JP5299282B2 - 画像補正装置 - Google Patents
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Description
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「画像補正装置(特許請求の範囲に記載の「画像補正装置」に対応する。)」とは、外部装置などからネットワークを介して動画や静止画などの入力画像を受け付け、受け付けた入力画像から算出した入力画像を高品質に補正する補正量に基づいて、入力画像を補正する装置のことである。なお、入力画像を受け付ける手法としては、ネットワークを介してだけでなはなく、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体から受け付けることもできる。
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る画像補正装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る画像補正装置の概要と特徴を説明するための図である。
以上」、または、計数された画素の総数のうち「特徴値30以上」である画素の数が「1
50以上」である場合に、入力画像を明るくするように、補正カーブDBに記憶される図
1の(a)の補正カーブを用いて補正量を決定し、決定した補正量を用いて入力画像を補
正して出力する。
次に、図2を用いて、図1に示した画像補正装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る画像補正装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、この画像補正装置10は、入力制御I/F部11と、記憶部12と、制御部20とから構成される。
次に、図4を用いて、画像補正装置による処理を説明する。図4は、実施例1に係る画像補正装置における画像補正処理の流れを示すフローチャートである。
このように、実施例1によれば、入力画像における各画素の画素値から当該入力画像の平均明度を算出し、算出した平均明度が第一の閾値以上であるか否かを判定し、平均明度が第一の閾値以上である明るい画像と判定された入力画像に対して、当該入力画像内における第二の閾値以下である画素の数を計数し、計数された各画素の画素値から平均明度を算出し、算出された平均明度が第三の閾値以上か否か、または、計数された画素の総数のうち第三の閾値以上である画素の数が第四の閾値以上であるか否かに基づいて、補正量を決定し、決定した補正量を用いて入力画像を補正するので、黒浮きや黒つぶれを抑止し、高画質な画像に補正することが可能である。
まず、図5を用いて、実施例2に係る画像補正装置の構成を説明する。図5は、実施例2に係る画像補正装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、この画像補正装置10は、入力制御I/F部11と、記憶部12と、制御部20とから構成される。このうち、入力制御I/F部11と、記憶部12と、制御部20の明るさ検出部21と明るい画像判定部22と暗い画素計数部23と画像補正部25とは、実施例1で説明した図2と同様の機能を有するので、その詳細な説明は省略し、ここでは、実施例1とは異なる機能を有する領域検出部30と、平均明度算出部40とについて説明する。
次に、図7を用いて、画像補正装置による処理を説明する。図7は、実施例2に係る画像補正装置における画像補正処理の流れを示すフローチャートである。
このように、実施例2によれば、平均明度が第一の閾値以上である明るい画像と判定された入力画像に対して、入力画像の各画素を参照して、第二の閾値以下である画素が連続する領域を算出し、算出された領域内の各画素の画素値から領域の平均明度を算出し、算出された領域の平均明度が第三の閾値以上であるか否かに基づいて、補正量を決定して、決定した補正量を用いて入力画像を補正するので、入力画像全体における暗い画素からではなく、入力画像における暗い部分(領域)に着目して補正量を決定することができる結果、入力画像全体における暗い画素から補正量を決定するのに比べて、黒浮きや黒つぶれをより抑止し、より高画質な画像に補正することが可能である。
実施例3では、図8を用いて、画像補正装置による処理を説明する。図8は、実施例3に係る画像補正装置における画像補正処理の流れを示すフローチャートである。
このように、実施例3によれば、算出された領域のサイズが閾値以上である場合に、算出された領域の平均明度が他の閾値以上であるか否かに基づいて、補正量を決定して、決定した補正量を用いて入力画像を補正するので、人の目に注目されないノイズレベルである小さな(狭い)暗い部分(領域)以外の人の目に注目される大きな(広い)暗い部分(領域)のみを重点的に補正することが可能である。
このように、実施例4によれば、算出された平均明度に対応付けて、補正量を決定する複数の補正カーブを補正カーブDBに記憶し、算出された平均明度に対応する補正カーブを補正カーブDBから取得し、取得した補正カーブに基づいて入力画像を補正するので、明るい画像における暗い画素(部分)の平均明度に応じた適切な補正量を決定して、入力画像を補正することが可能である。
例えば、実施例1〜4では、予め記憶する補正カーブを用いて入力画像を補正する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、受け付けた入力画像ごとに、実施例4で説明した補正カーブ算出手法を用いて補正カーブを算出し、算出した補正カーブを用いて入力画像を補正することもできる。このようにすることで、入力画像ごとに補正量を決定することができる結果、黒浮きや黒つぶれをより強固に抑止し、より高画質な画像に補正することが可能である。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、入力画像の受付処理など)の全部または一部を手動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3、図6、図9〜図12など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムを他の実施例として説明する。
11 入力制御I/F部
12 記憶部
13 暗い画素DB
14 補正カーブDB
20 制御部
21 明るさ検出部
22 明るい画像判定部
23 暗い画素計数部
24 平均明度算出部
25 画像補正部
30 領域検出部
40 平均明度算出部
100 コンピュータシステム
101 RAM
102 HDD
102a 補正カーブテーブル
103 ROM
103a 明度判定プログラム
103b 計数プログラム
103c 平均明度算出プログラム
103d 画像補正プログラム
104 CPU
104a 明度判定プロセス
104b 計数プロセス
104c 平均明度算出プロセス
104d 画像補正プロセス
Claims (4)
- 入力された入力画像から算出した入力画像を高品質に補正する補正量に基づいて、前記入力画像を補正する画像補正装置であって、
前記入力画像における各画素の画素値から当該入力画像の平均的な明るさの特徴値を算出し、算出した特徴値が第一の閾値以上であるか否かを判定する明度判定手段と、
前記明度判定手段により特徴値が第一の閾値以上である明るい画像と判定された入力画像に対して、当該入力画像内において前記第一の閾値よりも小さい第二の閾値以下である各画素の画素値から平均的な明るさの特徴値を算出する平均明度算出手段と、
前記平均明度算出手段により算出された特徴値が前記第二の閾値よりも小さい第三の閾値以上、または、前記第二の閾値以下である画素のうち前記第三の閾値以上である画素の数が所定数以上である場合に、前記入力画像を明るくするように補正量を決定し、前記平均明度算出手段により算出された特徴値が前記第三の閾値未満、または、前記第二の閾値以下である画素のうち前記第三の閾値以上である画素の数が前記所定数未満である場合に、前記入力画像を暗くするように補正量を決定し、決定した補正量を用いて入力画像を補正する画像補正手段と、
を備えたことを特徴とする画像補正装置。 - 前記平均明度算出手段により算出された特徴値に対応付けて、前記補正量を決定する複数の補正カーブを記憶する補正カーブ記憶手段をさらに備え、
前記画像補正手段は、前記平均明度算出手段により算出された特徴値に対応する補正カーブを前記補正カーブ記憶手段から取得し、取得した補正カーブに基づいて入力画像を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像補正装置。 - 前記明度判定手段により特徴値が前記第一の閾値以上である明るい画像と判定された入力画像に対して、前記入力画像の各画素を参照して、前記第二の閾値以下である画素が連続する領域を算出する領域算出手段をさらに備え、
前記平均明度算出手段は、前記領域算出手段により算出された領域内の各画素の画素値から領域の平均的な明るさの特徴値を算出し、
前記画像補正手段は、前記平均明度算出手段により算出された領域の特徴値が前記第三の閾値以上であるか否かに基づいて、前記補正量を決定して、決定した補正量を用いて入力画像を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像補正装置。 - 前記画像補正手段は、前記領域算出手段により算出された領域のサイズが所定サイズ以上である場合に、前記平均明度算出手段により算出された領域の特徴値が前記第三の閾値以上であるか否かに基づいて、前記補正量を決定して、決定した補正量を用いて入力画像を補正することを特徴とする請求項3に記載の画像補正装置。
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