JP5305281B2 - オートコリメータ - Google Patents

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Description

本発明はオートコリメータに関するもので、特にその光学系中に設置する被検体の2つの測定面間の傾き(平行度)を高感度で検出し測定できるようにしたものである。
金属やガラス、プラスチックなど各種材料を被検体とし、この被検体の向かい合わせにした2つの測定面間の傾き(平行度)を測定することが多分野で行われている。
被検体の向かい合わせになった測定面間の傾きを測定するものとしてオートコリメータが知られている。この従来のオートコリメータを図11の光学系説明図を用いて簡単に説明する。図Aにおいて被検体としての透明なガラス板50は、その表面51が第1測定面として使用され、裏面52は第2測定面として使用される。両測定面51、52間には角θの傾きが生じていて、このようなガラス板50の上面から、例えば赤色の波長の光(λ=0.65μm)の光源53で照射する。するとその光はレンズ54、クロス線付のスクリーン55、ビームスプリッタ56、コリメータレンズ57を経て平行光束となりガラス板50に向かう。そのためスクリーン55のクロス線58は、第1測定面51と第2測定面52で反射し第1クロス線59と第2クロス線60となってコリメータレンズ57に戻り、ビームスプリッタ56で反射して受光面61に投影される。受光面61に投影されるクロス線58の像は第1測定面51と第2測定面52間の傾きθに応じて、夫々異なる位置に投影される。
図Bはこの第1クロス線59と第2クロス線60が距離xnの差を持って受光面61に投影された例となっている。つまりガラス板50の向かい合わせになった2つの測定面51、52が持つ傾きθによってクロス線58はxnの差を持って受光面61に投影される。傾きθが大きくなればxnの値も大きくなり、逆に2つのクロス線59、60が重なり合ってxn=0になれば、傾き角θも0となって第1測定面51と第2測定面52間は傾きのない平行状態と判断される。従がってxnの値を測定すれば、ある程度の精度で傾き角θを推定することが出来る。またxnを受光部61面上で視認すれば経験的に傾き角θの値を推定することもできる。
しかし傾き角θが小さく、クロス線59、60が接近して受光面61に投影されたときは、2つのクロス線59、60は一部が互いに重なり合って表示され、両者間の距離xnを判別することが難しくなる。図Cのようxnの値が2点間の分解限界であるレーリーリミットより小さくなってx1となると、クロス線59、60を判別することは殆ど不可能となる。このようにθの値が大きくxの値もnになって大きいときは、ある程度の精度で傾きを測定することが出来るが、θの値が小さくなってxの値が0に近づくと(xn>x1>0)検出不能となり、誤差となって生じる範囲が一定せず個人差が生じる様になる。
図12はスクリーン55の2つのクロス線59、60によって傾き角θを測定する代わりに、スクリーン55を光学系中から外して受光面61に直接被検体50からの反射光スポットsを投影するようにしたときの例である。図11の被検体50のように表面51と裏面52間に角θの傾きがあれば、その両面で反射した光源53からの光束は図12Aのように受光面61に2つのスポットs1、s2として、距離xnの間隔で集光する。この集光する位置は表面51からの反射光をスポットs1、裏面52からの反射光をスポットs2としたとき、傾き角θによって決定される距離xnだけ離れた位置となる。従ってxnの値を測定すれば、ある程度の精度で傾き角θを推定することが出来る。しかし距離xnの値が大きいときは図Bのようにスポットs1、s2を個々に受光面61で識別できるが、図Cのようにスポットs1、s2間の距離xnが小さくなってx1になると、両スポットs1、s2は重なり合って図Dのように1つのスポットs3となってしまう。図B、C、Dにおいて縦軸は夫々スポットの輝度Luを表している。この両スポットs1、s2の識別できる最小間隔を前記のようにレーリーリミットとすれば、レーリーリミット以上のxnのときは傾き角θを測定することが出来るが、レーリーリミット以下のx1のときは傾き角θを正確に求めることが出来ない。従がって図11で説明した2つのクロス線59、60の場合と同じようにxが0に近づくほど傾斜角θの測定は難しくなり、誤差となって生じる範囲が広がってしまう。
図13は図11の光学系を簡略化したもので、受光面61に投影される2つのスポットs1、s2間の距離xnと被検体50が持つ傾き角θについて説明するものである。被検体50の第1測定面51からの反射光は、コリメータレンズ57を経て受光面61の光軸上の位置p1にスポットs1として集光する。また第2測定面52からの反射光は、コリメータレンズ57を経て受光面61の軸外位置p2にスポットs2として集光する。この集光した2つのスポットs1、s2間の距離をxnとすると
xn=f×tan2θ・・・・・(1)
f=コリメータレンズ57の焦点距離
で求められるから、
tan2θ=(xn/f)
θ=arctan(xn/f)×(1/2)・・・・(2)
従がって距離xnが得られれば被検体50が持つ傾斜角θを計算によって求めることが出来る。しかし前記したように距離xnがレーリーリミット以下のx1になって検出不能になれば傾斜角θの測定も不可能となる。
このようにこれまでのオートコリメータで2つの向かい合った測定面が持つ傾き角(平行度)を測定しようとすると、両者間の傾きが0に近づくほど測定精度はあいまいになるという傾向にあり、微細な値のθを必要とする測定の場合致命的であった。
被測定物の傾きを測定するオートコリメータとして特許文献1が知られている。この特許文献1によれば被測定物の測定部位を拡大して確認できるようにするため顕微鏡を使用することが記されている。しかし顕微鏡を用いて測定部位を確認しようとすると、測定部位が極めて微細な領域にあるため確認が困難になる場合が多く発生してしまう。そのためこの特許文献1では被測定物に平行光を照射し、この平行光束中に出し入れ自在な顕微鏡を設置し、顕微鏡で位置決めを行った後に被測定物の傾きを測定するようにしている。
しかしこの特許文献1には顕微鏡を位置決めできるようにした光学系については開示されているが、被測定物の傾きを測定するときの精度向上手段、それも微細な傾きを精度を維持したまま検出して測定できるようにした感度向上手段については何も触れられていない。
特開2003−148939号公報
従って本発明の課題は上記問題を解決して、被検体測定面間の傾きが0に近いようなレーリーリミットx1以下の微細な場合であっても、感度を高めて検出し測定できるようにした高精度のオートコリメータを得ることである。そのため本発明では、(a)受光部に投影されるレーリーリミットx1以下の2つの反射光スポットから、その傾き角を高精度に検出できるようにする。(b)しかも比較的簡単な構成の全体光学系で上記(a)を達成できるようにする。そしてその結果として、(c)被検体からの反射光スポットs1、s2のサイズが同一径でなくとも、被検体からの反射光スポットの形状が円形でなくとも測定できるようにする。さらに、(d)使用する光源の波長(λ)、コリメータレンズに入射する被検体反射面からの反射光口径やコリメータレンズの倍率(明るさ)など、測定時の各種条件(変動要素)に変動があったとしても対処できるようにする。(e)測定し検出した傾き角の精度を必要に応じて随時チェックできるようにして精度を維持できるようにする。これらのことを可能にすることである。
上記課題を解決するため本発明は、
レーザ光源からの光束を投光用コリメータレンズ経由で被検体に向かわせ、その第1測定面と第2測定面からの反射光を前記投光用コリメータレンズ経由で一次結像面に2つのスポットとして集光し、この両スポットを受光用レンズ経由で第1受光部に結像することなく投影する光学系ユニットと、この光学系ユニットで第1の受光部に投影される両スポットの重なり部分に発生する等傾角の干渉縞を表示部に送って表示する制御ユニットとを備え、表示される干渉縞の本数から被検体測定面間の傾斜角を求めるようにしたオートコリメータにおいて、
前記光学系ユニットの光軸を調節するため、前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構を有していることを特徴とする。
そして、
前記レーザ光源からの光束はビームスプリッタ経由で前記投光用コリメータレンズに送られ、前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構は、前記ビームスプリッタと一次結像面間で光軸と直する方向に移動自在として設置され、前記一次結像面に集光する2つのスポットを結像させる第2の受光部を有した観察ユニットであることを特徴とする。
また、
前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構は、前記受光用レンズを光軸に沿って移動自在とし、前記光学系ユニットの光軸調節時、一次結像面に集光する2つのスポットを前記第1の受光部に結像させられるようにした光学系ユニットであることを特徴とする。
さらに、
前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構は、前記受光用レンズと受光部間の光軸上に光軸と直交する方向に移動自在として第2レンズを設置し、該第2レンズが光軸位置に設置されたとき、前記一次結像面に集光する2つのスポットを前記第1の受光部に結像するようにした光学系ユニットであることを特徴とする。
本発明はレーザ光源からの光束を投光用コリメータレンズ経由で被検体に向かわせ、その第1測定面と第2測定面からの反射光を前記投光用コリメータレンズ経由で一次結像面に2つのスポットとして集光し、この両スポットを受光用レンズ経由で第1の受光部に結像することなく投影する光学系ユニットと、この光学系ユニットで第1の受光部に投影される両スポットの重なり部分に発生する等傾角の干渉縞を表示部に送って表示する制御ユニットとを備え、表示される干渉縞の本数から被検体測定面間の傾斜角を求めるようにしたオートコリメータにおいて、前記光学系ユニットの光軸を調節するため、前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構を有していることを基本とする。
それによってレーリーリミットx1以下のような微細な間隔の傾斜角であったとしても、干渉縞の本数に置き換えることでそれを検出し測定することができ、かつ、オートコリメータの精度も高めることができる。しかもその検出、測定は被検体からの2つの反射光スポットs1、s2を一旦、一次結像面に集光し、そのスポットs1、s2を受光用レンズ経由で第1の受光部に結像することなく投影するという簡単な構成の全体光学系で行うことが出来る。これによって検出感度の高い高精度のオートコリメータを得ることが出来る。また測定面傾斜角の測定結果は、干渉縞本数という指標によって数値化して捉えることができるから、評価作業を一定化し個人差を除去することが出来る。さらに干渉縞は被検体からの2つのスポット重なり部分に機械的に発生するから干渉縞の発生に特別な装置を必要としない。またスポットサイズや形状が異なっても同じように測定を進めることが出来る。これは被検体としての範疇を拡げることにもなる。
また使用する光源の波長(λ)やコリメータレンズの倍率など測定時の条件(変動要素)に変動があったとしても、それら変動要素を予め想定したデータ群を準備しておくことによって、所定の対応する傾斜角θを求めることが出来る。さらに測定する傾斜角θの精度はオートコリメータが設置される環境に合わせてチェックできるようにしたので、その測定精度を維持することが出来る。
以下にこの発明によるオートコリメータについて添付図面に基づいて説明する。前半は全体光学系についての説明、後半はこの光学系を用いて傾斜角θを求める方法の説明という構成としてある。
図1は本発明によるオートコリメータの全体構成を示した説明用概略図である。図においてレーザ光源1からの光束bはビームスプリッタ2を経て投光用コリメータレンズ3に向かう。投光用コリメータレンズ3を通過した光束bは平行光束となり、ガラス板などによる1つ目の被検体4を照射し、その裏面の第1測定面5で反射する。この第1測定面5で反射した光束は往路を戻り、コリメータレンズ3とビームスプリッタ2を通過し、一次結像面6にスポットとして集光する。図ではこの集光するスポット位置をp1として示してある。1つ目の被検体4を通過した光は、この被検体4と向かい合わせになって設置されている2つ目の被検体7に向かい、その表面の第2測定面8で反射する。この第2測定面8が第1測定面5に対して任意の角度θで傾いていれば、第2測定面8で反射した光束b1は2θの傾きを持ってコリメータレンズ3に戻り、ビームスプリッタ2を通過して一次結像面6にスポットとして集光する。図ではこの集光するスポットの位置をp2として示してある。以下、光源1からの光束bが投光用コリメータレンズ3経由で被検体4、7を照射し、その反射光を一次結像面6の位置p1、p2にスポットとして集光させる光学系を投光ユニット9という。また被検体4、7はその測定面5、8間の傾きを測定するため図1では示されていない測定台上に設置され、一対で1つの被検体が構成される。従がって本発明の目的はこの一対の被検体ごとに有する固有の傾き角を求めることである。
投光ユニット9で照射され一次結像面6に集光した2つのスポットは、受光用レンズ10を経由してCCDなどで構成される受光部11に投影される。この投影は一方の被検体7の第2測定面8で反射して、2θの角度で一次結像面6の位置p2に集光したスポットも、他方の被検体4の第1測定面5で反射して、一次結像面6の位置p1に集光したスポットも、同じように受光用レンズ10を経由して受光部11に結像することなく投影される。この受光部11に投影されるとき、受光用レンズ10と投光用コリメータレンズ3の倍率によって後に述べるθAの角度はθBの角度に変更される。即ち、2つの被検体4、7からの反射光が一次結像面6にスポットとして集光するときの夫々の主光軸が交差する時の傾き角をθAとし、受光用レンズ10が一次結像面6の2つのスポットを受光部11に投影するときの夫々の主光軸が交差するときの傾き角をθBとすれば、θAの角度は受光用レンズ10によってθBに変更される。
そのため一次結像面6上の位置p1、p2の2つのスポットが受光部11上に投影されるとき、強制的にθAがθBに角度変更(θA≦θB)され、それによってスポット光同士の干渉が促進されて機械的に干渉縞が発生する。この発生した干渉縞を両スポットと共に受光部11から制御ユニット13内の表示部14に伝えて表示し、表示された干渉縞の本数を観察すれば、後に述べるように被検体測定面間の傾き角(平行度)を測定することが出来る。制御ユニット13内の制御部15は装置全体を制御するもので、キーボードやマウスなどの入力部16からの指令を受ける。また出力部17と接続していてプリンタや各種の記憶媒体への記録が実施される。
以下、一次結像面6に集光した2つのスポットを受光用レンズ経由で受光部11に投影する光学系を受光ユニット12といい、投光ユニット9と受光ユニット12を併せて光学系ユニット18という。従がって受光ユニット12は結像系である投光ユニット9の検出角度θAをθBに強制的に変更し、θB/θAだけ感度を向上するよう機能することになる。
上記した強制干渉を実行することになるθBは、
θB=(f1/f2)×θA・・・・(3)
で求められる。f1は投光用コリメータレンズ3が持つ一次結像面6までの焦点距離、f2は受光用レンズ10が持つ一次結像面6までの焦点距離である。従がって2つのレンズ3、10の焦点距離の比f1/f2を選択れば、受光部11上に投影されるスポット間の角度θBを設定することが出来る。
こうしてθBが求められればそこに発生する等傾角の干渉縞本数も決定されるから、設定された条件下での干渉縞本数を表示部14で確認することが出来る。但し、θAがθBに接近するような場合、発生する干渉縞は解像が低下するので、その値を適宜選択する必要がある。こうして表示された干渉縞の本数を確認し計数すれば、例えば本数2までは合格品と判定し、それ以上の本数であればこの被検体4、7は不合格品として判定することが出来る。このような光学系ユニット18を使用して被検体測定面5、8間の傾き角θを判定していく。
図2は一次結像面6に集光するスポットと受光部11に投影されるスポットの関係を説明する図である。図の左欄は被検体4、7の傾き状態を示していて、中央欄は一次結像面6に被検体4、7からの反射光が投光ユニット9によってスポットとして集光した状態を示している。また右欄は受光部11に一次結像面6からのスポットが受光ユニット12によって投影された状態を示している。図の第1横列19は被検体4、7の反射面5、8間の傾き(平行度)が「θ=0」のときの状態を示している。この第1横列19のときは傾き角0であるから、一次結像面6の欄に示したように集光する2つのスポットs1、s2は互いに重なりあって一致した状態で図1の位置p1に集光する。第1測定面5からの反射光が投光ユニット9で一次結像面6に集光するスポットをs1、第2測定面8からの反射光が一次結像面6に集光するスポットをs2とすれば、両スポットs1、s2は上記のように一次結像面6の同一位置p1に集光する。そしてこの集光したスポットs1、s2は受光ユニット12によって前記位置p1と同一光軸上の延長線上である受光部11の同一位置にスポットs1a、s2aとして投影される。従がって受光部11上に投影された2つのスポットs1a、s2aの中心点間距離をxとすれば、「x=0」として投影された場合、反射面5、8間の傾き角θは「θ=0」と判定される。
図2の第2横列20は被検体4、7の測定面5、8間の傾きが「θ=1」のときを示している。被検体4、7がこの状態にあると、投光ユニット9は結像系であるから一次結像面6の2つの位置p1、p2にスポットs1、s2を集光する。しかし集光するスポットs1、s2の径は小さく、集光する位置p1、p2間も接近しているため一次結像面6上で2つのスポットs1、s2を区別して識別することは出来ず、発生しているであろう干渉縞も確認することが出来ない。受光ユニット12はこの一次結像面6の点状の2つのスポットs1、s2を倍率を変えて受光部11に投影し、さらに2つの反射光スポットの主光軸が成す角θAをθBに変更する。それによってスポットs1、s2はスポットs1a、s2aとして受光部11に結像することなく投影される。しかし両スポットs1a、s2a間の距離はレーリーリミット以下であるため、両スポットを区別して確認することは出来ない。図ではこのときの受光部11上での両スポットs1a、s2a間の距離を表すため、中心点間を「x11」として示してある。従がって何らかの方法によって受光部11に「x11」として両スポットs1a、s2aが投影されたと判断されたときは、反射面5、8間の傾き角θは「θ=1」となる。
第3横列21は被検体反射面5、8間の傾きが「θ=2」のときのもので、被検体4、7がこの状態にあるとスポットs1、s2は傾き角「θ=2」に相当するθAで一次結像面6に集光する。そしてこのスポットs1、s2は受光ユニット12で倍率が変換され、さらにθAがθBに変更されて受光部11にスポットsa1、sa2として投影される。しかし投影された両スポットsa1、sa2はまだレーリーリミット以下であるため、2つのスポットとして識別することは出来ない。図ではこのときの受光部11上での両スポットs1a、s2aの中心点間を、「x12」として示してある(x11<x12)。従がって以後、何らかの方法によって「x=12」として投影されたと判断されれば、反射面5、8間の傾斜角θは「θ=2」となる。
第4横列22は傾き角「θ=3」の時のもので、被検体4、7がこの状態にあると「θ=3」に相当するθAで一次結像面6にスポットs1、s2が集光し、このスポットs1、s2が受光ユニット12で倍率変換され、さらにθAがθBに変更されてスポットs1a、s2aとして受光部11に投影される。しかし投影された両スポットsa1、sa2間は、まだレーリーリミット以下であるため2つのスポットとして識別することは出来ない。図ではこのときのスポットs1a、s2aの中心点間を、「x13」として示してある(x12<x13)。従がって「x13」として投影されていると何らかの方法で判断されれば、反射面5、8間の傾斜角θは「θ=3」となる。
第n横列23では傾き角「θ=n」の時のもので、「θ=n」に相当するθAがθBに変更され、倍率も変換されて受光部11上にスポットs1a、s2aとして投影される。図ではこのときの両スポット間を「x1n」として示してある(x13<x1n)。従がって「x1n」と何らかの方法で判断されれば、反射面5、8間の傾斜角θは「θ=n」と確認される。
上記のように2つの反射面5、8間の傾き「θ=0」、「θ=1」、「θ=2」、・・・「θ=n」によって変化する一次結像面6上の位置p1、p2に集光するスポットs1、s2は、前記(3)式によって決定される受光部11上の位置にθBの角度をもって投影される。そして投影された両スポット間の距離x1を判断するため干渉縞を利用して発生した本数を「x」の値とみなし、それによって被検体測定面5、8間の傾き角θを判定する。干渉縞の本数確認に際しては上記の説明のように受光部11上のスポットs1a、s2a間に発生した干渉縞を検出するか、受光部11から伝えられた表示部14の表示画面で行うことになる。
図3は上記したスポットと干渉縞を説明するもので、表示部14の画面14aに表示される2つのスポットs1a、s2aと、等傾角の干渉縞を表している。一次結像面6の位置p1、p2に集光したスポットs1、s2は、図2で説明したように受光ユニット12によって受光部11にその殆どを重なり合わせて投影される。このスポット重なり部分を図3Aでは24として示してある。重なり部分24の大きさは前記のように被検体反射面5、8間の傾き角θや(3)式によって決められるが、図Aでは重なり合う両スポットs1a、s2aの中心点をp3、p4とし、両点間をx1として示してある。そしてこの重なり部分24にはスポットs1、s2による干渉が生じ、干渉縞25が発生する。図2の説明ではこの干渉縞25の発生について説明を省略してあるが、例えば図3Bのように被検体の傾き角θに応じた数の干渉縞(この例では25a、25b、25cの3本)がその重なり部分24に発生する。干渉縞25は光源1の波長λの1/2ごとに発生するから、重なり部分24内に発生している干渉縞25の本数を計数すれば、或いは隣接する干渉縞と干渉縞間の距離Lを測定すれば、図2で説明した被検体4、7の測定面5、8間の実際の傾き角θを求めることが出来る。
図3Cはスポットs2aの変形例を示した説明図である。図1、2では被検体4、7をほぼ同じ大きさとしてある。そのため投光用コリメータレンズ3からの光束で測定面5、8が照射されると、両測定面5、8からの反射光はそのサイズがほぼ同じとなる。即ち、図1に示したコリメータレンズ3から測定面5、8に向かう光束の直径をφとすれば、測定面5、8からの反射光直径もφとなる。従がって図3A、Bのように受光部11に投影されるスポットs1a、s2aのサイズは夫々ほぼ同じとなる。これに対し図3Cの例では一方の被検体、例えば7のサイズが他方の被検体4より小さく、しかも照射光束の直径φよりも小さく、形状も四角状となっている場合である。このような場合、被検体4からの反射光スポットs1aは前述と同じようなサイスで受光部11に投影されるが、被検体7からの反射光スポットs2aは四角状となり、しかも被検体4からのスポットs1a内部に全てが重なった状態で受光部11に投影される。このような図3Cの場合でもその重なり部分24に干渉縞25が発生するから(この例では25aと25bの2本)、それを計数することで図3Bの場合と同様に扱うことが出来る。従がって被検体4、7の夫々は形状や大きさの制限から解放されることになり、被検体4、7からの反射光口径や形状に幅をもたせることが出来る。それによって測定する対象物である被検体の範疇を拡げることが出来る。
以上のように本発明ではレーザ光源1からの光束bを投光用コリメータレンズ3経由で被検体4、7に向かわせ、その第1測定面5と第2測定面8からの反射光を前記投光用コリメータレンズ3経由で一旦、一次結像面6に2つのスポットs1、s2として集光する。そしてこの両スポットを受光用レンズ10経由で受光部11に投影するという光学系ユニット18を構成する。このような光学系ユニット18で受光部11に投影されたスポットs1a、s2aを制御ユニット13によって表示部14に送って表示し、その重なり部分24に発生する等傾角の干渉縞25を確認する。そしてその本数、或いは干渉縞間の距離Lから被検体測定面間の傾斜角θを求めるようにしたことを特徴としている。
次に図4、5、6を用いて光学系ユニット18の応用例について説明する。図4は観察ユニット26を投光ユニット9に付加した時の説明図である。この観察ユニット26は投光ユニット9や光学系ユニット18全体のアライメントを調整するために設置するもので、基本的には一次結像面6上に集光する2つのスポットs1、s2を観察できるようにしたものである。図においてビームスプリッタ2と一次結像面6間には観察ユニット26用のミラー27が光軸31上に位置するよう設置される。投光ユニット9によって照射された被検体4、7からの反射光は、コリメータレンズ3、ビームスプリッタ2を経てこの観察ユニット用ミラー27で反射され、レンズ28によって受光部29に結像する。受光部29は光学的なスクリーンやCCDなどで構成され、結像したスポットを確認する。ミラー27、レンズ28、受光部29は一体に構成され、観察ユニット26となる。そしてこの観察ユニット26は全体が光軸31に対して直交する方向に移動自在に設置され、必要時に光軸31上に位置するよう用意される。
図4Bは受光部29を正面から見たもので、2つの反射光スポットs1、s2が集光している。スポットs1は受光部29上に設けた参照用の十字線30交点に位置し、或いは受光部24からの信号を受けた図示してない表示部の十字線30交点に位置し、他方のスポットs2は十字線30からはなれた位置に集光している。スポットs1が集光する十字線30の交点位置は、図1で示した一次結像面6の光軸31上の位置p1に相当し、スポットs2の位置は図1の位置p2に相当している。従がって図4Aに示した光軸31に対する被検体4、7や投光用コリメータレンズ3の位置を調整することで、図4Bに示した2つのスポットの位置p1、p2を確定することが出来る。それによって光源1から一次結像面6の光軸31上の位置p1と、受光部11の投影位置を結ぶ光軸31上の光路も確定する。この光軸31が確定すれば光学系ユニット18全体が調整された状態となる。この状態が確保されたら観察ユニット26を移動してミラー27を光軸31位置から除外する。つまり低倍率で構成した投光ユニット9を用いてスポットs1、s2の位置を調整し、位置が確定したら光軸31に対し移動自在に設置した観察ユニット26を光軸外位置に移動して被検体4、7からの反射光スポットを高倍率で構成した受光ユニット12に向かわせる。そして干渉縞の発生を促進し、発生した干渉縞の計数を容易にする。また観察ユニット26の設置位置は投光ユニット9のコリメータレンズ3と一次結像面6間だけでなく、それと同等の位置、投光用コリメータレンズ3と受光用レンズ10間であれば設置することが出来る。
図5、図6は受光ユニット12の変形例を示したもので、図5は受光レンズ10を光軸31方向に移動出来るようにしたものである。図5Aにおいて受光ユニット12内の受光用レンズ10は点線で示したレンズ位置10aから実線で示したレンズ位置10bまで光軸31に添って移動自在に用意される。図5Bは一次結像面6に集光したスポットs1、s2を示していて、スポットs1は光軸31上に位置している。図5Cはスポットs1、s2が受光部11に投影され結像したスポットs1b、s2bを示していて、スポットs1bは光軸31上に位置している。この図5Cに示した受光部11の結像状態を表示部14で確認しながら受光用レンズ10を光軸31上で位置10aから10b間で移動してその位置を調整する。そして表示される2つのスポットs1b、s2bを確認すれば、受光ユニット12は干渉縞確認用の投影系とスポットs1b、s2b確認用の結像系として切り替えて使用することが出来る。それによって光学系ユニット18全体の再調整や光軸31に対する被検体4、7の設置状態などを再確認することが出来る
図6は受光ユニット12内に受光用レンズ10とは別にもう1つの第2レンズ42を光軸31と直交する方向に移動自在として設置したもので、この第2レンズ42で一次結像面6のスポットs1、s2を受光部11に結像し、その像s1c、s2cを表示部14で確認できるようにしたものである。図6Aにおいて第2レンズ42は、受光用レンズ10と受光部11間で、実線で示した第2レンズ42の位置42aから点線で示したレンズ位置42bまで光軸31と直交する方向に移動自在に用意される。図6Bは一次結像面6に集光したスポットs1、s2を示していて、スポットs1は光軸31上に位置している。
第2レンズ42が実線のレンズ位置42aにあれば受光用レンズ10と第2レンズ42によって、一次結像面6のスポットs1、s2から図6Cのようにスポットs1c、s2cとして受光部11に結像する。このようにすることで図5の例と同様に2つのスポットs1c、s2cの確認を表示部14で行うことが出来る。そして本発明では図4で説明した観察ユニット26を設置する場合も、図5で説明した受光レンズ10を光軸31方向に移動させる場合も、図6で説明した第2レンズ42を光軸31と直交する方向に移動させる場合も含めて光学ユニット18という。
次に以上説明してきた光学系ユニット18を用いて干渉縞本数から被検体測定面5、8間の傾き角θを求める第1の方法について説明する。図7は図1の光学系ユニット18に基準体4a、7aを被検体4、7に代わって設置したときの説明図で、レーザ光源1からの光束は投光ユニット9を経て基準体4a、7aに向かう。この基準体4a、7aは図1の被検体4、7と同じか、或いは同等の材質で形成され、被検体4、7に代わって測定台32上に設置される。そしてその第1測定面5aと第2測定面8aは完全平面の原器として用意され、夫々枠33、34に収容される。基準体4a、7aの第1測定面5aと第2測定面8aで反射した口径φの平行な光束は、前述のようにして一次結像面6にスポットs1、s2として集光する。2つの反射面5a、7aは完全平面であるから、両者が平行に設置されていれば図2の第1列19でも説明したように、第1測定面5aからの反射光スポットs1と第2測定面8aからの反射光スポットs2は同じ位置p1に集光する。基準体4aの収容枠33には例えばマイクロメータと同様な構造の駆動部35が取り付けられ、これを操作して回転すると基準体4aの駆動部35側は他方の基準体7aに対して浮き上がり、第1測定面5aと第2測定面8a間の傾き角θを変化させる。逆にこの駆動部35を操作することで、2つの反射面5a、8aからのスポットが同じ位置p1に集光するよう調整できる。従がって駆動部35を複数設置することは有効である。
こうして2つの反射面5a、8aが平行になるよう調整された基準体4a、7aを原器として使用するが、これは測定台32を設置する室内の床の傾きや、室内温度、微小振動の有無など設置環境に合わせて事前に調整できることにもなる。一次結像面6に集光したスポットs1、s2は、受光ユニット12によって受光部11に結像することなく投影され、制御部15を介して表示部14にスポットs1a、s2aとして表示される。
上記のようにして傾きを調整した基準体4a、7aを用いて傾斜角θを求め、その結果を記録するようにしたものが換算表37である。この換算表37について図8を用いて説明する。この図8は基準体4a、7a、表示画面14a、換算表37の関係を示していて、図の左欄は図2の被検体4、7の欄と同じように2つの基準体4a、7aの傾き状態を正面図として示している。例えば第1横列36では測定面5a、8a間の傾き角は「θ=0」となっていて、この「θ=0」を表わすため駆動部35に付属しているメータ35a(図7)を0にリセットする。そしてこの「θ=0」のとき受光部11に投影される2つのスポットs1a、s2aは、図8中央欄の表示画面14aのように全体が1つに重なって表示される。従がって両スポットs1a、s2a間に干渉は生じず干渉縞25は発生しない。このように「θ=0」で、2つのスポットs1a、s2a全体が重なって一致した状態で受光部11に投影され、表示部14に表示されたときは、この第1横列36の右欄に示したように干渉縞発生本数「0」と、それに対応する傾斜角「θ=0」を別途用意した換算表37に記入する。つまり干渉縞25が発生していないことを画面14aで確認したら、本数「0」と測定面5a、8a間の傾き「θ=0」を換算表37に記入する。これによって表示画面14aで本数「0」が確認されたときの測定面5a、8a間の傾き角は、以後換算表37から「θ=0」と判定される。
次に図7の駆動部35を操作して回転し、メータ35aを見ながら第2測定面8aに対する第1測定面5aの傾き角θを拡げていく。すると第1測定面5aからの反射光スポットs1と第2測定面8aからの反射光スポットs2は順次受光部11上で投影位置を変え、図2第2横列20のようにスポットs1a、s2a間は「x11」となり、図8第2横列38の表示画面14aの欄のように表示される。この画面14aによればスポットs1a、s2aを夫々区別して確認することは出来ないが、その重なり部分24に例えば「1」本の干渉縞25が発生していることを確認できる。この発生した干渉縞25の本数を表示画面14aで確認し、本数「1」とそのときの傾斜角をメータ35aで確認し、この場合「θ=1」を換算表37に記入する。これで干渉縞35が1本発生したと確認された場合の測定面5a、8a間の傾き角は、以後換算表37から「θ=1」と判定される。
次いで図7の駆動部35を操作して回転し、メータ35aを見ながら第2測定面8aに対する第1測定面5aの傾き角θを拡げていく。すると第1測定面5aからの反射光スポットs1と第2測定面8aからの反射光スポットs2は受光部11上で順次投影位置を変え、図2第3横列21のようにスポットs1a、s2a間は「x12」となり、図8に示した第3列目39の表示画面14aの欄のように表示される。この画面14aによればスポットs1a、s2aを夫々区別して確認することは出来ないが、その重なり部分24に「2」本の干渉縞25a、25bが発生していることを確認できる。この発生した干渉縞25の本数を表示画面14aで確認し、その本数「2」とそれに対応する傾斜角をメータ35aで確認し、この場合、本数「2」と「θ=2」を換算表37に記入する。これで干渉縞25が2本発生したときの測定面5a、8a間の傾き角は、以後換算表37から「θ=2」であると判定される。
以下同じようにして測定面5a、8a間の傾き角θに応じた干渉縞25の本数を表示画面14aで確認し、その結果を換算表37に記入していく。
実際に被検体間4、7間の傾き角θを求めるときは、原器としての基準体4a、7aを測定台32上から外して被検体4、7を設置する。そしてその反射面5、8からの反射光を受光部11に向かわせれば、2つの反射面が持つ傾斜角に応じたスポットs1a、s2aが投影される。このスポットs1a、s2aによって干渉縞25が発生すればその本数を表示画面14aで確認し、予め基準体4a7aを用いた実験によって作成した換算表37を見ながら該当する本数の欄を検索し求める傾斜角θを得る。
このように2つの基準体4a、7a測定面が作る傾斜角「θ=0」、「θ=1」、「θ=2」、・・・「θ=n」に応じた干渉縞本数等を予め実験によって算出し、それを記入した換算表37を用意する。そして受光部11に投影される実際の被検体4、7からのスポットs1a、s2aが作り出す干渉縞25本数を確認すれば、被検体測定面間の傾斜角θを換算表37から得ることが出来る。そして例えば図8の第3横列39のように2本の干渉縞25a、25bが発生し、傾斜角が「θ=2」と求められたときは、その被検体4、7は合格品とし、第4横列40のように3本の干渉縞25a、25b、25cが発生して測定面間の傾斜角が「θ=3」と求められたときは不合格品として判定することが出来る。そしてこの判定結果は受光部11に投影されるスポット同士の大きさや干渉縞の形状などが被検体ごとに変化したとしても、基準となる換算表37の値は基準体4a、7aを用いて得たものであるから精度がばらつくようなことはない。
次に被検体測定面5間の傾き角θを求める第2の方法について説明する。この方法は図7の制御部15内に示したメモリ41を使用するもので、換算表37に代わってその内容が記憶される。このメモリ41としては一般的なハードディスクやメモリ基板などの他、USBメモリやチップメモリなど外付けのものも各種採用することができる。
まず図8右欄の換算表37をメモリ41と読み替えるものとして、メモリ41と表示画面14aの関係について説明する。図8の第1横列36は、前記したように基準体4a、7aからのスポットs1、s2が受光部11にスポットs1a、s2aとして投影され、それが1つに重なって表示画面14aに表示され状態を示している。このような状態で表示されると、スポットs1a、s2aの重なり部分24に干渉縞25は発生しないからそれを確認することが出来ない。表示画面14aでこの干渉縞未発生の状態「0」を確認したら、キーボードなどの入力部16からメモリ41の所定番地、例えば第1列目36に傾斜角「θ=0」と本数「0」を伝え記憶する。
次に図8の第2横列38のように「θ=1」の傾きを持った基準体4a、7aが測定台32に設置されると、表示画面14aに表示されたスポットs1a、s2aの重なり部分24に干渉縞25が1つ発生して表示される。この「1」を画面上で確認したらキーボード16などからメモリ41の所定番地、例えば第2列目38に本数「1」とそれに対応する傾斜角「θ=1」を記憶する。以下同じように基準体4a、7aの傾斜角θに応じて干渉縞の本数を画面14a上で確認し、その本数とそれに対応する傾斜角θをメモリ41の所定の番地に記憶してメモリ41を完成させる。そして基準体4a、7aに代わって被検体4、7が測定台32に設置されたときは、メモリ41の内容を全て表示画面14aの一部に表示するなどしておき、被検体測定面5、8の傾き角に応じて発生した表示画面14a上の干渉縞25本数と、先に表示してあるメモリ41内容と対比する。そしてメモリ41の表示内容中から干渉縞の表示数に相当する番地の値を読み出せば、それが求める傾き角θとなる。
このように2つの基準体4a、7a測定面が作る傾斜角に応じた干渉縞の本数等を予め実験によって算出し、それを記憶したメモリ41を用意することで、表示部14に表示された被検体からのスポットs1a、s2aで発生した干渉縞25本数と対比することができ、必要とする傾斜角θを求めることが出来る。
上記した第2の方法の応用例について説明する。この応用例は第2の方法で作成したメモリ41を干渉縞本数で自動検索し、その結果を傾き角として表示画面に表示するようにしたものである。
まず図8の第1横列36左欄のように設置された基準体4a、7aに代わって被検体4、7を測定台32上に設置する。そしてその測定面からのスポットs1、s2をスポットs1a、s2aとして受光部11に投影して表示部14に表示する。このとき受光部11か表示部14に発生している干渉縞を制御部15で検出する。第1横列36では干渉縞が発生していないから、制御部15は「0」を検出しメモリ41のデータ群中を検索し、所定番地、この場合第1列目36からその記憶内容である「θ=0」を読み出して傾き角として画面14aに表示する。即ち、干渉縞本数「0」を制御部15が検出したときは、メモリ41の所定番地、この場合第1列36から本数「0」と傾斜角「θ=0」を読み出して画面14aに表示する。制御部15が受光部11や表示画面14aから干渉縞25を検出する方法は既知の方法を採用出来るのでその説明は省略するが、傾斜角表示用の表示画面を別に設置するようにすることも出来る。
次に図8の第2横列38のように傾斜角が「θ=1」のときについて説明する。この例のような被検体4、7が基準体4a、7aに代わって測定台32上に設置されると、その測定面5、8からのスポットはスポットs1a、s2aとして受光部11に投影され、表示部14に表示される。そして重なり部分24に発生した干渉縞を制御部15が検出する。その結果「1」であれば、制御部15はメモリ41のデータ群から「1」に相当する所定の番地を検索し、この場合第2列目38を検索して本数「1」と傾斜角「θ=1」を読み出し画面14aに表示する。
以下同じようにして測定面5、8間の傾きに応じて発生する干渉縞の本数を制御部15で検出し、その本数が例えば「2」であれば、図8の第3横列39に相当するメモリ41の番地を検索して「θ=2」を読み出し、表示画面14aに表示する。また干渉縞の検出本数が「3」であれば、図8の第4横列40に相当するメモリ41の番地を検索して「θ=3」を読み出し表示画面14aに表示する。
このようにこの応用例では、第2の方法で作成したメモリ41を使用してその番地を発生した干渉縞本数で検索し、傾斜角θとして表示するようにしたことを特徴とする。
受光部11や表示部14に発生する干渉縞25の本数は、前記(3)式や次に述べる(4)式などからも分かるように光源1の波長λ、投光用コリメータレンズ3と受光用レンズ10の倍率(f1/f2)や明るさ、干渉縞間の距離Lなど各種の変動要素に応じて決定される。従がってこれら変動要素に応じて予め算出した干渉縞の本数と被検体傾斜角θの関係を記憶したメモリ41や換算表37を用意し、それを選択して使用すれば変動要素に応じた測定結果を得ることが出来る。
干渉縞25と傾斜角θの関係を求める第3の方法を、実施例2として次説明する。この実施例によるものは換算表37やメモリ41を使用せず、傾き角θを計算によって求めるようにしたものである。まず図9を用いて傾斜角と干渉縞の関係について説明する。図9Aは光学系ユニット18中に設置した2つの基準体4a、7aからのスポットs1a、s2aを表示部14に表示した状態を示していて、この例ではスポット間の重なり部分24に、3つの干渉縞25a、25b、25cが距離Lの間隔で発生している。図Bは図Aの干渉縞25を発生させた基準体4a、7aの一部を正面から見たもので、測定面5a、8a間にはθnの傾斜角がある。このような例でθnを計算によって求めようとすると、
θn=arctan(λ/2)/L・・・・・(4)
となる。但しこの(4)式は干渉縞25間の距離Lの値が充分に小さく、又は図12Bのxnのようにスポットs1a、s2aが表示部14で夫々区別出来るような場合の傾斜角θnを求める場合に適用される。従がって図9Aの干渉縞25を正しく表記するなら、干渉は生じないのであるから図12のようにスポットs1、s2として表記される。
前記(4)式を実行するため、干渉縞25a、25b間の距離を仮にL=30mmとし、λを前記の例にならってλ=0.65μmとすれば、
θn=arctan(0.65/2)μm/30mm
=0.62秒
となる。この0.62秒が基準体4a、7a間に設けられた傾き角θnとなるが、この場合、波長λが予め制御部15に入力されていて、しかも前記のように制御部15が検出する干渉縞間距離L(この例では30mm)の値が充分に小さいときに限って0.62秒が求められる。つまり前記のように測定面5a、8a間の傾き角θnの値が小さく、受光部11上での干渉によって干渉縞が発生し、しかもその干渉縞間の距離Lが大きいときには前記(4)式では求めるθnを得ることは出来ない。そのためスポットs1a、s2a間に発生した干渉縞を利用して計算を行い、測定面5a、8a間の傾き角θnを求めることになる。これが第3の方法である。
図9Cは図9Aの基準体4a、7aに代えて被検体4、7を光学系ユニット18中に設置し,そのスポットs1a、s2aを受光部11に投影し表示部14に表示したときの例を示している。図9Aでは平面性の保証された基準体4a、7aからのスポットs1a、s2aを表示しているため、一例として表示した干渉縞25a、25b、25cはみな同じ形状、姿勢となっていて、干渉縞25間の距離Lも同じとなっている。
これに対し図9Cでは被検体4、7からのスポットs1、s2による干渉縞25であるため、発生する干渉縞25d、25e、25fは、その形状、姿勢が変化するだけでなく、干渉縞25間の距離Lも変化してしまう。これは被検体の第1測定面5と第2測定面8に平面性の保証がないためで、図の例では干渉縞25dは緩やかな曲線を持って発生し、干渉縞25eは「く」の字状に湾曲して発生し、干渉縞25fは干渉縞25eとは異なる湾曲で発生した例となっている。そのためこの例のような干渉縞25が発生した場合、干渉縞間の距離Lを測定するには図の仮想線、例えばg1、g2、g3が干渉縞25d、25e、25fと夫々接する位置を測定位置として測定し、例えば仮想線g1と干渉縞25d、25e、仮想線g2と干渉縞25d、25e、仮想線g3と干渉縞25d、25の位置で測定した距離Lを平均化するなどして測定面5、8間の傾斜角θを求めるなどの対策が必要となる。このような対策を採れば被検体4、7を設置したときでも図9Aと同等の精度で測定を実施することが出来る。
但し、図9Cのような場合でも発生する干渉縞の本数には大きな変動は生じないであろうから、計算結果に大きな影響が出ることはない。逆に図9Cのような干渉縞の発生した状態から、被検体測定面が持つ微妙な歪みや平面精度を知ることが出来る。またこの図9Cのような現象は図8で基準体4a、7aに代わって被検体を設置した場合にも起こりえるので、複数個所での測定結果を平均化するなどの対策は測定作業を進める時に有効である。
図10は上記した第3の方法を説明するための光学系ユニット18である。図10Aは図1の光学系ユニット18を単純化して示したもの、図10BはθBを説明するもので、受光部11の受光面部分を拡大して示している。図10Cは図10Bの受光面を拡大した図で、投影される干渉縞25を説明するものである。まず入力部16から以下のようなデータを予め制御部15に入力する。投光用コリメータレンズ3の焦点距離f1(例えば2400mm)、受光用レンズ10の焦点距離f2(例えば20mm)、被検体4から投光用コリメータレンズ3に向かう反射光束の径φ(例えば2mm)、光源1の波長λ(例えば赤色の0.65μm)、それに被検体4から投光用コリメータレンズ3に向かう光束の光軸31と被検体7から投光用コリメータレンズ3に向かう光束の光軸が成す角θAが分かっているものとしてそのθA(例えば10")。このようなデータが入力されると、まず受光部11の光軸31上の位置p3に向かう受光用レンズ10からの投影光束光軸と、受光用レンズ10から光軸31外位置に向かう投影光束の光軸が成す角θBを求める。θBは前記したように(3)式によって求められるから、
θB=(f1/f2)×θA
=(2400mm/20mm)×10"
=1200"
となる。
図10Bで上記のθBについてさらに説明する。このθBは受光用レンズ10から受光部11に向かう2つのスポットs1a、s2aによる投影光束の光軸同士が成す角であり、この場合前記のようにθB=1200"である。図10BではこのθBを形成する2つの光束を表すため2つの受光面11a、11bを示してある。一方の受光面11aはスポットs1aの光軸31に対して垂直な面に形成され、他方の受光面11bはθBで投影されるスポットs2aの光軸に対して垂直な面に形成される。この両受光面11a、11b間の角度差θBによって干渉縞25が発生するが、θBによる受光面間の位相角をΔとすれば、このΔと(波長λ/2)の比を求めれば干渉縞の発生本数Nとなる。
Δと(λ/2)の比を求めるためにまず受光部11に投影されるスポットs1a、s2aの大きさを求める。両スポットs1a、s2aの大きさはほぼ同じとみなせるから、
s1a(s2a)=1.22(定数)×F×λ
=1.22×(f1/φ)×0.65μm
=1.22×(2400mm/2mm)×0.65μm
=0.95mm
となる。次にΔを求めると
Δ=0.95mm×tan1200"
=5.5μm
となる。干渉縞の本数Nは
N=5.5μm/(λ/2)
=5.5μm/0.325μm
=17本
となる。
上記のように被検体4、7から一次結像面6に向かう2つのスポットs1、s2の光軸が成す角θAが10"で、受光部11に向かう2つのスポットの光軸同士が成す角θBが1200"のとき、17本の等傾角干渉縞25が発生する。従がってθAが10"のとき被検体4、7間の傾きθはその1/2であるから、Δθを求めると
Δθ=10"/2
となる。この状態を図Cに示したが、(λ/2)=0.325μm毎に発生した17本の干渉縞を便宜的に4つの干渉縞25a、25b、25c、25dとして示してある。
以上のような計算はθAが10"と予め指定できた時であったから、Δθを求めるには
Δθ=arctan{(表示された干渉縞の本数×(λ/2))/スポットs1aのサイズ}×(f2/f1)×3600arcsec÷2
=arctan{(17本×0.325μm)/0.95mm}
×(20mm/2400mm)×3600arcsec÷2
=5秒
このような計算を制御部15で行わせ、その結果を表示部14に表示するようにすれば、発生した干渉縞の本数に相当する被検体4、7間の傾斜角θを求めることが出来る。
以上、本発明のオートコリメータについて説明してきたが、実施例1では予め干渉縞の本数と被検体4、7間の傾斜角θの関係を実験によって算出し、それを換算表37やメモリ41などに記入若しくは記憶して、表示された干渉縞本数からその都度傾斜角θを読み出して求めるようにした。実施例2では受光部11や表示部14の干渉縞本数を検出し、その本数などから被検体4、7間の傾斜角θを計算して求めるようにした。そしてこのようにして傾斜角θを求める光学系ユニット18は、図1、5、6などに示したようにいずれも受光部11に投影されたスポットを制御ユニット13に送って表示部14で表示するような例となっている。しかし受光部11をスクリーンとしてこのスクリーンに投影されたスポットを図示してない倍率変換光学系を介してカメラ(受光部)に向かわせ、その信号を制御ユニット13の表示部14に向かわせるようにすることも出来る。このようにすれば表示部14に表示されるスポットや干渉縞の倍率を変換して確認することが出来る。
さらに図に示した光学系ユニット18は基本的な要素だけを例示してあり、光学系ユニット18中に通常設置される各種の部材、例えば投光用コリメータレンズ3と被検体4間に設置する絞りなどについては省略してあり詳しく説明していない。同様に図4、5、6で説明した観察ユニット26や受光用レンズ10、第2レンズ47の移動手段、位置既定手段なども省略してあり、既存のものを使用することが出来る。また制御部15や表示部14は一般のパソコンに置き換えることが出来る。
本願によるオートコリメータの全体構成を示した説明用の概略図。 一次結像面と受光部のスポットを説明する図。 表示画面に表示されるスポットと干渉縞の説明図。 観察ユニットの説明図。 受光ユニットの変形例を説明する図。 図5とは別の受光ユニットの変形例を説明する図。 図1の光学系ユニットに基準体を設置した時の説明図。 表示画面と換算表を説明する図。 実施例2を説明するための干渉縞と傾斜角の関係図。 実施例2を説明するための光学系ユニットの図。 従来オートコリメータの光学系を説明する図。 受光面に投影されるスポットの説明図。 被検体の傾き角を説明する図。
符号の説明
1・・・レーザ光源 2・・・ビームスプリッタ 3・・・投光用コリメータレンズ 4・・・被検体 5・・・第1測定面 6・・・一次結像面 7・・・被検体 8・・・第2測定面 9・・・投光ユニット 10・・・受光用レンズ 11・・・受光部 12・・・受光ユニット 13・・・制御ユニット 14・・・表示部 15・・・制御部 18・・・光学系ユニット 24・・・重なり部分 25・・・干渉縞 26・・・観察ユニット 31・・・光軸 35・・・駆動部 37・・・換算表 41・・・メモリ 42・・・第2レンズ 53・・・光源 55・・・スクリーン 57・・・コリメータレンズ 58・・・クロス線 59・・・第1クロス線 60・・・第2クロス線 61・・・受光面 s・・・スポット θ・・・傾斜角

Claims (4)

  1. レーザ光源からの光束を投光用コリメータレンズ経由で被検体に向かわせ、その第1測定面と第2測定面からの反射光を前記投光用コリメータレンズ経由で一次結像面に2つのスポットとして集光し、この両スポットを受光用レンズ経由で第1の受光部に結像することなく投影する光学系ユニットと、
    この光学系ユニットで第1の受光部に投影される両スポットの重なり部分に発生する等傾角の干渉縞を表示部に送って表示する制御ユニットとを備え、
    表示される干渉縞の本数から被検体測定面間の傾斜角を求めるようにしたオートコリメータにおいて、
    前記光学系ユニットの光軸を調節するため、前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構を有していることを特徴とするオートコリメータ。
  2. 前記レーザ光源からの光束はビームスプリッタ経由で前記投光用コリメータレンズに送られ、前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構は、前記ビームスプリッタと一次結像面間で光軸と直する方向に移動自在として設置され、前記一次結像面に集光する2つのスポットを結像させる第2の受光部を有した観察ユニットであることを特徴とする請求項1記載のオートコリメータ。
  3. 前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構は、前記受光用レンズを光軸に沿って移動自在とし、前記光学系ユニットの光軸調節時、一次結像面に集光する2つのスポットを前記第1の受光部に結像させられるようにした光学系ユニットであることを特徴とする請求項1記載のオートコリメータ。
  4. 前記一次結像面に集光する2つのスポットを観察する機構は、前記受光用レンズと受光部間の光軸上に光軸と直交する方向に移動自在として第2レンズを設置し、該第2レンズが光軸位置に設置されたとき、前記一次結像面に集光する2つのスポットを前記第1の受光部に結像するようにした光学系ユニットであることを特徴とする請求項1記載のオートコリメータ。
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