JP5299350B2 - コールセンタシステムおよびコールセンタシステムの制御方法 - Google Patents

コールセンタシステムおよびコールセンタシステムの制御方法 Download PDF

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本発明は、SIPサーバ及びSIP端末を用いて着信するとともに発信側の情報を着信側の端末に表示させることを可能にするコールセンタシステムおよびコールセンタシステムの制御方法に関する。
構内交換機(PBX)とコンピュータとを連携させたCTI(Computer Telephony Integration)システムが、コールセンター等において利用されている。かかるシステムを用いて、発信者である顧客からの電話を予め登録しておいた転送先のオペレータに自動接続したり、発信者番号に基づきデータベースから顧客情報を検索して、転送先のオペレータが使用するパーソナルコンピュータ等のクライアント端末に顧客情報を表示することにより、転送先オペレータは顧客情報を確認した上で、電話応対を行うことが可能となっている。かかるシステムにより効率良く着信呼を処理して、オペレータの負荷の均等化、軽減、および発信者である顧客の待ち時間の短縮を図り、構内交換機(PBX)の効率的に運用に寄与している。
特許文献1のCTIシステムは、構内交換機(PBX)とサーバとがネットワークを介して接続され、PBX配下の個々の電話機端末と、当該電話機端末に対応付けられたクライアント端末を有している。サーバは、ネットワーク経由で、PBX及びその配下の電話機端末を制御して、着信呼とコンピュータ上の情報を連動して、電話機端末への着信呼の転送と、クライアント端末への発信者情報の転送との連動を可能としている。更に、電話機端末への着信鳴動の前に、発信者情報をクライアント端末の画面に表示して、オペレータに、着信鳴動を承認あるいは拒否する権限を与え、着信呼の転送を最初に許可したオペレータのみに電話を転送する技術が開示されている。
特開2002−314691号公報
しかしながら、従来のコールセンタシステムは、公衆電話網に接続する構内交換機(PBX)と、構内交換機(PBX)およびクライアント端末を制御するサーバをそれぞれ設置して、これらを接続するためのネットワークを構築する必要があり、システムが煩雑であった為、システムを導入するための工事期間が長く、非常にコストがかかるといった問題があった。
本発明は上記した点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構内交換機PBX等の大型設備を設置する必要のない、容易かつ安価なコールセンタシステムおよびその制御方法を提供することにある。
本発明に係るコールセンタシステムは、呼制御プロトコルを用いて、発信側端末と着信側端末との間の通信制御を行うサーバと、前記発信側端末における発信側識別情報に対応した発信側情報を記憶して、前記サーバに発信側情報を提供する発信側情報記憶手段とを有し、前記サーバは、第1発信側端末から第1通信確立リクエストを有する第1呼制御プロトコルを受信する受信手段と、前記第1呼制御プロトコルに基づいて、第1着信側端末を決定する着信振り替え手段と、前記第1呼制御プロトコルにおける第1発信側識別情報に基づいて、前記発信側情報記憶手段から第1発信側情報を検索する発信側情報検索手段と、前記発信側情報検索手段により検索された前記第1発信側情報を、前記第1通信確立リクエストに記述して、第2通信確立リクエストを生成する生成手段と、を有し、前記第1着信側端末に通信確立の制御を行うことと、前記第1着信側端末にて表示される前記第1発信側情報を、前記第2通信確立リクエストを有する第2呼制御プロトコルを用いて、前記第1着信側端末に送信することを特徴としている。
また、本発明に係るコールセンタシステムの制御方法は、呼制御プロトコルを用いて、発信側端末と着信側端末との間の通信制御を行うサーバと、前記発信側端末における発信側識別情報に対応した発信側情報を記憶して、前記サーバに発信側情報を提供する発信側情報記憶手段とを有するコールセンタシステムにおける制御方法において、前記サーバは、受信手段と、着信振り替え手段と、発信側情報検索手段と、生成手段と、を有し、前記受信手段が、第1発信側端末から第1通信確立リクエストを有する第1呼制御プロトコルを受信する受信ステップと、前記着信振り替え手段が、前記第1呼制御プロトコルに基づいて、第1着信側端末を決定する着信振り替えステップと、前記発信側情報検索手段が、前記第1呼制御プロトコルにおける第1発信側識別情報に基づいて、前記発信側情報記憶手段から第1発信側情報を検索する発信側情報検索ステップと、前記生成手段が、前記発信側情報検索手段により検索された前記第1発信側情報を、前記第1通信確立リクエストに記述して、第2通信確立リクエストを生成する生成ステップと、を有し、前記第1着信側端末に通信確立の制御を行うことと、前記第1着信側端末にて表示される前記第1発信側情報を、前記第2通信確立リクエストを有する第2呼制御プロトコルを用いて、前記第1着信側端末に送信することを特徴としている。
本発明のコールセンタシステムおよびコールセンタシステムの制御方法によれば、構内交換機PBX等の大型設備の設置が不要となり、容易かつ安価なコールセンタシステムの構築が可能となる。
SIPの基本機能を説明するネットワーク図である。 SIPの基本機能を説明するシーケンス図である。 INVITEリクエストメッセージの一例を示す図である。 本発明の実施例であるコールセンタシステムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例であるコールセンタシステムに含まれるSIPサーバの動作を示すフロー図である。 本発明の実施例における顧客情報が記述されたINVITEリクエストメッセージの一例を示す図である。
本発明のコールセンタシステムは、SIP技術を利用して、発信者である顧客からの着信呼をSIPサーバの制御によって、最適なオペレータに転送するとともに、顧客情報を当該オペレータのSIP電話端末上に表示するものである。
SIPとは、Session Initiation Protocol(セッション開始プロトコル)の略でIPネットワーク上で様々なデータ、音声、映像などのメディアの通信を行うために、2者またはそれ以上の通信アプリケーションの関連付け(例えば通信の開始)を行ったり、関連を終了(例えば通信を切断)したりするために利用する呼制御プロトコルである。従来同様の機能を持つプロトコルとしてITU−T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)で策定されたH.323がある。このプロトコルは、既存のISDN網のために勧告化された呼制御プロトコルを基本にしてIP網に対応させたものである。そのため、既存の電話サービスとの親和性が高い反面、複数のプロトコルを組み合わせているため、複雑なプロトコルになっている。一方SIPは、IP上での動作を基本として標準化されているため、インターネットで利用されるプロトコルとの親和性が高く、非常にシンプルである。また、セッションの開始/変更/終了を行うだけで、セッションの内容には関知しないため、既存の他の技術との組み合わせが容易で、拡張性に優れたプロトコルである。上記の理由から、SIPはリアルタイム通信を実現する標準プロトコルとして本命視されている。
次に、図1及び図2を参照しつつ2者間の通信における単純なSIPのリクエストおよびレスポンスのメッセージ交換を例にSIPの基本機能を説明する。ここでの例は、SIPと一緒に、RTP(Real Time Transport Protocol、リアルタイムデータ転送プロトコル)およびSDP(Session Description Protocol、セッション記述プロトコル)を用いることを前提としている。
図1は、2者間の通信におけるネットワーク図である。図2は、SIP電話端末UA1、UA2が通信を行う際の、SIPメッセージの交換のシーケンスを例示したものである。UA1は、west.netドメインに属し、UA2は、east.netドメインに属するものとする。
UA1からUA2に向けて電話をかけようとして、UA1の受話器を上げてUA2の電話番号をダイヤルすると、UA1は、自分のwest.netドメインのプロキシーサーバps1にINVITEリクエスト(通信確立要求)を送信する(ステップS01)。west.netドメインのプロキシーサーバps1は、DNS(Domain Name Service)の検索を実行して、east.netドメインのプロキシーサーバps2の場所を特定し、プロキシーサーバps1からプロキシーサーバps2に向けて、INVITEリクエストが送信される(ステップS02)。また、プロキシーサーバps1はステップS01においてINVITEリクエストを受信すると、UA1に暫定的なレスポンスである100Tryingを送信する(ステップS03)。プロキシーサーバps2は受信したINVITEリクエストをUA2に向けて送信する(ステップS04)。ステップS04でプロキシーサーバps2がINVITEリクエストをUA2のSIP電話端末に送信すると、プロキシーサーバps1に向けて100Tryingを送信する(ステップS05)。INVITEリクエストを受信したUA2は、着信鳴動するとともに、呼び出し中を意味する180Ringingレスポンスをプロキシーサーバps2に送信する(ステップS06)。このメッセージは、プロキシーサーバps2及びプロキシーサーバps1を経由してUA1に送信される(ステップS07、S08)。UA2の受話器上げて着信に応答すると、UA2は、応答したことを知らせるために、200OKレスポンスをps2に送信する(ステップS09)。このメッセージもプロキシーサーバps2及びプロキシーサーバps1を経由してUA1に送信される(ステップS10、S11)。200OKを受信したUA1では、呼び出し中音が鳴り止むとともに、200OKレスポンスの受信を確認するACK(Acknowledgment、応答確認)リクエストをUA2に直接送信する(ステップS12)。通信のためのメディアセッションがRTP(Real Time Transport Protocol、リアルタイムデータ転送プロトコル)によって確立され、通話可能となる(ステップS13)。通話が終了して、UA2の受話器を下ろすと、UA2では、切断を意味するBYEリクエストが生成され、UA1のSIP電話端末に送信される(ステップS14)。UA1は、BYEリクエストを受信すると、200OKレスポンスをUA2に送信して通信を終了する(ステップS15)。
上記の如くSIPは、クライアントがメッセージを出して、サーバがそれに応えるというやりとりが繰り返される。
また、クライアントがサーバにある処理を要求するリクエストは、メソッドによって表現される。SIPでは、メソッドを指定することで、コマンドが実行される。以下に、SIPで使用されるメソッドの種類とその内容を示す。INVITEは、通信の確立を要求するコマンドである。ACKは、INVITEに対する応答を受け取ったことを知らせるコマンドである。BYEは、コールを終了するコマンドである。CANCELは、未応答のINVITEリクエストをキャンセルするコマンドである。OPTIONSは、サーバの能力情報を問い合わせるコマンドである。REGISTERは、ユーザーの現在位置を登録するコマンドである。INFOはセッションに関係する情報を伝えるコマンドである。
次に、図3にINVITEリクエストの一例を示す。これは、テキスト形式で記述され、SIPによる通信を行う際に、発信者から受信者に向けて送信されるメッセージである。メッセージ構造は、リクエスト行、ヘッダー部、空白行、ボディ部で構成される。リクエスト行には、リクエストの種類を示すメソッド名(図3の例では、INVITE)、リクエストの宛先を示すリクエストURI、SIPのバージョンが含まれる。ヘッダー部の最初に記述されるViaヘッダーは、SIPのバージョン、使用するトランスポートプロトコル(図3の例では、UDP)、レスポンスが送られる場所を特定する。またこのフィールドには、メッセージが経由した場所が逐次挿入される。Max−Forwarsヘッダーは、リクエストを何回経由してよいかを示す。Fromヘッダーは、リクエストの発信者を示す。すなわち、発信者の表示名および発信者のURIが示される。発信者の表示名が記述された部分をディスプレイネーム部と呼ぶ。更にFromヘッダーには、発信者側のSIPシステムが付与したタグが含まれる。toヘッダーは、リクエストの宛先を示す。すなわち、着信者の表示名および着信者のURIが示される。CALL−IDヘッダーは、1つの呼に関する一連のSIPメッセージをグループ化して、他の呼のSIPメッセージと区別する識別情報として使用される。Cseqヘッダーは、新たなリクエストの発行ごとに増加される整数のシーケンス番号とメソッド名から構成される。Contactヘッダーは、今後のリクエストをどこに送るかを示す。Content−Type、Content―Lengthヘッダーは、ヘッダー部に続くボディ部のコンテンツタイプ(図3の例では、SDP)と、その長さ(図3の例では、138オクテット)を示す。ヘッダー部の後には、1行の空白行が付与され、その後に、メッセージボディとしてSDPで記述されたセッションの情報が付与される。
本発明は、上記したSIPの機能を利用した着信呼転送システムを実現するものである。以下において、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図4は本発明によるコールセンタシステムの全体構成を示す図である。
電話端末100は、発信者である顧客によって使用される電話端末であり、IPネットワークに接続できる電話端末である。尚、図示しないSIP対応VoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイをSIPサーバ110の前段に設けることで、公衆電話網、ISDN網に接続されている一般加入者電話を使用することも可能である。
SIPサーバ110は、LAN102を介してIP網101および着信呼の転送先である複数のSIP電話端末140−1〜140−nと通信を行う通信処理制御部111を備えている。また、発信者からの発呼の際に発信者の電話端末100から送信されるINVITEリクエストを処理して、発信者番号および着信先番号を取得し、また、INVITEリクエストメッセージのFromヘッダー部に顧客情報を書き込む処理を行うSIPメッセージ制御部112を備えている。SIPサーバ110は、更に着信振り替え部114と、顧客情報検索部115から成るACDアプリケーション113を備えている。着信振り替え部114は、後述する転送先情報格納部120に記憶されている発信者番号と着信先のSIP電話端末140−1〜140−nとの対応関係に基づき、着信呼をどのSIP電話端末に転送するかを決定する。顧客情報検索部115は、発信者番号をキーとして、後述する顧客データベース130に記憶されている顧客情報より、発信者番号に対応する顧客情報を抽出する。当該抽出された顧客情報は、上記した如く、SIPメッセージ制御部112の処理によりINVITEリクエストメッセージのFromヘッダー部に書き込まれる。
転送先情報格納部120は、発信者である顧客からの着信に対して、SIP端末140−1〜140−nのうちどのSIP電話端末に当該着信呼を転送するかを記憶したデータ記憶媒体であり、発信者番号と転送先の内線番号との対応関係が記述されている。尚、転送先の内線番号との対応付けは、発信者番号以外に発信元のURI(Uniform Resource Identifier)を用いることも可能である。上記した着信振り分け部115は、転送先情報格納部120のデータに基づき顧客からの着信呼をどのSIP電話端末に転送するかを決定する。
顧客データベース130は、発信者である顧客の発信者番号と、これに対応する顧客情報が登録されている記憶媒体である。顧客情報としては、例えば顧客の氏名や、顧客の社名、および住所等が含まれる。これらの顧客情報は、上記した如く、顧客情報検索部115により、発信者番号をキーとして抽出され、当該抽出された顧客情報は、INVITEメッセージのFromヘッダー部に書き込まれて、転送先のオペレータのSIP電話端末に送信される。
SIP電話端末140−1〜140−nは、着信呼の転送先のオペレータ毎に設置されている。顧客からの着信呼は、SIPサーバにより転送先が決定されて、当該選択されたSIP電話端末に転送され、転送先のオペレータによって顧客対応がなされる。図4に示す如く、SIP電話端末140−1〜140−nは、通信処理制御部141、SIPメッセージ制御部142、情報表示部143より構成される。通信処理制御部141は、LAN102を介してSIPサーバ110との間でリクエストやレスポンスおよびデータを送受信したり、IP網101との間で音声通信を行う。SIPメッセージ制御部142は、顧客からの着信呼がSIPサーバ110から転送される際に送信されるINVIEリクエストメッセージを受信し、これの処理を行う。より詳細には、上記した如く、SIPサーバ110の処理によりINVITEリクエストのFromヘッダー部に顧客情報が書き込まれ、SIPメッセージ制御部142は、当該顧客情報が書き込まれたINVITEリクエストを受信して、Fromヘッダーに書き込まれた顧客情報の文字列を抽出する処理を行う。情報表示部143は、当該抽出された顧客情報を表示して顧客情報をオペレータに提供する。尚、本実施例では、オペレータが使用するクライアント端末として、通話機能、通信機能、データ処理機能、データ表示機能が一体となったSIP電話端末を一例として挙げたが、通話機能をもつ電話端末と、該電話端末に対応し、データ処理機能、データ通信機能、データ表示機能をもつパーソナルコンピュータとで構成されていてもよい。
次に、本発明のコールセンタシステムにおいて、SIPサーバ110による着信呼処理手順を図5のフロー図を参照しつつ説明する。
顧客である発信者の電話端末100から発信呼とともに送信されるINVITEリクエストは、IP網101を介してSIPサーバ110の通信処理制御部111で受信される(ステップS21)。
次に、SIPメッセージ制御部112は、INVITEリクエストメッセージを処理して発信者番号、着信先番号を取得する(ステップS22)。より詳細には、SIPによる通信において、顧客が電話をかけた場合、顧客の電話端末100より通信の確立を要求するメソッドであるINVITEメッセージがSIPサーバ110に送信される。INVITEメッセージには、図3に示す如く、そのFromヘッダー部に発信者を特定する発信者の表示名およびURIが記述され、Toヘッダー部には、着信先を特定する着信者の表示名およびURIが記述されている。SIPメッセージ制御部112は、このFromヘッダーに記述されたURIから発信者の電話端末100の発信者番号を取得して、Toヘッダーに記述されたURIから着信先番号を取得する処理を行う。
次に、着信振り替え部114は、発信者番号と転送先の内線番号の対応関係を記憶している転送先情報格納部120のデータを呼び出し、ステップS22で取得した発信者番号より顧客からの着信呼をどのSIP電話端末に転送するかを決定する(ステップS23)。尚、ステップS22で取得した着信先番号に基づき転送先を決定することも可能である。また、転送先情報格納部120のデータを適宜変更することによって、複数のオペレータをまとめてオペレータグループを構成して、転送先をオペレータグループ単位で設定することも可能である。
次に、顧客情報検索部115は、ステップS22で取得した発信者番号から、発信者に対応する顧客情報を顧客データベース130から検索し、該当する顧客情報を取得する(ステップS24)。上記した如く顧客データベース130には、顧客の氏名や、顧客の社名、および住所等が含まれる。
次に、SIPメッセージ制御部112は、ステップS24で取得した顧客情報をINVITEリクエストメッセージのFromヘッダー部のディスプレイネーム部に記述する処理を行う(ステップS25)。図6は、Fromヘッダー部に顧客情報が記述されたINVITEリクエストメッセージの一例を示す図である。
次に、通信処理制御部111は、LAN102を介してステップS23で決定した着信呼転送先のSIP電話端末140−1〜140−nのいずれかに対して着信呼を転送するとともに、ステップS25で生成した顧客情報が記述されたINVITEリクエストメッセージを転送する(ステップS26)。
着信呼が転送されたSIP電話端末140−1〜140−nのいずれかにおいて、通信処理制御部141は、着信呼および顧客情報が記述されたINVITEリクエストメッセージを受信し、SIPメッセージ制御部142は、受信したINVITEリクエストメッセージのFromヘッダー部のディスプレイネーム部より顧客情報を記述する文字列を抽出する。当該抽出された顧客情報が、情報表示部143に表示されるとともに、SIP電話端末が鳴動し、オペレータに対し応答を促す。転送先のオペレータは、表示された顧客情報を確認した上で、着信呼に応答して顧客対応を行う。
尚、本発明のSIPを利用したコールセンタシステムにおいては、転送先のオペレータが移動先の他のSIP電話端末を利用して、着信呼および顧客情報を受信することが可能となる。詳細には、図4のコールセンタシステムに登録サーバおよびロケーションサーバを更に設け、オペレータが登録サーバにREGISTERリクエストを送信して移動先の位置情報を登録すると、この位置情報がロケーションサーバに蓄積される。SIPサーバ110は、ロケーションサーバにアクセスして、オペレータの移動先のSIP端末のURIを取得して、当該移動先のSIP端末に着信呼およびINVITEリクエストメッセージを転送することが可能となる。この機能によって、オペレータはオフィス以外の自宅等の移動先においても顧客対応が可能となる。
以上説明したように、本発明のコールセンタシステムおよびその制御方法によれば、SIP技術を利用して、発信者である顧客からの着信呼をSIPサーバの制御によって、最適なオペレータに転送するとともに、当該オペレータのSIP電話端末上に顧客情報を表示させるため、効率的な着信受付業務が可能となる。更に、従来使用されていた構内交換機(PBX)が不要となり、LAN配線のみでSIP電話端末を設置することができる為、システムの構築、電話移設が簡単に行うことができ、それに伴うコストも大幅に削減することが可能となる。
100 電話端末
101 IP網
102 LAN
110 SIPサーバ
111 通信処理制御部
112 SIPメッセージ制御部
113 ACDアプリケーション
114 着信振り替え部
115 顧客情報検索部
120 転送先情報格納部
130 顧客データベース
140−1〜140−n SIP電話端末
141 通信処理制御部
142 SIPメッセージ制御部
143 情報表示部

Claims (16)

  1. 呼制御プロトコルを用いて、発信側端末と着信側端末との間の通信制御を行うサーバと、
    前記発信側端末における発信側識別情報に対応した発信側情報を記憶して、前記サーバ
    に発信側情報を提供する発信側情報記憶手段とを有し、
    前記サーバは、
    第1発信側端末から第1通信確立リクエストを有する第1呼制御プロトコルを受信する
    受信手段と、
    前記第1呼制御プロトコルに基づいて、第1着信側端末を決定する着信振り替え手段と、
    前記第1呼制御プロトコルにおける第1発信側識別情報に基づいて、前記発信側情報記憶手段から第1発信側情報を検索する発信側情報検索手段と、
    前記発信側情報検索手段により検索された前記第1発信側情報を、前記第1通信確立リクエストに記述して、第2通信確立リクエストを生成する生成手段と、を有し、
    前記第1着信側端末に通信確立の制御を行うことと、前記第1着信側端末にて表示される前記第1発信側情報を、前記第2通信確立リクエストを有する第2呼制御プロトコルを用いて、前記第1着信側端末に送信することを特徴とするコールセンタシステム。
  2. 前記着信振り替え手段は、前記第1呼制御プロトコルにおける前記第1発信側識別情報に基づいて第1着信側端末を決定することを特徴とする請求項1に記載のコールセンタシステム。
  3. 前記第1発信側識別情報は、前記第1発信側端末における第1発信側番号であることを特徴とする請求項1に記載のコールセンタシステム。
  4. 前記第1発信側識別情報は、前記第1発信側端末における第1発信側URIであることを特徴とする請求項1に記載のコールセンタシステム。
  5. 前記着信振り替え手段は、前記第1呼制御プロトコルにおける第1着信側識別情報に基づいて、第1着信側端末を決定することを特徴とする請求項1に記載のコールセンタシステム。
  6. 前記第1着信側識別情報は、前記第1着信側端末における第1着信側番号であることを特徴とする請求項5に記載のコールセンタシステム。
  7. 前記第1着信側識別情報は、前記第1着信側端末における第1着信側URIであることを特徴とする請求項5に記載のコールセンタシステム。
  8. 前記コールセンタシステムは、前記第1着信側端末を有し、
    前記第1着信側端末は、前記第1発信側情報に基づいて、前記第1発信側情報を表示することを特徴とする請求項1に記載のコールセンタシステム。
  9. 呼制御プロトコルを用いて発信側端末と着信側端末との間の通信制御を行うサーバと、
    前記発信側端末における発信側識別情報に対応した発信側情報を記憶して、前記サーバに発信側情報を提供する発信側情報記憶手段とを有するコールセンタシステムにおける制御方法において、
    前記サーバは、受信手段と、着信振り替え手段と、発信側情報検索手段と、生成手段と、を有し、
    前記受信手段が、第1発信側端末から第1通信確立リクエストを有する第1呼制御プロトコルを受信する受信ステップと、
    前記着信振り替え手段が、前記第1呼制御プロトコルに基づいて、第1着信側端末を決定する着信振り替えステップと、
    前記発信側情報検索手段が、前記第1呼制御プロトコルにおける第1発信側識別情報に基づいて、前記発信側情報記憶手段から第1発信側情報を検索する発信側情報検索ステッ
    プと、
    前記生成手段が、前記発信側情報検索手段により検索された前記第1発信側情報を、前記第1通信確立リクエストに記述して、第2通信確立リクエストを生成する生成ステップと、を有し、
    前記第1着信側端末に通信確立の制御を行うことと、前記第1着信側端末にて表示される前記第1発信側情報を、前記第2通信確立リクエストを有する第2呼制御プロトコルを用いて、前記第1着信側端末に送信することを特徴とするコールセンタシステムの制御方法。
  10. 前記着信振り替えステップにおいて、前記着信振り替え手段は、前記第1呼制御プロトコルにおける前記第1発信側識別情報に基づいて、第1着信側端末を決定することを特徴とする請求項9に記載のコールセンタシステムの制御方法。
  11. 前記第1発信側識別情報は、前記第1発信側端末における第1発信側番号であることを特徴とする請求項9に記載のコールセンタシステムの制御方法。
  12. 前記第1発信側識別情報は、前記第1発信側端末における第1発信側URIであることを特徴とする請求項9に記載のコールセンタシステムの制御方法。
  13. 前記着信振り替えステップにおいて、前記着信振り替え手段は、前記第1呼制御プロトコルにおける1着信側識別情報に基づいて、第1着信側端末を決定することを特徴とする請求項9に記載のコールセンタシステムの制御方法。
  14. 前記第1着信側識別情報は、前記第1着信側端末における第1着信側番号であることを特徴とする請求項13に記載のコールセンタシステムの制御方法。
  15. 前記第1着信側識別情報は、前記第1着信側端末における第1着信側URIであることを特徴とする請求項13に記載のコールセンタシステムの制御方法。
  16. 前記コールセンタシステムは、前記第1着信側端末を有し、
    前記第1着信側端末は、表示部を有し、
    前記表示部が、前記第1発信側情報に基づいて、前記第1発信側情報を表示する表示ステップを有することを特徴とする請求項9に記載のコールセンタシステムの制御方法。
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