JP5306430B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置に関するものである。
一般に、携帯電話機においては、液晶パネル等によるディスプレイに操作画面やメール文書、テレビ映像などが表示されるようになっている。ディスプレイが大きいと、一度に多くの情報(文書など)を表示したり、テレビ映像を大きく映し出したりすることができる。しかし、一方で、ディスプレイが大きくなると機器自身のサイズが大きくなってしまい、携帯する際に邪魔になる。
そこで、このような課題に鑑み、常に外部に露出している第1のディスプレイと、携帯時などには機器本体内に収容され、必要に応じて外部に露出される第2のディスプレイとを備え、2つのディスプレイを一体化させた一つの表示面にて画像を表示できるようにした携帯電話機が考えられ得る(たとえば、特許文献1)。
特開2002−44202号公報
ところで、最近では、ディスプレイ上にタッチパネルが配され、ディスプレイに表示されたアイコンを指などでタッチすることにより、各種アプリケーションが実行される携帯電話機が商品化されている。かかる携帯電話機では、ドラッグ操作することによって、アイコンを画面上の所望の位置に移動することができる。
上記の2つのディスプレイを備えた携帯電話機においても、各ディスプレイにタッチパネルを配し、タッチパネルを用いた操作入力が行える構成とすることができる。この場合、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間でドラッグ操作によるアイコンの移動が行われ得る。
しかしながら、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間には、通常、ディスプレイを収容するキャビネットの部分が存在する。このため、ドラッグ操作の際、キャビネットの部分において、一旦、ディスプレイ表面への指などの接触が断たれてしまうので、2つのディスプレイの間でドラッグ操作がなされたことが検出されにくい。
したがって、一方のディスプレイから他方のディスプレイへアイコンがドラッグ操作されたにもかかわらず、一方のディスプレイの端部でドラッグ操作が完了したと誤った判定がなされ、その端部にアイコンが留まってしまう惧れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、2つの表示部の間でのドラッグ操作を精度良く行うことができる携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、第1の表示部と、前記第1の表示部と並べられた第2の表示部と、前記第1の表示部および前記第2の表示部の表示を制御する表示制御部と、前記第
1の表示部または前記第2の表示部に表示された移動対象に対してドラッグ操作がなされたことを検出するための検出部とを備える。ここで、前記表示制御部は、前記移動対象がドラッグ操作されているときに、前記第1の表示部および第2の表示部に表示された表示画面を縮小して、縮小した表示画面を前記ドラッグ操作がなされている表示部に表示させる縮小画面表示処理を実行する。そして、前記ドラッグ操作が完了すると、前記縮小した表示画面を元のサイズの表示画面に戻して前記第1の表示部および第2の表示部に表示させるとともに、前記元のサイズの表示画面において、前記縮小した表示画面上での前記ドラッグ操作完了時の位置に相当する位置に前記移動対象を表示させる。
本発明の構成によれば、2つの表示部の間でドラッグ操作が行われる場合に、表示部が途切れた部分をドラッグ操作されることがないので、ドラッグ操作の検出を容易に行うことができる。よって、2つの表示部の間でのドラッグ操作を精度良く行うことができる。
本発明の携帯端末装置において、前記表示制御部は、前記ドラッグ操作が開始されると、前記縮小画面表示処理を実行する構成とされ得る。
このような構成とすれば、ドラッグ操作がなされた際には、常に縮小画面表示処理が実行される。
本発明の携帯端末装置において、前記表示制御部は、前記ドラッグ操作の状況に基づいて、前記縮小画面表示処理を実行する構成とされ得る。
たとえば、前記表示制御部は、他方の表示部との境界から所定の範囲内に前記ドラッグ操作が達すると、前記縮小画面表示処理を実行する構成とされ得る。
あるいは、前記表示制御部は、他方の表示部の方向に前記ドラッグ操作がなされると、前記縮小画面表示処理を実行する構成とされ得る。
このような構成とすれば、2つの表示部の間でドラッグ操作がなされる可能性が高い場合に、縮小画面表示処理が実行される。よって、1つの表示部の範囲内でドラッグ操作を行う場合には、元のサイズの状態で操作を行うことができる。
本発明の携帯端末装置において、前記表示制御部は、前記ドラッグ操作が開始された後に所定のキー操作が行われると、前記縮小画面表示処理を実行する構成とされ得る。
このような構成とすれば、ユーザが、2つの表示部の間でドラッグ操作を行うときに、ユーザのキー操作によって縮小画面表示処理が実行される。よって、ユーザは、1つの表示部の範囲内でドラッグ操作を行おうとする場合には、元のサイズの状態で操作を行うことができる。
本発明の携帯端末装置において、前記表示制御部は、前記ドラッグ操作中に電話の着信があると、前記ドラッグ操作に基づく表示制御処理を中止して着信報知を行う構成とされ得る。
このような構成とすれば、ドラッグ操作中に電話の着信があった場合、ユーザは、素早く電話に出ることができる。また、ユーザが、電話の着信に反応して、移動対象を不所望な位置に移動させるのを防止できる。
本発明の携帯端末装置において、前記表示制御部は、前記ドラッグ操作中に、電子メールの着信があると、前記ドラッグ操作の完了後に着信報知を行う構成とされ得る。
このような構成とすれば、ユーザは、電子メールの着信報知に邪魔されることなく、ドラッグ操作を行うことができる。さらに、ドラッグ操作が完了した後には、電子メールの着信があったことを知ることができる。
本発明によれば、2つの表示部の間でのドラッグ操作を精度良く行うことができる携帯端末装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係る携帯電話機の外観構成を示す図である。 実施の形態に係る第1ディスプレイによる第1表示状態から第1ディスプレイと第2ディスプレイとによる第2表示状態への切替え操作について説明するための図である。 実施の形態に係る携帯電話機の全体構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る第1ディスプレイおよび第2ディスプレイにおける画面表示例を示す図である。 実施の形態に係る第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示制御処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る第1ディスプレイから第2ディスプレイへのドラッグ操作がなされたときの画面表示例を示す図である。 変更例1に係る第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示制御処理を示すフローチャートである。 変更例1に係る第1ディスプレイから第2ディスプレイへのドラッグ操作がなされたときの画面表示例を示す図である。 変更例2に係る第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示制御処理を示すフローチャートである。 変更例2に係る第1ディスプレイから第2ディスプレイへのドラッグ操作がなされたときの画面表示例を示す図である。 変更例3に係る第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示制御処理を示すフローチャートである。 変更例4に係る第1ディスプレイのサムネイル画面に表示されたサムネイルが第2ディスプレイのサムネイル画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。 変更例4に係る第1ディスプレイのサムネイル画面に表示されたサムネイルが第2ディスプレイの電話帳画面に表示されたフォト領域へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。 変更例4に係る第1ディスプレイの文書作成画面に表された文字列が第2ディスプレイの文書作成画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。 変更例4に係る第1ディスプレイの詳細表示画面に表された文字列が第2ディスプレイの文書作成画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。 変更例4に係る第1ディスプレイの詳細表示画面に表された文字列が第2ディスプレイのウェブ画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。 変更例5に係るドラッグ操作中に電話の着信等の割り込みがあった場合の制御処理を示すフローチャートである。 縮小画面表示処理により縮小された第1ディスプレイおよび第2ディスプレイの表示画面の変更例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、携帯電話機の構成を示す図(分解斜視図)である。携帯電話機は、第1キャビネット1と、第2キャビネット2と、これら第1、第2キャビネット1、2を保持する保持体3とで構成されている。
第1キャビネット1は、横長の直方体形状を有する。第1キャビネット1には、第1ディスプレイ11が配されており、そのディスプレイ面が、第1キャビネット1の正面に臨んでいる。第1ディスプレイ11は、後述のように第1液晶パネル11aと第1液晶パネル11aを照明する第1バックライト11bとで構成されている。
第1ディスプレイ11の前面には、第1タッチパネル12が配されている。第1タッチパネル12は透明なシート状を有しており、第1タッチパネル12を透してディスプレイ11に表示される表示画面を見ることができる。
第1タッチパネル12は、マトリクス状に配された第1透明電極と第2透明電極とを備えている。第1タッチパネル12は、これら透明電極間の静電容量の変化を検出することによって、ユーザに触られたディスプレイ面上の位置を検出し、その位置に応じた位置信号を出力する。なお、第1タッチパネル12は、静電容量式のタッチパネルに限られず、抵抗膜方式、感圧式等のタッチパネルであってもよい。
第1キャビネット1の内部には、中央やや後ろ位置にカメラモジュール13が配されている。このカメラモジュール13における被写体像を取り込むためのレンズ窓(図示せず)が、第1キャビネット1の下面に設けられている。第1キャビネット1の内部には、また、前面近傍の中央位置に磁石14が配されており、右前角部に磁石15が配されている。さらに、上キャビネット1の右側面および左側面には、それぞれ、突起部16、17が設けられている。
第2キャビネット2は、横長の直方体形状を有する。すなわち、第2キャビネット2は、第1キャビネット1とほぼ同じ形状と大きさを有する。第2キャビネット2には、第2ディスプレイ21が配されており、そのディスプレイ面が、第2キャビネット2の正面に臨んでいる。第2ディスプレイ21は、後述のように第2液晶パネル21aと第2液晶パネル21aを照明する第2バックライト21bとで構成されている。なお、第1ディスプレイ11および第2ディスプレイ21は、有機EL等他の表示素子により構成されてもよい。
第2ディスプレイ21の前面には、第2タッチパネル22が配されている。第2タッチパネル22の構成は、第1タッチパネル12と同様である。
第2キャビネット2の内部には、後面近傍の中央位置に磁石23が配されている。
この磁石23と第1キャビネット1の磁石14とは、後述の如く大画面を構成する位置に第1キャビネット1と第2キャビネット2が位置づけられた状態(第2表示状態)にあるときに、互いに引き合うよう構成されている。なお、第1キャビネット1および第2キャビネット2において、一方の磁石の磁力が十分大きければ、他方の磁石を磁性体に代えてもよい。
第2キャビネット2内部において、右前角部には閉鎖センサ24が配されており、右後
角部には開放センサ25が配されている。これらセンサ24、25は、たとえば、ホールICなどで構成され、磁石の磁力に反応して検出信号を出力する。後述するように、第1キャビネット1と第2キャビネット2とが重なった状態になると、第1キャビネット1の磁石15が、閉鎖センサ24に接近するので、閉鎖センサ24からON信号が出力される。一方、第1キャビネット1と第2キャビネット2とが前後に並んだ状態になると、第1キャビネット1の磁石15が、開放センサ25に接近するので、開放センサ25からON信号が出力される。
さらに、第2キャビネット2の右側面には2つの軸部26が設けられており、左側面には2つの軸部27が設けられている。
保持体3は、底板部31と、底板部31の右端部に形成された右保持部32と、底板部31の左端部に形成された左保持部33とで構成されている。底板部31、右保持部32および左保持部33に囲まれた収容領域Rに、第1キャビネット1および第2キャビネット2が上下に重なった状態で収容される。
底板部31には、3つのコイルバネ34が左右方向に並ぶように配されている。これらコイルバネ34は、第2キャビネット2が保持体3に取り付けられた状態において、第2キャビネット2の下面に当接し、第2キャビネット2に対して上方に押し上げる力を付与する。
右保持部32の上面にはマイク35および電源キー36が配されている。また、右保持部32の外側面には、操作キー群37が配されている。操作キー群37は、マナーモードの設定キーなど、複数のキーからなる。一定の機能については、これら操作キーを操作することにより、タッチパネル12、22を操作することなく実行される。左保持部33の上面には、通話スピーカ38が配されている。ユーザは、左保持部33側が耳元に、右保持部32側が口元にくるように携帯電話機を持って、通話を行う。
右保持部32および左保持部33の内側面には、案内溝39(左保持部33側のみ図示)が形成されている。案内溝39は、前後方向に延びる上溝39aおよび下溝39bと、溝の前側に形成され、上溝39aと下溝39bとに繋がるよう上下に延びる2つの縦溝39cとで構成されている。
携帯電話機をアセンブルする際には、軸部26、27をガイド溝39の下溝39bに挿入するようにして、第2キャビネット2を保持体3の収容領域R内に配置し、さらに、突起部16、17をガイド溝39の上溝39aに挿入するようにして、第1キャビネット1を保持体3の収容領域R内であって第2キャビネット2の上に配置する。
こうして、第1キャビネット1は、上溝39aに案内されて前後にスライド可能となる。また、第2キャビネット2は、下溝39bに案内されて前後にスライド可能となる。また、第2キャビネット2が前方に移動し、軸部26、27が縦溝39cまでくると、第2キャビネット2は、縦溝39cに案内されて上下にスライド可能となる。
図2は、第1ディスプレイ11による第1表示状態から第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21とによる第2表示状態への切替え操作について説明するための図である。
初期の状態においては、同図(a)に示すように、第2キャビネット2が第1キャビネット1の背後に隠れた状態となっている。この状態においては、第1ディスプレイ11のみが外部に露出している。この状態を「第1表示状態」という。切替えの操作は、ユーザによって手動で行われる。
まず、ユーザは、同図(b)に示すように、第1キャビネット1を後方に移動させる。次に、第1キャビネット1の後方への移動が完了すると、同図(c)に示すように、第2キャビネット2を前方へ引き出す。この引出し操作によって、第2キャビネット2が第1キャビネット1に完全に重ならない位置、すなわち第1キャビネット1の前に並ぶ位置まで移動すると、上述のように、軸部26、27が縦溝39cにくるので、第2キャビネット2はコイルバネ33に押されて上昇する。このとき、磁石14と磁石23とが引き合うことによって、さらに大きな上昇力が働く。こうして、同図(d)に示すように、第1キャビネット1と第2キャビネット2とが、前後に密着するように、且つ面一となるように並ぶ。第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21とが一体化され、大画面の状態となる。この状態を「第2表示状態」という。
図3は、携帯電話機の全体構成を示すブロック図である。本実施の形態の携帯電話機は、上述した各構成要素の他、CPU100、メモリ200、映像エンコーダ301、音声エンコーダ302、キー入力回路303、通信回路304、バックライト駆動回路305、映像デコーダ306、音声デコーダ307、外部スピーカ308を備えている。
カメラモジュール13はCCD等の撮像素子を有する。カメラモジュール13は、撮像素子から出力された撮像信号をデジタル化し、その撮像信号にガンマ補正等の各種補正を施して映像エンコーダ301へ出力する。映像エンコーダ301は、カメラモジュール13からの撮像信号にエンコード処理を施してCPU100へ出力する。
マイク35は、集音した音声を音声信号に変換して音声エンコーダ302へ出力する。音声エンコーダ302は、マイク35からのアナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換するとともに、デジタルの音声信号にエンコード処理を施してCPU100へ出力する。
キー入力回路303は、電源キー36や操作キー群37の各キーが操作されたときに、各キーに応じた入力信号をCPU100へ出力する。
通信回路304は、CPU100からの音声信号や画像信号、テキスト信号などの送信データを無線信号に変換し、アンテナ304aを介して基地局へ送信する。また、アンテナ304aを介して受信した無線信号を音声信号や画像信号、テキスト信号などの受信データに変換してCPU100へ出力する。
バックライト駆動回路305は、CPU100からの制御信号に応じた電圧信号を第1バックライト11bおよび第2バックライト21bに供給する。第1バックライト11bは、バックライト駆動回路305からの電圧信号により点灯し、第1液晶パネル11aを照明する。第2バックライト21bは、バックライト駆動回路305からの電圧信号により点灯し、第2液晶パネル21aを照明する。
映像デコーダ306は、CPU100からの映像信号を第1液晶パネル11aおよび第2液晶パネル21aで表示できるアナログ若しくはデジタルの映像信号に変換し、これら液晶パネル11a、21aに出力する。第1液晶パネル11aおよび第2液晶パネル21aは、映像信号に応じた画像(表示画面)を各ディスプレイ面上に表示する。
音声デコーダ307は、CPU100からの音声信号にデコード処理を施し、さらにアナログの音声信号に変換して通話スピーカ38に出力する。また、音声デコーダ307は、CPU100からの着信音、アラーム音等の各種報知音の音信号にデコード処理を施し、さらにアナログの音信号に変換して外部スピーカ308へ出力する。通話スピーカ38は、音声デコーダ307からの音声信号を音声として再生する。外部スピーカ308は、音声デコーダ307からの着信音等を再生する。
メモリ200は、ROMおよびRAMを含む。メモリ200には、CPU100に制御機能を付与するための制御プログラムが記憶されている。また、メモリ200には、カメラモジュール13で撮影した画像データや通信回路304を介して外部から取り込んだ画像データ、テキストデータ(メールデータ)などが所定のファイル形式で保存される。
CPU100は、キー入力回路303およびタッチパネル12、22からの操作入力信号に基づき、制御プログラムに従って、カメラモジュール13、マイク35、通信回路304、液晶パネル11a、21a、通話スピーカ38、外部スピーカ308等を動作させる。これにより、通話機能、電子メール機能等の各種機能(アプリケーション)を実行する。
また、CPU100は、メモリ200内に用意されたワークエリア内で、各ディスプレイ11、21に表示する表示画面を生成し、表示画面を構成するための映像信号を出力する。
図4は、第1ディスプレイ11および第2ディスプレイ21における画面表示例を示す図である。
第2キャビネット2が閉じられているときには、第1ディスプレイ11に表示画面が表示される。たとえば、第1ディスプレイ11には、初期画面としてメニュー画面が表示される。メニュー画面には、たとえば、図4(a)に示すように、各種のアプリケーションを実行するためのアイコンが表示される。アプリケーションは、インターネットを通じたダウンロード等により入手可能であり、入手されたアプリケーションは、インストールにより携帯電話機に追加される。アプリケーションが増えることにより、それに対応するアイコンが増えると、1つの表示画面で全てのアイコンが表示できなくなる。この場合、図4(b)に示すように、第2キャビネット2が開いて、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21とによる第2表示状態になると、第1ディスプレイ11に表示できなかったアイコンが、第2ディスプレイ21に表示される。
各ディスプレイ11、21に表示されたアイコンは、ドラッグ操作により所望の位置に移動させることができる。本実施の形態では、1つのディスプレイの範囲のみならず、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21との間でドラッグ操作によるアイコンの移動を行うことができる。たとえば、第1ディスプレイ11には、使用頻度の高いアプリケーションのアイコンが表示され得る。そして、使用頻度が少なくなると、そのアプリケーションのアイコンが、ドラッグ操作によって第2ディスプレイ21へ移動され得る。
図5は、第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示制御処理を示すフローチャートである。また、図6は、第1ディスプレイ11から第2ディスプレイ21へのドラッグ操作がなされたときの画面表示例を示す図である。以下、第1ディスプレイ11に表示されたアイコンに対してドラッグ操作がなされた場合を例にとって、その処理動作を説明する。
図5を参照して、CPU100は、各タッチパネル12、22からの信号を取得して(S1)、その信号が位置信号であるか否かを検出する(S2)。たとえば、ユーザが、第1ディスプレイ11に表示されたアイコンをドラッグするため、そのアイコンに触れると、触れられた位置に基づく位置信号が第1タッチパネル12から出力される。位置信号は、ディスプレイにおける上下方向の位置(座標)を示す信号と、左右方向の位置(座標)を示す信号とからなる。
CPU100は、第1タッチパネル12からの位置信号を検出すると(S2:YES)、検出した位置にアイコン(移動対象)があるか否かを判定する(S3)。そして、検出した位置にアイコンがあると判定すると(S3:YES)、第1タッチパネル12からの信号を再び取得して(S4)、その信号が位置信号であるか否かを検出する(S5)。引き続き位置信号を検出すると(S5:YES)、CPU100は、そのアイコンに対してドラッグ操作がなされたか否を判定する(S6)。CPU100は、今回の検出位置と前回の検出位置とを比較し、両者が異なっていれば、ドラッグ操作がなされたと判定する。
ユーザによってアイコンがドラッグされることにより(図6(a)参照)、CPU100は、ドラッグ操作がなされた判定すると(S6:YES)、縮小画面表示処理を実行する。即ち、CPU100は、第1ディスプレイ11に表示された表示画面(以下、「第1の画面」という)および第2ディスプレイ21に表示された表示画面(以下、「第2の画面」という)の上下のサイズを半分に縮小して、1つのディスプレイに双方の表示画面が表示できるサイズとする(S7)。そして、第1の画面および第2の画面の双方を、ドラッグ操作がなされたディスプレイ、即ち第1ディスプレイ11に表示させる(S8)。このとき、第1ディスプレイ11には、表示画面の縮小に伴って縮小されたアイコンが表示される(図6(b)参照)。なお、このように画面が切り替わっても、ドラッグ対象のアイコンは、ユーザにより接触されている位置に維持される。
次に、CPU100は、第1タッチパネル12からの信号を再び取得して(S9)、その信号が位置信号であるか否かを検出する(S10)。そして、引き続き位置信号を検出すると(S10:YES)、ドラッグされたアイコンをその検出位置に移動させる(S11)。これにより、その検出位置に、ドラッグされたアイコンが表示される(図6(b)参照)。このとき、検出位置に表示されるアイコンは、縮小前の大きさとされ、さらに、ドラッグ操作中であることが認識できる表示形態(たとえば、半透明)で表示される。なお、図6(b)には、便宜上、ドラッグ操作中のアイコンが斜線で示されている。
その後、ユーザによりドラッグ操作が続けられると、CPU100は、ステップS9からステップS11の処理を繰り返す。これにより、ドラッグ操作に追従して、第1ディスプレイ11上をアイコンが移動する。
ユーザは、ドラッグしたアイコンを第2ディスプレイ21に移動させたい場合、図6(b)に示すように、第2の画面上にアイコンを移動させる。そして、第2の画面上の所望の位置までアイコンをドラッグすると、第1ディスプレイ11から指などを離してドラッグ操作を完了する。
ユーザがドラッグ操作を完了すると、第1タッチパネル12からの位置信号が検出されなくなる。CPU100は、ステップS10において位置信号が検出されなくなると(S10:NO)、ドラッグ操作が完了したと判断し、第1の画面および第2の画面を元のサイズに戻す。そして、第1の画面を第1ディスプレイ11に表示させ、第2の画面を第2ディスプレイ21に表示させる(S12)。このとき、図6(c)に示すように、CPU100は、第1の画面からドラッグされたアイコンを消去する。そして、第2の画面において、ドラッグ完了時の、縮小された第2の画面上でのアイコンの位置に相当する位置に、ドラッグされたアイコンを表示させる。
なお、ユーザが、アイコンに一旦触れたがドラッグせずに指などを離した場合には、ステップS6でドラッグ操作されたと判定されないまま(S6:NO)、ステップS5で位置信号が検出されなくなる(S5:NO)。こうなると、第1ディスプレイ11の表示が
変わらないまま処理が終了する。
また、図6(b)に示すように、2つの表示画面が1つのディスプレイに移ったときの他のディスプレイの表示形態は、どのような形態であってもよい。たとえば、特定の背景画像(白一色など単色の画像を含む)が表示されてもよいし、以前の表示画面がそのまま表示されてもよい。あるいは、ディスプレイがオフされてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ12との間でアイコンなど移動対象のドラッグ操作が行われる場合に、ディスプレイが途切れるキャビネットの部分をドラッグ操作されることがないので、ドラッグ操作の検出を容易に行うことができる。よって、2つのディスプレイ11、21の間でのドラッグ操作を精度良く行うことができる。
また、実際にアイコンを2つディスプレイ間で移動させなくてもよく、1つのディスプレイ内で移動させればよいため、アイコンの移動距離を短くでき、ドラッグ操作を素早く行うことができる。
<変更例1>
図7は、変更例1に係る、第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示制御処理を示すフローチャートである。また、図8は、変更例1に係る、第1ディスプレイ11から第2ディスプレイ21へのドラッグ操作がなされたときの画面表示例を示す図である。
上記実施の形態では、ドラッグ操作が開始されると、常に縮小画面表示処理(S7、S8)が実行される。このため、1つのディスプレイの範囲内でドラッグ操作がなされることが意図される場合であっても、縮小された表示画面で操作が行われることとなる。この場合、アイコンなどの画像が小さくなるため、かえって操作がやりにくくなる惧れがある。
そこで、変更例1の構成では、ユーザが所望する場合にのみ、縮小画面表示処理(S7、S8)が実行される。
以下、上記実施の形態と同様に、第1ディスプレイ11に表示されたアイコンに対してドラッグ操作がなされた場合を例にとって、その処理動作を説明する。なお、ここでは、上記実施の形態と異なる処理についてのみ説明する。
CPU100は、ステップS6でドラッグ操作がなされたと判定すると、ドラッグされたアイコン(移動対象)を今回の検出位置に移動させる(S13)。これにより、その検出位置にドラッグされたアイコンが、ドラッグ操作中を示す表示形態で表示される(図8(a)参照)。
次に、CPU100は、操作キー群37の所定のキーの入力操作があったか否かを判定する(S14)。そして、所定のキーの入力操作がなければ(S14:NO)、ステップS5→S6→S13の一連の処理を繰り返す。これにより、ドラッグ操作に追従して、第1ディスプレイ11上をアイコンが移動する。
ユーザは、第1ディスプレイ11の範囲内でドラッグ操作を完了する場合には、所定のキーを押さない。そして、所望の位置までアイコンを移動させると、アイコンから指などを離す。
これにより、CPU100は、ステップS5で位置検出がなされなくなると(S5:NO)、最後の検出位置にアイコンを通常の表示形態で表示させて処理を終了する。
一方、ユーザは、第2ディスプレイ21へアイコンを移動させる場合には、所定のキーを押す。
これにより、CPU100は、ステップS14で所定のキーの入力操作がなされたと判定すると(S14:YES)、縮小画面表示処理(S7、S8)を実行する。これにより、第1ディスプレイ11には、縮小された第1の画面および第2の画面が表示される(図8(b)参照)。その後の処理は、上記実施の形態と同様である。
このように、変更例1の構成とすれば、ユーザは、1つのディスプレイの範囲内でドラッグ操作を行う場合には、元のサイズの状態で操作を行うことができる。よって、不要にアイコンなど移動対象の画像が小さくなることがなく、操作がやりにくくなる惧れがない。
<変更例2>
図9は、変更例2に係る、第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示制御処理を示すフローチャートである。また、図10は、変更例2に係る、第1ディスプレイ11から第2ディスプレイ21へのドラッグ操作がなされたときの画面表示例を示す図である。
変更例1の構成では、ユーザが、逐一、キー操作を行わなければならない。
そこで、変更例2の構成では、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21との間でドラッグ操作が行われる可能性が高い状況が自動的に検出され、このような場合に、縮小画面表示処理(S7、S8)が実行される。ここでは、上記実施の形態および変更例2と異なる処理についてのみ説明する。
CPU100は、変更例2と同様、ステップS13において、ドラッグされたアイコンを検出位置まで移動させると(S13)、次に、その検出位置が予め設定された境界領域内の位置であるか否かを判定する(S15)。境界領域は、図10(a)に示すように、第1ディスプレイ11と第2ディスプレイ21との境界側の端部である第1ディスプレイ11の下端部および第2ディスプレイ21の上端部に設定される。
ユーザは、アイコンを第2ディスプレイ21側へドラッグする場合、第1ディスプレイ11の下端部へ移動させる(図10(a)参照)。
CPU100は、アイコンが境界領域へ移動されることにより、検出位置が境界領域内の位置であると判定すると(S15:YES)、縮小画面表示処理(S7、S8)を実行する。これにより、第1ディスプレイ11には、縮小された第1の画面および第2の画面が表示される(図10(b)参照)。その後の処理は、上記実施の形態と同様である。
このように、変更例2の構成とすれば、変更例1と同様、1つのディスプレイの範囲内でドラッグ操作がなされる場合には、元のサイズの状態で操作を行うことができる。よって、不要にアイコンなど移動対象の画像が小さくなることがなく、操作がやりにくくなる惧れがない。しかも、ユーザは、逐一、キー操作を行う必要がない。
<変更例3>
図11は、変更例3に係る、第2表示状態においてドラッグ操作がなされた場合の表示
制御処理を示すフローチャートである。
変更例2の構成では、図10(b)に示すように、縮小画面表示処理が実行されたときには、アイコンが第1ディスプレイ11の下端部に位置することになるので、第2の画面の所望位置にアイコンを移動させる場合には、アイコンを上方に戻すことになる。よって、アイコンの動きに無駄が生じやすい。
そこで、変更例3の構成では、変更例2における図9のステップS15の処理に替えて図11に示すステップS16の処理が実行される
即ち、CPU100は、アイコンが境界方向、つまり第2ディスプレイ21へ向かう方向に移動されたか否かを判定する(S16)。ここでは、CPU100は、前回の検出位置と今回の検出位置を比較して、今回の位置が第2ディスプレイ21に近い位置であれば、境界方向に移動されたと判定する。そして、アイコンが境界方向に移動されたと判定すると(S16:YES)、縮小画面表示処理(S7、S8)を実行する。
このように、変更例3の構成とすれば、アイコンがディスプレイの端部まで移動されなくても、縮小画面表示処理が実行されるので、その後、アイコンをディスプレイの内側へ戻すような状況になりにくい。よって、アイコンの動きに無駄が生じにくくすることができる。
<変更例4>
上記実施の形態では、メニュー画面に表示されたアイコンに対してドラッグ操作がなされる場合を具体例として、表示制御処理について説明した。しかし、図5に示す表示制御処理は、他の移動対象、たとえば、以下に説明するように、写真のサムネイルやコピー等のために範囲指定された文字列に対するドラッグ操作においても適用することができる。
図12は、第1ディスプレイ11のサムネイル画面に表示されたサムネイルが第2ディスプレイ21のサムネイル画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。第1ディスプレイ11および第2ディスプレイ21には、多数の写真のサムネイルが配されたサムネイル画面が表示されている。
第1ディスプレイ11において、1つのサムネイルがドラッグされると(図12(a)参照)、2つのサムネイル画面が縮小されて第1ディスプレイ11に表示される(図12(b)参照)。その後、第1ディスプレイ11において、ドラッグされたサムネイルが下のサムネイル画面の所望の位置へ移動され、ドラッグ操作が完了すると、2つのサムネイル画面が元のサイズに戻されて、各サムネイル画面が元のディスプレイ11、21に表示される。このとき、ドラッグされたサムネイルは、第1ディスプレイ11から消去され、第2ディスプレイ21に表示される(図12(c)参照)。
図13は、第1ディスプレイ11のサムネイル画面に表示されたサムネイルが第2ディスプレイ21の電話帳画面に表示されたフォト領域へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。第1ディスプレイ11にはサムネイル画面が表示され、第2ディスプレイ21には、相手の氏名や電話番号が記載された電話帳画面が表示されている。
第1ディスプレイ11において、1つのサムネイルがドラッグされると(図13(a)参照)、サムネイル画面および電話帳画面が縮小されて第1ディスプレイ11に表示される(図13(b)参照)。その後、第1ディスプレイ11において、ドラッグされたサムネイルが電話帳画面のフォト領域へ移動され、ドラッグ操作が完了すると、サムネイル画面および電話帳画面が元のサイズに戻されて、元のディスプレイ11、21に表示される。このとき、ドラッグされたサムネイルは、第1ディスプレイ11の元の位置に表示されたまま、ドラッグされたサムネイルに対応する写真が、第2ディスプレイ21に表示された電話帳画面のフォト領域に配される(図13(c)参照)。
図14は、第1ディスプレイ11の文書作成画面に表された文字列が第2ディスプレイ21の文書作成画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。第1ディスプレイ11および第2ディスプレイ21には、送信メールの文書を作成する文書作成画面が表示されている。第1ディスプレイ11の文書作成画面と第2ディスプレイ21の文書作成画面は連続した画面となっており、上の文書作成画面の文章に下の文書作成画面の文章が続いている。
第1ディスプレイ11において、コピー対象として範囲指定された文字列がドラッグされると(図14(a)参照)、2つの文書作成画面が縮小されて第1ディスプレイ11に表示される(図14(b)参照)。その後、第1ディスプレイ11において、ドラッグされた文字列が下の文書作成画面の所望の位置へ移動され、ドラッグ操作が完了すると、2つの文書作成画面が元のサイズに戻されて、各文書作成画面が元のディスプレイ11、21に表示される。このとき、ドラッグされた文字列は、第1ディスプレイ11の元の位置に表示されたまま、文字列のコピーが第2ディスプレイ21に表示される(図14(c)参照)。
図15は、第1ディスプレイ11の詳細表示画面に表された文字列が第2ディスプレイ21の文書作成画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。第1ディスプレイ11には、受信メールの文章が記載された詳細表示画面が表示されており、第2ディスプレイ21には、送信メールの文書を作成する文書作成画面が表示されている。
第1ディスプレイ11において、コピー対象として範囲指定された文字列がドラッグされると(図15(a)参照)、詳細表示画面および文書作成画面が縮小されて第1ディスプレイ11に表示される(図15(b)参照)。その後、第1ディスプレイ11において、ドラッグされた文字列が文書作成画面の所望の位置へ移動され、ドラッグ操作が完了すると、詳細表示画面および文書作成画面が元のサイズに戻されて、元のディスプレイ11、21に表示される。このとき、ドラッグされた文字列は、第1ディスプレイ11の元の位置に表示されたまま、文字列のコピーが第2ディスプレイ21に表示される(図15(c)参照)。
図16は、第1ディスプレイ11の詳細表示画面に表された文字列が第2ディスプレイ21のウェブ画面へドラッグ操作される場合の画面表示例を示す図である。第1ディスプレイ11には、受信メールの文章が記載された詳細表示画面が表示されており、第2ディスプレイ21には、インターネットのウェブ画面が表示されている。
たとえば、詳細表示画面に記載された用語についてウェブ画面で検索する場合を例にとる。第1ディスプレイ11において、範囲指定された文字列(用語)がドラッグされると(図16(a)参照)、詳細表示画面およびウェブ画面が縮小されて第1ディスプレイ11に表示される(図16(b)参照)。その後、第1ディスプレイ11において、ドラッグされた文字列がウェブ画面の検索テキストボックスへ移動され、ドラッグ操作が完了すると、詳細表示画面およびウェブ画面が元のサイズに戻されて、元のディスプレイ11、21に表示される。このとき、ドラッグされた文字列は、第1ディスプレイ11の元の位置に表示されたまま、文字列のコピーが第2ディスプレイ21に表示されたウェブ画面の検索テキストボックスに配される(図16(c)参照)。
なお、図7、図9および図11に示す表示制御処理を、図12から図16の例に適用することもできる。
<変更例5>
図17は、変更例5に係る、ドラッグ操作中に電話の着信等の割り込みがあった場合の制御処理を示すフローチャートである。
この制御処理は、CPU100により、上記図5、図7、図9および図11の表示制御処理と並行して実行される。
CPU100は、ドラッグ操作が開始されると(S21:YES)、ドラッグ操作が完了するまで、電話の着信があったか否か、電子メールの着信があったか否か、アラームの報知時刻になったか否かを監視する(S22→S25→S28→S29)。
CPU100は、ドラッグ操作中に電話の着信があったと判定すると(S22:YES)、実行していた表示制御処理を中止する(S23)。そして、電話の着信を報知する(S24)。即ち、第1ディスプレイ11や第2ディスプレイ21に相手の名前や電話番号などからなる着信画面を表示させるとともに、外部スピーカ308から着信音を出力する。
これにより、ユーザは、電話に素早く出ることができる。
一方、CPU100は、電子メールの着信があると判定すると(S25:YES)、あるいは、アラームの報知時刻が経過したと判定すると(S28:YES)、ドラッグ操作が完了したか否かを判定し(S26)、ドラッグ操作が完了していなければ(S26:NO)、そのまま待機する。そして、ドラッグ操作が完了すると(S26:YES)、電子メールの着信の場合は着信を報知する(S27)。即ち、外部スピーカ308から着信音を出力するとともに、電子メールの着信を示すアイコンを第1ディスプレイ11や第2ディプレイ21に表示する。
これにより、ユーザは、電子メールの着信報知やアラーム音に邪魔されることなく、ドラッグ操作を行うことができる。さらに、ドラッグ操作が完了した後には、電子メールの着信があったことやアラーム報知時刻が経過したことを知ることができる。
なお、電子メールの着信を示すアイコンについては、ドラッグ操作中に、第1ディスプレイ11や第2ディスプレイ21の片隅に表示されてもよい。
<その他>
上記実施の形態および変更例に示す形態以外にも、さらに種々変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態および変更例では、縮小画面表示処理において、第1ディスプレイ11および第2ディスプレイ21の表示画面を上下方向に縮小しているが、図18(a)に示すように、上下左右方向に縮小するようにしてもよい。
また、上記実施の形態および変更例では、縮小画面表示処理において、ドラッグ操作中のアイコンを元のサイズとしているが、図18(b)に示すように、周りの表示画面と同様、このアイコンを縮小して表示するようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、いわゆるスライド式の携帯電話機に本発明が適用されている。しかしながら、これに限らず、いわゆる折り畳み式の携帯電話機に本発明が適用されてもよい。
さらに、本発明の携帯端末装置は、携帯電話機に限られず、PDA(Personal DigitalAssistant)等であってもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
11 第1ディスプレイ(第1の表示部)
21 第2ディスプレイ(第2の表示部)
12 第1タッチパネル(検出部)
22 第2タッチパネル(検出部)
100 CPU(表示制御部)

Claims (6)

  1. 2つの表示画面と、
    前記表示画面の表示を制御する表示制御部と、
    前記表示画面に表示された移動対象に対してドラッグ操作がなされたことを検出するための検出部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記移動対象がドラッグ操作されているときにドラッグ操作がなされている一方の表示画面へ他方の表示画面に対応する表示領域を設定させる表示処理を実行して、前記表示領域上で前記ドラッグ操作が完了すると、前記表示領域に対応する前記他方の表示画面上に前記移動対象を表示させる、ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記表示制御手段は、前記表示領域上での前記ドラッグ操作完了時の位置に相当する前記他方の表示画面上の位置に前記移動対象を表示させる、ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末装置において、
    前記表示制御部は、他方の表示画面との境界から所定の範囲内に前記ドラッグ操作が達すると、前表示処理を実行する、ことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1または2に記載の携帯端末装置において、
    前記表示制御部は、他方の表示画面の方向に前記ドラッグ操作がなされると、前表示処理を実行する、ことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記移動対象は、文字列、または、画像である、ことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 2つの表示画面を備える携帯端末装置における表示制御方法であって、
    前記表示画面の表示を制御する表示制御ステップと
    前記表示画面に表示された移動対象に対してドラッグ操作がなされたことを検出するための検出ステップと、を備え、
    前記表示制御ステップは、
    前記移動対象がドラッグ操作されているときに、ドラッグ操作がなされている一方の表示画面に、他方の表示画面に対応する表示領域を設定させる表示ステップを実行し、前記
    表示領域上で前記ドラッグ操作が完了すると、前記他方の表示画面上に前記移動対象を表示させる、ことを特徴とする携帯端末装置の表示制御方法
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