JP5299656B1 - 熱エネルギー回収システム、熱エネルギー回収方法及びこれを利用した次世代太陽熱発電システム - Google Patents

熱エネルギー回収システム、熱エネルギー回収方法及びこれを利用した次世代太陽熱発電システム Download PDF

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Abstract

【課題】熱源から供給された熱エネルギーの回収量を増強するとともに熱エネルギーの変動が大きい場合であっても常に安定した発電出力を得ることが可能な熱エネルギー回収システム、熱エネルギー回収方法及びこれを利用した次世代太陽熱発電システムを提供するものである。
【解決手段】 臨界圧未満の作動流体を加圧して高圧作動流体を生成する加圧ポンプ27と、熱エネルギーを利用して前記高圧作動流体を加熱して高温高圧作動流体を生成する熱利用加熱器と、所定周期のパルス電力を供給するパルス電源28と、前記パルス電力に応答して通電して発熱することにより前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つから高温超臨界流体を生成する電気式超臨界流体発生器42と、前記高温超臨界流体を膨張させて機械エネルギーに変換する回転式流体機械40と、前記回転式流体機械により駆動されて発電電力を出力する発電機GEと、前記発電電力の一部を蓄電する蓄電システム20とを備え、前記パルス電源が前記蓄電電力を利用して前記パルス電力を生成し、前記パルス電力を前記回転式流体機械の運転中に継続的に前記電気式超臨界流体発生器に供給するようにした熱エネルギー回収システム、熱エネルギー回収方法及びこれを利用した次世代太陽熱発電システムを得る。
【選択図】図1

Description

本発明は熱エネルギー回収システム、熱エネルギー回収方法及びこれを利用した太陽熱発電システムに関し、特に、熱エネルギー回収量の増強と安定した発電出力を供給可能な熱エネルギー回収システム、熱エネルギー回収方法及びこれを利用した次世代太陽熱発電システムに関する。
近年、大気汚染や地球温暖化問題が深刻化し、その有効な対策として、熱エネルギーの有効利用に注目が集まっている。熱エネルギーの代表的なものとしては温泉や地熱の中低温エネルギー、各種工場や各種設備の排熱エネルギー、風力から得た熱エネルギー、バイオマス熱エネルギー及び太陽熱エネルギー等が挙げられる。これら熱エネルギーの有効利用を図るためには、熱エネルギーを効率的に回収して発電量の増強と安定した発電出力を得ることが重要な課題となっている。また、これら熱エネルギーの中で、とくに、太陽熱エネルギーは天候不順や昼夜における熱エネルギーの変動が大きいため、これら外部要因に左右されない太陽熱発電システムの出現が望まれていた。
特許文献1には、太陽熱エネルギーと風力エネルギーを利用した太陽エネルギー及び風力エネルギー変換装置(発電装置)が提案されている。
特許文献2には、地熱等の中低温熱源の熱エネルギーを回収して作動流体から蒸気を発生させ、これをタービンで膨張させることにより動力に変換するようにした中低温熱エネルギー動力回収システムが提案されている。
特許文献3及び特許文献4には、太陽熱エネルギー回収システムにガスタービン発電装置を統合して夜間や天候不順時に安定した電力を供給できるようにした太陽熱複合発電システムが提案されている。
特許文献5には、ガスタービン発電装置の排熱エネルギーを回収して液相作動流体から高圧ガスを生成して、これをタービンにて膨張させることで交流発電機を駆動することにより電気エネルギーとして回収するようにしたエネルギー回収システムが提案されている。
米国特許第7964981号 米国特許第6769256号 米国特許第5806317号 米国特許第8087246号 米国特許公開公報第2007/0007771号
ところで、特許文献1の太陽エネルギー及び風力エネルギー変換装置では、集熱器を介して得られた太陽熱エネルギーで伝熱媒体を400℃に加熱して複数のスターリングエンジンスタックを駆動し、こうして得られた機械エネルギーをメインドライブシャフトを介して風力タービンの回転軸に補助エネルギーとして伝達している。そして、風力タービンの回転軸によって発電機を駆動し、その発電出力をバッテリパックに蓄電している。この構造では、スターリングエンジンと風力タービンの回転軸との連結機構が複雑であるばかりでなく、その連結機構の部品点数が多いため、太陽エネルギー及び風力エネルギー変換装置の生産コスト並びに設置コストが著しく高いものとなり、広く普及させることが困難であった。また、天候不順や夜間において再生可能エネルギー密度が少ないときには、実用的な発電出力が得られなかった。
特許文献2で提案された中低温熱エネルギー動力回収システムでは、中低温の熱エネルギーを回収するために多数の熱交換器と配管類を必要としていた。熱交換器自体は構造的に大型であり、大きな設置スペースも必要としていたため、太陽熱利用システムの設置面積の削減と低価格化を実現することが困難であった。
特許文献3及び特許文献4で開示された太陽熱複合発電システムでは、ガスタービン発電装置で発電電力を得るだけでなく、ガスタービン発電装置の排熱エネルギーを回収して太陽熱エネルギーの変動を補正している。然しながら、これら発電システムでは再生可能エネルギーの有効利用による温暖化ガスの排出削減という本来の目的を維持することは困難であった。
特許文献5で開示されたエネルギー回収システムでは、タービンハウジングとタービンブレード間の空隙が大きい。そのため、未利用の高速作動流体がタービンブレード間の空隙から流出し、タービン流量当たりの出力及び熱効率を改善することができなかった。また、膨張ガスは排熱回収熱交換器で一時冷却された後、さらに、貯水器の冷却水で冷却するものであったが、この方式では、膨張ガスはほぼ大気温度程度までしか冷却できなかった。そのため、膨張ガスの圧力を十分に低下させることができなく、大きなエネルギー回収量を得ることができなかった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、再生可能エネルギーの回収量を増強するとともに再生可能エネルギーの変動が大きい場合であっても常に安定した発電出力を得ることが可能であり、地球環境対策に優れた熱エネルギー回収システム、熱エネルギー回収方法及びこれを利用した次世代太陽熱発電システムを提供することを目的とする。
第1発明によれば、熱エネルギー回収システムが、臨界圧未満の作動流体を加圧して高圧作動流体を生成する加圧ポンプと、熱源の熱エネルギーを利用して前記高圧作動流体を加熱して高温高圧作動流体を生成する熱利用加熱器と、所定周期のパルス電力を供給するパルス電源と、前記パルス電力に応答して通電して発熱することにより前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つから高温超臨界流体を生成する電気式超臨界流体発生器と、前記高温超臨界流体を膨張させて機械エネルギーに変換するロータリピストン本体と前記ロータリピストン本体を回転可能に支持していて前記加圧ポンプに前記機械エネルギーの一部を伝達する出力軸とを備えた回転式流体機械と、前記回転式流体機械により駆動されて発電電力を出力する発電機と、前記発電電力の一部を蓄電する蓄電システムとを備え、前記パルス電源が前記蓄電電力を利用して前記パルス電力を生成し、前記パルス電力を前記回転式流体機械の運転中に継続的に前記電気式超臨界流体発生器に供給することを特徴とする。
この構成によれば、熱エネルギー回収システムにおいて、加圧ポンプが回転式流体機械の出力軸により直接、駆動されて、臨界圧未満の作動流体から高圧作動流体を生成する。この高圧作動流体は再生可能エネルギーとしての熱エネルギーを利用して熱利用加熱器で加熱されて高温高圧作動流体となる。この高温高圧作動流体及び高圧作動流体の少なくとも1つは電気式超臨界流体発生器において、パルス電力に応答して、例えば、1000〜1,500℃の高温領域に加熱されて高温超臨界流体となる。従って、再生可能エネルギーに大きな変動が生じて高温高圧作動流体の加熱温度が著しく低下した場合或いは低温熱源の熱エネルギーが期待値よりも低い場合であっても、電気式超臨界流体発生器によって高温高圧作動流体又は高圧作動流体から常に高温超臨界流体が生成される。従って、回転式流体機械には常に高温超臨界流体が供給されて膨張し、機械エネルギーとしてのトルクに変換されて発電機を駆動する。発電機の発電電力の一部は蓄電システムに蓄電され、パルス電源に蓄電電力が供給される。このため、パルス電源はパルス電力を回転式流体機械の運転中に継続的に電気式超臨界流体発生器に供給することが可能となる。このように、再生可能エネルギーの変動時に熱エネルギーが著しく低下した場合にも、蓄電システムを利用したパルス電源と電気式超臨界流体発生器の存在によって、再生可能エネルギーの回収量が増強されて回転式流体機械の運転が安定化し、発電機からは常に安定した発電出力が得られる。しかも、熱エネルギー回収システムは部品点数が少なく、構造もコンパクトであり、大幅なコストダウンと設置スペースの大幅な削減が可能となる。また、化石燃料は一切消費されず、排ガスも排出さないため、大気汚染防止と地球温暖化防止に優れた効果をもたらす。
好ましくは、前記熱エネルギーが太陽熱エネルギー、風力エネルギー、中低温地熱エネルギー、バイオマス熱エネルギーおよび排熱エネルギーの少なくとも1つを含み、さらに、前記加圧ポンプと、前記熱利用加熱器と、前記電気式超臨界流体発生器と、前記回転式流体機械とが配置されていて前記作動流体が循環する超臨界動力サイクルと、前記機械エネルギーの一部により駆動されて冷媒から冷熱を発生させる冷凍サイクルとを備え、前記超臨界動力サイクルが前記冷熱を利用して前記回転式流体機械の低温低圧膨張ガスを冷却して前記臨界圧未満の作動流体を再生して前記超臨界動力サイクルに循環させる膨張ガス冷却器を備えることを特徴とする熱エネルギー回収システムが、さらに、前記加圧ポンプと、前記熱利用加熱器と、前記電気式超臨界流体発生器と、前記回転式流体機械とが配置されていて前記作動流体が循環する超臨界動力サイクルと、前記機械エネルギーの一部により駆動されて冷媒から冷熱を発生させる冷凍サイクルとを備え、前記超臨界動力サイクルが前記冷熱を利用して前記回転式流体機械の低温低圧膨張ガスを冷却して前記臨界圧未満の作動流体を再生して前記超臨界動力サイクルに循環させる膨張ガス冷却器を備えることを特徴とする
この構成によれば、再生可能エネルギーが太陽熱エネルギー、風力エネルギー、中低温熱エネルギー、バイオマス熱エネルギーの少なくとも1つにおいて、超臨界動力サイクルと冷凍サイクルとを組み合わせる。このことによって、回転式流体機械の低温低圧膨張ガスの圧力を極めて低圧にまで低下させることで回転式流体機械の性能を向上させ、回転式流体機械の運転効率、ひいては、発電機の発電出力を増強させることができ、熱エネルギー回収効率を飛躍的に向上させることができる。
好ましくは、熱エネルギー回収システムは、さらに、前記加圧ポンプと前記電気式超臨界流体発生器との間に配置されていて前記高圧作動流体の脈動を抑制するバッファアキュムレータと、前記バッファアキュムレータから前記高圧作動流体を前記回転式流体機械の膨張行程のほぼ全期間中に前記電気式超臨界流体発生器に供給することにより前記回転式流体機械に前記高温超臨界流体を継続的に供給する電磁弁とをさらに備え、前記バッファアキュムレータと前記電気式超臨界流体発生器とが前記回転式流体機械のスタータとして機能することを特徴とする。
この構成によれば、バッファアキュムレータに高圧作動流体を蓄圧するため、熱利用加熱器に供給される高圧作動流体の脈動が抑制されて、結果的には、回転式流体機械の回転ムラが防止され、発電機の発電出力が安定する。また、バッファアキュムレータはエンジンスタータとしての機能を併せ持ち、エンジン始動時には、電気式超臨界流体発生器を始動して、バッファアキュムレータから高圧作動流体を熱利用加熱器を介して又は直接、電気式超臨界流体発生器に供給してやれば、瞬時にエンジン起動用の高温超臨界流体を発生させて回転式流体機械の始動を円滑に行うことができる。
好ましくは、前記蓄電システムが、前記発電電力の一部を充電電力として供給する充電器と、前記充電電力を充電する第1及び第2蓄電装置と、前記充電器と前記第1及び第2蓄電装置との間に配置されていて前記第1及び第2蓄電装置を交互に前記充電器に接続する切替制御器と、を含み、前記切替制御器が、前記切替制御器が、前記第1及び第2蓄電装置の一方から前記パルス電源に出力電力が供給されている間に前記第1及び第2蓄電装置の他方を前記充電器により充電するように制御することを特徴とする。
この構成によれば、発電機の発電電力の一部は、蓄電システムに充電し、蓄電システムからパルス電源に蓄電電力を継続的に供給する。蓄電システムは第1、第2蓄電装置を備えていて、第1、第2蓄電装置のSOC値に基づいて発電機の発電電力の一部を充電器を介して第1、第2蓄電装置に充電する。そのため、第1、第2蓄電装置の一方からパルス電源に電力が供給されている間に第1、第2蓄電装置の他方が充電されることになる。この結果、パルス電源には長期に亘って蓄電システムから電力が供給され、パルス電源からは電気式超臨界流体発生器にパルス電力が継続的に供給される。そのため、電気式超臨界流体発生器では、長期に亘って、このパルス電力に応答して高温超臨界流体を継続的に発生することが可能となり、再生可能エネルギーの熱エネルギーの変動時においても常に安定した発電出力が得られる。
好ましくは、熱エネルギー回収システムにおいて、前記冷凍サイクルがCO2冷媒を前記冷媒として循環させる超臨界冷凍サイクルを備え、前記超臨界冷凍サイクルが前記機械エネルギーの一部を利用して駆動されて前記CO2冷媒を超臨界圧まで圧縮して超臨界冷媒を生成するCO2冷媒圧縮機と、前記超臨界冷媒を冷却して低温冷媒を生成する放熱器と、前記低温冷媒を減圧する圧力制御弁と、前記減圧された低温低圧冷媒を蒸発させて前記冷熱を発生させるとともに前記低温低圧冷媒を前記冷媒圧縮機に循環させる蒸発器とを備え、前記加圧ポンプが前記CO2冷媒圧縮機を備えた複合型回転流体機械を備えることを特徴とする。
この構成によれば、前記冷凍サイクルがCO2冷媒を前記冷媒として循環させる超臨界冷凍サイクル回路を備え、前記超臨界冷凍サイクル回路が前記機械エネルギーの一部を利用して駆動されて前記CO2冷媒を超臨界圧まで圧縮して超臨界冷媒を生成するCO2冷媒圧縮機を備えるため、超臨界冷凍サイクル回路の部品点数の増大を抑制しながら小型高性能化と低コスト化の実現が可能となる。しかも、安全性の高いCO2超臨界冷媒を介して冷熱を発生させているため、熱エネルギー回収システムの安全性と信頼性が一層、高くなる。また、放熱器は熱交換器と冷却ファンとの組み合わせにより構成することができるため、水資源の乏しい場所でも冷却水の使用を不要とし、砂漠やビルの屋上等、設置場所を選ばない。
好ましくは、熱エネルギー回収システムにおいて、前記電気式超臨界流体発生器が、リアクタケーシングと、前記リアクタケーシングに形成されていて前記加圧ポンプと前記熱利用加熱器に接続されるインレットと前記回転式流体機械に接続されたアウトレットとを有する加熱室と、前記パルス電源に接続されていて前記加熱室に露出する複数の対抗電極と、前記加熱室内において前記対抗電極の間に介在していて前記パルス電力に応答して通電することによりに発熱して前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つから前記高温超臨界流体を生成する複数の導電性高融点発熱体とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、電気式超臨界流体発生器が極めてコンパクトな構造で部品点数も少なく、低コスト化に貢献する。また、発熱体はパルス電力に応答して通電・発熱するため、瞬時に昇温するため、熱エネルギー回収システムの指導時の待機時間の大幅な削減が可能となり、運転の信頼性が高まる。
第2発明によれば、熱エネルギー回収方法において、加圧ポンプにより臨界圧未満の作動流体を加圧して高圧作動流体を生成し、熱源の熱エネルギーを利用して前記高圧作動流体を加熱して高温高圧作動流体を生成し、電気式超臨界流体発生器にパルス電源から所定周期のパルス電力を供給して通電することにより高温度領域に発熱させ、前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つを電気式超臨界流体発生器に供給して高温超臨界流体を生成し、前記高温超臨界流体を回転式流体機械で膨張させることにより機械エネルギーに変換するとともに前記機械エネルギーの一部を前記加圧ポンプに伝達し、前記回転式流体機械により発電機を駆動して発電電力を出力させ、前記発電電力の一部を蓄電システムに蓄電し、前記蓄電電力を利用して前記パルス電源が前記パルス電力を生成し、前記パルス電力を前記回転式流体機械の運転中に継続的に前記電気式超臨界流体発生器に供給することを特徴とする。
この構成によれば、再生可能エネルギーとしての再生可能エネルギーとしての熱エネルギーを利用して高圧作動流体を加熱して高温高圧作動流体を生成しているが、熱エネルギーに大幅な低下があっても、高温高圧作動流体が電気式超臨界流体発生器で1000〜1500℃に加熱されて高温超臨界流体を生成する。従って、再生可能エネルギーに変動が生じても、常に高温超臨界流体が回転式流体機械に供給されて膨張することにより、熱エネルギーを効率よく機械エネルギーに変換して発電機を駆動することが可能となる。このため、発電機からは安定した発電電力を出力させることが可能となる。一方、発電電力の一部を蓄電システムに蓄電し、蓄電電力を利用してパルス電源がパルス電力を生成し、このパルス電力を回転式流体機械の運転中に継続的に電気式超臨界流体発生器に供給しているため、化石燃料の燃焼或いは外部電源からの電力の供給を受けることなく、再生可能エネルギーを効率よく回収して安定した発電電力を供給することができる。
第3発明によれば、次世代太陽熱発電システムが、臨界圧未満の作動流体を加圧して高圧作動流体を生成する加圧ポンプと、太陽エネルギーを集熱して前記高圧作動流体を加熱することにより高温高圧作動流体を生成する太陽熱集熱器と、所定周期のパルス電力を供給するパルス電源と、前記パルス電力に応答して通電することにより前記作動流体の臨界温度範囲にまで昇温して前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つから高温超臨界流体を生成する電気式超臨界流体発生器と、前記高温超臨界流体を膨張させて機械エネルギーに変換するロータリピストン本体と前記ロータリピストン本体を回転可能に支持していて前記加圧ポンプに前記機械エネルギーの一部を伝達する出力軸とを備えた回転式流体機械と、前記回転式流体機械により駆動されて発電電力を出力する発電機と、前記発電電力の一部を蓄電して蓄電電力を前記パルス電源に継続的に供給する蓄電システムとを備え、前記パルス電源が前記蓄電電力を利用して生成した前記パルス電力を前記回転式流体機械の運転中に継続的に前記電気式超臨界流体発生器に供給することを特徴とする。
この構成によれば、次世代太陽熱発電システムにおいて、太陽熱エネルギーを利用して高圧作動流体を加熱して高温高圧作動流体を生成している。高圧作動流体及び高温高圧作動流体の少なくとも1つを電気式超臨界流体発生器に供給して1000〜1500℃に加熱して高温超臨界流体を生成する。従って、天候不順や夜間等の時間帯に太陽の日照条件が大幅に悪化しても、電気式超臨界流体発生器によって、常に、高温超臨界流体が生成されて回転式流体機械に供給されることになる。夜間等の時間帯のように全く太陽熱エネルギーが得られない場合であっても、発電電力の一部を蓄電システムに蓄電して得た蓄電電力を利用してパルス電源がパルス電力を継続的に電気式超臨界流体発生器に供給するため、回転式流体機械は高温超臨界流体を膨張させて発電機を連続的に駆動し、発電機から安定した発電出力を得ることができる。なお、化石燃料の燃焼或いは外部電源からの電力の供給を受けることなく、太陽熱エネルギーから安定した発電電力を供給することができる。従って、深刻な大気汚染対策と地球温暖化対策に多大の貢献が可能となる。
本発明の実施例による熱エネルギー回収システムを利用した次世代太陽熱発電システムのブロック図を示す。 図1の次世代太陽熱発電システムの一部を構成する加圧ポンプの断面図を示す。 図1の次世代太陽熱発電システムの一部を構成する電気式超臨界流体発生器の断面図を示す。
以下、本発明による熱エネルギー回収システムを利用した次世代太陽熱発電システム10の実施態様について図面に基づき詳細に説明する。以下の説明において、次世代太陽熱発電システム10は、再生可能エネルギーの熱源として超臨界動力サイクル15に接続された太陽熱集熱器からなる熱利用加熱器HE1と、風力タービンWTの回転エネルギーを熱エネルギーとして回収する熱利用加熱器HE2と、温泉や地熱等から得た温水若しくは木質バイオマスガス化装置の燃焼ガス流を導入して加熱する熱利用加熱器HE3とを含むものとして図示するが、本発明は図示された実施態様に限定されない。これら熱利用加熱器は、熱エネルギー回収システム10においてそれぞれ単独、或いは、組み合わせて用いても良い。熱利用加熱器HE2は風力タービンの出力軸を、例えば、米国特許第3791349号(発明の名称「スチームジェネレータ」)に開示された構造の駆動軸に連結して機械エネルギーを熱エネルギーに変換する構造のものでも良い。また、熱エネルギー回収システム10は静止型・可動型発電プラントのみでなく、電気機関車、鉄道車両、船舶等の移動体の動力源として搭載してもよい。
図1に示した実施例において、次世代太陽熱発電システム10は、高温超臨界流体の圧力エネルギーを機械エネルギーに変換するエンジン部12と、エンジン部12に駆動連結された出力装置16とを備える。出力装置16はエンジン部12の出力軸132の機械エネルギーを選択的に遮断若しくは締結するクラッチCLと、クラッチCLを介して駆動されて発電出力を得る発電機GEとを備える。発電機GEは、パワーラインPL及び系統連系装置(図示せず)を介して商用電源に接続され、或いは、直接、自家設備に電力を供給する。
エンジン部12は、CO2作動流体Wfを循環させる超臨界動力サイクル15と、超臨界動力サイクル15により駆動されて冷媒を循環させる冷媒回路17を有する超臨界冷凍サイクルCSとを備える。作動流体としては、これに限定されるものではないが、二酸化炭素(以下、「CO2」と称する)が挙げられる。CO2作動流体には少量の希ガス、たとえば、アルゴンやネオン等のガスを添加しても良い。他の例としては、CO2作動流体と水との混合媒体を使用してもよい。CO2は温度が31.1℃で圧力が7.4MPa以上になると超臨界状態となる。
超臨界動力サイクル15は臨界圧以下のCO2作動流体を加圧する加圧ポンプ27と、加圧ポンプ27から吐出された高圧CO2作動流体Wfpを蓄圧する摺動ピストン及びバネ手段30aを内蔵した蓄圧室30bを有するバッファアキュムレータ30と、バッファアキュムレータ30と熱利用加熱器HE1〜HE3との間に配置された三方切替弁V1と、熱利用加熱器HE1〜HE3から供給される高圧CO2作動流体Wfpの流通期間を制御する電磁弁32と、バッファアキュムレータ30から供給された高圧CO2作動流体Wfpを瞬時に高温超臨界流体に変換する電気式高温超臨界流体発生器42と、作動質116内に収納されていて高温超臨界流体を爆発的に膨張させて機械エネルギーに変換するロータリピストン本体200を備えた回転式流体機械40と、回転式流体機械40の低温低圧膨張ガスを冷却する膨張ガス冷却器Cdとを備える。三方切替弁V1は、熱利用加熱器HE1〜HE3への高圧作動流体の供給を正義尾するものである。図2より明らかなように、加圧ポンプ27は、臨界圧以下のCO2作動流体Wfを吸引圧縮して液化して高圧CO2作動流体Wfpを生成する作動流体圧縮手段P1と、臨界圧以下のCO2冷媒Cmを吸引圧縮して液化してCO2超臨界冷媒Cmpを生成する冷媒圧縮手段P2とを備えた複合型圧縮機から構成される。膨張ガス冷却器Cdには、後述のごとく、超臨界冷凍サイクルCSから冷熱が供給される。電磁弁32は、本願発明者と同一発明者による特願2012−275116号に開示された構造の野本同一構造を有するため、詳細な説明を省略する。
図1に示すように、加圧ポンプ27と、電気式高温超臨界流体発生器42と、回転式流体機械40とは同軸的に配置された円筒型構造を呈する。バッファアキュムレータ30は液化高圧作動流体Wfpを超高圧で蓄圧すると共にその脈動を最小限に抑制する。加圧ポンプ27とバッファアキュムレータ30との間には、バッファアキュムレータ30から加圧ポンプ27への高圧作動流体Wfpの逆流を防止する逆止弁29が配置される。
超臨界冷凍サイクル回路CSの冷媒回路17は、複合型圧縮機27に内蔵されていて冷媒Cmを超臨界圧まで圧縮して超臨界冷媒を生成する冷媒圧縮手段P2と、超臨界冷媒Cmpを冷却して低温超臨界冷媒Cmhpを生成する放熱器Rと、低温超臨界冷媒Cmhpを減圧する圧力制御弁(減圧器)PRと、減圧器PRで減圧された低圧液化冷媒Cmlpを蒸発させて冷熱を発生させるとともに低温低圧冷媒Cmを複合型圧縮機27の冷媒圧縮手段P2に循環させる蒸発器Evとを備える。超臨界冷凍サイクル回路CSにおいて、蒸発器Evは冷熱供給手段Chsを介して膨張ガス冷却器Cdに接続されて冷熱が供給される。この冷熱により回転式流体機械40の低温低圧膨張ガスを冷却して、動力サイクル回路15に循環される低温低圧作動流体Wfを生成する。冷熱供給手段Chsから供給された冷熱は循環ポンプPcによって冷熱回路の冷却コイルCoとの間で循環され、膨張ガス冷却器Cdにおいて回転式流体機械40の低温低圧膨張ガスを効率的に冷却して液化炭酸ガスからなる低温低圧の作動流体Wfを生成する。
図2に示すように、複合型圧縮機27は電気式超臨界流体発生器42に同心的に連結されたロータハウジング352と、超臨界動力サイクル閉回路15に接続されて低温低圧の二酸化炭素ガスWfを吸引する第1インレット356Aと、高温超臨界流体Wfpを吐出する第1アウトレット358Aと、冷媒回路17の蒸発器Evにより生成された低温低圧冷媒Cmを吸引する第2インレット356Bと、超臨界冷媒Cmpを吐出する第2アウトレット358Bと、インレット356A,356B及びアウトレット358A,358Bが開口するロータ作動室360と、回転式流体機械40の駆動軸132に圧入その他の連結手段で駆動連結されていてロータ作動室360に回転可能に収納された加圧ロータ362とを備える。加圧ロータ362は、駆動軸132に形成されたメイン潤滑油供給通路132Lから径方向外側に延びる潤滑油通路362aと、潤滑油供給ポート362bと、潤滑油供給ポート362bからローブ364の外周端部に微量の潤滑油を供給可能な多孔質プラグ362cとを備える。メイン潤滑油供給通路132Lは、本願発明者と同一発明者による日本特許第5103570号「回転式流体機械」に記載された潤滑油ポンプ等により潤滑油が供給される。
複合型圧縮機27は、さらに、ロータ作動室360の内周面上を回転移動しながらインレット356A,356BからそれぞれCO2作動流体Wf及び冷媒Cmをそれぞれ吸引すると共にこれら流体を超臨界圧まで圧縮しながらアウトレット358A,358Bから吐出する複数のローブ364と、ローブ364の径方向内側領域において周方向後縁部に形成された曲面摺動凹部366と、インレット356に隣接して加圧ロータ362に対して移動可能な可動弁368と、可動弁368と曲面摺動凹部366との間に形成された加圧チャンバ370とを備える。可動弁368は、ロータハウジング352内に形成されたバルブ膨張室372に収納されて、ピボット軸374を介して回動するバルブエレメント376を備える。バルブエレメント376の先端部にはローブ364と曲面摺動凹部366とに接触しながら摺動する曲面シール部376aと連通開口部376bとを備える。ロータハウジング352に形成されたバネ収納部378には押圧バネ380がバルブエレメント376を加圧ロータ362側に押圧している。回転式流体機械40の起動時に駆動軸132が図2において、例えば、時計方向に回転駆動されると、複合型圧縮機27において、加圧チャンバ370にはインレット356A,356BからそれぞれCO2作動流体Wfと冷媒Cmが吸引され、それぞれ超臨界流体としてアウトレット358A,358Bから吐出される。このように、複合型圧縮機27の加圧ロータ362はCO2冷媒圧縮機P1と、冷媒圧縮手段P2の共通部品として機能する。
図1に示すように、エンジン部12は、さらに、エンジン部12により駆動されるオルタネータ25と、所定周期のパルス電力を供給するパルス電源28と、パルス電力に応答して通電することにより作動流体の臨界温度範囲まで昇温し、高圧高温超臨界流体Wfpと接触した際に広域で瞬時に高温超臨界流体SCwを発生させる電気式超臨界流体発生器42と、バッファアキュムレータ30からの高圧高温超臨界流体Wfpを電気式超臨界流体発生器42に噴射する電磁弁32と、電気式超臨界流体発生器42から供給された高温超臨界流体SCwを膨張させて機械エネルギーに変換する回転式流体機械からなる回転式流体機械40とを備え、バッファアキュムレータ30と電気式超臨界流体発生器42とはエンジンスタータとして機能する。電磁弁32は、本願発明者と同一発明者による特願2012−270756号「超臨界エンジン及び超臨界エンジン駆動発電装置並びにこれを具備した移動体」に記載されたものと同一の構造を有するため、詳細な説明を省略する。
図3に示すように、電気式高温超臨界流体発生器42は、回転式流体機械40に対してこれと同心的に連結された円筒状リアクタケーシング1100を備える。円筒状リアクタケーシング1100には、円筒状リアクタケーシング1100の内側とケーシング1100の中央内周部1114の径方向外側に形成されたセラミック等の絶縁耐熱層1116と、絶縁耐熱層1116の内側に形成されている超高温加熱室1118が形成されている。円筒状リアクタケーシング1100の中央内周部1114は回転式流体機械40の出力軸132を通過可能にするための直径を有する内周壁部1114を備える。
電気式高温超臨界流体発生器42の吸入ポート1102は、径方向壁部1120に延びていて電磁弁32が装着されるとともに、径方向壁部1120には周方向に延びる複数の開口部1122を有する。超高温加熱室1118のコーナー部1118a、1118bには対抗電極1124,1126がそれぞれ配置される。一対の電極1124,1126はパルス電源28に接続される。ケーシング1100には温度センサS2が装着され、温度信号Tがコントローラ60(図1参照)に供給され、パルス電力のパルス幅の制御用に利用される。
超高温加熱室1118には、対抗電極1124,1126の間に介在していて多数の導電性高融点パイプからなる発熱体1134が充填されていて互いに通電発熱して1000〜1500℃の超高温状態となる。パルス電力に応答して、これら導電性高融点発熱体1134の隙間はアーク放電領域1136としても作用する。導電性高融点発熱体1134としては、好ましくは、市販の外径6〜30mmの銅タングステンパイプを所定長さ(例えば、外形の1.5〜3倍の長さ)にカットしたものが挙げられる。高温作動流体は、導電性高融点発熱体1134の隙間及び発熱体1134の穴部を通過しながら、これら発熱体1134の各部と衝突して加熱されて高温超臨界流体となる。銅タングステンパイプの代用として、銅タングステンボールまたはカーボンボールを利用しても良い。アーク放電は、導電性高融点発熱体1134が互いに接触した箇所の隣接部分で発生しやすい。アーク放電は、パルス電圧を周期的に発生させるパルス電流の電圧がハイレベルとローレベルとの間で周期的に変化することでより頻繁に発生する。超高温加熱室1118に隣接してフィルター部1106が配置され、フィルター部1106には耐熱性の金属ワイヤー等から形成されたフィルター1110が充填される。電磁開閉弁56が所定周期で開弁されると、フィルター1110を通過した高温超臨界流体SCwはフィルター1142で濾過された後、アウトレット1140から回転式流体機械40のインレット124に供給される。
図1に戻って、オルタネータ25は動力伝達手段45を介してエンジン部12の出力軸132に駆動連結されて発電電力を供給する。オルタネータ25にはリレー等から構成される遮断器19を介して蓄電システム20が接続される。蓄電システム20は、オルタネータ25の交流出力を直流出力に変換する整流器と直流出力を平滑する平滑回路を備えた充電器21と、第1蓄電装置22と、第2蓄電装置23と、第1、第2蓄電装置22、23を充電器21に交互に接続する第1切替制御器24と、第1、第2蓄電装置22、23をパルス電源28に交互に接続する第2切替制御器26とを備える。図示を省略しているが、充電器21は公知の構造と同様に交流電力を充電電圧に変圧する変圧器と、低圧の交流電力を直流電力に変換する整流器とを有する。第1、第2蓄電装置22、23にはそれぞれ電圧及び電流を検出するための電圧センサ及び電流センサ(いずれも図示せず)が接続される。これら電圧センサ及び電流センサの電圧検出値V1及び電流検出値11はコントローラ60に出力され、第1、第2蓄電装置22、23のそれぞれの残蓄電容量(SOC値:State of Charge)を演算し、それぞれのSOC値に基づいて遮断器19や第1、第2切替制御器24,26の指令信号を出力するために用いられる。
コントローラ60は、例えば、所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いて構成される。
第1、第2蓄電装置22、23としては、望ましくは、パルス充放電サイクル用途に対応可能な市販のウルトラキャパシタモジュール(米国”Maxwell Technologies“社製)が挙げられる。その他の蓄電装置としては、例えば、急速充放電型蓄電池(古河電池社製:商標名「ウルトラバッテリ」)、大容量電気二重層コンデンサからなるスーパーキャパシタ(トーキン製)、ナトリウムイオン電池、リチウムイオン電池やNi−MH電池(ニッケルー水素電池)やこれら電池と大容量電気二重層コンデンサを組み合わせたものから構成しても良い。なお、第1蓄電装置22の出力ラインの間にはウルトラキャパシタ(図示せず)が接続される。第1蓄電装置22及び第2蓄電装置23から交互に出力電力がパルス電源28に供給される。
パルス電源28は第1、第2蓄電装置22,23からの供給電力から所定周期(例えば、50〜2000ヘルツ)のパルス電力を供給する。パルス電力において、パルス電圧は20〜120ボルトの間で設定され、ピーク電流とベース電流とからなるパルス電流が電気式高温超臨界流体発生器42に流れるように回路設計される。パルス電流はピーク電流通電期間内において流れる50〜500アンペアのピーク電流と、ピーク電流の約十分の一の電流値を有し、オフピーク電流通電期間内において流れるベース電流とを有する。電気式高温超臨界流体発生器42において、多数の銅タングステン発熱体1134はパルス電力に応答して通電することにより二酸化炭素の臨界温度374℃以上の温度、例えば、1000〜1500℃の温度に昇温する。このとき、超臨界流体は超高温の発熱体1134と接触して高温超臨界流体となる。この過程において、多数の銅タングステン発熱体1134の隙間には、上述のように、アーク放電が発生するので、高温超臨界流体はさらに広域で加熱されながらさらに高温の超臨界流体Scwが発生する。パルス電源28はピーク電流とベース電流とからなるパルス電流を発生させるものであれば、直流パルス電源又は交流パルス電源のいずれでも良い。直流パルス電源としては、例えば、日本国特許第2587343号に開示されたようなパルスアーク溶接用電源装置に使用されるような回路構成を採用しても良い。
図1において、バッファアキュムレータの圧力センサS1からの圧力信号、電気式超臨界流体発生器42の温度センサS2からの温度信号(図4参照)と、エンジン部12の出力軸132の回転数センサS3からのエンジン回転数信号と、次世代太陽熱発電システム10の走行速度センサS4の移動体速度信号がコントローラ60に送信される。入力装置62はカレンダー信号や、温度や圧力等のパラメータ設定信号を基準信号としてコントローラ60に入力する。コントローラ60には、第1、第2蓄電器22,23のそれぞれの電圧信号V1と電流信号I1とが送信され、コントローラ60はこれら入力信号に応答して第1、第2蓄電器22,23の蓄電状態(State of Charge)を判別して第2切替制御器26を介して第1、第2蓄電装置22、23の一方をパルス電源28に接続するとともに第1切替制御器24を介して第1、第2蓄電装置22、23の他方を充電器21により充電する。さらに、コントローラ60は、センサS1〜S4からの入力信号に応答して複合型圧縮機27のソレノイド304、電磁弁32のソレノイド326を制御する。このとき、コントローラ60は、回転式流体機械40において膨張行程が継続している間は電磁弁32を開弁状態となるように制御する。したがって、回転式流体機械40の可動ピストン(ロータリピストン本体200)には膨張行程の期間中に400Kg/cm以上の高温超臨界流体が連続的に供されるため、極めて高性能のエンジンとして機能する。コントローラ60は、さらに、クラッチCLを締結・離脱させるための制御信号Ccを出力する。
回転式流体機械40としては、好ましくは、例えば、同一発明者による日本特許第51035703号(発明の名称:回転式流体機械)、特願2012−195513号(発明の名称:回転式流体機械)、特願2012−147773号(日本特許第○○○○○○○○号:発明の名称:ロータリ熱機関及びロータリ熱機関駆動発電装置)及び特願2012−218058号((日本特許第○○○○○○○○号:発明の名称:ロータリ燃焼機関、ハイブリッドロータリ燃焼機関及びこれらを具備した機械装置)に開示された回転式流体機械と同一構造のものが採用される。
次世代太陽熱発電装置10の作動において、まず、エンジン部12が始動される。このとき、コントローラ60によって三方切替弁V1が切り替わって熱利用加熱器HE1〜HE3とバッファアキュムレータ30のアウトレット30cとが連通する。すると、蓄圧されていた高圧作動流体Wfpが熱利用加熱器HE1〜HE3に流通して再生可能エネルギーの熱エネルギーにより加熱されて高温高圧作動流体Wftとなる。次いで、コントローラ60によって電磁弁32が通電されるとともに、パルス電源28が起動され、周期的なパルス電流が電気式超臨界流体発生器42に供給される。このとき、電気式超臨界流体発生器42では周期的なパルス電力に応答して多数の導電性高融点発熱体1134(図3参照)が1000〜1500℃の超高温状態に昇温している。高温高圧作動流体Wftはこれら多数の発熱体1134と接触して瞬時に昇温し、さらに、これら多数の発熱体1134の間で発生したアーク放電により、さらに、超高温に加熱されて高温超臨界流体SCfとなる。この高温超臨界流体SCfは回転式流体機械40のインレット124から膨張室116に流入して爆発的に膨張してロータリピストン本体200に作用する。このように、バッファアキュムレータ30及び電気式超臨界流体発生器42はエンジンスタータとして機能し、エンジン部12を起動させて機械エネルギーに変換され、出力軸132にトルクが発生する。エンジン部12の始動が完了すると、出力軸132に連結した複合型圧縮機27によりCO2作動流体が超臨界圧まで圧縮される。複合型圧縮機27はCO2超臨界作動流体Wfpを生成してこれをバッファアキュムレータ30に圧送する。コントローラ60からの指令信号に応答して電磁弁32が周期的にON/OFFされ、電気式超臨界流体発生器42には高温高圧作動流体Wftが間歇的に供給されて、高温超臨界流体が発生する。高温超臨界流体は回転式流体機械40の膨張行程の期間中に連続して膨張室116に供給されて機械エネルギーに変換される。一方、複合型圧縮機27は超臨界冷凍サイクル回路CSの冷媒Cmを超臨界圧まで圧縮して得た超臨界冷媒Cmpを放熱器Rに吐出し、以後、上述の冷凍サイクル回路を実行して冷熱を発生し、その冷熱で膨張ガス冷却器CDにおいて低温低圧膨張ガスを効果的に冷却する。こうして得られた低温低圧のCO2作動流体を超臨界動力サイクル閉回路15に循環され、以後、同一のサイクルが実行される。
以上、本発明の実施例による熱エネルギー回収システムが記載されたが、本発明はこの実施例に示された構成に限定されず、様々な変更が可能である。例えば、図示実施例において、熱利用加熱器には三方切替弁を介して高圧作動流体が圧送されているが、これら熱利用加熱器にそれぞれ並列回路を接続してこれら並列回路にコントローラにより開閉制御される開閉制御弁を配置しても良い。また、太陽熱集熱器からなる熱利用加熱器HE1では高圧作動流体を直接加熱するものとして図示したが、太陽熱集熱器で溶融塩等の熱媒体を加熱し、この溶融塩と高圧作動流体Wfpとを熱交換するように変更してもかまわない。
12 エンジン部;15 超臨界動力サイクル;20 蓄電システム;21 充電器;22,23 第1、第2蓄電装置;24、26 第1、第2切替制御器;25 オルタネータ;27 加圧ポンプ;28 パルス電源;30 バッファアキュムレータ;32 電磁弁;40 回転式流体機械;42 電気式高温超臨界流体発生器;60 コントローラ;CS 超臨界冷凍サイクル;CD 膨張ガス冷却器;GE 発電機;EV 蒸発器;PR圧力制御弁;R 放熱器;HE1〜HE3 熱利用加熱器

Claims (8)

  1. 臨界圧未満の作動流体を加圧して高圧作動流体を生成する加圧ポンプと、
    熱源の熱エネルギーを利用して前記高圧作動流体を加熱して高温高圧作動流体を生成する熱利用加熱器と、
    所定周期のパルス電力を供給するパルス電源と、
    前記パルス電力に応答して通電して発熱することにより前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つから高温超臨界流体を生成する電気式超臨界流体発生器と、
    前記高温超臨界流体を膨張させて機械エネルギーに変換するロータリピストン本体と前記ロータリピストン本体を回転可能に支持していて前記加圧ポンプに前記機械エネルギーの一部を伝達する出力軸とを備えた回転式流体機械と、
    前記回転式流体機械により駆動されて発電電力を出力する発電機と、
    前記発電電力の一部を蓄電する蓄電システムとを備え、
    前記パルス電源が前記蓄電電力を利用して前記パルス電力を生成し、前記パルス電力を前記回転式流体機械の運転中に継続的に前記電気式超臨界流体発生器に供給することを特徴とする熱エネルギー回収システム。
  2. 前記熱エネルギーが太陽熱エネルギー、風力エネルギー、中低温地熱エネルギー、バイオマス熱エネルギーおよび排熱エネルギーの少なくとも1つを含み、
    さらに、前記加圧ポンプと、前記熱利用加熱器と、前記電気式超臨界流体発生器と、前記回転式流体機械とが配置されていて前記作動流体が循環する超臨界動力サイクルと、前記機械エネルギーの一部により駆動されて冷媒から冷熱を発生させる冷凍サイクルとを備え、
    前記超臨界動力サイクルが前記冷熱を利用して前記回転式流体機械の低温低圧膨張ガスを冷却して前記臨界圧未満の作動流体を再生して前記超臨界動力サイクルに循環させる膨張ガス冷却器を備えることを特徴とする請求項1記載の熱エネルギー回収システム。
  3. さらに、前記加圧ポンプと前記電気式超臨界流体発生器との間に配置されていて前記高圧作動流体の脈動を抑制するバッファアキュムレータと、前記バッファアキュムレータから前記高圧作動流体を前記回転式流体機械の膨張行程のほぼ全期間中に前記電気式超臨界流体発生器に供給することにより前記回転式流体機械に前記高温超臨界流体を継続的に供給する電磁弁とをさらに備え、前記バッファアキュムレータと前記電気式超臨界流体発生器とが前記回転式流体機械のスタータとして機能することを特徴とする請求項1又は2記載の熱エネルギー回収システム。
  4. 前記蓄電システムが、
    前記発電電力の一部を充電電力として供給する充電器と、
    前記充電電力を充電する第1及び第2蓄電装置と、
    前記充電器と前記第1及び第2蓄電装置との間に配置されていて前記第1及び第2蓄電装置を交互に前記充電器に接続する切替制御器と、を含み、
    前記切替制御器が、前記切替制御器が、前記第1及び第2蓄電装置の一方から前記パルス電源に出力電力が供給されている間に前記第1及び第2蓄電装置の他方を前記充電器により充電するように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱エネルギー回収システム。
  5. 前記冷凍サイクルがCO2冷媒を前記冷媒として循環させる超臨界冷凍サイクルを備え、前記超臨界冷凍サイクルが前記機械エネルギーの一部を利用して駆動されて前記CO2冷媒を超臨界圧まで圧縮して超臨界冷媒を生成するCO2冷媒圧縮機と、前記超臨界冷媒を冷却して低温冷媒を生成する放熱器と、前記低温冷媒を減圧する圧力制御弁と、前記減圧された低温低圧冷媒を蒸発させて前記冷熱を発生させるとともに前記低温低圧冷媒を前記冷媒圧縮機に循環させる蒸発器とを備え、
    前記加圧ポンプが前記CO2冷媒圧縮機を備えた複合型回転流体機械を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の熱エネルギー回収システム。
  6. 前記電気式超臨界流体発生器が、リアクタケーシングと、前記リアクタケーシングに形成されていて前記加圧ポンプと前記熱利用加熱器に接続されるインレットと前記回転式流体機械に接続されたアウトレットとを有する加熱室と、前記パルス電源に接続されていて前記加熱室に露出する複数の対抗電極と、前記加熱室内において前記対抗電極の間に介在していて前記パルス電力に応答して通電することによりに発熱して前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つから前記高温超臨界流体を生成する複数の導電性高融点発熱体とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱エネルギー回収システム。
  7. 加圧ポンプにより臨界圧未満の作動流体を加圧して高圧作動流体を生成し、熱源の熱エネルギーを利用して前記高圧作動流体を加熱して高温高圧作動流体を生成し、電気式超臨界流体発生器にパルス電源から所定周期のパルス電力を供給して通電することにより高温度領域に発熱させ、前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つを電気式超臨界流体発生器に供給して高温超臨界流体を生成し、前記高温超臨界流体を回転式流体機械で膨張させることにより機械エネルギーに変換するとともに前記機械エネルギーの一部を前記加圧ポンプに伝達し、前記回転式流体機械により発電機を駆動して発電電力を出力させ、前記発電電力の一部を蓄電システムに蓄電し、前記蓄電電力を利用して前記パルス電源が前記パルス電力を生成し、前記パルス電力を前記回転式流体機械の運転中に継続的に前記電気式超臨界流体発生器に供給することを特徴とする熱エネルギー回収方法。
  8. 臨界圧未満の作動流体を加圧して高圧作動流体を生成する加圧ポンプと、
    太陽エネルギーを集熱して前記高圧作動流体を加熱することにより高温高圧作動流体を生成する太陽熱集熱器と、
    所定周期のパルス電力を供給するパルス電源と、
    前記パルス電力に応答して通電することにより前記作動流体の臨界温度範囲にまで昇温して前記高圧作動流体及び前記高温高圧作動流体の少なくとも1つから高温超臨界流体を生成する電気式超臨界流体発生器と、
    前記高温超臨界流体を膨張させて機械エネルギーに変換するロータリピストン本体と前記ロータリピストン本体を回転可能に支持していて前記加圧ポンプに前記機械エネルギーの一部を伝達する出力軸とを備えた回転式流体機械と、
    前記回転式流体機械により駆動されて発電電力を出力する発電機と、
    前記発電電力の一部を蓄電して蓄電電力を前記パルス電源に継続的に供給する蓄電システムとを備え、
    前記パルス電源が前記蓄電電力を利用して生成した前記パルス電力を前記回転式流体機械の運転中に継続的に前記電気式超臨界流体発生器に供給することを特徴とする次世代太陽熱発電システム。
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