JP5304533B2 - ブースタ負圧推定装置 - Google Patents
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エンジンの吸気部に、その吸気部への空気の流れを許容するとともにその吸気部からの空気の流れを禁止する連通路を介して接続された負圧室を有し、ブレーキ操作部材に加えられた操作力を倍力するバキュームブースタの、前記負圧室の負圧であるブースタ負圧を推定するブースタ負圧推定装置であって、
前記ブースタ負圧と前記吸気部の負圧であるエンジン負圧とが一致していると直前に想定された時点の前記エンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブレーキ操作部材が操作されない限りは、そのエンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定し続ける第1ブースタ負圧推定部と、
前記負圧室内の空気が前記連通路を介して前記吸気部へ吸引される状況下において、前記第1ブースタ負圧推定部に代わって、前記負圧室からの空気の吸引に伴って前記ブースタ負圧が増加していくと想定される速度であるブースタ負圧増加速度と、前記ブースタ負圧の増加開始からの経過時間とに基づいて前記ブースタ負圧の増加量を推定して、その推定された前記ブースタ負圧の増加量を、前記ブースタ負圧の増加開始時点において推定されていた前記ブースタ負圧の値に加えたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定する第2ブースタ負圧推定部と、
前記ブレーキ操作部材が操作された場合の前記ブースタ負圧の減少量を推定するブースタ負圧減少量推定部と、
前記第1ブースタ負圧推定部と前記第2ブースタ負圧推定部とに代わって、運転者によってエンジンが始動された時点において、前記ブースタ負圧が変化し得る最も高い値を前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブレーキ操作部材が操作された場合に、その最も高い値から、前記ブースタ負圧減少量推定部によって推定された前記ブースタ負圧の減少量を減じたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定するエンジン始動時ブースタ負圧推定部と
を備え、
前記第1ブースタ負圧推定部が、
前記エンジン始動時ブースタ負圧推定部に代わって、前記エンジン始動時ブースタ負圧推定部によって推定された前記ブースタ負圧が前記エンジン負圧以下となった時点において、前記ブースタ負圧と前記エンジン負圧とが一致していると想定し、その時点の前記エンジン負圧の値を前記ブースタ負圧として推定するように構成される。
前記ブースタ負圧と前記吸気部の負圧であるエンジン負圧とが一致していると直前に想定された時点の前記エンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブレーキ操作部材が操作されない限りは、そのエンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定し続ける第1ブースタ負圧推定部と、
前記負圧室内の空気が前記連通路を介して前記吸気部へ吸引される状況下において、前記第1ブースタ負圧推定部に代わって、前記負圧室からの空気の吸引に伴って前記ブースタ負圧が増加していくと想定される速度であるブースタ負圧増加速度と、前記ブースタ負圧の増加開始からの経過時間とに基づいて前記ブースタ負圧の増加量を推定して、その推定された前記ブースタ負圧の増加量を、前記ブースタ負圧の増加開始時点において推定されていた前記ブースタ負圧の値に加えたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定する第2ブースタ負圧推定部と
を備えたブースタ負圧推定装置。
前記第1ブースタ負圧推定部によって推定された前記ブースタ負圧が前記エンジン負圧より低くなったことを条件として、前記第1ブースタ負圧推定部に代わって前記ブースタ負圧を推定するように構成された(1)項に記載のブースタ負圧推定装置。
自身が推定した前記ブースタ負圧が前記エンジン負圧以上になったことを条件として、前記ブースタ負圧と前記エンジン負圧とが一致していると想定し、前記第1ブースタ負圧推定部に代わって前記ブースタ負圧を推定することを終了するように構成された(1)項または(2)項に記載のブースタ負圧推定装置。
前記ブレーキ操作部材が操作された場合の前記ブースタ負圧の減少量を推定するブースタ負圧減少量推定部を備え、
前記第1ブースタ負圧推定部が、
前記ブレーキ操作部材が操作された場合に、前記ブースタ負圧減少量推定部によって推定された前記ブースタ負圧の減少量を、前記ブレーキ操作部材の操作時において自身が推定した前記ブースタ負圧の値から減じたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定するように構成された(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。
前記ブレーキ操作部材が操作された場合の前記ブースタ負圧の減少量を推定するブースタ負圧減少量推定部を備え、
前記第2ブースタ負圧推定部が、
前記負圧室内の空気が前記連通路を介して前記吸気部へ吸引される状況下において、前記ブレーキ操作部材が操作された場合に、前記ブースタ負圧減少量推定部によって推定された前記ブースタ負圧の減少量を、前記ブレーキ操作部材の操作時において自身が推定した前記ブースタ負圧の値から減じたものを、前記ブレーキ操作部材の操作直後の前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブースタ負圧低下後に前記ブースタ負圧が再増加開始してからの経過時間と前記ブースタ負圧増加速度とに基づいて前記ブースタ負圧の増加量を推定して、その推定された前記ブースタ負圧の増加量を、前記ブレーキ操作部材の操作直後の前記ブースタ負圧の値に加えたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定するように構成された(1)項ないし(4)項のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。
前記エンジン負圧に基づいて前記ブースタ負圧増加速度を推定するように構成された(1)項ないし(5)項のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。
前記エンジン負圧が高いほど前記ブースタ負圧増加速度を高く推定するように構成された(6)項に記載のブースタ負圧推定装置。
前記吸気部への空気の吸気量を調整するスロットル弁の開度とエンジンの回転数とに基づいて、前記ブースタ負圧増加速度を推定するように構成された(1)項ないし(5)項のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。
前記スロットル弁の開度が高いほど前記ブースタ負圧増加速度を低く推定するように構成された(8)項に記載のブースタ負圧推定装置。
前記エンジンの回転数が高いほど前記ブースタ負圧増加推定速度を高く推定するように構成された(8)項または(9)項に記載のブースタ負圧推定装置。
前記エンジン負圧が増加している場合に、そのエンジン負圧の増加速度に基づいて前記ブースタ負圧増加速度を推定するように構成された(1)項ないし(10)項のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。
前記エンジン負圧の増加速度が高いほど前記ブースタ負圧増加速度を高く推定するように構成された(11)項に記載のブースタ負圧推定装置。
前記ブレーキ操作部材が操作された場合の前記ブースタ負圧の減少量を推定するブースタ負圧減少量推定部と、
前記第1ブースタ負圧推定部と前記第2ブースタ負圧推定部とに代わって、運転者によってエンジンが始動された時点において、前記ブースタ負圧が変化し得る最も高い値を前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブレーキ操作部材が操作された場合に、その最も高い値から、前記ブースタ負圧減少量推定部によって推定された前記ブースタ負圧の減少量を減じたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定するエンジン始動時ブースタ負圧推定部とを有し、
前記第1ブースタ負圧推定部が、
前記エンジン始動時ブースタ負圧推定部に代わって、前記エンジン始動時ブースタ負圧推定部によって推定された前記ブースタ負圧が前記エンジン負圧以下となった時点において、前記ブースタ負圧と前記エンジン負圧とが一致していると想定し、その時点の前記エンジン負圧の値を前記ブースタ負圧として推定するように構成された(1)項ないし(12)項のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。
前記ブースタ負圧と前記吸気部の負圧であるエンジン負圧とが一致していると直前に想定された時点の前記エンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブレーキ操作部材が操作されない限りは、そのエンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定し続ける第1ブースタ負圧推定方法による推定と、
前記負圧室内の空気が前記連通路を介して前記吸気部へ吸引される状況下において、前記第1ブースタ負圧推定方法に代えて、前記負圧室からの空気の吸引に伴って前記ブースタ負圧が増加していくと想定される速度であるブースタ負圧増加速度と、前記ブースタ負圧の増加開始からの経過時間とに基づいて前記ブースタ負圧の増加量を推定して、その推定された前記ブースタ負圧の増加量を、前記ブースタ負圧の増加開始時点において推定されていた前記ブースタ負圧の値に加えたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定する第2ブースタ負圧推定方法による推定と
を選択して行うブースタ負圧推定方法。
図1に、車両に設けられた実施例のブースタ負圧推定装置10を備えた車両用ブレーキシステム12を概略的に示す。ブレーキ装置14(図1では、1輪のみを図示している)は、ディスクブレーキ装置とされており、車輪と共に回転するブレーキディスク16と、車体に取り付けられるブレーキキャリパ17と、ブレーキキャリパ17に保持されるシリンダ18およびブレーキパッド19とを含んで構成されている。運転者の操作力によって、ブレーキ操作部材であるブレーキペダル20が操作されると、ブレーキペダル20に連結されるバキュームブースタ22によって、操作力が倍力される。さらに、倍力された操作力は、バキュームブースタ22に連結されるマスタシリンダ24に伝えられて、その内部に収容される作動液を加圧する。作動液の液圧の変化は、マスタシリンダ24から作動液配管26a,26bを通じて、各車輪に設けられたブレーキ装置14のブレーキキャリパ17まで伝達される。ブレーキ装置14の詳しい構造についての説明は省略するが、シリンダ18は、加圧された作動液によって作動し、ブレーキパッド19をブレーキディスク16に押し付ける。したがって、ブレーキ装置14は、このブレーキパッド19とブレーキディスク16との間に生じる摩擦によって、車輪の回転を抑制させて車両を減速させるための制動力を発生させることができる。
また、本ブレーキシステム12を搭載する車両においては、エンジン始動後に交差点等で車両が停止した場合に、所定の停止条件の下でエンジンを停止させるとともに、エンジン停止後に、所定の再始動条件の下でエンジンを再始動させる制御、いわゆるエコラン制御を実行するシステムとしてエコランシステム130が採用されている。上記エンジンECU110は、エコラン制御時においてエンジンの制御を行うためのエコラン制御部132を備えており、そのエコラン制御部132とエンジン38のスタータ134とによって、エコランシステム130が構成されている。
本ブレーキシステム12は、上述したように、インテークマニホルド34が、バキュームブースタ22の負圧室28の負圧源となるように構成されている。このため、負圧室28内の空気が連通路32を介してインテークマニホルド34へ吸引されていない状況下(以下、「非吸引状況下」という場合がある)において、ブレーキ操作がされない場合には、ブースタ負圧PBは、エンジン負圧センサ102によって検出されるエンジン負圧PEと一致していることが多い。ただし、連通路32に設けられたチェック弁50によって、負圧室28からインテークマニホルド34への負圧の供給は禁止、言い換えれば、インテークマニホルド34から負圧室28への空気の流れは禁止されているため、エンジン負圧PEが低下しても、ブースタ負圧PBは低下せずに維持される。つまり、非吸引状況下において、ブレーキ操作がされない場合には、ブースタ負圧PBとエンジン負圧PEとが一致していた時点のエンジン負圧PEに、ブースタ負圧PBが維持されるのである。このため、本システム12では、非吸引状況下において、ブレーキ操作がされない場合には、ブースタ負圧PBとエンジン負圧PEとが一致していると直前に想定された時点のエンジン負圧PEの値を、現時点のブースタ負圧PBとして推定している。
本ブレーキシステム12において行われるブースタ負圧の推定は、図4にフローチャートを示すブースタ負圧推定プログラムが、イグニッションスイッチがON状態とされている間、設定された時間間隔ΔT0をおいてブースタ負圧推定装置10により繰り返し実行されることによって行われる。また、エコランシステム130において行われるエコラン制御は、図5にフローチャートを示すエコラン制御実行プログラムが、イグニッションスイッチがON状態とされている間、設定された時間間隔ΔT0をおいてエンジンECU110のエコラン制御部132により繰り返し実行されることによって行われる。以下に、それぞれの制御のフローを、図に示すフローチャートを参照しつつ、簡単に説明する。
ブースタ負圧推定プログラムによる処理では、まず、ステップ1(以下、単に「S1」と略す。他のステップについても同様とする)において、エンジン負圧センサ102によってエンジン負圧PEが検出される。次に、S2において、ブレーキペダルストロークセンサ100によってブレーキペダル20の操作量Lが検出され、S3において、その検出されたブレーキペダル20の操作量Lに基づいて、ブースタ負圧PBの減少量αが推定される。ブースタ負圧推定装置10の備えるコンピュータには、図6に示すようなブレーキペダル20の操作量Lをパラメータとする減少量αに関するマップデータが格納されており、ブースタ負圧PBの減少量αは、そのマップデータを参照することによって推定される。
エコラン制御実行プログラムによる処理では、まず、S21において、シフトレバー位置センサ136によってシフトレバーの操作位置が検出され、S22において、車速センサ140によって車速が検出される。さらに、S23において、駐車ブレーキ位置センサ138によって駐車ブレーキ装置が作動中か解除中かが検出され、S24において、ブレーキペダルストロークセンサ100によってブレーキペダル20の操作量が検出される。
上記ブースタ負圧推定プログラムを実行するブースタ負圧推定装置10は、それの実行処理に鑑みれば、図1に示すような機能構成を有するものと考えることができる。図から解るように、ブースタ負圧推定装置10は、上記ブースタ負圧推定プログラムのS4〜S8の処理を実行する機能部、つまり、エンジン始動時のブースタ負圧PBを推定するとともに、エンジン始動後にブースタ負圧PBとエンジン負圧PEとが一致したか否かを想定する機能部として、エンジン始動時ブースタ負圧推定部150を、S2,3の処理を実行する機能部、つまり、ブレーキ操作時のブースタ負圧PBの減少量αを推定する機能部として、ブースタ負圧減少量推定部152を、S17,18の処理を実行する機能部、つまり、非吸引状況下でのブースタ負圧の推定方法である第1ブースタ負圧推定方法によってブースタ負圧PBを推定する機能部として、第1ブースタ負圧推定部154を、S10〜S16,S18の処理を実行する機能部、つまり、吸引状況下でのブースタ負圧の推定方法である第2ブースタ負圧推定方法によってブースタ負圧PBを推定する機能部として、第2ブースタ負圧推定部156を、それぞれ備えている。
Claims (8)
- エンジンの吸気部に、その吸気部への空気の流れを許容するとともにその吸気部からの空気の流れを禁止する連通路を介して接続された負圧室を有し、ブレーキ操作部材に加えられた操作力を倍力するバキュームブースタの、前記負圧室の負圧であるブースタ負圧を推定するブースタ負圧推定装置であって、
前記ブースタ負圧と前記吸気部の負圧であるエンジン負圧とが一致していると直前に想定された時点の前記エンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブレーキ操作部材が操作されない限りは、そのエンジン負圧の値を現時点の前記ブースタ負圧として推定し続ける第1ブースタ負圧推定部と、
前記負圧室内の空気が前記連通路を介して前記吸気部へ吸引される状況下において、前記第1ブースタ負圧推定部に代わって、前記負圧室からの空気の吸引に伴って前記ブースタ負圧が増加していくと想定される速度であるブースタ負圧増加速度と、前記ブースタ負圧の増加開始からの経過時間とに基づいて前記ブースタ負圧の増加量を推定して、その推定された前記ブースタ負圧の増加量を、前記ブースタ負圧の増加開始時点において推定されていた前記ブースタ負圧の値に加えたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定する第2ブースタ負圧推定部と、
前記ブレーキ操作部材が操作された場合の前記ブースタ負圧の減少量を推定するブースタ負圧減少量推定部と、
前記第1ブースタ負圧推定部と前記第2ブースタ負圧推定部とに代わって、運転者によってエンジンが始動された時点において、前記ブースタ負圧が変化し得る最も高い値を前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブレーキ操作部材が操作された場合に、その最も高い値から、前記ブースタ負圧減少量推定部によって推定された前記ブースタ負圧の減少量を減じたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定するエンジン始動時ブースタ負圧推定部と
を備え、
前記第1ブースタ負圧推定部が、
前記エンジン始動時ブースタ負圧推定部に代わって、前記エンジン始動時ブースタ負圧推定部によって推定された前記ブースタ負圧が前記エンジン負圧以下となった時点において、前記ブースタ負圧と前記エンジン負圧とが一致していると想定し、その時点の前記エンジン負圧の値を前記ブースタ負圧として推定するように構成されたブースタ負圧推定装置。 - 前記第2ブースタ負圧推定部が、
前記第1ブースタ負圧推定部によって推定された前記ブースタ負圧が前記エンジン負圧より低くなったことを条件として、前記第1ブースタ負圧推定部に代わって前記ブースタ負圧を推定するように構成された請求項1に記載のブースタ負圧推定装置。 - 前記第2ブースタ負圧推定部が、
自身が推定した前記ブースタ負圧が前記エンジン負圧以上になったことを条件として、前記ブースタ負圧と前記エンジン負圧とが一致していると想定し、前記第1ブースタ負圧推定部に代わって前記ブースタ負圧を推定することを終了するように構成された請求項1または請求項2に記載のブースタ負圧推定装置。 - 前記第1ブースタ負圧推定部が、
前記ブレーキ操作部材が操作された場合に、前記ブースタ負圧減少量推定部によって推定された前記ブースタ負圧の減少量を、前記ブレーキ操作部材の操作時において自身が推定した前記ブースタ負圧の値から減じたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定するように構成された請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。 - 前記第2ブースタ負圧推定部が、
前記負圧室内の空気が前記連通路を介して前記吸気部へ吸引される状況下において、前記ブレーキ操作部材が操作された場合に、前記ブースタ負圧減少量推定部によって推定された前記ブースタ負圧の減少量を、前記ブレーキ操作部材の操作時において自身が推定した前記ブースタ負圧の値から減じたものを、前記ブレーキ操作部材の操作直後の前記ブースタ負圧として推定するとともに、前記ブースタ負圧低下後に前記ブースタ負圧が再増加開始してからの経過時間と前記ブースタ負圧増加速度とに基づいて前記ブースタ負圧の増
加量を推定して、その推定された前記ブースタ負圧の増加量を、前記ブレーキ操作部材の操作直後の前記ブースタ負圧の値に加えたものを、現時点の前記ブースタ負圧として推定するように構成された請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。 - 前記第2ブースタ負圧推定部が、
前記エンジン負圧に基づいて前記ブースタ負圧増加速度を推定するとともに、前記エンジン負圧が高いほど前記ブースタ負圧増加速度を高く推定するように構成された請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。 - 前記第2ブースタ負圧推定部が、
前記吸気部への空気の吸気量を調整するスロットル弁の開度とエンジンの回転数とに基づいて、前記ブースタ負圧増加速度を推定するとともに、前記スロットル弁の開度が高いほど前記ブースタ負圧増加速度を低く推定し、かつ、前記エンジンの回転数が高いほど前記ブースタ負圧増加推定速度を高く推定するように構成された請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。 - 前記第2ブースタ負圧推定部が、
前記エンジン負圧が増加している場合に、そのエンジン負圧の増加速度に基づいて前記ブースタ負圧増加速度を推定するように構成されるとともに、前記エンジン負圧の増加速度が高いほど前記ブースタ負圧増加速度を高く推定するように構成された請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載のブースタ負圧推定装置。
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