り付け部46に沿って補強部92が設けられる。補強部92は、蓋取り付け部46の内側とプレート本体部42との間隙を通って、プレート本体部42に一体成形される第1及び第2ビード94a、94bと、前記第1及び第2ビード94a、94bの端部に連結される第3及び第4ビード94c、94dとを有する。第3及び第4ビード94c、94dは、蓋取り付け部46の両側に且つ前記蓋取り付け部46と平行して延在する。第3及び第4ビード94c、94dは、接合部48a、48bの幅より広く延出する。
従って、第3の実施形態では、プレート本体部42及び揺動プレート部40の強度が良好に向上する。このため、プレート部材90を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材90自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。しかも、第3及び第4ビード94c、94dは、接合部48a、48bの幅より広く延出するため、プレート部材90は、負荷が掛かり易く、歪みが生じ易い中央部の強度が良好に向上する。
図8は、本発明の第4の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材100の正面説明図である。
プレート部材100を構成する揺動プレート部40の幅寸法H1は、蓋取り付け部46を構成する一対の接合部48a、48b間の間隔H2よりも小さく設定される。プレート部材100に設けられる補強部102は、蓋取り付け部46の接合部48a、48b間に位置し、プレート本体部42の互いに対向する端部104a、104b間にわたって延在する第1及び第2ビード106a、106bを有する。第1及び第2ビード106a、106bは、揺動プレート部40の幅方向両端の寸法(H1)と同等以上の距離だけ離間するとともに、爪部54間に位置して延在する。
このため、第4の実施形態では、プレート部材100の強度が良好に向上し、前記プレート部材100を良好に薄肉化し且つ該プレート部材の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。しかも、第1及び第2ビード106a、106bは、揺動プレート部40の幅方向両端にわたって延在しており、広範囲においてプレート部材100の強度が良好に向上する。さらに、揺動プレート部40の幅方向両端の寸法と同等以上の距離だけ離間するため、プレート部材100自体の剛性を確保することができ、蓋部材64を安定して取り付けることが可能になり、振動の抑制が図られる。
なお、第1〜第4の実施形態において、第1及び第2ビード58a、58b、第1及び第2ビード84a、84b、第1ビード94a〜第4ビード94d並びに第1及び第2ビード106a、106bに代えて、これらと略同一形状の金属製補強板部材(金属補強部材)をプレート本体部42に溶接により固定してもよい。
図9は、本発明の第5の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材110の正面説明図である。
プレート部材110には、蓋取り付け部46とプレート本体部42との間隙を通って、金属製又は樹脂製の補強部材112が固着されて補強部を構成する。補強部材112は、矩形状を有し、プレート部材110の強度を維持するために、所定の厚さ及び所定の材質に設定される。
図10は、本発明の第6の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材120の正面説明図である。
プレート部材120には、蓋取り付け部46に沿って補強部を構成する金属製又は樹脂製の補強部材122が固着される。補強部材122は、蓋取り付け部46に平行してプレート本体部42の長手方向(矢印A方向)に延在する一対の長尺板状部124a、124bと、前記蓋取り付け部46の内側を通って前記長尺板状部124a、124bに一体化される連結部124cとを有する。
長尺板状部124bは、揺動プレート部40と蓋取り付け部46との間に設けられるとともに、前記長尺板状部124bは、前記揺動プレート部40及び前記蓋取り付け部46より矢印A方向に広く設けられる。補強部材122に切り欠き部を設けて連結部124cを形成し、蓋取り付け部46が、この連結部124cを跨いで前記切り欠き部に対応してプレート本体部42に固着される。
図11は、本発明の第7の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材130の正面説明図である。
プレート部材130には、金属製又は樹脂製の補強部材132がプレート本体部42の外周縁部にわたって固着される。補強部材132には、蓋取り付け部46が固着される。
図12は、本発明の第8の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材134の正面説明図である。
プレート部材134には、金属製又は樹脂製の補強部材136がプレート本体部42の外周縁部にわたって固着される。補強部材136には、一対の孔部138が形成されるとともに、前記孔部138を介して蓋取り付け部46がプレート本体部42に固着される。
上記の第5〜第8の実施形態では、上記第1〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。
図13は、本発明の第9の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材140の正面説明図である。
プレート部材140には、補強部142が設けられる。補強部142は、プレート部材140のプレート本体部42に固着される接合プレート144を有し、前記接合プレート144上には、蓋取り付け部146が一体に成形される。
これにより、第9の実施形態では、部品点数が良好に削減されるとともに、蓋部材64が補強部として作用するため、プレート部材140自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。しかも、蓋取り付け部146が、接合プレート144上に一体に形成されるため、取り付け剛性が向上するとともに、取り付け性が向上し、プレート部材140自体の剛性を確保することができる。
図14は、本発明の第10の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材150の正面説明図である。
プレート部材150には、補強部152a、152bが一体化された蓋取り付け部154が固着される。蓋取り付け部154は、プレート本体部42に固着される接合部48a、48bを有するとともに、補強部152a、152bは、前記接合部48a、48bに一体に設けられ、プレート部材150の互いに対向する端部156a、156b間にわたって端部間に連結される。
従って、第10の実施形態では、部品点数が良好に削減されるとともに、プレート部材150自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
図15は、本発明の第11の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材160の正面説明図である。
プレート部材160は、補強部162と、一対の蓋取り付け部164a、164bを備える。補強部162は、各蓋取り付け部164a、164b間に位置し、プレート本体部42の互いに対向する端部104a、104b間にわたって延在する第1及び第2ビード106a、106bを有する。この第11の実施形態では、上記第4の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係るヘッドレストが装着される自動車用シートの一部斜視説明図である。 前記ヘッドレストを構成するスティ及びプレート部材の側面説明図である。 前記スティ及び前記プレート部材の正面説明図である。 前記ヘッドレストの断面説明図である。 前記プレート部材の斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第5の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第6の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第7の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第8の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第9の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第10の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第11の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 特許文献1に開示されている車両用ヘッドレストの説明図である。
符号の説明
10…ヘッドレスト 12…シート
16…背もたれ部 18a、18b…スティ
18c…横架部 26…回転部
28、80、90、100、110、120、130、134、140、150、160…プレート部材
30…ばねクリップ 40…揺動プレート部
42…プレート本体部
46、146、154、164a、164b…蓋取り付け部
48a、48b…接合部 50…取り付け面
52a、52b…長孔 54…爪部
56、82、92、102、142、152a、152b…補強部
58a、58b、84a、84b、94a〜94d、106a、106b…ビード
60a…後ろパッド部 60b…前パッド部
62…トリムカバー
112、122、132、136…補強部材
144…接合プレート

Claims (9)

  1. ヘッドレスト本体から延在するスティを介してシートの背もたれ部に装着されるとともに、前記ヘッドレスト本体に補強部材が内装されるヘッドレストであって、
    前記補強部材には、前記ヘッドレスト本体の外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるとともに、
    前記蓋取り付け部に沿って補強部が設けられることを特徴とするヘッドレスト。
  2. 請求項1記載のヘッドレストにおいて、前記補強部は、前記補強部材であるプレート部材の中央部に且つ前記蓋取り付け部と前記プレート部材との間隙を通って前記プレート部材に一体成形される複数のビードを設けることを特徴とするヘッドレスト。
  3. 請求項2記載のヘッドレストにおいて、前記ビードは、少なくとも互いの一部が中央部で連結して複数設けられることを特徴とするヘッドレスト。
  4. 請求項1又は2記載のヘッドレストにおいて、前記補強部材であるプレート部材は、前記スティに揺動自在に連結される揺動プレート部を設けるとともに、
    前記補強部は、前記揺動プレート部の幅寸法よりも長尺に設定されることを特徴とするヘッドレスト。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘッドレストにおいて、前記補強部は、前記補強部材であるプレート部材の互いに対向する端部間にわたって延在することを特徴とするヘッドレスト。
  6. 請求項1記載のヘッドレストにおいて、前記補強部は、前記蓋取り付け部と一体に構成されることを特徴とするヘッドレスト。
  7. 請求項1記載のヘッドレストにおいて、前記補強部は、前記補強部材であるプレート部材に固着される接合プレートであり、
    前記接合プレート上に前記蓋取り付け部が一体に形成されることを特徴とするヘッドレスト。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘッドレストにおいて、前記補強部材であるプレート部材は、前記スティに揺動自在に連結される揺動プレート部を設けるとともに、
    前記蓋取り付け部は、前記プレート部材に固着される一対の接合部間の間隔が、前記揺動プレート部の幅寸法よりも大きく設定される一方、
    前記補強部は、前記蓋取り付け部の前記接合部間に位置し、前記プレート部材の互いに対向する端部間にわたって延在する第1及び第2ビードを有するとともに、
    前記第1及び第2ビードは、前記揺動プレート部の幅方向両端の寸法と同等以上の距離だけ互いに離間することを特徴とするヘッドレスト。
  9. 請求項1又は2記載のヘッドレストにおいて、前記補強部材であるプレート部材は、前記ヘッドレスト本体を覆うカバー部材を固定するための爪部を設けるとともに、
    前記補強部は、前記爪部間に位置することを特徴とするヘッドレスト。
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