JP5304752B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、オフィススペック決定装置及びオフィスレイアウト生成装置に関し、オフィスで執務される業務の特性をもとに、最適なオフィスの什器備品及び情報設備の装備を決定し、最適なレイアウトを行うことを目的とし、オフィス内で従事する人員の業務に関する特性情報を入力又は測定し、業務の特性情報に基づいてワークスタイルを判定し、その判定したワークスタイルに関する基本装備に関する情報と業務の特性情報とをもとに、基本装備の内容を業務特性に合わせて詳細化して、オフィスに必要となる装備を決定し、それをもとに、オフィスの平面図情報等からオフィス内に各装備を配置できるか否かのゾーニング判定を行い、ゾーン及び各装備のレイアウトを行うことが開示されている。
特許文献2には、環境負荷を低減したオフィスのレイアウトを決定することが可能なレイアウト決定装置を提供することを課題とし、ネットワークを介して接続されるクライアント端末からのオフィスレイアウト決定のリクエストに応じて、オフィスのレイアウトを決定するレイアウト決定サーバにおいて、このレイアウト決定サーバは、クライアント端末から送出される、事業所の情報(事業所名、当該事業所に配置される部署名、及び各部署の人員数)に基づいて、事業所毎に各事業所に配置される各部署の勤務時間帯の情報を格納した勤務時間帯DBから該当する事業所に配置される各部署の勤務時間帯の情報を検索し、検索した各部署の勤務時間帯の情報に基づいて環境負荷を低減した当該事業所のレイアウトを決定して、クライアント端末に送信することが開示されている。
特許文献3には、入居後に行われる業務を効率よく遂行できるレイアウト計画を立てることができるオフィスレイアウト計画支援装置、オフィスレイアウト計画支援方法及びオフィスレイアウト計画支援プログラムを提供することを課題とし、複数の部門における2つの部門の組み合わせ毎に、組み合わせた部門間の相互近接度と、相互類似度を導出し、相互近接度及び前記相互類似度に基づいて前記複数の部門における2つの部門の組み合わせ毎に近接配置する度合いを示す設定近接度を導出して、前記設定近接度が高い順に各部門間の配置位置を近接させると共に、要求床面積情報によって示される要求床面積が前記許容床面積情報によって示される許容床面積に収まるように前記複数の部門の前記建物への配置を行い、配置結果をクライアント装置にて表示することが開示されている。
特許文献4には、共用ブースや共用機器あるいは利用者の座席などのレイアウトを、利用者にとってより効率的な位置に変更することを可能にすることを課題とし、監視装置本体の移動端末位置特定手段により、移動端末の位置を特定し、その履歴情報を用いて、移動経路特定手段によって、移動端末毎の移動経路を特定し、利用者が共通に利用する設備の位置が、複数の移動端末において移動経路の到着位置情報として含まれるため、これを変更対象移動経路とし抽出し、変更対象移動経路の平均の移動距離がより短くなるように設備の変更位置を求めることが開示されている。
特開2001−184375号公報 特開2004−252779号公報 特開2006−302137号公報 特開2009−169633号公報
本発明は、同じ組織に属しているが、行動が異なる人員がいる場合に、そのような人員も含めて同じ組織の人員が集まるように座席を配置してしまうことを防止するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、記憶装置に記憶された組織内の人員の過去の行動の記録である行動情報に基づき、複数の組織内の人員を組織毎に該組織において平均的な行動を行う者の集合である第1集合と該第1集合には属していない者の集合である第2集合に分類する分類手段と、前記分類手段により分類された第1集合の人員の行動情報が互いに類似する複数の組織の第1集合を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された互いに類似する複数の組織の第1集合の人員を集め、座席を示す座席情報とその座席を利用する利用者を示す利用者情報を対応させることによって座席を配置する配置手段を具備し、前記分類手段は、屋内にある位置センサによる検出の確率を連続した時間帯毎に求めたベクトルを行動情報とし、過去一定期間における該行動情報の変動量と予め定められた閾値とを比較することによって分類を行い、前記特定手段は、第1集合の人員の行動情報の代表値によってクラスタリングを行うことによって、複数の組織の第1集合を特定する、情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記配置手段は、各組織における第2集合の人員の座席は利用者が固定されていない座席又は組織間の境界に位置する座席に配置することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記分類手段は、組織の人員の過去の行動の記録である行動情報と該人員の過去の情報伝達の記録である情報伝達情報を比較して、該人員が座席を利用しない日を算出し、該日における該人員を前記第2集合に分類することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記行動情報は、連続した時間帯毎における行動の記録であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、コンピュータを、記憶装置に記憶された組織内の人員の過去の行動の記録である行動情報に基づき、複数の組織内の人員を組織毎に該組織において平均的な行動を行う者の集合である第1集合と該第1集合には属していない者の集合である第2集合に分類する分類手段と、前記分類手段により分類された第1集合の人員の行動情報が互いに類似する複数の組織の第1集合を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された互いに類似する複数の組織の第1集合の人員を集め、座席を示す座席情報とその座席を利用する利用者を示す利用者情報を対応させることによって座席を配置する配置手段として機能させ、前記分類手段は、屋内にある位置センサによる検出の確率を連続した時間帯毎に求めたベクトルを行動情報とし、過去一定期間における該行動情報の変動量と予め定められた閾値とを比較することによって分類を行い、前記特定手段は、第1集合の人員の行動情報の代表値によってクラスタリングを行うことによって、複数の組織の第1集合を特定する、情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、同じ組織に属しているが、行動が異なる人員がいる場合に、そのような人員も含めて同じ組織の人員が集まるように座席を配置してしまうことを防止することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、同じ組織に属しているが、行動が異なる人員には、利用者が固定されていない座席又は組織間の境界に位置する座席に配置することができる。
請求項3の情報処理装置によれば、人員が座席を利用しない日において、その人員を第2の集合に分類することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、出勤時刻と退勤時刻のみで判断した場合と比較して、いわゆる中抜けが生じる外出による行動情報も対象とすることができるようになる。
請求項5の情報処理プログラムによれば、同じ組織に属しているが、行動が異なる人員がいる場合に、そのような人員も含めて同じ組織の人員が集まるように座席を配置してしまうことを防止することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を具現化した場合のシステム構成例を示す説明図である。 行動ログテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 コミュニケーションログテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 組織情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 業務フェイズデータテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 座席情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 判定結果テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 予測結果テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による実績データの作成処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、図1の例に示すように、個人別行動パターン判定/予測モジュール130、レイアウト決定モジュール140、受付モジュール170、出力モジュール180を有している。そして、情報処理装置100は、行動ログデータ記憶モジュール110、コミュニケーションログデータ記憶モジュール120、組織情報記憶モジュール150、座席情報記憶モジュール160と接続されている。なお、利用者は、文脈によって人員、社員等という。
行動ログデータ記憶モジュール110は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130と接続されている。行動ログデータ記憶モジュール110は、過去の行動の記録である行動情報(以下、行動ログデータともいう)を記憶する。「行動」とは、対象としている利用者の観察可能な行いであり、少なくとも対象としている座席がある部屋への入退室が含まれる。「過去の行動の記録である行動情報」とは、過去における対象としている利用者の行動を記録した情報(以下、行動ログデータともいう)をいう。例えば、利用者が所持している電子タグを各所に配置されているセンサが検知し、そのセンサの位置(センサを示すセンサID(IDentification)とそのセンサの位置が一意に対応付けられている場合は、センサIDであってもよい)と検知した電子タグに記憶されている利用者を示す利用者IDを検知時刻とともに記録したものである。行動ログデータ記憶モジュール110は、例えば、行動ログテーブル300を記憶する。図3は、行動ログテーブル300のデータ構造例を示す説明図である。行動ログテーブル300は、開始時刻欄310、終了時刻欄320、社員ID欄330、エリア欄340を有している。開始時刻欄310は、社員ID欄330の利用者がエリア欄340の部屋に入室した日時を記憶する。終了時刻欄320は、社員ID欄330の利用者がエリア欄340の部屋から退室した日時を記憶する。社員ID欄330は、対象となっている利用者を示す利用者情報を記憶する。例えば、社員IDである。エリア欄340は、対象となっているエリアを示すエリア情報を記憶する。例えば、会議室名である。また、行動ログデータ記憶モジュール110が記憶する行動情報は、屋内における行動の記録であってもよいし、屋外における行動の記録を含んでいてもよい。
コミュニケーションログデータ記憶モジュール120は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130と接続されている。コミュニケーションログデータ記憶モジュール120は、過去の情報伝達の記録である情報伝達情報を記憶する。「情報伝達」とは、電子メール等によるコミュニケーションである。「過去の情報伝達の記録である情報伝達情報」とは、過去における他者とのコミュニケーションを記録した情報(以下、コミュニケーションログデータともいう)をいう。コミュニケーションログデータ記憶モジュール120は、例えば、コミュニケーションログテーブル400を記憶する。図4は、コミュニケーションログテーブル400のデータ構造例を示す説明図である。コミュニケーションログテーブル400は、送信時刻欄410、発信社員ID欄420、受信社員ID集合欄430、受信メールアドレス集合欄440、サイズ欄450を有している。送信時刻欄410は、電子メールが送信された日時を記憶する。発信社員ID欄420は、その電子メールを送信した利用者を示す利用者情報を記憶する。例えば、社員IDである。受信社員ID集合欄430は、その電子メールを受信した利用者を示す利用者情報を記憶する。なお、複数の利用者情報を記憶してもよい。受信メールアドレス集合欄440は、その電子メールを受信した利用者のメールアドレスを記憶する。なお、複数のメールアドレスを記憶してもよい。サイズ欄450は、その電子メールのサイズ(容量)を記憶する。
組織情報記憶モジュール150は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130、レイアウト決定モジュール140と接続されている。組織情報記憶モジュール150は、利用者を示す利用者情報とその利用者が所属する組織を示す組織情報の対応を記憶する。また、その利用者は、利用者が固定されていない座席(以下、フリーアドレスともいう)を適用してもよいか否かを示すフリーアドレス適用情報を対応して記憶してもよい。組織情報記憶モジュール150は、例えば、組織情報テーブル500、業務フェイズデータテーブル600を記憶する。図5は、組織情報テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。組織情報テーブル500は、社員ID欄510、所属組織欄520、フリーアドレス適用欄530、顧客ドメイン欄540を有している。社員ID欄510は、利用者を示す利用者情報を記憶する。例えば、社員IDである。所属組織欄520は、その利用者が属している組織を示す組織情報を記憶する。例えば、その組織の名称である。フリーアドレス適用欄530は、その利用者はフリーアドレスを適用可能であるか否かを示すフリーアドレス適用情報を記憶する。顧客ドメイン欄540は、その利用者が共に業務を行っている者(例えば、顧客等)のドメイン名を記憶する。
また、業務フェイズデータテーブル600は、利用者が行っている業務の進行状況(業務フェイズ)を記憶している。これによって、利用者が関与している業務を取得することができ、また、その業務を行っている期間(行われていた期間であってもよい、以下、同様)を取得することができる。図6は、業務フェイズデータテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。業務フェイズデータテーブル600は、社員ID欄610、期間欄620、業務フェイズ欄630を有している。社員ID欄610は、利用者を示す利用者情報を記憶する。例えば、社員IDである。期間欄620は、その業務フェイズが行われている期間を記憶する。業務フェイズ欄630は、業務フェイズを示す業務フェイズ情報を記憶する。例えば、業務フェイズの名称である。
座席情報記憶モジュール160は、レイアウト決定モジュール140と接続されている。座席情報記憶モジュール160は、部屋の座席を示す座席情報とその座席に割り当てられた利用者を示す利用者情報を対応付けて記憶する。座席情報記憶モジュール160は、例えば、座席情報テーブル700を記憶する。図7は、座席情報テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。座席情報テーブル700は、座席ID欄710、フロア欄720、座標欄730、フリーアドレス席欄740、割当社員ID欄750を有している。座席ID欄710は、座席を示す座席情報を記憶する。フロア欄720は、その座席があるフロアを示すフロア情報を記憶する。座標欄730は、その座席の位置を記憶する。例えば、XY座標系における座標である。フリーアドレス席欄740は、その座席はフリーアドレスとなり得るか否かを示すフリーアドレス席情報を記憶する。割当社員ID欄750は、その座席に割り当てられた利用者を示す利用者情報を記憶する。つまり、この利用者がその座席に着席する。
個人別行動パターン判定/予測モジュール130は、行動ログデータ記憶モジュール110、コミュニケーションログデータ記憶モジュール120、レイアウト決定モジュール140、組織情報記憶モジュール150と接続されている。個人別行動パターン判定/予測モジュール130は、行動ログデータ記憶モジュール110に記憶されている行動ログデータ、コミュニケーションログデータ記憶モジュール120に記憶されているコミュニケーションログデータ、組織情報記憶モジュール150に記憶されている組織情報に基づいて、利用者毎に行動パターンを判定、予測する。例えば、行動ログデータ記憶モジュール110に記憶されている行動ログデータに基づいて、行動パターンを判定する。例えば、行動ログデータ記憶モジュール110に記憶されている行動ログデータ、コミュニケーションログデータ記憶モジュール120に記憶されているコミュニケーションログデータ、組織情報記憶モジュール150に記憶されている組織情報に基づいて、利用者毎に行動パターンを予測する。
なお、行動パターン、個人別行動パターン判定/予測モジュール130の詳細な処理内容については後述する。
レイアウト決定モジュール140は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130、組織情報記憶モジュール150、座席情報記憶モジュール160、受付モジュール170、出力モジュール180の表示モジュール182及び通知モジュール184と接続されている。レイアウト決定モジュール140は、受付モジュール170により受け付けられた要求に基づき、組織情報記憶モジュール150に記憶されている組織情報、座席情報記憶モジュール160に記憶されている座席情報、個人別行動パターン判定/予測モジュール130によって判定、予測された情報を利用して、座席のレイアウトを決定する。
レイアウト決定モジュール140は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130によって判定された行動パターンに基づいて、組織内の人員を集合Aと集合Bに分類する。利用者がいずれの集合に属するかは、組織毎に判断する。集合Aは、その組織において平均的な行動を行う者の集合である。集合Bは、その組織において集合Aには属していない者の集合であって、その組織の行動パターンの傾向と乖離している者、行動が一貫していない者等が含まれる集合になる。集合A、集合Bへの分類は、行動パターンを介して行動ログデータ記憶モジュール110に記憶されている行動ログデータを利用している。つまり、レイアウト決定モジュール140は、組織内の人員の過去の行動の記録である行動情報に基づいて、その組織の人員を集合Aと集合Bに分類する。
また、レイアウト決定モジュール140は、行動ログデータ記憶モジュール110に記憶されている行動ログデータとコミュニケーションログデータ記憶モジュール120に記憶されているコミュニケーションログデータを比較して、対象となっている人員が座席を利用しない日(例えば、外出している日)を算出し、その日におけるその人員を集合Bに分類するようにしてもよい。
レイアウト決定モジュール140は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130によって分類された1つ目の行動パターンの人員の行動記録が類似している他の組織の1つ目の行動パターンを取得する。そして、その類似している1つ目の行動パターンの人員が集まるように座席を配置する。これは、単に組織単位で行動パターンが類似する組織を近傍に配置するのではなく、組織の行動パターンの傾向と乖離する者、行動パターンが一貫していない者等が含まれている2つ目の行動パターンの者は除外して、組織の行動パターンが類似している他の組織を取得している。
「座席を配置する」とは、座席を示す座席情報とその座席を利用する利用者を示す利用者情報を対応させることをいう。
行動パターンが類似している者を集めた座席は、照明機器又は空調機器を調整可能な領域内の座席としてもよい。これは、行動パターンが類似している者を集めた座席とすることによって、一括した電力制御を行いやすくし、環境負荷の低減を図るためである。「照明機器又は空調機器を調整可能な領域」とは、その領域に1個又は複数の照明機器又は空調機器が備え付けられており、その領域内の照明機器又は空調機器の電源の入断又は調整が他の領域内の照明機器又は空調機器と独立して(関係なく)可能であることをいう。また、照明機器の調整には、例えば明るさ、色合い等の調整があり、空調機器の調整には、例えば温度、風量等の調整がある。
また、レイアウト決定モジュール140は、各組織における2つ目の行動パターンの人員の座席はフリーアドレスの座席又は組織間の境界に位置する座席に配置するようにしてもよい。1つ目の行動パターンの人員とは異なる座席に配置するものである。
なお、レイアウト決定モジュール140の詳細な処理内容については後述する。
受付モジュール170は、レイアウト決定モジュール140と接続されている。受付モジュール170は、レイアウトの生成要求指示を受け付け、レイアウト決定モジュール140に対してレイアウトの生成要求を指示する。この指示は、定期的(例えば一日一回、最初の利用者の入室を検知したとき等)に行われてもよいし、利用者の指示操作を受け付けるようにしてもよい。
出力モジュール180は、表示モジュール182、通知モジュール184を有している。出力モジュール180は、レイアウト決定モジュール140によって決定された座席のレイアウトを出力する。
表示モジュール182は、レイアウト決定モジュール140と接続されている。表示モジュール182は、レイアウト決定モジュール140が決定したレイアウトを表示する。例えば、情報処理装置100に備え付けられたディスプレイ等の表示装置にグラフィカルに表示してもよい。また、利用者の入退室を検知する入退出検知装置に備え付けられているパネルに、該当する利用者が入室する度にその人の座席を表示するようにしてもよい。また、該当する座席を音声で出力するようにしてもよい。
通知モジュール184は、レイアウト決定モジュール140と接続されている。通知モジュール184は、動的に席が変わり得るフリーアドレスの座席を利用する利用者に対して、どの時点でどの席に行くべきか等について電子メール等を用いて通知する。
図2は、本実施の形態を具現化した場合のシステム構成例を示す説明図である。
ログDBサーバホスト230、レイアウトサーバホスト240、位置情報サーバホスト270、レイアウトクライアントホスト280が、通信回線299を介して接続されている。また、ログDBサーバホスト230には、行動ログDB210、コミュニケーションログDB220が接続されており、レイアウトサーバホスト240には、情報処理装置100が接続されており、情報処理装置100には、組織情報DB250、座席情報DB260が接続されており、位置情報サーバホスト270には、位置センサ271〜278が接続されている。図1に例示のモジュール構成と比較すると、行動ログDB210は行動ログデータ記憶モジュール110に該当し、コミュニケーションログDB220はコミュニケーションログデータ記憶モジュール120に該当し、組織情報DB250は組織情報記憶モジュール150に該当し、座席情報DB260は座席情報記憶モジュール160に該当する。また、情報処理装置100内の受付モジュール170、出力モジュール180は、利用者200によるレイアウトクライアントホスト280への指示操作等を受け付け、レイアウトクライアントホスト280への表示、通知の出力を行って、利用者200に座席を知らせる。
利用者200は、タグ201を所持している。タグ201は、位置センサ271〜278によって検出される。各位置センサは、タグ201に記憶されている利用者を示す利用者情報(例えば、社員ID(IDentification))を読み取り、検出した日時、その位置センサ自身の位置とともに位置情報サーバホスト270に記憶される。例えば、位置センサが各部屋に取り付けられている場合は、誰が、いつ、どの部屋に居たのであるかを示す行動ログデータとして、位置情報サーバホスト270に収集されることになる。そして、収集された行動ログデータをログDBサーバホスト230に渡し、図3に例示の行動ログテーブル300を行動ログDB210に記憶する。
また、利用者200は、レイアウトクライアントホスト280等を用いて、電子メールの送受信を行う。この電子メールの送受信のログをログDBサーバホスト230が収集し、図4に例示のコミュニケーションログテーブル400をコミュニケーションログDB220に記憶する。送受信のログは、メールサーバから取得するようにしてもよい。
レイアウトクライアントホスト280は、利用者200による操作指示を受け付け、レイアウトサーバホスト240にその操作指示を渡し、情報処理装置100にレイアウトを決定させる。情報処理装置100は、行動ログDB210、コミュニケーションログDB220、組織情報記憶モジュール150、座席情報記憶モジュール160内のデータを用いて、レイアウトを決定し、レイアウトサーバホスト240を介してレイアウトクライアントホスト280にレイアウト結果を表示、通知し、利用者200に知らせる。
個人別行動パターン判定/予測モジュール130の処理について説明する。
まず、判定処理について説明する。
屋内にある位置センサによる検出の確率を連続した時間帯毎に求めベクトルとする。このベクトルを「検出確率ベクトル」と呼ぶ。これは個人の行動パターンを表す。ここでの時間帯とは、A時からB時までの期間をいい、例えば、1時間毎の他に、2時間毎、30分毎であってもよいし、午前9時から午後5時までの間は、30分毎であり、それ以外は1時間毎であってもよい。以下、連続した時間帯として、午前0時から始めて1時間毎を例示する。
過去の予め定められた期間内の営業日における検出確率ベクトルの平均値を、各個人毎に算出して判定結果とする。判定結果は、例えば、判定結果テーブル800となる。図8は、判定結果テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。判定結果テーブル800は、社員ID欄810、検出確率ベクトル欄820を有している。社員ID欄810は、社員を示す社員IDを記憶する。検出確率ベクトル欄820は、その社員の検出確率ベクトルを記憶する。
より詳細に判定処理について説明する。
社員IDで示される社員の日付dにおける、屋内行動における検出実績に関して以下のように検出確率ベクトルP(ID,d)を定義し、これを個人別の行動パターンとする。
検出確率ベクトルP(ID,d)=[P(ID,d,0), P(ID,d,1), …, P(ID,d,23)]
ここでの行動パターンを判定するとは、検出確率ベクトルPを生成することになる。
また、この定義式における各要素P(ID,d,t)は、社員IDで示される社員の日付dにおける時刻t時台の検出確率を表す。ここでの時間帯は、1時間毎である。すなわち、社員IDで示される社員の日付dにおける時刻ts時からte時の間に屋内で検出された秒数をT(ID,d,ts,te)で表すとき、検出確率ベクトルの各要素Pは(1)式のように定義される。なお、teが24である場合は、日付dの次の日の0時を表す。また、3600は、1時間分の秒数である。
Figure 0005304752
Tは、行動ログテーブル300から生成される。
Tの検出範囲として屋内全域ではなく、会議室など特定のエリア種別に限定して、特定のエリア種別における検出確率ベクトルを定義するようにしてもよい。
次に、個人別行動パターン判定/予測モジュール130による予測処理について説明する。ここでの予測とは、人員が座席を利用しない日を予測するものである。座席を利用しない日として、主に、外出する日を例示して説明する。
コミュニケーションログテーブル400を用いて、顧客や他事業所との社員とのメール量の変化量を計測し、ピーク時期と、その後に現れる、「外出判定日」とのラグ(日数差)
の分布を予め計算しておく。なお、「外出判定日」は、検出確率ベクトルの予め定められた時間帯の値を予め定められた閾値と比較することによって抽出する。予め定められた時間帯とは、例えば就業時間帯が該当する。また、閾値との比較としては、検出確率ベクトルの値が閾値未満か否かの判断であり、閾値未満であれば外出判定日とする。
メール量のピークが生じたと判定される場合、予め計算されたラグを中心とした予め定められた範囲を、「外出が多くなりそうな日」として予測し、過去そのラグで観測された検出確率ベクトルの平均を予測値として出力する。
予測が成立する場合には予測結果を出力する。予測結果は、例えば、予測結果テーブル900となる。図9は、予測結果テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。予測結果テーブル900は、社員ID欄910、検出確率ベクトル欄920、予測日欄930を有している。社員ID欄910は、社員を示す社員IDを記憶する。検出確率ベクトル欄920は、その社員の「過去そのラグで観測された検出確率ベクトルの平均」を記憶する。予測日欄930は、その社員の「外出が多くなりそうな日」を記憶する。
より詳細に予測処理について説明する。ここでは、普段外出しない社員がある期間だけ外出する場合を予測する処理を例として挙げて説明する。
まず、過去のコミュニケーションログ(コミュニケーションログデータ記憶モジュール120内のコミュニケーションログテーブル400)と屋内における行動ログ(行動ログデータ記憶モジュール110内の行動ログテーブル300)をもとに、予測の根拠となる「実績データ」を作成する。
「実績データ」の作成は次のように行う。
社員IDで示される社員の、顧客ドメイン(組織情報テーブル500の顧客ドメイン欄540)への電子メール送信がピークを迎えた後に、「外出判定日」となる日とのラグ(日数差)の分布を求め、社員ID、最頻ラグδ、最頻ラグにおける検出確率ベクトルの平均値Pからなる三項組〈ID,P,δ〉を実績データとする。
図10は、本実施の形態の個人別行動パターン判定/予測モジュール130による実績データの作成処理例を示すフローチャートである。
ステップS1002では、社員IDに対応する顧客ドメインの集合Dを組織情報から取得する。
ステップS1004では、集合Dのいずれかのドメインに対して単位期間内に送信するメールの量が極大となる単位期間を抽出し、各単位期間の中央の日付を集合Aに代入する。
ステップS1006では、検出確率ベクトルP(ID,d)の“昼間(就業時間内)の時間帯”の検出確率が予め定められた閾値を下回る日付dを抽出し、集合Bに代入する。
ステップS1008では、実績リストXを空にする。
ステップS1010では、集合Aが空か否かを判断し、空である場合はステップS1016へ進み、それ以外の場合はステップS1012へ進む。
ステップS1012では、集合Aから任意の日付dを取り出し、集合Aから削除する。
ステップS1014では、日付dより後の日付が集合Bに存在する場合、最も日付dに近い日付d’を集合Bから取り出し、二項組<d’−d,P(ID,d’)>を実績リストXに追加する。
ステップS1016では、実績リストXにおいて、二項組<δ,P>の件数をδの値毎に数え、最も件数の多いδについて、Pの平均Pを求め、<ID,P,δ>を実績値とする。
実績データ〈ID,P,δ〉は、「社員IDで示される社員が、顧客へ多くメールを送った後、δ日後に最も外出しやすく、その日の行動パターンはPに最も近い」ということを表す。
将来、当該社員について、顧客ドメインへの電子メール送信がピークを迎えたことが検出された日dがあれば、実績データを参照し、その日dより最頻ラグδ日後に、外出行動が最も起きやすいとして予測し、予測結果〈ID,P,d+δ〉(予測結果テーブル900)を出力する。
他の事業所に勤務する社員へのメール量に基づいて、他事業所への外出が多くなることを予測するようにしてもよい。「他の事業所に勤務する社員へのメール量」は、コミュニケーションログテーブル400の受信メールアドレス集合欄440内に「他の事業所に勤務する社員」のメールアドレスがあることによって検出し、前述の予測処理を行えばよい。
また、業務上普段は関係ないが時々関係する人へのメール量に基づいて、会議室の利用が多くなることを予測するようにしてもよい。「業務上普段は関係ない」者は、例えば、組織情報テーブル500の顧客ドメイン欄540以外のドメインへの電子メールの送信があった者、又は、コミュニケーションログテーブル400の受信メールアドレス集合欄440の頻度が予め定められた閾値よりも少ない者を抽出することによって定め、前述の予測処理を行えばよい。
レイアウト決定モジュール140の処理A(一括レイアウト)について説明する。
(A1)レイアウト決定モジュール140は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130から渡される個人毎の行動パターンに基づいて、個人別に行動パターンの変動量を保持している。具体的には、個人別に、予め定められた期間(3ヶ月から半年程度等)又は業務フェイズデータテーブル600にある直近の業務フェイズの期間(期間欄620)における検出確率ベクトルを保持しており、検出確率ベクトルの各要素の分散を算出することで、行動パターンの変動量としている。社員番号IDで示される社員の時刻tの時間帯における行動パターンの変動量Pv(ID,t)は(2)式のようになる。
Figure 0005304752
ただし、Term(ID)は社員番号IDの分析対象期間の日付集合である。
(A2)利用者から受付モジュール170を経由してレイアウト要求の指示を受け付ける。例えば、総務部門の座席管理担当者等がここでの利用者である。レイアウト要求は、レイアウト対象の組織のリストと、レイアウト先のフロアのリストを含む。
(A3)レイアウト決定モジュール140は、レイアウト要求を受け付けると、レイアウト対象の組織に所属している人員のそれぞれについて、行動パターンの変動量と予め定められた閾値を比較して(例えば、変動量が閾値を超える場合)、行動パターンが例外である人員を抽出し、その例外人員を除外する。そして、残った人員の行動パターンの代表値を求め、当該組織の行動パターンとする。なお、ここでの閾値は定数を設定してもよいし、組織の上位x%を除外できるよう組織毎に相対的な設定を行ってもよい。組織Gの所属メンバの集合をM(G)、閾値をThとするとき除外されずに残る所属人員の集合M(G)は、(3)式のようである。
Figure 0005304752
除外されずに残った人員の行動パターンの代表値としては、例えば、検出確率ベクトルの各要素の平均値を用いてもよい。組織Gにおいて除外されずに残った人員の行動パターンの代表値P(G,t)は、(4)式のように定義される。これをもとに定義されるベクトルP(G)=(P(G,0), P(G,1), …, P(G,23))を組織Gの代表的な行動パターンとして利用する。
Figure 0005304752
(A4)レイアウト決定モジュール140は、各組織の行動パターンの類似性に基づいて、クラスタリングを行い、座席数の制約条件を満たす範囲内で、類似する組織を同一フロアに配置する。類似性は検出確率ベクトル間の距離関数(例えばユークリッド距離)により定義する。組織G、Gの行動パターンの類似度R(G,G)は、(5)式のように定義される。なお、||x||はベクトルxの大きさである。
Figure 0005304752
これを用いて、全組織の集合をG、全フロアの集合をF、フロアFからそのフロアに割り当てる組織の集合への写像をA、フロアFの座席数をC(F)とすると、(6)式の条件で写像Aを求める最適化問題となる。写像Aは可能な組み合わせの中から総当りにより見つけることができる。各フロアへの組織の割当が決まれば、実際の座席への割当は既存の幾何学的なレイアウトアルゴリズムによって決定すればよい。なお、関数V(G,G)は、レイアウト実施主体が業務状況に合わせて定義するものであり、組織Gと組織Gが同フロアに配置されていない場合の損失値を与える。重みw,wはレイアウト実施主体がRとVのどちらをどれだけ重視してレイアウトを実施するのかに応じて設定する。例えば、重みwを大きくすると、行動パターンの近い組織が優先的に同じフロアに配置され(エコ重視設定)、重みwを大きくすると、業務上近くにいるべき組織が優先的に同じフロアに配置される(業務重視設定)。
Figure 0005304752
(A5)前述の手順(A3)において、組織の行動パターンと乖離した例外的な人員として除外された人員については、以下のように扱う。この処理により、例外的な人員は局所的に電力制御を行えるような特別配置を行う。
・除外された人員の属性が「フリーアドレス不可」(組織情報テーブル500のフリーアドレス適用欄530)であれば、各組織内にレイアウトするが、組織間の境界付近に優先的に配置する。
・除外された人員の属性が「フリーアドレス可」(組織情報テーブル500のフリーアドレス適用欄530)であれば、フリーアドレスとして設定されているエリアに配置する。その場合、フリーアドレス配置対象者も行動パターンの類似性に基づいてクラスタリングを行い、近い行動パターンの人員を集めるようにしてもよい。
(A6)レイアウト決定モジュール140は、は、以上の手順を経て決定されたレイアウトを出力モジュール180を経由して利用者に出力する。
次に、レイアウト決定モジュール140の処理B(行動パターンが変化する人員へのナビゲート)について説明する。
(B1)レイアウト決定モジュール140は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130から渡される個人毎の行動パターンの変動量と予め定められた閾値を比較することによって(例えば、変動量が閾値を超える場合)、例外的な人員を検出した場合、当該人員に対して、通知モジュール184を経由して、通知を行う。
・当該人員の属性が「フリーアドレス不可」(組織情報テーブル500のフリーアドレス適用欄530)であれば、「環境に配慮しましょう」等のメッセージを通知し、当該人員は座席に対して相対的に環境負荷の高い働き方をしていることを意識付ける旨のメッセージを示す。
・当該人員の属性が「フリーアドレス可」(組織情報テーブル500のフリーアドレス適用欄530)であれば、前述のメッセージに加え、フリーアドレス席の案内を通知する。
(B2)レイアウト決定モジュール140は、個人別行動パターン判定/予測モジュール130から、行動パターンの変化予測を通知された人員に対して、通知モジュール184を経由して、通知を行う。
・当該人員の属性が「フリーアドレス不可」(組織情報テーブル500のフリーアドレス適用欄530)であれば、「お出かけする際は電気機器の電源を切り忘れないようにしましょう」等のメッセージを通知し、当該人員が普段の行動パターンと異なるために忘れがちとなる環境負荷軽減のために必要な措置を意識付ける旨のメッセージを示す。
・当該人員の属性が「フリーアドレス可」(組織情報テーブル500のフリーアドレス適用欄530)であれば、予測される行動パターンにとって適切なフリーアドレスに移動するように案内する。例えば、外出が多い人を集めたフリーアドレス席に案内する。これにより、そうした座席は就業時間内は多くが空席となるので、一括して電力制御を行ったり、屋内残留者による打合せなど他の用途に転用しやすくなり、環境効率がよくなる。
次に、レイアウト決定モジュール140の処理C(フリーアドレスレイアウト)について説明する。
まず、フリーアドレスレイアウトについて説明する。図11に例示するようなフリーアドレス用フロア1100においては、フリーアドレスの座席(フリーアドレス席1111〜1116等)の集合(ゾーン1110、1120、1130、1140、1150、照明機器又は空調機器を調整可能な領域に該当する)単位で細かく電力制御が可能な場合がある。フリーアドレスに割り当てられる人を適切にレイアウトするには、ゾーン内で行動パターンが類似し、利用されるゾーンの数×利用時間が最小になるような配置とすべきである。さらに、業務効率のために、同一ゾーン内に配置される各個人の組織がなるべく均質になるようにする必要もある。
フリーアドレスのレイアウトは毎日見直されるとし、当日のレイアウトを一括で決定する手順(処理C)を示す。
(C1)直近の日付集合Termに対し、個人毎に行動パターンの典型値を算出する。典型値としては、検出確率ベクトルの各要素をTermの日付集合において平均する。社員IDが示す社員の時間帯tにおける典型値P(ID,t)は、(7)式のように定義され、これを用いて定義されるベクトルPT(ID)=(P(ID,0),P(ID,1), …,P(ID,23))を社員番号IDの典型値とする。
Figure 0005304752
(C2)人員集合Mにおいて、時間帯tの最大検出率P(M,t)((8)式)を算出し、これをもとにベクトルP(M)=(P(M,0), P(M,1), …, P(M,23))を求める。このベクトルはメンバ集合Mの誰かが検出される各時間帯毎の期待値を要素に持つ。
Figure 0005304752
(C3)フリーアドレスに個人を割り当てる場合は、ゾーン内の個人別の行動パターンを類似させ、各ゾーン毎の最大検出率の合計を最小化させる。前者の目標は、行動パターンが類似すれば、ゾーンが全く利用されなくなる時間の長さが最大化することを期待している。後者の目標は、フリーアドレス全体を効率的に利用することを期待している。個人別の行動パターンの類似度R(ID,ID)は、(9)式のように定義される。なお、||x||はベクトルxの大きさである。
Figure 0005304752
(C4)これを用いて、ゾーン全体の集合をZとするとき、ゾーンZからそのゾーンに割り当てる個人の社員IDの集合への写像をA’、ゾーンZの座席数をC(Z)とすると、(10)式の条件で写像A’を求める最適化問題となる。写像A’は可能な組み合わせの中から総当りにより見つけることができる。各ゾーンへの個人の割当が決まれば、具体的な座席はゾーン内からランダムに設定するなり、先着順に決定するなりで決めればよい。なお、関数H(X)は社員IDの集合Xに対して、所属組織の「均質性」を評価する関数であり、均質であるほど値が小さくなる関数である。例えば、所属組織の種類の数を用いることができる。重みw,wは、レイアウト実施主体が利用効率と業務効率のどちらをどれだけ重視してレイアウトを実施するのかに応じて設定する。例えば、重みwを大きくすると、行動パターンの近い個人が優先的に同ゾーンに配置され(エコ重視設定)、重みwを大きくすると、同ゾーンにはなるべく同じ部署の個人が配置される(業務重視設定)。
Figure 0005304752
(C5)レイアウト決定モジュール140は、以上の手順を経て決定されたレイアウトを出力モジュール180を経由して利用者に出力する。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図12に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1201を用い、記憶装置としてRAM1202、ROM1203、HD1204を用いている。HD1204として、例えばハードディスクを用いてもよい。個人別行動パターン判定/予測モジュール130、レイアウト決定モジュール140等のプログラムを実行するCPU1201と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1202と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1203と、補助記憶装置であるHD1204と、キーボード、マウス、タッチパネル等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1206と、CRT、液晶ディスプレイ等の出力装置1205と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1207、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1208により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図12に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図12に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図12に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
110…行動ログデータ記憶モジュール
120…コミュニケーションログデータ記憶モジュール
130…個人別行動パターン判定/予測モジュール
140…レイアウト決定モジュール
150…組織情報記憶モジュール
160…座席情報記憶モジュール
170…受付モジュール
180…出力モジュール
182…表示モジュール
184…通知モジュール

Claims (5)

  1. 記憶装置に記憶された組織内の人員の過去の行動の記録である行動情報に基づき、複数の組織内の人員を組織毎に該組織において平均的な行動を行う者の集合である第1集合と該第1集合には属していない者の集合である第2集合に分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された第1集合の人員の行動情報が互いに類似する複数の組織の第1集合を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された互いに類似する複数の組織の第1集合の人員を集め、座席を示す座席情報とその座席を利用する利用者を示す利用者情報を対応させることによって座席を配置する配置手段
    具備し、
    前記分類手段は、屋内にある位置センサによる検出の確率を連続した時間帯毎に求めたベクトルを行動情報とし、過去一定期間における該行動情報の変動量と予め定められた閾値とを比較することによって分類を行い、
    前記特定手段は、第1集合の人員の行動情報の代表値によってクラスタリングを行うことによって、複数の組織の第1集合を特定する、
    情報処理装置。
  2. 前記配置手段は、各組織における第2集合の人員の座席は利用者が固定されていない座席又は組織間の境界に位置する座席に配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分類手段は、組織の人員の過去の行動の記録である行動情報と該人員の過去の情報伝達の記録である情報伝達情報を比較して、該人員が座席を利用しない日を算出し、該日における該人員を前記第2集合に分類する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記行動情報は、連続した時間帯毎における行動の記録である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    記憶装置に記憶された組織内の人員の過去の行動の記録である行動情報に基づき、複数の組織内の人員を組織毎に該組織において平均的な行動を行う者の集合である第1集合と該第1集合には属していない者の集合である第2集合に分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された第1集合の人員の行動情報が互いに類似する複数の組織の第1集合を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された互いに類似する複数の組織の第1集合の人員を集め、座席を示す座席情報とその座席を利用する利用者を示す利用者情報を対応させることによって座席を配置する配置手段
    として機能させ
    前記分類手段は、屋内にある位置センサによる検出の確率を連続した時間帯毎に求めたベクトルを行動情報とし、過去一定期間における該行動情報の変動量と予め定められた閾値とを比較することによって分類を行い、
    前記特定手段は、第1集合の人員の行動情報の代表値によってクラスタリングを行うことによって、複数の組織の第1集合を特定する、
    情報処理プログラム。
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