JP5299305B2 - 車両の衝突荷重伝達構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両側方からの衝突荷重を一方の座席のシートロッドを介して荷重伝達体で受け、その荷重伝達体から他方の座席のシートロッドを介して衝突部位と反対側の車両側壁に伝達する構成の車両の衝突荷重伝達構造に関する。
これに関する車両の衝突荷重伝達構造が特許文献1に記載されている。
前記車両の衝突荷重伝達構造では、図7(A)に示すように、運転席101と助手席102間のコンソールボックス(図示省略)の位置に荷重伝達体110が設置されている。
荷重伝達体110は、図7(B)等に示すように、車両フロアFに固定される台座部114と、その台座部114上に設置された荷重受け部115とから構成されている。荷重受け部115は、車両が側面から衝突されたときに、運転席101、助手席102のシートロッド101r,102rが当接する部分であり、箱状に形成されてその内部が車幅方向に延びる複数の縦壁115wによって仕切られて補強されている。
台座部114は、荷重受け部115を運転席101、助手席102のシートロッド101r,102rと等しい高さ位置で支持する部材であり、堅固な箱状に形成されている。そして、台座部114の四隅に形成された脚部がフロアFの中央突条部Faにボルト止めされている。
特開2009−126332号
上記した荷重伝達体110では、荷重受け部115が箱状に形成されてその内部が複数の縦壁115wによって仕切れており、さらに台座部114も堅固な箱状に形成されている。即ち、荷重伝達体110の荷重受け部115と台座部114とが共に高い強度で形成されている。このため、例えば、図7(C)に示すように、荷重伝達体110の荷重受け部115が助手席102のシートロッド102rから衝突荷重Sを受けたときに、荷重伝達体110が変形せずにフロアF側が変形して、その荷重伝達体110が運転席101側に倒れ込むことがある。これにより、荷重伝達体110の荷重受け部115が水平状態から下方に傾き、その荷重伝達体110と運転席101のシートロッド101r間において衝突荷重の伝達効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両に対する側方からの衝突時において、一方の座席のシートロッドから他方の座席のシートロッドへの荷重伝達効率が低下しないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、車両の左右の座席に車幅方向に延びるように設けられたシートロッドと、車両フロアに設けられ、前記左右の座席のシートロッド間に配置される荷重伝達体とを備え、車両側方からの衝突荷重を一方の座席のシートロッドを介して前記荷重伝達体で受け、その荷重伝達体から他方の座席のシートロッドを介して衝突部位と反対側の車両側壁に伝達する構成の車両の衝突荷重伝達構造であって、前記荷重伝達体は、前記車両フロアに固定される台座部と、その台座部上に設置されて、前記シートロッドが当接可能に構成された荷重受け部とを備え、前記荷重受け部は、車幅方向に延びる角筒状に形成されて、その内部が車幅方向に延びる縦仕切り板部と横仕切り板部とに仕切られ、その縦仕切り板部と横仕切り板部との交差部で前記シートロッドからの荷重を受けられるように構成されており、前記台座部は、左右の縦壁部と、それらの縦壁部の上端間に渡された天井板部とから車両前後方向における前面側と後面側とが開放されたトンネル状に形成されており、前記左右の縦壁部には、前後端の位置に縦方向に延びるフランジ状の折り曲げ部と、車両前後方向における中央位置に縦方向に延びる突条部と、その突条部の位置に縦長の貫通穴が形成されており、前記台座部は、前記車幅方向の衝突荷重を受けることで、前記車両フロアよりも前記衝突荷重の方向に変形し易く構成されていることを特徴とする。
本発明によると、荷重伝達体の台座部は、車幅方向の衝突荷重に対して車両フロアよりも変形し易く構成されている。このため、車幅方向の衝突荷重が一方の座席のシートロッドを介して荷重伝達体の荷重受け部に加わった場合に、車両フロアがほとんど変形せずに、荷重伝達体の台座部が前記衝突荷重の方向に変形する。このように、車両フロアがほとんど変形しないため、荷重伝達体が倒れ込むことがなくなり、台座部上に設置されている荷重受け部も前記衝突荷重の方向に変位して他方の座席のシートロッドに衝突するようになる。即ち、従来のように、荷重受け部が下方に傾いた状態で他方の座席のシートロッドに衝突するようなことがない。このため、前記衝突荷重を一方の座席のシートロッドから他方の座席のシートロッドへ効率的に伝達できるようになる。
また、台座部は、車両前後方向における前面側と後面側とが開放されたトンネル状に形成されているため、車幅方向の衝突荷重を受けてその衝突荷重の方向に変形し易くなる。
請求項2の発明によると、台座部はプレス成形品であることを特徴とする。
このため、台座部の製作コストを低減させることができる。
本発明によると、車両に対する側方からの衝突時において、一方の座席のシートロッドから他方の座席のシートロッドへの荷重伝達効率が向上するようになる。
本発明の実施形態1に係る車両の衝突荷重伝達構造で使用される台座部と荷重受け部との組立側面図である。 前記車両の衝突荷重伝達構造で使用される台座部と荷重受け部との組立斜視図である。 前記車両の衝突荷重伝達構造で使用される台座部と荷重受け部との組立背面図(図1のIII-III矢視図)である。 前記車両の衝突荷重伝達構造で使用される荷重受け部の斜視図である。 前記車両の衝突荷重伝達構造で使用される台座部の斜視図である。 前記車両の衝突荷重伝達構造の働きを表す背面図である。 従来の車両の衝突荷重伝達構造を構成する台座部、荷重受け部を表す背面図(A図)、斜視図(B図)、及び前記衝突荷重伝達構造の動作を表す背面図である(C図)。
[実施形態1]
以下、図1から図6に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の衝突荷重伝達構造について説明する。
なお、図中の前後左右及び上下は車両の前後左右及び上下に対応している。
<車両の衝突荷重伝達構造の概要>
本実施形態に係る車両の衝突荷重伝達構造は、車両側方からの衝突荷重を一方の座席(例えば、図2の助手席2(二点鎖線参照))のシートロッド2rを介して荷重伝達体10で受け、その荷重伝達体10から他方の座席(運転席3)のシートロッド3rを介して衝突部位と反対側の車両側壁に伝達するための構造である。
運転席3のシートロッド3rは、運転席3のシートクッション(図示省略)の内部に収納されて、車幅方向に延びるように配置されている。同様に、助手席2のシートロッド2rは、助手席2のシートクッション(図示省略)の内部に収納されて、前記運転席3のシートロッド3rと同じ高さ位置で車幅方向に延びるように配置されている(図2、図3参照)。
荷重伝達体10は、図1に示すように、コンソールボックス5の品物収納部5sの下側で、図3に示すように、コンソールボックス5の装飾用外壁5kの内側に収納されている。そして、荷重伝達体10は、運転席3のシートロッド3rと助手席2のシートロッド2rとによって車幅方向両側から非接触状態で挟まれている。
なお、図2、図3では、シートロッド2r,3rと荷重伝達体10との関係を分かり易くするため、両者2r,3r,10の間隔を誇張して表している。
<荷重伝達体10について>
荷重伝達体10は、一方の座席(例えば、助手席2)のシートロッド2rから受けた衝突荷重を他方の座席(例えば、運転席3)のシートロッド3rに伝達するための部材である。荷重伝達体10は、図1等に示すように、車両フロアFの中央突条部Faに固定される台座部20と、その台座部20上に設置されて前記衝突荷重を受ける荷重受け部30とから構成されている。
なお、車両フロアFは、例えば、1.2mmの鋼板により形成されている。
<荷重伝達体10の台座部20について>
荷重伝達体10の台座部20は、後記する荷重受け部30を運転席3のシートロッド3r、及び助手席2のシートロッド2rと等しい高さで水平に保持するための台座である。台座部20は、図2、図5等に示すように、左右の縦壁部22と、両縦壁部22の上端間に水平に渡された天井板部25とからなり、車両前後方向における前面側と後面側とが開放されたトンネル状に形成されている。左右の縦壁部22の下端部には、ほぼ一定幅で車幅方向外側に折り曲げられたフランジ部22fが設けられている。左右のフランジ部22fは、車両フロアFの中央突条部Faに連結される部分であり、その中央突条部Faのボルト孔(図示省略)に重なる位置に固定用ボルトB1が通されるボルト孔22hが形成されている。また、台座部20の左右の縦壁部22には、ほぼ中央位置に強度調整用の縦長の貫通穴22wが形成されている。
台座部20の天井板部25は、平面角形のテーブル状に形成されており、前後左右の四隅に荷重受け部30(後記する)をボルト止めするためのボルト孔25hが形成されている。
台座部20は、例えば、鋼板(2.0mm)をプレス成形することにより製作される。ここで、台座部20は、上記したように、前面側と後面側とが開放されたトンネル状に形成されているため、車幅方向の衝突荷重に対して車両フロアF(鋼板1.2mm)よりも前記衝突荷重方向に変形し易くなる。さらに、台座部20は前面側と後面側とが開放されて壁板が存在しないため、軽量化が図られている。
<荷重伝達体10の荷重受け部30について>
荷重伝達体10の荷重受け部30は、車両が側方から衝突されたときに運転席3、及び助手席2のシートロッド3r,2rの端部がコンソールボックス5の装飾用外壁5k等を介して衝突する部分である。荷重受け部30は、図3に示すように、台座部20よりも幅広に形成されて、その左右両端が台座部20の左右両端よりも車幅方向に張り出している。このため、運転席3、及び助手席2のシートロッド3r,2rと荷重受け部30との間隔を極力小さくできるようになる。
荷重受け部30は、図4等に示すように、角筒状に形成された受け部本体32と、その受け部本体32の下端後部から一定幅で後方に張り出したフランジ部34と、受け部本体32の右端側と左端側とを覆う一対の側板部36(図2等参照)とから構成されている。
荷重受け部30の受け部本体32は、図4等に示すように、前板部33f、上板部33u、下板部33d及び後板部33bとにより車幅方向に延びる角筒状に形成されており、その内部が横仕切り板部32mによって上下に仕切られている。また、横仕切り板部32mによって仕切られた受け部本体32の上部空間が、車幅方向に延びる二枚の縦仕切り板部32wによって等間隔に仕切られている。そして、図1に示すように、受け部本体32の横仕切り板部32mと前側の縦仕切り板部32wとの交差部でシートロッド3r,2rからの荷重が受けられるようになる。
即ち、縦仕切り板部32w、横仕切り板部32mによって、車幅方向の衝突荷重Sに対する荷重受け部30の必要強度が確保されている。
受け部本体32の下板部33dは、図1、図2に示すように、略中央よりも後側が台座部20の天井板部25に載置されるように平板状に形成されており、その平板状に形成された下板部33dの延長線上の位置に荷重受け部30のフランジ部34が設けられている。なお、下板部33dの略中央よりも前側は、前方が高くなるように傾斜している。
受け部本体32の下板部33dとフランジ部34とには、台座部20の天井板部25のボルト孔25hと重なる位置に、固定用ボルトB3(図1参照)が通されるボルト孔32h,34h(図2、図4参照)が形成されている。
また、受け部本体32の上板部33uの後部左右には、図1、図4等に示すように、その受け部本体32をコンソールボックス5の品物収納部5sにボルト止めするためのボルト孔32xが形成されている。
荷重受け部30の受け部本体32及びフランジ部34は、約2mmのアルミ板により構成されている。
また、受け部本体32の左端部と右端部とを覆う一対の側板部36は、図2等に示すように、前後に長い長方形状に形成されており、シートロッド3r,2rが当接可能な範囲を十分に覆えるサイズに設定されている。
<荷重伝達体10の組立て方法について>
先ず、図2に示すように、車両フロアFの中央突条部Faのボルト孔(図示省略)に台座部20のフランジ部22fのボルト孔22hが合わせられ、台座部20が車両フロアに固定用ボルトB1(図1参照)で固定される。この状態で、台座部20の天井板部25は水平に保持される。
次に、台座部20の天井板部25に形成されたボルト孔25hに荷重受け部30の受け部本体32とフランジ部34のボルト孔32h,34hが合わせられ、荷重受け部30が固定用ボルトB3によって台座部20の天井板部25に固定される(図1,図2等参照)。
次に、図1に示すように、コンソールボックス5の品物収納部5sのボルト孔(図示省略)が荷重受け部30の上板部33uのボルト孔32xに合わせられ、品物収納部5sがボルトB4によって荷重受け部30の上板部33uに固定される。そして、最後に荷重伝達体10及び品物収納部5sがコンソールボックス5の装飾用外壁5kに覆われるようになる。
<本実施形態に係る車両の衝突荷重伝達構造の働きについて>
本実施形態に係る車両の衝突荷重伝達構造では、例えば、図7(A)、図6等に示すように、車両左方向から衝突荷重Sを受けると、その衝突荷重Sにより左側センターピラー(図示省略)が車室内に押し込まれて助手席2を運転席3側に押圧する。これにより、前記衝突荷重Sが助手席2のシートロッド2rを介して荷重伝達体10の荷重受け部30に伝達される。
荷重受け部30が助手席2のシートロッド2rから衝突荷重Sを受けると、荷重受け部30を支えている台座部20も荷重受け部30を介して衝突荷重Sを受けるようになる。前述のように、台座部20は、前面側と後面側とが開放されたトンネル状に形成されて、衝突荷重Sに対して車両フロアFよりも変形し易く構成されている。このため、図6に示すように、台座部20が衝突荷重Sを受けると、車両フロアFがほとんど変形しない状態で、台座部20のみが衝突荷重Sの方向に変形し、その台座部20に支えられている荷重受け部30が衝突荷重Sの方向に移動するようになる。即ち、荷重伝達体10が倒れ込むようなことがなく、荷重受け部30は衝突荷重Sの方向に移動しながら運転席3のシートロッド3rに衝突するようになる。これにより、衝突荷重Sが助手席2のシートロッド2rから荷重伝達体10を介して効率的に運転席3のシートロッド3rに伝達され、右側センターピラー(図示省略)に伝えられるようになる。
<本実施形態に係る車両の衝突荷重伝達構造の長所について>
本実施形態に係る車両の衝突荷重伝達構造によると、荷重伝達体10の台座部20は、車幅方向の衝突荷重Sに対して車両フロアFよりも衝突荷重Sの方向に変形し易く構成されている。このため、車幅方向の衝突荷重Sが助手席2のシートロッド2rを介して荷重伝達体10の荷重受け部30に加わった場合に、車両フロアFがほとんど変形せずに、荷重伝達体10の台座部20が衝突荷重Sの方向に変形する。このように、車両フロアFがほとんど変形しないため、荷重伝達体10が倒れ込むことがなくなり、台座部20上に設置されている荷重受け部30も衝突荷重Sの方向に変位して運転席3のシートロッド3rに衝突するようになる。即ち、従来のように、荷重受け部30が下方に傾いた状態で運転席3のシートロッド3rに衝突するようなことがない。このため、前記衝突荷重Sを助手席2のシートロッド2rから運転席3のシートロッド3rへ効率的に伝達できるようになる。
さらに、台座部20は、車両前後方向における前面側と後面側とが開放されたトンネル状に形成されているため、台座部20が車幅方向の衝突荷重Sを受けてその衝突荷重Sの方向に変形し易くなる。
また、台座部20はプレス成形品であるため、製作コストを低減させることができる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、鋼板をプレス成形することにより荷重伝達体10の台座部20を製作する例を示したが、例えば、樹脂やアルミ等により台座部20を製作することも可能である。
また、荷重伝達体10の荷重受け部30をアルミ板により形成する例を示したが、荷重受け部30を樹脂や鋼板等により形成することも可能である。
また、荷重伝達体10の荷重受け部30、台座部20の板厚寸法は、適宜変更可能である。
2r・・・シートロッド
2・・・・助手席
3r・・・シートロッド
3・・・・運転席
10・・・荷重伝達体
20・・・台座部
22・・・縦壁部
25・・・天井板部
30・・・荷重受け部
F・・・・車両フロア
Fa・・・中央突条部
S・・・・衝突荷重

Claims (2)

  1. 車両の左右の座席に車幅方向に延びるように設けられたシートロッドと、車両フロアに設けられ、前記左右の座席のシートロッド間に配置される荷重伝達体とを備え、車両側方からの衝突荷重を一方の座席のシートロッドを介して前記荷重伝達体で受け、その荷重伝達体から他方の座席のシートロッドを介して衝突部位と反対側の車両側壁に伝達する構成の車両の衝突荷重伝達構造であって、
    前記荷重伝達体は、前記車両フロアに固定される台座部と、その台座部上に設置されて、前記シートロッドが当接可能に構成された荷重受け部とを備え、
    前記荷重受け部は、車幅方向に延びる角筒状に形成されて、その内部が車幅方向に延びる縦仕切り板部と横仕切り板部とに仕切られ、その縦仕切り板部と横仕切り板部との交差部で前記シートロッドからの荷重を受けられるように構成されており、
    前記台座部は、左右の縦壁部と、それらの縦壁部の上端間に渡された天井板部とから車両前後方向における前面側と後面側とが開放されたトンネル状に形成されており、
    前記左右の縦壁部には、前後端の位置に縦方向に延びるフランジ状の折り曲げ部と、車両前後方向における中央位置に縦方向に延びる突条部と、その突条部の位置に縦長の貫通穴が形成されており、
    前記台座部は、前記車幅方向の衝突荷重を受けることで、前記車両フロアよりも前記衝突荷重の方向に変形し易く構成されていることを特徴とする車両の衝突荷重伝達構造。
  2. 請求項1に記載された車両の衝突荷重伝達構造であって、
    前記台座部は、プレス成形品であることを特徴とする車両の衝突荷重伝達構造。
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