以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について説明を行う。
図1に示すように、本実施の形態のパチンコ遊技機100は、内部の遊技領域1a内に遊技球を発射して(弾球して)遊技を行うもので、その前側上半部のガラス板の奥側には、遊技領域1aを構成する遊技盤1が設置されている。
この遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aでは、図示しない発射装置によって発射された遊技球が流下するようになっている。遊技領域1a内には、普図始動ゲート(図示省略)、この普図始動ゲートを遊技球が通過して普図変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示器(図示省略)、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普図変動表示器(図示省略)が設けられている。また、普通変動入賞装置7と、この普通変動入賞装置7に遊技球が入賞して特図の変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数を点灯表示する特図始動記憶表示器(図示省略)、特図の変動表示ゲームを表示する特図変動表示器(図示省略)が設けられている。
また、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aを有し、特図の変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置10、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴9が設けられている。この他、遊技領域1aには、一般入賞口8,8,…、打球方向変換部材としての風車(図示省略)、多数の障害釘(図示省略)などが配設されている。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球が1個流入可能な程度の間隔で閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、図示しない駆動装置(例えばソレノイド)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。この普通変動入賞装置7は、特図の始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7の内部(入賞領域)に備えられた始動口SW(図示省略)によって遊技球を検出することに基づき、特図の変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
また、遊技領域1aの略中央には、特図の変動表示ゲームの表示領域となる略矩形状の表示窓部12を形成するセンターケース11が取り付けられており、表示窓部12の後方には、表示制御装置40が配されている。この表示制御装置40は、表示ゲームを表示画面にて行う表示装置200を備えており、この表示装置200は、液晶表示装置212を備え、表示内容が変化可能な表示部212aがセンターケース11の表示窓部12を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配されている。なお、表示装置200は、液晶表示装置212を備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。なお、センターケース11及び表示制御装置40の詳細な構成については後述する。
そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が特図の始動口を兼ねる普通変動入賞装置7へ進入して始動条件が成立することに基づき、特図変動表示器において特図の変動表示ゲームを実行可能となっている。また、液晶表示装置212にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特図の変動表示ゲームに対応した表示ゲームを実行可能となっている。なお、この表示ゲームは、液晶表示装置212において、複数種類の識別情報を所定時間変動表示させることにより行う。そして、この特図の変動表示ゲームの結果として、特図変動表示器の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して液晶表示装置212の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。
また、例えば、液晶表示装置212の表示部212aを左領域、中領域、右領域の三つに分け、各領域で1〜9までの数字(特図:識別情報)を順次変動表示した後に、三つの各領域の変動表示を順に停止し(例えば、左領域、右領域、中領域の順で停止)、停止図柄として各領域で1つの数字が表示される特図の変動表示ゲームが行われる。また、二つの領域の変動表示を停止し、残りの一つの領域が変動表示しているときに、停止した二つの領域の数字が同じ数字で停止した状態(リーチ状態)になったときには、最後に停止する図柄の停止方法を変化できるようにしている。このようなリーチ状態における変動表示の停止方法の変化(リーチアクション)としては、例えば、通常より変動表示の時間を長くしたり、キャラクタなどを登場させたりするものがある。また、まれに、あるリーチアクションから別のリーチアクションへ発展させたり、通常のリーチアクションとは違ったリーチアクション(いわゆるスペシャルリーチ、プレミアムリーチ)を出現させたりして遊技者の興趣を向上させるようにしている。具体的には、例えば、通常のリーチ状態からスペシャルリーチ等に発展する場合、扉ユニット300の開閉動作によって、液晶表示装置212の表示部212aの右領域を覆うようなリーチアクションを行う。
特別変動入賞装置10は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉10aは、大入賞口ソレノイド(図示省略)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出するためのカウントSW(図示省略)が配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口8,8,…には、一般入賞口8,8,…に入った遊技球を検出するための入賞口SW(図示省略)が配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口8,8,…、普通変動入賞装置7、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出される(払い出される)ようになっている。
図1,2に示すように、遊技領域1aの略中央に配されるセンターケース11は、中央に液晶表示装置212の表示領域を区画する矩形状の表示窓部12を有するとともにその周囲に装飾が施され、遊技盤1に形成された開口1bに前面側から嵌め込まれている。また、図2に示すように、センターケース11の中央であって表示窓部12が形成された部分は、所定の前後幅を有する筒状の空間となっており、この筒状の空間の後端部は、透明な材質からなる保護パネル28によって閉鎖されている。すなわち、センターケース11の中央には、後方に窪んだ凹室16が形成されている。
また、センターケース11の前面から見て右側には、後述する略半円筒形状をなす扉ユニット300を収納する収納部110が構成されている。この収納部110は、扉ユニット300を構成するクリア扉310を保護する上保護壁111及び下保護壁112と、扉ユニット300を構成するクリア扉310及びメッキ扉320が、液晶表示装置212の表示領域を覆わない状態、すなわち、クリア扉310及びメッキ扉320が収納部110に収納されている状態において、センターケース11の前面からクリア扉310及びメッキ扉320が視認できないように隠蔽するための前壁113と、を備えている。
上保護壁111及び下保護壁112は、それぞれ、クリア扉310の上部及び下部に対向する高さ位置に配設され、センターケース11の右側から、クリア扉310の湾曲した外周に沿って、センターケース11の中央後方へ回り込むようにして配設されている。
前壁113は、センターケース11の右側の上保護壁111と下保護壁112との間に配設された平板部材で構成されている。この前壁113は、センターケース11の前面から見た際、液晶表示装置212との前後位置関係において、液晶表示装置212の表示領域に被らない位置に配設されており、扉ユニット300を構成するクリア扉310及びメッキ扉320が、液晶表示装置212の表示領域を覆わない状態にあるとき(図10,11参照)、前壁113の後方にクリア扉310及びメッキ扉320が収納される。前壁113の幅は、センターケース11の前面から、収納されたクリア扉310及びメッキ扉320が視認できないような幅で構成されている。
図2,3に示すように、表示制御装置40は、センターケース11の後方に配設されるようになっている。この表示制御装置40は、遊技盤1の裏面に固定するための取付ベース211と、該取付ベース211に取り付けられた液晶表示装置212と、該液晶表示装置212の後方を覆うカバー部材213とを備える表示装置200と、液晶表示装置212の表示領域の一部(右側領域)を遮蔽する扉ユニット300とを備えている。
取付ベース211は、前方に開口した凹部211aを有し、該凹部211aには、遊技盤1に形成された開口1bに前面側から嵌め込まれて遊技盤1の裏面に延出するセンターケース11の後部を収容可能とされている。この凹部211aの奥側の壁面となる取付ベース211の後壁には、前後に貫通する矩形状の貫通孔211bが形成されている。この貫通孔211bは、取付ベース211の後方に取り付けられる表示装置200の前部がちょうど嵌合可能な大きさとなっている。表示装置200は液晶表示装置212を備え、該液晶表示装置212の表示部212aが前面側に設けられており、貫通孔211bを介して表示部212aが前方に臨むようになっている。また、取付ベース211の裏面には、液晶表示装置212の後方を覆うようにカバー部材213が取り付けられている。
図4〜9に示すように、扉ユニット300は、取付ベース211の前方に開口した凹部211aの右側に配設されている。この扉ユニット300は、その外側に配設された装飾部材(第2装飾部材)としてのクリア扉310と、その内側に配設された装飾部材(第1装飾部材)としてのメッキ扉320と、クリア扉310を駆動する駆動機構としての第1駆動部330と、メッキ扉320を駆動する駆動機構としての第2駆動部340と、クリア扉310及びメッキ扉320の後方からパチンコ遊技機100の前面に光を照射する照射手段としてのLED350と、クリア扉310、メッキ扉320、第1駆動部330、第2駆動部340及びLED350を取り付ける扉ユニットベース360と、を備えている。
クリア扉310は、第2装飾部材として、光半透過性部材で構成され、液晶表示装置212の表示領域の一部である第1領域E1を遮蔽する第1クリア扉311と、第1クリア扉311により遮蔽された第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2を遮蔽する第2クリア扉312と、を備えている。
第1クリア扉311は、液晶表示装置212の表示領域の一部である第1領域E1を遮蔽する第1クリア扉本体311aと、第1駆動部330によって第1クリア扉本体311aを回動させる第1クリア扉回動軸311bと、第1クリア扉本体311aと第1クリア扉回動軸311bとを連結する第1クリア扉連結部311cと、を備えている。
第1クリア扉本体311aは、所定の曲率半径で湾曲した板状の部材で形成されている。具体的には、第1クリア扉本体311aの曲率半径は、上保護壁111及び下保護壁112の湾曲した箇所における曲率半径よりも小さく設計されている。第1クリア扉本体311aの下端左側には、第1クリア扉311が回動した際、第1クリア扉本体311aを液晶表示装置212の表示領域の一部である第1領域E1に対向する位置で制止させるための制止片311a1が延設されているとともに、第1クリア扉本体311aの下部には、矩形状の開口部311a2が設けられ、当該開口部311a2には、後述する扉ユニットベース360を構成する第1底部362aに設けられたガイド壁362a2に当接する車輪311a3が備えられている。
第1クリア扉回動軸311bは、上端に開口311b1を有した有底筒状に形成されており、当該開口311b1は、後述する第1駆動部330の第1駆動モータ331による駆動力を直接受ける第1セクタ歯車333の裏面に形成された取付部(図示省略)に嵌合されるようになっている。また、第1クリア扉回動軸311bの底には、貫通穴311b2が形成されており、後述する第2クリア扉回動軸312bが貫通するようになっている。
第1クリア扉連結部311cは、扇形の平板部材で構成され、当該扇形状の円弧部311c1と、第1クリア扉本体311aの上部背面が連結されるとともに、当該扇形状の2本の弦が交差する交点上に、すなわち、第1クリア扉本体311aの曲率半径の曲率円の中心に、第1クリア扉回動軸311bが連結されて配設されている。また、第1クリア扉連結部311cは、扇形状の円弧の両端を結ぶ線分中央に開口311c2が設けられており、当該開口311c2には、後述する扉ユニットベース360を構成する第1天井部361aに当接する車輪311c3が備えられている。
第2クリア扉312は、第1クリア扉311により遮蔽された第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2を遮蔽する第2クリア扉本体312aと、第1駆動部330によって第2クリア扉本体312aを回動させる第2クリア扉回動軸312bと、第2クリア扉本体312aと第2クリア扉回動軸312bとを連結する第2クリア扉連結部312cと、を備えている。
第2クリア扉本体312aは、所定の曲率半径で湾曲した板状の部材で形成されている。具体的には、第2クリア扉本体312aの曲率半径は、第1クリア扉本体311aにおける曲率半径よりも小さく設計されている。第2クリア扉本体312aの下部には、矩形状の開口部312a1が設けられ、当該開口部312a1には、後述する扉ユニットベース360を構成する第2底部362bの側壁に当接する車輪312a2が備えられている。
第2クリア扉回動軸312bは、第1クリア扉回動軸311bに形成された貫通穴311b2を貫通する棒状の部材で構成され、後述する第1駆動部330の第1駆動モータ331による駆動力を直接受ける第1セクタ歯車333と歯数の異なる第1平歯車335の回動軸に連結するようになっている。
第2クリア扉連結部312cは、扇形の平板部材で構成され、当該扇形状の円弧部312c1と、第2クリア扉本体312aの上部背面が連結されるとともに、当該扇形状の2本の弦が交差する交点上に、すなわち、第2クリア扉本体312aの曲率半径の曲率円の中心に、第2クリア扉回動軸312bが連結されて配設されている。また、第2クリア扉連結部312cは、扇形状の円弧の両端を結ぶ線分中央に開口312c2が設けられており、当該開口312c2には、後述する扉ユニットベース360を構成する第3天井部361cに当接する車輪312c3が備えられている。
メッキ扉320は、第1装飾部材として、光の照射を反射する反射材としての金属性部材で形成され、液晶表示装置212の表示領域の一部である第1領域E1を遮蔽する第1メッキ扉321と、第1メッキ扉321により遮蔽された第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2を遮蔽する第2メッキ扉322と、を備えている。
第1メッキ扉321は、液晶表示装置212の表示領域の一部である第1領域E1を遮蔽する第1メッキ扉本体321aと、第2駆動部340によって第1メッキ扉本体321aを回動させる第1メッキ扉回動軸321bと、第1メッキ扉本体321aと第1メッキ扉回動軸321bとを連結する第1メッキ扉連結部321cと、第2駆動部340による第1メッキ扉本体321aの回動を支持する第1メッキ扉支持部321dと、を備えている。
第1メッキ扉本体321aは、所定の曲率半径で湾曲した板状の部材で形成されている。具体的には、第1メッキ扉本体321aの曲率半径は、第2クリア扉本体312aにおける曲率半径よりも小さく設計されている。第1メッキ扉本体321aは、縦横4×12マスの格子窓321a1,321a1,…が設けられるとともに、第1メッキ扉本体321aの背面には、後述するLED350から照射される光を拡散させる拡散材としての拡散フィルム321a2が備えられており、格子窓321a1,321a1,…を介して、LED350から照射される光が均一に視認できるようになっている。これにより、第1メッキ扉321は、液晶表示装置212の表示領域の一部(第1領域E1)を遮蔽するとともに、光を透過させる透光部としての格子窓321a1,321a1,…を備える装飾部材として機能する。
第1メッキ扉回動軸321bは、下端に開口(図示省略)を有した有底筒状に形成されており、当該開口は、後述する第2駆動部340の第2駆動モータ341による駆動力を直接受ける第2セクタ歯車343の平面部に形成された取付部(図示省略)に嵌合されるようになっている。また、第1メッキ扉回動軸321bの底には、貫通穴321b1が形成されており、後述する第2メッキ扉回動軸322bが貫通するようになっている。
第1メッキ扉連結部321cは、扇形の平板部材で構成され、当該扇形状の円弧部(図示省略)と、第1メッキ扉本体321aの下部背面が連結されるとともに、当該扇形状の2本の弦が交差する交点上に、すなわち、第1メッキ扉本体321aの曲率半径の曲率円の中心に、第1メッキ扉回動軸321bが連結されて配設されている。また、第1メッキ扉連結部321cは、扇形状の円弧の両端を結ぶ線分中央に開口(図示省略)が設けられており、当該開口には、後述する扉ユニットベース360を構成する第2底部362bに当接する車輪(図示省略)が備えられている。
第1メッキ扉支持部321dは、扇形の平板部材で構成され、当該扇形状の2本の弦が交差する交点上に、有底筒部321d1を備えており、後述する扉ユニットベース360を構成する第3天井部361cの裏面に回動自在に嵌合されるようになっている。また、第1メッキ扉支持部321dは、その扇形状の円弧部321d2と、第1メッキ扉本体321aの上部背面が連結されるようになっている。
第2メッキ扉322は、第1メッキ扉321により遮蔽された第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2を遮蔽する第2メッキ扉本体322aと、第2駆動部340によって第2メッキ扉本体322aを回動させる第2メッキ扉回動軸322bと、第2メッキ扉本体322aと第2メッキ扉回動軸322bとを連結する第2メッキ扉連結部322cと、第2駆動部340による第2メッキ扉本体322aの回動を支持する第2メッキ扉支持部322dと、を備えている。
第2メッキ扉本体322aは、所定の曲率半径で湾曲した板状の部材で形成されている。具体的には、第2メッキ扉本体322aの曲率半径は、第1メッキ扉本体321aにおける曲率半径よりも小さく設計されている。第2メッキ扉本体322aは、縦横4×12マスの格子窓322a1,322a1,…が設けられるとともに、第2メッキ扉本体322aの背面には、後述するLED350から照射される光を拡散させる拡散フィルム322a2が備えられており、格子窓322a1,322a1,…を介して、LED350から照射される光が均一に視認できるようになっている。これにより、第2メッキ扉322は、液晶表示装置212の表示領域の一部(第2領域E2)を遮蔽するとともに、光を透過させる透光部としての格子窓322a1,322a1,…を備える装飾部材として機能する。
第2メッキ扉回動軸322bは、第1メッキ扉回動軸321bに形成された貫通穴321b1を貫通する棒状の部材で構成され、後述する第2駆動部340の第2駆動モータ341による駆動力を直接受ける第2セクタ歯車343と歯数の異なる第2平歯車345の回動軸に連結するようになっている。
第2メッキ扉連結部322cは、扇形の平板部材で構成され、当該扇形状の円弧部(図示省略)と、第2メッキ扉本体322aの下部背面が連結されるとともに、当該扇形状の2本の弦が交差する交点上に、すなわち、第2メッキ扉本体322aの曲率半径の曲率円の中心に、第2メッキ扉回動軸322bが連結されて配設されている。また、第2メッキ扉連結部322cは、扇形状の円弧の両端を結ぶ線分中央に開口(図示省略)が設けられており、当該開口には、後述する扉ユニットベース360を構成する第3底部362cに当接する車輪(図示省略)が備えられている。
第2メッキ扉支持部322dは、扇形の平板部材で構成され、当該扇形状の2本の弦が交差する交点上に、有底筒部322d1を備えており、第1メッキ扉支持部321dの有底筒部321d1の裏面に回動自在に嵌合されるようになっている。また、第2メッキ扉支持部322dは、その扇形状の円弧部322d2と、第2メッキ扉本体322aの上部背面が連結されるようになっている。
第1駆動部330は、クリア扉310を、液晶表示装置212の表示領域を覆う第1状態と、液晶表示装置212を覆わない第2状態と、に変換可能な駆動機構として機能するものであり、駆動力を発生させるための第1駆動モータ331と、第1駆動モータ331のモータ軸(図示省略)に固定された第1駆動歯車332と、この第1駆動歯車332に噛み合う扇形状の第1セクタ歯車333と、この第1セクタ歯車333と噛み合う第1二段歯車334と、この第1二段歯車334と噛み合う第1平歯車335と、を備えている。
第1駆動モータ331は、後述する扉ユニットベース360を構成する第1天井部361aの表面上にスペーサ361a1を介してモータ軸が下向きとなるように配設されている。そして、このモータ軸に固定された第1駆動歯車332は、第1天井部361aの表面上に配設された第1セクタ歯車333と噛み合うように配設されている。
第1セクタ歯車333は、扇形状をなしたセクタ歯車(扇形歯車)で、第1セクタ歯車333の裏面、すなわち、第1天井部361aの表面と対向する面には、第1クリア扉回動軸311bの開口311b1に嵌合する取付部(図示省略)が備えられている。そして、第1セクタ歯車333は、第1天井部361aに設けられた貫通穴361a2を介して、第1クリア扉回動軸311bと連結されている。また、第1セクタ歯車333の回動軸中心に貫通穴(図示省略)が形成されており、後述する第2クリア扉回動軸312bが貫通するようになっている。
第1二段歯車334は、回動軸を共通とし、外径の異なる2枚の平歯車を重ねた歯車である。具体的には、この第1二段歯車334のうちの下段の歯車334aは、上段の歯車334bよりも、外径が小さい。そして、この下段の歯車334aは、第1セクタ歯車333に噛み合い、上段の歯車334bは、第1平歯車335に噛み合うように構成されている。
第1平歯車335は、第1セクタ歯車333の上方に、第1セクタ歯車333の貫通穴を介して挿通された第2クリア扉回動軸312bに連結されるとともに、第1二段歯車334のうちの上段の歯車334bに噛み合うように配設されている。
第2駆動部340は、メッキ扉320を、液晶表示装置212の表示領域を覆う第1状態と、液晶表示装置212を覆わない第2状態と、に変換可能な駆動機構として機能するものであり、駆動力を発生させるための第2駆動モータ341と、第2駆動モータ341のモータ軸(図示省略)に固定された第2駆動歯車342と、この第2駆動歯車342に噛み合う扇形状の第2セクタ歯車343と、この第2セクタ歯車343と噛み合う第2二段歯車344と、この第2二段歯車344と噛み合う第2平歯車345と、を備えている。
第2駆動モータ341は、後述する扉ユニットベース360を構成する第1底部362aの凹部362a1に配設され、モータ軸が上向きとなるように配設されている。そして、このモータ軸に固定された第2駆動歯車342は、第1底部362aの表面上に配設された第2セクタ歯車343と噛み合うように配設されている。
第2セクタ歯車343は、扇形状をなしたセクタ歯車(扇形歯車)で、第2セクタ歯車343の表面、すなわち、第2底部362bの裏面と対向する面には、第1メッキ扉回動軸321bの開口に嵌合する取付部(図示省略)が備えられている。そして、第2セクタ歯車343は、第2底部362bに設けられた貫通穴362b1を介して、第1メッキ扉回動軸321bと連結されている。また、第2セクタ歯車343の回動軸中心に貫通穴(図示省略)が形成されており、後述する第2メッキ扉回動軸322bが貫通するようになっている。
第2二段歯車344は、回動軸を共通とし、外径の異なる2枚の平歯車を重ねた歯車である。具体的には、この第2二段歯車344のうち上段の歯車344aは、下段の歯車344bよりも、外径が小さい。そして、この上段の歯車344aは、第2セクタ歯車343に噛み合い、下段の歯車344bは、第2平歯車345に噛み合うように構成されている。
第2平歯車345は、第2セクタ歯車343の下方に、第2セクタ歯車343の貫通穴を介して挿通された第2メッキ扉回動軸322bに連結されるとともに、第2二段歯車344のうちの下段の歯車344bに噛み合うように配設されている。
扉ユニットベース360は、第1駆動部330を配設する天井部361と、第2駆動部340を配設する底部362と、天井部361と底部362との間に空間を形成するための取付ベース部363と、を備えている。
天井部361は、それぞれ平面視略半円形状をなした、第1天井部361aと、第1天井部361aの下方に配設された第2天井部361bと、第2天井部361bの下方に配設された第3天井部361cと、を備えている。
第1天井部361aは、その表面上に、第1駆動モータ331を固定するためのスペーサ361a1,361a1,…と、第1クリア扉回動軸311bを挿通するための貫通穴361a2と、第1二段歯車334を回動させる回動軸361a3と、第1駆動部330を覆うカバー(図示省略)を取り付けるためのボス361a4,361a4,…等を備えている。また、第1天井部361aの円弧形状の縁部には、第1クリア扉311の上部を保護する第1天井保護壁361a5が当該縁部から下方に垂設されている。なお、第1天井保護壁361a5は、第1クリア扉311の可動範囲に対応する範囲で配設されている。
第2天井部361bは、その表面上に、有底筒状に形成された第1クリア扉回動軸311bを配設するための円形リブ361b1と、第2クリア扉回動軸312bを挿通するための貫通穴361b2と、第1クリア扉311が回動する際、第1クリア扉連結部311cの回動をガイドする第1ガイドリブ361b3と、第1クリア扉311の回動を制止する起立片361b4と、第1天井部361aと第2天井部361bとの間に、第1クリア扉連結部311cを配設するためのスペースを設けて固定するためのボス361b5,361b5,…とを備えている。なお、当該ボス361b5のうち、第1ガイドリブ361b3上に配設されたボス361b5は、第1クリア扉連結部311cの回動を制止する機能をも有する。
第3天井部361cは、その表面上に、第2クリア扉回動軸312bを挿通するための貫通穴361c1と、第2クリア扉312が回動する際、第2クリア扉連結部312cの回動をガイドする第2ガイドリブ361c2と、第2天井部361bと第3天井部361cとの間に、第2クリア扉連結部312cを配設するためのスペースを設けて固定するためのボス361c3,361c3とを備えている。なお、当該ボス361c3,361c3は、第2ガイドリブ361c2上に配設されており、第2クリア扉連結部312cの回動を制止する機能をも有する。
底部362は、それぞれ平面視略半円形状をなした、第1底部362aと、第1底部362aの上方に配設された第2底部362bと、第2底部362bの上方に配設された第3底部362cと、を備えている。
第1底部362aは、その表面上に、第2駆動モータ341を配設するための凹部362a1と、第1クリア扉311の回動をガイドするとともに、第1クリア扉311の下部を保護するガイド壁362a2と、を備えている。このガイド壁362a2は、第1クリア扉311の可動範囲を囲うようにして立設されており、ガイド壁362a2の内壁に車輪311a3が当接するようになっている。また、第1底部362aには、第1底部362aと第2底部362bとの間に一定のスペースを設けて固定するための取付穴362a3,362a3を備えている。
第2底部362bは、その表面上に、有底筒状に形成された第1メッキ扉回動軸321bを配設するための貫通穴362b1と、第1メッキ扉321を載置するための第1ステージ部362b2と、を備えている。また、第2底部362bは、その裏面には、第1底部362aに配設された取付穴362a3に対向する位置に突起部362b3,362b3が配設されており、それぞれの取付穴362a3に突起部362b3が、一定のスペースを設けて、嵌合するようになっている。
第3底部362cは、その表面上に、第2メッキ扉回動軸322bを挿通するための貫通穴362c1と、第2メッキ扉322を載置するための第2ステージ部362c2と、を備えるとともに、その裏面には、第2底部362bと第3底部362cとの間に、第1メッキ扉連結部321cを配設するためのスペースを設けて固定するとともに、第1メッキ扉連結部321cの回動を制止するための扇形のスペーサ362c3と、第2底部362bと第3底部362cとを固定するためのボス362c4と、を備えている。なお、当該ボス362c4は、第3底部362c裏面の円弧上に配設されており、第1メッキ扉連結部321cの回動を制止する機能をも有する。
取付ベース部363は、天井部361を固定する天井固定部363aと、底部362を固定する底部固定部363bと、天井固定部363aと底部固定部363bとを連接する柱部363cと、天井部361をカバーする天井カバー部363dと、底部362をカバーする底カバー部363eと、を備えている。
天井固定部363aは、略矩形の平板部材で構成され、天井部361の背面を固定するための固定部(図示省略)によって、天井部361を固定することができるようになっている。また、同様に、底部固定部363bも、略矩形の平板部材で構成され、底部362の背面を固定するための固定部(図示省略)によって、底部362を固定することができるようになっている。
柱部363cは、天井固定部363aと底部固定部363bとを連接する平板部材で構成されており、扉ユニットベース360の前面からみて右側に配設されている。また、柱部363cの平面上には、照射手段としてのLED350が配設されている。これにより、LED350は、クリア扉310及び/又はメッキ扉320によって液晶表示装置212の表示領域を覆った状態において、扉ユニットベース360の背面に配設される液晶表示装置212とクリア扉310及び/又はメッキ扉320とにより形成される空間部に配設されたこととなり、LED350は、当該空間部に光を照射する照射手段として機能する。
天井カバー部363dは、平面視略半円形状をなした平板部材で構成され、第3天井部361cの下方に配設されている。この天井カバー部363dは、その右側に起立片363d1を備えており、柱部363cの上部に固定されるようになっている。
底カバー部363eは、天井カバー部363dと同様に、平面視略半円形状をなした平板部材で構成され、第3底部362cの上方に配設されている。この底カバー部363eは、その右側に起立片363e1を備えており、柱部363cの下部に固定されるようになっている。
次に、クリア扉310及びメッキ扉320の開閉動作について説明する。
通常、例えば、変動表示ゲームが行われていない場合等は、図10,11に示すように、クリア扉310及びメッキ扉320は、クリア扉310及びメッキ扉320が閉じた状態、すなわち、液晶表示装置212の表示領域を覆わない状態(第2状態)にある。このとき、第1クリア扉311及び第2クリア扉312並びに第1メッキ扉321及び第2メッキ扉322は、互いに、収納部110に重なり合うように収納されている。
そして、図12,13に示すように、変動表示ゲームが開始され、例えば、通常のリーチ状態からスペシャルリーチに発展した場合、第2駆動部340を駆動する。このとき、メッキ扉320のうち、回動速度の違いから、まず、第2メッキ扉322が回動し、液晶表示装置212の一部である第1領域E1を遮蔽する。このとき、第3底部362cには、第2メッキ扉322の位置が第1領域E1に達したことを検知する近接スイッチ(図示省略)が備えられており、かかる近接スイッチにより、第2メッキ扉322を第1領域E1で制止させることができる。また、スペシャルリーチでも大当りの確率が高いリーチパターンの場合には、さらに、第2駆動部340を駆動して、第1メッキ扉321及び第2メッキ扉321を回動させ、第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2をも遮蔽する。
また、変動表示ゲームが開始され、通常のリーチ状態からスペシャルリーチに発展した場合、メッキ扉320ではなく、クリア扉310を開いても良い。具体的には、図14,15に示すように、第1駆動部330を駆動して、クリア扉310のうち、回動速度の違いから、まず、第2クリア扉312が回動し、液晶表示装置212の一部である第1領域E1を遮蔽する。このとき、第3天井部361cには、第2クリア扉312の位置が第1領域E1に達したことを検知する近接スイッチ(図示省略)が備えられており、かかる近接スイッチにより、第2クリア扉312を第1領域E1で制止させることができる。また、スペシャルリーチでも大当りの確率が高いリーチパターンの場合には、さらに、第1駆動部330を駆動して、第1クリア扉311及び第2クリア扉312を回動させ、第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2をも遮蔽する。そして、このとき、例えば、図16に示すように、LED350によって光を照射した場合、クリア扉310の光半透過の性質により、当該クリア扉310によって、光が反射される。より具体的には、第1クリア扉311及び第2クリア扉312は、それぞれ、所定の曲率半径で湾曲した板部材で構成、すなわち、その裏面が凹型曲面形状となっているので、LED350によって照射された光は、クリア扉310(第1クリア扉311及び第2クリア扉312)の裏面で反射し、液晶表示装置212の前面に集光する。
また、図17,18に示すように、通常のリーチ状態から大当りの確率が高いスペシャルリーチに発展し、第1メッキ扉321及び第2メッキ扉322によって、第1領域E1及び第2領域E2が遮蔽されている状態において、さらに、大当りの確率が高いプレミアムリーチに発展した場合には、第1駆動部330を駆動して、クリア扉310のうち、回動速度の違いから、まず、第2クリア扉312が回動し、液晶表示装置212の一部である第1領域E1を遮蔽する。このとき、第3天井部361cには、第2クリア扉312の位置が第1領域E1に達したことを検知する近接スイッチ(図示省略)が備えられており、かかる近接スイッチにより、第2クリア扉312を第1領域E1で制止させることができる。また、スペシャルリーチでも大当りの確率が高いリーチパターンの場合には、さらに、第1駆動部330を駆動して、第1クリア扉311及び第2クリア扉312を回動させ、第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2をも遮蔽する。そして、このとき、例えば、図19に示すように、LED350によって光を照射した場合、クリア扉310の光半透過の性質、及び、反射材としてのメッキ扉320により、メッキ扉320のうち、格子窓321a1及び格子窓322a1から出た光は、クリア扉310で反射され、この反射された光は、その後、メッキ扉320のうち、反射材で構成された部分で反射した後、クリア扉310から出てくる。
このように、本発明の実施形態におけるパチンコ遊技機100によれば、クリア扉310及び/又はメッキ扉320による演出を行う場合には、液晶表示装置212の表示領域を覆う第1状態に変換して演出表示を行い、クリア扉310及び/又はメッキ扉320による演出を行わない場合には、液晶表示装置212の表示領域を覆わない第2状態に変換することができるので、液晶表示装置212を大型化した場合でも、クリア扉310及び/又はメッキ扉320による演出を有効に行うことができるとともに、液晶表示装置212による演出表示と、クリア扉310及び/又はメッキ扉320による演出とによって、意外性のある演出表示を行い、従来にない斬新な演出を実現することができる。
また、特に、LED350が、クリア扉310及びメッキ扉320と液晶表示装置212との間に形成された空間部に配置されるので、クリア扉310及び/又はメッキ扉320による演出を行う場合には、LED350によって、当該空間部からクリア扉310及び/又はメッキ扉320の裏面に光が照射されることとなり、より一層、意外性のある演出表示を行い、従来にない斬新な演出を実現することができる。
また、メッキ扉320のうち拡散材で構成された部分は、LED350により照射された光によって発光するとともに、液晶表示装置212により照射された光によっても発光するので、LED350により照射された光、及び、液晶表示装置212により照射された光が同系色で照射された光である場合には、その光量を強くする効果を得ることができ、その各々が色相の違う色で照射された光の場合には、光の混色により、液晶表示装置212単体で表示した色よりも光量の強い混合色で演出することができる。
従って、液晶表示装置212による演出表示とメッキ扉320による演出とによる意外性のある演出表示によって、装飾性を向上させ、従来にない斬新な演出を実現することができる。
また、メッキ扉320のうち拡散材で構成された部分以外は、光を反射可能な反射材で構成されているので、LED350により照射された光、及び、液晶表示装置212により照射された光のうち、当該反射材で反射された光は、その後、液晶表示装置212の表面で反射し、拡散材で構成された部分を通るので、拡散材で構成された部分において発光する光量は増加し、装飾性をより向上させることができる。
また、クリア扉310によって、光を、反射可能であるとともに、透過可能であるので、当該クリア扉310によって覆われた液晶表示装置212の一部を視認可能であるとともに、LED350が照射した光は、クリア扉310で反射し、その後、液晶表示装置212の前面で反射し、遊技者の目に到達するので、あたかも、当該液晶表示装置212の一部を照射する照射手段があるかのような錯覚を生じさせることが可能となり、装飾性を向上させることができる。
また、クリア扉310及びメッキ扉320の裏面を凹型曲面形状で構成することによって、LED350が発した光は、クリア扉310及びメッキ扉320の裏面で反射し、その光を液晶表示装置212の前面に集光することができるので、あたかも、当該液晶表示装置212の一部を照射する照射手段があるかのような錯覚をより効果的に生じさせることが可能となり、装飾性を向上させることができる。
また、クリア扉310及びメッキ扉320による演出を行う場合、メッキ扉320の前面にクリア扉310を配設したので、メッキ扉320のうち、拡散材で構成された部分から出た光は、クリア扉310で反射され、この反射された光は、その後、メッキ扉320のうち、反射材で構成された部分で反射した後、クリア扉310から出てくる。
従って、このように、クリア扉310及びメッキ扉320の間で反射を繰り返し出てくる光もあれば、クリア扉310及びメッキ扉320を直接通過して出てくる光もあり、装飾部材による演出効果を好適に向上させることができる。
なお、本発明のパチンコ遊技機100は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施例においては、クリア扉310及び/又はメッキ扉320によって、液晶表示装置212の表示領域の一部を遮蔽する設計としたが、これに限らず、当該表示領域の全てを遮蔽する設計であっても良い。
また、第2クリア扉312及び/又は第2メッキ扉322によって、第1領域E1以外の表示領域の一部である第2領域E2を遮蔽する設計としたが、これに限らず、第1領域E1以外の表示領域の全部を遮蔽する設計であっても良い。