JP5302157B2 - ワンタイム・プログラマブルセル回路及びこれを備える半導体集積回路 - Google Patents

ワンタイム・プログラマブルセル回路及びこれを備える半導体集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、ワンタイム・プログラマブルセル回路及びこれを備える半導体集積回路及びそのデータ判定方法に関するものである。
OTP(One Time Programmable)セルは、半導体集積回路内で単一メモリ、もしくはメモリアレイとして広く適用されている。例えば、OTPセルアレイに書き込まれた情報は、チップID、設定パラメータ等として用いられる。
従来のOTPセルとして特許文献1の構成が開示されている。図6に特許文献1のOTPセル1の構成を示す。図6に示すように、OTPセル1は、アンチヒューズ素子ANTFS1と、PMOSトランジスタMP1、MP2と、感知回路10とを有する。
PMOSトランジスタMP1は、ノードN1とN3との間に接続される。また、ゲートに読み出し制御信号RD_CNTLが入力される。PMOSトランジスタMP2は、ノードN2とN3との間に接続される。また、ゲートに書き込み制御信号WR_CNTLが入力される。アンチヒューズ素子ANTFS1は、ノードN3と接地端子GNDとの間に接続される。
感知回路10は、インバータ回路IV1を有する。インバータ回路IV1は、入力端子がノードN3に接続される。そして、出力端子から出力電圧VOUTを出力する。ノードN1には電源電圧VDD、ノードN2には高電圧VPP(VPP>VDD)が供給されている。
OTPセル1は、アンチヒューズ素子ANTFS1の絶縁膜を破壊することでヒューズプログラミングを行う。以下に、OTPセル1のヒューズプログラミングの動作を簡単に説明する。
まず、アンチヒューズ素子ANTFS1にデータを書き込む場合、書き込み制御信号WR_CNTLをロウレベル、読み出し制御信号RD_CNTLをハイレベルにする。これにより、PMOSトランジスタMP2がオン状態、PMOSトランジスタMP1がオフ状態となる。そして、ノードN2とN3が電気的に接続、ノードN1とN3が電気的に遮断される。よって、アンチヒューズ素子ANTFS1の両端に、高電圧VPPが印加される。
高電圧VPPは、アンチヒューズ素子ANTFS1の酸化膜の耐圧を超える電圧である。このため、アンチヒューズ素子ANTFS1の酸化膜が破壊され、ノードN3と接地端子GNDとが導通状態となる。なお、アンチヒューズ素子ANTFS1の絶縁膜が破壊され、データ書き込みが行われた場合、絶縁膜の破壊状態に応じて、数kΩ〜数百kΩの抵抗値をアンチヒューズ素子ANTFS1が有することになる。
次に、アンチヒューズ素子ANTFS1に書き込まれたデータを読み出す場合、書き込み制御信号WR_CNTLをハイレベル、読み出し制御信号RD_CNTLをロウレベルにする。これにより、PMOSトランジスタMP2がオフ状態、PMOSトランジスタMP1がオン状態となる。そして、ノードN2とN3が電気的に遮断、ノードN1とN3が電気的に接続される。よって、アンチヒューズ素子ANTFS1の両端に、電源電圧VDDが印加され、ノードN1、PMOSトランジスタMP1、ノードN3、絶縁破壊されたアンチヒューズ素子ANTFS1を経て、接地端子GNDに電流が流れる。
インバータ回路IV1は、ノードN1〜接地端子GNDに電流が流れる電流に応じて生成されるノードN3の電圧VN3をバッファリングし、出力電圧VOUTとして出力する。
よって、もしアンチヒューズ素子ANTFS1に対してデータの書き込みが行われていない場合、ノードN3の電位VN3は、略電源電圧VDDとなり、出力電圧VOUTがロウレベルとなる。反対に、アンチヒューズ素子ANTFS1に対してデータの書き込みが行われている場合、アンチヒューズ素子ANTFS1の絶縁膜の破壊状態に応じて、ノードN3の電位VN3が接地電圧GND側に低下し、出力電圧VOUTがハイレベルとなる。
特開2008−204600号公報
上記のように、OTPセル1のヒューズプログラミングは、アンチヒューズ素子ANTFS1のゲート絶縁膜を破壊することで行われる。データ書き込み後のアンチヒューズ素子ANTFS1の導通状態は、ゲート絶縁膜の破壊状態に応じて決定される。つまり、データ書き込み後のアンチヒューズ素子ANTFS1の抵抗値がゲート絶縁膜の破壊状態に応じて決定される。このため、感知回路10が感知するノードN3の電圧VN3の電位レベルもアンチヒューズ素子ANTFS1のゲート絶縁膜の破壊状態に応じて決定される。
しかし、データ書き込み後のアンチヒューズ素子ANTFS1の抵抗値は、絶縁膜の破壊状態に応じて、数kΩ〜数百kΩにばらつく。よって、感知回路10が感知するノードN3の電圧VN3も、このばらつきに応じた値となる。
ここで、図7に従来のOTPセル1においてアンチヒューズ素子ANTFS1のデータ読み出し動作を説明する模式図を示す。なお、図7に示す抵抗RMP1onはPMOSトランジスタMP1のオン抵抗、抵抗RFS1はアンチヒューズ素子ANTFS1の絶縁膜が有する抵抗、容量CFS1はアンチヒューズ素子ANTFS1の絶縁膜容量である。
図7に示すように、アンチヒューズ素子ANTFS1のデータ読み出し動作時には、PMOSトランジスタMP1をオン状態とし、DCバイアス(図7の例では、電源電圧VDD)を印加する。そして、抵抗RMP1onと抵抗RFS1との抵抗分圧よって生じるノードN3の電圧VN3を、感知回路10が検出する。DCバイアス印加時には、容量CFS1は、容量値の大きさによらず、インピーダンスが無限大とみなすことができ、オープンとして無視することができる。
図8に、アンチヒューズ素子ANTFS1に対してデータの書き込み有りの場合と、データの書き込み無しの場合のノードN3の電圧VN3を示すグラフを示す。図8に示すように、データの書き込み無しの場合には、抵抗RFS1は、抵抗RMP1onに比べ桁違いに大きな値になりえるため、電圧VN3はほぼ電源電圧VDDとなる。一方、データの書き込み有りの場合、抵抗RFS1は非常に小さな値になり、抵抗RMP1onに比べ同程度の値となりえる。但し、上述したように絶縁膜の破壊状態に応じて抵抗RFS1の抵抗値が数kΩ〜数百kΩにばらつくため、感知回路10が検出するノードN3の電圧VN3もこの抵抗RFS1の抵抗値のばらつきに影響を受けて一定とならない。
このように、データの書き込み有りの場合の感知回路10が検出するノードN3の電圧VN3は、アンチヒューズ素子ANTFS1の破壊された絶縁膜が有する抵抗のばらつきに対して影響を受けやすい。このため、インバータ回路IV1のしきい電圧をこのばらつきに応じて適切な値に調整しないと感知回路10が誤判定を行う可能性がある。結果として、このOTPセル1でセルアレイを構成する半導体集積回路に記憶されたチップID、設定パラメータ等のデータも正しい値が読み出されない問題が発生する。
本発明の一態様は、データが書き込まれた場合に第1のノードと第1の電源端子とを電気的に接続し、データが書き込まれていない場合に第1のノードと前記第1の電源端子とを電気的に遮断するアンチヒューズ素子と、前記第1のノードと、所定の第1の電圧が印加される第1のデータ線との間に接続され、第1の制御信号に応じてオン状態からオフ状態となる第1のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路がオフ状態となったときの前記第1のノードの電圧が、前記第1の電圧と実質的に同じ電圧であるか、前記第1の電源端子の供給電圧と実質的に同じ電圧であるかに応じて、前記アンチヒューズ素子の書き込みデータを検知する検知部と、を有する半導体集積回路である。
本発明の別の態様は、データが書き込まれた場合に第1のノードと第1の電源端子とを電気的に接続し、データが書き込まれていない場合に第1のノードと前記第1の電源端子とを電気的に遮断するアンチヒューズ素子と、前記第1のノードと、所定の第1の電圧が印加される第1のデータ線との間に接続され、第1の制御信号に応じてオン状態からオフ状態となる第1のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路がオフ状態となったときの前記第1のノードの電圧が、前記第1の電圧と実質的に同じ電圧であるか、前記第1の電源端子の供給電圧と実質的に同じ電圧であるかに応じて、前記アンチヒューズ素子の書き込みデータを検知する検知部と、を有するワンタイム・プログラマブルセル回路である。
本発明の更に別の態様は、データが書き込まれた場合に第1のノードと第1の電源端子とを電気的に接続し、データが書き込まれていない場合に第1のノードと前記第1の電源端子とを電気的に遮断するアンチヒューズ素子を有する半導体集積回路のデータ判定方法であって、前記第1のノードと、所定の第1の電圧が印加される第1のデータ線との間に接続される第1のスイッチ回路をオン状態からオフ状態とし、前記第1のスイッチ回路がオフ状態となったときの前記第1のノードの電圧が、前記第1の電圧と実質的に同じ電圧であるか、前記第1の電源端子の供給電圧と実質的に同じ電圧であるかに応じて、前記アンチヒューズ素子の書き込みデータを検知する半導体集積回路のデータ判定方法である。
本発明にかかる半導体集積回路は、オン状態となった第1のスイッチ回路により第1のノードの電位は第1の電圧となるが、第1のスイッチ回路のオフ後の第1のノードの電位は、アンチヒューズ素子に書き込まれたデータ状態に応じて、第1の電圧と実質的に同じ電圧か、第1の電源端子の供給電圧と実質的に同じ電圧となる。この第1のノードの電位を検知部が検知することで、アンチヒューズ素子の書き込みデータを判定することできる。このため、アンチヒューズ素子の書き込みデータ検知時にアンチヒューズ素子に流れる電流により生成される電圧を用いず、データの判定を行うことができる。よって、データ書き込み後のアンチヒューズ素子の抵抗値のばらつきに影響なくアンチヒューズ素子が有するデータ判定を行うことが可能となる。
本発明にかかる半導体集積回路は、アンチヒューズのデータ読み出し時の誤判定を防ぐことができる。
実施の形態にかかる半導体集積回路の構成の一例である。 実施の形態にかかるOTPセルの構成の一例である。 実施の形態にかかる半導体集積回路のデータ読み出し動作時のタイミングチャートである。 従来のOTPセルのアンチヒューズ素子のデータ読み出し動作を説明する模式図である。 従来のOTPセルのアンチヒューズ素子のデータ読み出し動作を説明するグラフである。明するグラフである。 従来のOTPセルの構成である。 実施の形態にかかるOTPセルのアンチヒューズ素子のデータ読み出し動作を説明する模式図である。 実施の形態にかかるOTPセルのアンチヒューズ素子のデータ読み出し動作を説
発明の実施の形態1
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を半導体集積回路及びOTPセルに適用したものである。まず、図1に本実施の形態にかかる半導体集積回路100の構成の一例を示す。図1に示すように、半導体集積回路100は、ロジック部及びメモリ部101と、ヒューズ部102とを有する。
ロジック部及びメモリ部101は、論理動作を行うロジック回路で構成される。更に、ロジック回路の電源電圧として1〜2V程度の電圧VCORを供給する内部電源103を内部に有する。また、後述する判定回路110を有する。ロジック部及びメモリ部101を構成するロジック回路は、電圧VCOR程度の耐圧を有するトランジスタで構成される。なお、以下では、電圧VCOR程度の耐圧を有するトランジスタを低耐圧トランジスタと称す。
ヒューズ部102は、OTPセル200を有する。ヒューズ部102は、半導体集積回路100の外部端子からOTPセル200のデータ書き込み用の6V電圧を供給される。この半導体集積回路100の外部端子には、後述するアンチヒューズ素子へのデータ書き込み用電圧6Vを供給する外部電源104が接続される。なお、この「6V」の電圧値は一例であり、外部電源104は、少なくとも上述したロジック回路の電源電圧であるVCOR以上の電圧を供給するものであればよい。以下では、外部電源104から供給されるデータ書き込み用電圧を高電圧VPPと称す。
なお、図1では、図面の簡略化のためOTPセル200のみを記載しているが、半導体集積回路100がヒューズ部102のOTPセルをセルアレイ構成する場合は、OTPセル200と同様の構成の複数のOTPセルが存在するものとする。
図2に、ヒューズ部102の構成の一例を示す。ヒューズ部102は、OTPセル200を有する。OTPセル200は、スイッチ回路SW201と、検知部DTCT201と、アンチヒューズ素子ANTFS201とを有する。
アンチヒューズ素子ANTFS201は、ノードN201と接地端子GNDとの間に接続される。アンチヒューズ素子ANTFS201は、通常は絶縁状態であるが、プログラム電圧を加えることにより絶縁膜を破壊することで導通状態に変わるヒューズである。アンチヒューズ素子ANTFS201は、例えば、MOSトランジスタのゲート絶縁膜により実現される。この場合、アンチヒューズ素子ANTFS201は、通常ではゲート容量が数MΩ以上の抵抗を有し、ゲートと、MOSトランジスタの基板との間は絶縁状態である。しかし、ゲートと、MOSトランジスタの基板との間にプログラム電圧として、例えば上述した高電圧VPPを印加すると、ゲート絶縁膜が破壊され、ゲートと基板が短絡する。但し、この場合のアンチヒューズ素子ANTFS201は、破壊されたゲート酸化膜の状態に応じて、ゲートと基板との間に数kΩ〜数百kΩの抵抗値を有するものとする。
なお、以下では、アンチヒューズ素子にプログラム電圧を加え絶縁膜を破壊し、導通状態とすることでアンチヒューズ素子にデータを書き込む動作を「データ書き込み」動作と称すものとする。また、データ書き込み後のアンチヒューズ素子が有する抵抗値は、絶縁膜の破壊状態により数kΩ〜数百kΩでばらつくものとする。更に、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われた場合のOTPセル200を「0−CELL」と称し、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われていない場合のOTPセル200を「1−CELL」と称するものとする。
スイッチ回路SW201は、PMOSトランジスタMP201を有する。PMOSトランジスタMP201は、書き込み用データ線WBLと、ノードN201との間に接続される。PMOSトランジスタMP201は、ゲートが書き込み制御信号線WWLに接続される。また、PMOSトランジスタMP201は、バックゲートがバックゲート駆動信号線CNWに接続される。なお、PMOSトランジスタMP201は、上述したアンチヒューズ素子へのデータ書き込み用電圧である高電圧VPPに対する耐圧を有するものとする。このような、高電圧VPPに対する耐圧を有するトランジスタとして、例えばMOX(マルチオキサイド)構造を有するトランジスタ等がある。但し、PMOSトランジスタMP201のしきい値電圧は電圧VCOR程度であるものとする。以下では、上記高電圧VPPに対する耐圧を有するトランジスタを高耐圧トランジスタと称すものとする。また、便宜上、符号「WBL」「WWL」「CNW」は、各配線名を示すと同時に、その配線に印加される制御信号もしくは駆動信号を示すものとする。
検知部DTCT201は、スイッチ回路SW202と、検知回路210とを有する。検知部DTCT201は、ノードN201の電位レベルを検知して、その検知結果を読み出し用データ線RBLに出力する。
スイッチ回路SW202は、NMOSトランジスタMN202を有する。NMOSトランジスタMN202は、読み出し用データ線RBLと、ノードN202との間に接続される。NMOSトランジスタMN202は、ゲートが読み出し制御信号線RWLに接続される。なお、NMOSトランジスタMN202のしきい値電圧は電圧VCOR程度であるものとする。また、便宜上、符号「RBL」「RWL」は、各配線名を示すと同時に、その配線に印加される制御信号もしくは駆動信号を示すものとする。
検知回路210は、NMOSトランジスタMN210を有する。NMOSトランジスタMN210は、ノードN202と接地端子GNDとの間に接続される。NMOSトランジスタMN210は、ゲートがノードN201に接続される。NMOSトランジスタMN210は、アンチヒューズ素子へのデータ書き込み用の高電圧VPPに対する耐圧を有する高耐圧トランジスタである。但し、NMOSトランジスタMN210のしきい値電圧は電圧VCOR程度であるものとする。
読み出し用データ線RBLは、判定回路110に接続される。判定回路110は、読み出し用データ線RBLの電位レベルに応じて、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータが書き込まれているが否かを判定する。以降では、アンチヒューズ素子ANTFS201に対してデータ書き込みが行われているか否かを判定し、アンチヒューズ素子ANTFS201が有するデータを読み出す動作を「データ読み出し」動作と称するものとする。
また、判定回路110は、プリチャージ回路121を有する。プリチャージ回路121は、プリチャージ制御信号PBLBに応じて、読み出し用データ線RBLを所定の値(例えば、ロジック回路の電源電圧と同じVCOR程度)の電圧にプリチャージする。なお、プリチャージ回路121は、判定回路110の外部に配置されてもかまわない。更には、ロジック部及びメモリ部101内ではなく、ヒューズ部102内に配置されてもよい。
以下、本実施の形態1にかかる半導体集積回路100の動作を説明する。まず、アンチヒューズ素子ANTFS201のデータ書き込み時の動作を説明する。アンチヒューズ素子ANTFS201のデータ書き込み時には、書き込み用データ線WBLとバックゲート駆動信号線CNWとにデータ書き込み用電圧、例えば上述した6V程度の高電圧VPPが印加される。同時に書き込み制御信号線WWLをロウレベル、例えば接地電圧GNDとすると、PMOSトランジスタMP201がオン状態となる。そして、書き込み用データ線WBLとノードN201が電気的に導通する。このため、アンチヒューズ素子ANTFS201のゲートに高電圧VPPが印加される。そして、このことによりゲート絶縁膜が破壊されるためゲートと基板が短絡する。以上の動作により、データ書き込みが行われ、OTPセル200が0−CELLとなる。
次に、図3を参照してアンチヒューズ素子ANTFS201のデータ読み出し動作を説明する。まず、図3に示すように、データ読み出し時は、書き込みデータ線WBLおよびバックゲート駆動信号線の電位レベルを、ロジック回路の電源電圧の1〜2V程度の電圧VCORとする。また、ハイレベル時の書き込み制御信号線WWLの電位レベルも電圧VCORとする。
時刻t1において、書き込み制御信号線WWLをロウレベルに立ち下げ、接地電圧GNDとする。このため、PMOSトランジスタMP201がオン状態となり、書き込みデータ線WBLとノードN201が電気的に接続される。このため、ノードN201の電位(以下、電圧VCNと称す)が電圧VCORに上昇する。
次に、時刻t2において、書き込み制御信号線WWLをハイレベルに立ち上げ、電圧VCORとする。このため、PMOSトランジスタMP201がオフ状態となり、書き込みデータ線WBLとノードN201が電気的に遮断される。
このとき、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われていない場合(1−CELL)、ノードN201がハイインピーダンス状態となり、電圧VCNが電圧VCORで保持される。逆に、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われている場合(0−CELL)、アンチヒューズ素子ANTFS201のゲートと基板がある抵抗値を有して短絡している。このため、ノードN201と接地端子GNDも短絡状態となるため、電圧VCNが電圧VCORから接地電圧GNDに降下する。
つまり、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われていない場合(1−CELL)では、ノードN201の電圧レベルが電圧VCOR(ハイレベル)、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われている場合(0−CELL)では、ノードN201の電圧レベルが接地電圧GND(ロウレベル)となる。なお、この電圧VCORから接地電圧GNDへ降下する期間は、ノードN201の寄生容量(アンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜容量を含む)とアンチヒューズ素子ANTFS201の抵抗値で決定される時定数に依存する。ただし、後述するが、この容量に対する充電電圧VCORは1〜2V程度の低電圧であり、充電電荷も少なく、更に、アンチヒューズ素子ANTFS201の抵抗値も十分小さいため、電圧VCORから接地電圧GNDへ降下する期間は、非常に短い期間ですむ。
時刻t3において、プリチャージ制御信号PBLBがハイレベルになり、プリチャージ回路121の読み出し用データ線RBLのプリチャージ動作がオフ状態となる。
時刻t4において、読み出し制御信号線RWLをハイレベルに立ち上げ、電圧VCORとする。このため、NMOSトランジスタMN202がオン状態となり、読み出し制御信号線RWLとノードN202が電気的に接続される。
このとき、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われていない場合(1−CELL)、上述したようにノードN201の電圧VCNが電圧VCOR(ハイレベル)で保持されているため、NMOSトランジスタMN210がオン状態となっている。このため、ノードN202と接地端子GNDが電気的に接続されており、読み出し用データ線RBLと接地端子GNDが電気的に接続される。結果として、読み出し用データ線RBLの電位が接地電圧GNDに降下し、ロウレベルに立ち下がる。
逆に、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われている場合(0−CELL)、上述したようにノードN201の電圧VCNが接地電圧GND(ロウレベル)となっているため、NMOSトランジスタMN210がオフ状態となっている。このため、ノードN202と接地端子GNDが電気的に遮断されている。よって、読み出し用データ線RBLの電位は降下せず、ハイレベルのままとなる。
つまり、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われていない場合(1−CELL)のノードN201の電圧VCOR(ハイレベル)と、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われている場合(0−CELL)のノードN201の電圧GND(ロウレベル)との電位差を、NMOSトランジスタMN210がダイナミックに検知している。そして、その検知結果でNMOSトランジスタMN210のオン状態、オフ状態が決定され、NMOSトランジスタMN202がオン状態時に、ノードN202の電位が読み出し制御信号線RWLに出力される。
時刻t5から所定の期間後の時刻t6において、判定回路110は、このときの読み出し用データ線RBLの電位レベルを判定することで、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われているか否かを判定する。つまり、読み出し用データ線RBLがロウレベルの場合、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われていることが判定回路110で判定することができ、逆に読み出し用データ線RBLがハイレベルの場合、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われていないことが判定回路110で判定することができる。
その後、読み出し制御信号線RWLをハイレベルに立ち上げ、NMOSトランジスタMN202をオフ状態とし、時刻t7において、プリチャージ回路121がプリチャージ制御信号PBLBに応じて読み出し用データ線RBLをプリチャージして、読み出し動作を終了する。
ここで、従来のOTPセル1では、データ書き込み後のアンチヒューズ素子ANTFS1の抵抗値がゲート絶縁膜の破壊状態に応じて決定されることから、感知回路10が感知するノードN3の電圧VN3の電位レベルもアンチヒューズ素子ANTFS1のゲート絶縁膜の破壊状態に応じて決定される。しかし、データ書き込み後のアンチヒューズ素子ANTFS1の抵抗値は、絶縁膜の破壊状態に応じて、数kΩ〜数百kΩにばらつく。
図8で説明したように、データの書き込み無しの場合の場合、抵抗RFS1は、抵抗RMP1onに比べ桁違いに大きな値になりえるため、電圧VN3はほぼ電源電圧VDDとなった。一方で、データの書き込み有りの場合には抵抗RFS1は非常に小さな値になり、抵抗RMP1onに比べ同程度の値となりえ、且つ、上述したように絶縁膜の破壊状態に応じて、抵抗RFS1の抵抗値が数kΩ〜数百kΩにばらつく。このため、感知回路10が検出するノードN3の電圧VN3も抵抗RFS1の抵抗値のばらつきに影響を受けて一定とならなかった。
このように、従来のOTPセル1では、データの書き込み有りの場合の感知回路10が検出するノードN3の電圧VN3は、アンチヒューズ素子ANTFS1の破壊された絶縁膜が有する抵抗のばらつきに対して影響を受けやすい問題があった。このため、感知回路10が有するインバータ回路IV1のしきい電圧をこのばらつきに応じて適切な値に調整しないと感知回路10が誤判定を行う可能性があり、OTPセル1でセルアレイを構成している半導体集積回路に記憶されたチップID、設定パラメータ等のデータも正しい値が読み出されない問題が発生する。このような問題に対応するためには、インバータ回路IV1のしきい電圧をこのばらつきに応じて適切な値に調整しなければならず、感知回路10の設計が困難となっていた。
しかし、本実施の形態のOTPセル200を有する半導体集積回路100では、アンチヒューズ素子ANTFS201にデータ書き込みが行われているか否かの判定に、アンチヒューズ素子ANTFS201に流れる電流により生成される電圧を用いていない。
ここで、図4に本実施の形態のOTPセル200においてアンチヒューズ素子ANTFS201のデータ読み出し動作を説明する模式図を示す。なお、図4に示す抵抗RFS201は、アンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜が有する抵抗である。また、容量CFS201は、アンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜の容量である。
図4に示すように、本実施の形態のOTPセル200では、アンチヒューズ素子ANTFS201のデータ読み出し動作時に、スイッチ回路SW201がオン状態の時にアンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜の容量CFS201を印加電圧(図4の例では、電源電圧VDD)まで充電し、スイッチ回路SW201がオフ状態の時、アンチヒューズ素子ANTFS201の抵抗RFS201を介して放電させる。そして、その放電電圧を検知回路210がモニターする。なお、この放電期間は、アンチヒューズ素子ANTFS201の抵抗RFS201と容量CFS201の積で決まる時定数に応じた長さになる。
図5に、アンチヒューズ素子ANTFS201に対してデータの書き込み有りの場合と、データの書き込み無しの場合のノードN201の電圧VCNを示すグラフを示す。図5に示すように、データの書き込み無しの場合の場合には、アンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜は破壊されておらず、その容量値は大きく、且つ、その抵抗値が非常に高いため、ノードN201の電圧VCNは、ほぼ電源電圧VDDを維持する。一方、データの書き込み有りの場合、絶縁膜は破壊されており、その容量値は小さく、且つ、抵抗値も小さいため、それらの積で決まる時定数は非常に小さい。このため、従来のOTPセル1と同様、絶縁膜の破壊状態に応じて抵抗RFS201の抵抗値が数kΩ〜数百kΩにばらつくが、ある所定の時間範囲では、いずれも十分に放電が完了する程度に小さな時定数のばらつきとしてしか見えてこない。そして、検知回路210は、ノードN201の電圧VCNが電源電圧VDDであるか、接地電圧GNDであるかを検知する。
このように、従来のOTPセル1と異なり、本実施の形態のOTPセル200では、アンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜が有する抵抗のばらつきに対して、ほとんど影響を受けない。しかも、本実施の形態では上述したように電源電圧VDDとして、1〜2V程度の電圧VCORを用いており、更に、アンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜の容量CFS201は非常に小さく、この容量に充電される電荷は小さいため放電スピードが非常に速い。このため、検知回路210の検出動作も高速に行うことが可能である。
以上のように、OTPセル200では、データ読み出し時にノードN201の電位レベルが電圧VCOR(ハイレベル)、もしくは、接地電圧GND(ロウレベル)であるかを検知回路210であるNMOSトランジスタMN210が検知する。そして、その検知結果に応じて、読み出し用データ線RBLの電位レベルを変化させ判定回路110が、その読み出し用データ線RBLの電位レベルに応じて判定を行っている。つまり、半導体集積回路100では、OTPセル200が0−CELLであるか、1−CELLであるかをアンチヒューズ素子ANTFS201に流れる電流を直接用いずに、検知回路210のNMOSトランジスタMN210の導通状態を利用し、間接的に判定している。
このように、本実施の形態のOTPセル200では、アンチヒューズ素子ANTFS201に流れる電流で生成される電圧による直接的な判定を行わず、ノードN201の電位レベルを検知回路210がダイナミックに検知した検知結果を利用している。このため、OTPセル1では、データ書き込み後のアンチヒューズ素子ANTFS1の抵抗値のバラツキに合わせて感知回路10を調整(インバータ回路IV1のしきい電圧を上記抵抗値のバラツキに合わせて適切な値に調整すること)が必要であったが、OTPセル200では、データ書き込み後のアンチヒューズ素子ANTFS201の抵抗値に合わせた検知回路210の調整を何ら必要としない。この結果、OTPセル1で、インバータ回路IV1のしきい電圧を適切な値に調整しない場合に誤判定が発生する問題が、本実施の形態のOTPセル200では発生しない。よって、本実施の形態のOTPセル200でセルアレイを構成する半導体集積回路100に記憶されたチップID、設定パラメータ等のデータを誤判定することなく正確に読み出すことができる。
また、OTPセル1では、PMOSトランジスタMP1、MP2及びインバータ回路IV11は、アンチヒューズ素子ANTFS1のデータ書き込み時の高電圧(例えば6V程度)を考慮して、高耐圧トランジスタで構成する必要がある。この高耐圧トランジスタとして、例えばMOX(マルチオキサイド)構造を有する3.3Vの耐圧のトランジスタ等がある。ここで、MOX構造のトランジスタは、ゲート酸化膜が厚く、トランジスタサイズが大きくなってしまう。このため、PMOSトランジスタMP1、MP2、インバータ回路IV11を構成するトランジスタにMOX構造のトランジスタのような高耐圧トランジスタを用いるとOTPセル1の回路規模が増大する問題が発生する。
また、OTPセル1では、データ読み出し時には、PMOSトランジスタMP1をオン状態として、ノードN1、PMOSトランジスタMP1、ノードN3、アンチヒューズ素子ANTFS1、接地端子GNDにより構成される電流経路に電流を流す。但し、ノードN1に印加されている電源電圧VDDが上述した1〜2V程度の電圧VCORであるような場合、上記高耐圧トランジスタで構成されるPMOSトランジスタMP1は、上述した電流経路に小さな電流しか流すことができない可能性がある。よって、この少ない電流値によりデータ読み出しの判定を行うためには非常に高精度な感知回路10を必要とし、回路設計の難易度が大きくなる。
このような問題に対応するためには、ノードN1に印加されている電源電圧VDDを書き込み電圧と同じような高電圧とすればよいが、OTPセル1のデータ読み出し時の消費電力が増加してしまう問題が発生する。更には、ノードN1に印加されている電源電圧VDDを書き込み電圧と同じような高電圧とすれば、データ読み出し毎に高電圧を印加することになり、1−CELLの場合、データ書き込みを行っていないアンチヒューズ素子ANTFS1の絶縁膜を破壊する可能性が高まる。このため、1−CELLにおけるデータ書き込みを行っていないアンチヒューズ素子ANTFS1の寿命を短くしてしまう問題がある。
しかし、本実施の形態のOTPセル200では、上述したように、アンチヒューズ素子ANTFS201に流れる電流で生成される電圧による直接的な判定を行わず、ノードN201の電位レベルを検知回路210がダイナミックに検知した検知結果を利用している。このため、検知回路210がノードN201の電位レベルを検知できさえすればよく、アンチヒューズ素子ANTFS201に流れる電流は小さくてもかまわない。このことから、OTPセル200は、OTPセル1の感知回路10に相当する検知回路210を非常に高精度に設計する必要がないという利点を有する。
更に、アンチヒューズ素子ANTFS201に流れる電流は小さくてもかまわないため、データ読み出し時に書き込み用データ線WBLに印加される電圧を、例えばVPPのような高電圧にして、アンチヒューズ素子ANTFS201に流れる電流を多くする必要がない。このため、書き込み用データ線WBLに印加される電圧には、ロジック回路の電源電圧として用いられる1〜2V程度の電圧VCOR程度でよい。このことから、データ読み出し時に、書き込み用データ線WBL、PMOSトランジスタMP201、アンチヒューズ素子ANTFS201、接地端子GNDからなる電流経路に流れる電流は少なくてすみ、OTPセル1と比較して低消費電力化が可能となる。
また、この場合、データ読み出し時に、ノードN201に印加される電圧が最大でVCOR程度となるため、1−CELLにおけるデータ書き込みを行っていないアンチヒューズ素子ANTFS201の絶縁膜を破壊する可能性はほとんどない。このため、OTPセル1が有していた、1−CELLにおけるデータ書き込みを行っていないアンチヒューズ素子の寿命を短くしてしまう問題を解決することができる。
更に、OTPセル200では、データ書き込み時の高電圧を考慮してMOX構造のトランジスタのような高耐圧トランジスタを使用するのはPMOSトランジスタMP201と、NMOSトランジスタMN210のみでよく、OTPセル1と比較して回路規模の削減も可能となる。なお、PMOSトランジスタMP201は、書き込み用データ線WBLに印加される電圧がVPPの場合またはVCORの場合の両方の電圧でオンできるように、バックゲート駆動信号線CNWに印加される電圧をVPPまたはVCORとするよう制御される。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態では、アンチヒューズ素子をトランジスタで構成しているが、高電圧VPPで電極間の絶縁破壊が可能な容量素子等により構成してもかまわない。
また、例えば、実施の形態において回路中のNMOSトランジスタをPMOSトランジスタへ、PMOSトランジスタをNMOSトランジスタへそれぞれ入れ替え、電源電圧VDDを接地電圧GNDへ、接地電圧GNDを電源電圧VDDへそれぞれ入れ替えれば、実施の形態と同様の動作の回路を得ることが可能である。なお、この場合、各制御信号線、各データ線の電圧レベルも反転することになる。
100 半導体集積回路
101 ロジック部及びメモリ部
102 ヒューズ部
103 ロジック回路用内部電源
104 外部電源
121 プリチャージ回路
200 OTPセル
210 検知回路
DTCT201 検知部
SW201、SW202 スイッチ回路
MP201 PMOSトランジスタ
MN202、MN210 NMOSトランジスタ
ANTFS201 アンチヒューズ素子

Claims (6)

  1. データが書き込まれた場合に第1のノードと第1の電源端子とを電気的に接続し、データが書き込まれていない場合に第1のノードと前記第1の電源端子とを電気的に遮断するアンチヒューズ素子と、
    前記第1のノードと、所定の第1の電圧が印加される第1のデータ線との間に接続され、第1の制御信号に応じてオン状態からオフ状態となる第1のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路がオフ状態となったときの前記第1のノードの電圧が、前記第1の電圧と実質的に同じ電圧であるか、前記第1の電源端子の供給電圧と実質的に同じ電圧であるかに応じて、前記アンチヒューズ素子の書き込みデータを検知する検知部と、を備え、
    前記検知部は、第1のトランジスタと第2のスイッチ回路とを有し、
    前記第1のトランジスタは、前記第1のノードの電位に応じて導通状態が制御され、
    前記第2のスイッチ回路は、第2のデータ線と前記第1のトランジスタとの間に接続され、前記第1のスイッチ回路のオフ状態後に、第2の制御信号に応じてオン状態となり、
    前記第1のトランジスタは、前記第2のスイッチ回路と、前記第1の電源端子との間に接続され、
    前記第2のデータ線の電位レベルに応じて前記アンチヒューズ素子の書き込みデータを判定し、
    前記第1のスイッチ回路は、第2のトランジスタを有し、
    前記第2のトランジスタは、前記第1のノードと、前記第1のデータ線との間に接続され、前記第2のトランジスタの制御端子には前記第1の制御信号が入力され、
    前記第2のスイッチ回路は、第3のトランジスタを有し、
    前記第3のトランジスタは、前記第2のデータ線と、前記第1のトランジスタとの間に接続され、前記第3のトランジスタの制御端子には前記第2の制御信号が入力され、
    前記第1の電圧は、当該半導体集積回路が備えるロジック回路の電源電圧と実質的に同じか、もしくは、それ以下であり、
    前記第1の電源端子の供給電圧は、接地電圧であり、
    前記アンチヒューズ素子の書き込みデータの判定時には、前記第2のトランジスタのバックゲートは、第1の信号線を通じて、前記第1のデータ線に印加される前記第1の電圧と実質的に同じ電圧が印加され、
    前記アンチヒューズ素子に対してデータを書き込む時には、前記第2のトランジスタのバックゲートは、前記第1の信号線を通じて、前記第1のデータ線に印加される前記書き込み電圧と実質的に同じ電圧が印加され、
    前記第1の信号線は、前記第1のデータ線とは別に設けられた半導体集積回路。
  2. 前記第1、第2のトランジスタは、データ書き込み時に前記アンチヒューズ素子に印加される、前記ロジック回路の電源電圧より高い書き込み電圧に対する耐圧特性を有する
    請求項に記載の半導体集積回路。
  3. 前記第1、第2のトランジスタは、マルチオキサイド構造を有するトランジスタである
    請求項に記載の半導体集積回路。
  4. データが書き込まれた場合に第1のノードと第1の電源端子とを電気的に接続し、データが書き込まれていない場合に第1のノードと前記第1の電源端子とを電気的に遮断するアンチヒューズ素子と、
    前記第1のノードと、所定の第1の電圧が印加される第1のデータ線との間に接続され、第1の制御信号に応じてオン状態からオフ状態となる第1のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路がオフ状態となったときの前記第1のノードの電圧が、前記第1の電圧と実質的に同じ電圧であるか、前記第1の電源端子の供給電圧と実質的に同じ電圧であるかに応じて、前記アンチヒューズ素子の書き込みデータを検知する検知部と、を備え、
    前記検知部は、第1のトランジスタと第2のスイッチ回路とを有し、
    前記第1のトランジスタは、前記第1のノードの電位に応じて導通状態が制御され、
    前記第1のトランジスタは、前記第2のスイッチ回路と、前記第1の電源端子との間に接続され、
    前記第2のスイッチ回路は、第2のデータ線と前記第1のトランジスタとの間に接続され、前記第1のスイッチ回路のオフ状態後に、第2の制御信号に応じてオン状態となり、前記第1のトランジスタの導通状態に応じた検知結果を第2のデータ線に出力し、
    前記第1のスイッチ回路は、第2のトランジスタを有し、
    前記第2のトランジスタは、前記第1のノードと、前記第1のデータ線との間に接続され、前記第2のトランジスタの制御端子には前記第1の制御信号が入力され、
    前記第2のスイッチ回路は、第3のトランジスタを有し、
    前記第3のトランジスタは、前記第2のデータ線と、前記第1のトランジスタとの間に接続され、前記第3のトランジスタの制御端子には前記第2の制御信号が入力され、
    前記第1の電圧は、当該ワンタイム・プログラマブルセル回路の周辺回路が備えるロジック回路の電源電圧と実質的に同じか、もしくは、それ以下であり、
    前記第1の電源端子の供給電圧は、接地電圧であり、
    前記アンチヒューズ素子の書き込みデータの検出時には、前記第2のトランジスタのバックゲートは、第1の信号線を通じて、前記第1のデータ線に印加される前記第1の電圧と実質的に同じ電圧が印加され、
    前記アンチヒューズ素子に対してデータを書き込む時には、前記第2のトランジスタのバックゲートは、第1の信号線を通じて、前記第1のデータ線に印加される前記書き込み電圧と実質的に同じ電圧が印加され、
    前記第1の信号線は、前記第1のデータ線とは別に設けられたワンタイム・プログラマブルセル回路。
  5. 前記第1、第2のトランジスタは、データ書き込み時に前記アンチヒューズ素子に印加される、前記ロジック回路の電源電圧より高い書き込み電圧に対する耐圧を有する
    請求項に記載のワンタイム・プログラマブルセル回路。
  6. 前記第1、第2のトランジスタは、マルチオキサイド構造を有するトランジスタである
    請求項に記載のワンタイム・プログラマブルセル回路。
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